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なんとなく感じる「原則論に弱い日本」

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S.Odawara

未読、
2003/11/10 21:57:302003/11/10
To:
日米貿易不均衡、米中貿易不均衡。ここらで囁かれていることを見てもなんと日本は
原則論で押す力が弱いことか。

中国などは為替レートは変えないという。他人のことなど無視。アメリカでさえそれ
以上はものを言えない。自分が立てた原則をしくことに徹底する。日本はといえばア
メリカにいつ貿易不均衡を言われるかびくびくしている。自由貿易システムで、買う
から売る売るから買うわけで自由経済システムの大原則。この大原則を叫ぶのになん
で後ろめたい気分になるのだろうか?

日本はやさしい国民性があだになっているのであろう。日本は常平生自己への甘い対
応をを相手に求めるという甘さがある。自分も甘く対応することを前提にする。この
甘さがあるもんだから相手に向かって強く原則で押し捲るということもできないので
ある。この甘さは社会生活の中ではむしろ好感されるべき態度であるのに。

日本はこれから国際社会において常に損する立場にたたされるのではないか?アメリ
カなどはまんまとそれを利用しようとしている。どうにかしなければならない。

mindows

未読、
2003/11/11 3:30:092003/11/11
To:
"S.Odawara" <off...@whiteboard21.com> wrote in message
news:bopj8q$1g0re3$1...@ID-213405.news.uni-berlin.de...

>
> 中国などは為替レートは変えないという。他人のことなど無視。アメリカでさえそ
> れ以上はものを言えない。自分が立てた原則をしくことに徹底する。日本はといえ
> ばアメリカにいつ貿易不均衡を言われるかびくびくしている。

中国の為替レートについては、上げろ、という米国の圧力が強まっているとは思いま
すよね。中国としても悪いことばかりではないはずで、国富論上の色気もあることで
しょう。日本としては、中国が為替レートを変えないうちは、その間、便乗できる商
売が多いわけです。変える方針となれば、また別の面で、便乗可能な商売もあるでの
では? ただ、経済戦略と言うと、アメリカと言われるけれども、スイス銀行など欧
州のものや、また東南アジア市場を含めた戦略の中で分析する必要があるでしょう。

日本政府は、農産物輸入問題の他、鉄鋼のセーフガード問題では強気です。後者につ
いては報復措置も辞さない構えだそうで、米国と厳しく対立しています。その他、今
回の選挙前後の経過と背景に、米国を過敏にする材料が蓄積しつつあるせいか、本日
の株価は大幅に下落。

ところで、日本の経済政策は、次のサイトの提言を受け、緩やかに動き出している、
という印象です。これなら論理的に明快でしょう。この中で、円高阻止のための介入
論に、強気の姿勢を観察できます。内容として、

金融政策/ マネタリー・ベースの適切な形での供給増加、インフレ目標の設定
為替レート/ 円安放置または円高阻止のための介入
不良債権処理/ 一時国有化による不良債権切り離し、正常債権・要注意先の売却ま
たは再民営化
財政政策/ 増税、資産課税、構造改革に根ざした適切な財政支出と金融政策の協調
雇用創出策/ 地域特性を活かした持続可能なプロジェクトの支援
社会保障・年金/ 各種年金の併用、基礎年金の財源は消費目的税
医療・介護保険/ 医療保険改革と医療サービス産業の発展を促す供給面の改革
 
伊藤隆敏-政策提言/
経済学者緊急提言、「日本経済再生のために非伝統的な財政・金融政策を」
http://www.tito.rcast.u-tokyo.ac.jp/Pro0318.pdf


> 日本はこれから国際社会において常に損する立場にたたされるのではないか?アメ
> リカなどはまんまとそれを利用しようとしている。どうにかしなければならない。

「アメリカなど」なんですかね。明快でありませんが、言いずらいこともあるので
しょう。黒字減らしのための御奉公です。ただし、米国は安保上、日本の経済的弱
体化を望んでいない、という説が専らです。

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