プラネテス Phase 5『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
について雑感など。
■休暇は月へ
休暇を月で過ごすため月へ向かう旅客船の客となったタナベ、ハチマキとフ
ィー。月の観光地巡りを楽しみにしていたタナベは、財布を持っていないことに
気づく。この宇宙船には、寝ている娘、シアを道連れに死のうと相談している破
綻した小工場経営の夫婦も乗り込んでいた。船室に置き忘れていたと思われてい
た財布はそこにも無く、手分けして探すうちハチマキは女性が男性に襲われてい
る現場に出くわし、男性をノックアウト。しかしそれは実は映画の撮影なのだっ
た。
# 休暇となったデブリ課。実働部隊全員が同時に休んで、大丈夫なんでしょう
# か?
# 旅客宇宙船のラウンジは無重力。無重力の状態だとスカートは履けないなと、
# リュシーを見て思ったのですが。^^;;;; 浮いているシーンだと、下から見上
# げたら…。
# 今週もタナベの服は涼しげです。
# 後に判明するスリにぶつかられたタナベ。問題のシーンはカウンターの影で見
# えませんが、ポケットに財布持った手を突っ込んでますな。
# 宇宙ステーションから月までは、どうやら4日かかるらしい。そんなものなの
# かな。
# 宇宙資源などというものの出現により、不足したもの。良く聞き取れなかった
# のですが、軽油かなぁ。これで工場が倒産と。ディーゼル規制で廃業する運送
# 屋みたいなものでしょうか。新しい時代の犠牲者という奴ですね。
# 男優をノックアウトして、女優の方を向いて良い格好しいのハチマキでした。
# 映画撮影の男優。耳がエルフ耳なんですが…。本物?
■ゲリラ撮影
ラウンジに財布が届けられていないか探しに来たタナベとフィー。タナベは望
遠鏡が有料であると気づかず騒いでいたシアと夫婦と知り合う。男優をノックア
ウトしてしまったハチマキは、映画監督に男優の代役を頼まれてしまう。嫌々な
がらも監督に乗せられて女性を襲う演技をしていた時、タナベ達がその現場に現
れて、タナベはハチマキを殴りつける。映画撮影の代役だと知り恥じるタナベだ
が、フィーは冷静に撮影許可を撮ったのかと問い、無いと判ると警備員を呼び寄
せるのだった。撮影機材を全て没収されてしまった撮影クルー。しかし、監督は
超小型ムービーを取り出し、全く懲りている様子は無し。
# 宇宙船の中でゲリラ撮影をしている撮影クルー。フィーが許可が出る訳無いと
# 言っていたところを見ると、AVの撮影か何かだったんでしょうか。^^;;;;
# 撮影許可の話に気づいたのはフィーだけ。ハチマキに到っては、男優として協
# 力してしまうし、自分の仕事の世界の外は理解の外なんでしょうね。
■マイ宇宙船仲間
二日目。シアが出て行ってしまい探していた夫婦。妻は、これはシアを連れて
行くなということなのではと言い出すが、一人残しても可哀想だと思い直す。夫
婦と出会い、事情を聞いたタナベは、シアを探すことに。隠れん坊に最適な救命
ボールの中で遊んでいたシアを発見。これをシアの宇宙船だと言い、カロリーヌ
と命名したシアに、真面目にこれは救命ボールだというハチマキ。ハチマキに宇
宙船を持っているのと聞き、彼がお金が無いから持っていないとタナベから聞か
されたシアは、家も貧乏でお金を取り立てられているという話を聞かされるのだ
が。
# 流石旅客船の喫煙室は立派です。でもフィーしかいないということは、喫煙率
# はかなり低そう。
# 廊下で夫の方とぶつかったスリ。今回は、財布を懐にしまうところが描かれて
# います。
# 子供の言う事に、子供の様に救命ボールだと反論するハチマキ。…ガキです。
# 救命ボートならぬ救命ボールがあるんですね。しかし、こんなモノで宇宙を漂
# いたくないです。
■無理心中未遂
シアに薬を飲ませて三人で自殺しようとする夫婦。嫌がるシアだが、母が泣き
出すと悟ったかのように薬を飲むという。しかし、いざポケットから父が薬を出
そうとすると、ケースが無くなっていた。その頃、ラウンジでタナベと、通路で
この夫婦とぶつかっていた男は、トイレの中で戦利品を見ていたが、ケースの中
身が薬だと知りそれを捨ててしまうのだった。
# シアに薬を飲ませようとするシーン。嫌すぎ。
# スリがいたのはトイレ。吸引式かな?
■人質になったシア
交代の時間でブリッジから出て来たチェンシンをお茶に誘おうとするリュシー。
そこに、先程映画撮影クルーから没収したカメラの記録映像に、タナベから財布
を抜き取るスリの現場があったとの知らせがあり、チェンシンは警備に連絡して
男を捕らえようとするが失敗。その頃、ラウンジに薬のケースを探しに来た夫婦
に連れられたシアは、ハチマキと再会。シアが何時でも宇宙に行けるから、宇宙
船が欲しいのだと聞き、二人は意気投合。
ラウンジに逃げ込んだ犯人は、シアを人質に取る。この非常事態さえも映画撮
影に利用しようとして女優とシアの人質交換を申し出る監督とタナベは大げんか。
その隙にハチマキに通信機を渡し、チェンシンはラウンジを出る。リュシーに、
ラウンジの外の客に対ロールGに備える様言い残して。
# チェンシンを「自分の部屋で」お茶に誘おうとするリュシー。露骨すぎです。
# ラウンジでソフトクリームを買って貰って食べていたシア。無重力空間で地上
# と同じようなアイスで大丈夫なんだろうか。
# 非常事態になっても、映画を撮り続けようとする監督、ナイスです。
■過去の神童も今では…
ラウンジの気圧を下げ、犯人を気絶させようかと検討していた機長達に、機体
を回転させ、重力を発生させることを提案するチェンシン。
客が出て行き、残ったのはタナベ達と撮影クルー、そしてシアの両親。シアが
良い子だと説得する両親に、自分も手先が器用で将来はピアニストだと言われて
いたが今ではスリだと言う。シアもどんな夢を持っていても下らない未来が待っ
ているだけ。そういうスリに、シアの未来はシアのものと言う両親は、自分達が
シアに何をしようとしたのかを気づく。
その頃チェンシンは、自分の計画をハチマキに伝える。チェンシンのカウント
ダウンを聞きながら、宇宙船が回転を始めて一時的に重力が発生した瞬間、犯人
を取り押さえたハチマキ。そしてシアもフィーが無事にキャッチ。事件は解決す
る。そしてシアの両親は、三人でどこかでやり直そうと誓うのだった。
# 両親の説得に、スリが少し心動かされている表情が出ています。
# ちゃっかり、この事件の顛末をニュース番組に売ることを考えている監督。ち
# ゃっかりしてます。ところで、男優さんはまた気絶してますな。^^;;
# 初めて旅客船に乗船した時は緊張しまくっていたチェンシンが、今回は実に落
# ち着き払っていたばかりか、スリ出現に対処して活躍していたのが、微妙に違
# 和感があるような無いような。これが本来の彼の能力なんでしょうけど。
# 子供を連れ無理心中を図ろうとした両親が、子供を誰かにより命の危険に晒さ
# れ自分達の過ちに気づく。定番と言えば定番の話なんですが、良かったです。
# 本作、SF作品と言いつつ、この手のベタベタなドラマを見せてくれる辺りが
# 割と好きだったりします。逆に、宇宙空間でやる必要は無いと言われればそれ
# までな気もしますが。^^;;;;
# シアの声はかないみかさんでした。
# ところで、財布は結局出て来たんだろうか?
■次回は…。
「月のムササビ」
では、また。
--
Keita Ishizaki mailto:kei...@fa2.so-net.ne.jp
Keita Ishizaki wrote:
>
> 石崎です。
>
> プラネテス Phase 5『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
> について雑感など。
#この前に観た、「眼鏡を外した方が可愛い」などとほざいていた某セーラー戦士に
#丸一日ぐらい説教したい気分でいっぱいでした(^_^;
> # 休暇となったデブリ課。実働部隊全員が同時に休んで、大丈夫なんでしょう
> # か?
しかも、片道最低三日以上掛かっている月旅行なんて行ってますから、
一週間以上の休暇ということになりますね。普段から実はそんなに出動が
無いのか、たまたま営業宙域に長期間デブリが来ない時期だったのか。
#何にしてもうらやましい…(;_;)
> # 宇宙ステーションから月までは、どうやら4日かかるらしい。そんなものなの
> # かな。
三人しか乗れないアポロでも、片道約三日の筈。70年後とはいえ、あれだけ
でかそうな宇宙船を4日で運航出来るのはかなり凄いような。
て言うか、あの携帯電話みたいなデザインはちょっと笑ってしまいました。
あんなでかい可動部を作るぐらいだから、よほど余裕がある設計なんでしょう
ね。
#オペレータが「トランスフォーメーション!」とか叫んでそう(^_^;
> # 宇宙資源などというものの出現により、不足したもの。良く聞き取れなかった
> # のですが、軽油かなぁ。これで工場が倒産と。ディーゼル規制で廃業する運送
> # 屋みたいなものでしょうか。新しい時代の犠牲者という奴ですね。
機械を動かす軽油が手に入らない、って言ってますね。しかし、「宇宙資源」って
いかにもアヤシイ響きなんですが、何なんでしょう(^_^;
> # 男優をノックアウトして、女優の方を向いて良い格好しいのハチマキでした。
でも大ボケです(^_^;
この女優役が、あの解説のお姉さんですね。声優初挑戦という割には
意外と違和感が無かったです。
> # 映画撮影の男優。耳がエルフ耳なんですが…。本物?
狼男ものみたいでしたから、多分特殊メイクなんでしょうけど、
ああいう形に整形するのが流行ってるという可能性も。
> # 宇宙船の中でゲリラ撮影をしている撮影クルー。フィーが許可が出る訳無いと
> # 言っていたところを見ると、AVの撮影か何かだったんでしょうか。^^;;;;
あの口調からすると、そんなところでしょうね。
> # 撮影許可の話に気づいたのはフィーだけ。ハチマキに到っては、男優として協
> # 力してしまうし、自分の仕事の世界の外は理解の外なんでしょうね。
ハチマキも、せいぜい三年目か四年目ですしね。若い、若い(しみじみ…)
> # 廊下で夫の方とぶつかったスリ。今回は、財布を懐にしまうところが描かれて
> # います。
逃げ場の無い宇宙船でスリというのも、かなりリスクが高いですね。
被害者が、すられた直後に気付いたら面が割れてしまいますし。
> # 子供の言う事に、子供の様に救命ボールだと反論するハチマキ。…ガキです。
若い、若い(しみじみ…)(^_^;
> # 救命ボートならぬ救命ボールがあるんですね。しかし、こんなモノで宇宙を漂
> # いたくないです。
狭いのはまぁ仕方ないとしても、放射線対策とか、変な軌道に乗ってあさっての
方向に飛んで行ったりとか、その辺大丈夫なんでしょうか(^_^;
> # シアに薬を飲ませようとするシーン。嫌すぎ。
同感です。飲み物に混ぜて、とかいうのにしなかったのは、この嫌な
感じにするためにわざと、でしょうか。
> # スリがいたのはトイレ。吸引式かな?
トイレにあんな物を流してはいけません。
> # チェンシンを「自分の部屋で」お茶に誘おうとするリュシー。露骨すぎです。
積極的ですなぁ(^_^;
> # ラウンジでソフトクリームを買って貰って食べていたシア。無重力空間で地上
> # と同じようなアイスで大丈夫なんだろうか。
アイスがコーンから外れても、地上みたいな悲しい思いをしなくていいから
かも(^_^;
> # 非常事態になっても、映画を撮り続けようとする監督、ナイスです。
予定外の事態が起きたら、より生き生きと撮り続けるのが基本です(^_^;
> # 両親の説得に、スリが少し心動かされている表情が出ています。
ここの両親の台詞、何か少しずれてるような感じがしたので、はじめは
ギャグか、あるいは暗黙の了解の内にスリの気を引きつける作戦なのか、
とか思ってました(^_^;
> # ちゃっかり、この事件の顛末をニュース番組に売ることを考えている監督。ち
> # ゃっかりしてます。ところで、男優さんはまた気絶してますな。^^;;
でも、このニュースのせいで借金取りが追いかけてきたらまずいのでは(^_^;
> # 初めて旅客船に乗船した時は緊張しまくっていたチェンシンが、今回は実に落
> # ち着き払っていたばかりか、スリ出現に対処して活躍していたのが、微妙に違
> # 和感があるような無いような。これが本来の彼の能力なんでしょうけど。
そうでしょうね。
ただ、肝心の人質が宙に浮いている状態で、あの作戦を行なうのはリスクが
高いような。今回は結果オーライでしたけど、下手したらシアが壁に叩き
つけられたりする可能性もあったわけですし。ハチマキ達をそれだけ信頼して
いた、という事でしょうか。
また、船をロールさせても、宙に浮いている人には遠心力がかからないので、
床には落ちずに、まず、「横」から迫ってきた壁にぶつかるような気がします。
あの部屋が、船の中でどういう位置にあるのかがイマイチ判らないので、確かな
ことは言えないのですが。
> # 子供を連れ無理心中を図ろうとした両親が、子供を誰かにより命の危険に晒さ
> # れ自分達の過ちに気づく。定番と言えば定番の話なんですが、良かったです。
> # 本作、SF作品と言いつつ、この手のベタベタなドラマを見せてくれる辺りが
> # 割と好きだったりします。逆に、宇宙空間でやる必要は無いと言われればそれ
> # までな気もしますが。^^;;;;
いや、むしろ、宇宙を舞台にしても、やってる事はあまり変わらないというのを
出したいというのが監督の狙いらしいので、こういう「宇宙でやる必要がない」
ような話こそが必要なのではないか、と思います。とりあえず、この手の定番の
話は、一通り(って言ってもどれだけやれば「一通り」になるのかは謎ですが)
やりそうな気がします。
ただ、今回は作画がちょっと疲れていた(^_^;)のが残念でした。
#アップはともかく、ロングの画がちょっと…。
> # シアの声はかないみかさんでした。
まだまだ幼い役が出来る人ですねぇ。
> # ところで、財布は結局出て来たんだろうか?
謎ですね(^_^;
> ■次回は…。
>
> 「月のムササビ」
これも意味不明です…。アニメのオリジナルっぽいですが、どんな話なんだろう。
タナベの住まい(しかもかなりボロ)に、和服の美女(見合い?)とは。
> では、また。
では。
--
宮越 和史@大阪在住
Miyakoshi Kazufumiさんの<3FA52641...@tim.hi-ho.ne.jp>から
>> # 映画撮影の男優。耳がエルフ耳なんですが…。本物?
>
>狼男ものみたいでしたから、多分特殊メイクなんでしょうけど、
>ああいう形に整形するのが流行ってるという可能性も。
でも、狼男の役は顔をCG処理するといっていましたが。それが本当なら耳だけ
実物をつける必要はないですね。
>> # 宇宙船の中でゲリラ撮影をしている撮影クルー。フィーが許可が出る訳無いと
>> # 言っていたところを見ると、AVの撮影か何かだったんでしょうか。^^;;;;
>
>あの口調からすると、そんなところでしょうね。
これもあわせて考えると狼男というのはハチマキに対して女性を襲う映画でも
不自然でない言い訳をしただけのようです。
>> # ラウンジでソフトクリームを買って貰って食べていたシア。無重力空間で地上
>> # と同じようなアイスで大丈夫なんだろうか。
>
>アイスがコーンから外れても、地上みたいな悲しい思いをしなくていいから
>かも(^_^;
でも、基本設定として、無重量に慣れていない地球人がくることや、乗客がた
べこぼしたかすがそのあたり中を漂って顔に飛んできたり機械を壊したりする
ことを考えれば、観光用旅客船を無重量にするのは間違いだと思うのですが。
>そうでしょうね。
>ただ、肝心の人質が宙に浮いている状態で、あの作戦を行なうのはリスクが
>高いような。今回は結果オーライでしたけど、下手したらシアが壁に叩き
>つけられたりする可能性もあったわけですし。ハチマキ達をそれだけ信頼して
>いた、という事でしょうか。
>
>また、船をロールさせても、宙に浮いている人には遠心力がかからないので、
>床には落ちずに、まず、「横」から迫ってきた壁にぶつかるような気がします。
>あの部屋が、船の中でどういう位置にあるのかがイマイチ判らないので、確かな
>ことは言えないのですが。
これは、どんな場合でもそう。回転軸に浮かんでいるのなら回りを部屋がまわ
るだけですし、それ以外の場所ならまず壁が向かってきます。浮かんでいるも
のが床に向かって飛ぶことはありえません。
床のフックに足をかけていたタナベや映画スタッフが将棋倒しになる部分は正
しい。
>いや、むしろ、宇宙を舞台にしても、やってる事はあまり変わらないというのを
>出したいというのが監督の狙いらしいので、こういう「宇宙でやる必要がない」
>ような話こそが必要なのではないか、と思います。
前々回の回転する衛星上を飛び回るシーンといい、なんか物理法則に対する理
解がおそまつな感じですね。監修しているはずのJAXAが手を抜いているのか?
こういうシーンで非科学的だと気になってしまいます。
音を出さない宇宙を見せているという誉め言葉を数箇所で見かけましたが、そ
れだけなら効果音をつけないだけでいいので、技術や物理法則への理解は不要
で、実はたいしたことではない。
--
Takashi YOSHIMI mailto:tak-y...@NOSWEN.rio.odn.ne.jp
REMOVE NOSWEN
Takashi YOSHIMI wrote:
> でも、狼男の役は顔をCG処理するといっていましたが。それが本当なら耳だけ
> 実物をつける必要はないですね。
あの気絶した男優の「顔だけ」をCG処理で貼り付けるとか…アイコラか(^_^;
> >> # 宇宙船の中でゲリラ撮影をしている撮影クルー。フィーが許可が出る訳無いと
> >> # 言っていたところを見ると、AVの撮影か何かだったんでしょうか。^^;;;;
> >
> >あの口調からすると、そんなところでしょうね。
>
> これもあわせて考えると狼男というのはハチマキに対して女性を襲う映画でも
> 不自然でない言い訳をしただけのようです。
そうかも。
> >> # ラウンジでソフトクリームを買って貰って食べていたシア。無重力空間で地上
> >> # と同じようなアイスで大丈夫なんだろうか。
> >
> >アイスがコーンから外れても、地上みたいな悲しい思いをしなくていいから
> >かも(^_^;
>
> でも、基本設定として、無重量に慣れていない地球人がくることや、乗客がた
> べこぼしたかすがそのあたり中を漂って顔に飛んできたり機械を壊したりする
> ことを考えれば、観光用旅客船を無重量にするのは間違いだと思うのですが。
この辺は、何せ宇宙空間が日常の生活と仕事の場となっている時代の話
ですので、何とも言えないところですね。無重量状態に対する一般人の経験も、
今とは比べ物にならないでしょうし(実際、あまり宇宙旅行に行っていないと
いうシアや両親は、無重量でも特に不便していないようでしたし)。
機械類に対する影響で言えば、ああいう場所ではきちんと対策がされている
でしょうね。さすがに「粉っぽい」食べ物は出さないかもしれませんが。
> >また、船をロールさせても、宙に浮いている人には遠心力がかからないので、
> >床には落ちずに、まず、「横」から迫ってきた壁にぶつかるような気がします。
> >あの部屋が、船の中でどういう位置にあるのかがイマイチ判らないので、確かな
> >ことは言えないのですが。
>
> これは、どんな場合でもそう。回転軸に浮かんでいるのなら回りを部屋がまわ
> るだけですし、それ以外の場所ならまず壁が向かってきます。浮かんでいるも
> のが床に向かって飛ぶことはありえません。
>
> 床のフックに足をかけていたタナベや映画スタッフが将棋倒しになる部分は正
> しい。
やっぱりそうですよね。
> >いや、むしろ、宇宙を舞台にしても、やってる事はあまり変わらないというのを
> >出したいというのが監督の狙いらしいので、こういう「宇宙でやる必要がない」
> >ような話こそが必要なのではないか、と思います。
>
> 前々回の回転する衛星上を飛び回るシーンといい、なんか物理法則に対する理
> 解がおそまつな感じですね。監修しているはずのJAXAが手を抜いているのか?
テロップでは、JAXAは「取材協力」となっていますので、監修はしていないの
ではないかと。想像ですが。
先日の特番で、キャラデザイン兼作画監督の千羽由利子さんのコメントでも、
宇宙空間の動きについては自分の想像でやっている、みたいな事を言って
ましたし、その方面の監修役はいないような気がします。
スタッフとしては、コンセプトデザイン・設定考証という役割の人がいますが、
この人がどういう方面の人かはよく知りません。
#この小倉信也という人、「ふたつのスピカ」にも同じ役割で参加してますね。
ちなみに、私が「監修」と言われてイメージするのは、設定や脚本や絵コンテや、
場合によっては出来た映像までをチェックし、誤りを指摘したり、アドバイスを
したりするような役割です。これも想像ですが、機関統合準備で忙しかったJAXA
(の統合前の各機関)に、それ程の余裕があったとはちょっと思えないです。
できたとしても、ごく基本的な設定部分に対してだけで、各話の個別のシーンに
までは無理ではないかと。
#TOY BOXのデザインを見せたら、JAXAの人が「これ、うちで作れます」と言った、
#とかいう噂レベルの話なら某所で見たことがありますが(^_^;
> こういうシーンで非科学的だと気になってしまいます。
この辺は、今のアニメ(特にTVシリーズ)の限界と思って、なるべく
気にしないようにしてます。今回は他にも、ロールする宇宙船の影が
宇宙船と一緒に回っている(つまり光源である太陽も一緒に回っている(^_^;)、
という致命的なミスがあったりしますし、きりが無いので。
#と言いつつ、ついついツッコミ入れてしまったりしますが(^_^;
> 音を出さない宇宙を見せているという誉め言葉を数箇所で見かけましたが、そ
私も似たような言葉を書いた気が…(^_^;
> れだけなら効果音をつけないだけでいいので、技術や物理法則への理解は不要
> で、実はたいしたことではない。
これについては、技術的・科学的な理解が要るから凄いとか、要らないから
凄くないとか、そういうのとは別次元の問題だと思っています。
そういう表現(宇宙で音がしない)ができる作品を作り、しかも(スポンサーが
無いNHKとはいえ)TVシリーズとして放映出来るようになった、という事自体が
嬉しく思えるんですね。個人的には。
アニメで宇宙を舞台にしている作品と言えば、今まではたいていがスペース・
オペラ的なもので、そういう作品ではたとえリアルでなくても、宇宙でも音が
ある方が迫力があるし、似合っていると思います。
で、「音が無い宇宙」が相応しい作品となると、本作のようなロボットも宇宙
戦艦も出ないような作品になり、作りたくても作れなかったのではないか、と。
そのような作品を選び、企画を通し、拘りを持って作るスタッフがいて、実際に
TVで観ることができる。すると、私なんかは「良い時代になったなぁ」とか思っ
てしまうんですね。
まぁ志が低いっちゃあ低いかもしれないんですけどね(^_^;
--
宮越 和史@大阪在住
Miyakoshi Kazufumiさんの<3FA656B0...@tim.hi-ho.ne.jp>から
>> 前々回の回転する衛星上を飛び回るシーンといい、なんか物理法則に対する理
>> 解がおそまつな感じですね。監修しているはずのJAXAが手を抜いているのか?
>
>テロップでは、JAXAは「取材協力」となっていますので、監修はしていないの
>ではないかと。想像ですが。
あ、そうでしたか。
>したりするような役割です。これも想像ですが、機関統合準備で忙しかったJAXA
>(の統合前の各機関)に、それ程の余裕があったとはちょっと思えないです。
>できたとしても、ごく基本的な設定部分に対してだけで、各話の個別のシーンに
>までは無理ではないかと。
いや、確かに統合に伴う雑用は全体的に増えているはずですが、まったく業務
が停滞するほどではないはずです。もちろん、一部は一時的に非常に効率が悪
くなったりしますが(実体験に基づく)。少なくとも広報部分はかなり強化さ
れている部署であるはずですので、何もできないとは思えないです。
おそらく、基本設定やオープニングの作成で協力してもらったりして各話の内
容のような細かい点までは相談もしていないのでしょう。
#そういやオープニングアニメには神舟は登場しないのかな。
#中国輸出版にはあったりして。
でも、名前の出ている作品でこれだけ問題があることがJAXAに知れたら、「口
を出させろ」といいだすかも。ブランドの評判を落としちゃいますからね。
>この辺は、今のアニメ(特にTVシリーズ)の限界と思って、なるべく
>気にしないようにしてます。今回は他にも、ロールする宇宙船の影が
>宇宙船と一緒に回っている(つまり光源である太陽も一緒に回っている(^_^;)、
>という致命的なミスがあったりしますし、きりが無いので。
>#と言いつつ、ついついツッコミ入れてしまったりしますが(^_^;
>
>> 音を出さない宇宙を見せているという誉め言葉を数箇所で見かけましたが、そ
>
>私も似たような言葉を書いた気が…(^_^;
>
>> れだけなら効果音をつけないだけでいいので、技術や物理法則への理解は不要
>> で、実はたいしたことではない。
>
>これについては、技術的・科学的な理解が要るから凄いとか、要らないから
>凄くないとか、そういうのとは別次元の問題だと思っています。
>そういう表現(宇宙で音がしない)ができる作品を作り、しかも(スポンサーが
>無いNHKとはいえ)TVシリーズとして放映出来るようになった、という事自体が
>嬉しく思えるんですね。個人的には。
わたしもきらいではないので(きらいなら見ないし)、いろいろと文句をつけ
るのはそのあたりに期待しているせいです。
>アニメで宇宙を舞台にしている作品と言えば、今まではたいていがスペース・
>オペラ的なもので、そういう作品ではたとえリアルでなくても、宇宙でも音が
>ある方が迫力があるし、似合っていると思います。
>
>で、「音が無い宇宙」が相応しい作品となると、本作のようなロボットも宇宙
>戦艦も出ないような作品になり、作りたくても作れなかったのではないか、と。
>そのような作品を選び、企画を通し、拘りを持って作るスタッフがいて、実際に
>TVで観ることができる。すると、私なんかは「良い時代になったなぁ」とか思っ
>てしまうんですね。
この期のNHKは、プラテネス、ふたりのスピカ、無人惑星サヴァイブ(実はま
だ見ていない)と宇宙物が三本もあります。そのうちの少なくとも二本がJAXA
と関係しているとは。よっぽど「まんてん」で太いパイプでもできたのでしょ
うか。