小泉パフォ−マンスに誤魔化されるな
村上新八
は総選挙に備えて、２年半の失政から国民の目をそらし、ポピュラリズム的な人気取
りのために、前回の「田中真紀子」に代わる「顔見せパンダ」として、側近中の側
近、小姓役の官房副長官阿倍普三氏を幹事長に抜擢した。
阿倍氏は、大の北朝鮮嫌いで、これぞ北朝鮮への攻撃材料とばかり「拉致問題」
に食いつき、お涙頂戴的な関心の強いこの問題の性質もあって、最近知名度をあげて
いる人物である。拉致問題自体は一向に進展をみせていないにも拘らずである。
何か、人事の若返り、世代交代的な感じになる効果も狙ったのであろう。小泉氏
はこういう小細工をやるのが得意らしい。本人は、更迭要望の強い山崎拓氏を副総裁
に棚上げした人事とともに、絶妙の人事と悦に入っているのであろう。拉致問題以外
には今まで目立った動きもなく、若手議員の間に人気があったわけでもない。ただの
小泉市氏の小姓役
として仕えていた阿倍氏を幹事長に据えることは、清新の感じがするわけでもなく、
自民党内の反小泉派の反感を煽り、抵抗の壁を更に高くするだけではないか。
小泉氏は、田中真紀子の例でこりたはずの国民は、こんな見え透いたパフォ－マ
ンスに誤魔化されると思っているのであろうか。もし、国民がこのだまし餌に引っか
かるとすれば、もはややんぬるかな、である。
村上新八
mindows
方向であり、しかも、大新聞から支持されているわけです。
"村上新八" <shin...@beige.ocn.ne.jp> wrote in message
news:bklhlo$6d9$1...@nn-tk102.ocn.ad.jp...
>
> 阿倍氏は、大の北朝鮮嫌いで、これぞ北朝鮮への攻撃材料とばかり「拉致問
> 題」 に食いつき、お涙頂戴的な関心の強いこの問題の性質もあって、最近知名
>度をあげている人物である。拉致問題自体は一向に進展をみせていないにも拘
>らずである。
保坂議員盗聴事件追求の頃から知名度が高いでしょう。
その安倍幹事長は官邸から抜ける、と。一方、拉致議連会長の中川昭一氏、副会長
の小池百合子氏が入閣。中川氏は新しい歴史教科書派として知られ、小池氏はイス
ラム問題で米国寄りという印象があり、いずれもタカ派色が強いです。
しかしながら、拉致問題を含む外交については、軸となる視点が必要であり、今朝
の毎日新聞の第３頁に面白い解説があります。それによると、川口外相留任は、官
邸主導の強化が目的であり、対話による実務型の解決の続行を表に掲げているわけ
です。
また、同記事には、
‘「小泉－ブッシュ大統領」「福田-ベーカー駐日大使」「川口-パウエル国務長
官」と重層的なパイプが堅持され、同盟強化路線は一段と加速しそうだ。’
とあります。
> 何か、人事の若返り、世代交代的な感じになる効果も狙ったのであろう。小
>泉氏はこういう小細工をやるのが得意らしい。
大細工じゃないすか。
憲法改正への布石だ、くらいのことは指摘すべきでしょう。
> 自民党内の反小泉派の反感を煽り、抵抗の壁を更に高くするだけではないか。
抵抗のあるのは、竹中氏の続投についてです。しかしながら、マスコミに登場する
御意見番は、おおむね竹中氏を評価しています。自民党全体は、改革支持に傾いて
いる、とも報道されています。
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