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テロと北朝鮮を鼓舞するだけの中東の昏 迷

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村上新八

未読、
2003/09/14 19:37:422003/09/14
To:
イスラエルのシャロン首相が、アラファト議長の武力による追放を決定した。武
力行使の方法や時期は未定だが、この決定はパレスチナ住民の団結を促し、アッバス
首相以降影響力を薄めてきたアラファト議長の復活を促すという逆効果に展開してし
まった。EUやアメリカもこの決定にを批判している。
何時自爆テロに巻き込まれるか分からないという不安に脅える毎日をおくること
を余儀なくされているイスラエル住民はたまったものではない。イスラエルを捨てて
アメリカに移住しようとするイスラエル住民が増えているということも肯ける。イス
ラエルとパレスチナでは、確かに、武力では幕下と大関くらいの差はあるが、「ジハ
-ド意識」に燃えるパレスチナ人の自爆テロは防ぎようがないのだ。シャロンはイラ
クのフセイン政権が倒れて自爆テロの資金援助のル-トが絶たれると思ったかも知れ
ないが、そんなものではないようである。
その隣のイラクでは、ブッシュ大統領の「戦闘終結宣言」後4ヶ月になろうとして
いるのに、テロの攻撃は止まない。神経質になった米兵は、強盗団を追跡していた現
地警察のトラックを、テロの進撃と見誤ってこれを攻撃し、現地警察官十数名が死亡
するという事件まで起こっている。これは米兵を一概に非難することはできないイラ
ク昏迷の象徴的な事件である。これらの混乱はフセインの残党だけの仕業ではないの
ではないか。イラクに近隣からイスラム武装過激派が侵入して、イラクを新たな対米
ジハ-ドの場にしようとしているのではないか。
このような中東全般の混乱は、アメリカが思い描いた中東の民主化構想を打ち砕
くだけでなく、過激派テロと、そしてアメリカを敵視する北朝鮮の金正日を鼓舞する
だけである。
シャロンの暴走を抑え、一国行動主義を修正して国連中心のイラク統治に変える責
任はアメリカにあるのである。それはテロ勢力が勢い付かないうちに早急にやる必要
があるのである。
村上新八

村上新八

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