小泉政権発足後2年半、不良債権処理、郵政、道路公団の民営化、特殊法人改
革、規制緩和、地方自治の三位一体改革等などいろいろディスプレ-は派手だった
が、みんな空手形に終わっててしまっている。
このところ株価が若干持ち直し、大企業の業績も改善はしているが、そればアメ
リカの株価が回復していることとリストラの成果に過ぎない。小泉氏の言うように、
「ようやく改革の効果が現れてきた」結果とはだれも見てはいない。小泉氏は「今後
3年間は改革路線が変わることはない」と強気の発言をしていはいるが、それとは裏
腹に、総裁選の公約文書には数値を示すわけでもなく、相変わらず、改革路線らしい
言葉を羅列しただけ、これは小泉支持の擬態を示している党内の反小泉路線に配慮し
たからである。
小泉氏は、「総裁選で自分が示した公約が、当選後は自民党の公約になる」「それ
は小泉改革の賛否を問う『踏み絵』だ」と豪語していたから
余程明確な小泉節が示されるのかと思っていたが、とんでもない「玉虫色」の代物と
なった。これでは、小泉改革と反小泉勢力の攻めぎあいで一歩前進二歩後退を繰り返
してきた2年半の繰り返しが今後も展開されることになるだけである。
しかし、世論の小泉支持率は相変わらず高い。こんな見え見えのことが、国民に
は分からないのだろうか。
一年以内に行われる国政選挙で、国会議員として生き残るためだけに、小泉氏を
総裁にするであろう反小泉勢力は、当選後は反小泉勢力として蠢動することを選挙民
はよくよく肝に銘じて反小泉派候補者には投票すべきではない。こうして自民党を政
権から引きずり落さない限り、小泉氏も目が覚めないし、自民党体質も変わらないの
である。それは有権者の責任である。
村上新八