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TICA Alternative format Cat Show

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March Hare

未読、
2003/08/12 5:52:572003/08/12
To:
8月9/10日、東京において、TCC (東京キャットクラブ) の主催により
TICA Alernative format Show が行われた。
Alternative format というのは、午前中に一回ショーを行い、
午後にもう一度ショーを行う、つまり一日に二回のショーを行う形式である。
この形式は、ショールール上一回のショーで 4 リング、一日に 8 リングに制限される。
今回は土日で 16 リングの審査が行われた。
しかも、わずか 4 人のジャッジが 4 回審査した。

しかし、このショーの開催にはかなり疑問がある。
第一に、 Alternative format とは、地理的にショーの開催が難しく、
かつ猫の出陳頭数が少ないと思われる地域で行う format である。
すなわち、そのような地域での「リング数稼ぎ」として行われる「救済処置」のはずである。
世界のメトロポリスである東京で行うべき format ではない。
また、今回のショーは、Alternative format を可能にするために出陳頭数を 60 頭に制限して行われた。
オープンであるべきショーの出陳をわざわざ少なく制限してまでこの形式で行うというのは
Alternative format の趣旨から考えれば本末転倒である。
# 事実、申し込んだが出陳できなかった人もかなりいる。

第二に、一日 8 リング、二日で 16 リングの出陳というのは猫にとって多大なストレスである。
ファイナルまで考慮すると、最大で二日で 32 回も猫を出し入れしなければならない。
出陳頭数を少なくしてまで、なぜ、16 リングものショーを強行するのか。
TICAでは 各クラス (例えばロングヘアーチャンピオンシップ) において、
それぞれのリングでは 25 頭以上が出陳されなければファイナルでベスト 10 の表彰ができない。
# 以下、1 頭減るごとにファイナルに残る猫も 1 頭ずつ減り、
# 20 頭以下ではベスト 5 の表彰となる。
60 頭という制限を考えると、オールブリードリングのチャンピオンシップクラス以外では
ベスト 10 の表彰は困難である。
TICA のショールールでは猫の数が少なくなっても、
ファイナルに残れる可能性が高まるとは必ずしも言えない。
常識的に考えれば、16 リングも審査しても、
「恩恵」を受ける猫はごく一部である。

第三に、ジャッジは 4 人ともすべて、TCC 所属であったことである。
ジャッジは Approved Allbreed に到達するまでは「見習い」である。
Approved Allbreed に到達するには、規定の回数の審査の経験を必要とする。
今回のショーのジャッジで Approved Allbreed のライセンスをもつジャッジは一人もいなかった。
各ジャッジは、今回のショーで 4 回の審査回数を「稼いだ」わけである。
これでは「内輪」のショーだと言われても仕方がないだろう。

このようなショーの開催は、TCC の副会長である
アジアリージョナルディレクター大平智恵子氏の存在を抜きには考えられない。
大平氏にはこのようなショーの開催した真意を是非お尋ねしたい。
# なぜ、東京でわざわざ Alternative format を採用する必要があったのか?
# なぜ、頭数を制限してまで二日で 16 リングというショーを行ったのか?
# なぜ、TCC 所属のジャッジのみで、
# しかも Approved Allbreed のライセンスをもつジャッジが一人もいないショーを行ったのか?

このようなショーの開催は「TICA の恥」である。
特定のクラブによるショーの私物化が許されるのであれば、
多くのメンバーは失望して TICA を去るであろう。

Alternative format Show を定着させてはならないし、
今後の開催には断固として反対すべきである。


--
March Hare <marc...@credo.jp>

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