路地の屋根が崩れてきたので撤去する予定です。
路地の両側にある家は、今まで路地の屋根があり、外壁が雨に濡れることもな
かったので、土壁のままです。 路地の屋根を撤去した場合には、トタンを張る
などの養生が必要です。その費用負担は、路地の持ち主がするべきなのでしょう
か? それとも家の持ち主がするべきなのでしょうか?
路地と家の関係はこんな感じです。
| | |A家|路 |
| | Aさん所有の家 |庭 |地 |建物(今回
| 公 | (建物) | |屋 | 無関係)
| +----------+--+根 +-----
| 路地・屋根撤去予定(夫所有)な
| +----------+--+し
| 道 | |
| | Bさん所有の家(建物)|
| | |
| | |
Aさん、Bさんの家はともに路地ギリギリまで建物があります。
(建物の外側=境界線)
路地というのは、こんなイメージです。(我が家ではありません。)
http://www.digistyle-kyoto.com/machiya/machiya08.htm
こんなにきれいじゃない。
http://www.ekenko.ne.jp/imageopenhtml/machiyaim04.htm
こんなに幅広くない。
よろしくアドバイスおねがいします。
--
Annie
mailto:ann...@104.net
>From:Annie <ann...@104.net>
>Date:2003/05/27 10:49:59 JST
>Message-ID:<baug7v$gng$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
>
>Annieです。
>また路地のことで相談にのってください。
細かい情報でここに書かれてないことは
Message-ID: <arlkmq$gmj$1...@nnrp.gol.com>
からはじめる一連のスレッドを参考にすればよいのね?
>路地の両側にある家は、今まで路地の屋根があり、外壁が雨に濡れることもな
>かったので、土壁のままです。 路地の屋根を撤去した場合には、トタンを張る
>などの養生が必要です。その費用負担は、路地の持ち主がするべきなのでしょう
>か? それとも家の持ち主がするべきなのでしょうか?
念のために聞くけど
屋根の所有権者も路地の持ち主なんだよね?
……そうでないと質問自体成り立たないのはわかっているけど……。
これは(特別な約束がない限り)家の持ち主の負担です。
というのは
「自分の建物について他人の物を利用するためには特別な約束が必要」
というのは物の道理でもあるし
法律論で言っても他人の物を利用するためには
法律上の規定なりその他人と約束するなりするのが必要でしょ。
で、「路地には屋根つけますよ。これは永遠に続けますよ。約束しますよ。」
なんて約束がない限り
他人の物を利用することについてあれこれ言うことはできないやん。
そうすると路地の屋根を撤去することになったからといって
あれこれの例として
「自分の家は屋根がある前提で土壁にしたんだ。
勝手にはがすんならそのぶんの養生をしてくれ。」
というのは、ぜんぜんだめだめな話でしょ?
仮に特別な約束があったところで
その屋根が老朽化している場合には撤去しても全然問題ないし
(撤去しないと危険でしょ?
危険を防ぐ法的義務がむしろあるもん。例 民法717条)
撤去した後の再設置だって
今までのが無償だったりしたら
「法的な義務とならない約束の類」ってことになる可能性大。
まして撤去が家に対する不法行為にはならないです。
>路地というのは、こんなイメージです。(我が家ではありません。)
>
>http://www.digistyle-kyoto.com/machiya/machiya08.htm
>こんなにきれいじゃない。
>
>http://www.ekenko.ne.jp/imageopenhtml/machiyaim04.htm
>こんなに幅広くない。
最初「路地に屋根~?何それ?」って思ったんだけど
これ見てイメージがつかめました。
ありがとうございます。
……情報を引き出すコツって質問も工夫することだよね……ってえことの
大変いい実証例だと思います。
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Talk lisp at Tea room Lisp.gc .
c...@nn.iij4u.or.jp 佐々木将人
(This address is for NetNews.)
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ルフィミア「私のアンソロ本を書くって本当?」
まさと 「それ、微妙に間違っている……。」
一点書き忘れ
>Date:2003/05/27 22:53:30 JST
>Message-ID:<20030527...@nn.iij4u.or.jp>
>
>これは(特別な約束がない限り)家の持ち主の負担です。
例によってその地域に特有の慣行がある場合も別論です。
いつもありがとうございます。
c...@nn.iij4u.or.jp (SASAKI Masato) wrote in message
<20030527...@nn.iij4u.or.jp>
>細かい情報でここに書かれてないことは
> Message-ID: <arlkmq$gmj$1...@nnrp.gol.com>
>からはじめる一連のスレッドを参考にすればよいのね?
はい。
>念のために聞くけど
>屋根の所有権者も路地の持ち主なんだよね?
>……そうでないと質問自体成り立たないのはわかっているけど……。
はい。 少なくとも当家側ではそう信じています。
・・・というのは、改めてそう尋ねられると、書面になったものが何もないんで
すよ。
追加情報も含めて:
Aさんの家も、Bさんの家も、かつては当家の先代、先々代の時にAさん、Bさ
んの先代に売ったものだそうです。
その時の約束が、建物を持って境界とする、とのことだそうですが、契約書など
の書面はないようです。契約の当事者は双方とも既に死亡しております。
ということで、路地の屋根はAさん、Bさん宅の建物ではありませんから、当初
の所有者、当家の先代、先々代から相続を受けた、私の夫であると考えます。
なので、
>「自分の家は屋根がある前提で土壁にしたんだ。
> 勝手にはがすんならそのぶんの養生をしてくれ。」
>というのは、ぜんぜんだめだめな話でしょ?
という可能性がなくなるのです。
Aさん、Bさん宅の外壁は、売り渡した当時のままなのですが、影響はあります
か?
>最初「路地に屋根~?何それ?」って思ったんだけど
>これ見てイメージがつかめました。
そうですね、他の地方にはあまりありそうにないですね。
今はこのあたりでもずいぶん減りました。
昔は、路地の入り口に扉(格子の引き戸)もあったそうです。
入り口を通りから見ますと、格子戸(今はありませんが)の上に、路地奥の住人
の表札が並んで掲げてあり(それは今でもあります。)、その上に小さな軒があ
りまして、その上にむしこ窓*。その上に、本屋根があるのです。
修繕して残そうか、という話もまだ残っているのですが、さて、どうなります
か、見積もり次第です。
*むしこ窓
http://www1.odn.ne.jp/ton1/map/matiya.htm 参照
--
Annie
mailto:ann...@104.net
>From:Annie <ann...@104.net>
>Date:2003/05/28 21:14:58 JST
>Message-ID:<bb297p$t64$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
>
>>屋根の所有権者も路地の持ち主なんだよね?
>>……そうでないと質問自体成り立たないのはわかっているけど……。
>
>はい。 少なくとも当家側ではそう信じています。
>・・・というのは、改めてそう尋ねられると、書面になったものが何もないんで
>すよ。
だけど屋根について建物の登記はしてないの?
通路の上の独立の施設ではあっても建物ではないから
登記の対象にならないって可能性もあるけど
付属建物になっていたり
登記している建物の構成部分になっている可能性もまたありますよ。
>Aさん、Bさん宅の外壁は、売り渡した当時のままなのですが、影響はあります
>か?
あたしはたぶん影響しないなあ……とふんでいます。
やっぱり結局「その屋根誰の物?」ってことに戻るし
もし自分の物でなければその場合はそもそも壊せない訳でして……。
となると実は「本当にその屋根壊せるの?」ということを
先に検討しなきゃならないと思うんだけど……。
そうなると前述のとおり建物登記どうなっているかってえのは
またその添付書面としての建物の図面がどうなっているかってえのは
おさえたいところだよね。
でどこの建物とも関係ないってことになってはじめて
屋根自体の所有権はどうなっているかってことになるし
さすがにこれは土地所有者の所有という推定がはたらくか
土地に付合しているとして土地所有者の所有となるか(こっちは推定ではない)
ってあたりだと思うのですよ。
>そうですね、他の地方にはあまりありそうにないですね。
>今はこのあたりでもずいぶん減りました。
雪国でたとえば弘前の旧市街だとつい最近まで
今でいうアーケードがあったんですな。
でもそれってその先は普通の道路だからなあ……。
>修繕して残そうか、という話もまだ残っているのですが、さて、どうなります
>か、見積もり次第です。
ですね。
遠隔地に住む全く無関係の第3者の無責任な意見としては
「新築してでも景観を残す」に賛成したいところではあります。
義母が、他所さんにお金を出させるようなことはしないで欲しいと言うし、
業者に見に来てもらった結果(見積もりはまだですが)骨組はそのままで屋根を
葺き替えるのが良いだろう、というのでその方向に向かいつつありますが;
c...@nn.iij4u.or.jp (SASAKI Masato) wrote in message
<20030529...@nn.iij4u.or.jp>Date%
>だけど屋根について建物の登記はしてないの?
>通路の上の独立の施設ではあっても建物ではないから
>登記の対象にならないって可能性もあるけど
>付属建物になっていたり
>登記している建物の構成部分になっている可能性もまたありますよ。
登記簿の記載事項(全事項)証明では、よくわからないのですが、たぶん、我が
家の所有建物の登記にはなさそうです。
#実は、私にはチンプンカンプンで理解できないんです。
>そうなると前述のとおり建物登記どうなっているかってえのは
>またその添付書面としての建物の図面がどうなっているかってえのは
>おさえたいところだよね。
「図面」というのは、法務局で閲覧するのでしょうか?
土地の図面は閲覧に行った事があるのですが(たぶん、相続の時に)、建物図面
は見たことありません。土地の図面と同じように法務局で簡単に閲覧できるもの
なら、一度見ておきたいと思います。
「建物番号」というのもが記載されているのでしょうか?
>遠隔地に住む全く無関係の第3者の無責任な意見としては
>「新築してでも景観を残す」に賛成したいところではあります。
今、一部では町家保存と言われているのですが…、
建て替えとなると道路幅確保のために家を後退させなければならないし、駐車ス
ペースを確保しようと思えば元の外観は保てないし…。 はい、私が今住んでい
る所も、景観破壊して新築しましたデス…。残るのは消防法上建て替え不能に
なった路地奥のみ。
--
Annie
mailto:ann...@104.net
>From:Annie <ann...@104.net>
>Date:2003/05/30 12:13:13 JST
>Message-ID:<bb6i80$k0f$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
>
>登記簿の記載事項(全事項)証明では、よくわからないのですが、
たぶんわからないと思います。
床面積から逆算して
「どう考えても屋根部分も床面積に入れている」
とまるわかりな場合か
付属建物としてしっかり登記されている場合くらいしか
記載事項証明ではわからないでしょう。
>>そうなると前述のとおり建物登記どうなっているかってえのは
>>またその添付書面としての建物の図面がどうなっているかってえのは
>>おさえたいところだよね。
>
>「図面」というのは、法務局で閲覧するのでしょうか?
はい。
いわゆる権利証と一緒に保管している可能性も否定はしませんが。
>土地の図面は閲覧に行った事があるのですが(たぶん、相続の時に)、建物図面
>は見たことありません。土地の図面と同じように法務局で簡単に閲覧できるもの
>なら、一度見ておきたいと思います。
たぶん同じように見れると思いますよ。
>「建物番号」というのもが記載されているのでしょうか?
う~ん、ないんじゃないかなあ……。
通常は土地家屋調査士か建築士が作成した書面を法務局が持っていると思いねえ。
>建て替えとなると道路幅確保のために家を後退させなければならないし、駐車ス
>ペースを確保しようと思えば元の外観は保てないし…。 はい、私が今住んでい
>る所も、景観破壊して新築しましたデス…。残るのは消防法上建て替え不能に
>なった路地奥のみ。
あらあ……。
でもしょうがないでし。