秋田県 新玉川温泉

[grappa]

秋田県仙北郡田沢湖町玉川所在。盛岡からは国道46号線から
乳頭温泉からは県道127号線からそれぞれ国道341号線を鹿角
方面へ北上。ただし、玉川ダムを越えて長者の館(ふるさと会館)
から後生掛温泉の手前トロコゲートまでは通行規制。長者の館
から新玉川地区（新玉川温泉)まではJR田沢湖町から一日三往
復の羽後交通のバスを利用することになる。料金は片道470円。
ふるさと会館前を9:00、11:40、13:00に新玉川温泉を9:35、12:15、
13:35に出る。乗車時間はわずか10分ほど。
新玉川温泉は標高600メートル、さらに距離として2キロほど登っ
たところに玉川温泉がある。それぞれ通年営業だが新玉川温泉
から玉川温泉までの区間はいずれかに宿泊した場合のみ雪上
車での送迎がある。歩けない距離ではないのですが4時間で往
復と入湯を済ませるのは結構大きな賭けかも。
経営母体も源泉も同じ。泉質は強酸性塩化物泉。ph1.2で飲泉
の場合は5倍に希釈することになっている。希釈しないで飲んだ
ところ酢ヶ湯温泉を超える酸っぱさ。歯が融けるわけでもなく、以
外やなかなかおいしくて、つい飲みすぎてしまうほど。湧出量は毎
分9,000リットル(ドラム缶45本分)。日本最大。建屋と内装は近代
的なリゾートホテルといったところ。収容人数570名。受付で料金
600円を支払い、入浴券を受け取る。右手の温泉館に向かい、
鍵のかかる無料の下足箱でスリッパに履き替える。ここに有料
100円のコインロッカーがあり、さらに進むと受付が。ここで入浴
券を渡し、無料のバスタオルを借りる。男女別の脱衣場へ。脱
衣棚には籠があるのみ。無料のドライヤー。内湯は巨大な総ヒ
バ作りの大浴場。洗い場にはボディーソープ、リンス、シャンプー
がある。源泉100%の大浴槽、50%のヌル湯と熱湯、箱蒸風呂、歩
行浴槽、寝湯、蒸風呂(サウナ)、飲泉設備、屋外に石板に転がる
施設と屋根付きの露天風呂。石板は台湾とここ玉川にしかない
北投石かと。売店で買ったワンカップをここで温めて胃の中で湯
を希釈。
源泉100%の内湯はかなりヤバイ。酢ヶ湯で体感したのですが体
中の穴へ成分が染み込む感じで尿道口と肛門へ刺激。忘れてし
まった引っかき傷からも弱い皮膚の毛穴からもヒリヒリしてくる。
がんばって20分ほど入っていると体が真っ赤になる。決して熱く
はなく、むしろ温めのお湯なのに。
最も空いているこの時期でも250名以上が宿泊しており、雪解け
とともに、予約が殺到するそう。時期や部屋にもよるそうですが
宿泊はいずれも一万円ほどから。決して高くない。

お台場や豊島園にできるニセモノの温泉施設がどんなにがんば
ってもかないっこないですね。源泉100%掛け流し、総ヒバ作りの
内装。採算を考えれば塩素殺菌、濾過、循環、行列作って高回
転させないと経営破綻。