pitaten #14 (0707)

[加藤 義啓]

　
加藤 義啓です。
　
　なんか、既に14話関連の投稿があって、こちらも急がなくては…と思いつつ、『ヒ
カリアン』がたまっていたのでそちらを優先したら、今度は『ぴたテン』が送れてし
まうワナ…。
　そういえば７月７日。お星様にお祈りをして、幸せになるっス。
　

　では、『ぴたテン』感想記事。
　
　
　明日からテストだという掲示が廊下に張り出されている。それを見ている生徒達。
張り紙を見てみると…「７月17日(水)　国語・理科　18日(木)　社会・算数　19日
(金)　英語」…おお、ちゃんと今月の日程になってる。(笑)
　
　小星ちゃん曰く、この憂鬱な気持ちは毎回トップの天くんにはわからないと漏らす
が、「そんなことねぇよ」と天くん。小星ちゃん「またまたぁ…　へ(-▽-)へ」
　
　と、ここで登場するはお約束通り大くん。「だぁはっはっはっは～、いい気になっ
ていられるのも今のうちだぞ！　遂に決着をつけるときが来たようだな綾小路ぃ
!!」…最近、大くんがよくある悪役っぽく見えてきたり…。何度も“決着”をつける
辺りが。(笑)
　
　「テストが終わった暁に、トップに踊り出たこの俺様の足元で、悔し涙に震える貴
様の姿が今から見えるわぁっ!!」「勝手に決めんなよ！」…そういや大くんの陰陽術
だか風水術だかではテストの行く末は見えないのでしょうかね？
　
　「俺は貴様に勝つ為、日夜、血の滲むようなトレーニングを重ねてきたのだ！」
「どんなトレーニングだよ」「お前には教えんと言ったろうが」「ケチ」「なんだ
とぉ!!　トップを俺に譲らぬ貴様のほうがよぉぉぉぉっぽどケチではないか！」…こ
の最中、動いているセルは大くんと天くんだけ…。アニメーターはとてもラクであ
る。(ぉ
　
　そんな二人の有様を見ている小星ちゃん。「どーせ負けるに決まってんのに、懲り
ないよねぇ」　しかし湖太郎くんは大くんを見つめながら「でもダイちゃんも偉い
よ…」　意外そうに湖太郎くんを見る小星ちゃん。
　
　湖太郎くんの脳裏に響く、先日の大くんの台詞…「俺は御手洗家の当主に相応しい
人間になる。その為には俺は絶対誰にも負けてはならないのだ。勉強なり何なり、全
て、俺は負けない！」
　
　そして湖太郎くんのモノローグ「あの日以来、僕はダイちゃんを見習って、このテ
ストへ向けて勉強してきた。　そして遂にその成果が試されるときがやってきたん
だ。…がんばろっと…、よし。」　やる気を醸し出している湖太郎くんに、いつもの
雰囲気と違うのを感じ取る小星ちゃん「どうしちゃったの？　コタローちゃん…」
　
　「その頃、美紗さんと紫亜さんにも、成果が試されるときが近付いていた」……と
場面は美紗さんの部屋。「紫亜ちゃーん、紫亜ちゃーん☆　紫亜ちゃん、遂に来たっ
スよ～」「どうしたんですか、美紗さん」……って、あれ？　美紗さん、中等部は休
講っスか？
　
　「てひひひひ～、天使試験の通知っス」「天使試験？」「えーと、１ヶ月後に天使
試験を実施致します、なになに？　試験範囲は“『幸せ』について”っスか～、よぉ
し、がんばるっスぅ」「がんばって下さいね」「うーはうは、任せるっス～」……と
ころで試験案内書を見てみると、今回も何やらちゃんと書かれています…。以前の悪
魔について書かれた本といい、『ぴたテン』って変な処に細かい描き込みが……。
(^^;;;;
　
　と、そこへニャー「紫亜よっ。　励ましてる場合か!?」　紫亜さん「？」「チャン
ス到来、いよいよだ。一人前の悪魔になる為、あいつのジャマをするのだぁ～。わ
かったなぁ？」「…はぁ、…でも……」と美紗さんを見ると、もう合格したかの如く
舞い踊っている美紗さんの姿が。
　
　「あんなにやる気になっていらっしゃるのに…(汗)」「くぁーーーっ!!(怒)　同情
はいらんっ！　心を鬼にして悪魔になるのだぁっ!!」「はぁ…」
　
＊ネタバレ改行＊
30　
29　
28　
27　という訳でＯＰ。
26　
25　
24　
23　
22　
21　
20　
19　
18　
17　
16　
15　
14　
13　
12　
11　
10　
９　
８　
７　
６　
５　
４　
３　
２　
１　
　
「しあわせの感じ方」……夕方になり、自室に帰ってくる湖太郎くん。そこへ美紗さ
んの「コタローくぅん」の声。…あれ？　やっぱり美紗さんはお休みだったっスか？
　
　「てひひひ～、待ってたっスーーーっ!!」恒例・美紗さんダイブ、しかし、恒例・
湖太郎くん捌き、そして「僕、明日からテストなんで、美紗さんと遊んでる時間は無
いんです」　が、美紗さん「コタローくん、ウチ来るっス」「…聞いてないッ!!」…
いつものことですって。(^^;;;;
　
　「コタローくんに見てもらいたいものがあるっス～」とＳＤキャラのように足をパ
タパタさせて走る美紗さん。「美紗さん！　僕、これから勉強するですってば！」
「ハイ、私もお勉強っスよ」
　
　美紗さんに強引に連れられて、部屋に入ると「ハーイ、お花畑っス～☆」なんと部
屋一面の花畑。「お花イッパイっス～、どうっスか？　どうっスか？　幸せっスかぁ
？」
　
　「美紗さん！　美紗さんの遊びに付き合ってる暇は無いんです」遊びとかどうとか
じゃなくって、とりあえず花が綺麗だとか何だとか返してやんなさいよ、湖太郎くん
もイケズなぁ。(^^;;
　
　「待つっス」とまだ次の出し物(？)を用意しようとする美紗さん。お馴染み“天界
行き”の段ボールを漁り、「じゃ、コレはどうっスか～～？」と撮りだしましたるは
打ち出の小槌らしきモノ。「なんですか、それは…？」
　
　「行くっスよ、えいえいえいえい☆」と美紗さんが小槌を振ると、ヒッチコックの
映画『鳥』の如く、部屋いっぱいに小鳥達が。……しっかし、目付きの悪い鳥ばっか
りだなぁ。(^^;;;;
　
　「どうっスか？　どうっスか？」と美紗さんは聞くが、残念ながらこれも湖太郎く
んには受け入れてもらえない模様。「手品なら他の人に見せてあげて下さい」…い
や、手品じゃないと思うぞ、コレは。(^^;;　紛いなりにも天使なんだし、せめて魔
法でしょ。(^^;;;;
　
　「それじゃ、今度は恐竜ぅぅぅ…」「うゎああああっ!!(汗)　涼しいカオで物騒な
モノ呼び出さないで下さいよォ！」…今やっているらしい恐竜展との関連ネタ？　美
紗さん曰く「ほえ～、違うっスか」ですが、…いや、違うとかどうとかでなく…。
　
　何だか訳のわからないまま、花だの鳥だの見せられて怒っている湖太郎くん、「と
にかく、僕もうホントに帰りますから」
　
　が、美紗さんの独走は止まらない。「わかったっス！」と、何もわかっていない美
紗さんが続けるには「コタロー、他の楽しいことがいいっスね。好きなことって何っ
スか」と質問。宙を見詰めながら「強いて言うならカラオケとか…」と答える湖太郎
くんに再び“天界行き”の箱をゴソゴソと探す美紗さん。
　
　「ちょっと美紗さん…」と、何をするのか湖太郎くんが伺っていると、勘違いした
プレスリーのような格好になった美紗さんが。頭に付けた２つの兎が、何気に目を回
しているのが笑えます。「おうた歌うっスよ～、♪おうたー、おうたー…」…そんな
ヘンな歌じゃなくて、せめてＯＰならＥＤなり歌って下さいヨ。(^^;
　
　「美紗さん、それのどこがお勉強なんですかっ」ますます怒る湖太郎くん。「ほ
え、お勉強っスよ」「だからどこがッ!!」「しあわせについてのお勉強っス」「幸せ
？」
　
　「てひひひ～、もうすぐ天使試験があるっスよ」と答える美紗さん。「なんですか
それ」「天使候補生は下界で修行して試験を受けるっス。試験に合格すれば一人前の
天使になれるっスよ」…原作では天使の試験だなんて知らない湖太郎くんですが、ア
ニメ版ではとっくの昔に天使であるのは理解しているんですよね。
　
　「あ、そっか、美紗さん一人前じゃなかっ…」という湖太郎くんの独り言を中断さ
せ、「コタローくん、幸せって何スかね」「そんなことわかりませんよ」…それを考
えるのが試験では無かったのですか？(苦笑)
　
　「そうだ、いいこと思い付いたっス」と更に何かを段ボールから取り出そうとする
美紗さん。「これならコタローくんも、幸せウハウハっすよ」「僕、もう帰りますか
ら…(--;」
　と、今度のコスプレ(違？)は…「じゃ～ん、お母さんっス」「またそれです
か…(--;;」
　
　「てひひ～、似合うっスか」「ハイハイ、よぉく似合ってますよっ、だから僕は帰
りますっ」「きゃほーい、嬉しいっス、それじゃ私の作ったゴハン食べるっス」「だ
から帰るって…」と言う湖太郎くんを無視して出されたモノはお味噌汁…かと思いき
や、なんか毒っぽいキノコとか、畸形っぽい魚等の入った真っ黒い液体。…スープと
は言うまい。(汗)　「紫亜ちゃんに教わって一生懸命練習したっスよ～、食べるっス
食べるっスo(^^o) (o^^)o」とのことですが、こんなんの教わったんですか？(^^;;;;
　もしも本当なら悪魔料理か何かっスか？(汗)
　
　「これ、タベモノですか……、食べないと帰れないみたいですね…(困)」「うん、
うん(^^)」困った表情の湖太郎くんと、やたらとニコニコ顔の美紗さんの対比が良す
ぎです。(^^;;
　
　目茶々々イヤそうな諦め顔でお椀に口をつける湖太郎くん。が「ん、おいしい…
！」「ホントっスか？　ホントっスか？(^^) うっはうは～」なんか幸せになってい
るのは美紗さんだけのよーな。
　隣で悪魔料理(違)を食べる処を嬉しそうなカオで覗いている美紗さんを見て「何で
すか？」と聞く湖太郎くん。が、逆に「幸せっスか？」と聞き返す美紗さん。「…
え…えっと……」
　
　答えにつまっていると、それを待たずに美紗さんは「あ、おかわりよそるっスね」
と、キッチンに戻り、おかわりを用意する美紗さん。しかし、運ぶ際に足を躓き、湖
太郎くんの頭からぶちまけてしまう。…前回は大くん、今回は湖太郎くん、毎回々々
(？)誰かにぶちまけられる料理…。もしかして普段は紫亜さんとニャーが被害者と
か。(w
　
　慌てて背後から湖太郎くんを突き倒して…でも次のカットでは何故か湖太郎くんは
仰向けに。(苦笑)　そして、その湖太郎くんの上から美紗さんは馬乗りになって「コ
タローくん、ヤケドしちゃうから早く洋服脱ぐっスぅ」とボタンをプチプチと外しに
かかる。
　
　「ちょ、ちょっと美紗さん！　大丈夫ですから…！」と言う湖太郎くんだが、「で
も…服も洗わないと…」「やめて下さいっ」…あーれー、よいではないか、よいでは
ないか…冗談はさておき、原作でもショタな方々が萌えに萌えたワンシーン。テレ東
(テレビ大阪)でも再現してくれましたか。(笑)
　そこへ戻ってくる紫亜さん。「美紗さん、ただいま……」止まる空気。
　
　紫亜さん「……戻りました…(赤)」　美紗さん「紫亜ちゃんお帰りぃ～」……い
や、この場の流れがわかってないというか……ま、それはさておき、何故にここで時
間が止まるのか、このアニメの対象年齢はやっぱり湖太郎くん位よりも上っスかね？
(^^;;;;
　
　湖太郎くんは美紗さんを払って「帰りますッ」と立ち上がり、部屋を出る。「コタ
ローくぅん…」「勉強なら一人でやって下さいッ!!」
　
　取り残された美紗さん達。「ふぅぅぅぅ～(泣)　コタローくん、ご機嫌悪いみた
いっス～、幸せ、失敗したっスかねぇ……。うぇぇん、どうしたらコタローくんに幸
せ感じて貰えるっスかねぇ(泣)」と落ちこんでいる美紗さんに紫亜さんは「樋口さ
ん、お勉強してらっしゃるのでしょう？　だったら何かお手伝いなさったらいいん
じゃないでしょうか」と。
　
　美紗さん「はああっ、そうっスね、がんばるっス、がんばるっス　(>v<)／"」……
おいおい、単純だな。(^^;;;;
　それを見てニャーは「だから天使に的確なアドバイスするなァ!!(怒)」と……。
(^^;;;;;
　
　さて、湖太郎くんの部屋では。気を取り直して勉強をしようとするもの「はぁぁ、
何が幸せだよ、ったく……」と、どうにも気が乗らない様子。「紫亜さんに恥ずかし
い処見られちゃったなぁ…」
　
　と、そこへドアのベルが。ドアをあけ「美紗さん！　ほんとにもういい加減にして
下さいっ」と湖太郎くんは言うものの、美紗さんは「てひひ～、コタローくんのお手
伝いをするっスぅ」
　「あいにく間に合っていま…」「まぁまぁ、そう言わずぅ」と湖太郎くんを押して
無理矢理部屋に入ってしまう美紗さん。…新手の押し売りですな。(笑)
　
　まずは湖太郎くんをベッドにうつ伏せにさせて「お疲れでしょう、マッサージす
るっス～」「うゎぁぁぁ、くすぐったい、ヤメテェェ!!」……マッサージかどうかは
別として、よくさっきの展開の後で湖太郎くんも美紗さんとベッドイン(違)する気に
なったっスね。(^^;;;;;
　
　「では、気分転換に、トランプするっス～」「結構ですっ(怒)」「それじゃフラ
フープでもぉ、うわぁぁぁあ～」…実はあんたが幸せなんだろ。(笑)
　
　「僕、真面目に勉強したいんですっ!!」と湖太郎くんが怒鳴ると、「わかったっ
ス、お勉強をお手伝いするっス～」と美紗さん。「コタローくんに教科書、読んで聞
かせるっス」「いいですって(--;;」「えーと、“ハニ・ハノ・イロ・ミドリ”…　
ううううう、何がなんだかわからないぃ…(@@;;;」
　
　「教科書、さかさまですよ…」「はい！　“日光のよくあたった緑色の葉に
は”…」気が付かないか、普通…。 by 普通なんてことが美紗さんに通用しないなど
というツッコミは無しね。(笑)
　
　湖太郎くんは「もういいから返して下さい」と教科書を奪い返そうとするが「いや
いやもうちょっとぉぉ……」と美紗さんも教科書を掴み返す。お互いが引っ張って、
おやくそく通り教科書は……「大変、破けちゃったっスぅ…！」
　
　「これじゃ勉強になりませんッ、出てって下さいッ」と、改めて怒りをあらわにし
て美紗さんを追い出す湖太郎くん。　外に出された美紗さん「やっぱりご機嫌悪いっ
スねぇ、コタローくん」って、あんたが機嫌を悪くさせとるんだろがぁぁ。(^^;;;;
　
　再び美紗さんの部屋。またしても落ち込む美紗さん。「ほえぃぃ、コタローくん、
どんどん機嫌が悪くなっていくっス…。私のがんばりが足りないっスかねぇ…」
　
　紫亜さん「きっと樋口さん、テストのことで頭がいっぱいだったんですよ。テスト
でいい点がとれたら、元に戻られるんじゃないでしょうか？」　美紗さん「テストで
いい点？」「ハイ」「そうっス、ふぃーっス！　いい点スね」
　
　“天界行き”段ボールに走ってゆき、「これがあったの忘れてたっス！」　取り出
したものを見せられた紫亜さん「鉛筆…ですか？」
　「ただの鉛筆じゃないっス、スッゴイ鉛筆なんっス！」「スゴイ鉛筆なんです
かぁ」…ここで何がどうスゴイのか、具体的な修飾語の付いていない処がミソっス
ね。(笑)　スゴイ“迷惑な”鉛筆、とか、スゴイ“役に立たない”鉛筆、とか。
　
　しかし、そういう勘繰りをしない人の良い悪魔こと紫亜さん「樋口さん、ご機嫌直
して下さるといいですね」　ニャー「ピキピキピキ…だから笑ってるバアイじゃ
あっ…(怒)……ふぅぅぅ…(疲)」
　
　　　／／インターミッションＣＦ、省略／／
　
　夜。湖太郎くんの寝静まった部屋の窓をこっそりあけ、手を伸ばして机上にある筆
箱の中に、“スゴイ鉛筆”を置く美紗さん。「完璧っス」…いやぁ、いつもの美紗さ
んのことだから、家宅侵入罪を犯すかなぁとも思ったけれども、くそー、そう来た
かー、新技じゃねーか、反則だよ!!(笑)
　
　かような訳で翌日。教室ではいよいよテストが始まろうとしている。大くん「遂に
決着を付けるときが来たぞ、綾小路!!」　先生「うるさいぞ御手洗」
　
　そんなやりとりを耳にしながら「よーし、がんばるぞ…!!」と気合を高める湖太郎
くん。そして先生の声が教室に響く。「それでは、始めっ!!」……ここで裏返されて
いたテストが捲られますが、例によってちゃんと細かに問題が書き込んである……。
　
　さて、湖太郎くんも早速テストをあもてにして、筆箱から鉛筆を取り出しますが
「よーし…!!　…あれ？　こんな鉛筆、持ってたっけ…？？」　と、次の瞬間、腕が
勝手に動き出し、猛烈な速度でテストに答えを記入してゆく！　湖太郎くん
「うゎぁぁぁぁ、ヤメテェェェ!!　うゎぁぁぁぇぁ…!!!!」……正解かどうかは別と
して、凄まじく汚い字です。(^^;;;;;
　
　「ど…、どうした…樋口!?」と尋常でない様子に先生も驚く。大くん「樋口!!　こ
の神聖なるテスト中に、なぁにを素っ頓狂な声を出して騒いでおるのだ、このたわけ
ものぉ!!」　そこに先生のツッコミ「お前もだ、御手洗！」
　
　更に他人のテストにも回答を書き込みに回ってしまう湖太郎くん。「だれか止め
てェェェェ～～～ッッッッ!!!!!!」
　
　………という訳でチャイムも鳴って、終刻。「コロターくぅん」といつもの如く、
教室に窓からお邪魔をしにくる美紗さん。しかし「ほえ、コタローくんいないっスか
？」
　「…美紗さんでしょ！　コタローちゃんにまたなんかヘンなことしたのっ！(怒)」
と小星ちゃん。そして天くん「湖太郎、今、呼び出しくらって、職員室に行ってます
よ」……２人が教室に残っているのは、明らかに美紗さんが来るとわかっていて、か
つ、ことの原因が美紗さんであるということもわかっているからなのでしょうな。
(^^;;;;
　
　「職員室っスか……、コタローくん、遂にやったっスね～☆」　この美紗さんの思
い込みに対する両者の反応はなかなか面白く、小星ちゃん「(汗呆)」　天くん「(汗
笑)」
　
　「コタローくん、いい点とったんで、先生に誉められてるっスね～」と美紗さんの
思い込みは止まらない。小星ちゃん「美紗さん…っ、そうじゃなくて」　美紗さん
「コタローくん良かったっスぅ、良かったっスぅ☆」　天くん「美紗さん…(汗笑)」
　小星ちゃん「……………(呆)、はぅ～(溜息)」…それはともかく、小星ちゃんは猫
耳(？)ということもあって、その表情をされるとギコっぽく見えなくも…。
　
　さて、職員室から出てくる湖太郎くん。「失礼しました…」と部屋を後にして廊下
を歩き出すと背後から「コタローくぅん」と美紗さんの声。「てひひひ～、先生に誉
められたっスか？」
　「叱られました…、テストもやり直しです…。あの鉛筆、美紗さんが入れたんです
よね」「そうっスよ。コタローくんにテストでいい点とってもらおうと思って。喜ん
でもらえたっスかぁ？(☆▽☆)」……少しは彼の様子を読みとれや、天使よ。(笑)
　
　「……………ズルしていい点とったって、僕はちっとも嬉しくありませんよっ!!　
僕はこのテストに向けてがんばってきたんですっ！　それなのにッ……何もわかって
ないくせに、余計なことしないでくださいっ！　迷惑ですっ!!」湖太郎くんにしては
珍しく長い一気台詞に、流石の美紗さんもようやく勘違いに気が付いて「コタローく
ん………」と少しうつむき加減…。
　
　夜。勉強をする湖太郎くん。その脳裏に美紗さんの言動がよみがえる。……「ハ
イ、私もお勉強っスよ」……「しあわせについてのお勉強っス」……「幸せっスか
？」………
　
　美紗さんも彼女なりにがんばっていたのかと思い、「……ちょっと、言いすぎた、
かな………」と呟く湖太郎くん。そして、雑念を払うように「さてと、勉強々々…」
と続けようとする。ふと握ったシャープペンシルを見詰めて「悪いのは美紗さんのほ
うだ……っ………」と、再び横になってしまう。
　
　と、そこへベルが。「きっとまた美紗さんだ、しょうがないなぁ…」
　「なんですか、美紗さん……あ…」ドアをあけると、そこにいたのは美紗さんでは
なく紫亜さん。「こんばんは、樋口さん」
　
　「あ、紫亜さん、なんですか？」「これ、にくまん蒸かしたんです。お夜食にでも
どうかと思いまして」と湯気のたった袋を手渡す紫亜さん。
　
　湖太郎くん「あ、あの、美紗さんは…？」　紫亜さん「美紗さんなら屋上でお勉強
なさってますよ」「屋上…ですか……」「ええ、樋口さんにこれ以上迷惑をかけたく
ないからって」
　その答えに少し頬を赤くして俯く湖太郎くん。「え、別に僕、そこまで……でも美
紗さん、ほんとに勉強してんですか？」「ええ、お勉強ですよ」「でも……どう
せ……」
　
　そんな湖太郎くんに紫亜さん「樋口さん、にくまん、お一人じゃ食べきれません
よ」「…え……」「持っていって差し上げたらいかがですか？」
　その頃、屋上では。美紗さんがいつもの着ぐるみパジャマを被ってちゃぶ台で…。
「うーん、うーん、ええとぉ…幸せとは……、………」
　
　「やっぱりコタローくんに怒られちゃったっス……、とほほぉ～、幸せ……、幸
せ……。私、幸せってわかってないっスね…。ふぃぃ、なんだか冷えるっス……。心
が寒いせいっスかね……」
　
　そこへにくまんを持って差し伸べる湖太郎くんが。「コタロー…くん……」「…は
い…」「…あ、ありがとうっス……。コタローくん、怒っちゃったんじゃなかったっ
スか……？」「………怒ってますよっ…」「はぅぅぅぅぅ～(TT;;;」
　
　「ちょっと、様子を見にきただけです」と言う湖太郎くん。間の空気を変えようと
「はっ、∑(^-^;; 幸せについてお勉強してたっス」と言う美紗さん。が、「それは
前に聞きましたっ」「はぅぅぅぅ～～(TT;;;;」
　
　「にくまん、早く食べないと冷めちゃいますよ…」「…う……」そしてようやくニ
コリと笑ってみせる湖太郎くん。
　
　暫くの間。………、にくまんを食べている２人。美紗さん「…コタローくん、私わ
からないっス…。私、コタローくんを幸せにしたくて色々したっスけど…喜んでもら
えなかったス……。私、試験ダメっスかね……」
　
　湖太郎くん「美紗さんのやってることって、幸せとはちょっと違うんじゃないか
な…」　美紗さん「…う？……」
　湖太郎くん「あ、えーと、幸せは……、えーと…、はっきり言えないけ
ど……、…っていうか、むしろはっきり言えるもんじゃないんじゃないのかな……、
えーと、あ、僕にもよくわからないですけど、なんとなく思うのは、嬉しいような、
心があったかくなるようなことが…幸せかなぁ……とか……」……本当に今回は湖太
郎くんにしては珍しく長い台詞です。
　
　「なんとなく嬉しいような、心があったかくなるような……」美紗さんは湖太郎く
んの言葉を繰り返しながら、手元のにくまんを見詰めて、そして突然「…う、わかっ
たっス～、幸せ、わかったっスよ！」
　
　「……ほ、本当ですか……？」「もうバッチリっスよ～！　コタローくんもテスト
がんばるって下さいっス」　美紗さんは“幸せ”を本当に見付けたのか、飛びあがろ
うとするが、皆に見られないようにと湖太郎くんは必死になって取り押さえる。その
様子を伺っていた紫亜さん「めでたし、めでたしですネ」　当然ニャーは
「(怒)(怒)(怒)(怒)　めでたくしなくていいのぉぉぉっ!!!!(怒)(怒)」……いい加
減、紫亜さん悪魔化計画は断念したらどうよ。(笑)
　
　さて、先のテストの結果発表。上位100名の書かれた名簿が高速スクロールしなが
ら大くんの悶絶舞い「ぬぁぁあああああにぃぃぃぃぃ、またしても綾小路がトップだ
とぉぉぉっ!?」…はいいとして、フレーム数切っているのでもはや名前は読めません
が、どうやら100名、ちゃんと書いてあるようです。このアニメ、なにげにテキスト
関係についてはやたらと細かい……。(^^;;;;;;;
　
　両膝をついて身体で悔しさをあらわにする大くん。「これでは俺の足元で貴様が悔
し涙を流さんではないかぁ…」「知るかよそんなこと…(=o=;;」「なんだぁ、その態
度は！　ケチな上に無責任とはロクでも無いヤツだな貴様はぁ！」「もうしつこい
なぁ…」「ええい、この無礼者ぉ！　そこへ直れっ！　成敗してくれるぅ～～っ!!」
　
　そんなやりとりを見つつ湖太郎くんは「やっぱりタンちゃんがトップか…」と呟
く。その隣で小星ちゃん「でもコタローちゃんだってスゴイよ。前回より１つ順位が
上がったじゃない、１つもよ、１つも」と余り意味のなさげなフォロー。「まぁ、こ
んなもんかな(苦笑)」
　
　湖太郎くんのモノローグ「急にがんばったからって簡単に結果なんて出る訳ない。
でも……」と、ここで場面転換、美紗さんの部屋。打ち出の小槌を振る美紗さん。そ
して……「にくまんいっぱいっス。コタローくん、ぜ～んぶ食べて幸せいっぱいにな
るっス」……そう来たか。(^^;;;;;　またしても新技じゃねーか。(笑)
　
　「あのですね美紗さん、つっこむ処がありすぎて、どこから……(￣□￣;;;;」と
飽きれ果てた湖太郎くんを無視して、次から次へと湖太郎くんの口ににくまんを詰め
込んでいく美紗さん。……同じことを大くんにしてやりなさい。彼なら全部食べられ
るし、美紗さんの出したモノならば超絶喜んで…。(^^;;;;;;;
　
　頬は膨らみ、唇はεの字になってしまい、口いっぱいににくまんを詰めこまれてモ
ゴモゴとして喋れない湖太郎くん。と、ここで字幕翻訳(効果音キンコン)「美紗さ
ん、やっぱりわかってないですね」……突然字幕の入るアニメってのも珍しいんです
が。(^^;;;;;
　
　美紗さん「ほえ…、ち、違うっスか…」　湖太郎くん＠字幕(効果音キンコン)「全
然ちがいます！」
　美紗さん「ほえ……、幸せって難しいっスね、てひひひひひ……」　湖太郎くん＠
字幕(効果音キンコン)「かんべんして下さい～」……ああ、もうこの湖太郎くんがニ
ブニブやヒネクレ状態の『Ｔｏｍａｋ』に見えて仕方が無いッ!!(^^;;;;
　
　そして最後に湖太郎くんのモノローグ「でも、がんばり続ければ、いつかきっと報
われる日が来るよ…、美紗さん」
　
　
次回予告「遊園地のあそび方」……とりあえず、コーヒーカップ猛回転に慄いている
湖太郎くんと小星ちゃんの姿が紹介。ああ、これと似たようなメにあったことありま
すよ、オレ。(笑)
　
　
+-----------------------------------+
I　加藤 義啓　　kato...@eos.dricas.com　I
+-----------------------------------+
　

[Takao Hirahara]

fj.rec.animation の <agrqb7$pu4$1...@ccsf.homeunix.org> の
記事において 2002年07月14日(日) 21時18分13秒頃、
加藤 義啓 <kato...@eos.dricas.com>さんは書きました。
>　
>加藤 義啓です。
>　
善財（平原 隆生）です。ご無沙汰してました。

>　
>　「テストが終わった暁に、トップに踊り出たこの俺様の足元で、悔し涙に震える貴
>様の姿が今から見えるわぁっ!!」「勝手に決めんなよ！」…そういや大くんの陰陽術
>だか風水術だかではテストの行く末は見えないのでしょうかね？
>

えーと、「陰陽道」でしたか。
私も下記の文献１冊程度の知識しかないんですが、式神を使役したり、鬼が見えたり、
ってことはできるようです。大くんのいう「物の怪（＝死霊・生霊・妖怪）」
との関連もおそらく深いでしょう。
（参考文献：日本陰陽道史話 村山修一／著 平凡社ライブラリー ）

　
>　「俺は貴様に勝つ為、日夜、血の滲むようなトレーニングを重ねてきたのだ！」
>「どんなトレーニングだよ」「お前には教えんと言ったろうが」「ケチ」「なんだ
>とぉ!!　トップを俺に譲らぬ貴様のほうがよぉぉぉぉっぽどケチではないか！」…こ
>の最中、動いているセルは大くんと天くんだけ…。アニメーターはとてもラクであ
>る。(ぉ
>　

んー、湖太郎くんと小星ちゃんは前の週にトレーニングを受けた？から
知ってるはずですけど、天ちゃんに教えてないんでしょうか(^^;

>　
>　「あんなにやる気になっていらっしゃるのに…(汗)」「くぁーーーっ!!(怒)　同情
>はいらんっ！　心を鬼にして悪魔になるのだぁっ!!」「はぁ…」
>

放っておいても、「悪魔のような所業」をしますって、美紗さんは(^^;
ニャーさん気を回しすぎ（ぉぃ）
　
>＊ネタバレ改行＊
では私は、雑談改行で。

ここ数ヶ月、
日曜・ぴたテン
月曜・ゲーマーズシアター枠内のデ・ジ・キャラット
という「コゲどんぼ」コンボで
壊れていましたが、
（ちなみに後者は、
ぱにょぱにょ・ワンダフル・特番の
３種でじこ、という構成）
いよいよ「特番でじこ」がネタ切れで
今週から
「ギャラクシーエンジェル」第１期の
ベストセレクションを
流しはじめました。
（ちなみに、
ワンダフルでじこも、
Party Nightと
うさだ大爆発の
２回分しか
ストックがありません）
ぴたテンの後番として
第３期「ギャラクシーエンジェル」の名前が
出てきている折りでもあり、
こちらも見逃せません（爆）

>　「てひひひ～、待ってたっスーーーっ!!」恒例・美紗さんダイブ、しかし、恒例・
>湖太郎くん捌き、そして「僕、明日からテストなんで、美紗さんと遊んでる時間は無
>いんです」　が、美紗さん「コタローくん、ウチ来るっス」「…聞いてないッ!!」…
>いつものことですって。(^^;;;;
>

断りきれない湖太郎君、というのもいつものこと…

　
>　
>　「どうっスか？　どうっスか？」と美紗さんは聞くが、残念ながらこれも湖太郎く
>んには受け入れてもらえない模様。「手品なら他の人に見せてあげて下さい」…い
>や、手品じゃないと思うぞ、コレは。(^^;;　紛いなりにも天使なんだし、せめて魔
>法でしょ。(^^;;;;
>　

ロストテクノロジーとか（作品違うって）

>　
>　が、美紗さんの独走は止まらない。「わかったっス！」と、何もわかっていない美
>紗さんが続けるには「コタロー、他の楽しいことがいいっスね。好きなことって何っ
>スか」と質問。宙を見詰めながら「強いて言うならカラオケとか…」と答える湖太郎
>くんに再び“天界行き”の箱をゴソゴソと探す美紗さん。
>　

そこでそんな受け答えをするとますますドツボなのに…
結局人の好い湖太郎君でした。

>　
>　「てひひ～、似合うっスか」「ハイハイ、よぉく似合ってますよっ、だから僕は帰
>りますっ」「きゃほーい、嬉しいっス、それじゃ私の作ったゴハン食べるっス」「だ
>から帰るって…」と言う湖太郎くんを無視して出されたモノはお味噌汁…かと思いき
>や、なんか毒っぽいキノコとか、畸形っぽい魚等の入った真っ黒い液体。…スープと
>は言うまい。(汗)　「紫亜ちゃんに教わって一生懸命練習したっスよ～、食べるっス
>食べるっスo(^^o) (o^^)o」とのことですが、こんなんの教わったんですか？(^^;;;;
>　もしも本当なら悪魔料理か何かっスか？(汗)
>　

悪魔やら魔女やらが、秘薬の調合に変なものを使うのは
お約束かも…

　
>
>　答えにつまっていると、それを待たずに美紗さんは「あ、おかわりよそるっスね」
>と、キッチンに戻り、おかわりを用意する美紗さん。しかし、運ぶ際に足を躓き、湖
>太郎くんの頭からぶちまけてしまう。…前回は大くん、今回は湖太郎くん、毎回々々
>(？)誰かにぶちまけられる料理…。もしかして普段は紫亜さんとニャーが被害者と
>か。(w
>

紫亜ちゃんは瞬間移動使えるので、ニャーの方が被害者かも…。

　
>　慌てて背後から湖太郎くんを突き倒して…でも次のカットでは何故か湖太郎くんは
>仰向けに。(苦笑)　そして、その湖太郎くんの上から美紗さんは馬乗りになって「コ
>タローくん、ヤケドしちゃうから早く洋服脱ぐっスぅ」とボタンをプチプチと外しに
>かかる。
>　

服を脱がされそうになるのは湖太郎君だけ（爆）

>　
>　「……ほ、本当ですか……？」「もうバッチリっスよ～！　コタローくんもテスト
>がんばるって下さいっス」　美紗さんは“幸せ”を本当に見付けたのか、飛びあがろ
>うとするが、皆に見られないようにと湖太郎くんは必死になって取り押さえる。その
>様子を伺っていた紫亜さん「めでたし、めでたしですネ」　当然ニャーは
>「(怒)(怒)(怒)(怒)　めでたくしなくていいのぉぉぉっ!!!!(怒)(怒)」……いい加
>減、紫亜さん悪魔化計画は断念したらどうよ。(笑)
>

いっそのこと、紫亜ちゃんと美紗さんを組ませて悪魔ユニットに（爆）
紫亜ちゃんの（普通の人相手には的確な）アドバイスを受け、
曲解して悪魔的行動をとる美紗さん…

　
>　
>　そんなやりとりを見つつ湖太郎くんは「やっぱりタンちゃんがトップか…」と呟
>く。その隣で小星ちゃん「でもコタローちゃんだってスゴイよ。前回より１つ順位が
>上がったじゃない、１つもよ、１つも」と余り意味のなさげなフォロー。「まぁ、こ
>んなもんかな(苦笑)」
>　

あれだけ美紗さんに邪魔されたことを差し引いて考えるといい方かも…

　
>　頬は膨らみ、唇はεの字になってしまい、口いっぱいににくまんを詰めこまれてモ
>ゴモゴとして喋れない湖太郎くん。と、ここで字幕翻訳(効果音キンコン)「美紗さ
>ん、やっぱりわかってないですね」……突然字幕の入るアニメってのも珍しいんです
>が。(^^;;;;;
>　

字幕ですか…
私がすぐに思い出した類似の例としては、歯抜けじいさんのフガフガ言葉に
字幕がついた、という例がありました。
（十兵衛ちゃん －ラブリー眼帯の秘密－ 1999年4～6月頃に放送してたかな？）
湖太郎君は肉まんを口に詰められてフガフガ言葉になったわけですが…。

>　そして最後に湖太郎くんのモノローグ「でも、がんばり続ければ、いつかきっと報
>われる日が来るよ…、美紗さん」
>

はあー、あれだけの目にあっててこのセリフってのは。
人間できてるっス。

最後に総合評価：
結構いいシーンもあった今回ですが、時折「ギャグ絵」か「崩壊作画」かわからない
カットが見られ、ちょっと気になったかなあ、というところです。
　
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善財（平原 隆生）
Takao Hirahara ra...@lares.dti.ne.jp