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Kasumin #23 (3/16)

閲覧: 3 回
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Keita Ishizaki

未読、
2002/03/16 11:42:182002/03/16
To:
石崎です。

カスミン第23話『カスミ、尾行する』の雑感など。

カスミン第3巻を購入しました。カバー裏、見ない方が良かったかも(笑)。

では、改ページ。

●外出が多い蘭子さん

カスミ「あ、あたしじゃ無いのよ。仙太郎さんって、家の芸術家」

 買い物の途中で、染み抜きを買いに入ろうとした店頭で、口紅のポスターが目
に入ったカスミは、何故かそれを凝視する。
 霞家に戻って来たカスミは、出かける蘭子とすれ違う。
 最近蘭子は外出が多いというポトポット。しかし、その行き先を知る者は霞家
にはいないのだった。

#冬の口紅の新製品のポスター。目が写っていないとは言え、蘭子さんにそっく
#りなのでカスミは凝視していたのでしょうか。ホクロが無かったので、蘭子だ
#とは気付かなかったようですが。
#染み抜きを買う時、自分が汚したのでは無いと弁明するカスミ。自分が失敗し
#たと人に思われるのは嫌だという事なのかな。
#ところで染み抜きを購入する時、値段も聞かずに小銭を置いて、レジも売って
#ないのにとっとと店を出てしまっているのはちょっと変です。

●禁句

カスミ「龍ちゃん。女の子の顔を面白いって、それは言っちゃいけない事なのよ。
   男の子は」

 仙太郎に染み抜きを届けにアトリエに入ったカスミ。
 仙太郎は鏡を前に、自画像を描いているのだが、相変わらず芸術していて、仙
太郎には見えないその絵に対し、自分の顔がそう見えるのと正直過ぎる感想を言
う。
 仙太郎が落ち込むと、慌ててフォローするカスミは、今度はカスミンを描こう
かと言われると、また今度と慌ててその場を立ち去る。

 自室にて鏡を前に何を思ったのか面白い表情を作っているカスミは、龍之介に
面白い顔をもっとやってと言われると、女の子に面白い顔と言ってはいけないと
注意するのだった。

#相変わらず前衛的な絵柄の仙太郎さん。今度は自画像ですか。顔が二つあるの
#ですが。
#カスミンをモデルに…。モデルと言えばやっぱり…(以下略)。ちなみにレオ
#タードで妥協は却下。
#フォローしつつも、やはり自分が芸術の題材になるのは嫌な様子のカスミ。そ
#の後で自分で面白い顔をしているのに、龍ちゃんにそう言われるのは駄目と言
#うのも矛盾した話です。

●親の都合

カスミ「あ…。な、なんであいつの事なんか思い出すのよ。もう寝る」

 出かけたため、夕食の席に姿を見せない蘭子。
 夜遊びとは不謹慎と言う仙左右衛門に、新しい恋人とかとカスミが推測を言う
と、仙左右衛門は今度は見合いをさせ、勝手な真似はさせないと怒り出す。
 蘭子が可哀想というカスミに怒り出しそうな仙左右衛門。しかし、龍之介がお
かわりの為に割って入り、喧嘩は回避される。
 夜、ベットの中で恋人について考えるカスミは、何故か霧彦のことを思い浮か
べるのだった。

#仙左右衛門の発言からすると、蘭子さんの結婚相手は親が決めた相手という訳
#でも無いらしい。
#恋人というキーワードで、霧彦のことを思い浮かべてしまい、慌てて否定する
#カスミ。ラブコメでは定番の展開ですが、ヘナモンが相手という点については
#疑問を感じていない様子。流石長靴兄弟との間でも妄想しただけはある。

●もちろんクイーンは最初から決まってます

かえで「ユリ、どうせ自分が選ばれているって思っているから、そんな事言うん
   でしょう」

 教室で何やら投票をしている様子の4年3組の男子生徒。
 かえでとカスミが問い詰めると、学級新聞の企画として、クラスの女子生徒の
ナンバー1クイーンを選出しようと言うのだ。
 それを知った女子は、シカオがやりたいならと言うユリを例外として一斉に反
発。女子達の怒りの前に、シカオ達はこの企画を没にせざるを得なかった。

#今回唯一のユリ様の登場シーン。何故か頬を染めていたり、シカオがやるのな
#らと、只一人クイーン選出に賛成していたのがナイス。
#こういう企画をやる時は、女子には見えない所でやるもんだぞ、シカオ。しか
#し文句をつけている女の子達はあんまりかわい…(禁句)。
#ユリ様はかえでから見て、男子に人気があるものと思われているらしい。しか
#しそんなユリ様の心を奪いつつ、全く気付かないばかりかカスミにまで暴言を
#吐くシカオは重罪。
#ところで投票結果はこのまま闇か? 後でこっそり数えていそうな気も。

●蘭子の変化

カスミ「たく。何よ。大体ルックスだけで女の子の価値を決めつけるなんて、間
   違ってるじゃない。たく頭に来ちゃう」

 クイーン選出の件で怒って帰宅のカスミは、外出の前に化粧中の蘭子の部屋に
入る。
 カスミは蘭子に恋人がいるのかについて訪ねようとするが、蘭子は出かけてし
まう。
 後をつけたカスミは、転んだ拍子に蘭子を見失ってしまう。
 蘭子の変化は外出の増加に留まらず、野菜ばかりの食事や、入浴時間の増加な
どにも現れていた。
 カスミはそんな蘭子の様子に、恋心を抱いているのではと感じるのだった。

#勝手に部屋に入ったカスミに対しての表情や仕草が、以前の話に比べて柔らか
#い感じがするのが印象的です。
#カスミの頬を掴んで柔らかくてすべすべという蘭子。きっとユリ様はもっと…
#(ぉぃ)。
#蘭子を追いかけて見失った後のカスミを回り込みで映す描写。凝ってますね。
#蘭子さんの入浴シーン…曇り硝子越しなのがちょっと残念かも。しかし脱衣所
#でずっと覗き込んでいるカスミ。その様子は中からも見えていただろうに、蘭
#子に何も言われないのはひょっとすると、蘭子さんに色々とご奉仕するために
#何時も待機しているからとか(嘘)。

●禁じられた恋路

カスミ「でも、あんなに一生懸命なんて、きっと素敵な相手なんだなぁ。蘭子さ
   ん綺麗だし、どんな人かなぁ?」
龍之介「人じゃないよ」

 蘭子の部屋を覗いていると側に立っていた龍之介を引きずって行くカスミ。
 蘭子が初恋したのかなと言う龍之介に、初恋の意味を教えるカスミは、またも
霧彦の姿を思い浮かべる。
 蘭子の相手がどんな人かと想像するカスミに、人とヘナモンは一緒になれない
と龍之介は言う。
 それを聞いて、蘭子が人間との間に許されざる恋に落ちたのでは無いかと妄想
してしまったカスミは、眠れない夜を過ごすのだった。

#人間とヘナモンは一緒になれないと言うのは、カスミにあれだけ懐いている龍
#之介ですら知っている事実らしい。龍之介はカスミが蘭子の相手を「人」と言っ
#たことに対して「ヘナモン」と修正したかっただけだと思われるのですが、カ
#スミは蘭子の相手が人間である可能性を感じてしまった様子。霧彦と自分の関
#係を思い描いて眠れないというよりは、少女が妄想しそうな悲恋を感じて、気
#になって仕方が無かったのでしょうね。

●井戸と言えばやはり…

マリ子「いえいえ。ここは色んな所に繋がった、ヘナモンだけが知っている道な
   の」

 朝から出かける蘭子の後をつけるカスミ。
 だが、蘭子は門から出ようとするところで姿を消してしまう。
 そこに現れた白樺マリ子から、井戸を下ったところにヘナモンの道があると教
えられる。
 実際に下へと続く階段が井戸の中に出現しているのを見たカスミは、色々な所
に繋がっているらしいその道にマリ子の黙認のもと、足を踏み入れる。

#「今日もとても白いのね」マリ子さんの扱いも堂に入ってきました。
#井戸と言えばやはり戦国時代への抜け道…(違)。開いている音がしたという
#ことは、普段は普通に井戸なのでしょう。

●小中脚本と言えば変なヘナモン(偏見)

ヘナモン「そりゃあ霞家の有名なバツイチ…ゴホゴホ」

 階段を下り始めた途端、入り口は閉ざされてしまい、カスミはランプと蝋燭で
照らされたヘナモンの道を歩き始める。
 走り去る地下鉄や街の雑踏を横に見つつ歩くカスミの前に、一本足で上下方向
に回転する頭部を持ったヘナモンが現れる。
 そのヘナモンはカスミの姿を見て人間ではと疑うが、カスミは自分もヘナモン
だと言い何とか切り抜け、そのヘナモンから蘭子の行き先を聞き出す。
 ヘナモンが教えてくれた行き先はただの壁。だがしかし、その壁はカラクリ扉
となっていて、その向こう側には上へと続く階段があるのだった。

#小中脚本と言えばこれでしょう。不思議なヘナモンの登場です。回転する顔。
#どちらが上側でも顔として通用する不思議な頭部は、頭の上がどちらかによっ
#て喋る口も異なっているということは、ひょっとすると二ヘナモンで一ヘナモ
#ンな存在なのかも。
#第8話で龍王城まで行った時は、自分が人間だと言い張ったカスミですが、今
#回は自分で自分のことをヘナモンだと言っています。しかしあれだけ聞いても
#「ベチャポンテン」の単語を覚えていなかったのか、カスミは。
#蘭子さんの離婚のニュースはヘナモン界ではわりと有名らしい(笑)。

●カスミ、モデルになる

カメラマン「ああ、すまんね。失礼だったかな。お嬢さんに面白い顔だなんて」
カスミ「ううん。あたし、言われ慣れてるもん。面白い顔って」

 階段を昇って行ったカスミは、建物の中に出ている事に気付く。
 その中を歩き回る、衣装を着た人達を見てヘナモンの世界へ来たのかと感じる
カスミは、写真のモデルの一人と間違えられて、化粧をさせられた上で衣装をつ
けられ、他の子役と共に写真撮影に参加する羽目に。
 言われるまま、引きつり笑いをするカスミに、面白い顔と言うカメラマン。
 それを聞いたカスミは、漸く自然な笑いを見せるのだった。

#子役モデルに間違えられたカスミ。しかし一人だけ衣装が色違いという事は、
#ひょっとして主役級? どこの事務所と聞かれて4年3組と答えてしまったり、
#他のモデルさん達の衣装を見てヘナモン世界と勘違いしてしまうのは、普段芸
#能の世界に関心が無いことを現しているのかな。
#カスミよりは年上らしい他のモデルさん達が可愛らしいです。
#龍ちゃんに面白い顔と言われて怒り、シカオ達のクイーン選出の話に怒ってい
#たカスミですが、ここでは怒りませんでした。写真に撮られる対象となること
#で、自分も人から美しく見られることもある存在だということに気付いたから?
#ところでこれをきっかけにカスミンアイドルデビュー…という話には絶対にな
#らないのでしょうね。

●蘭子の秘密

蘭子 「それと、あたしの写真をどこかで見てくれる人が居るかなあって。あた
   しの事を思い出してくれるかなぁって」
カスミ「誰のこと?」
蘭子 「あたしの初恋の人」

 何とか撮影を終了したカスミは、カメラマンが蘭子の名を呼ぶのを耳にする。
 そこでカスミが見たものは、蘭子が白いドレスを着てモデルとして撮影されて
いる姿。
 蘭子もカスミの存在に気付き、微笑みかける。
 ショーモデルをやらないのかと言われても、それには関心が無い蘭子は、ヘナ
モンの道を通っての帰り道、カスミにこの仕事をしていることを家族には内緒に
するように頼む。
 ショーモデルには興味が無く、写真に撮られるのが好きという蘭子は、自分の
写真がどこかで自分の大切な人に見て貰えるのでは無いかと思い、この仕事をし
ているのだが、それが誰なのかについては話さなかった。
 蘭子の仕事を知り、口紅のポスターの女性が蘭子だと気付いたカスミは、この
ポスターが蘭子さんが見て欲しいと思っている人の近くにもあると良いなと思う
のだった。

#Aパート末尾近くでの龍之介とカスミの会話で、ヘナモンが他者の存在を口に
#する時「人」という言葉は使わない事が明らかにされているにも関わらず、こ
#のシーンでは蘭子さんは「人」と言っています。人間界で仕事をしていた事だ
#けでなく、この事一つを取ってみても、蘭子さんの初恋の人は人間で、その事
#をカスミも気付いたのかな。

●全体を通して

 カスミが蘭子の後を尾行するということで、蘭子の秘密を探ろうとしながらも
結局は秘密が判らないという展開なのかと思いきや、直接的には一切語っていな
いとは言え、意外にストレートに蘭子さんの過去について描いてきたなという印
象を受けます。
 この回で明らかになった情報を総合すると、蘭子さんは人間に好意を持ったけ
れど、人間とヘナモンの間で二人が結ばれることは無く、彼の事を忘れようとし
たのか適当なヘナモンと結婚はしたけれども長続きせず、今でもその人の事を思
い続けている蘭子さんという図が浮かんで来ます。
 何だか悲しいですが、あんまり悲しい気分にならないのは蘭子さんの性格故か。
 後の話で霧彦とカスミの関係が進んで行く時に、このエピソードが効いてくる
のでは。そんな印象を受けました。

●次回予告

「あたし、カスミ。霞家にやって来た時に拾った鍵。その鍵を使う時が。扉の向
こうには、何があるの? 次回『カスミ、扉を開く』こんじょだ、根性!」

 いよいよ、クライマックスへ向けて一直線?
 霧の者との全面対決なのでしょうか。

 では、また。

--
Keita Ishizaki mailto:kei...@fa2.so-net.ne.jp

HAIBARA ruki

未読、
2002/03/16 21:38:292002/03/16
To:
灰原留姫です。

"Keita Ishizaki" <kei...@fa2.so-net.ne.jp> wrote in message news:a6vslc$rrm$1...@news01cj.so-net.ne.jp...
| カスミン第23話『カスミ、尾行する』の雑感など。

シリーズ終盤にて、名エピソード持ってきた今作品。微妙な心を表現する
またそれが変わり行く様を、丁寧に描く。メインの部分に重みを持たせる
為にそれに至道程、その幾つかのパーツがカスミという存在で繋がりを
感じさせる組み合わせ。

ヘナモン世界を描くということと、それに関わる少女・女心。これを重ね
同時に進ませる話は、正に今回の脚本を担当した小中氏の真骨頂の
お話でした。

それとカメラワークが秀逸でしたね。カスミの視点、カスミの立ち位置を
確認できるものを上手く使い分け、シーンのキャラの心情を巧く視覚的
効果で表してました。

| ●外出が多い蘭子さん


|
| #冬の口紅の新製品のポスター。目が写っていないとは言え、蘭子さんにそっく
| #りなのでカスミは凝視していたのでしょうか。ホクロが無かったので、蘭子だ
| #とは気付かなかったようですが。

このポスターの持つ意味。終盤に語られますが、あのように展開すると
は思いませんでした。この年代のにありがちな、ちょっと背伸びした感覚
美しく見せるということに意識し出すということ。これらを語るつまりカスミ
の視点からだけのものと思っていましたが、視点はカスミからでも、それ
をカスミが改めて意味を知る…その蘭子の込められた想いというのもが
深く関わるとは。

サブタイトルからして、最初は追跡モノで最後はカスミの『あー勘違い』的
終わるギャグテイストかと思いきや、見ているとチョット切なく恋物語。

またカスミの帰宅時に、とっても自然でラフな挨拶をする蘭子。まるで
姉妹のようです。また龍之介も良い味をだしてました。

| ●禁句
|
| カスミ「龍ちゃん。女の子の顔を面白いって、それは言っちゃいけない事なのよ。
|    男の子は」

一応この台詞を納得した龍之介。子供故の素直さと正直さの表れで
しょうハニワ夫人がカスミの部屋に入って来た時に、何か言いたそう
ウズウズしているようです。
#うむ、龍之介可愛い。

| #カスミンをモデルに…。モデルと言えばやっぱり…(以下略)。ちなみにレオ
| #タードで妥協は却下。

少女のレオタード姿というモノも色っぽいのですが、やはり原作の表現
したいことというのは尊重して頂きたかった(放送できんて)。この番組
ですがシナリオ的には『うーん…』ですが、井端珠里ちゃんや笹岡莉紗
ちゃんが超Pretty。珠里ちゃんは可哀想な役回りですが、彼女の個性
は十二分に発揮されています。モデル張りの体のバランスに、あの超
絶なロリロリヴォイス堪りません。

| ●親の都合
|
| #仙左右衛門の発言からすると、蘭子さんの結婚相手は親が決めた相手という訳
| #でも無いらしい。

そうですね。こと仙左右衛門には多くを語らない…というか、コミュニケ
ーションを取る際に必ずぶつかってしまう。お互いに近い親子という存
在、しかし性別・生きてきた年代は違う。これらに色々と誤解を招く要因
があるのでしょね。

| #恋人というキーワードで、霧彦のことを思い浮かべてしまい、慌てて否定する
| #カスミ。ラブコメでは定番の展開ですが、ヘナモンが相手という点については
| #疑問を感じていない様子。流石長靴兄弟との間でも妄想しただけはある。

霧彦も美少年ですし、最初の出会いから今までを考えますと惹かれる
というのも十分に理解できます。またこれまでの幾つかのことが在る為
にその感情を素直には受け入れられない。いえ、気付けないっというの
がより的確でしょうか。

この時点では、Ishizakiさんの仰るとおり、種の垣根は全く意識していな
いようですね。

| ●もちろんクイーンは最初から決まってます
|
| かえで「ユリ、どうせ自分が選ばれているって思っているから、そんな事言うん
|    でしょう」

このぐらいの年齢の子供ですと、客観性に欠けたりメディアの影響を
多く受けた価値観というモノを持っている場合が多いですが、かえで
の場合はそうでないようです。超一級の美少女であるユリ様を正当
に評価してます。



| #今回唯一のユリ様の登場シーン。何故か頬を染めていたり、シカオがやるのな
| #らと、只一人クイーン選出に賛成していたのがナイス。

表情から仕草、勿論声。全て於いてGoodなユリ様です。その賛成の
理由というものが、愛するシカオの為に突き動かされたもの、それに
反応がヒステリックでないというのが更にGood。

| #こういう企画をやる時は、女子には見えない所でやるもんだぞ、シカオ。しか
| #し文句をつけている女の子達はあんまりかわい…(禁句)。

確かにカスミ以外は…。そのカスミも荒げている為に凄い形相になっ
ています。その他大勢の女の子と達の、まるで『ガンダム大地に立つ』の
時のガンダムのデュアルアイのような光かた。口程にモノを云ってます。

ともあれ、見た目が良いというものを一つの才能と認めない風潮。
歪んだ平等意識が生んだモノですが、この辺に対する感じ方の変化が
カスミにみられてことは◎。

確かに、シカオの方法は余り賢くないですけれどもね。メールで投票を
受付て発表も折り返しメールで送付という形なら、こういうドタバタも防
げたでしょうに。

| #ユリ様はかえでから見て、男子に人気があるものと思われているらしい。しか
| #しそんなユリ様の心を奪いつつ、全く気付かないばかりかカスミにまで暴言を
| #吐くシカオは重罪。

シカオがクラスのクィーン(バーイシクル、バーシシクル♪)を発表した
際にシカオに評価されたという事を喜ぶ照れ照れでなユリ様が見たか
った気がします。

自己を確立させる為には、自分以外の人から認識されるということが
重要です。

| ●蘭子の変化
|
| #勝手に部屋に入ったカスミに対しての表情や仕草が、以前の話に比べて柔らか
| #い感じがするのが印象的です。

ここ良いシーンですよね。蘭子の自然な振る舞いに、カスミも日常と同様
な反応を示す。正に年が離れた姉妹というところ。酔った蘭子がカスミに
『あたしのことお姉さんと思って~』という旨の発言をしていましたが、現在
は自然にそうなってますね。

| #カスミの頬を掴んで柔らかくてすべすべという蘭子。きっとユリ様はもっと…
| #(ぉぃ)。

はぅぅぅうぅうっ…、おでこにチュウしたり、髪の匂いを嗅いだりもして
みたいですぅぅぅ。

| #蘭子を追いかけて見失った後のカスミを回り込みで映す描写。凝ってますね。
| #蘭子さんの入浴シーン…曇り硝子越しなのがちょっと残念かも。しかし脱衣所
| #でずっと覗き込んでいるカスミ。その様子は中からも見えていただろうに、蘭
| #子に何も言われないのはひょっとすると、蘭子さんに色々とご奉仕するために
| #何時も待機しているからとか(嘘)。

スイッチが入ってしまったカスミ。うむ、覗きのようだ。というか覗き。
やはり大人の恋をしているとすれば、色んなお手入れをしたりしなくて
はいけないと云うことを思っているのでしょうか。

そういえば、右脇腹というネタ(?)は最近出ていません。まぁ、現在の
二人の関係から云えば、出なくて然り…というところですが、この浴場
のシーンで見たかったかもです。

| ●禁じられた恋路


|
| #人間とヘナモンは一緒になれないと言うのは、カスミにあれだけ懐いている龍
| #之介ですら知っている事実らしい。龍之介はカスミが蘭子の相手を「人」と言っ
| #たことに対して「ヘナモン」と修正したかっただけだと思われるのですが、カ
| #スミは蘭子の相手が人間である可能性を感じてしまった様子。霧彦と自分の関
| #係を思い描いて眠れないというよりは、少女が妄想しそうな悲恋を感じて、気
| #になって仕方が無かったのでしょうね。

一つの言葉も、その人の環境・状況によって意味は大きく変わるという
事でしょうね。“気付いてしまった”…この事は、とても重く存在する現実
を見つめてしまった瞬間ですね。

眠れぬ夜…。“それ系”ならカスミの指が下腹部に伸びて~というシーン
があるところ。

| ●小中脚本と言えば変なヘナモン(偏見)


|
| #第8話で龍王城まで行った時は、自分が人間だと言い張ったカスミですが、今
| #回は自分で自分のことをヘナモンだと言っています。しかしあれだけ聞いても
| #「ベチャポンテン」の単語を覚えていなかったのか、カスミは。

あまり認めてないという事実の為に、記憶するという行為にまでには
至らなかった。つまりとあるヘナモンと誤解されるという事だけが記号
化されて、どのヘナモンに思われたかはさほど重要ではなかったと。

| #蘭子さんの離婚のニュースはヘナモン界ではわりと有名らしい(笑)。

いわば名家のご令嬢の婚礼です。大きな式・披露宴が行われ、ご祝儀
も沢山払ったのでしょう。人間界で例えるなら、チャールズ皇太子とダイ
アナさんの破局みなたいなもの?

| ●カスミ、モデルになる
|
| カメラマン「ああ、すまんね。失礼だったかな。お嬢さんに面白い顔だなんて」
| カスミ「ううん。あたし、言われ慣れてるもん。面白い顔って」

この辺はモデルの緊張をほぐす為のカメラマンのテクニックですよね。
先ほどまで、ガッチガチ緊張していたカスミの表情が軟らかく自然に
なりました。

| #他のモデルさん達の衣装を見てヘナモン世界と勘違いしてしまうのは、普段芸
| #能の世界に関心が無いことを現しているのかな。

私も『へー、ヘナモン界には美人さんが多いなぁ』っと思ってしまいました。

| #カスミよりは年上らしい他のモデルさん達が可愛らしいです。

可愛いですね。可愛い女の子達が沢山出演している番組といえば
山寺宏一さん司会の「おはスタ」(レイモンドはどうしたのでろう?)です。

というか、大きなお友達も出演している女の子目当て見ているともっぱ
らの噂…というか、私見ています。

| ●蘭子の秘密


|
|  ショーモデルには興味が無く、写真に撮られるのが好きという蘭子は、自分の
| 写真がどこかで自分の大切な人に見て貰えるのでは無いかと思い、この仕事をし
| ているのだが、それが誰なのかについては話さなかった。
|  蘭子の仕事を知り、口紅のポスターの女性が蘭子だと気付いたカスミは、この
| ポスターが蘭子さんが見て欲しいと思っている人の近くにもあると良いなと思う
| のだった。

この辺の吐露は切なくて切なくて…。過去のもの整理できている部分と
現在も生きている部分。カスミの蘭子を指しての“初恋”という表現をし
ましたが、その解釈は初めてを重んじる女の子独特のモノ。

この部分のダイアローグを書いた小中氏。やっぱり、巧いです。これま
での作品でも、女の子の思うところを作品ないで表現ししてきましたが
今回も取っても素晴らしい。

また最後にポスターを見ての一言が、泣けます。もうヒ~ン(泣)という
感じです。

| ●全体を通して
|
|  何だか悲しいですが、あんまり悲しい気分にならないのは蘭子さんの性格故か。

切なくなったり、『ヒ~ン』となったりしましたが、何処かしら乾いた感触
を感じるのは蘭子さんのサバサバした性格故でしょうね。過去の恋心
と今を繋ぐモノ。その辺の描き方も、オーヴァープロデュースになってな
いというのもありますね。

|  後の話で霧彦とカスミの関係が進んで行く時に、このエピソードが効いてくる
| のでは。そんな印象を受けました。

どうなるのしょう。これまでの慣例(なのか?)をカスミは破ることが出
来るのかそれとも…。この辺は次シリーズに持ち越しでしょうか?

| ●次回予告
|
| 「あたし、カスミ。霞家にやって来た時に拾った鍵。その鍵を使う時が。扉の向
| こうには、何があるの? 次回『カスミ、扉を開く』こんじょだ、根性!」
|
|  いよいよ、クライマックスへ向けて一直線?
|  霧の者との全面対決なのでしょうか。

霧の者の戦闘部隊が、霞家に次々と侵入していましたね。あの鍵の
意味は?霧彦はどう動く?気になることいっぱいです。

--
By HAIBARA Ruki(Sakurai -aslan- Renca)/Hello, how low?
e-mail renc...@mb.infoweb.ne.jp
##

佐々木 英朗

未読、
2002/03/17 22:49:352002/03/17
To:
佐々木@横浜市在住です。

<a6vslc$rrm$1...@news01cj.so-net.ne.jp>において
Keita Ishizaki <kei...@fa2.so-net.ne.jp>さんは書きました。

> 石崎です。

こんにちわ。

> カスミン第23話『カスミ、尾行する』の雑感など。

> #冬の口紅の新製品のポスター。目が写っていないとは言え、蘭子さんにそっく
> #りなのでカスミは凝視していたのでしょうか。ホクロが無かったので、蘭子だ
> #とは気付かなかったようですが。

「何処かで見た様な…」とは思ったでしょうけれど、確信は持てなかった、
或いは誰だっけ?という所止まりだったのかも。
それ以前に見とれてしまっていた可能性も高いですけど。

> #染み抜きを買う時、自分が汚したのでは無いと弁明するカスミ。自分が失敗し
> #たと人に思われるのは嫌だという事なのかな。

絵の具の染みって事で子供っぽい失敗だったのが余計気になったのかも。

> #相変わらず前衛的な絵柄の仙太郎さん。今度は自画像ですか。顔が二つあるの
> #ですが。

でも各種オブジェに比べるとちゃんと仙太郎の顔に見えるのでマシな気が。^^;
顔が二つあるのは人間(じゃない ^^;)の二面性を表しているのでしょう。

> #カスミンをモデルに…。モデルと言えばやっぱり…(以下略)。ちなみにレオ
> #タードで妥協は却下。

思わず『セラフィムコール』の第4話を思い出してしまいました。
# 勇気を振り絞ってヌードモデルになったのに、出来上がりは前衛絵画だった話。^^;

> #恋人というキーワードで、霧彦のことを思い浮かべてしまい、慌てて否定する
> #カスミ。ラブコメでは定番の展開ですが、ヘナモンが相手という点については
> #疑問を感じていない様子。流石長靴兄弟との間でも妄想しただけはある。

それと普段の姿は完全に人間と同じなのでヘナモンである事を
殆ど意識していないという可能性もありそうです。

> #こういう企画をやる時は、女子には見えない所でやるもんだぞ、シカオ。しか
> #し文句をつけている女の子達はあんまりかわい…(禁句)。

楓ちゃんの背後の眼鏡っ娘(左)は怒ってなかったら意外と可愛いかも。^^;

> #ところで投票結果はこのまま闇か? 後でこっそり数えていそうな気も。

開票結果、何故かカスミンに1票入っていたので男子生徒大爆笑。
失礼ねっ!とカスミン怒るものの、自分でも誰だそんな物好きはと訝しむ…
という展開が続くと想像したのですが。(笑)
# ユリ様1位は当然なので見るまでも無いです。

> #勝手に部屋に入ったカスミに対しての表情や仕草が、以前の話に比べて柔らか
> #い感じがするのが印象的です。

外で何かとても気分の良くなる事(変な意味でなく)があるのかなと思いました。

> #カスミの頬を掴んで柔らかくてすべすべという蘭子。きっとユリ様はもっと…
> #(ぉぃ)。

場所によっても柔らかさが違いますので、全身確かめてみませう。(爆)

> #蘭子さんの入浴シーン…曇り硝子越しなのがちょっと残念かも。しかし脱衣所
> #でずっと覗き込んでいるカスミ。その様子は中からも見えていただろうに、蘭
> #子に何も言われないのはひょっとすると、蘭子さんに色々とご奉仕するために
> #何時も待機しているからとか(嘘)。

蘭子さんは見られるのが好きとか。^^;;;;;

> #「今日もとても白いのね」マリ子さんの扱いも堂に入ってきました。

毎回フルネームで呼ばなくてもいいのに。^^;;;;;

> #井戸と言えばやはり戦国時代への抜け道…(違)。開いている音がしたという

すると底にはヘナモンの死体がごっそりと。(怖)

> #ことは、普段は普通に井戸なのでしょう。

しかし、こんな凄い仕掛けが霞家の敷地に入ったすぐの所にあるのはマズいのでは。
# 人間には開閉出来ないから大丈夫って事なのでしょうけれど。

> ●小中脚本と言えば変なヘナモン(偏見)

小中脚本と言えば地下世界。

> #第8話で龍王城まで行った時は、自分が人間だと言い張ったカスミですが、今
> #回は自分で自分のことをヘナモンだと言っています。しかしあれだけ聞いても

それで納得されてしまうベチャポンテンは第1部完までに出るのでしょうか。^^;

> #「ベチャポンテン」の単語を覚えていなかったのか、カスミは。

ムカつくから覚える気が無いんでしょう。^^;

> #蘭子さんの離婚のニュースはヘナモン界ではわりと有名らしい(笑)。

勝手な想像では「結婚」の際に凄いニュースになったのでは無いかと。
「え、あの蘭子さんが結婚?」「マジかよ」「相手は誰だ」みたいに。
それ故に離婚も大ニュースになって駆け抜けたと。
#「何だやっぱり離婚か」って感じに。(笑)

> #子役モデルに間違えられたカスミ。しかし一人だけ衣装が色違いという事は、
> #ひょっとして主役級? どこの事務所と聞かれて4年3組と答えてしまったり、

真ん中に立たされてましたし、キーパーソンなのは間違いなさそうです。
この写真が何に使われた(掲載されたのか)凄く気になります。
# この写真を目に留めた写真家がカスミンを指名して…
# 「カスミ、モデルになる」が第2部にて製作されます。(嘘)

> #他のモデルさん達の衣装を見てヘナモン世界と勘違いしてしまうのは、普段芸
> #能の世界に関心が無いことを現しているのかな。

或いはモデルの着る衣装は現実離れしていて実際には着られない事への皮肉かも。
# 最近はそれ程奇異でない傾向が強まってますが。

> #たカスミですが、ここでは怒りませんでした。写真に撮られる対象となること
> #で、自分も人から美しく見られることもある存在だということに気付いたから?

かなり可愛く撮れていたと思いました。意外にイケる?(笑)

> #ところでこれをきっかけにカスミンアイドルデビュー…という話には絶対にな
> #らないのでしょうね。

# 無いですかねぇ。^^;;;;;

>  蘭子もカスミの存在に気付き、微笑みかける。

この笑顔がまた素敵でした。そしてカメラマンも良い顔だと思った様です。
カスミンに対して向ける笑顔が営業スマイル以上の物だというのも
蘭子さんがカスミンをどう思っているのか感じさせてくれる部分ですね。

> #Aパート末尾近くでの龍之介とカスミの会話で、ヘナモンが他者の存在を口に
> #する時「人」という言葉は使わない事が明らかにされているにも関わらず、こ
> #のシーンでは蘭子さんは「人」と言っています。人間界で仕事をしていた事だ
> #けでなく、この事一つを取ってみても、蘭子さんの初恋の人は人間で、その事
> #をカスミも気付いたのかな。

成程、深いですね。

では、また。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hid...@po.iijnet.or.jp ■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

HAIBARA ruki

未読、
2002/03/18 8:42:352002/03/18
To:
灰原留姫です。

"佐々木 英朗" <hid...@po.iijnet.or.jp> wrote in message news:20020318124935....@po.iijnet.or.jp...
| > カスミン第23話『カスミ、尾行する』の雑感など。


|
| でも各種オブジェに比べるとちゃんと仙太郎の顔に見えるのでマシな気が。^^;
| 顔が二つあるのは人間(じゃない ^^;)の二面性を表しているのでしょう。

色も寒・暖に分かれていて、内面的なものを目で見える形で表現した
という感じですね。また立体物を二次元で表す際に用いる手法の一
つを見事に使ってます。

以前仙太郎が、講師をやった時にカスミに対して“毛虫”の話をしま
した。この話の内容からも考えるに、思想・主張を表現する手段とし
てアート選んでいるのですね。仙太郎は。口下手な彼には、方法論
として打って付けかもしれません。

| 思わず『セラフィムコール』の第4話を思い出してしまいました。
| # 勇気を振り絞ってヌードモデルになったのに、出来上がりは前衛絵画だった話。^^;

「パタリロ!」にもありましたね。マライヒがバンコランの反対を押し切
ってまで描いてもらったヌード画は、ポップアート風な抽象画であった
っと。

| それと普段の姿は完全に人間と同じなのでヘナモンである事を
| 殆ど意識していないという可能性もありそうです。

現実的なことを考える上で、プールのシーンなどで霧彦の着替えなど
を見てみたいです。いえ、ユリ様のスク水姿を見たい訳では…大あり
です。

小学生がプールに入る際に被るキャップ(名前知らん)であの髪を
纏めたユリ様。撫でやかなうなじが…ハァハァ…。

| > #カスミの頬を掴んで柔らかくてすべすべという蘭子。きっとユリ様はもっと…
| > #(ぉぃ)。
|
| 場所によっても柔らかさが違いますので、全身確かめてみませう。(爆)

ルーペとペン型のライトも持参しますです(爆)。

| # この写真を目に留めた写真家がカスミンを指名して…

俗に言う“写真指名”というやつですね!それで『次からは、本指名に
してね』っと云われると。

| この笑顔がまた素敵でした。そしてカメラマンも良い顔だと思った様です。
| カスミンに対して向ける笑顔が営業スマイル以上の物だというのも
| 蘭子さんがカスミンをどう思っているのか感じさせてくれる部分ですね。

この演出・シナリオ的な流れ。良いですね、見ていても安心感を
憶えるように微笑んでしまいます。

そうそう、井戸を入って出会ったヘナモン。彼はやはり広川太一郎氏に
憧れてあの口調をしているのでしょうか。

Keita Ishizaki

未読、
2002/03/21 4:03:392002/03/21
To:
石崎です。

佐々木 英朗さんの<20020318124935....@po.iijnet.or.jp>から
>佐々木@横浜市在住です。

こんにちわ。

><a6vslc$rrm$1...@news01cj.so-net.ne.jp>において
>Keita Ishizaki <kei...@fa2.so-net.ne.jp>さんは書きました。

>> カスミン第23話『カスミ、尾行する』の雑感など。


>
>
>「何処かで見た様な…」とは思ったでしょうけれど、確信は持てなかった、
>或いは誰だっけ?という所止まりだったのかも。
>それ以前に見とれてしまっていた可能性も高いですけど。

 見とれていたという線も考えたのですが、普段のカスミンがお洒落とかお化粧
とかいうものとは無縁だったもので、可能性から外してみたり。
 でも、「一応」女の子ですからそれが真実なのかも。

>絵の具の染みって事で子供っぽい失敗だったのが余計気になったのかも。

 所帯じみているカスミンは両親のことを「世話していた」と自負していた位で
すから、自分が子供だと見られたくないのでしょうか。

>> #相変わらず前衛的な絵柄の仙太郎さん。今度は自画像ですか。顔が二つあるの
>> #ですが。
>
>でも各種オブジェに比べるとちゃんと仙太郎の顔に見えるのでマシな気が。^^;
>顔が二つあるのは人間(じゃない ^^;)の二面性を表しているのでしょう。

 何か意味があると思って上手く説明出来なかったのですが、上の文章と灰原さ
んの記事を読んで納得しました。
 ただ、仙太郎さんはそのことをカスミンに説明していないのですが、これは仙
太郎さんが抱いていた自分のイメージを上手く説明出来なかったということなの
でしょうか。
 カスミンを子供扱いしていて、説明しなかったという風でも無かったですし。

>> #カスミンをモデルに…。モデルと言えばやっぱり…(以下略)。ちなみにレオ
>> #タードで妥協は却下。
>
>思わず『セラフィムコール』の第4話を思い出してしまいました。
># 勇気を振り絞ってヌードモデルになったのに、出来上がりは前衛絵画だった話。^^;

 私も同じ話を思い出しました(笑)。実は、当該話を未だに観ていなかったり
するのですが、ビデオを掘り起こしてまで観る価値はあるかな?

>それと普段の姿は完全に人間と同じなのでヘナモンである事を
>殆ど意識していないという可能性もありそうです。

 服を脱いだらどうなっているのか興味があります。
 某作品のように、お腹に霧の者の紋章がついていたりして。

>> #ところで投票結果はこのまま闇か? 後でこっそり数えていそうな気も。
>
>開票結果、何故かカスミンに1票入っていたので男子生徒大爆笑。

 入れたのは霧彦ということでしょうか(笑)。

># ユリ様1位は当然なので見るまでも無いです。

 自分が1位になりたがっているのに、ユリ様のために1位になることが出来な
いタカピーなお嬢様キャラがいれば、このイベント話もより面白くなるのですが。

#かえでだとちょっとイメージが違う気がする。

>蘭子さんは見られるのが好きとか。^^;;;;;

 だからモデルだったのか(笑)。

>> #「今日もとても白いのね」マリ子さんの扱いも堂に入ってきました。
>
>毎回フルネームで呼ばなくてもいいのに。^^;;;;;

 カスミンがマリ子さんに彼女の名前を呼びかけている場面は、3回(第16話、
20話、今回)あって、第20話では「マリ子さん」と名字抜きでした…という話は
横に置き、自分が白いことに拘りを持っているマリ子さんのこと、自分の名前を
呼ばれる時にも「白」と呼んで貰えないと悲しむからなのでは(笑)。

>> #ことは、普段は普通に井戸なのでしょう。
>
>しかし、こんな凄い仕掛けが霞家の敷地に入ったすぐの所にあるのはマズいのでは。
># 人間には開閉出来ないから大丈夫って事なのでしょうけれど。

 屋敷の中にも龍王城への通り道がある位ですから、出入り自由ということなの
でしょうか。

>> ●小中脚本と言えば変なヘナモン(偏見)
>
>それで納得されてしまうベチャポンテンは第1部完までに出るのでしょうか。^^;

 第2部完でも謎のままに1票。

>> #蘭子さんの離婚のニュースはヘナモン界ではわりと有名らしい(笑)。
>
>勝手な想像では「結婚」の際に凄いニュースになったのでは無いかと。
>「え、あの蘭子さんが結婚?」「マジかよ」「相手は誰だ」みたいに。
>それ故に離婚も大ニュースになって駆け抜けたと。
>#「何だやっぱり離婚か」って感じに。(笑)

 ハニワ夫人も蘭子さんのことを快く思っていない雰囲気であるし、イメージが
悪かったのでしょうか。

># この写真を目に留めた写真家がカスミンを指名して…
># 「カスミ、モデルになる」が第2部にて製作されます。(嘘)

 私からも是非お願いしたいところです。

#モデルになって、そこでも活躍するけれど、やっぱり霞家が良いやという展開
#がありがちな線ですが。

>> #ところでこれをきっかけにカスミンアイドルデビュー…という話には絶対にな
>> #らないのでしょうね。
>
># 無いですかねぇ。^^;;;;;

 まずは下積みで水着モデルから初めて欲しいです。

#ファンシーララみたいに。

Keita Ishizaki

未読、
2002/03/21 5:07:102002/03/21
To:
石崎です。

HAIBARA rukiさんの<a70vle$gdt$1...@news512.nifty.com>から
>灰原留姫です。

こんにちわ。

>"Keita Ishizaki" <kei...@fa2.so-net.ne.jp> wrote in message news:a6vslc$rrm$1...@news01cj.so-net.ne.jp...
>| カスミン第23話『カスミ、尾行する』の雑感など。
>

>それとカメラワークが秀逸でしたね。カスミの視点、カスミの立ち位置を
>確認できるものを上手く使い分け、シーンのキャラの心情を巧く視覚的
>効果で表してました。

 某巨大掲示板辺りでは、「ローアングル」とみんなで連呼していましたね。

>| ●外出が多い蘭子さん


>
>このポスターの持つ意味。終盤に語られますが、あのように展開すると
>は思いませんでした。この年代のにありがちな、ちょっと背伸びした感覚
>美しく見せるということに意識し出すということ。これらを語るつまりカスミ
>の視点からだけのものと思っていましたが、視点はカスミからでも、それ
>をカスミが改めて意味を知る…その蘭子の込められた想いというのもが
>深く関わるとは。
>サブタイトルからして、最初は追跡モノで最後はカスミの『あー勘違い』的
>終わるギャグテイストかと思いきや、見ているとチョット切なく恋物語。

 見かけよりは機能性を重視するカスミンが、口紅の機能性よりは見た目に目を
奪われているような描き方をしていたのが印象的で、これが普段のカスミンの描
き方(フリルが沢山ついた服を見て、「アイロン掛けが大変そう」と感じるよう
な)とは異なっていたのが心に残りました。

 それとは別に、ポスターを見た瞬間にこれは蘭子さんだと感じ、蘭子さんが人
間界で働いているというのは判ったのですが、灰原さんの仰るように人間の男と
の関係があったことを暗示する展開になったのは意外でした。

>| ●親の都合
>|
>| #仙左右衛門の発言からすると、蘭子さんの結婚相手は親が決めた相手という訳
>| #でも無いらしい。
>
>そうですね。こと仙左右衛門には多くを語らない…というか、コミュニケ
>ーションを取る際に必ずぶつかってしまう。お互いに近い親子という存
>在、しかし性別・生きてきた年代は違う。これらに色々と誤解を招く要因
>があるのでしょね。

 ヘナモンの相談役という家柄の霞家。
 その体面がある故に蘭子は自分の望んだ相手とは結婚出来なかったのかもしれ
ないと今回強く感じました。
 今度は見合い発言からすると、蘭子さんは一応ヘナモンの相手を選んだみたい
ですが、これは人間とのつき合いを許さなかったことの負い目があったから、仙
左右衛門さんも許したということなのかなと妄想が膨らみます。

 仙太郎さんは見ての通りの引きこもり(違)な態度ですが、これも霞家の長男
というプレッシャーが彼のあのような態度を生んでいるのかもしれません。

>| ●もちろんクイーンは最初から決まってます


>|
>ともあれ、見た目が良いというものを一つの才能と認めない風潮。
>歪んだ平等意識が生んだモノですが、この辺に対する感じ方の変化が
>カスミにみられてことは◎。

 写真の撮られた時のカスミの態度を見ておやと感じたことは、このことだった
のかと氷解しました。見た目に囚われないということも確かに重要なのですが、
見た目も価値の内であるということなのでしょうね。

>シカオがクラスのクィーン(バーイシクル、バーシシクル♪)を発表した
>際にシカオに評価されたという事を喜ぶ照れ照れでなユリ様が見たか
>った気がします。

 ぬれぞうきんの話の時もそうですが、本作品は学校における人間同士のイベン
トは比較的あっさりと描く傾向にあるように感じられます。そういう作品はどれ
みにお任せということでしょうか。
 今回もそのパターンでしたので、某掲示板で叩かれている程には気にならなかっ
たのですが。

>| ●蘭子の変化


>|
>| #カスミの頬を掴んで柔らかくてすべすべという蘭子。きっとユリ様はもっと…
>| #(ぉぃ)。
>
>はぅぅぅうぅうっ…、おでこにチュウしたり、髪の匂いを嗅いだりもして
>みたいですぅぅぅ。

 取り敢えずユリ様をベッドに横たえて(以下略)。

>スイッチが入ってしまったカスミ。うむ、覗きのようだ。というか覗き。
>やはり大人の恋をしているとすれば、色んなお手入れをしたりしなくて
>はいけないと云うことを思っているのでしょうか。

 蘭子さんが剃刀なんかを取り出してという描写があったりしたら嫌ん。

>そういえば、右脇腹というネタ(?)は最近出ていません。まぁ、現在の
>二人の関係から云えば、出なくて然り…というところですが、この浴場
>のシーンで見たかったかもです。

 蘭子さんと一緒にお風呂に入っているカスミ。

蘭子「ほら、背中流してあげる」
カスミ「あ、蘭子さんくすぐったいよ」

 …という光景が瞬時に脳内に投影されました。

>| ●禁じられた恋路


>|
>一つの言葉も、その人の環境・状況によって意味は大きく変わるという
>事でしょうね。“気付いてしまった”…この事は、とても重く存在する現実
>を見つめてしまった瞬間ですね。
>
>眠れぬ夜…。“それ系”ならカスミの指が下腹部に伸びて~というシーン
>があるところ。

 早いと小学生で目覚めが(中略)ですから、現実的にはありそうではあります
が、それをやったら今は良くてもDVD化出来なくなってしまうかもしれません。

#今回のラーゼフォンを見ていたら、何だかそれっぽい怪しいシーンがありまし
#たね(爆)。記事起こそうかな…。

>| ●蘭子の秘密


>|
>この辺の吐露は切なくて切なくて…。過去のもの整理できている部分と
>現在も生きている部分。カスミの蘭子を指しての“初恋”という表現をし
>ましたが、その解釈は初めてを重んじる女の子独特のモノ。

 ちょいと話は違いますが、男性は女性にとっての最初の男性となりたがるが、
女性はその男性にとっての最後の女性になりたがるという風な話も聞いたことが。

>| ●全体を通して
>|
>|  何だか悲しいですが、あんまり悲しい気分にならないのは蘭子さんの性格故か。
>
>切なくなったり、『ヒ~ン』となったりしましたが、何処かしら乾いた感触
>を感じるのは蘭子さんのサバサバした性格故でしょうね。過去の恋心
>と今を繋ぐモノ。その辺の描き方も、オーヴァープロデュースになってな
>いというのもありますね。

 具体的には何が蘭子さんにあったのかを一切描かず、暗示させるだけに留める
という描き方が良かったです。カスミンも有る程度は気が付いているのでしょう
が、蘭子さんの離婚とそれを結びつけて考えはしなかったようですが。

>どうなるのしょう。これまでの慣例(なのか?)をカスミは破ることが出
>来るのかそれとも…。この辺は次シリーズに持ち越しでしょうか?

 きっと第1期は前半がカスミンが霞家に受け入れられるまで、後半が霞家と霧
野家の確執の解消までを描き、その部分は第2期でじっくりと描かれるのかと思っ
ています。
 希望的観測としては、カスミンに恋のライバル希望(笑)。

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