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ちっちゃな雪使いシュガー第12話

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S. GOTO

未読、
2001/12/20 9:54:322001/12/20
To:
後藤です

第12話「さよなら、クマさん」の感想です。
今回はちょっと早めに投稿できました。

今回も、サガの心の描写が光る回でした。すごく可愛らしかったですね。
と同時に、全24話のうちのちょうど半分まで来たということで、いろい
ろ冬休みの宿題が課されたように感じました。今回で本年の地上波での放
送は最後で、2週間冬休みに入りますね。

もしよろしければ、最終話まで感想記事書こうかと思います。これまで有
意義なフォローが得られていますし、書いてて楽しいんですよね。
でもそうなると、全体の総括も私書くことになるのか……
あ、もちろん「ちょびっツ」までやるつもり、ないから。

私、この作品に関してだけは、他作品との比較で論じたり、何らかの枠や
パターンに当てはめて論じたりするようなことを極力避けたいと思ってい
ます。
見たまんま、感じたまんまを素直に述べることが、この作品を語るのには
相応しいかな、と思うので。

あと、おまけも……こちらは佐々木さんに甘えてばかりで>私(^_^;;
やっぱり、「えっちなのはいけない」のでしょうか?
#fjの許容範囲は逸脱していないと思うんだけど……だって、本編だっ
#てこのところすごくえっちじゃないですか

「もしかしてあのクマさん、知ってるのかな?あたしたちがそれぞれの季
 節を操ってんだって。ねえ、サガぁ」
「もう、そんなのあたしに聞かないでよ」

*ヴィンセント負傷
ピアノを吊り上げるのは劇の最後のシーンですね。その稽古中に、ヴィン
セントは左手を痛めてしまいます。次の日がミューレンブルクでの最後の
公演なのに……ピアノを弾ける代役を、と団長。するとヴィンセントは
「それなら、心当たりがあるんですけど」

*サガを代役に
ヴィンセントのご指名はサガでした。劇団員のサム(多分、いいんですよ
ね、名前)が楽譜を持って、頼みに来ました。シュガーは、サガが劇のピ
アノを弾くことになって大喜び。でも、当のサガは
「できません!……困ります、そんなこと言われても……」
しかし、半ば強引に楽譜を渡されてしまいました。
夜遅くなって、シュガーは寝てしまいましたが、サガは楽譜を読んでいま
した。
「もう……ケガしたからって、どうしてあたしがあの人の代わりにピアノ
 を弾くってことになるわけ……?」
そういいながらも指はちゃんとリズムをとっていました。結局練習もせず
にいきなり弾けてしまったんですよね。これはすごい才能です。思わず指
が鍵盤を置く姿勢を……そのとき、あの「ブチン」という弦の切れた音が
脳裏に浮かびます。ふうっと溜息。心の奥底では「弾きたい」と思ってい
るかのようでいて、「あの人の代わりに弾くなんて」という思いが入り混
じっていて、悩みは深まっているよう。心配してくれたお婆ちゃんは「サ
ガの好きな通りにするといいよ」と言ってくれます。
「サガ……クマさんなの……」
シュガーは、サガがピアニストのクマになった夢を見ているのでしょうか。
でも、サガは、
「明日、ちゃんと断りに行かなくちゃ」

*サガの思い
そう言いながらも、出てくるのは溜息ばかりです。なかなか踏ん切りがつ
かないみたい。ぼんやりと窓の外を眺めていました。3匹はサガの頭の上
です。
アンヌがサガを誘いますが、ノーマも行きたがっています。どうやら、シ
ェリルに恋してしまったようですね。サガは「用事があるから」といって
断ってしまいます。
ヘンリー(いいんですよね、このじいさんの名前)にコーヒーを届けに行
ったサガは、ヘンリーに劇団のことを聞かれ、気の無い返事を返します。
窓の外ではシュガー達がしきりにピアノを弾くようにいいます。
ルキーノは「お得意さんがいなくなる」とぼやいています。シュガー達は
今度は催眠術の真似事をしています。催眠術を知っているのか!?(^o^)

*決心
バイトを終え、店を出たサガは、深呼吸をして
「よし!計画どおりに断ろう」
と、劇場に向かいます。何故ピアノを弾いてくれないのかと問うシュガー。
ソルトは「意地を張っている」と言いますが、サガは
「違うよ、シュガー達にはいつだって弾いてあげられるでしょ?あたしが
 断るって言ってるのは、あの人の代わりをするってこと……」
だったら今聞きたいとせがむシュガー、いつの間にか楽器店の前まで来て
いました。3人は「何かを訴える妖精達の眼差し」攻撃で、何とか弾いて
もらおうとするのです。サガはたじろいでしまいます。

*ヴィンセントの過去
そこへ、ポールが店から出てきました。また、道にはハモンド劇団の宣伝
カーも通り過ぎて行きました。
「最後の公演は、ちょっと趣向を凝らすみたいだよ。ピアノをもう一台用
 意するって、さっき劇団員の人達が来てたから」
これは、サガの演奏のために別に一台調達したんですね。サガもそのこと
に気づいたよう。
そして、ポールは、ヴィンセントの昔の話をします。
「ヴィンセントさんのピアノを聞けるのも今日で最後か……僕ね、ピアニ
 ストだったときの彼の演奏より、今の彼の演奏の方が好きなんだ。今日
 が最後だし、また見に行こうかなあ」
ヴィンセントは数年前までオーケストラのピアニストだった。しかも修理
も自分でやってのけるという。そうだったのか。けっこう有名だったんで
しょう。修理も調律もやってしまうとは。こだわりを持つ厳格なピアニス
トだと、御用達の調律師を雇ったりするものなのですが、彼は心底ピアノ
が好きなんだろうなあ。若いし。
ヴィンセントも母と同じピアニストだった……サガは意外な事実を知って
しまいます。これで、自分が抱いていたピアニストのイメージが崩れてし
まったことになるのでしょうか。すごいショックだったでしょう。
「そう……だったんですか……」

*劇場
ヴィンセントは調律を片手でやっていました。これはサガのためのピアノ
ですね。サガはヴィンセントに問いただします。
「あのう……」
「ん?」
「ピアニスト……だったんですね」
「……うん……まあ、昔のことだけどね」
「それなのに、なんで、なんであんな乱暴にピアノを弾いたんですか?」
「えーと……そんなこと、したっけ?」
「したじゃないですか!グレタが舞台に出たとき」
「あ……ああ、あのとき。お客さんも楽しんでくれたかなあ……」
「そんな……ピアノが壊れちゃうところだったんですよ!」
「ああ、確かにちょっと壊れちゃったけど、みんなが楽しいっていってく
 れればね」
お客さんは、ちゃんと首を縦に振りましたね(^o^)
サガが、ピアノは優しく弾くものであると考えているのは、母親の影響も
あるでしょうが、むしろ、ピアノ=母との思い出で、それを乱暴に扱われ
ることを激しく嫌う潔癖さが些か突出してしまったのかな、とも考えまし
た。
また、彼は周囲を喜ばせることがとても好きなのですね。オーケストラを
やめた理由がその辺にあるのかなあ。そのためのピアノであり、そのため
に自分は弾いている、という考え方。ピアノを粗末に扱うか否かがここで
のサガの論点になっているのですが、ピアノよりも、それを聞いてくれる
人の方が大事なのですね。そして、自分自身も楽しむことが重要だという
ことでしょう。劇団での仕事をむしろ誇りに思っているのかもしれない。

*その場の勢い
そこに団長がやってきました。代役がサガと聞いてびっくり。団長は「子
供には酷だ。代役が勤まるのか?」と言いますが、それを聞いていたシュ
ガー達は怒ります。ソルトの怒りの太陽攻撃は、団長の鼻の頭にあちちち
ち。
「無理言って悪かったねお嬢ちゃん。いきなりこんな難しい曲を弾けって
 言われたって、そりゃあ無理な話だよな」
ところが、サガは
「この曲だったら、あたし、弾けますけど」
と、その場の勢いでつい言ってしまいました。プライドを擽られちゃった
んですね。
会場時間も迫ってきて、今更引き受けないわけにはいかなくなってしまい
ました。
「あ、あたしのバカぁ……」
作り笑顔がなんとも可愛らしいこと。

*開演前
意を決してピアノの前で深呼吸。楽譜の前にはわくわくしているシュガー
達が座ってます。シュガーは目が輝いてました。邪魔だとばかりに鷲掴み、
ピアノの上に置きます。
座席には、大勢の人が。アンヌ、ノーマは勿論のこと、グレタもいます。
そして、ルキーノ、ヘンリー、楽器店の店長にポール。店長の、日頃の気
難しい顔はどこへやら。ポールも、サガが演奏することを教えていないの
かもしれません。大人の妖精達もいます。
こんなに大勢の前で演奏したことの無いサガは緊張が解きほぐせません。
そこへ、ヴィンセントがやさしく声をかけてくれました。
「ちょっと肩に力が入ってるみたいだね。いつも通りのサガでいいんだよ。
 失敗したって、僕たちがいるから大丈夫だし」
「は、はい!そうですね」
そして、ついに開演時間が。
「いよいよだ。楽しもうね、サガ」

*開演
緊張のあまり、指が動かず、汗がしたたり落ちます。まさか涙じゃないよ
ね。促されて、演奏を始めます。初めてなのに、こんなにスラスラ弾けて
しまうとは。でも、弾くことに精一杯で、ちっとも楽しんでいられません。
シュガーも気になってしまいました。
一区切りついて、楽譜を捲ろうとしたら、パラパラと落ちてしまいました
が、シュガー達にも手伝ってもらって、事なきを得ました。妖精には、紙
一枚がそんなに重いのか。
ヴィンセントも出番が一区切りついたので、様子を見に来てくれました。
「サガ、いい感じだよ。その調子。思ったとおり、サガの弾く曲は優しく
 ていいね」
「そんなこと……」

*ちっちゃな応援団
サガは自分が自分でなくなったようで、すっかり自信を無くしてしまいま
す。
「そんなことない……」
「サガぁ」
「もうだめ、もう弾けないよ……」
「どしてそんなこと言うの?」
「サガさん、落ち着いてください。ヴィンセントさん、いい感じだって誉
 めてくださったじゃないですか」
「そうだよ。俺も悪くないと思うぜ」
「もう無理よ……自分が今、何を弾いてるのかも分かってないんだよ……
 こんなんで弾くなんて……無理よ……」
シュガーは、そんなサガを励まそうと、ピッコロを演奏します。
「あたし、サガのピアノ大好きだよ。クマさんのピアノも好き。聞いてる
 と楽しくって、うれしくって、ニコニコになるから。サガもピアノ弾く
 と楽しいでしょ?サガ、ピアノだーいすきだもんね」
「俺もサガのピアノは大好きだ」
「わたくしもですぅ」
「だからね、だいじょうぶだよサガ。ピアノ弾いて、ね」
「…………うん」
サガは自身を取り戻しました。
ここ、すっごくいいシーンでしたよね。ついほろっときてしまいました。

*最後の演奏
最後のシーンのため、楽譜を捲ろうとしたら、次の曲の楽譜がありません
でした。あせって探すのですが、舞台はどんどん進行していってしまいま
す。ヴィンセントがピアノの前に座ると、舞台袖には、サガが楽譜を探し
ている姿が。ヴィンセントはフォローのため、片手で弾き始めます。これ
は全く別の曲でした。そして、怪我をした方の手は、3拍子のリズムをと
り、サガをリードします。女優も一瞬戸惑いながら、ちゃんと合わせます。
これは、楽譜が見つかったんじゃなくて、サガがヴィンセントのリードに
乗って弾き始めたんですね。いつものと曲が違いますから。
やっとサガは楽しそうに弾くことができるようになりました。2人の演奏
はその日最高の演奏となりました。シュガー達もくるくる輪になって嬉し
そう。シュガーはピッコロを吹いて、雪を降らせました。とても「柔らか
くて暖かい」、そんな雰囲気を感じさせる雪です。
すみません、「柔らかくて暖かい」という表現はあくまで主観による詩的
表現ですから、論理的に突っ込まないでね。でも、見ていて、そういう気
になりませんでした?
劇中劇のラストも紙吹雪で雪を降らせるのですが、うまくマッチしました。
無事、閉幕。

*舞台挨拶
サガはヴィンセントに抱きかかえられ、満場の拍手を受けます。少し頬を
赤らめながら。

*ぼん!
フィルの実験、失敗。
めげるな、頑張れ。

*わっほーは失恋の味、とか
劇団員は電車で移動なのですね。
「あーあ、行っちゃったね、ハモンド劇団……」
「うん……」
すっかり呆けてしまってるサガ達3人、木の陰からはグレタも寂しそう。
可愛いぞ、グレタ。全員わっほーを持っています。

*見送り
ノーマは却ってシェリルにメロメロになってしまたようです。(^o^)
サガは、餞別として特製ブレンドのコーヒーをヴィンセントに渡します。
横向いて赤くなってしまうんですね、サガ。まともに正視できないのは相
手に特別な感情を抱いているからですが、丁寧な描写です。
「また、キュウクツな味になっちゃったかもしれないですけど……」
「キュウクツ?ああ、確かに列車の中は窮屈だからね」
「そうじゃ……なくて……」
「でも、サガのコーヒーがあるから、そんなこと気にならないと思うよ」
「え……あの……」
別れの握手。
「ありがとう、サガ……」
やはり、子供だから、ということではぐらかしている面もあるかもしれま
せんね。でも、あまり思い詰めないように、という配慮はしている。
セリフがスケコマシっぽいですが、ここは好意的に受け止めましょう。

*おや……ひょっとして……
双方とも、手を振っています。シュガー達も飛んでいきながら
「ばいばーい、クマさーん」
シュガーには最後までクマさんだったようで。
ヴィンセントは大きく手を振った後、視線を手前に落として小さく手を……
シュガー達はどう思ったでしょうか?
うーん、どうなのでしょう、やはり見えていたのでしょうか。ひょっとす
ると、見えていたとしても、それが彼にはごくごく自然なことのように写
っていたのかもしれません。
あるいは、見えていても声は聞こえてなかったかもしれないし。
いや、あるいは、視線は別のところにあったかも。

*今日のグレタ
ちょっぴり寂しがっているサガ、目の前には食いしん坊達がスカートの周
りでわっほーを頬張っています。シュガーはかなりえっちなところに座っ
てます。さすが、深夜枠。
ノーマ、アンヌがサガの演奏を誉めます。
さあ、そこへ、お待たせしました。♪ちゃららー
「本当……見事な演奏でし…………………………………………?
 まあ、あの程度のことは軽くこなして頂かないと困りますわ。わたくし
 の永遠のライバルとしては。おわかり?オホホホ、ホホホホ……」
話題はグレタのハプニングへと。BGMはここでへたれました。(^o^)
「あのときのグレタの踊りもなかなかだったよね」
「ねえ、あの踊りはいったい何だったの?」
「お、お芝居に決まってるでしょ?お・し・ば・い」
「ふーん……」
「何ですの、その目は?わたくしの言うことが信じられないの?」
このとき、シュガーがサガにわっほーのおねだりをするのですが、シュガ
ーに触られたのがくすぐったくって、つい笑ってしまいました。
「お笑いになりましたわね、サガさん……」
「ち、違うの、グレタ」
「いいわ、サガさん、そこまで言うなら、勝負よ!」
何の勝負でしょうか?
うー、面白いなあ。グレタのテーマ"Sophisticaetd Lady?" の使い方がさ
えていたし、シュガーがなぜあんなえっちなところにいたのか、ちゃんと
理由があったし。このためだったんですね。木村監督のお気に入りキャラ
だけあって、魅力的なグレタ。

*コーヒー
ヴィンセントはサガの煎れてくれたコーヒーを飲みます。
「うん、おいしい……」
サガに伝わるといいのにね。

*お風呂
「ねえ、シュガー、あのさ……いろいろとありがとね」
サガにお礼を言われたのは初めてですね。嬉しくって、ちゅっちゅっちゅ。
この時点で、2人はお友達の関係になれたんでしょうね。

*魔法の花
魔法の花は急成長して、つぼみまでつけてしまいました。ぼうぜんと見つ
める2人です。
EDでは花が3つ咲いていましたが、これが完全体なのでしょうか。

*総括
サガがヴィンセントとの触れあいで、それこそ人生観が変わるかのような
体験をしたのですが、ピアニストになることを意識するきっかけになった
のではないだろうか、というのが率直な感想です。それと、少しは肩肘張
らないで人生を楽しむことを知ったのかな、という気もします。それが一
応の「キュウクツ」への回答だったのではないかと。もっとも、彼女には
大切な目標があって、それに向かって懸命に生きているんですよね。だか
ら、ひょっとしてあのピアノが別の誰かに売られてしまわないとも限らな
いわけで、必死にならざるを得ないんだけど……
もう一つ注目したいのはサガの「ときめき」ですね。ヴィンセントとの別
れはすごく寂しそうでした。少しだけときめいていたようです。今まで否
定的だった気持ちに、少しだけ素直になれたんですよね。まあ、本人がこ
れを恋などと意識できるほどではなかったのでしょうけど。ただ、時折見
せる恥じらいの表情がすごく可愛らしくて。却って恋に発展するよりはこ
れくらいの微妙さでいいのかもしれません。これ以上の進展は、再会しな
い限り無いかもしれないですからね。
といいつつも、本当にヴィンセントって、これっきりのキャラなのだろう
か、ということが気にはなります。何せ、シュガー達が見えていたかのよ
うですし。思わせぶりだったなあ。
それと、何となく「きらめき」が感覚的にわかってきたのではないでしょ
うか。もちろん物質的なものではなく、感情的というか精神的というか、
はたまた心理的なものか。「心の煌き」なのですよね。シュガーの、サガ
を思いやる気持ちは一つの「きらめき」だと思います。ということは、ソ
ルトやペッパーの方も同じなのかな。

*次回「『きらめき』みつけた!?」
「きらめき探しの計画」ってのが、いいですねー。

「今までありがとう、サガ。一緒にわっほー食べたりケンカしたりお風呂
 入ったり、とても楽しかった……」
「な、何、シュガー、急に改まって」
「魔法の花が咲いて一人前の雪使いになっても、シュガー、サガのこと絶
 対忘れないから~」
「まさか、『きらめき』を見つけたの?」
「え……それは……はぁ……」
「ちっちゃな雪使いシュガー、次回、『『きらめき』みつけた!?』」
「見つけたって……えー、うっそー!?」

次回は1/8放送です。

*おまけ
本年最後なので、2つ。
いや、本編の話数に早く合わせたかったりして。

#3「ふにふに さわさわ こちょこちょ」
                   ###

*リトル・ミイにて

シュガー「シュガー、きらめき見つけたよ」
ペッパー「まあ、すごいですわあ」
ソルト 「で、どこにあったんだ?」
シュガー「それが、サガの服の中なの」
ペッパー「サガさんが持ってらしたんですね」
ソルト 「それなら、俺の出番だ」

 ♪ぷっぷくぷー

サガ  「今日は暑いわね。窓を開けましょう」

 ♪ぷっぷかぷー

サガ  「なんか、すっごく暑いわ……」

 ♪ぷっぷのぷー

サガ  「暑い…………
     だめ、がまんできないわ……
     ルキーノさんもお客さんもいないし、脱いじゃお」
ソルト 「しめた!今だ!」
シュガー「きらめき、みーっけ!」
サガ  「シュガー!?」
ソルト 「本当だ、ぽかぽかしてる」すりすり
サガ  「い、いや……」
ペッパー「ふわふわしてますわ」さわさわ
サガ  「だめ……あん……」
シュガー「うんしょ、うんしょ」びーん
サガ  「イタタタタタ!シュガー、何してんのよ!?」
シュガー「シュガー、きらめき見つけたの!これ、もらうね」
サガ  「それは、ブラの金具よ!痛い!引っ張らないで!」
シュガー「えー、きらめきじゃないの?なーんだ」

 ぱちんっ

サガ  「痛ーーいっ!
     あんた達ぃ……」
シュガー「何だかサガ、怒ってるよ」
サガ  「こらーーー!!」
3人  「うわあああ」
サガ  「待ちなさーーーーい!!」
アンヌ 「こんにちわ。サガ、いる…………」
ノーマ 「きゃああああ、サガ……」
アンヌ 「ど、どうしたの、その格好は!?」
サガ  「え、どうしたって…………
     いやーーーーーーーー!!!」

グレタ 「サガさん……今度こそ見てらっしゃい……」

【#3 終わり】


#4「『きらめき』はあそこ?」
             ####

*またリトル・ミイにて

 からっ

サガ  「いらっしゃい。
     あら、グレタ」

 ♪ちゃらら~

グレタ 「あーら、サガさん、いいところで会ったわ」
サガ  「……グレタの方から会いに来てくれたんじゃないの?」
グレタ 「そんなことよりサガさん、これを……」ぬぎぬぎ
サガ  「ちょ、ちょっと、グレタ、何してるの!?」
グレタ 「(がばっ)どう、これ?
     お父様に買っていただいたおフランス製のシルクブラよ。
     しかも、金ラメ入りのフロントホック」きらきらきら
シュガー「あーー!きらめきだーー!!」ひゅーん
ペッパー「ふわふわしてますわね」ふにふに
グレタ 「う……な、何かむずむずするわね……」
ソルト 「ぽかぽかしてる、今度こそ」さわさわ
グレタ 「くすぐったい……」
サガ  「(あ、あんた達……)」
シュガー「何か、サガのと違うね」
ペッパー「留め金が前についてますわ」
ソルト 「3人でやれば、はずせるさ」
3人  「よいしょ、よいしょ」
グレタ 「いやーん……何なの、このむず痒さは……あ、あ、あん……」
サガ  「ちょ、ちょっとー!!何やってんのよ、あんた達!!」
シュガー「何って、きらめきはずしてるの」
サガ  「これはきらめきじゃなくて、ブラジャーよ!!」
シュガー「なーんだ、サガのと同じか」
グレタ 「サ、サガさん、何を言ってるの?ちょ、ちょっと、留め金……
     あん……」

 からっ

ルキーノ「ただいま、サガ。店番ご苦労さん」

 しーん………………

サガ  「あ…………」
ルキーノ「あ、あの……お取り込み中だったんだね。ごめんごめん……」

 ばたんっ

サガ  「あ、あの、違うんです、ルキーノさん!!」
グレタ 「ああん……サガさんのえっち……」くたーっ
サガ  「ちょっと、へんなこと、言わないでよ!」
シュガー「ねえ、『えっち』ってなあに?」
ソルト 「もしかして」
ペッパー「それがきらめきなんですの?」
サガ  「違うってば!!」

【#4 終わり】

#年末まで低俗だった……ごめんよ……

--
S.GOTO
goto.sh...@tx.thn.ne.jp
YUekIon2teHA;FbyRI18:00_18:30PMk.e//ONgAIqmiR!

Akio Ishikawa

未読、
2001/12/21 5:55:282001/12/21
To:
石川@KDDI研です。

In article <9vsu3c$ch4$1...@news.thn.ne.jp>,


"S. GOTO" <goto.sh...@tx.thn.ne.jp> wrote:
> 後藤です
> 第12話「さよなら、クマさん」の感想です。

行数稼ぎ&改頁します。


「ドラゴンマガジン」で小説版を読みました。
心温まるストーリーで、サガとシュガーのテンポよいやり取りもそのままです
が……その会話の内容がとってもデンジャラス、お子様には読ませられません。
(^_^;

#サガ、シュガーに言った「洗濯機の刑」「冷蔵庫の刑」って何?
#「電子レンジの刑」って? この言葉を聞くとシュガーが素直になるけど。
#「アイロンの上でダンス・ダンス・エヴォリューションの刑」って一体?


> *ヴィンセント負傷
> ピアノを吊り上げるのは劇の最後のシーンですね。その稽古中に、ヴィン
> セントは左手を痛めてしまいます。

これは何があったのでしょう? 転落して左手をついてしまったのでしょうか?

> 次の日がミューレンブルクでの最後の
> 公演なのに……ピアノを弾ける代役を、と団長。するとヴィンセントは
> 「それなら、心当たりがあるんですけど」

サガに代役をさせるために故意に怪我をした、と考えるのはいくら何でも穿ち
過ぎですね。(^_^;

> *サガを代役に
> ヴィンセントのご指名はサガでした。劇団員のサム(多分、いいんですよ
> ね、名前)が楽譜を持って、頼みに来ました。シュガーは、サガが劇のピ
> アノを弾くことになって大喜び。でも、当のサガは
> 「できません!……困ります、そんなこと言われても……」
> しかし、半ば強引に楽譜を渡されてしまいました。
> 夜遅くなって、シュガーは寝てしまいましたが、サガは楽譜を読んでいま
> した。
> 「もう……ケガしたからって、どうしてあたしがあの人の代わりにピアノ
>  を弾くってことになるわけ……?」

普通は断りますし、ましてあの人の代わりでは……(^_^;

> 「サガ……クマさんなの……」
> シュガーは、サガがピアニストのクマになった夢を見ているのでしょうか。

私もサガが着ぐるみを着てクマの役を演じるとばかり思っていました。(^_^;
考えてみれば、ヴィンセントが怪我をしたのは左手だけなので、その必要はあ
りませんでしたね。

> *サガの思い


> アンヌがサガを誘いますが、ノーマも行きたがっています。どうやら、シ
> ェリルに恋してしまったようですね。

いけない世界へと行ってしまいました。(^_^;

> 窓の外ではシュガー達がしきりにピアノを弾くようにいいます。

幼児が「パパ、あれやって」とせがむのに似ています。

> ルキーノは「お得意さんがいなくなる」とぼやいています。シュガー達は
> 今度は催眠術の真似事をしています。催眠術を知っているのか!?(^o^)

あんな真似事で催眠術がかけられるわけないのに……(^_^;

> *決心
> バイトを終え、店を出たサガは、深呼吸をして
> 「よし!計画どおりに断ろう」
> と、劇場に向かいます。

久しぶりです。サガの「計画通り」の口癖。
小説版によると、ピアノを買い戻すためには計画的にアルバイトして計画的に
お金を蓄えなければならないため、計画を重視するようになったみたいです。

> 何故ピアノを弾いてくれないのかと問うシュガー。
> ソルトは「意地を張っている」と言いますが、サガは
> 「違うよ、シュガー達にはいつだって弾いてあげられるでしょ?あたしが
>  断るって言ってるのは、あの人の代わりをするってこと……」

サガにはまだ分からないのかも。子供にとって、知人の活躍は、自らの喜びで
もあるのです。

> だったら今聞きたいとせがむシュガー、いつの間にか楽器店の前まで来て
> いました。3人は「何かを訴える妖精達の眼差し」攻撃で、何とか弾いて
> もらおうとするのです。サガはたじろいでしまいます。

この攻撃が一番威力があったようです。(^_^;

> *ヴィンセントの過去
> そこへ、ポールが店から出てきました。また、道にはハモンド劇団の宣伝
> カーも通り過ぎて行きました。

まるで、宣伝カーまでもが、サガに弾くことを訴えているかのようです。(^_^;

> 「最後の公演は、ちょっと趣向を凝らすみたいだよ。ピアノをもう一台用
>  意するって、さっき劇団員の人達が来てたから」
> これは、サガの演奏のために別に一台調達したんですね。サガもそのこと
> に気づいたよう。

勤労少女サガとしては、ますます断りづらくなります。(^_^;

> ヴィンセントも母と同じピアニストだった……サガは意外な事実を知って
> しまいます。これで、自分が抱いていたピアニストのイメージが崩れてし
> まったことになるのでしょうか。すごいショックだったでしょう。

そのようですね。ますます頑なになってしまったようです。

> *劇場
> お客さんは、ちゃんと首を縦に振りましたね(^o^)

どこで聞いているか知れない客達。(^_^;

> *その場の勢い
> そこに団長がやってきました。代役がサガと聞いてびっくり。団長は「子
> 供には酷だ。代役が勤まるのか?」と言いますが、それを聞いていたシュ
> ガー達は怒ります。

じゃあ、グレタは何だったんだ?
#あれは、グレタの父親の権力に屈したわけですが。(^_^;

> ソルトの怒りの太陽攻撃は、団長の鼻の頭にあちちちち。

団長、災難です。そう言えば、ソルトは団長のことを本当の悪人だと信じてい
ましたよね、って今でも信じているかも。(^_^;

> 「無理言って悪かったねお嬢ちゃん。いきなりこんな難しい曲を弾けって
>  言われたって、そりゃあ無理な話だよな」
> ところが、サガは
> 「この曲だったら、あたし、弾けますけど」
> と、その場の勢いでつい言ってしまいました。プライドを擽られちゃった
> んですね。

団長のこの台詞は、故意に挑発しているように聞こえました。
#こいつやっぱ悪人かも。(^_^;

> *開演前
> 意を決してピアノの前で深呼吸。楽譜の前にはわくわくしているシュガー
> 達が座ってます。シュガーは目が輝いてました。邪魔だとばかりに鷲掴み、
> ピアノの上に置きます。

自分は仕方なく弾くのだから、そんなに期待するな、と言うことですね。

> 店長の、日頃の気難しい顔はどこへやら。

こんな表情もするんですね。本当は優しい人なのかも知れません。

> ポールも、サガが演奏することを教えていないのかもしれません。

ポールはこの時点でサガが演奏することを知っているんでしたっけ?
#いかん、ストーリーを憶えていない。(^_^;

> 大人の妖精達もいます。

彼等はきらめきが何であるか知っているわけですから、自己研鑽に来ているの
でしょうね。

> こんなに大勢の前で演奏したことの無いサガは緊張が解きほぐせません。
> そこへ、ヴィンセントがやさしく声をかけてくれました。
> 「ちょっと肩に力が入ってるみたいだね。いつも通りのサガでいいんだよ。
>  失敗したって、僕たちがいるから大丈夫だし」
> 「は、はい!そうですね」

肩に力が入りまくりな返事でした。(^_^)

> *開演
> 緊張のあまり、指が動かず、汗がしたたり落ちます。まさか涙じゃないよ
> ね。促されて、演奏を始めます。初めてなのに、こんなにスラスラ弾けて
> しまうとは。

世の中には、1回聞いただけの曲をその場で再現してみせる人がいるそうです。

> でも、弾くことに精一杯で、ちっとも楽しんでいられません。シュガーも気
> になってしまいました。

サガの弾き方が普段とは違って、「きらめき」がないことに薄々感じているの
でしょう。

> 一区切りついて、楽譜を捲ろうとしたら、パラパラと落ちてしまいました
> が、シュガー達にも手伝ってもらって、事なきを得ました。

普段は好き勝手に遊んでばかりの3人ですが、この時は頼まれなくとも直ちに
楽譜を拾いに行っています。良い子達です。(^_^)

> 妖精には、紙一枚がそんなに重いのか。

前回はサガを足止めするほどの怪力を見せていたような……(^_^;

> ヴィンセントも出番が一区切りついたので、様子を見に来てくれました。

現在、ノーマの至福の時間帯。(^_^;

> *ちっちゃな応援団
> サガは自身を取り戻しました。
> ここ、すっごくいいシーンでしたよね。ついほろっときてしまいました。

御意。
この時のシュガーの台詞こそ、彼女がまさに今きらめきを感じている、という
ことでしょう。
#本人に自覚はないようですが。(^_^;

> *最後の演奏
> 最後のシーンのため、楽譜を捲ろうとしたら、次の曲の楽譜がありません
> でした。あせって探すのですが、舞台はどんどん進行していってしまいま
> す。ヴィンセントがピアノの前に座ると、舞台袖には、サガが楽譜を探し
> ている姿が。

故意に最後のシーンの楽譜を渡さなかったという説がありますが、そうならば
上記の場面はないような気がしますし、個人的にはヴィンセントのイメージと
合わないと思います。
#多分、渡し忘れだと思います。

> ヴィンセントはフォローのため、片手で弾き始めます。これ
> は全く別の曲でした。

一瞬、「何だ、弾けるじゃん」と思ってしまいましたが、片手だったのですね。

> そして、怪我をした方の手は、3拍子のリズムをと
> り、サガをリードします。女優も一瞬戸惑いながら、ちゃんと合わせます。

さすが、プロの俳優です。もっとも、グレタの時よりははるかにマシ。(^_^;

> やっとサガは楽しそうに弾くことができるようになりました。2人の演奏
> はその日最高の演奏となりました。シュガー達もくるくる輪になって嬉し
> そう。シュガーはピッコロを吹いて、雪を降らせました。とても「柔らか
> くて暖かい」、そんな雰囲気を感じさせる雪です。

「きらめき」の力で、上手く雪を降らせることに成功しました。

> *舞台挨拶
> サガはヴィンセントに抱きかかえられ、満場の拍手を受けます。少し頬を
> 赤らめながら。

ヴィンセント、最後の最後で、何と羨ましい。(爆)

> *見送り
> ノーマは却ってシェリルにメロメロになってしまたようです。(^o^)

ますますいけない世界へと踏み込んでいます。(^_^;

> *おや……ひょっとして……
> ヴィンセントは大きく手を振った後、視線を手前に落として小さく手を……
> シュガー達はどう思ったでしょうか?

うっ、この場面を見落としていました。(^_^;
ヴィンセントに見えているかどうかの決着がつかなかったと思って、気になっ
ていました。(^_^;

> *今日のグレタ

グレタについては書きたい人が大勢居るでしょうから、その人達に任せます。

> *コーヒー
> ヴィンセントはサガの煎れてくれたコーヒーを飲みます。
> 「うん、おいしい……」
> サガに伝わるといいのにね。

今度は窮屈な味ではなかったのでした。(^_^)

> *魔法の花
> 魔法の花は急成長して、つぼみまでつけてしまいました。

あと少しでしょうか?
#でも、このまま咲いたら、物語が終わってしまいそうな……(^_^;

> ぼうぜんと見つめる2人です。

残りの2人の花の状況はどうなのでしょうか?

> *総括

ちょっと残念だったのは、これまで他の作品よりも頭1つぬきんでて高かった
作画のクオリティが、今回は僅かに息切れしているようだったことです。
#それでも充分ハイクオリティなのですが。

> それと、何となく「きらめき」が感覚的にわかってきたのではないでしょ
> うか。もちろん物質的なものではなく、感情的というか精神的というか、
> はたまた心理的なものか。「心の煌き」なのですよね。シュガーの、サガ
> を思いやる気持ちは一つの「きらめき」だと思います。ということは、ソ
> ルトやペッパーの方も同じなのかな。

私は、何か(主に音楽)を楽しむ気持ち、人を楽しませたいという気持ち、
辺りかと思っています。

--
┏ 石 川 彰 夫 ( いしかわ あきお ) ┓
┃ 株式会社 ケイディーディーアイ研究所 (KDDI R&D Laboratories Inc.) ┃
┃ E-mail address < ak...@kddlabs.co.jp > ┃
┗ Web Site URL < http://www.hc.t.u-tokyo.ac.jp/~kageo/ > ┛

S. GOTO

未読、
2001/12/24 9:13:032001/12/24
To:
後藤です

"Akio Ishikawa" <ak...@kddlabs.co.jp> wrote in message
news:akio-21120...@ishikawa.mip.kddlabs.co.jp...
>
> 「ドラゴンマガジン」で小説版を読みました。

単行本化の予定はあるのでしょうか。

> 心温まるストーリーで、サガとシュガーのテンポよいやり取りもそのままです
> が……その会話の内容がとってもデンジャラス、お子様には読ませられません。
> (^_^;
> #サガ、シュガーに言った「洗濯機の刑」「冷蔵庫の刑」って何?

小説版はすごいことをのたまうのですね。

> #「電子レンジの刑」って? この言葉を聞くとシュガーが素直になるけど。
> #「アイロンの上でダンス・ダンス・エヴォリューションの刑」って一体?

一瞬、2ちゃんねるの話題かと思ってしまいました。

> これは何があったのでしょう? 転落して左手をついてしまったのでしょうか?

捻挫ということですから、そうでしょう。

> サガに代役をさせるために故意に怪我をした、と考えるのはいくら何でも穿ち
> 過ぎですね。(^_^;

ただ、結果的に二重奏は実現したわけですね。この辺も演出の妙
だと思いました。

> 私もサガが着ぐるみを着てクマの役を演じるとばかり思っていました。(^_^;

サガが着るとだぶだぶになってしまいますからねえ。
ヴィンセントの汗やら体臭やらが染み付いていて、年頃の女の子には
いやーんではないかと。

> いけない世界へと行ってしまいました。(^_^;

恋と憧れの区別がついていないのかも。

> 久しぶりです。サガの「計画通り」の口癖。
> 小説版によると、ピアノを買い戻すためには計画的にアルバイトして計画的に
> お金を蓄えなければならないため、計画を重視するようになったみたいです。

となると、いついつまでに買い戻すというゴールをある時期に
設定しているというわけですね。

> 団長、災難です。そう言えば、ソルトは団長のことを本当の悪人だと信じてい
> ましたよね、って今でも信じているかも。(^_^;

結局、お芝居のことを理解できてなかったですね。

> こんな表情もするんですね。本当は優しい人なのかも知れません。

ピアノのことさえなければ、そうなのでしょう。

> ポールはこの時点でサガが演奏することを知っているんでしたっけ?

すみません、私の勘違いでした。説明なんて一切してなかったっけ。

> 彼等はきらめきが何であるか知っているわけですから、自己研鑽に来ているの
> でしょうね。

じじいのジンジャーへのアプローチがまた失敗しただけかもしれません。

> 世の中には、1回聞いただけの曲をその場で再現してみせる人がいるそうです。

この才能はやはりピアニストを目指す上での伏線と見たのですが……

> 普段は好き勝手に遊んでばかりの3人ですが、この時は頼まれなくとも直ちに
> 楽譜を拾いに行っています。良い子達です。(^_^)

これも、サガを思う気持ちの現れですね。

> この時のシュガーの台詞こそ、彼女がまさに今きらめきを感じている、という
> ことでしょう。
> #本人に自覚はないようですが。(^_^;

このシーンは、視聴者に「きらめき」のヒントを与えている場面でも
ありました。

> 故意に最後のシーンの楽譜を渡さなかったという説がありますが、そうならば
> 上記の場面はないような気がしますし、個人的にはヴィンセントのイメージと
> 合わないと思います。

「故意に渡さなかった」というのは2ちゃんねるでの意見ですか?
2ちゃんねるだったら、全てをまともに受け止める必要はないですからね。

> #多分、渡し忘れだと思います。

あるいは、メロディは冒頭の曲と同じものだったので、指示をし忘れたとか。
片手では弾けない曲なので、アドリブで、片手でリードできる曲に差し替えた
というのもありかな。

> 一瞬、「何だ、弾けるじゃん」と思ってしまいましたが、片手だったのですね。

逆に、右手を怪我していたら、どうだったんでしょう?

> ヴィンセント、最後の最後で、何と羨ましい。(爆)

サガは抱っこを結局受け入れたんですよね。そこが可愛らしい。

> ますますいけない世界へと踏み込んでいます。(^_^;

次回予告を見る限り(笑)

> うっ、この場面を見落としていました。(^_^;
> ヴィンセントに見えているかどうかの決着がつかなかったと思って、気になっ
> ていました。(^_^;

ちょっと気になってしまいました。伏線かもしれません。

> あと少しでしょうか?
> #でも、このまま咲いたら、物語が終わってしまいそうな……(^_^;

咲くまでが問題なのかも。

> 私は、何か(主に音楽)を楽しむ気持ち、人を楽しませたいという気持ち、
> 辺りかと思っています。

なるほど、説得力があります。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2001/12/24 22:11:002001/12/24
To:
佐々木@横浜市在住です。

<9vsu3c$ch4$1...@news.thn.ne.jp>の記事において
goto.sh...@tx.thn.ne.jpさんは書きました。

>> 後藤です

こんにちわ。

>> 第12話「さよなら、クマさん」の感想です。
>> 今回はちょっと早めに投稿できました。

フォローは毎度遅くて申し訳無い事です。^^;

>> 「もう……ケガしたからって、どうしてあたしがあの人の代わりにピアノ
>>  を弾くってことになるわけ……?」
>> そういいながらも指はちゃんとリズムをとっていました。結局練習もせず
>> にいきなり弾けてしまったんですよね。これはすごい才能です。思わず指

譜面を見れば一発で弾けるのですから、その辺りはプロ並みといった所ですか。

>> 今度は催眠術の真似事をしています。催眠術を知っているのか!?(^o^)

「がぁ~、うるせ~」と言いたくなる感じ。^^;;;

>> ヴィンセントも母と同じピアニストだった……サガは意外な事実を知って
>> しまいます。これで、自分が抱いていたピアニストのイメージが崩れてし
>> まったことになるのでしょうか。すごいショックだったでしょう。

ピアニストという肩書に対する固定観念が崩れてしまいましたからね。
今までは「あんな奴ピアニストじゃない」と言ってしまえば否定出来た
ヴィンセントの存在が「彼もピアニスト」という事実が突き付けられた結果、
逆に大きくなってしまいました。

>> に自分は弾いている、という考え方。ピアノを粗末に扱うか否かがここで
>> のサガの論点になっているのですが、ピアノよりも、それを聞いてくれる
>> 人の方が大事なのですね。そして、自分自身も楽しむことが重要だという
>> ことでしょう。劇団での仕事をむしろ誇りに思っているのかもしれない。

サガにとってのピアノの演奏は母親との静かな語らいであり、
ヴィンセントにとっての演奏は楽しい会話という感じでしょうか。

>> 「あ、あたしのバカぁ……」
>> 作り笑顔がなんとも可愛らしいこと。

今回はグレタの墓穴コーナーが無かったので、代わりにサガが掘ってました。(笑)

>> *開演前
>> 意を決してピアノの前で深呼吸。楽譜の前にはわくわくしているシュガー
>> 達が座ってます。シュガーは目が輝いてました。邪魔だとばかりに鷲掴み、
>> ピアノの上に置きます。

譜面が見えませんから。^^;;;

>> ている姿が。ヴィンセントはフォローのため、片手で弾き始めます。これ
>> は全く別の曲でした。そして、怪我をした方の手は、3拍子のリズムをと
>> り、サガをリードします。女優も一瞬戸惑いながら、ちゃんと合わせます。
>> これは、楽譜が見つかったんじゃなくて、サガがヴィンセントのリードに
>> 乗って弾き始めたんですね。いつものと曲が違いますから。

これ、サガの母上の得意な曲(持ちネタ)だったりしたのかも。
あの場でサガが即興で演奏について来る事が出来る曲としてヴィンセントが
選ぶ曲はサガが知っている曲である可能性が高いと思うのですが。

>> そう。シュガーはピッコロを吹いて、雪を降らせました。とても「柔らか
>> くて暖かい」、そんな雰囲気を感じさせる雪です。
>> すみません、「柔らかくて暖かい」という表現はあくまで主観による詩的
>> 表現ですから、論理的に突っ込まないでね。でも、見ていて、そういう気
>> になりませんでした?

なりました。温かい雪というのは言い得て妙ですねぇ。

>> すっかり呆けてしまってるサガ達3人、木の陰からはグレタも寂しそう。
>> 可愛いぞ、グレタ。全員わっほーを持っています。

やっぱりグレタは良い。*^^*

>> *見送り
>> ノーマは却ってシェリルにメロメロになってしまたようです。(^o^)

そっち方面まっしぐら。(笑)

>> セリフがスケコマシっぽいですが、ここは好意的に受け止めましょう。

思った通りに喋っているだけなのでしょうけれどね、生来のナンパ野郎。^^;

>> 「ばいばーい、クマさーん」
>> シュガーには最後までクマさんだったようで。

世の中のクマには全部中に人が入っていると理解してたりして。^^;;;;

>> ヴィンセントは大きく手を振った後、視線を手前に落として小さく手を……
>> シュガー達はどう思ったでしょうか?
>> うーん、どうなのでしょう、やはり見えていたのでしょうか。ひょっとす
>> ると、見えていたとしても、それが彼にはごくごく自然なことのように写
>> っていたのかもしれません。

ここは素直に見えているんだと思っておきます。

>> えていたし、シュガーがなぜあんなえっちなところにいたのか、ちゃんと
>> 理由があったし。このためだったんですね。木村監督のお気に入りキャラ
>> だけあって、魅力的なグレタ。

新しい墓穴は掘らなかったけど、前の墓穴を掘り返してしまうグレタ。^^;;;

>> *お風呂
>> 「ねえ、シュガー、あのさ……いろいろとありがとね」
>> サガにお礼を言われたのは初めてですね。嬉しくって、ちゅっちゅっちゅ。

# 丈夫な泡だな、相変わらず。(爆)

>> *魔法の花
>> 魔法の花は急成長して、つぼみまでつけてしまいました。ぼうぜんと見つ
>> める2人です。

素直に咲いてくれますかどうか。萎れたりとかの波乱もあるのでは。

>> *総括
>> サガがヴィンセントとの触れあいで、それこそ人生観が変わるかのような
>> 体験をしたのですが、ピアニストになることを意識するきっかけになった
>> のではないだろうか、というのが率直な感想です。それと、少しは肩肘張
>> らないで人生を楽しむことを知ったのかな、という気もします。それが一
>> 応の「キュウクツ」への回答だったのではないかと。もっとも、彼女には

そうですね。こういう「ピアニスト」も有りという事は判ってくれたでしょう。

>> といいつつも、本当にヴィンセントって、これっきりのキャラなのだろう
>> か、ということが気にはなります。何せ、シュガー達が見えていたかのよ
>> うですし。思わせぶりだったなあ。

ラスト近くでまた出るかも。

>> それと、何となく「きらめき」が感覚的にわかってきたのではないでしょ
>> うか。もちろん物質的なものではなく、感情的というか精神的というか、
>> はたまた心理的なものか。「心の煌き」なのですよね。シュガーの、サガ
>> を思いやる気持ちは一つの「きらめき」だと思います。ということは、ソ
>> ルトやペッパーの方も同じなのかな。

誰かを「きらめかせる」事かなぁなんて思ったりします。

>> *おまけ
>> 本年最後なので、2つ。

ボーナス?クリスマスプレゼント?お年玉?(笑)

>> #3「ふにふに さわさわ こちょこちょ」
>>                    ###

相変わらず「光モノ」路線から脱却できないらしい>シュガー達。^^;;;
しかしブラの金具とはまた随分と小さい物に目を付けましたね。

>> グレタ 「サガさん……今度こそ見てらっしゃい……」

単にブラに対抗意識を燃やしたのだろうか、それとも中身の方に…(爆)

#3’

また別の日。

グレタ 「あら、サガさん」
サガ  「はいはい。今日は何?」
グレタ 「それが最近ちょっとキツイかなって思いましてよ」(ぬぎぬぎ)
サガ  「グレタ…何時の間に(谷間が深くなってる?)」
グレタ 「おほほほほ」
シュガー「サガより膨らんでるよ、何で何で?」
サガ  「(知らないわよ、そんな事)」
シュガー「サガはずっと育たないね」
サガ  「(うるさいなぁ、私だってそのうち…)」
グレタ 「何かおっしゃいまして?」
サガ  「ううん、別に」
グレタ 「そうですわよね。私の発育の良さに言葉もありませんでしょ?」
サガ  「…で、わざわざ見せに来たわけ?」
グレタ 「偶然通りかかっただけですわ」
ペッパー「ところでコレは何でしょうか」
ソルト 「引っ張ってみっか」

ぷしゅ

グレタ 「…ち、ちょっと気分がすぐれませんので失礼しますわ」(そそくさ)
シュガー「ねぇねぇサガ、萎んじゃったよ」
サガ  「寄せて上げてたのね…」

>> #4「『きらめき』はあそこ?」
>>              ####

わざわざやってきて脱いでくれるグレタ。*^^*

>> ルキーノ「あ、あの……お取り込み中だったんだね。ごめんごめん……」

後日「そういう関係」との噂が広まってしまいそうです。(爆)

>> グレタ 「ああん……サガさんのえっち……」くたーっ

陥落したらしい。(核爆)

>> #年末まで低俗だった……ごめんよ……

# 下げ過ぎない様にフォローするのが難しいです。(笑)

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hid...@po.iijnet.or.jp ■■■■
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Y. Takizawa

未読、
2001/12/24 22:52:282001/12/24
To:
滝沢です.

In message <9vsu3c$ch4$1...@news.thn.ne.jp>
Thu Dec 20 23:54:32 JST 2001,
goto.sh...@tx.thn.ne.jp ("S. GOTO") writes:

> 第12話「さよなら、クマさん」の感想です。

今回も少しだけ.

> と同時に、全24話のうちのちょうど半分まで来たということで、いろい
> ろ冬休みの宿題が課されたように感じました。今回で本年の地上波での放

絵的にキャスト総出演でしたね.
ハンナ先生ギリギリセーフ(笑).

#あ,バジルとシナモンがいない.

ネタばれ行数かせぎにサントラとビデオの感想を少し.

・サントラ music note.1

知り合いに東京で買ってきてもらいました(^^;).
``The Theme of KIRAMEKI''のフルバージョンがいいですねー.
あとは,グレタの留守録メッセージ(笑).なんの楽器だろと思ったら….

・DVD seasen.1

さしあたって #1 の感想ですが…プロローグが謎だらけ(苦笑).
あと,サガがとっても元気.『やりぃ』とか,真っ黒になって近道とか,
店で値切ったり説教したりとか.グレタも大変そうですな(笑).
16:9 の画面ですが,放映時の 4:3 画面で時々見られた
機械的な左右視点移動の謎が解けたというか(^^;).

> *サガの思い
> そう言いながらも、出てくるのは溜息ばかりです。なかなか踏ん切りがつ
> かないみたい。ぼんやりと窓の外を眺めていました。3匹はサガの頭の上
> です。

ふと思ったんですけど,シュガーとの大ゲンカ以降,
ソルトやペッパーもサガと直接会話するシーンが多くなってますね.
それまではシュガーと一緒にまとわりついてただけなんですが….

> ヘンリー(いいんですよね、このじいさんの名前)にコーヒーを届けに行
> ったサガは、ヘンリーに劇団のことを聞かれ、気の無い返事を返します。

#1 の ED では『塔のオヤジ』でしたっけか(苦笑).
season.1 の解説書によれば『ヘンリー』でよいようで.

> *ヴィンセントの過去
...
> そして、ポールは、ヴィンセントの昔の話をします。

前回の『ヴィンセントさんなら…』ってこれの伏線だったんですね.
もしかすると昔からの知り合いだったりするんでしょうかとか.

> *ちっちゃな応援団
...
> シュガーは、そんなサガを励まそうと、ピッコロを演奏します。

この時演奏した曲が,例のサガの母親の曲なんですよね.
以前『もう一度弾いて』と言ってましたが…実は練習してるとか.

> *最後の演奏
> 最後のシーンのため、楽譜を捲ろうとしたら、次の曲の楽譜がありません
> でした。あせって探すのですが、舞台はどんどん進行していってしまいま

先に楽譜をばらまいたシーンもそうでしたが,
舞台で流れている BGM がなにげにシンクロしてたりするのがなんとも.

> *おや……ひょっとして……
...


> うーん、どうなのでしょう、やはり見えていたのでしょうか。ひょっとす
> ると、見えていたとしても、それが彼にはごくごく自然なことのように写
> っていたのかもしれません。
> あるいは、見えていても声は聞こえてなかったかもしれないし。
> いや、あるいは、視線は別のところにあったかも。

結局,最後まで謎だらけなまま去っていきましたね(^^;).
団長もまた来るとか言ってましたし,再登場するのかなあ.

> *今日のグレタ
...


> さあ、そこへ、お待たせしました。♪ちゃららー
> 「本当……見事な演奏でし…………………………………………?
>  まあ、あの程度のことは軽くこなして頂かないと困りますわ。わたくし
>  の永遠のライバルとしては。おわかり?オホホホ、ホホホホ……」

いやもう,グレタ絶好調ですね(^^;).
なにか久々に堪能した感じ.

> *総括
> サガがヴィンセントとの触れあいで、それこそ人生観が変わるかのような
> 体験をしたのですが、ピアニストになることを意識するきっかけになった
> のではないだろうか、というのが率直な感想です。それと、少しは肩肘張

ただ,ヴィンセントは(専業としての)ピアニストを
やめてしまってるんですよね.サガの人生観や
ピアノもしくは音楽とどう関わっていくかに
大きな影響を与えたのは確かだと思うんですが…さて.

> *次回「『きらめき』みつけた!?」

草笛(?)を吹くサガが印象的でした.
シュガーよりも先にきらめき見つけてしまいそう(^^;).

# ていうか,シュガーは最後まで気づかないかもとか(ひー).

--
Y. Takizawa (滝沢陽三)
ki...@tenchi.ne.jp, taki...@computer.org
``Don't feel as if the key to successful computing is only in your hands.''

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