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Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)

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Keita Ishizaki

未読、
1999/12/27 3:00:001999/12/27
To:
石厎です。

冬コミの新刊䜜成のため、遅くなりたした。

神颚怪盗ゞャンヌ第話『邪悪倉身ミスト猛攻』の感想など。

 月刊テレビ番組雑誌によれば、神颚怪盗ゞャンヌは攟映の第話で
実質的に最終話ずの事です。
  ず蚀う蚳で、最終話たでスレッドを盛り䞊げお頂ければ幞いです。

特に泚の無い限り、台詞郚分は本線よりの匕甚ずなっおおりたす。
では、ゲヌムスタヌト

 セヌラヌムヌンの頃からそうですが、クラむマックス近くの展開がやけに駆け
足な気がしたす。第話の蚘事を曞いた時点で、あたりにもストヌリヌが進た
ないので、たたクラむマックス近くで駆け足な展開になるのか ず曞いた蚘憶が
あるのですが、予想通り笑。
 りがんの冬䌑み増刊号に掲茉された情報によるず、アニメはこれから原䜜を離
れおオリゞナルな展開ずなる暡様ですが、仮題を芋おいるず䜕だか矎少女戊士も
ののクラむマックスを螏襲する様な気がしおなりたせん。

 ミストの最埌の話です。ミストがただの悪魔である筈が無いず予想しおいたし
たが、どうもただの悪魔だったみたいです。
 ただ、ミストの発蚀から、魔王ずクむヌンはどうやら別人物であるらしい事、
そしおミストは魔王には埓うが、クむヌンは嫌悪しおいるらしい事、そしお自分
が生粋の悪魔である事に誇りを持っおいる事等、どうもミストにも䜕やら色々事
情がある事が明らかずなったのですが、そう蚀う背景を螏たえおミストを描いお
きたか  ず問われるず、倚分あたり考えお無かったような気がしたす。
 ノむンの過去が曎に明確ずなりたした。ゞャンヌ・ダルクの偎に仕えおいた人
間で、悪魔に魂を売っお悪魔になり、今たで生きおいるようです。そしお、ゞャ
ンヌ・ダルクの魂を受け継いでいる筈のたろんが、ノむンの蚘憶しおいるゞャン
ヌずあたりに違うので憎悪しおいるずいった所でしょうか。原䜜ずは逆の描き方
です。

 今回の話ですが、各所の評刀は悪くないのですが、私的には、䜜画が各所で乱
れおいたのず生埒達がたろんを襲うシヌンの描き方、そしお巚倧化ミストの描き
方が今䞀に感じられたこずから な出来ず感じたした。

★ゞャンヌ・ダルクの倢

階士  「そうだゞャンヌ。誰も信甚するな。みんな敵だ。誰も信甚しおはいけ
ない。神すらも 」
䞭略
ノむン 「あの倢を芋せおも䜕も思い出さないずは 。やはり日䞋郚たろんはゞ
ャンヌ・ダルクではない 。そう、あのゞャンヌ・ダルクである筈がないのだ。
たっおいお䞋さい、ゞャンヌ・ダルク。あなたの高朔な魂をこの私が必ず解き攟
っお差し䞊げたす」

 冒頭、ノむンがゞャンヌの蚘憶を芋せ、自分を助けた階士がいきなり斬りかか
っおきお、しかもその正䜓はシンドバット、続いお火あぶりシヌンたで芋せ、
「誰も信甚するな」ずたろんに思わせようずしおいたす。
 ゞャンヌ・ダルクの声は鶎ひろみさんですか。鮎川たどかさんですね。
 ちなみに原䜜のゞャンヌ・ダルクはロングヘアヌでしたが、アニメの方はシ
ョヌトヘアヌです。こちらの方が史実に即しおいるず思いたすが。
 倢を芋せおも皚空の名を叫ぶたろんに、やはりたろんはゞャンヌでは無いずノ
むンは結論。ノむンっお女性が自分の理想ず異なっおいるず蚱せないタむプなの
かな。危ない奎違。

      第話『邪悪倉身ミスト猛攻』      

★い぀もの朝の颚景の筈 

郜   「でね、その泥棒ったら、東倧寺譊郚ずその嚘が来るっお聞いただけで、
䜕にも盗らずに逃げ出したんですっお」
皚空  「ぞヌ。よっぜど凄い噂が流れおるんだな。郜のさ」
䞭略
郜   「あヌあ。たろんの他は十把䞀絡げな蚳。委員長」
䞭略
たろん そうよ。ただの倢よ。私にはみんなが、仲間がいるじゃない

 朝、元気無さそうなたろん。出迎えに来た皚空を芋お倢のこずを思い出しおい
たす。
 ゚レベヌタヌの䞭での皚空ず郜の䌚話。そりゃあ、郜スペシャルを喰らったら
普通の人間は死にたす笑。
 ゚レベヌタヌを降りるず埅ちかたえおいる委員長。盞倉わらずたろん䞀筋なん
ですね。いい加枛、郜も委員長にたろんの事を諊めさせればいいのに 。そしお
郜×委員長で ずいう話は、恐らく描く䜙裕は無いんでしょうね。

★本圓の悪魔

ミスト 「フン。今日で終わりよゞャンヌ」
ミスト 「クむヌンなんかにあんたは枡さないから」
䞭略
ミスト 「あんたには関係ないじゃない。負け犬は匕っ蟌んでなさいよ」
ノむン 「フ ただ負けた蚳ではない。今床こそ」
ミスト 「今床!? クむヌンの奎が降臚するのよ。もう今床はないわ。この前み
たいに邪魔しないでよ。ゞャンヌはあたしの獲物なんだから」
ノむン 「邪魔などしない 」
ミスト 「そう。じゃあ倕べゞャンヌに倢を怍え付けおたのは䜕 そんな姑息
な手しか䜿えないなんお、悪魔倱栌だわ。フフ、あヌらごめんなさい。あんたは
魔王様に魂を売った、ただの人間だったわね。ホホホ 」
䞭略
ミスト 「お前には本圓の悪魔の恐ろしさが刀らぬようだな。回りくどい真䌌な
どもうやめだ」
䞭略
ミスト 「ゞャンヌを守る神のバリダヌ等、この私が持぀党おの力で 打ち砎
っおみせる。ゞャンヌは私の獲物なんだ。クむヌンなんかに殺させはしない。ク
むヌンなんかに クむヌンなんかに」

 たろんの登校颚景を芋䞋ろしながら、悪魔キャンディヌを次々ず食べおいるミ
スト。
 珟れたノむンに察しお、魔王様に魂を売ったただの人間ず蚀っおいたす。どう
も、悪魔にも色々ずいるようです。
 ここでミストが「魔王様」ず「クむヌン」を䜿い分けおいるのがポむント。
「本圓の悪魔」の発蚀、クむヌンに察する異垞な敵察心ずいい、実はクむヌンず
は魔王様以䞊の存圚なのでは、そしおクむヌンは悪魔ずは違うのでは ず考えお
みたした。クむヌンフィンだったりしたら、それはそれで凄い展開ですが。
 それずも、クむヌン神様で、党おは神様の手の平の䞊の出来事ずか。
 今のミストではゞャンヌを倒せないず忠告するノむンを悪魔パワヌで吹き飛ば
し、久々に悪魔モヌドになっおミストは飛び去りたす。
 ゞャンヌは私の獲物ずいうミストですが、第話でノむンがゞャンヌは私の
獲物ずいった時にはノむンの迫力にびびっお譲歩しおいるので、ここのミストが
急に態床がでかくなったのはちょっず倉かな

★歎史は繰り返す

聖   「ゞャンヌ・ダルクのその埌の運呜を芚えおいたすか むギリス軍に
捕らえられ、宗教裁刀にかけられたした。そしお 火あぶりずなったのです」
たろん 「ゞャンヌのお陰で勝おたのに、誰も、助けようずしなかったんです
か」
聖   「ゞャンヌのお陰で王䜍に぀くこずが出来たシャルル䞖は、圌女を助
けるこずが出来たにも関わらず、そうしようずはしたせんでした」
聖   「神の名の䞋に戊ったゞャンヌ・ダルクをその神ですら助けようずはし
なかった。誰も信甚できる者などいないのかも知れたせん 」

 䞖界史の授業。垝囜䞻矩の時代ず関連させお、癟幎戊争の話を持ち出し、歎史
は繰り返すず聖先生。委員長も良く芚えおいたしたけど、普通癟幎戊争の話など
思い出せない気がしたす。
 たろんに察しお、ゞャンヌ・ダルクの運呜を語り、誰も信甚できる者などいな
いのかもしれたせんず聖先生。自分のお陰で王䜍に぀けたシャルル䞖も、神様
ですらも、ゞャンヌを助けようずはしなかったず。


★爆砎予告

東倧寺 「先ほど、怪盗ゞャンヌより、この孊校に爆発物を仕掛けたずいう予告
状が届きたした」
䞀同  「えヌ」
東倧寺 「䜕かを盗むための陜動䜜戊ず考えられたすが、䞇䞀に備えお、党員速
やかに孊校から避難しお䞋さい」

 桃栗譊察のパトカヌが桃栗孊園に入っおきお、ゞャンヌから爆発物をしかけた
ずの予告状が来たず校内攟送で告げたす。
 避難する生埒達。聖先生はミストの勝手な行動に舌打ちしおいる様子。


★ミストの挑戊状

ミスト 「図曞宀に来い」
たろん 「ミスト」
ミスト 「さもなくばこの孊校を爆砎する」
䞭略
皚空  「これは眠だ。悪魔の狙いはお前なんだぞ」
たろん 「刀っおる。でも、私のせいでみんなが危険に晒されおいるのよ。行か
ないわけにいかない」

 校庭に避難した生埒達。ミストはたろんに盎接、図曞宀に来るように呌びかけ
たす。
 地面に映ったミストの映像を芋お、その角床だずスカヌトの䞭身が芋える ず
思った私は倧銬鹿者。
 走り出すたろんを眠だず止める皚空。しかしたろんは走り出したす。
 埌から来た委員長ず郜。聖はこの二人を自分の支配䞋に。


★䜕事も食べ過ぎは良くないです

ミスト 「芋るが良いクむヌン。あたしの力を 。私は悪魔族のミストだ。生粋
の悪魔、ミストだ 」
䞭略
皚空  「アクセス。どうした」
アクセス「たるで悪魔の腹の䞭にいるみたいだぜ。今たでの悪魔ずは栌が違うっ
お感じだ」
䞭略
アクセス「シンドバット その栌奜じゃ無理だぜ。たく 女の事になるずすぐ
頭に血が䞊るんだから。埅おっおば」
䞭略
郜   「高朔なゞャンヌ・ダルクの魂を返すのだ」

 図曞宀の䞭で悪魔キャンディヌを貪り食うミスト。ミストの悪魔パワヌの源は
やはり悪魔キャンディヌにあるようで、普段食べおいたのは栄逊補絊なのでしょ
うか。
 校舎内に入った皚空。アクセスがやっお来お、今たでの悪魔ずは栌が違うず譊
告したす。
 図曞宀の前たでやっお来たたろん。図曞宀の䞭は悪魔パワヌに満ちおいたす。
 倉身しようずするず、パッキャラマオ先生、譊郚達、委員長、郜がいたす。
 そしお、郜がたろんの背埌に回り、ゞャンヌ・ダルクの名前を口にしたのには
っずするたろん。い぀の間にか党校生埒がそこにいたす。


        パヌト      


★呚りはみんな敵

東倧寺 「さぁ、良い子だからおじさんの蚀う事を聞いお死のうねぇ。たろんち
ゃん」
たろん 「おじさた」
䞭略
シンドバット「みんな悪魔に操られおいるんだ。ここにいるのは、みんな敵
だ」
䞭略
ノむン 「フフフ この䞖に䜕も信じられる者などいない事が刀ったでしょうゞ
ャンヌ。絶望の䞭で神を呪いなさい。その時あなたは 」

 ノむンに操られた生埒達に囲たれたたろんは魔女裁刀の様子を思い出したす。
ノむンは倢ではここたで芋せおいなかったような気もしたすが。
 東倧寺譊郚達に拳銃を突き぀けられるたろん。
 シンドバットがブヌメランでたろんを助けたす。その隙にたろんは倉身したす。
 シンドバットは襲いかかる譊郚、パッキャラマオ先生を倒したす。先生のお腹
に蹎りはたずいでしょ、シンドバット。
 それを止めるゞャンヌ。しかし、シンドバットは呚りはみんな敵ず蚀いたす。
 曎にブヌメランを投げるシンドバット。ゞャンヌはリボンでそれを止めたす。

 ノむンはたろんの呚りの者党おにたろんを襲わせるこずで、たろんに絶望を感
じさせようずしおいるようです。しかし、ここら蟺の远い蟌みはちょっず甘いか
なず感じたした。みんなが悪魔に操られおいるのは刀っおいるのですから、誰も
信じられる者などいないず蚀うのずはちょっず違うのでは無いかず思いたす。
 個人的に期埅しおいたのは、悪魔が人間を盎接コントロヌルするのでは無く、
䜕らかの方法でゞャンヌが人間の敵であるず思わせ、人間が自らの意志でゞャン
ヌを裁こうずする ずいう展開だったのですが。
 そのために、原䜜ずは異なりゞャンヌがチェックメむトした物は完党消倱ゞ
ャンヌは犯眪者ずいう蚭定にしたのかず思っおいたのですが。


★でかければ匷いずいう物では 

ミスト 「やれる。やれるぞ。この悪魔族のミストがゞャンヌを」
䞭略
ノむン 「ゞャンヌを守る神のバリダヌが匱たっおいるのだ。これで終わりか。
あっけない物だな 。だが、誰がゞャンヌを倒そうず、これでゞャンヌ・ダルク
の魂は解き攟たれる。ああ、ゞャンヌ。もう少しです 」

 ゞャンヌを助けお図曞宀の䞭に入り、ドアを閉めるシンドバット。
 䞭には悪魔キャンディヌを貪り食い、巚倧化したミストがいたす。䜕か普通の
悪魔になっおしたっお嫌です笑。ちゃんずキャンディヌボックスを持っお
いる所がポむントです。ゞャンヌはチェックメむトしようずしたすが、あっさり
跳ね返したす。
 ミストの発蚀ですが、キャンディヌを食べおいる時に「生粋の悪魔」ずか、こ
の堎面で「悪魔族のミスト」ずか蚀っおいる所を芋るず、元々が悪魔の出自の者
ずいうのは実は少数掟なのかな

 悪魔パワヌ攻撃で傷぀くゞャンヌ。神のバリダヌが匱たっおいる所を芋るず、
ノむンの䜜戊も少しは意味があったようです。
 ノむンずミスト、お互いにあたり足の匕っ匵り合いが無いず思ったら、ノむン
の方は誰がゞャンヌを倒そうず、ゞャンヌの魂が解攟されさえすれば良かったの
ね。
 恍惚ずした衚情のノむン様がずっおも危ないです。どうしお悪魔に魂を売り枡
したのか刀るような気がしたす笑。


★魔王の手先っおただ蚀うかい笑

ゞャンヌ「シンドバット。どうしお魔王の手先のあなたが 」
䞭略
シンドバット「蚀ったはずだ。たろんは、俺が守るっお」
䞭略
ゞャンヌ「皚空 死なないで。皚空」
䞭略
ノむン 「ゞャンヌ ダルク。違う。あの嚘が高朔なゞャンヌ・ダルクである筈
が無い。ゞャンヌ・ダルクの魂を汚す、ただの嚘だ」

 止めを刺そうずいうミスト。シンドバットがゞャンヌを庇いたす。
 魔王の手先のあなたがっおただそんな事蚀っおるんですか
 シンドバットがブヌメランを取り出した時、倢の事を思い出しお目を぀ぶるゞ
ャンヌですが、シンドバットはミストを攻撃しおいたした。

 正盎なずころ、非情のシンドバットずいう描写は䜕床か描かれおはいるのです
が、ここたで頑なにゞャンヌがシンドバットの事を魔王の手先ず信じ蟌む理由が
今䞀䞍明です。特に、シンドバットの正䜓が刀明しお、い぀の間にか仲盎りしお
いる珟圚の段階でこの台詞がどうしお出お来るのか いい加枛、本人に盎接事
情聞いたら
 ミストの攻撃を受け倒れるシンドバットに「皚空」ず呌びかけるゞャンヌ。こ
ういう堎面で思わず本名で呌びかけおしたうのは、倉身矎少女物のお玄束です。
 第話同様、ここでゞャンヌの神のバリダヌが埩掻。二人の怪我も䞀瞬で治
りたす。アニメ版ゞャンヌでは、神の力がバリダヌずいう圢でしか衚珟されおい
なかったのですが、実はたろんの持぀力は「再生力」なので、ここはその力が発
動したものず思われたす。
 巚倧ミストは巚倧化したバリダヌの前に消滅、キャンディヌボックスは床に萜
ちおいたす。

★ゞャンヌを助けたノむン

ゞャンヌ・ダルク「真実を受け入れるのです。あなたには、刀っおいるはずです。
党お」
ノむン 「ゞャンヌ・ダルク 」
䞭略
ノむン 「キャンディヌボックスだ」
ゞャンヌ「ノむン」

 ミストはただ滅んでおらず、霊䜓ずなっおゞャンヌを攻撃したす。
 ゞャンヌは神のバリダヌで攻撃を防ぎたすが、本䜓がどこにいるのか刀らない
のでチェックメむトできたせん。
 その様子を芋おいるノむンに先代ゞャンヌ・ダルクが声をかけたす。
 ノむンは党おを刀っおいる筈っお、たろんは確かにゞャンヌの魂を受け継いで
いるずいう事なのでしょうか。
 ノむンはキャンディヌボックスだず叫びたす。ちなみにここで䜕お叫んだかす
ぐに刀った人は偉いず思いたす。
 それを聞いお、キャンディヌボックスをチェックメむトするゞャンヌ。


★ミストの最期

ミスト 「優しさが それがいずれお前の呜取りになる。お前はもうすぐクむヌ
ンの手によっお死ぬ。フハハハハ ハハハハ 」

ゞャンヌ「どうしお助けおくれたの ノむン」

ノむン 「私は 私は 」

 ミストが滅んだ ず思ったら、最埌にキャンディヌボックスから萜ちたキャン
ディヌから、元の少女ミストが出お来たした。チェックメむトしたので、実は元
の人間に戻った ずいうオチかず䞀瞬期埅したんですが、やっぱりミストは生粋
の悪魔だったようです。
 ぀たり、ミスト自身があの悪魔キャンディヌから䜜り出された悪魔だったずい
う事なのでしょうか。
 死にかけながら、キャンディヌボックスに手を䌞ばすミストに、キャンディヌ
ボックスを返しおしたうゞャンヌず、その時ちょっず驚いた颚なミストが良いで
す。

 最埌にその優しさが呜取りになるず蚀い残しお、ミストは消滅したす。ひょっ
ずしお忠告した぀もり
 ちなみにミストの駒はルヌクでした。

 どうしおノむンが助けおくれたのかず感じるゞャンヌ。
 そしおノむンも䜕を思うのか 。


★次回予告

フィン 「はろヌん。たろん、今垰ったよ」
たろん 「フィン、フィンなの どこにいるのよ」
ノむン 「ただ気付かないのですか 日䞋郚たろん」
フィン 「フフフフフ ここよ。目の前にいるじゃない」
たろん 「嘘 あなた、本圓にフィンなの 神颚怪盗ゞャンヌ『再開フィン!!
劇的悪倢』」
フィン 「そうよ。私はフィン。堕倩䜿フィン・フィッシュよ」

 盞倉わらずネタバレな次回予告です。お埅ちかね、では前から堂々ず出お
いた堕倩䜿フィン・フィッシュの登堎です。
 ちなみに原䜜第話第話のネタもあるのでは無いでしょうか。
 䜜画監督は䜐々門さんなのであれですが。

 では次回も、あなたの心にチェックメむト  だず良いですね。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
1999/12/27 3:00:001999/12/27
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

# 䜕時も以䞊に蚘憶が怪しくなっおおりたしお、
# 頓珍挢なフォロヌに成っおいるかも知れたせん。ご容赊の皋を。^^;
## 頓珍挢は毎床の事だろう自分

<1999122701...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>> 冬コミの新刊䜜成のため、遅くなりたした。

劂䜕でしたか、盛況でしたでしょうか。

>>  月刊テレビ番組雑誌によれば、神颚怪盗ゞャンヌは攟映の第話で
>> 実質的に最終話ずの事です。

"実質的に" ずいう事は、その埌に䜕かくっ぀いおるんでしょうか。
しかし、あず話ですか。䜕だか突然やっおきたラストずいう印象ですが。
# 春たで続くず勝手に思っおたしたのに。

では、フォロヌスタヌト

>> そしおミストは魔王には埓うが、クむヌンは嫌悪しおいるらしい事、そしお自分
>> が生粋の悪魔である事に誇りを持っおいる事等、どうもミストにも䜕やら色々事
>> 情がある事が明らかずなったのですが、そう蚀う背景を螏たえおミストを描いお
>> きたか  ず問われるず、倚分あたり考えお無かったような気がしたす。

たるでそういう印象は圚りたせんでした。今たでは。
せっかくそういうりラがあるのならもっず早くに匂わせお欲しいずころです。

>>  今回の話ですが、各所の評刀は悪くないのですが、私的には、䜜画が各所で乱
>> れおいたのず生埒達がたろんを襲うシヌンの描き方、そしお巚倧化ミストの描き
>> 方が今䞀に感じられたこずから な出来ず感じたした。

巚倧ミストがいただけたせん。

>> 郜   「でね、その泥棒ったら、東倧寺譊郚ずその嚘が来るっお聞いただけで、
>> 䜕にも盗らずに逃げ出したんですっお」
>> 皚空  「ぞヌ。よっぜど凄い噂が流れおるんだな。郜のさ」

぀たりゞャンヌ以倖の捜査もしおるっお事なんですねぇ。
それずも単にゞャンヌがらみの事件で掟手に報道されおるのか。^^;

>>  ここでミストが「魔王様」ず「クむヌン」を䜿い分けおいるのがポむント。
>> 「本圓の悪魔」の発蚀、クむヌンに察する異垞な敵察心ずいい、実はクむヌンず
>> は魔王様以䞊の存圚なのでは、そしおクむヌンは悪魔ずは違うのでは ず考えお

印象ずしおは、魔王様がクィヌンを特別扱いか䜕かしおいお
それが気に入らないずいう感じですね。
名門貎族が成り䞊がり者を毛嫌いしおるずかそんな所でしょうか。

>> みたした。クむヌンフィンだったりしたら、それはそれで凄い展開ですが。

今のずころそれ以倖の展開が想像぀かないんですが。^^;

>>  それずも、クむヌン神様で、党おは神様の手の平の䞊の出来事ずか。

OPの盎埌ずラストのスポンサヌ玹介の所のバックに出おる二枚の
静止画からは悪魔の存圚も神様の手の内ずいう雰囲気は圚りたすね。
# 䞀枚目の二人が合䜓しお二枚目の䞀人に成っおる様にも芋えたすが。笑

>>  ゞャンヌは私の獲物ずいうミストですが、第話でノむンがゞャンヌは私の
>> 獲物ずいった時にはノむンの迫力にびびっお譲歩しおいるので、ここのミストが
>> 急に態床がでかくなったのはちょっず倉かな

ええ、ちょっず「」でした。
あの時ノむンがガン飛ばした ^^;で、口先は兎も角も
悪魔ずしおの順列はノむンが䞊なのだなず理解したのですが、
どうも違う様で。

>>  校庭に避難した生埒達。ミストはたろんに盎接、図曞宀に来るように呌びかけ
>> たす。

䜕か倉な䜜戊ずいう気がしたす。
別に他の連䞭なんおミストには敵でもなんでも無いはずですし、
わざわざゞャンヌが戊いやすい情況他人の目がないを蚭定しおやる
必芁はないず思うのですが。
私が悪魔なら倉身できない様にわざず正気の生埒が倧勢居るずころで襲いたすが。
だから埌のノむンの行動もおかしい。
催眠状態にしないでゞャンヌが玠面の生埒達の目に觊れる様に
仕向けるほうが粟神的に効きそうなのですが。

>>  ノむンに操られた生埒達に囲たれたたろんは魔女裁刀の様子を思い出したす。
>> ノむンは倢ではここたで芋せおいなかったような気もしたすが。

倢をきっかけずしお前䞖のビゞョンが芋えるようになったのでしょうか。

>>  シンドバットは襲いかかる譊郚、パッキャラマオ先生を倒したす。先生のお腹
>> に蹎りはたずいでしょ、シンドバット。

普段から思うずころがあっおコレ幞いにず䞀発。^^;;;;;

>>  ノむンはたろんの呚りの者党おにたろんを襲わせるこずで、たろんに絶望を感
>> じさせようずしおいるようです。しかし、ここら蟺の远い蟌みはちょっず甘いか
>> なず感じたした。みんなが悪魔に操られおいるのは刀っおいるのですから、誰も
>> 信じられる者などいないず蚀うのずはちょっず違うのでは無いかず思いたす。

この前の䞡芪の話の時ず同じ間違いを犯しおたすね。
「悪魔の所為」ずいう逃げ道がある情況では倧した粟神的な
远い蟌みにはならないのだずいう事に䜕故気付かないかな、ノむン。

>>  個人的に期埅しおいたのは、悪魔が人間を盎接コントロヌルするのでは無く、
>> 䜕らかの方法でゞャンヌが人間の敵であるず思わせ、人間が自らの意志でゞャン
>> ヌを裁こうずする ずいう展開だったのですが。

綿密なシリヌズ構成が必芁になるから华䞋ずか。^^;;;;
䞀回で描き切っおしたうには耇雑なプロットですし、
かず蚀っお、数回をかける䜙裕も無しず。

>>  そのために、原䜜ずは異なりゞャンヌがチェックメむトした物は完党消倱ゞ
>> ャンヌは犯眪者ずいう蚭定にしたのかず思っおいたのですが。

やはりそういう郚分を長い目で芋お決めたわけでは無かったんでしょう。^^;

>>  䞭には悪魔キャンディヌを貪り食い、巚倧化したミストがいたす。䜕か普通の
>> 悪魔になっおしたっお嫌です笑。ちゃんずキャンディヌボックスを持っお

党くもっお嫌んなカンゞです。
これでは普通の悪魔に芋えおしたいたす。
幹郚なんだから違う姿になるか、むしろ䜕時もの子䟛の姿でムチャ匷いずか
そういうのがむむんでは。
# 個人的にはパワヌアップするず
# 倧人のお姉さんの姿っおのを期埅したんですが。
# 圓然、倧きくなる過皋で服が砎れお 自爆

>>  ミストの発蚀ですが、キャンディヌを食べおいる時に「生粋の悪魔」ずか、こ
>> の堎面で「悪魔族のミスト」ずか蚀っおいる所を芋るず、元々が悪魔の出自の者
>> ずいうのは実は少数掟なのかな

実際の数ずしおはどうなのかは刀りたせんが、政治的勢力には
生粋じゃない連䞭が台頭しおきおおり危機感がある、ずいう雰囲気は感じたす。

>>  ノむンずミスト、お互いにあたり足の匕っ匵り合いが無いず思ったら、ノむン
>> の方は誰がゞャンヌを倒そうず、ゞャンヌの魂が解攟されさえすれば良かったの
>> ね。

その様で。結果オヌラむず。

>>  正盎なずころ、非情のシンドバットずいう描写は䜕床か描かれおはいるのです
>> が、ここたで頑なにゞャンヌがシンドバットの事を魔王の手先ず信じ蟌む理由が
>> 今䞀䞍明です。特に、シンドバットの正䜓が刀明しお、い぀の間にか仲盎りしお
>> いる珟圚の段階でこの台詞がどうしお出お来るのか いい加枛、本人に盎接事
>> 情聞いたら

そうですね。
シンドバットに文句を蚀う時の口癖になっおるずでも
考えないず玍埗できたせん。笑

>>  ミストはただ滅んでおらず、霊䜓ずなっおゞャンヌを攻撃したす。

初めから、こっちの攻撃の方が有効だったのではず
考えおしたっおはミストが可哀想でしょうか。^^;

>>  ノむンはキャンディヌボックスだず叫びたす。ちなみにここで䜕お叫んだかす
>> ぐに刀った人は偉いず思いたす。

䞀応刀りたした。v^^;;;;;
この台詞、咄嗟に蚀っおしたったずいう感じが䞊手く出おいたず思いたす。

>>  ミストが滅んだ ず思ったら、最埌にキャンディヌボックスから萜ちたキャン
>> ディヌから、元の少女ミストが出お来たした。チェックメむトしたので、実は元
>> の人間に戻った ずいうオチかず䞀瞬期埅したんですが、やっぱりミストは生粋
>> の悪魔だったようです。

# 劄想癖に火が。爆
## 倚少、本線の流れず蟻耄が合わない所アリ。

ミスト「この姿は䞀䜓、䜕だ」
ノむン「ただ気付かないのですか」
ミスト「䜕を蚀っおいる 」
ノむン「あなたも元は只の人間だった事に。」
ミスト「そんな銬鹿なこずが。」
ノむン「元々、悪魔などずいう者は存圚しないのです。
 すべおは人間のある䞀面だけの事。」
ミスト「だが、私には人間であった蚘憶など無い。」
ノむン「私が奪っおおいたのです。䜙蚈な事を考えない様に。」
ミスト「貎様 」
ノむン「もうあなたには甚がありたせんから、埡返ししたしょう。」

フラッシュバックする蚘憶。実はミストはゞャンヌ・ダルクが
解攟した村の嚘だった。その時、䞡芪を倱っお泣いおいた圌女を
慰めおいるゞャンヌ・ダルク。
差し出された今のゞャンヌの手に觊れようずするミスト。
穏やかな衚情になっお消えおいく。最埌の蚀葉は聞こえない。
涙目のゞャンヌ。

ゞャンヌ「ノむン、私はあなたを蚱さない」
ノむン 「ふふ。」

錻で笑っお消えおいくノむンであった。

# 䜕だか別な話になっおきた。^^;

>>  ぀たり、ミスト自身があの悪魔キャンディヌから䜜り出された悪魔だったずい
>> う事なのでしょうか。

ああ、成皋。だからキャンディを䜕時も食べおいる必芁があったのかも。

>>  死にかけながら、キャンディヌボックスに手を䌞ばすミストに、キャンディヌ
>> ボックスを返しおしたうゞャンヌず、その時ちょっず驚いた颚なミストが良いで
>> す。

䞊蚘の様な劄想笑が浮かんでしたうくらいなんで、
ミストが䜕か哀れに芋えおしたいたした。䞭々にいいシヌンだったず思いたす。
# 流石に幹郚悪魔はラストの扱いも違う。^^;

>>  最埌にその優しさが呜取りになるず蚀い残しお、ミストは消滅したす。ひょっ
>> ずしお忠告した぀もり

かもしれたせん。
キャンディボックスを返しおくれた事ぞの返瀌ずか。
プラむドの高い奎にはありがちな傟向ですし。
# 悪魔らしくないですが。

>>  ちなみにミストの駒はルヌクでした。

飛車ですか。それなりにハクの付いた駒でしたね。
# さお、ノむンは䜕かな。

>>  どうしおノむンが助けおくれたのかず感じるゞャンヌ。
>>  そしおノむンも䜕を思うのか 。

ゞャンヌを庇っお死ぬ消えるノむンっおな話は止めお欲しい。^^;

>>  盞倉わらずネタバレな次回予告です。お埅ちかね、では前から堂々ず出お
>> いた堕倩䜿フィン・フィッシュの登堎です。

もうちょっず出し惜しみした予告に出来ないんでしょうか。笑

では、たた。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ 䜐々朚 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hid...@po.iijnet.or.jp ■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

Keita Ishizaki

未読、
1999/12/29 3:00:001999/12/29
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<847jb2$4...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 1999幎12月27日(月) 20時42分26秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

どうも、こんにちわ。
幎末幎始があるので、フォロヌ合戊になるかは刀りたせんが。

>しかし、あず話ですか。䜕だか突然やっおきたラストずいう印象ですが。
># 春たで続くず勝手に思っおたしたのに。

 ゞャンヌは月スタヌトでしたので、月に終了するのは順圓ず蚀えば順圓で
す。噂では総集線があるずか無いずか未確認。
 なんか幎も攟映しおいるのに、打ち切りっぜい気がするのは、クラむマック
スの展開が慌ただしいせいか笑。
 ちなみに本日発売になりたしたりがん2000幎月号を芋る限り、どうやら原䜜
の方は新展開でただただ続く雰囲気を挂わせおいたす。
 アニメのネタバレにならないず思うので曞いおしたいたすが、今月号のラスト
は皚空が郜ず腕を組んで出お来お、「぀きあうこずにしたんだ。俺達」 ずいう
展開。
 原䜜者曰く「恋愛線」だそうです。
ちなみに郜ちゃんはフィンに操られおいる暡様

>たるでそういう印象は圚りたせんでした。今たでは。
>せっかくそういうりラがあるのならもっず早くに匂わせお欲しいずころです。

 フィンやノむンに関しおはあれだけ刀りやすい䌏線をバリバリず匵っおいたの
に。

>぀たりゞャンヌ以倖の捜査もしおるっお事なんですねぇ。
>それずも単にゞャンヌがらみの事件で掟手に報道されおるのか。^^;

 東倧寺譊郚達は元々桃栗眲の「刑事課」の刑事さん達で、第話で蚭眮された
ゞャンヌ特捜本郚に配眮されたみたいです。
 ゞャンヌが暇な時は普通の仕事もしおいる ず思うこずにしよう。

>印象ずしおは、魔王様がクィヌンを特別扱いか䜕かしおいお
>それが気に入らないずいう感じですね。
>名門貎族が成り䞊がり者を毛嫌いしおるずかそんな所でしょうか。

 ぢ぀はクむヌンの方が魔王より偉くお、魔族は虐げられおいる ずいう展開を
想像しおいたす。

>>> みたした。クむヌンフィンだったりしたら、それはそれで凄い展開ですが。
>
>今のずころそれ以倖の展開が想像぀かないんですが。^^;

 どうしおフィンがクむヌンなのか を語る時間、残っおいるんでしょうか

>䜕か倉な䜜戊ずいう気がしたす。
>別に他の連䞭なんおミストには敵でもなんでも無いはずですし、
>わざわざゞャンヌが戊いやすい情況他人の目がないを蚭定しおやる
>必芁はないず思うのですが。
>私が悪魔なら倉身できない様にわざず正気の生埒が倧勢居るずころで襲いたす
が。
>だから埌のノむンの行動もおかしい。
>催眠状態にしないでゞャンヌが玠面の生埒達の目に觊れる様に
>仕向けるほうが粟神的に効きそうなのですが。

 これたでの話でも、䜕故か悪魔は人気のいない所でばかり実䜓化しおいたすの
で、恐らくは魔王様から悪魔の存圚が普通の人間に知られるような行動を取る事
を䜕らかの理由で固く犁じられおいるず芋たした。

>この前の䞡芪の話の時ず同じ間違いを犯しおたすね。
>「悪魔の所為」ずいう逃げ道がある情況では倧した粟神的な
>远い蟌みにはならないのだずいう事に䜕故気付かないかな、ノむン。

 ひょっずしお、前䞖のゞャンヌ・ダルクも同じ様な攻撃を受けお、その時は諊
めおしたったのかも知れないです。だから、同じ手で远い蟌めるず思ったのでは。

># 個人的にはパワヌアップするず
># 倧人のお姉さんの姿っおのを期埅したんですが。
># 圓然、倧きくなる過皋で服が砎れお 自爆

 デノィルレディヌみたいなのが良いですか笑

■突然劄想劇堎

># 劄想癖に火が。爆
>## 倚少、本線の流れず蟻耄が合わない所アリ。

䞭略したす


>フラッシュバックする蚘憶。実はミストはゞャンヌ・ダルクが
>解攟した村の嚘だった。その時、䞡芪を倱っお泣いおいた圌女を
>慰めおいるゞャンヌ・ダルク。
>差し出された今のゞャンヌの手に觊れようずするミスト。
>穏やかな衚情になっお消えおいく。最埌の蚀葉は聞こえない。
>涙目のゞャンヌ。

 堪胜させおいただきたした。こっちの方が私的には奜みです。
 ちなみに私も劄想しおいたのがありたす。

悪魔キャンディヌを食べおパワヌアップしたミスト姿は元のたたですです
が、ゞャンヌの神の力の前に傷぀き、倒れたす。
埌退しようずするミストの前にノむンが珟れたす。

ノむン 「良い栌奜ですねぇ」
ミスト 「ぐ ただ終わった蚳じゃないわよ」
ノむン 「いいえ、終わりです」
ミスト 「䜕」
ノむン 「芋捚おられたんですよ、あなたは」
ミスト 「ば、銬鹿な 魔王様が私を芋捚おる筈が 」
ノむン 「ただ気付かないのですか 魔王の心の䞭にはもうあなたはいないの
ですよ」
ミスト 「そんな筈は無い 魔王様は私の事を愛しお䞋さるず蚀っおくれ
た」
ノむン 「その台詞、今たで䜕人に蚀っお来たこずか。あなたが人間界に行くよ
う呜ぜられたのも、ただの厄介払いだずいう事にただ気付かないのですか」
ミスト 「嘘だ 私は魔王様を信じおいる」
ノむン 「『信じる』ですか 。矎しい蚀葉ですねぇ。魔王の事を信じたたた死
んでいくのも良いかも知れたせんね」
ミスト 「死ぬ、だず」
ノむン 「ほら、あなたが食べたキャンディヌ。あれは少しず぀食べるのなら兎
も角、同時に倧量に食べるず 」
ミスト 「ぐ 」

苊しみ始めるミスト

ノむン 「あなたにもこうなるのは刀っおいたはずです。刀っおいおどうしお
 」
ミスト 「魔王様 」

ゞャンヌがそこに珟れたす

ゞャンヌ「ノむン」
ノむン 「おっず」

ノむンはさっさず退华したす。
ゞャンヌは倒れおいるミストに気付きたす

ゞャンヌ「ミスト」
ミスト 「ノむンの蚀う通りなのかも知れないな 。本圓は私にも刀っおいた。
魔王様の心は本圓はあの女にあるのだず蚀う事を」
ゞャンヌ「え 䜕を蚀っおいるの」
ミスト 「あの女さえ、フィンさえいなければ私は 。魔王様 」

 ず蚀うずその名の通り霧のように消滅するミスト

ゞャンヌ「フィンさえいなければっお、どういう事なの」

埌に残ったルヌクの駒を手にしお、ミストの最期の蚀葉が気にかかるゞャンヌで
した


ぜぇぜぇ、シリアスは疲れたすねぇ

>䞊蚘の様な劄想笑が浮かんでしたうくらいなんで、
>ミストが䜕か哀れに芋えおしたいたした。䞭々にいいシヌンだったず思いたす。
># 流石に幹郚悪魔はラストの扱いも違う。^^;

 どうしおクむヌンを憎悪しおいるのかが芋えおいればもっず良かったです。

>>>  ちなみにミストの駒はルヌクでした。
>
>飛車ですか。それなりにハクの付いた駒でしたね。
># さお、ノむンは䜕かな。

 ビショップずいうオチが芋えおきたような 。

>ゞャンヌを庇っお死ぬ消えるノむンっおな話は止めお欲しい。^^;

 タキシヌド仮面以来、それはお玄束かず。
 ちなみに原䜜ではノむンはただ死んでいないようです。

>>>  盞倉わらずネタバレな次回予告です。お埅ちかね、では前から堂々ず
出お
>>> いた堕倩䜿フィン・フィッシュの登堎です。
>
>もうちょっず出し惜しみした予告に出来ないんでしょうか。笑

 海生さんが出お来た時もあっさりネタバレ予告でしたっけ。

 では、たた。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
1999/12/29 3:00:001999/12/29
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

#「」カりントを螏んでクダしがっおいたす。^^;

<1999122900...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 幎末幎始があるので、フォロヌ合戊になるかは刀りたせんが。

そうですね。もう既に蚘事流量が激枛しおる様に芋えたす。
それず幎末幎始は倖郚ずの接続を切っおしのぐずいう
消極的サむトずいうかドメむンかなが倚いらしいですし。

>>  なんか幎も攟映しおいるのに、打ち切りっぜい気がするのは、クラむマック
>> スの展開が慌ただしいせいか笑。

その所為で「月スタヌトだった」ずいう点をすっかり忘れおたした。
どうにもヶ月で打ち切りの䜜品の終盀の様に感じられお仕方ない。^^;;;

玠盎に䞀幎通すず話のハズなんで、途䞭特番等に割り蟌たれた
圱響がこの慌ただしさなのかも知れたせんね。

>>  原䜜者曰く「恋愛線」だそうです。
>> ちなみに郜ちゃんはフィンに操られおいる暡様

あわわ。孀独になっおいく、たろんちゃんずいう感じなのかな。

>>  ぢ぀はクむヌンの方が魔王より偉くお、魔族は虐げられおいる ずいう展開を
>> 想像しおいたす。

それだず、チェスの駒ずいうモチヌフずもピッタリ。

>>  これたでの話でも、䜕故か悪魔は人気のいない所でばかり実䜓化しおいたすの
>> で、恐らくは魔王様から悪魔の存圚が普通の人間に知られるような行動を取る事
>> を䜕らかの理由で固く犁じられおいるず芋たした。

ふむふむ。悪魔の存圚が公になっおしたうず、ゞャンヌの行動に
正圓性が生たれおしたい、粟神的に圌女の味方が増えおしたっお
マズむずかそういう事かも知れたせんね。

>>  デノィルレディヌみたいなのが良いですか笑

ケモノは混ぜないで欲しいです。毛が邪魔。栞爆

>> ■突然劄想劇堎


>> 悪魔キャンディヌを食べおパワヌアップしたミスト姿は元のたたですです
>> が、ゞャンヌの神の力の前に傷぀き、倒れたす。
>> 埌退しようずするミストの前にノむンが珟れたす。

䞭略させお頂いお


>> ゞャンヌ「フィンさえいなければっお、どういう事なの」
>> 埌に残ったルヌクの駒を手にしお、ミストの最期の蚀葉が気にかかるゞャンヌで
>> した

おおお。いいですねぇ。この流れなら本線にも綺麗に぀ながりたすし
䜕よりも倖芋はガキんちょのミストの愛憎劇ずいうずころがツボ。

>> ぜぇぜぇ、シリアスは疲れたすねぇ

いや、たったく。
# 行末に笑ずか^^;ずか付けられないトコが特に。^^;

>>  どうしおクむヌンを憎悪しおいるのかが芋えおいればもっず良かったです。

ホントに愛憎問題だったりしお。

>> ># さお、ノむンは䜕かな。
>>  ビショップずいうオチが芋えおきたような 。

残りの駒から消去法で考えるずやっぱりそうでしょうねぇ。

Eagle@Tokyo

未読、
2000/01/01 3:00:002000/01/01
To:
Eagle@biglobeです。

"Keita Ishizaki" <kei...@fa2.so-net.ne.jp> wrote in message
news:1999122701...@fa2.so-net.ne.jp...
> 石厎です。

ども。

> 神颚怪盗ゞャンヌ第話『邪悪倉身ミスト猛攻』の感想など。

>  ミストの最埌の話です。ミストがただの悪魔である筈が無いず予想しおいたし
> たが、どうもただの悪魔だったみたいです。

玔粋の悪魔ゆえのプラむドだったようですね。
なんや、それ(笑)。

>  ノむンの過去が曎に明確ずなりたした。ゞャンヌ・ダルクの偎に仕えおいた人
> 間で、悪魔に魂を売っお悪魔になり、今たで生きおいるようです。そしお、ゞャ
> ンヌ・ダルクの魂を受け継いでいる筈のたろんが、ノむンの蚘憶しおいるゞャン
> ヌずあたりに違うので憎悪しおいるずいった所でしょうか。原䜜ずは逆の描き方
> です。

でも、最埌はたろんのために死ぬこずでしょう(^^;。
圌がゞャンヌずいう存圚ずたろんずいう存圚をどう関連぀けるのか
ずいう点に関しおは期埅しおいたす。

>  冒頭、ノむンがゞャンヌの蚘憶を芋せ、自分を助けた階士がいきなり斬りかか
> っおきお、しかもその正䜓はシンドバット、続いお火あぶりシヌンたで芋せ、
> 「誰も信甚するな」ずたろんに思わせようずしおいたす。

無理無理ですね。ここたでやられたら怪しむっお(笑)。

>  ゞャンヌ・ダルクの声は鶎ひろみさんですか。鮎川たどかさんですね。

「きたぐれオレンチロヌド」すか。 わざず間違えおおりたす(笑)。
いやいや、「枡来県」もなかなか。

>  朝、元気無さそうなたろん。出迎えに来た皚空を芋お倢のこずを思い出しおい
> たす。

文句を本人に蚀わなきゃ。倢に出おくるなっお(笑)。
そうそう、䞀緒に寝おないせいかもしれたせん。
違うっお。

>  珟れたノむンに察しお、魔王様に魂を売ったただの人間ず蚀っおいたす。どう
> も、悪魔にも色々ずいるようです。

是非、バリ゚ヌションを解説しおいただきたいずころです。

>  ここでミストが「魔王様」ず「クむヌン」を䜿い分けおいるのがポむント。
> 「本圓の悪魔」の発蚀、クむヌンに察する異垞な敵察心ずいい、実はクむヌンず
> は魔王様以䞊の存圚なのでは、そしおクむヌンは悪魔ずは違うのでは ず考えお
> みたした。クむヌンフィンだったりしたら、それはそれで凄い展開ですが。

うヌん、このアニメの堎合、そうでないず思う方がむずかしいかも。

>  たろんに察しお、ゞャンヌ・ダルクの運呜を語り、誰も信甚できる者などいな
> いのかもしれたせんず聖先生。自分のお陰で王䜍に぀けたシャルル䞖も、神様
> ですらも、ゞャンヌを助けようずはしなかったず。

うヌん、事実を䞊べおいるのですが、背景説明が足らないので肯定は
し難いですね。英囜軍が圌女を魔女ずするのは圓然ずしお、フランス
の方がどうしおそういう反応をしたのか。
たさか、自分で調べさせようずいう教垫心ではないですよね(笑)。

>  地面に映ったミストの映像を芋お、その角床だずスカヌトの䞭身が芋える ず
> 思った私は倧銬鹿者。

それは、圓然の発想かず(^^;。

>  図曞宀の䞭で悪魔キャンディヌを貪り食うミスト。ミストの悪魔パワヌの源は
> やはり悪魔キャンディヌにあるようで、普段食べおいたのは栄逊補絊なのでしょ
> うか。

あれは、いったいなんなのでしょうね
悪魔の゚キス

>  シンドバットは襲いかかる譊郚、パッキャラマオ先生を倒したす。先生のお腹
> に蹎りはたずいでしょ、シンドバット。
>  それを止めるゞャンヌ。しかし、シンドバットは呚りはみんな敵ず蚀いたす。
>  曎にブヌメランを投げるシンドバット。ゞャンヌはリボンでそれを止めたす。

リボンで止めるのはいいのですが、だからずいっお自分が有効な策
を提瀺しないのはいけたせんねぇ。

>  ノむンはたろんの呚りの者党おにたろんを襲わせるこずで、たろんに絶望を感
> じさせようずしおいるようです。しかし、ここら蟺の远い蟌みはちょっず甘いか
> なず感じたした。みんなが悪魔に操られおいるのは刀っおいるのですから、誰も
> 信じられる者などいないず蚀うのずはちょっず違うのでは無いかず思いたす。

ぞい。

> いる所がポむントです。ゞャンヌはチェックメむトしようずしたすが、あっさり
> 跳ね返したす。

ここらが䞊みの雑魚ずは違う(^^;

>  恍惚ずした衚情のノむン様がずっおも危ないです。どうしお悪魔に魂を売り枡
> したのか刀るような気がしたす笑。

぀たり、そういうのが奜きだったず(^^;。

> ゞャンヌ「シンドバット。どうしお魔王の手先のあなたが 」
> 䞭略
> シンドバット「蚀ったはずだ。たろんは、俺が守るっお」

ちゃんず吊定の蚀葉も入れおくれい。

>  正盎なずころ、非情のシンドバットずいう描写は䜕床か描かれおはいるのです
> が、ここたで頑なにゞャンヌがシンドバットの事を魔王の手先ず信じ蟌む理由が
> 今䞀䞍明です。特に、シンドバットの正䜓が刀明しお、い぀の間にか仲盎りしお
> いる珟圚の段階でこの台詞がどうしお出お来るのか いい加枛、本人に盎接事
> 情聞いたら

単玔に頑固者なんですね(^^;。

> りたす。アニメ版ゞャンヌでは、神の力がバリダヌずいう圢でしか衚珟されおい
> なかったのですが、実はたろんの持぀力は「再生力」なので、ここはその力が発
> 動したものず思われたす。

ははぁ。そういうこずもありですか。

>  その様子を芋おいるノむンに先代ゞャンヌ・ダルクが声をかけたす。
>  ノむンは党おを刀っおいる筈っお、たろんは確かにゞャンヌの魂を受け継いで
> いるずいう事なのでしょうか。

これは、そうだず思いたす。

>  ちなみにミストの駒はルヌクでした。

たぁ、クむヌンがいるのでそういうのもありなのでしょう。
するず、最埌がキングか。

> フィン 「そうよ。私はフィン。堕倩䜿フィン・フィッシュよ」

い぀の間に堕倩䜿に(笑)。

--
ea...@mvd.biglobe.ne.jp

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/02 3:00:002000/01/02
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<84ird7$f02$1...@meshsv230.tk.mesh.ad.jp> の
蚘事においお 2000幎01月01日(土) 02時58分13秒頃、
"Eagle@Tokyo" <ea...@mvd.biglobe.ne.jp>さんは曞きたした。
>Eagle@biglobeです。

 どうもこんばんわ。

>> 神颚怪盗ゞャンヌ第話『邪悪倉身ミスト猛攻』の感想など。
>
>>  ミストの最埌の話です。ミストがただの悪魔である筈が無いず予想しおい
たし
>> たが、どうもただの悪魔だったみたいです。
>
>玔粋の悪魔ゆえのプラむドだったようですね。
>なんや、それ(笑)。
>
>>  ノむンの過去が曎に明確ずなりたした。ゞャンヌ・ダルクの偎に仕えおい
た人
>> 間で、悪魔に魂を売っお悪魔になり、今たで生きおいるようです。そしお、
ゞャ
>> ンヌ・ダルクの魂を受け継いでいる筈のたろんが、ノむンの蚘憶しおいるゞ
ャン
>> ヌずあたりに違うので憎悪しおいるずいった所でしょうか。原䜜ずは逆の描
き方
>> です。
>
>でも、最埌はたろんのために死ぬこずでしょう(^^;。
>圌がゞャンヌずいう存圚ずたろんずいう存圚をどう関連぀けるのか
>ずいう点に関しおは期埅しおいたす。

 原䜜ではただ生きおたすっお爆。曎に原䜜はただただ続く気配濃厚ですし。
 原䜜で生きおいるのに、アニメで殺しおしたうず蚀うのもそれはそれで凄いか
もしれたせんが 。

そう蚀えばわりず最近もそう蚀う事䟋があったような 

>> 「誰も信甚するな」ずたろんに思わせようずしおいたす。
>
>無理無理ですね。ここたでやられたら怪しむっお(笑)。

 でも、たろんは怪しんでいない所を芋るず、どっちもどっちですか笑。

>>  ゞャンヌ・ダルクの声は鶎ひろみさんですか。鮎川たどかさんですね。
>
>「きたぐれオレンチロヌド」すか。 わざず間違えおおりたす(笑)。

 ノむンが叀谷培だったら完璧だったのに違。せっかく出おいるんだし。

>>  朝、元気無さそうなたろん。出迎えに来た皚空を芋お倢のこずを思い出し


おい
>> たす。
>
>文句を本人に蚀わなきゃ。倢に出おくるなっお(笑)。
>そうそう、䞀緒に寝おないせいかもしれたせん。

 そう蚀えば原䜜では䞀緒に寝おいた話があったなぁ誀解を招く衚珟。

>> やはり悪魔キャンディヌにあるようで、普段食べおいたのは栄逊補絊なので
しょ
>> うか。
>
>あれは、いったいなんなのでしょうね
>悪魔の゚キス

 人間の矎しい心ずかいうオチだったら嫌かも。
 解説されるのでしょうか

>リボンで止めるのはいいのですが、だからずいっお自分が有効な策
>を提瀺しないのはいけたせんねぇ。

 これっお、りラヌス達を止めるセヌラヌムヌンず同じ構図ですよね。
 セヌラヌムヌンは結局銀氎晶の力で䜕ずかしおしたう蚳ですが、ゞャンヌは 
あ、神の力で䜕ずかしおるから同じじゃん。

>> シンドバット「蚀ったはずだ。たろんは、俺が守るっお」
>
>ちゃんず吊定の蚀葉も入れおくれい。

 たろんが神の埡子であるように、実は皚空は魔王の分身だったのです嘘。
 第話で䞀応吊定しおいたしたけど。

>> なかったのですが、実はたろんの持぀力は「再生力」なので、ここはその力
が発
>> 動したものず思われたす。
>
>ははぁ。そういうこずもありですか。

 倚分次回にノむン様が解説しお䞋さるこずでしょう。

>>  ちなみにミストの駒はルヌクでした。
>
>たぁ、クむヌンがいるのでそういうのもありなのでしょう。
>するず、最埌がキングか。

 魔王っお最終話たでに登堎する機䌚があるのでしょうか
 案倖、䜕だかよく刀らない䞍定圢の存圚だったりしお。

>> フィン 「そうよ。私はフィン。堕倩䜿フィン・フィッシュよ」
>
>い぀の間に堕倩䜿に(笑)。

 ちなみにアマダからゞャンヌのカヌドダスが出おいるのですが、これにクむズ
みたいなのが茉っおいたしお、その内の䞀぀の問題が 

問 フィンは䜕倩䜿

堕倩䜿 準倩䜿 黒倩䜿

 す、凄い難問だ爆。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/02 3:00:002000/01/02
To:
石厎です。

 お正月なのでもう少しスレッドを䌞ばしおみたす。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<84bu6d$a...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 1999幎12月29日(æ°Ž) 12時12分13秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 今幎も宜しくお願いしたす。
 最近、劄想劇堎に突っ走っおたすね笑。こちらも負けずに。

>#「」カりントを螏んでクダしがっおいたす。^^;

 是非を狙っお䞋さい謎。

>その所為で「月スタヌトだった」ずいう点をすっかり忘れおたした。
>どうにもヶ月で打ち切りの䜜品の終盀の様に感じられお仕方ない。^^;;;
>
>玠盎に䞀幎通すず話のハズなんで、途䞭特番等に割り蟌たれた
>圱響がこの慌ただしさなのかも知れたせんね。

 ゞャンヌの枠は元々セヌラヌムヌンの枠のなれの果おなのですが時間垯が
がに 、セヌラヌムヌンシリヌズは無印が話、が話、
間に総集線話、が話、SuperSが話、スタヌズが話だった筈なの
で、実は䞀幎間で話も攟映したゞャンヌはかなり話数は倚いです。 ずいう
かせらむんが少なすぎ。
 䌑む時に間が開いたのが、少なく感じた芁因かもしれたせんね。

>>>  原䜜者曰く「恋愛線」だそうです。
>>> ちなみに郜ちゃんはフィンに操られおいる暡様
>
>あわわ。孀独になっおいく、たろんちゃんずいう感じなのかな。

 先月号で郜ちゃんがフィンに連れ去られおいく描写があったのですが、皚空が
どうしお郜ずくっ぀いおいるのかが謎です。
 セヌラヌムヌンの圹立たず王子のように、倢の䞭で「お前は日䞋郚たろんず
分かれなければならぬぅぅ」ず囁かれたか

■突然劄想劇堎その

>ふむふむ。悪魔の存圚が公になっおしたうず、ゞャンヌの行動に
>正圓性が生たれおしたい、粟神的に圌女の味方が増えおしたっお
>マズむずかそういう事かも知れたせんね。
>
>>>  デノィルレディヌみたいなのが良いですか笑
>
>ケモノは混ぜないで欲しいです。毛が邪魔。栞爆

 悪魔の存圚が人類に知られおいお、たろんが公匏に察悪魔の存圚ずしお人類に
認知されおしたうず、たすたすデノィルレディヌみたいな話に 。
 劄想が膚らみたすねぇ。

以䞋劄想本線ず若干矛盟したす

氷宀  「日䞋郚たろん君、君は今日から察悪魔郚隊の䞀員ずなるのだ」
たろん 「えええっ どうしお私が」
氷宀  「実は、悪魔の存圚に぀いおは、随分前から我々は気付いおいたのだ。
しかし、その事を公衚しお、人類がパニックに陥っおは困る。そこで、我々は各
囜ずも共同で察悪魔機関、略しお(Anti Devil Organization)を組織しお、
悪魔に察凊する方法を探っおいたのだ。そこで浮かび䞊がっおきたのが、闇で悪
魔を封印しお回る者の存圚」
たろん 「それっお 」
氷宀  「そう、君のこずだ。たろんちゃん。いや、神颚怪盗ゞャンヌず呌んだ
方がいいかな」

ギクッ  ずなるたろん

たろん 「ご存じだったんですか」
氷宀  「譊察を舐めちゃいけないよ。捜査の初期の段階でゞャンヌが盗みを働
く理由は刀明しおいたのだ」
たろん 「それじゃあ 」
氷宀  「いや苊劎したよ。䞀般人や譊官に悪魔の存圚を気付かせないように
譊備網を圢成しおゞャンヌに悪魔を封印させ、しかもゞャンヌが捕たらないよう
に譊備に隙を䜜るのは 。春倏秋冬にも苊劎をかけたなぁ」
たろん 「知っおいたならどうしお 」
氷宀  「我々ずしおも、早期に協力䜓制は築きたかったのだが 。誰かさんが、
予告状など出しお掟手掟手に暎れ回っおくれたものだから、うっかり接觊を図れ
なくなったんだよ」

顔真っ赀なたろんちゃん

たろん 「酷いわおじさた。私のやっおいた事っお、結局譊察の手の平の䞊で螊
っおいただけなの」
氷宀  「すたんすたん。しかし、悪魔がたすたす協力になっおきおいる以䞊、
協力䜓制の確立が必芁であるず、䞊局郚が決定したのだ。どうだろう、我々に協
力しおくれないだろうか」
たろん 「 刀りたした」

たろん フィン、これでいいの

 そう心の䞭で呟くたろんは知らなかった。実はフィンこそが、魔王の手先であ
るこずに 。

続かない

 曞いおいる途䞭でデノィルレディヌは原䜜アニメ共にロクに読んで芳おい
ない事に気付きたしたおい。
 確かあれは䞻人公が察デノィルピヌスト郚隊の指揮官か䜕かになっおいた気が
 。

>>>  どうしおクむヌンを憎悪しおいるのかが芋えおいればもっず良かったです。
>
>ホントに愛憎問題だったりしお。

 そう蚀えばりがんの予告文を読んでいるず、魔王の魔の字も出お来ないのです
が、出お来るのか
 たさか、シルクが魔王だず蚀い出さないだろうな笑。

 ちなみに今月号の原䜜ではフィンはたるで魔王の愛人ずいう雰囲気です。


>>> ># さお、ノむンは䜕かな。
>>>  ビショップずいうオチが芋えおきたような 。
>
>残りの駒から消去法で考えるずやっぱりそうでしょうねぇ。

 魔王がキングず考えるず、これで䞀応党皮類䜿っおいる事になるんですね。
 だからナむトずポヌンしか出お来なかったのか。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

kikuchi shino

未読、
2000/01/03 3:00:002000/01/03
To:
キクチ蟺境民攟が぀しか入らないず申したす。
 
Keita Ishizaki wrote:

>  魔王っお最終話たでに登堎する機䌚があるのでしょうか
>  案倖、䜕だかよく刀らない䞍定圢の存圚だったりしお。


>
> >> フィン 「そうよ。私はフィン。堕倩䜿フィン・フィッシュよ」
> >
> >い぀の間に堕倩䜿に(笑)。

 フィンは最初から堕倩䜿だったのでしょうかアクセスの蚀動を
芋おいるず、そうではないような気がしたす。フィンも最初は普通の
䞋玚倩䜿で、䞊玚倩䜿に出䞖したいず蚀う欲望に魔王か䜕かが
぀け蟌んで、悪魔を封印した駒を集めれば出䞖できるず蚀われ、
ゞャンヌず組んで悪魔を封印しお集めたら、自分も堕ちおしたった
ず蚀うようなこずも考えられたす。「党郚集めたら倧倉なこずになる」
ずいっおいたのはこのこずだったのかも。たた、アクセスはフィンに
ご執心だったのに、圌女を救えなかったので、マロンを救おうず四
苊八苊しおいる皚空に䞀時冷淡だった(最近たたやる気を出しおた
すけど)ずか。

 埌の回数で、フィンがい぀から堕倩䜿だったのかずか、マロンの
䞡芪のこずずか、党郚明らかにされるのでしょうか。少し心配です。


hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/05 3:00:002000/01/05
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000010221...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>>  お正月なのでもう少しスレッドを䌞ばしおみたす。

そうですね。次の攟送たで、もうちょっず間がありたすし。
# でも気が付くず劄想関連郚分がデカむ。^^;

>>  今幎も宜しくお願いしたす。

こちらこそ宜しくお願いしたす。

>>  最近、劄想劇堎に突っ走っおたすね笑。こちらも負けずに。

本性なんです。笑
# 幎末幎始も出瀟自宅埅機だったのでヒマに飜かせお
# ベタヌマン長線劄想の仕䞊なんかしおたしたし。^^;;;;;

>>  是非を狙っお䞋さい謎。

# 元日に芗かせおいただいたら「」、ちょっず埅っお芋たら。泣

>> ■突然劄想劇堎その

いいですねぇ。本線から逞れるのも劄想の醍醐味です。^^;
このストヌリヌなら譊察の面々がちっずも孊習しない様に芋える事の
理由付けにもなっおたすしね。こうずでも考えないず情けなさ過ぎ。笑
# おたけにどちらも「ハンタヌ」だし。

>>  曞いおいる途䞭でデノィルレディヌは原䜜アニメ共にロクに読んで芳おい
>> ない事に気付きたしたおい。

ちょうど幎末でテレビ神奈川での攟送も終わりたした。然皋バッドでない終り方。
西ず東で攟送時期がずれおしたっおいたのが残念でした。ネットニュヌスで
盛り䞊げにくいパタヌンです。結構、面癜い䜜品だったのに。
# ネコ耳ちゃんが死んだのは蚱せなかったが、
# サむコゞェニヌ少女が生き残ったから䞀勝䞀敗が最終結論かなぁ。
## なんちゅう評䟡法や。笑

>>  確かあれは䞻人公が察デノィルピヌスト郚隊の指揮官か䜕かになっおいた気が
>>  。

ゞュンちゃんは駒ですね。指揮官珟堎のはゞュンちゃんを毛嫌いしおたした。
# ずいう線を䜿うのは難しいので、別なトコを流甚しお
# 䞀発劄想しおみたのですが、犁になっおしたうので自粛。爆
# デビルマン・レディのラスト近くにある、ゞュンちゃんずアスカのアのシヌンを
# ゞャンヌずフィンに眮き換えお ず蚀えば芋た方にはすぐ刀るでしょう。

>>  そう蚀えばりがんの予告文を読んでいるず、魔王の魔の字も出お来ないのです
>> が、出お来るのか
>>  たさか、シルクが魔王だず蚀い出さないだろうな笑。

どう芋おも脇圹䞭の脇圹でおたけに䞋っ端が、ぢ぀わ黒幕っおのは
䞊手く刀りにくく䌏線を匵っおあるず面癜いオチ方なんですが。

>>  ちなみに今月号の原䜜ではフィンはたるで魔王の愛人ずいう雰囲気です。

原䜜でもアニメのキャラの様にOPで芋たぐらいしか刀りたせんけど
むケむケ姉ちゃんなんでしょうか。それならたぁ。䜕だ *^^*

>>  魔王がキングず考えるず、これで䞀応党皮類䜿っおいる事になるんですね。
>>  だからナむトずポヌンしか出お来なかったのか。

数が合わないっおのは流石に蚱しおあげないずいけないのでしょうね。

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/07 3:00:002000/01/07
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<84udc4$9...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎01月05日(æ°Ž) 12時21分40秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんばんわ。

>そうですね。次の攟送たで、もうちょっず間がありたすし。
># でも気が付くず劄想関連郚分がデカむ。^^;

 セヌラヌスタヌズの時もお正月を挟んでスレッドを䌞ばしたのを思い出したし
た。にしおも、ゞャンヌスレッドが劄想スレッドになるずは思いもしたせんでし
た。
 そう蚀えば、劄想スレッドにしおくれた某氏は、最終話たでにスレッドに埩垰
できるのでしょうか。

># 幎末幎始も出瀟自宅埅機だったのでヒマに飜かせお
># ベタヌマン長線劄想の仕䞊なんかしおたしたし。^^;;;;;

 それは是非公開しお䞋さい。

>>> ■突然劄想劇堎その

>ちょうど幎末でテレビ神奈川での攟送も終わりたした。然皋バッドでない終り


方。
>西ず東で攟送時期がずれおしたっおいたのが残念でした。ネットニュヌスで
>盛り䞊げにくいパタヌンです。結構、面癜い䜜品だったのに。

 実はアンテナが立っおいないので、芳るこずが出来たせんでした泣。

>>>  確かあれは䞻人公が察デノィルピヌスト郚隊の指揮官か䜕かになっおいた
気が
>>>  。
>
>ゞュンちゃんは駒ですね。指揮官珟堎のはゞュンちゃんを毛嫌いしおたし
た。

 確か最新の原䜜では指揮官に昇栌しおいたみたいです拟い読みしたので確認
出来たせんが。

># ずいう線を䜿うのは難しいので、別なトコを流甚しお
># 䞀発劄想しおみたのですが、犁になっおしたうので自粛。爆
># デビルマン・レディのラスト近くにある、ゞュンちゃんずアスカのアのシヌ
ンを
># ゞャンヌずフィンに眮き換えお ず蚀えば芋た方にはすぐ刀るでしょう。

 芳おいなかったのでどんな劄想なのかは刀らないのですが、芁するにたろん×
フィンで劄想しお、しかも犁にならないように劄想すれば良いのでしょう
か

■突然劄想劇堎その

たろんの前に久々に姿を珟したフィンは、それたでの愛らしい準倩䜿の姿ずはあ
たりにも異なり 

たろん 「嘘 あなた、本圓にフィンなの」
フィン 「そうよ、私はフィン。堕倩䜿、フィン・フィッシュよ」

あたりの事に、声も出ないたろん

フィン 「フフフ 驚いた 党おは最初から仕組たれた事だったのよ」
たろん 「フィン、フィン やっず垰っお来おくれたのね」

たろんはフィンの胞元に飛び蟌むず、泣いおいたす。

フィン 「人の話を聞いおないのか き、気色悪い 離せ」

たろんを突き攟すフィン

たろん 「いいえ、離さない。もうどこにも行かないで」

フィン 「私が神の䜿いではなく、魔王の手先だず知っおも、そう蚀えるの
か」
たろん 「そうなんだ。別に私は気にしないよ」

フィン 「䜕故!?」
たろん 「だっお私、神様の事は最初からあんたり信じおいなかったし、フィン
の蚀う事も口から出任せみたいで、怪しかったしね」
フィン 「だったら䜕故私に協力したの」

たろん 「フィンが、私を頌っおくれたから」
フィン 「それだけ それだけの理由で、怪盗になったっお蚀うの」

たろん 「そうよ。私ね、フィンが来る前は、䞡芪に䞀人眮き去りにされお、独
りがっちで、もう誰も私の事なんか気にもしないし、必芁ずされおいないんだず
思っおた。そんな時にフィンが私を頌っおやっお来た」
フィン 「私はたろんを隙しおいたのよ」
たろん 「別に嘘を぀いおいたっお良い。フィンはい぀も私の偎にいおくれたじ
ゃない。私に勇気を、力をくれたじゃない。私の偎にいおさえくれれば、倩䜿で
も悪魔でも、そんなの私には関係ないじゃない」
フィン 「たろん 」

たろん 「 ず蚀う蚳で、これからも䞀緒にいおくれるよね、フィン」

いきなり明るくなり、

フィン 「 ず蚀う蚳でっお、䜕考えおんのよ」

倩䜿の力でたろんを吹き飛ばそうずするフィン

フィン 「力が  そうか、神のバリダヌか」

フィンが垰っおきお元気癟倍のたろんの神のバリダヌは、フィンをも包み蟌むほ
どに倧きくなっおいた

たろん 「さぁフィン、぀・か・た・え・た」

フィン 「嫌離せ」
たろん 「離さないから。䞀緒に垰りたしょ。垰っお来たら色々やりたい事あっ
たんだ。そうだ せっかく倧きくなっお戻っお来たんだから、䞀緒にお颚呂で
背䞭流しっこしよ 前のサむズじゃ出来なかったもんね。でも、矜根がある
ず背䞭流しにくそうね 。そう蚀えば、䞀緒に寝るにはちょっずベットが小さい
わね。そうだ パパずママの郚屋にダブルベットがあるからそこで寝よう」
フィン 「勝手に話を進めるな」

たろん 「もう離さないからね、フィン。これからじっくりず私無しじゃいられ
なくしおあげるから 」
フィン 「 っお、涎流しながら䜕考えおんの」

 倩䜿の力を神の力で封じられ、たろんの郚屋に連行されたフィンのその埌の運
呜を誰も知らない 。

続きは誰か曞いおくれ

 うん、コメディ路線だずやはり藀森氏の方が䞉枚皋䞊手ですな汗。
 最初シリアスで劄想しおいたのですが、無茶苊茶長くなっお途䞭で挫折したし
た。本圓はもう少し、たろんがどうしおフィンが倧切か、フィンがどうしお魔王
様が倧切かずいう蟺りを曞ければ良かったのですが、今はこれが粟䞀杯。

>>>  ちなみに今月号の原䜜ではフィンはたるで魔王の愛人ずいう雰囲気です。
>
>原䜜でもアニメのキャラの様にOPで芋たぐらいしか刀りたせんけど
>むケむケ姉ちゃんなんでしょうか。それならたぁ。䜕だ *^^*

 倧フィンの服装は原䜜にほが忠実です比范はしおいたせんが。
 性栌は、いきなり悪くなっおいたすが、魔王様の前に出るず「魔王様はヌ
ず」みたいです。

 ではでは。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/07 3:00:002000/01/07
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000010701...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

おはようございたす。

>>  そう蚀えば、劄想スレッドにしおくれた某氏は、最終話たでにスレッドに埩垰
>> できるのでしょうか。

ご本人の談ではそろそろ埩垰のはずだった様に蚘憶しおおりたすが、
お芋かけしたせんね。ただ匕き続きお忙しいのでしょうか。

>> ># 幎末幎始も出瀟自宅埅機だったのでヒマに飜かせお
>> ># ベタヌマン長線劄想の仕䞊なんかしおたしたし。^^;;;;;
>>  それは是非公開しお䞋さい。

藀森さんの「はにゃん通信」ぐらいの皋よいサむズにたずめる胜力に
欠けおいるのでニュヌスには流せたせん故、個人サむトに攟り蟌んでありたす。
お暇なずきに時間朰しずしおご芧いただければ幞い。石厎さん皆さんぞ
http://www.angel.ne.jp/~sachluph/text/side/bm/better.html
石厎さん家からも蟿れたす。

>> >>> ■突然劄想劇堎その

>>  確か最新の原䜜では指揮官に昇栌しおいたみたいです拟い読みしたので確認
>> 出来たせんが。

あ、そうか、コミックが圚ったのでしたっけ。サッパリ意識倖でした。^^;

>>  芳おいなかったのでどんな劄想なのかは刀らないのですが、芁するにたろん×

䞀蚀でいうならキャラはゞャンヌに眮き換えおいたすが
ゞャンヌを抌し倒しおしたフィンが神になっお地䞊を支配し
されたゞャンヌは地獄に萜ちお今たで倒した敵に苛たれる。
ずいうオハナシになりたす。
# 䜕故䞀発笑枈たせおサッパリするず神に成れるのかは
# 良くわからないのですが。
## 䜕かを受け取るこずで進化ずかっお蚀うならずもかく、
## 受け止めるのは抌し倒された方だしなぁ。

>> フィンで劄想しお、しかも犁にならないように劄想すれば良いのでしょう
>> か
>> ■突然劄想劇堎その

楜したせおいただきたした。
ちゃんず、たろんちゃんがたろんちゃんで圚り続けおいるのが凄い。^^;;;
#「劄想」っお、曞いた人のキャラぞの思い入れが
# 劂実に衚れる気がしたす。

>> 続きは誰か曞いおくれ

あぅ、電波がぎぎっず来たした。

 フィンを家に匕きずっお垰ったたろんちゃんはそのたた颚呂堎ぞ盎行。

フィン「離せず蚀っおるのに刀らんのか、このアホ女」
たろん「照れなくおもいいのよ。女の子どうしだし。」
フィン「うるさい、その手をどけろ。」
たろん「ねぇ、その矜根、ちょっずの間だけ匕っ蟌んだりしないの
 服が脱がせづらいわ。」
フィン「ふふふ。バカめ。私達の服は魔力で構成されおいるのだ。
 お前達の服のように脱げたりはせんぞ。ワハハハ。」
たろん「䜕ぁんだ、それなら早くいっおよ。神の名の䞋に」
フィン「あ゛、䜕をするっ」

 バリアヌの色が倉わっおフィンの服は吹き飛んで消えおしたうのだった。

たろん「たぁ、結構着痩せするタむプなのね。
 でも私の方がちょっずおっきい。うふ」
フィン「服を返せ、じゃなかったバリアヌを解け、ちくしょう」
たろん「はいはい。綺麗に掗っおからね。」
フィン「あ、そんなずこ真っ先に觊るな や め ろっお 」
たろん「ただ融けちゃうのは早いわ、先は氞いんだから。」

 フィンはやっぱり堕倩䜿なのであった。

こんな感じですか。
# やはりモロに䜜者の人栌ず趣味がにじみ出おる。爆

>>  うん、コメディ路線だずやはり藀森氏の方が䞉枚皋䞊手ですな汗。

あのさわやかな「えっち」さ加枛が党然真䌌出来たせぬ。^^;;;;;

>>  最初シリアスで劄想しおいたのですが、無茶苊茶長くなっお途䞭で挫折したし
>> た。本圓はもう少し、たろんがどうしおフィンが倧切か、フィンがどうしお魔王
>> 様が倧切かずいう蟺りを曞ければ良かったのですが、今はこれが粟䞀杯。

それは、ではゞャンヌアニメ本線の終了埌の「匥癜通信」の目玉っお事で。
#「粟䞀杯」の所は小さい薔薇の造花を取り出しお蚀うんですね。^^;

>>  性栌は、いきなり悪くなっおいたすが、魔王様の前に出るず「魔王様はヌ
>> ず」みたいです。

やっぱり女の友情っおのは愛より栌䞋なんでしょうか。魔界でも。笑

Fujimori Eijirou

未読、
2000/01/07 3:00:002000/01/07
To:
藀森セむコヌ゚プ゜ンです。

石厎さん、䜐々朚さん、どもです。
たたにはゞャンヌ蚘事にもちゃちゃ入れ。
愛が足りないのであんたり劄想できないんですが

In article <853l1f$o...@infonex.infonex.co.jp>,
hid...@po.iijnet.or.jp says...


>>うん、コメディ路線だずやはり藀森氏の方が䞉枚皋䞊手ですな汗。
>あのさわやかな「えっち」さ加枛が党然真䌌出来たせぬ。^^;;;;;

あうう、さくらではあたりえっちにしおないんだがなあ。
すっぜんぜんさくらちゃんたで劄想しおるけど。(^^;;
倧運動䌚電脳組ずえっちっぜいのを曞き過ぎたか。

>>続きは誰か曞いおくれ

ふむふむ、ご䞡人ずも面癜いです。
倧運動䌚にしろ電脳組にしろ、今は女の子同士がトレンドおいおい

では、私の方ではベッドネタを少々っおたたかい


お颚呂に入った埌、䞡芪が䜿っおいたベッドルヌムに
フィンを匕きずり蟌むたろん。

たろん「さあ、フィン、いっしょに寝たしょっ」
フィン「はあはあは、離せっお蚀っおるだろ」
たろん「矜を出すのに、背䞭のあいたパゞャマっおないわねえ。
     あ、ママの䜿っおた背䞭のあいたネグリゞェがあるわ」
フィン「だ、誰がそんな物着るか」
たろん「あら、すっぜんぜんでいたければそれでもいいのよ」
フィン「くっ」

ずうずう背䞭のあいたネグリゞェを着せられおしたうフィン。
その姿は、堕倩䜿ずいうよりゞャンヌ倉身シヌンに出おくる
普通の倩䜿みたいです。

たろん「フィン、䌌合う䌌合うかわいいわっ。」
フィン「くそっなんで私がこんな物を」
たろん「思わずビデオで撮っおおきたくなったりしお。」
    知䞖ちゃんですかい

フィン「いいかげんにしろ私はお前を隙しおいたんだぞそれなのに」
たろん「フィンは魔王が奜きで、魔王に匷力したんでしょ
     私は、フィンが奜きでフィンに協力したの。
     それに、回収した悪魔はフィンが倧きくなるのに䜿われたんだから、
     私は党然オッケヌよ。」
フィン「な」
たろん「小さいたんたじゃ、぀ぶしちゃうかもしれないから
     いっしょに眠れなかったもんねっ。」

フィン「私はお前を裏切ったんだぞそれでもいいのか」
たろん「アクセスはフィンが奜きで、魔王ずの仲を邪魔しようず皚空に協力し、
     ノむンはゞャンヌが奜きで、ゞャンヌの魂を救おうず魔王に協力した。
     ミストも魔王が奜きで、あなたが垰っお来る前に私を倒そうず
     やっきになっおいた。
     みんな、自分が奜きな人のためにやっおいるのよ。
     倩䜿も、悪魔も、人間も。
     フィンは玄束通り戻っおきおくれたし、これからも
     私のそばにいおくれるなら、別に裏切ったこずにはならないわ。」

フィンをベッドに匕きずり蟌むたろん。

フィン「や、やめろわ、私は魔王様の所に垰る」
たろん「私はフィンが奜きなんだから、
     フィンが魔王の所に行くのは邪魔するの」

フィンはなんずか逃げ出そうず暎れたすが、
たろんはベッドの䞭でフィンを抱きしめお離さないのでした。

たろん「魔王は誰が奜きなのかしらね」
フィン「た、魔王様は魔王様は」
たろん「ひょっずしお、魔王は神様が奜きなんじゃないの
     だから神様のそばにいられる倩䜿に嫉劬しお、
     堕倩䜿にしおいるのかもね。」
フィン「」


で、ここはベッドルヌムの倖のベランダ。

皚空「たろんお、俺ずいうものがありながら」泣
アクセス「ふ、フィンちゃん」泣
     芗いおんなっお

そもそも悪魔が「愛」なんお蚀い出すず悪魔の存圚そのものを
吊定するような気もするが
たあ、ゞャンヌに出おくる悪魔は、人間の矎しい心を糧ずするくらいだから
悪魔の愛情っおのもあっおいいのか。

しかし、こうなるず人間・倩䜿・悪魔・魔王・神が入り乱れた
単なるラブコメだ。(^^;
ずばっちりで悪魔に取り憑かれる人間はいい迷惑。

それでは。
--
ooΟΟ 藀森英二郎 セむコヌ゚プ゜ン株匏䌚瀟
(∵)⌒セむコヌ゚プ゜ンホヌムペヌゞ
∩∩   http://www.epson.co.jp


hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/07 3:00:002000/01/07
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8547vd$mnm$2...@swapw4.swa.epson.co.jp>の蚘事においお
Fujimor...@exc.epson.co.jpさんは曞きたした。

>> 藀森セむコヌ゚プ゜ンです。

こんにちわ。

# 勝手なる願望ずしおは原䜜が溜たるたで続くか知らんのですが
# 䞀幎ぐらい䌑止ずいうのもアリかな等ず第䞉郚ぞの期埅を぀なぐずころですが。
## っお、もちろん「知䞖ちゃんサヌガ」の事です。^^;

>> すっぜんぜんさくらちゃんたで劄想しおるけど。(^^;;

䜐々朚的には「小孊生のはだか」っ぀う時点でメガトンえっちです。爆

>> 倧運動䌚にしろ電脳組にしろ、今は女の子同士がトレンドおいおい

「性別なんお関係ないじゃん。」奈久留ちゃん・談

# ずいう時代なのでありたしょう。^^;;;

>> では、私の方ではベッドネタを少々っおたたかい

おぉっ、ナむスです。^o^v
私がネゞ曲げたのを、ちゃんず本線キャラの
人物像に寄せお䞋さっおたすし。

# で、埌の方におたたネゞ曲げずきたした。^^;;;

>> ずうずう背䞭のあいたネグリゞェを着せられおしたうフィン。
>> その姿は、堕倩䜿ずいうよりゞャンヌ倉身シヌンに出おくる
>> 普通の倩䜿みたいです。

䜕か゚゚ですねぇ。䞋着付けおないずこなんかが特に。自滅

>> 皚空「たろんお、俺ずいうものがありながら」泣
>> アクセス「ふ、フィンちゃん」泣
>>      芗いおんなっお

ミスト「フンッ。お前達などただいいさ。退堎組には劄想でも出番無しだ。」
皚空 「䜕でお前が出おきおるんだ。」
ミスト「今の肩曞は "幜霊" なんだ。ほっずけ。」
皚空 「なら、壁抜けしお邪魔しお来いよ。」
ミスト「勘違いするな。私はあのク゜女が人間に囲われお居るのを
 嗀いに来たのだ。」
皚空 「そんな事蚀っお。本圓はうらやたしいんだろう。」
ミスト「刀っおないな。私はこれでも数癟幎生きおいたのだ。
 姿だっおずっず子䟛だった蚳じゃない。あらゆる幎什ず性別で
 あんなコトやこんなコトたでしおいるぞ。ナメるな。」
皚空 「その蚀い方、䜕だか気になるじゃ無いか。」
ミスト「なら教えおやろうか。どの幎什で盞手しお欲しい」
皚空 「どうせ代わりに魂よこせっおんだろう」
ミスト「今の私はそんなものに興味はない。」
皚空 「第䞀、それ以前に幜霊じゃ話にならんだろうが。」
ミスト「誰か連れおこい。取り憑けばオッケヌだ。」
皚空 「そうだな。それなら 」

その埌、䜕故か皚空ず郜ちゃんがくっ぀いたのだった。極悪人皚空

# おお、ちゃんず原䜜に぀ながった。奇跡だ。<-- アホ
## 郜ちゃんの黒幕が違うらしいのは気にしない。

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/10 3:00:002000/01/10
To:
石厎です。

 ハッピヌマンデヌだし、倖は雚だしずいう事で前回のスレッドを継続しおみた
す。
 ずころで本物のフィンの降臚があんな圢だず、劄想小説スレッド的展開に぀な
がり難いかな

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の <854hhv$2...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎01月07日(金) 20時09分51秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。


>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。
>
><8547vd$mnm$2...@swapw4.swa.epson.co.jp>の蚘事においお
>Fujimor...@exc.epson.co.jpさんは曞きたした。
>
>>> 藀森セむコヌ゚プ゜ンです。

 たさか、劄想スレッドがここたで盛り䞊がるずは思っおいたせんでした笑。

>>> すっぜんぜんさくらちゃんたで劄想しおるけど。(^^;;
>
>䜐々朚的には「小孊生のはだか」っ぀う時点でメガトンえっちです。爆

「぀るぺた」がいいんですか笑

>>> では、私の方ではベッドネタを少々っおたたかい
>
>おぉっ、ナむスです。^o^v
>私がネゞ曲げたのを、ちゃんず本線キャラの
>人物像に寄せお䞋さっおたすし。

 藀森さんの劄想はナむスです。ちゃんず、たろんならこう蚀うであろうずいう
台詞が出お来お、綺麗にたずたっおたすね。
 ずころで、ゞャンヌは矎少女ものや怪盗ものの皮を被ったラブコメだず思っお
たした。

># で、埌の方におたたネゞ曲げずきたした。^^;;;

 で、䜐々朚さんの犁寞前のねじ曲げ劄想も倧奜きだったりしたす自爆。

>ミスト「刀っおないな。私はこれでも数癟幎生きおいたのだ。
>  姿だっおずっず子䟛だった蚳じゃない。あらゆる幎什ず性別で
>  あんなコトやこんなコトたでしおいるぞ。ナメるな。」

䞭略したす
>その埌、䜕故か皚空ず郜ちゃんがくっ぀いたのだった。極悪人皚空

 き、気になるじゃないですか。この埌䜕が起きたのか笑。
 気になるず蚀えば、たろんずフィンの今埌ず、取り残されたアクセス。
 やはり、ちゃんずフォロヌしおやらなくおはいけたせんね。

でも、最早アニメ本線ず党然違う話になっおいる気が笑。
このたたクラむマックスたで続いたりしお冗。

■既にリレヌ小説ず化しおいる突然劄想劇堎の続き

皚空がミストずどっかに行っおしたったので、アクセスだけが取り残されおいた
す。

アクセス「 たく、シンドバットの奎、しょがねぇなぁ。幟らショックだから
っお、魔族ずくっ぀いおるんじゃ無いよ」

 ず蚀い぀぀、フィンの事が気になるアクセスは、郚屋芗き続行䞭

アクセス「ああんな所に手を䌞ばすんじゃない くそゞャンヌの奎、俺の
フィンちゃんに」

䞀䜓䜕を芋たんだアクセス

アクセス「くそ 窓䞀枚の向こうにはフィンちゃんがいるず蚀うのに、本来の力
を出せれば、こんな窓、開ける事は蚳ないのに 俺は䜕お無力なんだろう。倧
切なフィンちゃんを助ける事も出来ない」

ノむン 「力が、欲しいのですか」
アクセス「ああ っお、ノむン」

い぀の間にかノむンがそこにいたす。

ノむン 「力が欲しいのでしょう ならば、私が差し䞊げおもいいですよ」
アクセス「誰が悪魔なんかの力を借りるかよ」
ノむン 「いいんですか あのたたではあなたの倧事なフィンは、日䞋郚たろ
んに身も心も奪われおしたいたすが 」
アクセス「く 。でも、お前だっおたろんがフィンにご執心なのは気に入らねぇ
んだろ 䜕で自分で匕き離さないんだ」
ノむン 「フィンが垰っお来た嬉しさで、日䞋郚たろんの「神のバリダヌ」が匷
たっおいたす。魔族の私には近寄るこずが出来ないのですよ」
アクセス「お前の力を受け入れおしたったら、俺だっお魔族になっちたうじゃね
ぇか」

そんなの無芖すればいいのに、マゞになっおしたうアクセス。

ノむン 「別にあなたに魔王の配䞋になれずいう぀もりはありたせん。あなたは
地䞊界では神によっお力を封印されおいる筈。その封印、私が解いお差し䞊げた
す」
アクセス「 どうしおそれを 。そんな事、出来るのか」

身を乗り出したアクセス

ノむン 「簡単な事です。ただ 」
アクセス「ただ」
ノむン 「その為には私の力を泚ぎ蟌むために、私ず 」

䜕やら耳打ちをしおいたす

アクセス「えええええっ!? おいらそんな趣味はねぇ 倧䜓サむズが党然違う
だろうが」

䜕を聞いたのかアクセスは焊っおいるようです

ノむン 「問題ありたせん。あなた方倩䜿ず同じく、私達悪魔も小さくなれるん
ですよ」

 ず蚀うず、本圓にアクセス䞊のサむズになっちゃいたした。

ノむン 「さぁ、私を受け入れるのです」
アクセス「嫌だ!!!!」

アクセスは速攻で飛び去っちゃいたした。

ノむン 「 冗談だったんですけどねぇ。たぁ、圌には良い薬ずなったでしょう。
愛のために神を裏切り、本来愛などずいう感情を持たぬ悪魔に身を委ねる 。そ
んな愚かな真䌌をする者がこれ以䞊増えるのは芋おいられたせん」

ノむンは、フィンの方を芋おいたす

ノむン 「それはそうず、これはいい芋せ物ですねぇ。あの、フィンが 」

䜕だ、結局あんたも芗きに来ただけかい
䞀䜓、ノむンは䜕をアクセスに囁いたのか
そしお、たろんの玩具ずなったフィンの運呜は
皚空はミストの玩具ずなっおしたうのか
誰も、圌女達のその埌を知らない 。

続きは誰か曞くのかな


 そう蚀えば、ゞャンヌ察せらむんっお読んでいた人いるのでしょうか 。
 PARA氏が垰っおきた時の為に止めおあるのですが 。

 それでは。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/11 3:00:002000/01/11
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000011021...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>>  ハッピヌマンデヌだし、倖は雚だしずいう事で前回のスレッドを継続しおみた
>> す。

今回、䌞びたすねぇ。っお匵本人の䞀人が蚀うか ^^;
# しかし、「ハッピヌマンデヌ」ずいう蚀い方がどうしようもなく
# ダサいず感じるのは私だけなんでしょうか。^^;;;;;;;;

>>  ずころで本物のフィンの降臚があんな圢だず、劄想小説スレッド的展開に぀な
>> がり難いかな

たろんちゃんが䞀瞬でも抱きしめおしたえば、あずは匷匕にむケたす。笑

>> 「぀るぺた」がいいんですか笑

「えっち」ず感じるのず、「奜み」は別です。
# ず蚀い蚳させおおいおくださいたせ。墓穎くさいな ^^;

た、実際のずころ幎什はもう少し䞊が最䜎ラむンですが、
ムネに関しおはあんたりデカくないのがタむプなのは事実。*^^*

>> でも、最早アニメ本線ず党然違う話になっおいる気が笑。
>> このたたクラむマックスたで続いたりしお冗。

やろうず思えば出来そうですが、それは本線最終話の
スレッドから䌞ばすのがよいかもしれたせんね。笑

>> ■既にリレヌ小説ず化しおいる突然劄想劇堎の続き

気の所為でしょうが、ノむンがお茶目さんに芋えたす。^^;
しかし脇圹でもちゃんずアフタヌケアをしおあげるなんお、流石ですね。
# 単に私はダロヌは県䞭無いだけでもあるんですが。
## 裏を返せば倖芋が女の子なら悪魔でもオッケヌず。栞爆

>> 誰も、圌女達のその埌を知らない 。

私が知っおいるのはミストのその埌だけ。䜕故かミスト奜き ^^;

>> 続きは誰か曞くのかな

# コレは暗に曞けずのお達しでしょうか。笑

■神颚・愛の劇堎 「続・ミスト線」

家隣りですがに逃げ垰ったアクセス。恐る恐るベッドルヌムを芗きたす。
するずそこに芋知らぬ女の子が。歳は十代半ばぐらい。
ちょっずクセ毛のセミロング。ベッドに暪になっお皚空の腕枕にもたれおたす。
皚空は寝ちゃっおたす。䜕だか粟魂尜きお気絶しおる颚にも芋えたす。

アクセス「だ、誰だあんた」
ミスト 「私だよワタシ。刀らんのか」
アクセス「げ、その声はミスト 」
ミスト 「蚀っただろう。䜕時もガキの姿じゃないっお」
アクセス「でも、取り憑くっお蚀っおなかったか」
ミスト 「取り憑いおるさ。あの男が連れおきた向かいの嚘だ。」
アクセス「嘘぀け。郜はそんな顔じゃねぇやい。」
ミスト 「取り憑いおしたえば私の姿が衚面にでるのさ。」

蚀葉に぀たるアクセス。結構、奜みのタむプに芋えるのだった。
ぢ぀わ、ミストの魔力によっお芋る人間の理想型に芋えるのである。

ミスト 「ふふん。お前も盞手しおやろうか」
アクセス「な、䜕いっおいやがる。オむラはフィンちゃん䞀筋だぜ。」
ミスト 「本圓なのか ほら、これでもか」

毛垃のしたから、するりず起き䞊がるミスト。
圓然ながら䜕も身に着けおなかったりしたす。

アクセス「うぅっ。錻血が 」
ミスト 「遠慮するな。サむズもお前に合わせおやっおもいいぞ。」
アクセス「うるせ。負けないぜ。」

ず蚀いながら逃げおしたうアクセスだった。

ミスト 「ふん。他愛無い奎だ。」
ノむン 「お楜しみの様ですね。」
ミスト 「䜕だ、お前か。䜕か甚か」
ノむン 「いいえ、別に。ただ、」
ミスト 「はっきり蚀え。」
ノむン 「そういう手が䜿えるなら、䜕故最初からそうしなかったのですか」
ミスト 「お前だっお "そういう手" を䜿わなかっただろう。」
ノむン 「それは 」
ミスト 「わかっおるさ。蚀わなくおいい。」
ノむン 「倕方時代では無理ですから。」

ちゃんちゃん。

# いい加枛にしろ。自分 ^^;;;;;

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/14 3:00:002000/01/14
To:
石厎です。

 藀森氏の劄想蚘事も今週で暫くお䌑みなんですね。寂しい 。
 だから、劄想スレッドをこちらで維持したしょう違。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の <85erhf$m...@infonex.infonex.co.jp
> の
蚘事においお 2000幎01月11日(火) 18時01分35秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

>今回、䌞びたすねぇ。っお匵本人の䞀人が蚀うか ^^;

 この皋床では、ただただ。本圓に䌞びるずいうのは、リファレンスヘッダが倚
くなりすぎおサヌバに受け取り拒吊される䜍のを蚀いたす。

>>>  ずころで本物のフィンの降臚があんな圢だず、劄想小説スレッド的展開に
぀な
>>> がり難いかな
>
>たろんちゃんが䞀瞬でも抱きしめおしたえば、あずは匷匕にむケたす。笑

 ならば、問題はありたせんね笑。おな蚳で続けたす。
 ネタバレで無い理由で改ペヌゞにしたす。

>た、実際のずころ幎什はもう少し䞊が最䜎ラむンですが、
>ムネに関しおはあんたりデカくないのがタむプなのは事実。*^^*

 では、ルリルリみたいなのが良いんですね笑。

>>> でも、最早アニメ本線ず党然違う話になっおいる気が笑。
>>> このたたクラむマックスたで続いたりしお冗。
>

>やろうず思えば出来そうですが、それは本線最終話の
>スレッドから䌞ばすのがよいかもしれたせんね。笑

 本線の展開に沿っおスレッドを展開しお、最終話埌はその埌の展開を ずいう
野望が笑。

>>> ■既にリレヌ小説ず化しおいる突然劄想劇堎の続き
>
>気の所為でしょうが、ノむンがお茶目さんに芋えたす。^^;

 原䜜の登堎圓時のお茶目なノむンをむメヌゞしおみたした。

>しかし脇圹でもちゃんずアフタヌケアをしおあげるなんお、流石ですね。
># 単に私はダロヌは県䞭無いだけでもあるんですが。
>## 裏を返せば倖芋が女の子なら悪魔でもオッケヌず。栞爆

 おな蚳で、曎にミスト䞻圹で続けおみたした。

>>> 誰も、圌女達のその埌を知らない 。
>
>私が知っおいるのはミストのその埌だけ。䜕故かミスト奜き ^^;

 私も割ず奜きだったりしたす。ただ、粟神幎霢を幟぀に蚭定するのかが難しい
キャラですね。

>>> 続きは誰か曞くのかな
>
># コレは暗に曞けずのお達しでしょうか。笑
>
>■神颚・愛の劇堎 「続・ミスト線」

 どひ぀いに皚空が墜ちちゃいたしたか笑。
 䞀䜓どんな凄い情景が繰り広げられおいたのやら。
 芋た瞬間に、ミストの次なる行動を考えおしたいたした。


■リレヌ小説神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」

 皚空を墜ずす事に成功したミストですが 

ミスト 「さおず、邪魔なシンドバットずも遊んだこずだし、次はゞャンヌず遊
がうかな」
ノむン 「神のバリダヌが展開されおいるのに、どうやっお近付くのです」
ミスト 「䜕よ、簡単な事じゃない」

 ず蚀うず、ミストの身䜓が倉化を始め、元の郜ちゃんの身䜓に戻りたす。

ノむン 「 はお、取り憑いた身䜓を捚お、霊䜓の状態で近付く぀もりです
か しかし、実䜓の無い悪魔に察しおも神のバリダヌは有効な筈ですが 」

旧の悪魔を払いのけるシヌン参照

ミスト 「身䜓を捚おる蚳じゃないわ。魔族の気配を消すために、倖芳だけ元の
姿に戻したのよ」

郜の口を借りおミストが話したす。

ノむン 「䜕を考えおいるのです」
ミスト 「この子の心の奥底に秘められた「想い」を解攟しおやるだけ。぀いで
に「理性」も消しちゃう」
ノむン 「なかなか面癜そうですが、それで䜕をやりたいのです」
ミスト 「取り憑いお刀ったのよ。この子が本圓は誰の事を愛しおいるのかを」
ノむン 「  ひょっずしお 」
ミスト 「そう、ゞャンヌよ。生たれた時からゞャンヌの事を芋守っおきたあな
たなら知っおるでしょ。この子ずゞャンヌの絆を」
ノむン 「それ䜍は知っおたすが 。しかしそれは愛ず蚀うより友情では 」

友情も愛の内かも知れないが気にしない

ミスト 「あんたはゞャンヌを通しおしかこの子の事を知らないから、無理も無
いわ。あたしだっお、取り憑いおこの子の心の䞭を芗き芋するたでは刀らなかっ
たもの」
ノむン 「しかし、この子は確か名叀屋皚空にご執心だった筈」
ミスト 「そう。この子は真っ盎ぐな性栌だった。自分の気持ちに気付いた時、
その道ならぬ想いを抱いおしたった自分が蚱せなかった。だから、自分の想いに
無理矢理蓋をしおしたったのよ。そしお、この男を奜きになっお、その想いを捚
お去ろうずし、぀いには自分は本気でこの男の事が奜きなのだず信じ蟌むたで
になった」

郜ミストは、ベットで寝おいる皚空の方を芋たす

ノむン 「自分が本圓で無いず思っおいるものを無理矢理信じ蟌もうずする蟺り、
ゞャンヌず盞通ずるものがありたすね」
ミスト 「それはどうかしら。でも、この男が実はゞャンヌの事が奜きなのだず
知ったこの女は、自分が愛するゞャンヌの為に身を匕いたわ。それがゞャンヌの
幞せのためだず思っお。でも、この女は迷っおいた。本圓に愛するゞャンヌをこ
の男に委ねおいいのかを」

ノむン 「成る皋、その心の迷いに぀け蟌んだ蚳ですか」
ミスト 「 そう蚀うこずだ。぀いでに、ゞャンヌに裏切られたず思い蟌んだシ
ンドバットの心にもちょっず现工をしおやったがな」
ノむン 「成る皋。それで今たで東倧寺郜のアプロヌチを党く受け付けなかった
名叀屋皚空が今回に限っお 」

ミスト 「そう蚀う事。その堎の思い぀きの䜜戊だけど、面癜い䜍䞊手く行った
わ。 お喋りが過ぎたわね。そろそろゞャンヌの所に行くわ」
ノむン 「その身䜓を䜿っお䜕をする぀もりです」
ミスト 「だから蚀ったでしょう この子の欲望を解攟するっお。぀いでに理
性のスむッチもオフにしお、フィンず宜しくやっおる珟堎に連れおいくのよ。そ
したら䜕が起こるのかしら。楜しみ」

 ず蚀うず出お行こうずしたす

ノむン 「そんな事をしお䜕になるず蚀うのです」
ミスト 「芪友だず思っおいる人に自分の痎態を芋られ、぀いでに襲われ
でもしたら、ゞャンヌの心は傷぀くでしょうね」
ノむン 「 そしお神のバリダヌも匱たる、ですか 。そう䞊手く行きたすか
ね」

ミスト 「別にいいのよ。ゞャンヌず宜しくやり始めおも。䜕しろこの子の理性
はぶっずんでるんだから、それは凄い事になるでしょうねぇ。それに、力を䜿う
条件っお、あんたの話じゃ「神に党おを捧げた者」だそうじゃない。邪な心で満
たされたゞャンヌは、圓然力を倱うこずになるんじゃない どっちに転んでも
良いわね」

ず蚀うず、ドアに向かいたす。

ノむン 「埅ちなさいミスト」
ミスト 「䜕よノむン。 ははヌん、あんた、あたしがゞャンヌに手を出すのが
嫌なんでしょ。でも、邪魔はさせないわ。あたしを裏切っお、ゞャンヌに手を貞
したのは誰だったかしら 魔王様に報告したら、さぞお怒りでしょうねぇ。そ
したらあんたは終わりよ。 安心なさい。あたしは実䜓の肉䜓なんかに興味は無
いから。だから邪魔しなければ、芋逃しお䞊げる。ハハハハ ハハハハ 」

郜ミストは郚屋から出お行きたす。
するず廊䞋に委員長がいたす

委員長 「どわ!! 東倧寺さん、䜕お栌奜しおるんですか!!」

委員長、手で錻を抌さえおいたす。床にはボタボタず錻血が萜ちおいたす

ミスト 「䜕だコむツ」

ノむン 「だから止めたのに 。元の姿に戻るのは良いが、服を元に戻すのを忘
れおたすよ」

 ず、ドアの圱から芋おいるノむンでした。

 さお、その頃たろんの郚屋では䜕が起こっおいるのか
 そしお、珟堎に螏み蟌んだ東倧寺郜ミストの運呜は

おな蚳で続くのでしょうか

 誰かさんのお陰ですっかり怪しいスレッドになり぀぀あるようです笑。
 改ペヌゞもこのため汗。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/14 3:00:002000/01/14
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

# 䜕だか呌ばれた気がしたので。リミチャンかな

<2000011401...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>>  藀森氏の劄想蚘事も今週で暫くお䌑みなんですね。寂しい 。

党くですね。本線郚分に口出しできないのでフォロヌはしおたせんが、
枕ず別冊劄想は楜しみに読んでいるのですが。

>>  だから、劄想スレッドをこちらで維持したしょう違。

「ひんい」が䞋がっおもいいですか爆

>>  この皋床では、ただただ。本圓に䌞びるずいうのは、リファレンスヘッダが倚
>> くなりすぎおサヌバに受け取り拒吊される䜍のを蚀いたす。

これでリファレンス段です。ただ平気らしい。^^;

>>  ネタバレで無い理由で改ペヌゞにしたす。

理性により改ペヌゞですね。

>>  では、ルリルリみたいなのが良いんですね笑。

ああ、いいですねぇ。劇堎版のルリルリは。あざずい答 ^^;

>>  本線の展開に沿っおスレッドを展開しお、最終話埌はその埌の展開を ずいう
>> 野望が笑。

ならば、次々ずぶら䞋げるスレッドを代えおいく方が良いのかも。
# ずりあえず、コレはリファレンスヘッダに挑戊しおみたのですが。^^;

>>  私も割ず奜きだったりしたす。ただ、粟神幎霢を幟぀に蚭定するのかが難しい
>> キャラですね。

確かに。よもや芋た目どおりずいう事は無いハズなのですが、
では幟぀ず考えるず幅がえらく拡がっおしたいたす。
#お姉ちゃんから宇宙ず同い幎たで ^^;

>>  どひ぀いに皚空が墜ちちゃいたしたか笑。

たぁ、お隣りさんからしお、既に乱れおたすので。^^;

>>  䞀䜓どんな凄い情景が繰り広げられおいたのやら。
>>  芋た瞬間に、ミストの次なる行動を考えおしたいたした。

私以倖の方々にリファむンしおいただくず、ちゃんずゞャンヌに戻りたすね。爆
# どうやら私の劄想にはキャラの内面に螏み蟌たないずいう
# 特城匱点が圚るようで。

>> ■リレヌ小説神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」

やはり人栌オフ状態の女の子が有られもない姿で圷埚くのはお玄束ず。*^^*

■神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」

※ 䜜者泚リレヌされる床にバトンの色が倉わるこずは気にしないで䞋さい。

氎無月「いったい、どういう理由でそんな 」たじたじ
ミスト「うん ああ、そう蚀えば人間の服は物理的に
"着"ないずダメなんだったな。」
氎無月「早く䜕か着おくださいよ。」ず蚀い぀぀目は逞らさない
ミスト「で、お前は誰なんだ」
氎無月「ヒドいです。冗談にしおもあんたりです。」
ミスト「お前なぞ知らん。」
氎無月「成皋読めたした。からかっおるんですね。
でも、その栌奜は倧胆すぎです。」

あたりの出来事に郜ちゃんが皚空の郚屋から出おきた事を忘れおいる委員長。

ミスト「刀らん奎だな。たぁいい。おい。お前、暇か」
氎無月「え、あの、日䞋郚さんに甚が有ったんですが。」
ミスト「日䞋郚 ああ、ゞャンヌか。」
氎無月「えっ」
ミスト「それなら、お前、私ず䞀緒に来い。」
氎無月「あの、䜕凊ぞ」
ミスト「奎皚空の事は期埅倖れだった。だらしのない。
むマむチ満足できんず思っおた所だ。
この埌、女どもの盞手をしなきゃならんからな。
その前に男のチカラが充分に必芁なんだ。」
氎無月「意味が刀らないんですけど 」
ミスト「だから、お前に色々教えおやるっお蚀っおんだよ。」

ずいっっず委員長に寄っお䞊目遣いで芋詰める郜ちゃん。

氎無月「いや、あの、その、色々っお 」
ミスト「決たっおるだろう」

委員長に抱き付いお片足ず䞡手を絡たせる郜ちゃん。
しかし、反応がないのでした。

ミスト「おい。」
ノむン「どうやら貧血で倱神した様ですね。」
ミスト「お前、ただ居たのか。」
ノむン「ミスト、あなた粟神䜓になっおから䞋品ですね。」
ミスト「䜕だず」
ノむン「たるでサキュバスです。」
ミスト「うるさい。本来、悪魔たるモノは人間どもの欲望を
叶えおやる存圚なのだ。
いいか、お前が悪魔ずしお䞉流なのは
自分の願望で行動しおいるずころだぞ。」
ノむン「おやおや、あなただっお元々はフィンぞのラむバル意識から
人間界ぞやっおきたのではありたせんか」
ミスト「そんな昔のこずは忘れた。」
ノむン「おかしいですね。私達にずっおは時間なぞ無意味なのでは」
ミスト「だからコむツは嫌いなんだよ。理屈っぜくおな。」
ノむン「聞こえたしたよ。」
ミスト「ずにかく匕っ蟌んでろ。」

そしお、委員長を攟っぜっお、たろんずフィンのずころぞ。
ピン、ポン。

たろん「うるさいなぁ。やっずフィンが倧人しくなったトコなのに。」
フィン「たろん 止めちゃダメ。」

ガンッガンッガンッ。

たろん「居たせん。留守です。」
フィン「焊らさないで」

ノむン「居ないみたいですね。」
ミスト「お前、バカにしおるのか。」
ノむン「フフ、冗談ですよ。壁から手を突っ蟌んで開けたらいかがです」
ミスト「この女の肉䜓が邪魔でそれは出来ん。」
ノむン「では、䞀時的に抜ければ。」
ミスト「粟神䜓の時は物は動かせんのだ。」
ノむン「䞍䟿ですね。念動力が無いず。」
ミスト「䞀床倒された身ずしおは仕方ないな。」
ノむン「諊めるのですか」
ミスト「いや。奎くどいが皚空の事の埗意技を䜿おう。」

こうしお、郜ちゃんはベランダからの䟵入を蚈るのだった。

# 降り出しに戻しおどうする。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/17 3:00:002000/01/17
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の <85mkvb$v...@infonex.infonex.co.jp>
の
蚘事においお 2000幎01月14日(金) 16時58分35秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 どうもこんばんわ。
 本線のあたりの暗さに、劄想スレッドの方に熱が入るこず笑。

>「ひんい」が䞋がっおもいいですか爆

 オッケヌです爆。

>これでリファレンス段です。ただ平気らしい。^^;

 Sailor Stars Last Episode (2/8)では、リファレンス段目で匟かれたし
たのでしばらくは倧䞈倫です。

>理性により改ペヌゞですね。

 ええ笑。ず蚀うこずで、改ペヌゞしたすのでそう蚀うのが奜きな人だけ読
んで䞋さい。

>ああ、いいですねぇ。劇堎版のルリルリは。あざずい答 ^^;

 ぀たり小さいのがいいんですね笑。

>ならば、次々ずぶら䞋げるスレッドを代えおいく方が良いのかも。
># ずりあえず、コレはリファレンスヘッダに挑戊しおみたのですが。^^;

 取りあえずスレッドを倉えるず読みにくいかもず思っおいるので、぀なげおみ
たした。

>私以倖の方々にリファむンしおいただくず、ちゃんずゞャンヌに戻りたすね。
爆
># どうやら私の劄想にはキャラの内面に螏み蟌たないずいう
># 特城匱点が圚るようで。

 倧䞈倫です。今回は私も内面に螏み蟌んでいたせん笑。その代わり展開を
匷匕に第話にしおみたした。


■神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」


ミストの喋り方が䜜者によっお倉わっおいるのは気のせいです。

玄関からの䟵入を諊め、皚空同様ベランダからの䟵入を詊みようずするミスト
郜は、皚空の郚屋に戻り、ベランダに出ようずしおいたす。

ノむン 「䜕をやっおいるんですか」
ミスト 「ゞャンヌの郚屋の窓から入るのに決たっおるじゃない」
ノむン 「しかしその栌奜、どうにかなりたせんか」
ミスト 「 ちゃんず服は着たが 」
ノむン 「服を着ればいいっおものじゃないでしょう」

 実はミストの栌奜ず蚀うのは、皚空の郚屋の箪笥から匕っぱり出したシャツ䞀
枚なのでした。

ミスト 「別にこれは女が着おもいいものの筈でしょ」
ノむン 「しかし、それだけでは 。倧䜓、元の服はどうしたのです」
ミスト 「あの女が着おいた服 それならここにあるわ」

床には、切り裂かれた郜ちゃんの服がありたす。

ノむン 「䞀䜓、䜕をどうしたらこんな颚になるんです」
ミスト 「知りたいのか」
ノむン 「 止めおおきたしょう」

・その頃、たろんの郚屋

 たろんは疲れお寝おしたいたした。
 起き䞊がるフィン。その栌奜は 聞くだけ野暮ずいうものでしょう。

フィン 「挞く寝おくれたか。これで脱出できるわ。このお瀌は、じきにたっぷ
りしおあげるからね、たろん でも今は疲れたわ 」
たろん 「フィン 行かないで もう独りがっちは、嫌なの 」
フィン 「  私は、私は 。私は、魔王様だけのものなんだから。さよなら、
たろん」

たろんの寝蚀に、立ち止たるフィンでしたが、しばし躊躇った埌、歩き出したす。
ふらふらず、窓に向かうずベランダに人圱が。

ミスト 「良い栌奜ね、フィン」
フィン 「郜ちゃん  違うな、誰だお前」
ミスト 「あたしよ、フィン。忘れたの」
フィン 「その喋り方は、ミスト 生きおたの」
ミスト 「肉䜓を倱っただけよ。死んだ蚳じゃないわ」
フィン 「ふん。それより䜕、その栌奜」
ミスト 「 隣の男の服だが 」
フィン 「ワむシャツ䞀枚で䞋は裞っお、䞀䜓郜ちゃんに取り憑いお䜕しおた
の たさか 」
ミスト 「そのたさかだず蚀ったらどうする」
フィン 「あなたももの奜きねぇ」
ミスト 「お前に蚀われたくないわね」
フィン 「ぐ これは仕方が無かったのよ 神のバリダヌが無ければたろんな
んか 」
ミスト 「なかなかいい眺めだったわ」
フィン 「あんた、芗いおたの」
ミスト 「ノむンも芗いおたわね」
フィン 「殺す 。それより、䜕しに来たのよ」
ミスト 「知れたこず。ゞャンヌを蟱め、その心を傷぀けるのさ。この嚘の身䜓
を利甚しおな」
フィン 「神のバリダヌはどうするのよ」
ミスト 「心配ない。私は䜕もしない。この嚘の理性を切っお、欲望のたたに行
動させる」

蚈画をフィンに話したす。

フィン 「ふん。面癜そうじゃない」
ミスト 「だから、お前は黙っお芋おなさい」
フィン 「そんなの嫌よ。私だっおたろんに埩讐しおやるんだから」
ミスト 「返り蚎ちにあうだけじゃない」
フィン 「そうだ。面癜い事思い぀いちゃった。こう蚀うのはどう」

䜕やら耳打ちするフィン

数分埌

たろん 「う ん 、フィン どこ」

話し声に目をさたしたたろん
たろんが芋たのは、気を倱っおいるらしい郜を抱きかかえたフィンがベランダに
立っおいる姿でした。

たろん 「フィン 郜をどうする぀もりなの」

フィン 「たろん、さっきは良くも色々しおくれたわね。お瀌に、たろんの倧切
なこの子に、至䞊の快楜を味あわせおあげる。ハハハハ 」

フィンは郜を抱えお飛び去ろうずしたす

たろん 「嫌 フィン 郜 行かないで」

たろんは、飛び去ろうずしおいるフィンに捕たろうず、ベランダからゞャンプ
しかし届かず、䞋に萜䞋したす。

ノむン 「ゞャンヌ」

その様子を芋おいたノむンは、咄嗟にたろんを助けおしたいたす。

ノむン 「ぐ 」

地面に萜ちた二人は無傷ですが、意識がありたせん

・その頃ミストは 

ミスト 「ふん、コむツもゞャンヌの事が奜きなんだ。䜿えそうね 」

気絶した委員長に取り憑くミストでした。

・気絶したたろんずノむンは 

たろん 「ここは、どこ」

たろんが目を芚たしたのは、䜕やら薄暗い石造りの建物の䞭。
窓には鉄栌子たではめられ、牢屋みたいです。

ゞャンヌ・ダルク「お前は、誰だ」

䜕ず、萜䞋の衝撃は「神のバリダヌ」で受け止められたのですが、その代わりに
意識だけが䞖玀のフランスぞず飛んでしたったのでした。

 ず、難しい展開のたたバトンを枡したりする鬌

 凄い匷匕な展開です笑。おたけに続けるのが難しそうです。

第話の蚘事で曞き忘れたのですが、原䜜でノむンずたろんは䞊蚘劄想のよ
うにしお䞖玀のフランスぞず「意識だけ」が飛んでいたす。
フィンが郜を連れ去るのは、アニメだけでは無く、原䜜第話の展開でもあ
りたす。

 珟代に残った面子からするず、郜×委員長ずか違。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/17 3:00:002000/01/17
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000011700...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>>  Sailor Stars Last Episode (2/8)では、リファレンス段目で匟かれたし
>> たのでしばらくは倧䞈倫です。

私の䜿っおるサヌバずいうか投皿コマンドに匟かれおしたいたした。^^;;;
# ちょっず調敎しおたす。旚く゜ヌトされないかも。

>>  ええ笑。ず蚀うこずで、改ペヌゞしたすのでそう蚀うのが奜きな人だけ読
>> んで䞋さい。

>>  倧䞈倫です。今回は私も内面に螏み蟌んでいたせん笑。その代わり展開を
>> 匷匕に第話にしおみたした。

平行䞖界化しおきたしたね。^^;;;;;

>> ■神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」

>>  実はミストの栌奜ず蚀うのは、皚空の郚屋の箪笥から匕っぱり出したシャツ䞀
>> 枚なのでした。

かえっお゚ッチに芋えるずいうお玄束のスタむルを有難うございたす。爆

>>  ず、難しい展開のたたバトンを枡したりする鬌

埌悔しおも知りたせんよ。笑
私に元祖ゞャンヌを枡すなんお。^^;;;;;

>>  凄い匷匕な展開です笑。おたけに続けるのが難しそうです。

舞台ずキャラ陣が䞉方に別れおるのがツラむですね。
䜜者が䞉人必芁。笑
※ 以䞋、特に断わらない限りゞャンヌずは先代ゞャンヌ・ダルクの事です。

■神颚・愛の劇堎「䞭䞖線」

たろん 「䞀䜓、私、どうしちゃったの」
ゞャンヌ「それはこちらの台詞です。お前、䜕凊から来たのですか」
たろん 「ぞ䜕だか他人の気がしないわ、この人」
ゞャンヌ「お前も明日火刑にされるのですね。可哀想に。」
たろん 「ええっ 冗談じゃないわ。ここ䜕凊よっ」
ゞャンヌ「芋た通りの牢屋です。死刑囚専甚の。」
たろん 「あなたは誰。」
ゞャンヌ「私はゞャンヌ・ダルクです。」
たろん 「じゃあ貎女がご先祖様」理解が間違っおいる
ゞャンヌ「倱瀌な嚘ですね。私には子䟛はおりたせん。」

暫くこの噛み合わない䌚話が続いた埌、倧䜓の事情を察した二人。

ゞャンヌ「そうですか。やっず圹目が終わったず思ったのですが。
 来䞖でたたコキ䜿われるのですね。正盎うんざりです。」
たろん 「そんな。貎女は神の声を聞いお䜿呜感に突き動かされたんでしょ」
ゞャンヌ「途䞭で飜きおしたいたした。」
たろん 「絶句」
ゞャンヌ「フランスを解攟した所で匕退する぀もりだったのですが。
 ずるずるず続けおいるうちにこの有様です。
 あの䞖で神に文句を蚀っおやらなければなりたせんね。」
たろん 「死ぬのは恐くないの」
ゞャンヌ「神ずの玄束で死ぬずきは痛くないずいう事になっおいたすから。」
たろん 「あ、そうなんだ。」
ゞャンヌ「そうでも無ければ剣なんか振り回せる蚳がありたせん。
 あれで刺されたりするず痛いのですよ。」
たろん 「はぁ。」

そのずき暗がりから声をかける者が。

ノむン 「そうでしたか。それで貎女は平然ず凊刑されたんですね。」
ゞャンヌ「ん おお。ノむン、よく䟵入できたしたね。」
ノむン 「そうではありたせん。カクカクシカゞカ。」
ゞャンヌ「そうですか、それは悪い事をしたした。
 私は平気ですから気にしないでください。」
ノむン 「しかし、それでは残された私はどうすれば良いのです」
ゞャンヌ「その、たろんずか蚀う嚘ず仲良くすればよろしいでしょう。
 本質的には私ず同じだそうですし。」
ノむン 「ですが、私はゞャンヌ・ダルク様の事が忘れられたせん。」
ゞャンヌ「そんな事いっお。この嚘ず今し方たでよろしくやっおいたのでは」

ゞャンヌ・ダルクずノむンの芖線がたろんちゃんに泚がれたす。
ふず気付くず、たろんちゃん、フィンず宜しくひずずきを過ごした埌、
服を着おいたせんでした。圓然、今も。
でも粟神だけ飛んできたので寒かったりはせず、今たで気付きたせんでした。

たろん 「きゃぁ」
ノむン 「䜕を今曎。」
たろん 「芋たのね、ノむン。」
ノむン 「それ以前に、フィンず仲良くなさっおいるトコから
 ずっず拝芋しおたしたよ。」
たろん 「そんな。ひどい 」

ずどんず萜ち蟌んでしたう、たろんちゃん。

ノむン 「䜕だか蚈らずも日䞋郚たろんを傷付けられた様ですね。
 もうどうでもいい気もしたすが。」
ゞャンヌ「ずにかく私は䞀䌑みするために、明日人間界を去りたす。」
ノむン 「はぁ。」
ゞャンヌ「ノむンはその嚘を連れおお垰りなさい。そしお仲睊たじく。」
ノむン 「だから違うのですが。」

釈然ずしないたたのノむンでしたが、芪愛なるゞャンヌ・ダルクの
指瀺なので、たろんを連れお珟代ぞず垰っお行ったのでした。


■神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」

その頃、委員長に憑いたミストは 

ミスト「ふむふむ。私も長いこず悪魔をやっおいるが流石に男に憑いおみたのは
 初めおだ。成皋、こういう感じなのか。うん、あれこれ詊すためにも
 女が芁るな。郜はフィンにくれおやっおしたったし、やはり歀は
 日䞋郚たろんに盞手をさせるのがむむかな。」

たたたた、呌び鈎を鳎らすずこから始めるミスト。
途䞭で気付きたす。

ミスト「バカか、私は。」

ずいう理由でベランダから䟵入したすが、誰も居ないのでした。
途方にくれおいるミスト。


■神颚・愛の劇堎「フィン線別名・郜線」

# 省略。

フィン郜「ひっどい。」


>>  珟代に残った面子からするず、郜×委員長ずか違。

# 残しずきたした。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/21 3:00:002000/01/21
To:

石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<85ulon$2...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎01月17日(月) 18時01分11秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

こんばんわ。

>私の䜿っおるサヌバずいうか投皿コマンドに匟かれおしたいたした。^^;;;
># ちょっず調敎しおたす。旚く゜ヌトされないかも。

 私のNewsReaderでは倧䞈倫でした。
 取りあえず改ペヌゞ。䜜品䞖界が壊されおも良いずいう人だけ読んで䞋さい。

>平行䞖界化しおきたしたね。^^;;;;;

 蚭定の補完も今回は目指しおみたした。

>>> ■神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」
>
>>>  実はミストの栌奜ず蚀うのは、皚空の郚屋の箪笥から匕っぱり出したシャ
ツ䞀
>>> 枚なのでした。
>
>かえっお゚ッチに芋えるずいうお玄束のスタむルを有難うございたす。爆

 これたでのえっちな展開にちょっずオチを぀けおみたした笑。

>埌悔しおも知りたせんよ。笑
>私に元祖ゞャンヌを枡すなんお。^^;;;;;

 某所予告通り、䞭䞖線が続いたりしたす。

>舞台ずキャラ陣が䞉方に別れおるのがツラむですね。

  ず蚀う蚳で、集合させおみたした。

>■神颚・愛の劇堎「䞭䞖線」

 たさに、劄想小説ならではの展開です笑。
 たさか、たろんちゃんが裞だったずは。

>■神颚・愛の劇堎「続・ミスト線その」

 実は、盞手ずしおパッキャラマオ先生か、郜の母を出そうず思っおいたのです
が鬌。
 それから玄関の鍵の事を忘れおいたした、私 。


>■神颚・愛の劇堎「フィン線別名・郜線」

 郜×委員長になる前に戻っお来ちゃいたした笑。


■神颚・愛の劇堎「䞭䞖線その」 ノむン×ゞャンヌ線

䞖玀に戻っお来たノむンは、実䜓に戻っお意識を取り戻したす。

ノむン 「はっ。戻っお来れたのか 」

 悪魔の力を埗たずは蚀え、時空を越えるのは初めおだったので、あたり自信が
無かったのでした。

ノむン 「それずも、あれは倢だったのか 。そう蚀えば、日䞋郚たろんは 」

暪を芋るず、たろんも気が付いお起き䞊がっおいたす。

たろん 「ノむン。あなたも戻っお来たのね」
ノむン 「するずあなたもゞャンヌに」
たろん 「ええ。するず、あれは倢じゃ無かったのね」
ノむン 「どうやらその様ですね。がっかりなさいたしたか」
たろん 「え どういうこず」
ノむン 「聖女ず蚀われるゞャンヌ・ダルクも、実はあのような方だったので
す」
たろん 「あのような方っお  玠敵な方じゃない。」
ノむン 「はぁ 。私はおっきり倱望されたかず思いたした」
たろん 「どうしお」
ノむン 「ですから、ゞャンヌ・ダルク様のお人柄にです。匷がりで意地っ匵り
で気たぐれで、私はそんな圌女が倧奜きでしたが、たさかあそこたで䜿呜に察し
おいい加枛な方だずは、この私も気付きたせんでした」
たろん 「 䜕か話が食い違っおいるみたいね。私が芋たゞャンヌ・ダルクは
こんな方だったわ」

◎たろんちゃんの回想

ゞャンヌ「お前は、誰だ」
たろん 「ここはどこかしら」
ゞャンヌ「人に物を聞くずきは、たず自分から名乗るものでは」
たろん 「それもそうね。私は日䞋郚たろん。あなたは それにここはどこな
の 䜕だか牢屋みたいだけど」
ゞャンヌ「みたいではなくお、牢屋そのものです。我が名はゞャンヌ・ダルク。
明日には火あぶりになる身です。あなたはどうやっおここに入っおきたのです
か」

たろんは䜕故か蚀葉が通じるこずを気にしたせん。

たろん 「ゞャンヌ ダルクっお、ご先祖様」
ゞャンヌ「ご先祖様」

たろん 「あ ちょっず違うか。信じられないかもしれないけど、私はあなたの
生たれ倉わりです」
ゞャンヌ「そうか、お前が 」
たろん 「え」
ゞャンヌ「神は、私が凊刑されおも、必ずい぀か元の人間ずしお蘇らせおくれる
ず玄束しおくれた。あなたが私の生たれ倉わりなのですね」

たろん 「はい。でも、私どうしおここに 。あ そう蚀えば私は階から萜
ちお それなのに、傷䞀぀負っおいないなんお。そうか、ここは死埌の䞖界なの
ね だからゞャンヌ・ダルクがここにいるんだわ」

「混乱の舞い」を螊りパニくるたろんちゃん

ゞャンヌ「人の話をちゃんず聞いおないようですね。私はただ死んでいたせんよ。
凊刑は明日ですから。どうやら、神はあなたを私に䌚わせるこずで、自分の玄束
が真実である事を私に芋せようずしたのですね」
たろん 「するずここは、䞖玀のフランスなの」
ゞャンヌ「あなたは、神によっお過去に連れられおきたのでしょう。しかし安心
したした。魔女ず呌ばれた私が、再び人間ずしお蘇るこずが出来るのであれば、
死ぬこずも怖くありたせん」
たろん 「死ぬなんお駄目よ」
ゞャンヌ「しかし、もう凊刑は明日です。シャルル䞖にも芋捚おられ、魔女裁
刀で有眪ずされ、これたで散々酷い目に遭わせた英囜軍に捕らえられおいる身ず
あっおは、助かる道はもう無いでしょう」
たろん 「そんな事は無いわ。私はあなたの生たれ倉わり。だから「神の力」だ
っお持っおいるのよ。その力を䜿えば、こんな牢屋なんお 」

ロザリオを出そうずしおはたず気付く

たろん 「ロザリオが無い」

再びパニックのたろんちゃん

ゞャンヌ「その様子では、「力」を䜿えないみたいですね。いいのです。私に構
わず、あなたは自分の時代にお垰りなさい」

たろん 「駄目 あなたはそれで良くおも、あなたが死ぬず悲しむ人がいるわ。
その人は悲しみのあたり、悪魔に魂を売っおしたったのよ」

ゞャンヌ「その人ずは、たさか 」
たろん 「そうよあなたの右腕にしお恋人のノむンよ 圌は、神の為に党おを
捧げお戊いながら、あなたが死ぬたで぀いに救いの手を差し䌞べようずはしなか
った神を恚み、埩讐を誓っお幎も生き続けお来たず、圌から聞いたわ」
ゞャンヌ「愚かなこずを 」

たろん 「ねぇ教えおゞャンヌ・ダルク。どうしおあなたはノむンの求婚を断っ
たの 圌の事を愛しおいなかったの」
ゞャンヌ「そんな事はありたせん。悪魔ず戊う「力」を䜿うためには、私は神に
党おを捧げる必芁があった。だから、戊いが終わる日たで圌を受け入れる蚳には
いかなかったのです」
たろん 「嘘よ だっお、私は神様に党おを捧げなければ力を䜿えないなんお
聞いたこずは無いし、党おを捧げる぀もりも無い。私は、私の倧切な人の為に、
神から䞎えられた力を䜿っおきた぀もりよ」

自分に力を䞎えおくれたのが堕倩䜿だったずいう事実を忘华しおいるたろんち
ゃん。
たぁ、フィンが去っおからは本圓に神の力で戊っおいたから間違いではないけ
ど

ゞャンヌ「倧切な人のために 」
たろん 「そうよ あなたの倧切な人はノむンじゃないの 圌の気持ちを螏
みにじっおたで果たさなければいけない䜿呜っお䜕 倧䜓、本圓に神様はあな
たに、神のために党おを捧げろっお蚀ったの!?」

たろんの剣幕に、䞀瞬あっけに取られるゞャンヌ
しかし、悟った衚情になるず

ゞャンヌ「あなたの蚀う通りです。本圓は、神は私に力を䞎え、進むべき道を指
し瀺しはしたけれども、私には党おを捧げるこずなど求めなかった」
たろん 「じゃあどうしお 」

ゞャンヌ「『神に党おを捧げた玔朔の乙女であるこず』これが、神の声を聞いた
ず蚀い、力を貞しお欲しいず蚀った私に、シャルルが兵ず軍資金を䞎える条件だ
ったから」
たろん 「䜕それ」
ゞャンヌ「私は疑われおいたのです。特に取り巻きの聖職者達に。シャルルに近
づく私の事を疑った圌らは、神の声を聞いたず蚀うなら、その蚌を芋せよず私に
 」
たろん 「 その先は蚀わなくおもいいわ。聞いたこずあるから」

ゞャンヌ「神の名の䞋に戊う以䞊、圌の求婚を受け入れる蚳にはいかなかった。
私は怖かったのだ。悪魔ず戊うために手に入れた、神から䞎えられた物ではない、
人間から䞎えられた「力」を倱うこずが。しかし私は間違っおいた。求婚を断っ
お以来、どこずなくこれたでに比べ䜙所䜙所しくなっおいくノむンの事を信じら
れなくなっおいった私は、シャルルが戎冠以来私の事を芋限っおいるずいうノむ
ンの蚀葉を信じず、ただ悪魔ず戊う事だけに熱䞭しおいた。私は、戊いそれ自䜓
を目的にしおしたい、䜕か倧切な物を倱ったのかもしれない 。神の力を倱った
のもその為 」

たろん 「ゞャンヌ 」
ゞャンヌ「有り難う。最埌に、私が本圓に求めおいた物が䜕だったのか、思い出
させおくれお。今刀りたした。䜕故、神があなたをここに遣わしたのか」

たろん 「刀ったら、早くここから逃げたしょう。今のあなたならば、神の力を
䜿うこずも出来るはず」
ゞャンヌ「それは、出来たせん」
たろん 「どうしお」

ゞャンヌ「あなたが私の生たれ倉わりず蚀うのなら、私が生きる道を遞んでした
ったら、あなたは生たれるこずが無いかもしれない」
たろん 「そんなの、倧䞈倫だっお。あなたも人間ならば、い぀かは必ず死ぬん
だから、私が生たれ倉わる事には倉わりないわよ」

ノむン 「ゞャンヌ様」

 そこに、ノむンの声がしたす。
 
ゞャンヌ「ノむン たさか、そんな 」

䜕故か牢屋の鉄の扉が開き、䞖玀の人間だった頃のノむンが立っおいたす

ノむン 「ゞャンヌ様、お助けに䞊がりたした」
ゞャンヌ「どうしおここに 芋匵りはどうしたのです」

ノむン 「䜕故か、芋匵りは党お寝蟌んでおりたした。神は最埌の最埌に、あな
たに力を貞したのに盞違ありたせん」
ゞャンヌ「しかし 」

たろんの方を芋るゞャンヌ
たろん 「本圓に倧切な物が䜕か、刀ったんでしょ」
ゞャンヌ「 ええ。私はノむンず行きたす。あなたもあなたの䞖界でお幞せに」

ノむン 「䜕を独り蚀を」

実はこの時代のノむンにはたろんちゃんは芋えないのでした。

ノむン 「私は埌悔しおいたす。どうしおあなたをもっず早く神から奪うこずが
出来なかったのかず」
ゞャンヌ「ただ、遅くないですよ」


たろん 「お幞せに、ゞャンヌ・ダルク 」

ノむン 「日䞋郚さん」
たろん 「ノむン」

い぀の間にか、悪魔階士ノむンがたろんの偎に立っおいたす。

ノむン 「芋匵りは私が党お眠らせおおきたした。逃亡の手はずも敎えたした。
今倜にはあの二人も宜しくやっおいる事でしょう」
たろん 「ノむン、あなたはいいの ゞャンヌず話しおいかなくお」
ノむン 「悪魔に墜ちた私の姿など、あの方には芋せられたせん 」
たろん 「ノむン 」
ノむン 「さぁ、あなたの時代に垰りたしょう 」

 こうしお、二人は元の時代ぞず垰っお来たのでした。

◎珟圚

ノむン 「䜕か私はすっかり「いい人」ですねぇ」
たろん 「でしょでしょ。私、ノむンの事少し芋盎しおもいいよ」
ノむン 「それには及びたせん。これはあなたの芋たがっおいた「倢」ですか
ら」
たろん 「どうしおそう蚀えるのよ」
ノむン 「考えおも芋お䞋さい。もしもあなたの倢が真実ならば、私は神を恚む
こずなど無く、埓っお悪魔階士に墜ちる事など無かったのですから」
たろん 「そう蚀われおみればそうね」
ノむン 「かわいそうに。あなたは私ず䞀緒に過去に遡ったずき、あたりの理想
ず珟実のギャップに、珟実を受け入れるこずが出来ず、あなたの心の䞭でこうあ
っお欲しいず思うビゞョンをさも珟実であるかのように劄想しおしたったんです
ね」
たろん 「そうかしら でもそれを蚀うなら、あなたの芋たのだっおあなたの
劄想よ」
ノむン 「そんな銬鹿な 私の芋たのは確かに本物のゞャンヌ様だった 本
物に䌚ったこずのないあなたに蚀われたくない」
たろん 「だっお、私、裞じゃないよ」
ノむン 「ぞ」

◎プレむバック

>ゞャンヌ「そんな事いっお。この嚘ず今し方たでよろしくやっおいたので


は」
>
>ゞャンヌ・ダルクずノむンの芖線がたろんちゃんに泚がれたす。
>ふず気付くず、たろんちゃん、フィンず宜しくひずずきを過ごした埌、
>服を着おいたせんでした。圓然、今も。
>でも粟神だけ飛んできたので寒かったりはせず、今たで気付きたせんでした。

◎回想終了

ノむンがたろんの方を芋おみるず、い぀もの癜パゞャマを着たたろんがそこにい
たす。

ノむン 「そんな銬鹿な だっお、フィンず宜しくやっおいたのでは 」
たろん 「仲良く寝おいただけじゃない。わざわざネグリゞェたで着せたんだし。
それにビギナヌはたず服の䞊からがセオリヌでしょ」

そんなセオリヌはない

ノむン 「ビギナヌっおおい 」
たろん 「寒かったので途䞭から毛垃被っおいたから、倖からは銖から䞋はどん
な様子かは芋えない筈なんだけど 。あヌ刀った。ノむン、毛垃の䞭を想像しお
劄想しおいたんでしょ。このす・け・べ」
ノむン 「誰がですか 私はゞャンヌ様䞀筋です あなたの倢の䞭のような
状況になったら、あんな面倒な事はせずに、私がゞャンヌ様を盎接さらっお行き
たす」
たろん 「うヌん、本圓にあれは倢だったのかな 」

ノむン 「しかし、䞀緒に寝おいただけっお、それにしおはフィンの様子は尋垞
ではありたせんでしたが 」
たろん 「そうかなぁ たぁ䞀緒に寝るずきは、色々スキンシップをはかるの
は圓然でしょ 昔は郜ず䞀緒に良くやったしね」

䞀緒に良くやったっおおい

ノむン 「やはり、お前はゞャンヌ様の生たれ倉わりなんかじゃない」
たろん 「だから蚀ったでしょ、私は日䞋郚たろんだっお」

皚空  「たろん」

皚空が䞋で倒れおいたたろんを芋お䞁床駆け䞋りおきたした

ノむン 「おや、今頃良くのこのこず顔を出せたしたね」
皚空  「䜕!?」
ノむン 「東倧寺さんず宜しくやっおいたのはどこのどなた」
皚空  「う 」

ノむン 「実はですね 」

䜕事か囁くノむン
たろん 「 最っ䜎 」

ノむン 「おや日䞋郚さん、そんな事蚀える立堎ですか だっお先ほど 」

皚空  「そうだたろん 幟ら䞀人暮らしで寂しいからっお、同姓ず しかも
人間じゃない盞手ず 」
たろん 「だからそれは違う」

皚空  「ずころで、良い眺めだなたろん」
たろん 「䜕よ」

たろんが䞋を芋るず、パゞャマのボタンが党開なのでした。
たろん 「皚空のえっち」
皚空  「たろんに蚀われたくないな」

 こうしお、たろんの心は深く傷぀けられお行くのでした。


◎その頃䞊空では 

フィン 「たろんの神のバリダヌが匱たった 。今がチャンスかも 」

みんながたずたっお来た所で続く

 ぜえぜえぜえ。䜕だか凄く長くなりたした。
 本圓はあんな事やこんな事も曞きたかったのですが、今はこれが粟䞀杯。

 それでは、続きを埅っおたす。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/21 3:00:002000/01/21
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000012101...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

おはようございたす。

>>  取りあえず改ペヌゞ。䜜品䞖界が壊されおも良いずいう人だけ読んで䞋さい。

>>  某所予告通り、䞭䞖線が続いたりしたす。

あの召還呪文笑を拝芋しお、
たた時を駆けるのかず思ったら、こう来たしたか。^^;;;

>> >■神颚・愛の劇堎「䞭䞖線」
>>  たさに、劄想小説ならではの展開です笑。
>>  たさか、たろんちゃんが裞だったずは。

宜しくやる前に服を着るのは「脱がす過皋が燃える」からであるずいう
劄信が圚るので、着たたたのはずは無いず固く信じおたした。爆

# 自分で蚀っずきながらなんですが、党員揃うず圹割を䞎えるのが
# たた結構倧倉ですね。^^;;;;;


■神颚・愛の劇堎「氎無月暎走線」


ふず気付くず窓の倖から話し声が聞こえたす。ベランダに出おみるず
䞋では、たろんちゃんず皚空が䜕やら話しおいたす。傍らにはノむンも。
飛び䞋りようずしお、しかし、思いずどたりたす。

ミスト「別にコむツが死んでも構わんのだが、
乗り移る身䜓をたた探すのは面倒だしな。」

日䞋郚家の玄関から出おいくず、䞀階に降りお倖に出たす。

ミスト「おい。䜕をやっおいる。」
ノむン「おや 氎無月くん では無い様ですね。」
ミスト「お前も人間に化けおる時間が長過ぎおニブくなっおるな。」
ノむン「たたたた、力を䜿い過ぎたずころなのですよ。」
ミスト「䜕の事だ」

かい摘んで顛末を説明するノむン。

ミスト「ふふふ。」
ノむン「䜕が可笑しいんです。」
ミスト「お前、所詮は人間の域を出ないな。理解が間違っおいるぞ。」
ノむン「ほう ではあなたは勿論すべおお刀りだず。」
ミスト「圓然だ。説明しおやろう。
䞀床起こった事象は倉化などしないのだ。お前が過去で行った行為が
珟圚の我々に圱響する事は無い。代わりにそこから新しい
時間軞が発生するのだ。平行䞖界ずいう奎だな。
その埌、お前は次元因果埋に匕かれお元の䞖界に戻ったのだ。」
ノむン「では、私が芋たのは倢ではない」
ミスト「たぁ、そういう事だな。」
ノむン「随分ず博識なのですね、ミスト。」
ミスト「お前ずは違うさ。」本圓は委員長の知識
ノむン「では、時空の䜕凊かに私ずゞャンヌ・ダルク様が
幞せに暮らした䞖界が圚るのですね。」
ミスト「たぁな。チッ、ノむンを喜ばせおどうする。」

幞せな䞖界が䜕凊かにあるず聞いお喜びをかみしめお
惚けおるノむン。ミストは攟っお眮く事にしたす。

皚空 「お、委員長、どうした」
ミスト「やぁ。ダバむ。䜜戊を立おんず」
たろん「いいわ。皚空が郜ずそういうコトしたんなら私だっお。」

たろんちゃん、委員長にギュッず抱き着きたす。

皚空 「あぁっ」
ミスト「よし自制心解陀だ」
皚空 「離れろ、たろん。」
たろん「あっかんベっ。」
委員長「日䞋郚さん、実は僕、ずっず日䞋郚さんの事が奜きだったんです。」
たろん「はぞっ」
委員長「名叀屋くんぞの圓おこすりでも䜕でも構いたせん。
僕の思いが叶うなら。」

ず蚀っおたろんちゃんを抱きかかえお走り出す委員長。

皚空 「あ、コラ、埅お。」

皚空はその埌を远うのでした。
䞀方、ただ惚けおるノむン。

通りすがりのガキ「ママ、倉な人が居る。」
通りすがりの䞻婊「芋ちゃいけたせん。」

フィン「くそっ ミストめ、たた䜙蚈な事を。」

フィンもたた郜ちゃんを抱えたたた圌等を远っおいきたす。
さお、舞台倉わっお。孊校の䜓育通の甚具倉庫。

委員長「やっず二人きりになれたしたね。」

たろんちゃんをそっず䞋ろす委員長。
悪魔憑きなので無茶苊茶足が速いのです。

たろん「あはは。冗談よね。委員長」
委員長「冗談なんかじゃありたせん。僕の気持ちはずっず同じです。」
たろん「でも、私は 」
委員長「刀っおたす。名叀屋くんが奜きなんですよね。」
たろん「 」
委員長「それでも僕は日䞋郚さんの事がっ」

䜓操甚マットに抌し倒されるたろんちゃん。危うし

たろん「嫌っやめおっ」
委員長「どうしおですか、名叀屋くんだっお
東倧寺さんず楜しんだんですよ。」
たろん「ちょっず埅っお。䜕でそのこず知っおるの」
委員長「さっきの話が聞こえたんですよ。」
たろん「嘘、あなた誰なの」
委員長「䜕を蚀っおるんですか。」
皚空 「だたされるな、たろん」
たろん「皚空」
皚空 「そい぀はミストに操られおいるんだ。」
たろん「そうだったのね。」

神のバリアヌが少し埩掻するたろんちゃん。
でも間䞀髪でミストは抜けおしたっおいたす。
そしお委員長の自制心は䟝然、オフのたた。

委員長「僕なら日䞋郚さんを芋捚おたりしたせん。」
たろん「どうしおバリアヌを嫌がらない」
皚空 「逃げたんだ。」
郜 「そうじゃないわ。」
皚空 「郜、どうしおここに。」
郜 「皚空を远っおきたの。委員長ず同じよ。
もう自分を抌さえるのは止め。」
皚空 「ちょっず埅お。もう正気のはずだぞ。」
郜 「だから、これが本心なんだっおば。」

皚空のくびに手を回しおしたう郜ちゃん。

皚空 「たろん、救けおくれ」
たろん「それはこっちの台詞よ」

すこし離れたずころから芋䞋ろしおいるミスト。
仰向けにひっくり返っおいたす。

ミスト「ギャははははっ。アンタ達にはそういうのがお䌌合いよ。
肉欲の海に溺れるがいいさ。」
フィン「䞭々、順調なようね。」
ミスト「蚀っずくが、お前の為にやっおる蚳では無いぞ。」
フィン「刀っおいるわ。それにしおも、あの嚘、よくやるわ。」
ミスト「ふふん、あのガキも意倖にテクニシャンだな。」

暫く芋ずれおいる二人

フィン「 ああ、魔王様の蚱に垰りたい。」
ミスト「 䜕凊かに悪魔でも幜霊でもオッケヌな男はおらんかな。」

溜息を぀く堕倩䜿ず悪魔だった。


# 収拟が぀かない。^^;;;;;

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/23 3:00:002000/01/23
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<868khd$p...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎01月21日(金) 12時41分33秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

こんにちわ。

>>>  取りあえず改ペヌゞ。䜜品䞖界が壊されおも良いずいう人だけ読んで䞋さ
い。

 某所のトップペヌゞで第話ラストのフィンが郜を連れ去る展開が劄想をか
きたおるず曞いたら、たさか本線の方で劄想小説たがいの展開に持ち蟌むずは
違。

■神颚・愛の劇堎番倖線 第話を芋た劄想䞖界キャラ達の感想

ミスト 「あなたもずんでも無い人ねぇ、フィン」
フィン 「䜕よ」
ミスト 「魔王様の事を愛しおいるず蚀いながら、ゞャンヌには匄ばれ、今床は
郜ず宜しくやっおいるみたいだし、倩䜿の癖に盞圓な乱れ方ね」
フィン 「別に郜に愛情など感じおはいないわ。匷いお蚀えば 」
ミスト 「」

たろん 「酷いわフィン 私ず蚀う物がありながら、郜に手を出すなんお」

そこに空間を超越しおたろんちゃんが乱入したす。

フィン 「わ、たろん。別に私はお前の物じゃないぞ」
たろん 「郜はねぇ、あれが初めおだったのよ」
フィン 「初めお」
たろん 「だから あんな事やそんな事したんじゃないの」

フィン 「そこたではしおいない キスだけよ」
たろん 「キス ですっお あのね、郜はキスも初めおだったのよ」

フィン 「え だっおたろん、劄想小説では郜ず 」
たろん 「私ずのはカりントに入れないの」

フィン 「䜕よそれ」
たろん 「ずにかくフィン、お仕眮きよ」

再び神のバリダヌでフィンを捕獲し、ずるずるず匕きずっおいくたろんちゃんで
した。

ミスト 「フィンの奎も堕ちたものね」

しばらく䜕か考えおいるミスト

ミスト 「 そうか、フィンの蚀おうずしおいた事が刀ったわ。あれは、同情の
キス 。たろんを哀れんでいる぀もりで、い぀の間にか自分の方が励たされおい
る事に気付かされる事による劣等感 フィンは、自分ず同じ感情を抱く郜に芪近
感を抱いたずいう事か。 しかし、私にも無理矢理匕っ匵っおくれるようなオト
コはいないものか 。フり 」


 以䞋、本線。

>>>  たさか、たろんちゃんが裞だったずは。
>
>宜しくやる前に服を着るのは「脱がす過皋が燃える」からであるずいう
>劄信が圚るので、着たたたのはずは無いず固く信じおたした。爆

 ネグリゞェを完党に脱がさずにたくり䞊げお ずか、パゞャマのボタンだけ開
けお ずいう展開に萌えるものはありたせんか違。

># 自分で蚀っずきながらなんですが、党員揃うず圹割を䞎えるのが
># たた結構倧倉ですね。^^;;;;;

 それじゃ、たた適圓に登堎人物を枛らしたすか。

>■神颚・愛の劇堎「氎無月暎走線」

 たさか、いきなりお玄束の䜓育倉庫のマットを持ち出しおくるずは栞爆。
先に䜿われおしたいたしたか。
 しかも、「雫」のバット゚ンドみたいな乱れたくりの展開に持ち蟌むずは 。
でも、すぐに続きを思い぀きたした。

■神颚・愛の劇堎「郜×たろん線」

 委員長ず郜の攻勢に察しお、必死に抵抗するたろんず皚空でしたが 。
 その様子をにやにや芋物しおいたミストずフィン。

ちなみに忘れおいる人も倚いず思いたすので、珟時点での服装を敎理したす

・たろん い぀もの癜いパゞャマ
・郜 裞の䞊に皚空の癜いシャツ
・男共 普通の私服

す、凄い栌奜だ

フィン 「ミスト、䜕か倉じゃない」
ミスト 「自分で仕掛けおおいお䜕だが、確かに倉だ」

二人ずも、䜕がおかしいのか少し考えおいたす

二人  「郜」

二人の事がはもりたす。
フィン 「郜が真に奜きなのは、皚空じゃなく、たろんよ」
ミスト 「そうだった。するず、理性がただ残っおいるずいう事か 」
フィン 「そうず刀れば、話は早いわ」

フィンが䜓育倉庫の窓の偎に寄りたす

フィン 「郜 䜕をしおいる お前の本圓の盞手は名叀屋皚空じゃない筈
よ」

たろん 「え フィン 䜕を蚀っおいるの」

ちなみにたろんは委員長の䞋に組み敷かれおいるずいう状態

郜   「本圓の 盞手 」

郜の目が赀く劖しく光りたす

郜のその時の状態は皚空の䞊に乗った状態です

立ち䞊がり、ふらふらずたろん達の所に向かう郜

委員長 「東倧寺さん」
郜   「おどき、委員長。たろんから離れなさい」
委員長 「嫌ですよ。東倧寺さんには名叀屋君がいるじゃありたせんか。䞀䜓名
叀屋君ず日䞋郚さん、どちらが倧切なんですか」
郜   「そんなの決たっおんじゃない 䜕よ委員長のくせに偉そうに あ
たしがどくず蚀ったらどくの」
委員長 「うわっ」

郜は、委員長を匵り飛ばしたす

郜   「さぁたろん、ここから出るのよ」
たろん 「郜」

たろんも、郜のただならぬ様子に気が付いたようです
でも、悪魔の気配はあたり感じられたせん

・その頃 

ミスト 「䜕故だ 䜕故神のバリダヌが発動しない」
フィン 「人間の理性を電気のスむッチのように簡単に぀けたり消したりする事
が出来る蚳無いじゃない。ただあんたも人間に察する理解がむマむチねぇ。぀た
り、あんたのやった事は䞍完党だったっお蚳。確かに理性の䞀郚は吹き飛んだけ
ど、ただこころのどこかに理性が残っおいお、たろんを傷぀ける事は出来なかっ
たのよ」
ミスト 「それで 䜕で郜はゞャンヌに近づける」
フィン 「こんな事もあろうかず、郜ちゃんにちょっず暗瀺を ね」
ミスト 「暗瀺 そんな事出来るのか」
フィン 「぀いでに、色々楜したせお貰ったわ」
ミスト 「色々 䜕やっおんだか。どうでもいいけど、あんたのその栌奜、そ
ろそろ䜕ずかならないの」
フィン 「あ 」

実はフィンはただネグリゞェ姿のたたでした

・郜ずたろん

 郜はたろんの手を匕っ匵っお、校内を走りたす。
 ちなみに今日は䌑日なので人気の少ない校内です。

たろん 「郜、ちょっず痛いよ」
郜   「いいから来るの」

二人が蟿り着いたのは 

たろん 「ちょっず郜、私はどこも怪我しおないよ」

郜がたろんを連れおきたのは保健宀なのでした。

郜   「だっおあたし、もう我慢出来ないんですもの。校内ではここ䜍しか堎
所がないじゃない」
たろん 「䜕蚀っおるの 郜の蚀っおいる意味が良く刀らない。今日の郜、ち
ょっず倉だよ」

ちょっず所じゃなくお凄く倉だず思うけど

郜   「私、もう自分に嘘を぀くのは止めたの。もう、逃げるのは嫌なの」

ず蚀うなり、たろんをベットに抌し倒したす。

たろん 「」

たろんの䞊に芆い被さる郜ちゃん

たろん 「どうしおこんな事、するの」
郜   「たろんの事を愛しおいるからよ」
たろん 「私も郜の事が奜きよ。だけどそれは 」
郜   「あの堕倩䜿ず、宜しくやっおいたのは誰」
たろん 「 どうしおそれを 」
郜   「ねぇどうしお どうしおたろんは私の事を正面から芋おくれない
の 私はたろんの事だけを芋おいるのに 」

涙をこがす郜ちゃん

たろん 「郜 」

・その頃 

ミスト 「なかなか思うように行かないものね」
フィン 「うん、䜕か日䞋郚たろんの心をもっず深く傷぀ける方法は無いもの
か 」

・同じ頃

 ただノむンはにやけおいたす。

・残された人々

パッキャラマオ先生「あヌた達、こんな所で䜕やっおるざたす」

 䜓育甚具宀で、惚けおいる皚空ず委員長は、その頃パッキャラマオ先生に芋぀
かっおいたした 。

おな所で続きたす

 登堎人物を増やしおどうする笑。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/24 3:00:002000/01/24
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000012318...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

以䞋、倚分にアレでナニな話になっおたす。

>> ■神颚・愛の劇堎番倖線 第話を芋た劄想䞖界キャラ達の感想

うん、深い。
これは぀たり本線でもフィンの内面をこのくらいは
描いお欲しいっお事を仰有っおるんでしょうね。
# しかも、あず回で。^^;;;;;

>>  ネグリゞェを完党に脱がさずにたくり䞊げお ずか、パゞャマのボタンだけ開
>> けお ずいう展開に萌えるものはありたせんか違。

立ったたたで埌ろから攻めおるんなら。自爆

>> ■神颚・愛の劇堎「郜×たろん線」

ほ、保健宀。えぞ、えぞぞぞ。 <- バカ者 ^^;


■神颚・愛の劇堎「郜×たろん線」その

たろん「私、自分のこずずっず独りがっちだず思っおた。
だから私のこずを頌っおきお、ずっず傍にいおくれた
フィンをずおも倧切に思ったの。
でも、もっず私のこずを思っおくれおる人に気付かなかったのね。
それも、こんなに近くに居たのに。ごめんね、郜。」
郜 「いいのよ。たろん。」
たろん「でもね、郜 」
郜 「なぁに」
たろん「それずこれずは別問題よっ」

パゞャマのボタンを倖し始めおいる郜ちゃんの手を捕たえるたろんちゃん。

郜 「䜕でよ。堕倩䜿ずはやったくせに。」膚れッ面の郜ちゃん
たろん「だっお人間じゃないし。」
郜 「差別よ、そんなの。」
たろん「人間盞手だず、べたべたしお嫌なの。」

実は、たろんちゃんは生身の人間ずスキンシップを
図るのを、ただちょっず怖れおいたのだった。


■神颚・愛の劇堎「人倖魔境線」

ミスト「どうも思惑ずは裏腹に、幞せな奎らが増えおないか。」
フィン「そのようね。」
ミスト「䞀぀考えおいる事がある。」
フィン「なによ、蚀っおみなさいよ。」
ミスト「今の情況から発展させるずしおだ。」
フィン「ええ。」
ミスト「たぐわっおる盞手がどう出おきたら
ショックをうけるだろうか」語圙が叀いミスト
フィン「ん、やはり異性だず思っおいたら同性だったずいうのが
さしあたり䞀番ショックなんじゃないかしらねぇ。」
ミスト「しかし残念ながら既に奎らはそういう次元をクリアしおるぞ。」
フィン「それもそうね。」
ミスト「それ以倖の組合せずなるず 」既に䞻旚からズレおいる
フィン「やはりずあたりかしら。」
ミスト「いや、私が魔界で芋たのではずっおのが
凄かったぞ。」
フィン「それならずずっおのを
知っおるわよ。」

以䞋、延々ずトンデモないペアが続く。
# はテキトヌに魔物の名称に眮換しおください。

フィン「うだうだ喋っおおも仕方ないわ。実地で詊しおみたしょ。」
ミスト「誰が䜕凊で詊すっお」
フィン「私がお前で詊すのよ。倉身できるでしょ。」

そう蚀っおミストを抱き寄せようずするが、するりず抜けおしたいたす。

ミスト「バカ倩䜿、今は実䜓を持っおいないず蚀っおるだろう。」
フィン「うるさいわね。だったらさっさず調達しなさいよ。」
ミスト「やかたしい。蚀われんでも探すさ。」

䜕か誀った方向に向かい぀぀ある玄名だった。


>> ・残された人々

ノむン「はっ。私は䞀䜓䜕を。
そうでした。話に仕事があるのを忘れおたした。」

いそいそず本線ぞ行くノむン。

皚空 「いや、別に俺達は䜕も。」
氎無月 「そ、そうですよね、名叀屋くん。」
パッキャ「怪しいざたすね。」
皚空 「ほら先生、あれですよ。暇だったんで運動でもしようかなぁず。」
氎無月 「そうなんです、そうなんです。」
パッキャ「それはむむ心掛けざたす。二人ずもグランド呚っ」

若人達は無駄に粟力を䜿わされるのだった。
はたしおそんな事で悪魔に勝おるのか。

※ 男っ気無しの䞖界に突入しそうな雲行き。^^;;;;;

kikuchi shino

未読、
2000/01/26 3:00:002000/01/26
To:
キクチ蟺境民攟が䞉぀しか入らないず申したす。

hid...@po.iijnet.or.jp wrote:

> 䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 い぀も楜したせお頂いおおりたす。ちょっず感想をば。

> 皚空 「いや、別に俺達は䜕も。」
> 氎無月 「そ、そうですよね、名叀屋くん。」
> パッキャ「怪しいざたすね。」
> 皚空 「ほら先生、あれですよ。暇だったんで運動でもしようかなぁず。」
> 氎無月 「そうなんです、そうなんです。」
> パッキャ「それはむむ心掛けざたす。二人ずもグランド呚っ」

 あれれ、こういう展開になるんですか。せっかく先生が登堎したんだから、
みっちり ”特別課倖授業” をやっおくれるものず期埅したのですが。生埒
が二人もいるず、やりにくいですかね、やっぱり。
 特別授業は䞀察䞀が原則倧爆発。

では。


Keita Ishizaki

未読、
2000/01/26 3:00:002000/01/26
To:

石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<86h3r5$3...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎01月24日(月) 17時51分49秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんばんわ。

>以䞋、倚分にアレでナニな話になっおたす。

 同じく。

>>> ■神颚・愛の劇堎番倖線 第話を芋た劄想䞖界キャラ達の感想
>
>うん、深い。
>これは぀たり本線でもフィンの内面をこのくらいは
>描いお欲しいっお事を仰有っおるんでしょうね。
># しかも、あず回で。^^;;;;;

 䜕か、原䜜通りのたろんちゃんは兎も角、ノむンず郜ちゃんが優遇される倉わ
りに皚空ず委員長ずミストの描き方がぞんざいですね本線。
 フィンはどう描かれるのか、興味深いずころですが 。

>>> ■神颚・愛の劇堎「郜×たろん線」
>
>ほ、保健宀。えぞ、えぞぞぞ。 <- バカ者 ^^;

 やはり基本ですよね。でも、制服じゃないのが惜しい 。
 ちなみにパッキャラマオ先生の登堎パタヌンずしおこういうのをちょっず考え
たんですが、没にしたした。

■没 神颚・愛の劇堎

 䜓育甚具宀で宜しくやっおいるたろん達
 その最䞭に扉が勢い良く開かれたす

パッキャラマオ先生「こんな所で䜕をしおいるザマス」
䞀同  「パッキャラマオ先生」
郜   「あの、これは 」
委員長 「べ、別にふしだらな事をしおいた蚳じゃありたせん」

先生  「別にそんな事を問題にしおいる蚳じゃ無いザマス。問題にしおいるの
は、あヌた達のその栌奜ザマス。孊園内にいる時は、孊園指定の制服又は䜓操着
着甚の事ず校則に曞いおあるザマス」

たろん 「先生 先生はこの状況を芋お䜕ずも思わないんですか!?」


先生は䜕かを出したす。

先生  「予備の䜓操着ザマス。続きはこれを着おするザマス」

皚空  「そう蚀う問題じゃ無いでしょう 先生ずしお、この状況を芋過ごし
おいいんですか」

先生  「状況 別に䞍玔異性亀遊をしおはいけないずは、校則には曞いおな
いザマス。それじゃ、埌でちゃんず片づけお眮くザマスよ」

 ず去っおしたう先生なのでした。
たろんず皚空のその埌を知る者はいない。

続きたせん

 あたりにも道を螏み倖しおいるような気がしたので、没にしたした汗。

>■神颚・愛の劇堎「郜×たろん線」その

 うん、たろんちゃんは、攻めるのはいいけど受けは×なんですね。
 だったらこうしようかな。

ちなみに同人誌の䞖界ではたろんちゃんは誰盞手でも受ばかり 。

 しかし、劖獣ネタですか 。やはりここは、觊手を出すんですか

>実は、たろんちゃんは生身の人間ずスキンシップを
>図るのを、ただちょっず怖れおいたのだった。


■神颚・愛の劇堎 郜×たろん線その

郜   「人間盞手は嫌 っお、小さい頃は良く䞀緒に寝おたじゃない、それに
倏合宿で枩泉に行った時だっお 」

回想シヌン
japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<1999112315...@fa2.so-net.ne.jp> の
蚘事においお 1999幎11月23日(火) 15時56分46秒頃、
私は曞きたした。
>ムニュ☆
>埌ろからバスタオル越しにたろんの胞を掎んだ郜ちゃん
>
>たろん 「な、䜕すんのよ郜ぉ」
>郜   「フム たた成長したみたいね、たろん」
>たろん 「もヌ、そんなの䞀々觊っお確認しないでよね」
>郜   「いいわよね。あたしなんか、胞無いから 。普段は寄せお䞊げお
誀
>魔化しおるけど」
>たろん 「倧きい胞なんお、肩が凝るし邪魔なだけよ」
>郜   「でも、やっぱり男の人っお、倧きい方が良いんでしょ」

たろん 「あれは䞍意打ちだったじゃない」
郜   「人ずのスキンシップが嫌いず蚀う割には、自分から觊る方には積極的
じゃないの」
たろん 「私は觊るのは奜きだけど、觊られるのは嫌なの」
郜   「そんな勝手な  ひょっずしおたろん 」
たろん 「郜、今たで郜の気持ちに気付いお䞊げられなくおごめんなさい。私、
郜の事、本圓は奜きだった。だけど、郜、觊られるの嫌がっおいるみたいだった
し、同じ女の子だし、やっぱり友達でいた方が良いのかなず思っおた」

䞀䜓昔郜に䜕をしおいたんだたろん。

郜   「たろん 。刀っおくれれば良いのよ。 っおたろん、䜕しおるのよ」
たろん 「だから、昔みたいに郜に しようかず 」

ちょっず頬赀らめながら蚀うたろんちゃん

郜   「だったらあたしにも觊らせおよ」
たろん 「だから觊られるのはダダ。でも 」

たろんは郜を抱きしめたす

たろん 「これなら、郜にも私を感じられるでしょ」

抱きしめられた郜の頬を涙が䌝いたす


■神颚・愛の劇堎「声優線」

ミスト 「䜕よ䜕よ、返り蚎ちにあっちゃっおるじゃない」
フィン 「これじゃたすたす神のバリダヌが匷たるばかりか 。ミスト、䜕か考
えなさいよ」
ミスト 「あんたに呜什される筋合いは無いわよ。たぁいいわ。あのたたゞャン
ヌに奜き攟題させおいるのもしゃくだしね」
フィン 「でも、どうするのよ」
ミスト 「安心しろ。既に次の「噚」は甚意しおある」

二人の前に、誰かがテレポヌトしおきたす。
その姿は 

フィン 「この人 山茶花匥癜」
ミスト 「そう。名叀屋皚空の元婚玄者」
フィン 「確か、郜ず異様にラむバル関係にあったわよね。二人の間に䜕があっ
たのかは知らないけど」
ミスト 「そうよ。今床はこい぀を䜿う」
フィン 「どうやっお䜿うの」
ミスト 「それはこれから考える」
フィン 「あのねぇ 」
ミスト 「あんたも䜕か考えなさいよ。クむヌンなんでしょ」
フィン 「そうねぇ 」

ふず暪を芋るず、皚空達を走らせおいるパッキャラマオ先生の姿が目に入りたす

フィン 「パッキャラマオ先生か 」


■神颚・愛の劇堎「ノむン線」

本線䞖界から戻っお来たノむン

ノむン 「したった 死ねばゞャンヌ様ず䞀緒にいられるず思ったら、ゞャンヌ
様の魂は日䞋郚たろんの身䜓の䞭ずいう事実には倉わりなかった 。やはり、日
䞋郚たろんを殺し、魂を解攟するしかゞャンヌ様ずいられる方法が無いのか 」

改めおたろん抹殺を蚈るノむンであった。

■神颚・愛の劇堎「その他線」

 皚空ず委員長は真面目にグラりンドを走っおいたす。


぀づく

曎にキャラを増やしおどうする笑。

 ではたた。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/28 3:00:002000/01/28
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<388EEA3B...@d4.dion.ne.jp>の蚘事においお
ksh...@d4.dion.ne.jpさんは曞きたした。

>> キクチ蟺境民攟が䞉぀しか入らないず申したす。

こんにちわ。

>>  い぀も楜したせお頂いおおりたす。ちょっず感想をば。

良かった。読者が居お。笑

>>  あれれ、こういう展開になるんですか。せっかく先生が登堎したんだから、
>> みっちり ”特別課倖授業” をやっおくれるものず期埅したのですが。生埒
>> が二人もいるず、やりにくいですかね、やっぱり。

ずいうよりは私の趣味が䜎幎霢局に寄っおる所為です。自爆

>>  特別授業は䞀察䞀が原則倧爆発。

䞊ず䞋が䜿えるんで、男女は難しくは無いですけどね。奈萜

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/28 3:00:002000/01/28
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

# くっ「」カりント。^^;;;;;;

<2000012623...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

# 我ながら良く続いおいるなぁ。^^;

>>  あたりにも道を螏み倖しおいるような気がしたので、没にしたした汗。

党然、問題ない様に芋える私は壊れおいるのでしょうか。笑

>> ちなみに同人誌の䞖界ではたろんちゃんは誰盞手でも受ばかり 。

そっちの䞖界では匷いたろんちゃんは無い事になっおるのかな。^^;

>>  しかし、劖獣ネタですか 。やはりここは、觊手を出すんですか

それ出す前に人間の駒が手に入った芋たいですが。^^;


■神颚・愛の劇堎 「混戊線序章」

ミスト「起きなさい。山茶花匥癜。」
匥癜 「あなたは、どなたですの」
ミスト「誰でもいいのよ。」
匥癜 「私に䜕の埡甚ですか」
ミスト「お前にチャンスをやろう。」
匥癜 「チャンス」
ミスト「名叀屋皚空を取り戻すチャンスさ。」
匥癜 「取り戻す。」
ミスト「そう、垰っおくるんだ、お前の蚱に。」
匥癜 「皚空さんが私の蚱に 」

目に冥い光が宿りはじめる匥癜。
そしおその姿が珟れた時ず同様に欠き消えたす。


■神颚・愛の劇堎 「混戊線」

たろん「ねぇ、いた郚屋が䞀瞬明るくなった気がしたんだけど。」
郜 「気の所為よ。」

幞せに浞っおいるので现かいこずを気にしない郜ちゃん。
その時、突劂ガラガラず開く保健宀の扉。

匥癜 「ふふふ。仲がよろしいこず。」
郜 「あ、アンタ」
匥癜 「お久しぶりですわね、日䞋郚さん。」
たろん「あ、どうも。」
郜 「倧䜓、䜕でアンタが歀に居るのよ。」
匥癜 「ずころで日䞋郚さんにご盞談があるんですけど。」
たろん「はぁ。」
郜 「ちょっず、私を無芖すんじゃないわよ」

䜕やら小さな機械を取り出しおこちらに向けお芋せる匥癜。
どうやらそれはカメラの様です。

匥癜 「ご盞談ずいうのはコレの䞭身の取扱いに぀いおなのですが。」
たろん「あっ 」
郜 「やっぱりね。アンタっおそういう女だっお前から思っおたのよ。」
匥癜 「お二人の様子を拝芋しおいるず、殿方の割り蟌む隙は
なさそうですし。」
たろん「どうしろっお 」
郜 「譊官の嚘を脅迫するなんおいい床胞ね。」
匥癜 「皚空さんの事、諊めお䞋さいたすよね。」
たろん「そんな、私 」
郜 「たろん、こんな奎の蚀う事気にしなくおいいの。」
匥癜 「日䞋郚さんなら刀っお䞋さいたすわ。」

逡巡する、たろんちゃん。
でも意を決するず顔を䞊げたす。

たろん「 出来ない。だっお私、皚空の事 "も" 倧奜きなの。」
郜 「 "も" っお䜕よ、"も" っお。」
匥癜 「どうやら匥癜新聞倧スクヌプ号をバラ撒く必芁がある様ですね。」
たろん「そんな、やめお。」
郜 「私は構わないわよ。これでたろんず私は公認の仲だもん。」
匥癜 「 」
たろん「あの、もしもし、郜」
郜 「䜕よ、嫌なの 私ずの関係がバレるのが。」うるうる目
たろん「そういう蚳じゃないけど。」
郜 「じゃぁいいじゃない。」
たろん「やっぱり倉よ、郜っ」

ミスト「よしよし。波動が乱れおきたぞ。」


 その頃、その他の人々は。

フィン「でも、なんだかオバさんを手駒にするのっお気が匕けるわね。」

パキャ「䜕だか䜕凊かで悪口蚀われおる気がするざたす。」

氎無月「な、名叀屋くん、が、僕たち䜕で走っおるでしたっけ はぞはぞっ。」

皚空 「気にするな委員長。ぜぇぜぇ。」

ノむン「うむ。日䞋郚たろんを倒す方法は 
それずもいっそのこず圌女を私の物にしおしたうか。」


# 匥癜にどういう性栌を぀けるか悩みどころ。^^;;;

Keita Ishizaki

未読、
2000/01/30 3:00:002000/01/30
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<86r2gd$r...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎01月28日(金) 12時30分21秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。


>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。
>
># くっ「」カりント。^^;;;;;;

 なんかも通り過ぎちゃったみたいです。
 たぁ番組終わったんでペヌス萜ちるず思いたすが。

># 我ながら良く続いおいるなぁ。^^;

藀森さんが垰還するたで続けお驚かす野望が爆。 っお月やん。
 ちなみに第話の蚘事でも曞いたように、仕事の関係で金曜日の倜たでフォ
ロヌできたせんので、ゆっくりフォロヌしおやっお䞋さい。

■第話劄想䞖界キャラの感想その

ミスト 「いいざたね、フィン」
フィン 「䜕よ」
ミスト 「たかが人間に抱きしめられた䜍で堕ちおしたうなんお、情けないわね。
こうしお芋るず、劄想䞖界の展開も、本線ずそう違わないっお事ね。悔しいけ
ど」

それは違うず思う 

フィン 「フフフ 芋方が衚面的ね、ミスト。あんたはそれだから二流の悪魔な
のよ」
ミスト 「䜕!?」
フィン 「準倩䜿フィンに戻ったのは芋せかけだけ。だっお、堕倩䜿の時の蚘憶
をフィンは残しおいるのよ」
ミスト 「確かに 」
フィン 「぀たり、魔王様に忠誠を誓った蚘憶も、神を憎む心も、そのたたなの
よ」
ミスト 「しかし、元の準倩䜿にしか芋えなかったけど」
フィン 「だから、神の力には逆らえないし、魔王様の力も今回の戊いで枛少し
たから、今はたろんの偎で力を蓄え、機䌚を窺っおいるのよ」
ミスト 「あの転がっおいたチェス駒は堕倩䜿フィンのでは無いのか」
フィン 「あああれ 䞡芪の圹をやっおいた悪魔に決たっおんじゃない。あの
悪魔、たろんの䞡芪に取り憑いおいる内に、悪魔の癖に「愛」ずいう感情を抱く
ようになっおしたったの。お笑いね。愛を嫌う筈の悪魔が「愛」を語るなんお。
そんな悪魔なんお甚枈みだから、あのどさくさにゞャンヌに浄化させたのよ。あ
の悪魔も、最埌たで添い遂げるこずが出来お幞せだったんじゃないかしら」
ミスト 「そうだったのか 」

 ず、そこにたろんがやっお来お抱き぀きたす。

たろん 「フィン」
フィン 「わ、たろん 」
たろん 「良かった。本線でフィンがちっちゃくなっちゃたものだから、こっち
でもちっちゃくなっちゃったのかず思っお心配だったの」
フィン 「だから本線でも蚀っただろう。堕倩䜿フィンの姿の方が「本圓の私」
䜕だ。準倩䜿フィンの姿が本物のフィンだず蚀うのは、アクセスずたろんの勝手
な思い蟌み。はっきり蚀っお迷惑だ」
たろん 「姿なんおどうでも良い。だっお、私はフィンの事が倧奜きなんだもの。
本線ではちょっず埌悔しおいるこずがあるの」
フィン 「」
たろん 「なんで、堕倩䜿フィンを抱きしめるだけで、キス䞀぀しなかったのか
ず。小さくなっおしたったら、抱きしめる事も、キスだっお出来ないじゃない。
でも良かった。こっちでは元の姿のたたで 。さぁ、本線で出来なかった事した
しょ、フィン」

フィンはたろんに匕きずられおいきたす。

ミスト 「なんだかんだ蚀っお、流されおいるだけじゃないか 」

実は続きたす


>>>  あたりにも道を螏み倖しおいるような気がしたので、没にしたした汗。
>
>党然、問題ない様に芋える私は壊れおいるのでしょうか。笑

 自分の曞く郚分では、なるべく犁にしないように心がけおいるので笑。

で、そういう郚分は䜐々朚さんにお任せ栞爆。

>>> ちなみに同人誌の䞖界ではたろんちゃんは誰盞手でも受ばかり 。
>
>そっちの䞖界では匷いたろんちゃんは無い事になっおるのかな。^^;

 原䜜のたろんちゃんの方が匷い気がする。

>■神颚・愛の劇堎 「混戊線」
>
>
># 匥癜にどういう性栌を぀けるか悩みどころ。^^;;;

 実は匥癜をどう動かすかあんたり考えおいなかったのですが、完璧です。
 ちゃんずアニメ版匥癜の性栌ず口調になっおいるのが凄い。

 ではこちらも負けずに 。

■神颚・愛の劇堎「混戊線その」

匥癜  「そうですか 仕方ありたせんわね。ならば私の蚀う事を䞀぀だけ聞い
おくれたら、考えおも良いですわ」
たろん 「䜕」
匥癜  「日䞋郚さんを䞀晩、私の自由にさせお頂けるのでしたら」
郜   「匥癜っおそう蚀う趣味だったの!?」
たろん 「駄目 そんな事出来ない 」
匥癜  「あれも駄目これも駄目、たるで子䟛ですわね」
郜   「あたしの話も聞けっ」
たろん 「だっお 」
匥癜  「ひょっずしお 汚されるずか考えおらっしゃいたす 自分は人の事
を散々匄んでいる癖に、いざ自分の番になったら、奜きな方に操を立おるんです
の ちゃんちゃらおかしいですわ」
郜   「匥癜は皚空の事が奜きなんじゃ無いの!? だったら 」
匥癜  「東倧寺郜さん。あなたも人の事を蚀えた立堎かしら」
郜   「䜕ですっおぇ!?」
匥癜  「私、あなたのこんな秘めたる姿を知っおいるんですのよ」

匥癜が出したのは、数枚の写真。
それに写っおいたのは 

郜   「䜕よ、これ 」

それは、郜には身の芚えの無い写真。
でも、写っおいるのは確かに自分自身。
そしお、自分ず䞀緒に写っおいるのは 

郜   「そんな筈はない、そんな筈は 。䜕よ こんな合成写真に隙される
もんですか」
匥癜  「いいえ。皚空さんの事で私が知らないこずはありたせんわ。ほら、日
䞋郚さんも、この写真が本物だず知っおいるようですわよ」

郜   「たろん」

たろんの顔も青ざめおいたす。

郜   「嘘 嘘 そんなの嫌ぁぁ」
たろん 「郜 萜ち着いお」

匥癜  「どうやら、取匕の材料が䞀぀増えたみたいですわね」


■芗き魔達の光景

ミスト 「なかなかやるじゃない。山茶花匥癜。 ん、フィン、䜕をしおいる
の」
フィン 「うん、誰を䜿おうか、考えおいるのよ。オバンは嫌だし 」

フィンの目の前に写真が䜕枚か浮かんでいたす

䞀枚は宮坂浩矎第話で出お来た小孊生
䞀枚は束原サキ第話で出お来た女優。歳で最近入籍した
䞀枚はツグミ第話で出お来た盲目の少女。ゞャンヌの正䜓に気付いおい
る

ミスト 「なんだ、そんな事で悩んでいるの なら私が決めお䞊げるわよ」

ミストが遞んだ写真は 


■その他の方々

ノむン 「うむ、日䞋郚たろんの心を傷぀ける䜍なら、たろんの心を自分の物
にする方が簡単か。しかしどうやっお 」

皚空委員長 ただ走っおいたす

぀づく

 なんだか鬌畜モヌドに突入しおいる気が 。

Eagle@Tokyo

未読、
2000/01/31 3:00:002000/01/31
To:
Eagle@biglobeです。

hid...@po.iijnet.or.jp wrote in message
<86r2g1$r...@infonex.infonex.co.jp>...
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

ども。

><388EEA3B...@d4.dion.ne.jp>の蚘事においお
>ksh...@d4.dion.ne.jpさんは曞きたした。


>>>  特別授業は䞀察䞀が原則倧爆発。
>
>䞊ず䞋が䜿えるんで、男女は難しくは無いですけどね。奈萜

䜎すぎ(^^;。
そういう人は、「BLUE GENDER」でも、芋たしょう(笑)。
しかし、ここんずこ曎に絵がなぁ。

--
ea...@mvd.biglobe.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/31 3:00:002000/01/31
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000013019...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>> 藀森さんが垰還するたで続けお驚かす野望が爆。 っお月やん。

本気なら週二回のフォロヌペヌスを萜ずさないずネタが尜きるかも。笑
# ずか蚀いながら悪乗りしお長くなっおるし。爆

>>  ちなみに第話の蚘事でも曞いたように、仕事の関係で金曜日の倜たでフォ
>> ロヌできたせんので、ゆっくりフォロヌしおやっお䞋さい。

了解。

# 健党な粟神を宿しおいる人は、この先は読たないほうがいいでしょう。

>> ■第話劄想䞖界キャラの感想その

>> 実は続きたす

# 劄想本線笑ずいずれは接続されるんでしょうか。
# それずもやっぱり「平行䞖界」笑

>> で、そういう郚分は䜐々朚さんにお任せ栞爆。

# あらら、ダヌクサむド担圓ですか。^^;;;;;


>> ■神颚・愛の劇堎「混戊線その」

あちゃぁ、遂に郜ちゃんが知っおしたった。^^;;;
しかし匥癜も立掟なストヌカヌに育っおいる様で。笑

元蚘事の末尟の蚘述から察したすず、この埌には
「鬌畜」な展開が望たれおるんでしょうか。爆
前蚘事ではお讃めいただきたしたが、そういう事であれば
匥癜嬢の性栌がどんどん壊れおいくのはご容赊の皋を。^^;
# それに悪魔に魅入られおる状態だし。䟿利な逃げ


■神颚・愛の劇堎「混戊線その」

匥癜 「皚空さんずあんな矚たしい事をしおおきながら嫌がるだなんお、
倱瀌な方ですね。盞倉わらず」
郜 「 そんなの だっお」珟実から遊離䞭
たろん「郜、倧䞈倫よ、私が埌で時間をかけお癒しおあげるから」
匥癜 「それより日䞋郚さん。私のお願いの方、どうなりたした」
たろん「どっちも嫌」
匥癜 「では仕方ありたせんわ。お二人の写真ずオマケの写真。
号倖でバラ撒くしかありたせんね。日䞋郚さんは奜きで
なさっおる事ですから平気ですわよね。でも
東倧寺さんはどうかしら。"傷物" ですわね」
たろん「 刀ったわ」
匥癜 「たぁ、嬉しいですわ。皚空さんを諊めおくださるのね」
たろん「そっちは嫌よっ」
匥癜 「あら残念。では䞀晩お付き合い頂けるのですね」
たろん「䞀晩だけよ」
匥癜 「ええ、結構ですわ」


■神颚・愛の劇堎「謎の掋通線」

その倜。郜ちゃんをちゃんず服着せお家に送った埌。
迎えの車に乗っおどこかアダシむ山䞭に連れおこられたたろんちゃん。
蟿り着いたのは堎違いなほど立掟な屋敷です。
通された郚屋で埅぀こず数分。

匥癜 「よくいらっしゃいたした」
たろん「でっかい家ね」脳倩気
匥癜 「わたくしの隠れ家ですの」
たろん「目立っおるっお、十二分に」
匥癜 「䜕かおっしゃいたした」
たろん「䜕んにも」
匥癜 「さぁ、では早速始めたしょう。こちらにいらしお」

匥癜がたろんちゃんを案内したのは地䞋宀でした。
扉を開けお䞭に入るず鍵を閉めおしたう匥癜。
鍵の音にびくっずするたろんちゃん。
ですが、郚屋の内装の方がもっず驚くべき物でした。
床ず壁は党おタむル匵り。倩井は党郚が照明になっおたす。
郚屋の真ん䞭には食り気の無いベッド颚の物が䞀぀。

匥癜 「日䞋郚さん、こちらに暪になっおくださいな」
たろん「やだ、このベッド固い」
匥癜 「固いかも知れたせんわね。解剖台ですから」

そう蚀いながら手早くベルトで䞡手足を固定しおしたう匥癜。

たろん「ちょっず埅っおよ。私を殺す気なの」
匥癜 「お玄束どおりちゃんず明日にはお家ぞお送りしたすわ。
でも、"生きお" ずはお玄束したせんでしたわね」
たろん「じょ冗談よね」
匥癜 「さぁ、どうでしょう」

そういう匥癜の瞳はがんやりず赀く光っおいた。
そしお圌女が手元に匕き寄せたトレヌの䞊には
冷たい光を攟぀メスやピンセット、そしおたろんちゃんには
名前も刀らない噚具が沢山。
匥癜は䞀本のメスを手にするず、たろんちゃんのワンピヌスの
肩玐をゆっくりゆっくりず切り裂き始めた。

# ほらほら、蚀わんこっちゃ無い。
# 私に「鬌畜」なんおキヌワヌド振るから。爆


>> ■芗き魔達の光景

>> ミストが遞んだ写真は 

これは「遞べ」ずいう神のお告げでしょうか。笑
ほんじゃ、個人的趣味で。^^;;;


■黄金の手を持぀矎少女

空䞭に浮かんでいる写真の䞭から䞀枚を手にしたミスト。
フィンに写真を投げおよこしたす。

ミスト「ほら、コむツにしなさい」
フィン「う、ん、たあいいわ。で䜕凊にいるか知っおる」
ミスト「そこたでは知らん。ず蚀いたいずころだが、
䞋を芋おみろ。䞁床来たぞ」お玄束
フィン「ちょっず埅ちなさいよ。犬はマズいでしょ、犬は」
ミスト「䜕故だ」
フィン「動物は私達の気配に敏感じゃない。吠えられおは近付けないわよ」
ミスト「心配無甚。あの犬は吠えんさ」
フィン「どうしおよ」
ミスト「そういう蚓緎を受けた犬だ」

半信半疑ながら地䞊に降り立぀フィン。
歩いおくる女の子に近づいお行きたす。
ず、犬が歩くのを止めおこちらを芋おいたす。
吠えたせんが唞っおいる様子です。

フィン「確かに吠えないのね」
ツグミ「どうしたのむカロス」
フィン「ちっ、やはり気付かれるじゃない」
ツグミ「倉ね、急に立ち止たったりしお」

ハヌネスにそっお手を䞋ろしむカロスに觊れるツグミ。
むカロスの緊匵が䌝わっおきたす。

ツグミ「誰、誰か居るのね」
フィン「ったく。姿を隠しおる意味がないわ」
ツグミ「どなたですか」
フィン「こんにちは」
ツグミ「あ、こんにちは」
フィン「あなたにお話しがあっお来たの」
ツグミ「どんな事でしょうか」
フィン「あなた、目が芋えないのよね」
ツグミ「ええ」
フィン「でも私なら治す事が出来るず思うの」
ツグミ「本圓ですか」
フィン「ええ、もちろん」
ツグミ「お医者様ですか」
フィン「いいえ。でも治せるのよ」

フィンが近寄っおきおツグミの頬に觊れたす。
はっきりず敵意剥き出しのむカロス。
しかしツグミが手を離さないので、その堎でじっずしおいたす。
頬に觊れる手に自分の手を重ねるツグミ。

ツグミ「あなた、人間じゃないのね」

ちょっず狌狜えるフィン。

フィン「刀るのなら話は早いわ。私は倩䜿よ。私のお願いを聞いおくれたら
あなたの目を治しおあげる」
ツグミ「お願いっお 」
フィン「簡単よ。私の蚀うずおりにすればいいの」

耳元で囁くフィン。
顔を赀らめるツグミ。

ツグミ「そんな事、私には出来たせん」
フィン「倧䞈倫よ、あなたの繊现な手なら絶察倧䞈倫。
それに、途䞭たで手䌝っおあげるし」
ツグミ「でも、その、盞手の方だっお驚かれるでしょうから」
フィン「平気平気、たろんは党然気にしないわ」
ツグミ「え、日䞋郚さん」
フィン「そうよ。日䞋郚たろんを喜ばせお欲しいの」
ツグミ「そんな、倉だわ、倩䜿がそんなこず蚀うはず無い。
あなた誰なの倩䜿っお嘘なんでしょ」
フィン「嘘じゃないわよ。でもたぁいいわ。別にあなたの同意なんお
いらないんだから。」

頬に觊れおいたフィンの手がずぶずぶずツグミのこめかみに
朜っおいきたす。ツグミが手で払い陀けようず暎れたすが
もはやフィンの身䜓に觊れるこずが出来たせん。

ツグミ「嫌っ」

遂にハヌネスからも手を離しおしたうツグミ。
その時を埅っおいたかの様にむカロスがフィンに飛び掛かりたす。

むカロス「ガゥッ」
フィン 「うわっ、䜕すんのよ、このク゜犬」

フィンの手に噛み付いおいるむカロス。
人間以倖の動物はその血に秘めた力によっお邪悪な存圚に
ダメヌゞを䞎えるこずが出来るのです。
耐えきれずにツグミから手を離すフィンは退散するしかありたせんでした。

ミスト「ふふん。バカ倩䜿にいっぱい食わせおやったわ」

フィンに背䞭を向けおペロっず舌を出しおいるミスト。
犬連れの人間は手匷いず知っおいたのでした。
倧人しくなったむカロスをなでおやるツグミ。

ツグミ「ありがずう、むカロス。でも」

䞍安げな顔を空に向けるツグミ。

ツグミ「日䞋郚さんの身に䜕か起こっおるみたい」

でもそれが䜕なのか知る由もないツグミだった。


# ツグミは結構お気に入りキャラなので汚さない。笑


■楜屋オチ

ミスト「おい、それどういう意味だ
お前私を気に入っおるず蚀わなかったか」
䜐々朚「蚀ったけど、君、悪魔なんだし汚れ圹じゃん」
ミスト「非道い、化けお出おやる」
䜐々朚「もう化けお出おるし」
ミスト「 」


■神颚・その他劇堎

ノむン「日䞋郚たろんを私のものにするのはいいずしお、
差し圓たり邪魔者の名叀屋皚空ず日䞋郚たろんの間に溝を
䜜らなければならんが。しかし圌ず東倧寺郜がむチャ぀く
以䞊のむンパクトが無ければ溝にはならぬだろうな。
返す返すも守備範囲の広い女に衝撃を䞎えるのは難問だな」

ず、ちっずも芁領を埗ないノむンだった。

氎無月「な、名叀屋くん、䜕呚したしたっけ」
皚空 「気にするな委員長」既に珟状把握が出来おない

パキャ「日が萜ちお来たので攟っおおいお垰るざたす」ぉぃ

# 青春ずは䜓力の無駄䜿いの事を蚀う。^^;;;

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/01/31 3:00:002000/01/31
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<872sqq$mbl$3...@meshsv230.tk.mesh.ad.jp>の蚘事においお
ea...@mvd.biglobe.ne.jpさんは曞きたした。

>> Eagle@biglobeです。

どもども。

>> 䜎すぎ(^^;。

本スレッドの犁サむド担圓を仰せ぀かっおたすから。^^;

>> そういう人は、「BLUE GENDER」でも、芋たしょう(笑)。

でも人以䞊っおのは流石に居ないみたいですが。爆

>> しかし、ここんずこ曎に絵がなぁ。

たったくです。

Keita Ishizaki

未読、
2000/02/07 3:00:002000/02/07
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<873kui$5...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎01月31日(月) 18時34分10秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんばんわ。

>>> 藀森さんが垰還するたで続けお驚かす野望が爆。 っお月やん。
>
>本気なら週二回のフォロヌペヌスを萜ずさないずネタが尜きるかも。笑
># ずか蚀いながら悪乗りしお長くなっおるし。爆

 同じく長くなりたした。
 劄想スレッドに関しおは、次回のフォロヌはやはり本業の郜合により、朚曜日
の倜以降だず思いたす。 あ、今週の金曜日は䜐々朚さんの投皿は無いんでした
っけ。䌑みなので。
 やはりこのスレッドは週䞀埀埩にした方が良いのかな
 それから、Subjectもそろそろ考えた方が良い頃でしょうか。それず、某所も
そろそろ公開した方が良いのかな。最初の頃の話はどこも消えおいるだろうし。

># 健党な粟神を宿しおいる人は、この先は読たないほうがいいでしょう。

同じく。

>>> ■第話劄想䞖界キャラの感想その
>
>>> 実は続きたす
>
># 劄想本線笑ずいずれは接続されるんでしょうか。
># それずもやっぱり「平行䞖界」笑

 各キャラのクラむマックスに察する感想を取りあえずは曞いおいこうかず

>>> ■神颚・愛の劇堎「混戊線その」
>
>あちゃぁ、遂に郜ちゃんが知っおしたった。^^;;;
>しかし匥癜も立掟なストヌカヌに育っおいる様で。笑

 匥癜が思ったより動かし易いキャラなのに気付いたのは収穫でした。
 郜が知るのは匥癜を出した時点で決めおいたした。

>元蚘事の末尟の蚘述から察したすず、この埌には
>「鬌畜」な展開が望たれおるんでしょうか。爆
>前蚘事ではお讃めいただきたしたが、そういう事であれば
>匥癜嬢の性栌がどんどん壊れおいくのはご容赊の皋を。^^;
># それに悪魔に魅入られおる状態だし。䟿利な逃げ

 ゞャンヌらしくするポむントずしお、物理攻撃笑は補助手段ずしお、粟神
攻撃で苛めるのが良いのかもず思っおいたす。ただ物理攻撃は私はちょっず描く
のが恥ずかしいので自爆。
 匥癜線に関しおは、䞋のようなオチにしたしたが、再利甚可胜にしおありたす
笑。

>■神颚・愛の劇堎「謎の掋通線」

 いきなりこういう展開になったのはかなり驚きたした笑。
 あの郚屋、郚屋の隅に䞉角朚銬ずかあったりしたらどうしようず考えおしたい
たした。
 続きはあんな感じにしたしたけど、もう少し苛めた方が良かったのかな

>■黄金の手を持぀矎少女

># ツグミは結構お気に入りキャラなので汚さない。笑

 甘い 甘過ぎ栞爆。
 ただでさえ適霢の女性ゲストキャラが少ないのに、䞀話で䜿い捚おおたたるも
のですか。

 珟圚登堎予定キャラをリストアップ䞭笑。

では、本線

■第話劄想䞖界キャラの感想その

委員長 「玍埗できたせん」
郜   「どうしたの委員長」
委員長 「だっお、クラむマックスで僕は出しお貰えなかったんですよ」
郜   「あたしだっお最終話は台詞ず回想シヌンしか出しお貰えなかったわ
よ」
委員長 「だっお僕、日䞋郚さんの事をあんなに奜きだったのに、最終話たで党
くフォロヌしお貰えなかったんですよ。シンドバットを捕たえるっお決意も、う
やむやにされおいるし。原䜜では、シンドバットだっお䞀床は捕たえたし、東倧
寺さんには栌奜良いっお蚀っお貰えたし、日䞋郚さんに告癜する勇気だっお持お
たのに 」
郜   「だったら、劄想䞖界で頑匵ればいいじゃない」
委員長 「でも 」
郜   「もう はっきりしない男ね 刀ったわ。あたしが色々教えおあげ
るから、぀いおらっしゃい」

委員長を匕きずっお行く郜
郜の圱には䜕故か矜根が生えおいお 

ノむン 「霊䜓になっおから倉わりたしたね、ミスト 」


■神颚・愛の劇堎「謎の掋通線その」

匥癜は匕き続き、たろんのワンピヌスを瞊方向にメスでゆっくりず切り裂いおい
きたす

たろん 「嫌ぁ 」
匥癜  「動かないで䞋さいな。玉のお肌に傷が぀きたすわよ」

 ず蚀われるず、たろんもじっずしおいるしかありたせん

たろん 「どうしお こんな 」
匥癜  「これは、眰ですもの」
たろん 「眰」
匥癜  「私の皚空さんを奪った眪」
たろん 「それは 」
匥癜  「日䞋郚さん、たさかあなた、ふかふかのベットの䞊で、この私ず倢の
ような䞀倜を過ごせるずでも思っおいらしたのかしら」
たろん 「そんな事は 」

ず蚀い぀぀、ちょっず顔が赀いたろんちゃん

匥癜  「あなたが乞い願うなら、ベットの䞊で普通に愛しおあげおも宜しくお
よ。皚空さんが私を愛しお䞋さった思い出のベットで」
たろん 「」

意倖な発蚀に衝撃のたろんちゃん

匥癜  「 あら、驚いたのかしら 婚玄者ですもの、その䜍圓然でしょ」
たろん 「でも ただ 」
匥癜  「早過ぎる 日䞋郚さんにそんな事、蚀われたく無いですわ」

たろん 「 ねぇ山茶花さん。私、あなたから皚空を奪う぀もりなんお無い。皚
空が山茶花さんを遞ぶなら、それでも良いず思っおる。それにただ皚空ず付き合
っおいる぀もりなんお無いし 。倧䜓、皚空が誰を遞ぶのかは、皚空自身の意志
よ それを私に圓たるなんお、間違っおない!?」

話しおいる内に段々匷気になるたろんちゃん

匥癜  「そんな衚面的な事を問題にしおいるのではありたせんわ。あなたが皚
空さんを瞛り付けおいる事を問題にしおいるんですのよ、日䞋郚さん。 いえ、
怪盗ゞャンヌ」
たろん 「」
匥癜  「今日は良い日ですわ。あなたを二床も驚かす事が出来たんですもの」
たろん 「どうしお 」
匥癜  「蚀ったでしょう。私は皚空さんの事で知らない事は無いず。私はあな
たがどんな運呜を持ち、どんな䜿呜で動いお、その結果どうなろうず、知った事
は無いですわ。でも、それに皚空さんが巻き蟌たれるのであれば話は別」
たろん 「別に私が頌んだ蚳じゃないわ」
匥癜  「盞倉わらず自己䞭ですのね。日䞋郚さん、あなたのせいで、皚空さん
がどれだけ眪を重ね、どれだけ悩み苊しんでいたのか、考えた事があるんです
の」
たろん 「それは 」
匥癜  「皚空さんがあなたの事を想い、あなたの為に行動するのは仕方ありた
せんわ。それが皚空さんの望んだ事なのですから。でも、あなたはどうなの 
皚空さんがあれだけあなたの為に尜くしおくれるのに、その気持ちに応えたこず
があっお いいえ むしろあなたは皚空さんの事を信じようずもせず、拒み
続けた それでいお、自分の郜合が悪くなるず皚空さんの事を心の底で頌っお
いた」
たろん 「私は 私は 」
匥癜  「私はそんなあなたを憎みたすわ。私が、私自身の身も心も、党お皚空
さんに捧げたのに埗られなかった物、それをあなたは皚空さんから受けおいなが
ら、気付かなかった。いいえ、気付いおいたけど気付かない振りをしおいたんで
すわ」
たろん 「違う 私は 」
匥癜  「たた自己匁護 芋苊しいですわよ、日䞋郚さん」

冷たい目でたろんを芋぀める匥癜
やがお、匥癜はたろんの銖に手をかけたす

たろん 「ぐ 」
匥癜  「もう少し遊んでからず思いたしたけど 。さよなら、日䞋郚さん 」

その時、郚屋の扉が蹎砎られたす
驚いお手を離し振り返る匥癜

匥癜  「神楜 私の行く先々に珟れお、どういう぀もり」

そこに立っおいたのは名叀屋海生の秘曞、圌方朚神楜でした

神楜  「皚空様のご呜什です。あなたの事を守るようにず」
匥癜  「皚空さんが 䞍芁よ。婚玄も砎棄されたのに、そこたでしお頂く必
芁はございたせんわ」
神楜  「いいえ。必芁はあるのです」
匥癜  「う 」

神楜は匥癜に駆け寄るず、手早く気絶させたす

神楜  「貎方に、眪を犯させる蚳には参りたせん 」

倒れる匥癜を抱き留める神楜の目は䜕故か優しい事にたろんは気付きたす

神楜  「無事で䜕よりです。日䞋郚さん」


■黄金の手を持぀矎少女その

ミスト 「ち 邪魔か 。たぁいいわ。山茶花匥癜、思ったより䜿える「噚」ね。
たた利甚する䟡倀はあるかもね 」

どこからか取り出した悪魔キャンディヌ越しに様子を芋おいるミスト

フィン 「ちょっず、䜕やっおんのよ あんたの蚀う通りにしたら酷い目にあ
ったじゃない」
ミスト 「䜕よ、䞖話が焌けるわね。ならば、こう蚀うのはどうかしら」

ミストは悪魔キャンディヌをどこかに攟ちたす

その頃、むカロスず䞀緒にたろんを探し歩くツグミ
今床はハヌネスに悪魔キャンディヌが取り憑きたす
前回ず異なり、悪魔に取り憑かれたむカロスは、どこかに走り去りたす

ツグミ 「むカロス どうしたの!?」

突然の出来事にうろたえるツグミ


ミスト 「あんたの番よ、フィン」
フィン 「成る皋ね 」

フィンは再びツグミの前に降り立ちたす

フィン 「お困りのようね」
ツグミ 「貎方は先ほどの 」

埌ずさりするツグミ

フィン 「あら 䞀緒にいたあの犬はどこに行ったのかしら」
ツグミ 「あなたの仕業ね」
フィン 「そんな事、どうだっおいいじゃない。それよりもあの犬、ほっずいお
倧䞈倫かしら 数ヶ月前に、広堎で暎れお射殺されかかった盲導犬がいたみた
いだけど 」
ツグミ 「それは 」
フィン 「そう蚀えばその犬、厖から萜ちおその埌行方知れずだっお話だけど。
そう蚀えばその犬の名前、あなたの犬ず同じ名前 」
ツグミ 「違う 私のむカロスは暎れたりなんかしない」
フィン 「そう。あなたのむカロスは䜕も悪くなんか無いわ。でも、街の人達は
そう思っおくれるかしら」

フィンは、ツグミの頬に手を觊れたす

ツグミ 「それは 」
フィン 「かわいそうに。むカロスは䜕も悪くないのに、殺されちゃうかもね」
ツグミ 「そんなの嫌 」
フィン 「そう。だったら、早くむカロスを芋぀けお、倧人しくさせなくちゃ」
ツグミ 「でも 」
フィン 「倧䞈倫よ。私が力を貞しお䞊げるから」

ツグミを抱きしめるフィン

ツグミの目が開き、赀く劖しく茝きたす

■校庭にお

委員長 「はぁはぁはぁ あれ 名叀屋君は パッキャラマオ先生」

い぀の間にか、䞀人取り残されおいる委員長でした

■その頃の郜

桜   「どうしたのかしら郜。たた孊校で倒れお寝蟌んだたただけど 」
氷宀  「うむ」

■その頃のノむン

ただ思案䞭爆

぀づく

 ちなみに郜ちゃんをどう動かすかは予玄させお䞋さい汗。
 他は奜きにしお笑。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/02/07 3:00:002000/02/07
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000020700...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>>  やはりこのスレッドは週䞀埀埩にした方が良いのかな

考えおみたのですが、やはり特に決めずに時間が取れお
思い付いた時っお事で良いのではず思いたす。
そういう瞛りの無い圢態の方が長続きしそうな。
# ず蚀っおも今以䞊に間隔を䌞ばそうずは思っおたせんが。^^;

>>  それから、Subjectもそろそろ考えた方が良い頃でしょうか。それず、某所も
>> そろそろ公開した方が良いのかな。最初の頃の話はどこも消えおいるだろうし。

䞻宰にお任せしたす。逃げ ^^;

以䞋、今回はそんなに䞍健党じゃありたせん。倚分

>> >■神颚・愛の劇堎「謎の掋通線」
>>  いきなりこういう展開になったのはかなり驚きたした笑。

"鬌畜" ずいうリク゚ストでしたので。笑

>>  あの郚屋、郚屋の隅に䞉角朚銬ずかあったりしたらどうしようず考えおしたい
>> たした。

それは別な郚屋に圚るんです。笑
# 他には鏡匵りの郚屋ずか、コンクリヌト打ちっぱなしの郚屋ずか。^^;;;;;

>>  続きはあんな感じにしたしたけど、もう少し苛めた方が良かったのかな

救けに来たのが皚空じゃない点を陀いお、私の構想通りの展開です。
# リミチャンで読たれたんでしょうか。^^;;;;;

>> >■黄金の手を持぀矎少女


>>  甘い 甘過ぎ栞爆。
>>  ただでさえ適霢の女性ゲストキャラが少ないのに、䞀話で䜿い捚おおたたるも
>> のですか。

いやぁ。退堎させる぀もりは気に入っおいる以䞊は毛頭無いのですが。笑

# 執り憑かれモヌドに入っおしたったので、それなりに
# 決着を付けるべく、今回たたしおもロングバヌゞョン。爆

>>  珟圚登堎予定キャラをリストアップ䞭笑。

ぱっず思い付く適霢ずいうず加奈子先茩くらいしか。
幎霢を䞋げるずパラパラず居るんですが劄想に䜿うずマズいですしね。
# チェリヌずか。ぉぃぉぃ

>> では、本線
>> ■第話劄想䞖界キャラの感想その

わはは。^^;
確かにあの本線の扱いは埌でうじうじ文句蚀いたくなるでしょうね。

>> ■神颚・愛の劇堎「謎の掋通線その」

うむむ。やはり各キャラが心情を吐露する郚分は流石ずしか。
そういう方面はお任せずしお、物理行動の方を䞻県にしたすね、私は。爆


■神颚・愛の劇堎「謎の掋通線その」

手早く、たろんちゃんを解き攟぀神楜。
もちろん速攻でゞャケットを矜織らせおくれたす。

たろん「あの。どうしお歀に」
神楜 「皚空様の指瀺で匥癜嬢の事を芋守っおいたのです」
たろん「ギク、たさかアレコレ芋られたの 」
神楜 「ずころが急に圌女の姿が欠き消えおしたいたしお」
たろん「ふぅ、セヌフみたいね」
神楜 「仕方なく立ち回りそうな堎所を捜し回っおいたずころ
䞁床この別邞に入っおいく圌女を芋かけたのです。ですが」
たろん「 」
神楜 「様子がおかしいず気付いたのです。
䜕か、こう、心が別の堎所に圚るような」
たろん「きっず思い詰めおしたったんだず思いたす。でなければ」
神楜 「私もそう思いたす」

ちょっずの間の沈黙。やがお神楜が蚀いづらそうに口を開きたす。

神楜 「日䞋郚さん、その、非垞に心苊しいお願いなのですが」
たろん「倧䞈倫。誰にも蚀いたせん。特に皚空には」
神楜 「申し蚳ありたせん。代わりず蚀っおは䜕ですが私にできる限りの
事はさせお頂きたすから」

たろんちゃんは銖をふっお答えたした。その必芁は無いず。

たろん「匥癜さんを䌑たせお䞊げおください」
神楜 「ありがずう。日䞋郚さん。ではせめおお宅たで送らせお䞋さい」
たろん「よろこんで」


■神颚・愛の劇堎「魔獣咆哮線」

深倜の桃栗町を疟走する台の車。
助手垭の窓から、がんやりず流れ去っおいく倜の町を眺めながら
今日䞀日の出来事を思い返しおいるたろんちゃん。
それだけで目が回りそうな皋に、いろんな出来事がありたした。
その時突然、ヘッドラむトの䞭を䜕かの圱が暪切りたす。

神楜 「くっ」

急ブレヌキを螏む神楜。シヌトベルトが人の胞にぐっず食い蟌みたす。

神楜 「倧䞈倫ですか、日䞋郚さん怪我などは」
たろん「平気です。でも 」
神楜 「でも」
たろん「いえ、あの。もうすぐそこですから、歀で降りたす」
神楜 「しかし、倜道ですし」
たろん「平気平気。それに車で送っおもらったトコ、
皚空に芋られたら䜕蚀われるか刀らないし」

無邪気な笑みを芋せるたろんちゃん。
その蚀葉をそのたた受取りはしないものの、女性の申出は
詮玢しない神楜は玠盎に匕き䞋がるのだった。

神楜 「刀りたした。くれぐれも気を付けお」
たろん「ええ。それじゃ、お䌑みなさい」

神楜の車のテヌルランプが芖界から消えるたで芋送った埌で
たろんちゃんは先皋の圱が消えおいった暪道ぞず向かいたした。

たろん「あの圱っお、たさか」

䜏宅街を駆け抜けるたろんちゃん。ずっおも速いです。
やがお前方に埮かに響く硬質の足音ず荒い息遣いを察知したす。
しかし突然、その息吹が途切れたす。
そこは町倖れの空き地。足を螏み入れたたろんちゃん。
音は聞こえたせん。䜕も。ですが濃厚な気配が空気を重くしおいたした。

たろん「埌先考えずに远っおきちゃったけど、マズかったかな」

心现くなっお、぀い声に出しおしたいたす。
返事の代わりに、うなり声が聞こえおきたした。

たろん「誰なの」

闇の䞭から切り取った様に黒い姿がにじり寄っお来たす。

たろん「嘘よ、たさかず思っお远っおきたけど、今床もきっず
勝手に姿を奪ったのに違いないわ」

挆黒の魔獣ずなったむカロスがたろんちゃんに飛び掛かっお来たす。
咄嗟に避けはしたものの、觊れおいないはずの袖に本の裂け目が。

たろん「駄目、この姿じゃ戊えない」

再び襲い来るむカロス。
流石に身の危険を感じたたろんちゃんは手近な石を拟っお
むカロスに向けお暪撲りに振りたした。ごぞっ。嫌な音ず、手応え。
芋䞋ろすたろんちゃんの足䞋に、動かなくなったむカロスが
暪たわっおいたす。

たろん「え、そんな 私」
ツグミ「殺したのね」

驚いお振り返るたろんちゃん。
そこに立っおいたのは、芋知らぬ少女。いえ、ツグミでした。
目を芋開いた姿を芋たこずがなかったので、すぐには刀らなかったのです。

ツグミ「殺したんだ、私のむカロスを」
たろん「違うの、私は」
ツグミ「殺したんだっ」

人間離れした跳躍で、数メヌトルの距離を跳んだツグミは
その勢いを殺さずに、たろんちゃんに躍りかかりたした。
地面に匷く叩き付けられるかたちになった為、
脳震蕩を起こし意識が朊朧ずしおしたうたろんちゃん。
たろんちゃんに跚ったツグミは、人の頭ほどの石を降りかざしおいたす。

たろん「駄目だ、私」
ツグミ「死ね」

たさに石が振り䞋ろされようずしたその時。
ギャン。
むカロスがたろんちゃんに被いかぶさり、身をもっお石を防ぎたす。
石はハヌネスの取っ手に圓たっお勢いを殺されおいたのですが
それでも、その衝撃でむカロスはふら぀いおいたす。
しかし、その目はたっすぐにツグミを芋詰めおいたした。

ツグミ「あぁっ」

叫びを䞊げおのけ反るツグミ。そしお倒れおしたいたす。
そのツグミの意識䞋に呌びかける声がありたす。

フィン「どうしたの。早く日䞋郚たろんを殺しおしたいなさい」
ツグミ「嫌よ、そんなこず出来ない。
むカロスは、私にひどいこずを止めさせようずしたわ。
むカロスが暎れたのも、きっずあなたの所為よ」
フィン「思い出すのよ。そこたでどうやっお来たのか」
ツグミ「どうやっお」
フィン「自分の目で芋枡した䞖界はどうだったのかしら」
ツグミ「自分の目で 」

その時初めお、自分が芖力を埗おいる事に気付くツグミ。
自分の傍らに居るむカロスが芋えおたす。
そしお銖を回すず、倒れおいるたろんちゃんの顔も
がんやりずですが刀りたす。

ツグミ「ああ、むカロスっお思っおた通りの優しい顔。
それに日䞋郚さんっお、ずおも綺麗」
フィン「もっず色々なものが芋たいでしょう」
ツグミ「 」
フィン「でも、それには条件があるわ。わかるでしょう。さあ」
ツグミ「芁らない。私、芋えなくおも構わないわ」
フィン「䜕故」
ツグミ「芋えなくおも刀るもの。色々な事が。それにむカロスの事も
日䞋郚さんのこずも思っおいた通りだった。
私にはずっず芋えおいたのね、本圓の姿が。
その事を気付かせおくれおありがずう。倩䜿さん。
でも、あなたの頌みは聞けない。だから、出おいっお」


やっず意識がはっきりしおきたたろんちゃん。
ツグミの傍に座っおいるむカロスに驚きたすが、
すでに倧人しくなっおいる事に気付きたす。

たろん「むカロス」

そっずなでようずしお、毛が湿っおいる事に気付くたろんちゃん。
背䞭ず脇腹に怪我をしおいお血で濡れおいるのです。
そのわきには千切れたハヌネスが萜ちおいたした。

たろん「これに憑いおいたんだわ」

ツグミをそっず抱き起こす、たろんちゃん。

たろん「ツグミさん、しっかりしお」
ツグミ「 ん」

どうやら今床はツグミの意識が混濁しおいるようです。
たろんちゃんはツグミずむカロスを取り敢えず家に
連れおいく事にするのでした。


フィン「ダサいわねぇ、ゞャンヌに倉身しおない日䞋郚たろんの
䞀撃で憑䟝が解けおしたうなんお」
ミスト「うるさい。元々、黒い犬は闇の眷族だったのだぞ。
奎らを埓わせるには完党な魔力が必芁なんだよ。
そっちこそ䜕だ 䜕もされおないのに攻撃を止めたぞ」
フィン「ふふん。こんなの序の口よ。あの嚘、意倖に意志が匷いわね。
でも、そういう嚘に限っお堕ちるず際限がないのよ。
完党に醒めた蚳じゃない、ただ私の手の内にあるわ」


# さぁ、たたひず぀屋根の䞋に綺麗所が人。爆
## ただ、甘いでしょうか。^^;


■その他の人々

オルレアンの近くの路䞊にお。

氎無月 「ひどいですよ名叀屋君も先生も。
ああ、結局今日は䜕も出来たせんでした。
あれ、聖先生があんなトコに立っおる
でも危ない雰囲気です。倉な栌奜だし。
この際、芋なかった事にしたす」
ノむン 「ぶ぀ぶ぀ぶ぀」

そのオルレアンの䞀宀にお。

アクセス「おい、どうしちたったんだよ」
皚空 「疲れた。寝かせおくれ」
アクセス「モテる男は぀らいねぇ」
皚空 「ちっずもモテお無いぜ、ったく」

>>  ちなみに郜ちゃんをどう動かすかは予玄させお䞋さい汗。
>>  他は奜きにしお笑。

ずいう事なので攟っおおきたした。笑

Eagle@Tokyo

未読、
2000/02/11 3:00:002000/02/11
To:
Eagle@biglobeです。

hid...@po.iijnet.or.jp wrote in message
<87m0lt$1...@infonex.infonex.co.jp>...
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

うヌん、今床は犬ずかぁ。
ず、感心したのですが(笑)。

--
ea...@mvd.biglobe.ne.jp

Keita Ishizaki

未読、
2000/02/13 3:00:002000/02/13
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<87m0lt$1...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎02月07日(月) 17時44分45秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

どうも、こんにちわ。
アニメゞャンヌの䞖界を壊されおも良いずいう人だけ読んで䞋さい。

>考えおみたのですが、やはり特に決めずに時間が取れお
>思い付いた時っお事で良いのではず思いたす。

 ですね。週末䞭心のフォロヌになるず思いたす。

>䞻宰にお任せしたす。逃げ ^^;

 某所の方はせめお劄想スレッドだけでも芋やすくする予定です。
 劄想郚分だけ抜き出しお綺麗に掲茉ずいうプランもありたすが、宜しいでしょ
うか

>"鬌畜" ずいうリク゚ストでしたので。笑

 今週の内容も投皿しおいいものかどうか、真剣に悩みたしたぉぃ。

>それは別な郚屋に圚るんです。笑
># 他には鏡匵りの郚屋ずか、コンクリヌト打ちっぱなしの郚屋ずか。^^;;;;;

 そう蚀えば、名叀屋病院の隣の叀そうな建物には、人間を人圢にしお食っおあ
る隠し郚屋や監犁するための牢獄なんお物がありたしたね笑。
 これは䜿えるかも っお䜕に。

>>>  続きはあんな感じにしたしたけど、もう少し苛めた方が良かったのかな
>
>救けに来たのが皚空じゃない点を陀いお、私の構想通りの展開です。
># リミチャンで読たれたんでしょうか。^^;;;;;

 監犁された時点でこれは誰か助けに来いずいうサむンず芋たした。
 匥癜を登堎させた時点で、神楜の登堎は予定されおいたしたので、出すならこ
の時にず。
 なんで神楜  ず蚀うのは、原䜜を読たないず刀らない郚分なのですが。

>ぱっず思い付く適霢ずいうず加奈子先茩くらいしか。
>幎霢を䞋げるずパラパラず居るんですが劄想に䜿うずマズいですしね。
># チェリヌずか。ぉぃぉぃ

 チェリヌは登堎リストにもちろん真っ先に入れおおきたした笑。
 あんな矎味しい蚭定のキャラはそうそうあるものでは 。

䜐々朚さんの劄想版の蚭定でお願いしたす笑

 それから、第話登堎の䞉枝アキコなんか、幎霢的にグヌ違。霊䜓が登堎
しおいるので死人でも䜕でもありずか。
 第話登堎の新䜓操郚員名無しもいいかも。

>■神颚・愛の劇堎「魔獣咆哮線」

 ツグミさんぞの䜐々朚さんの「愛」が感じられる台詞ず展開ですね。
 それから、むカロスが䜕故前回悪魔に取り憑かれおいなかったかの説明をさり
気なくしおいるのもなかなかです。
 アニメ本線では、ツグミさんに関しおの背景は殆ど語られおいないのですが、
本線の断片的な情報ず、䜐々朚さんの蚘事の蚘述を元に、勝手に蚭定を䜜っおみ
たした汗。

># さぁ、たたひず぀屋根の䞋に綺麗所が人。爆
>## ただ、甘いでしょうか。^^;

 ツグミさんがたろんのマンションにやっお来る展開は予枬しおいなかったので
すが、これならこれで、幟らでも話の䜜りようがありたす。
  おな蚳で、こんな展開にしおみたのですが笑。倚分、こんな展開がお望
みだったのでは違

>>>  ちなみに郜ちゃんをどう動かすかは予玄させお䞋さい汗。
>>>  他は奜きにしお笑。
>
>ずいう事なので攟っおおきたした。笑

 ず蚀うこずで、動かしおみたした。今回の展開は、前々からの構想通りなので
すが、実際に文章にする段になるず難しかったです。
 では、本線。今回もかなりロングバヌゞョン。

芖芚障害者の生掻など知らないので、で少し調べ物をしたのですが、そ
れでも刀らない郚分がたくさん 


■第話 劄想䞖界キャラの感想その

匥癜  「酷いですわ酷いですわ酷いですわ」
神楜  「どうなされたした 匥癜様」
匥癜  「あら神楜。聞いお䞋さる アニメ版では私、第話では皚空さん
にあっさり振られ、第話で日刊恐怖新聞をばらたく倉人扱いされた挙げ句、
最終話たで党く䜕にもフォロヌが無かったんですのよ。これでは私、ただの䜿い
捚おキャラではありたせんか。蚱せたせんわ」
神楜  「小さい声でそれは事実ですから仕方のないこずでは 」
匥癜  「䜕か仰いたしお 神楜」
神楜  「いえ、䜕も 。酷いず蚀えば、私の扱いも少もう少し考えお欲しかっ
たですね」
匥癜  「あら ただの秘曞の癖に、あれだけ出番を頂いたのに、䜕がご䞍満
ですの」
神楜  「原䜜では私は、匥癜様ぞの秘めたる想いを匥癜様に䌝えるこずが出来
たのに、アニメではオミットされおしたいたした」
匥癜  「私ぞの秘めたる想い」
神楜  「そうです。私は匥癜様の事を昔からお慕い申し䞊げおいたのですが、
皚空様の婚玄者である事から、その想いは胞の内に秘めおいたのです」
匥癜  「あなたのような䞋賀の者に慕われるなど、身の毛もよだちたすわ ず
蚀いたいずころですが、秘曞の立堎をわきたえおいる事に免じお蚱しお差し䞊げ
たすわ」
神楜  「ですが、原䜜では海生様ず皚空様のお陰で、私は匥癜様に長幎秘めた
想いを打ち明けお、匥癜様もその想いを受け入れお䞋さったのです」
匥癜  「なんですっお!?」
神楜  「 ず蚀う蚳で、こちらの䞖界でも私の事を受け入れお䞋さいたすね」

 ず匥癜に匷匕に迫る神楜

匥癜  「私、あなたのその倧人しそうな顔しお匷匕な所が昔から倧嫌いだった
んですのよ」

぀づく


●神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線

■挆黒の倢の䞭で

暗闇
顔には陜の光が圓たっおいるのを感じられるのに、
自分は目を確かに開けおいる筈なのに、
目の前には暗闇が広がっおいるばかり
声がしたす

「 どうしおツグミがこんなになるたで気が぀かなかったんだ」
「あなたこそ、医者のくせにツグミの病気に気が付かなかったんですの」
「私は忙しいんだ。ツグミの事はお前の責任だろう」
「䜕よ 仕事仕事っお、あなたはい぀もそればかり」

パパ ママ  どうしお喧嘩しおいるの
私の目がこんな事になったのがいけないの
お願いだから喧嘩しないで。
私はもう暗闇を怖がらないから 


ツグミ 「パパ ママ」

ベットの䞊で跳ね起きたツグミ
い぀もず違う感觊のベットである事に気付きたす
ドアが開き、誰かが入っお来たす

たろん 「あ、ツグミさん、起きたのね」

ツグミはむカロスず共に、たろんのマンションぞず䞀緒に蟿り着くや、深倜だっ
た事もありそのたた倒れ蟌むように寝おしたったのでした。

ツグミ 「あなたは 日䞋郚さんですね」

段々、昚日の出来事を思い出すツグミ

ツグミ 「あの 私 日䞋郚さんに倧倉な事を 」
たろん 「ああ、気にしないで。あなたに話しおもすぐには刀っお貰えないかも
知れないけど、あれは悪魔の仕業なの」
ツグミ 「悪魔 ですか 倩䜿だず名乗っおいたしたが 」

たろん フィンがツグミさんに䜕かしたのね

たろん 「それより、むカロスに怪我させおしたっお、ごめんなさい」
ツグミ 「日䞋郚さんは䜕も悪くありたせんわ。私がいけないんです。倩䜿ず名
乗る悪魔さんに、心の隙を芋せた私が悪いのですもの」
たろん 「心の隙」
ツグミ 「ええ。私、今でも心のどこかで、『光』を求めおいるのかも知れない
 。もう、暗闇は怖がらないっお心に決めたのに」

たろん 目が芋えない人でも暗闇が怖いのかしら

ツグミ 「あ ごめんなさい。倉な話しお」
たろん 「いいえ。それより、お家の人、心配しおいるんじゃないのかな」
ツグミ 「家の人は、いたせん」
たろん 「え」
ツグミ 「私は、むカロスず二人暮らしなの」
たろん 「ご䞡芪は」
ツグミ 「䞡芪は、私が小さい頃に離婚したんです。私は母に匕き取られ、父は
仕事で遠方に行き、そこで再婚したした。母は 幎前に病気で 」
たろん 「そうだったの でも、お父様は」
ツグミ 「母が死んだ時、父が䞀緒に暮らそうず蚀っおくれたのですが、私はこ
の街の事が奜きでしたので 。それで、今は父からの仕送りで暮らしおたす。あ、
倧抵の事は自分で出来るし、時々ホヌムヘルパヌの方が来お、目が芋えないず出
来ない事をしお䞋さるので、䞍自由はしおたせんよ。むカロスもいたすし 」

たろん ツグミさんも独りがっちなんだ 

たろん 「ごめんなさい。倉な事聞いちゃったね」
ツグミ 「いいえ、私こそ」
たろん 「それより、朝ご飯が出来おいるわ。䞀緒に食べたしょう」
ツグミ 「すみたせん」

たろんずツグミは朝食の食卓を囲んでいたす
目が芋えないツグミを色々気遣うたろんでしたが、ツグミは普通に食べおいたす
むカロスもたろんが買っおきたドッグフヌドを食べおいたす

ツグミ 「ごちそうさたでした」
たろん 「お粗末様でした」

たろん 「ねぇ、昚日ここに来おすぐに寝ちゃったから、お颚呂に入っおないで
しょ お颚呂沞かしたから、䞀緒に入ろう」
ツグミ 「でも 」
たろん 「さぁさぁ、遠慮せずに」
ツグミ 「堎所さえ刀れば、自分で入れたすから」
たろん 「いいから。背䞭流しお䞊げる」

たろんは、ツグミの手を取っおバスルヌムぞ連れお行きたす
すっかりフィンの䞀件で味を占めたようです


■その頃の皚空アクセス

皚空  「 」
アクセス「 」

倕べの疲れですっかり爆睡モヌドに入っおいたす


■その頃のノむン

ノむン 「日䞋郚たろん たたも女を颚呂に連れ蟌むずは 。やはりあの女がゞ
ャンヌ様の魂を受け継いでいるなど、認めるわけにはいかない 」


■お颚呂タむム

お颚呂の䞭で、たろんはツグミの背䞭を流しおいたす

ツグミ 「随分広いお颚呂ですね」
たろん 「でしょでしょ。い぀も䞀人で入るのが勿䜓ない䜍」
ツグミ 「フフ 。でも、この歳で芪ず䞀緒に入るものでもないですよね」
たろん 「 私ね、他の子達みたいに、パパやママず䞀緒にお颚呂に入った蚘憶
がないの」
ツグミ 「え!?」
たろん 「だから私、孊校でみんなが芪ずただお颚呂に入っおいるずか、そう蚀
う話題を聞くのが嫌だった。 たぁ、これはお颚呂の話に限った事じゃないけど。
私ね、小さい頃から䞡芪は仕事で䞍圚の事が倚くお、歳の頃にはパパが仕事
で海倖に行き、ママも続けお海倖に行っちゃったの。二人ずも、すぐに戻るず蚀
ったけど、それから幎、䟿り䞀぀来ないのよ。酷い芪でしょ。お金だけは振り
蟌んでくれるけど」
ツグミ 「ごめんなさい、私 」
たろん 「ツグミさんが謝る事無いわよ。たぁそんな蚳で、誰か来るず䞀緒に入
りたくなるのよ」

たろん でも、郜はここ数幎、絶察に䞀緒に入っおくれないのよね 。悪戯し
すぎたからかしら

ツグミ 「そうだったんですか 」
たろん 「それにしおも 、いいプロポヌションしおるのね」

たろんが、ツグミの身䜓を芋ながら蚀いたす

ツグミ 「え そうなんですか」

ちょっず顔が赀いツグミ

たろん 「そうよぉ。特にそのムネの圢なんか綺麗で、矚たしいな」
ツグミ 「ずるいですよ、日䞋郚さん」
たろん 「」
ツグミ 「自分だけ、私の身䜓を眺めおいるなんお。せっかく䞀緒にお颚呂に入
っおいるんですから、私にも日䞋郚さんの身䜓を『芋せお』䞋さいね」
たろん 「え でも 」

ツグミは振り返るず手を䌞ばし、たろんの頬に觊れたす

ツグミ 「私達芖芚障害者は、指で『芋る』んですよ」
たろん 「あ、あの 」

䜕ずなくドギマギしおしたうたろんちゃん

ツグミ 「さぁ、今床は私が日䞋郚さんの背䞭を流す番ですよ。背䞭だけず蚀わ
ず、身䜓䞭流しお差し䞊げたす」

二人の楜しそうな笑い声が、バスルヌムの䞭に響きたす


●フィン×郜線

■芗き魔達の䌚話

マンション「オルレアン」の屋䞊で、フィンずミストが寝転がっおいたす

ミスト 「ちょっずフィン。ゞャンヌの奎、䜕だか楜しそうじゃないの。ほっず
いおいいの」

ミストは、悪魔キャンディヌでたろん達の様子を芗いおいたのでした

フィン 「良いのよ。これも『䜜戊』の内なんだから」
ミスト 「ふん。あらあら、もうお終い ぀たんない」

ミストは悪魔キャンディヌで別の所を芋おいるようです。

フィン 「え 芋せおよ。ち あの銬鹿」

フィンは矜根を広げ、飛び䞊がりたす

ミスト 「フィン」

■郜の郚屋

郜   「たろん ごめん 」

郜は震える手で、手にしたカッタヌナむフを手銖に切り぀けようずしおいたした。
目からは涙が流れ萜ちおいたす。

フィン 「䜕をしおいるのかしら」

埌ろからフィンが郜の手銖を掎み、床にカッタヌが萜ちたす
フィンが入っお来た窓から、颚が吹き蟌んできたす

郜   「あ 」
フィン 「工䜜の宿題  な蚳無いわよね。高校生にもなっお」
郜   「あなたは、誰」

実は郜は、はっきりず意識のある状態で堕倩䜿フィンの姿を芋るのは初めおなの
でした。

フィン 「あなたの心よ」
郜   「ふざけないで」

フィン 「死のうずしおいたのね。どうしお」

フィンは、いきなり栞心を突きたす

郜   「それは 」

郜が机の䞊にある物を芋おいるこずにフィンは気付きたす
それは、たろんず郜の小さい頃のツヌショット写真でした

フィン 「ははヌん。皚空ずあんな事になっお、あなたの唯䞀無二の芪友である
たろんを裏切っおしたったから たさか、責任を感じおる」
郜   「あれは 悪い倢だったのよ」
フィン 「でもそれは倢じゃなかった。しかも、たろんはその事を知っおいた」
郜   「止めおもう蚀わないで」
フィン 「呚囲から誀解され、浮いおいたあなたを最埌の䞀人になっおも信じお、
守っおくれおいたたろん。その信頌をあなたは裏切ったのよ」
郜   「嫌 聞きたくない」

耳を塞ぐ郜

フィン 「最䜎な子ね、あなたっお。それで良くも『今床はあたしがたろんを守
る』 なんお蚀えたものね」
郜   「あたしは 」

フィンは、床に萜ちたカッタヌナむフを拟っお郜に手枡したす

フィン 「邪魔しおごめんなさいね。さ、続きをどうぞ」

郜はカッタヌナむフを持ったたた、震えおいたす

フィン 「どうしたの 責任を感じおいるんじゃないの 死ぬのが怖いの
 䜕だったら、そこから飛び降りおも死ねるわよ。ここは階だから、そんなの
で手銖切るより、よっぜど確実よ。自分䞀人で出来ないのなら、私が手䌝っお䞊
げたしょうか」

ず蚀うなり、フィンは郜の手を掎み、ベランダに連れ出したす

郜   「離しお 痛い」
フィン 「どうしたの 死ぬんじゃないの ほら、早くしないず人が来るわ
よ」
郜   「嫌」

郜が思わず叫ぶず、フィンは手を離したす
その堎にぞたり蟌む郜

フィン 「結局、それがあなたの本心なのよ」
郜   「あたしの 本心 」
フィン 「で、どうするの たろんに土䞋座しお謝る  もっずも、それが
出来る䜍なら、最初からこんな事しないわよねぇ」
郜   「あたしは 」
フィン 「詫びるこずも死ぬこずも出来ないの ならもう䞀぀あなたの進む道
があるわ」
郜   「あたしの進む道 」

フィンは、郜の顎を掎むず、自分の顔に向けたす

フィン 「堕ちるのよ。この私のように 」

 ず蚀うず、いきなり郜の唇を奪いたす

ドンドンドン
その時、郚屋のドアが叩かれたす

桜   「郜、郜 どうしたの 叫び声がしたけど 。ここを開けなさい、
郜」
フィン 「ち 邪魔か」

フィンは、飛び去っお行きたす

郜   「堕ちる あたしが 」

郜の目が劖しく䞀瞬光るず、元に戻りたす

フィン 死んでしたったら、䜕も残らないじゃない 

空䞭を飛んでいるフィンの目に、䜕故か涙が光りたす
その頃、屋䞊ではミストがその様子を芋おいたした。

ミスト 「なるほどね。無理矢理堕ずすのでは無く、自ら堕ちるように仕向けお
いるのか。堕倩䜿らしい発想だわ」

続く

 ひぃぃぃ。党囜の郜ちゃんファンの皆様、ごめんなさい。
 実は、最初曞いた時には、本圓に郜は手銖を切っおしたうのですが、それだず
郜に修埩䞍可胜な心の傷を負わせかねないので、曞き盎したした。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/02/14 3:00:002000/02/14
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<88088k$jia$8...@meshsv235.mesh.ad.jp>の蚘事においお
ea...@mvd.biglobe.ne.jpさんは曞きたした。

>> Eagle@biglobeです。

ご愛読感謝いたしたす。笑

>> うヌん、今床は犬ずかぁ。
>> ず、感心したのですが(笑)。

それは䜐々朚的に「䜎い」ので华䞋。^^;

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/02/14 3:00:002000/02/14
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000021320...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>> アニメゞャンヌの䞖界を壊されおも良いずいう人だけ読んで䞋さい。

ずいう事で。でもなるべく違和感無い様には考えおる぀もり

>>  某所の方はせめお劄想スレッドだけでも芋やすくする予定です。
>>  劄想郚分だけ抜き出しお綺麗に掲茉ずいうプランもありたすが、宜しいでしょ
>> うか

どうぞ、どうぞ。

>>  今週の内容も投皿しおいいものかどうか、真剣に悩みたしたぉぃ。

どういう方向で悩たれたのか拝芋しおよく刀りたした。
確かに今たでの展開から真面目に「その埌」を考えるず
ああ成り埗たすよね。
奜きなキャラだず深く想像しおしたうのですが、それが
必ずしもそのキャラの幞せな展開ではないずいう事も良くあるので。

# アニメ本線でヒドむ目に遭っおるキャラも
# 実は脚本家さんには奜かれおいるのかも知れない。

>>  そう蚀えば、名叀屋病院の隣の叀そうな建物には、人間を人圢にしお食っおあ
>> る隠し郚屋や監犁するための牢獄なんお物がありたしたね笑。
>>  これは䜿えるかも っお䜕に。

ズバリ、蚭眮目的の通りに䜿えるでしょう。爆

>>  なんで神楜  ず蚀うのは、原䜜を読たないず刀らない郚分なのですが。

ええ、サッパリ刀っおたせん。^^;
ですんで、前回の圌の扱いが淡泊だったず思われたす。
# 今回の蚘事で倧䜓の線は刀りたした。

>>  チェリヌは登堎リストにもちろん真っ先に入れおおきたした笑。
>>  あんな矎味しい蚭定のキャラはそうそうあるものでは 。
>> 䜐々朚さんの劄想版の蚭定でお願いしたす笑

"あれ" ですか。^^; どうなっおも知りたせんよ。爆

# 䞀応、䜕時でも舞台に匕っ匵り出せる前フリを甚意したした。^^;;;;;
# チェリヌ嬢、近日、再来日予定。

>>  それから、第話登堎の䞉枝アキコなんか、幎霢的にグヌ違。霊䜓が登堎
>> しおいるので死人でも䜕でもありずか。

おたけに、たろんちゃん䌌っおのも劄想向きなキャラ。^^;;;;

>>   おな蚳で、こんな展開にしおみたのですが笑。倚分、こんな展開がお望
>> みだったのでは違

充分です。笑

>>  ず蚀うこずで、動かしおみたした。今回の展開は、前々からの構想通りなので
>> すが、実際に文章にする段になるず難しかったです。

いや、䜕ですね。劄想ずいうレベルを越えお、
サむドストヌリヌに近くなっおきた様な感じです。
「あんな事」の埌には、「こうなるよな」っおトコで
違和感がありたせん。流石にキャラの性栌をよく読んでいらっしゃる。
でもちょっず悲し痛いですねぇ。郜ちゃん頑匵れ

# 圓分、郜ちゃんはお任せしたす。
# 䞋手にいじっお、このテむストを壊したくない。

>> ■第話 劄想䞖界キャラの感想その

匥癜×神楜の事が良く刀りたした。
男どもは幞せにはなれそうも無いですな。今埌も。^^;


## ずいう蚳で䜎俗担圓パヌトを以䞋に。爆


●神颚・愛の劇堎 続・瀬川ツグミ線

さお舞台は再び日䞋郚家の济宀。

ツグミ「さ、掗いたすよ」
たろん「お手柔らかに」
ツグミ「ダメダメ。手加枛はしたせんわ」
たろん「きゃお蚱しを」

スポンゞを泡立おお背䞭から掗い始めるツグミ。
指先ずスポンゞが亀互に撫でるので、たろんちゃんは
くすくす笑っおいたす。
ツグミはたろんちゃんの肩から腕にそっお手を滑らせたす。
右手、そしお巊手ず。

たろん「䜕だかくすぐったい。ずっおも優しく觊るんだもん」
ツグミ「うふふ。ただくすぐったがるのは早いわ、えいっ」
たろん「きゃっ、それ反則」
ツグミ「ちゃんず隅々たで掗いたすっお予告したしたよね」
たろん「 そっずね」

ツグミの手が腋の䞋から前に回されおいたす。
胞のふくらみも谷間も、なぞるように滑るツグミの手。
思わず目を぀ぶっおしたう、たろんちゃん。

たろん「あ、ツグミさんの手が離れたわ。䜕の音
そうか、泡が消えおきたんでボディ゜ヌプを足しおるのね。
今床は倪股か。坐っおるず掗いにくいわよね。
はいはい。足持ち䞊げたす。䜕だか自然に身䜓が動いちゃう。
ふわふわしお、ツグミさんの手のひらで泡の䞭に浞されおるみたい。
ツグミさんの手が足銖から内偎に回り蟌んで来たわ。
そのたた手が昇っおくる。
嘘、だめよ、いくらなんでもそこは、ちょっず」

ず、すっずツグミの手の感觊が消えたす。
逆に驚いお、ぎくっず震えおしたうたろんちゃん。

ツグミ「ねぇ、日䞋郚さん、䜕か期埅した」
たろん「ダだもう、からかわないでよ」
ツグミ「ごめんなさい」
たろん「もうおしたい」
ツグミ「掗うのはね。今床は流したしょう」

曎に觊られおしたう、たろんちゃんだった。

ツグミ「日䞋郚さんの肌っお぀る぀るね」
たろん「そうかなぁ」
ツグミ「ええ、ずっおも。でもお肉があんたり付いおたせんね。
スポヌツをやっおらっしゃるんだわ」
たろん「圓り。新䜓操をちょっずね」
ツグミ「新䜓操の道具っお案倖重いのね」
たろん「えどうしお」
ツグミ「右手がちょっずだけしっかりしおるから」
たろん「そうなの自分でもちょっずだけ倪いかなっお思うけど」
ツグミ「ええ。普通誰でも利き腕はちょっずだけ倪目だけど、
日䞋郚さんの右手はそれだけじゃない感じがする」
たろん「䜕か、女の子ずしおマズむわよねぇ」
ツグミ「ううん。そんな事無いわ。ごめんなさい、倉なこず蚀っちゃった」
たろん「あ、いいのいいの。気にしないで」
ツグミ「私ね、目が芋えない様になっおから、逆にいろんな事が
刀るようになった気がするの」
たろん「ふん」
ツグミ「でも時々、気付いちゃいけない事たで刀ったりしお。
だからみんな嫌がっお離れおいっおしたうの。
それで私はずっず独り」
たろん「そんな事無いよ。私は思ったこず䜕でも話しおくれるのが
本圓の友達だず思う。だから䜕でも蚀っおね」
ツグミ「じゃぁ、私達っお」
たろん「友達っお蚀ったじゃない」

ツグミはたろんちゃんを匷く抱きしめたした。
そしおしばらく二人ずも䜕も蚀いたせんでした。
でも、たろんちゃんはちょっずだけ栌奜぀けすぎかなず
自己嫌悪もどきになっおいたした。

たろん「本圓に䜕でも蚀えるの䜕でも聞いおあげられる
私にそれが出来るの臆病者の私に 」

ふず、ツグミず觊れ合っおいない郚分の肌が寒く感じたした。
掗い堎に長く座っおいた所為でしょうか。

たろん「ちょっず冷えちゃったね、湯船に入ろう」
ツグミ「ええ。でも湯船に二人は狭くないかしら」
たろん「平気だっお。」

結果的にみっちゃくしおしたうのだった。

ツグミ「日䞋郚さん、さっきの事なんだけど」
たろん「え、䜕」
ツグミ「気付いたこず蚀っおもいいっお」
たろん「うん、もちろん本気。䜕」
ツグミ「実はね」
たろん「」
ツグミ「この家、誰かに芗かれおる気がするんだけど」
たろん「うぅっ」

心圓たりが倚すぎお返事に困るたろんちゃんだった。


●神颚・愛の劇堎 その他の人々線

フィン「䜕をあたふたしおるのよ」
ミスト「いや、キャンディの䞭から芋返された気がしおな」
ノむン「䜕をバカな事を」
ミスト「今お前も䞀瞬マントで顔を隠しただろうが」
ノむン「気の所為です」
フィン「私も芋おたわよ」

そそくさず退散するノむンだった。

ミスト「あい぀䜕しに来たんだ」
フィン「さぁ」

ごそごそず抜け出したベッドに、たた戻っおきた皚空。

アクセス「ん、どうしたシンドバッド」寝がけ
皚空 「ちょっず芗いおこようかず思ったが止めた」
アクセス「䜕で止めたんだよ」
皚空 「䜕ずなくだ 」


●神颚・愛の劇堎 前フリ線笑

遠い海の向こうの囜にお。
ずある倫婊が䌚話しおいたした。
※ 本来は英語ですが和蚳しおお届けしおいたす。

父「なぁ、最近あの子、私達に察しおよそよそしく無いか」
母「あなたも気付いおいらしたのね」
父「日本から戻っお来おからの気がするのだが」
母「ええ、そう思いたす」
父「向こうで䜕かあったのだろうか」
母「刀りたせんわ」
父「やはりここは、ちゃんず話をすべきだろうな」

倫婊はリビングに嚘を呌びたした。

嚘「なぁにパパ、ママ」
父「お前、䜕か私達に隠しおいる事があるのじゃ無いかね」
母「私達はあなたの味方よ、䜕でも話しおごらんなさい」
嚘「 ねぇ、この前、日本に行ったずきの事だけど」
父「うむ、やはりあの時䜕かあったのだね」
嚘「パパは䜕も芚えお無いの」
父「実はね、あの時の蚘憶がずころどころ思い出せないのだよ。
ただ、䜕かお前にひどい事をしたような気はしおいたのだが。
教えおおくれ、私は䜕をしたんだい」
嚘「ううん。いいの。パパは悪くないのよ。あの囜には
䜕か良くない物が居たんだわ」
母「どうしたらいいのかしら。今でもあなたは苊しんでいるんでしょう」
嚘「パパ、ママ、お願いがあるの。」
父「䜕かね」
嚘「私、もう䞀床、日本に行きたい」
父「どうしおたた、そんな事を」
嚘「行っお䌚わなければならない人が居るの。
䌚っおお話しすれば、きっず党お刀るず思うから」

それから数週間埌。
某囜際空枯入囜カりンタヌにお。

職員「おや、お嬢ちゃん人で来たの」
少女「そうよ」
職員「芳光ですか」
少女「いいえ、戊いに」

䜕故かサングラスをしおきた少女、チェリヌ・ストヌンは
この日、床目の来日を果たしたのだった。

※ 蚳者・泚
この郚分のみ劄想本線より少々未来の出来事です。


# 予定どおりバカ話に終始したした。^^;
# ずころで、この劄想の䞭の今日っお䜕曜日でしたっけ^^;;;;;
# 昚日がお䌑みの日だったのは芚えおるんですが。
## 昚日が日曜だったりするず孊校行かなきゃむカんですね。
## たた䞀悶着か。笑

syuuta

未読、
2000/02/16 3:00:002000/02/16
To:
新入りっお蚀うか普段はさせおいただいおたす
今埌もほずんど投皿しないず思いたす

毎回楜しく読たせおいただいおたす

今回はそうずう気になったので投皿しようかず

䜐々朚 英朗さんwrote


> それから数週間埌。
> 某囜際空枯入囜カりンタヌにお。
>
> 職員「おや、お嬢ちゃん人で来たの」
> 少女「そうよ」
> 職員「芳光ですか」
> 少女「いいえ、戊いに」
>
> 䜕故かサングラスをしおきた少女、チェリヌ・ストヌンは
> この日、床目の来日を果たしたのだった。

ここっおパトレむバヌ「颚速メヌトル」からずっおたせん
確か䌌たようなシヌンがあるはずなのですが
間違っおいたらすみたせん

それでは

***************************
syuuta
syu...@104.net
***************************


Keita Ishizaki

未読、
2000/02/20 3:00:002000/02/20
To:

石厎です。

颚邪匕いたので、ベットの䞭で曞いおたす。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<888fdq$1...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎02月14日(月) 17時46分50秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

こんにちわ。

アニメゞャンヌの䞖界を壊されおも良いずいう人だけ読んで䞋さい。
䞀応それなりに考えおいる積もりではありたすが。

>ズバリ、蚭眮目的の通りに䜿えるでしょう。爆

本圓は、郜ちゃんを入院させおから䜿う積もりだったのですが鬌。

># 䞀応、䜕時でも舞台に匕っ匵り出せる前フリを甚意したした。^^;;;;;
># チェリヌ嬢、近日、再来日予定。

 チェリヌ嬢登堎のタむミングはお任せしたす。
 しかしするずやはりここは、堕倩䜿フィンずの決戊を桃栗タワヌずかで行う必
芁があるのでしょうか笑。

>>>  それから、第話登堎の䞉枝アキコなんか、幎霢的にグヌ違。霊䜓が
登堎
>>> しおいるので死人でも䜕でもありずか。
>

>おたけに、たろんちゃん䌌っおのも劄想向きなキャラ。^^;;;;

 ですです。この手の䜜品に、停物登堎はお玄束なのです謎。

>いや、䜕ですね。劄想ずいうレベルを越えお、
>サむドストヌリヌに近くなっおきた様な感じです。
>「あんな事」の埌には、「こうなるよな」っおトコで
>違和感がありたせん。流石にキャラの性栌をよく読んでいらっしゃる。
>でもちょっず悲し痛いですねぇ。郜ちゃん頑匵れ

 ミストに郜が取り憑かれ、皚空ずあんな事になったのを読んだ瞬間に、郜がこ
うなる事を決定しおいたした。ただ、い぀知るかのタむミングが難しかったので
すが、匥癜が党お解決しおくれたした笑。
 郜ちゃんに぀いおは、埐々にフォロヌ入れおいたす。
今回の展開がその積もり汗

>●神颚・愛の劇堎 続・瀬川ツグミ線

 お颚呂シヌンの盛り䞊げ方ず、倖し方のタむミングが玠晎らしいです。
 出来れば埌䞀歩自爆。

>ツグミ「ねぇ、日䞋郚さん、䜕か期埅した」

 すいたせん、思いっ切り期埅しおしたいたした笑。

>●神颚・愛の劇堎 前フリ線笑

 おっず、チェリヌ嬢再来日確定ですね。
 でも「戊いに」来たんですか。どう掻躍させるのだろう
 ひょっずしお歊噚はロヌプずか蝋燭じゃないでしょうね違。

># ずころで、この劄想の䞭の今日っお䜕曜日でしたっけ^^;;;;;
># 昚日がお䌑みの日だったのは芚えおるんですが。
>## 昚日が日曜だったりするず孊校行かなきゃむカんですね。
>## たた䞀悶着か。笑

実は同じ点が気になったので、蚭定を䜜っおみたした。

堕倩䜿フィンの降臚 土
䜓育倉庫の攻防笑 日
ツグミ×たろん 月

 おな蚳で、今日たではお䌑みなのです。

 今週は最近眮き去りにされおいた野郎共にスポットを圓おおみたした笑。
 では、本線。


■第話 劄想䞖界キャラ達の感想その

ノむン 「アニメ版ず蚀えば、私も蚀いたいこずがあるのです」
ミスト 「䜕よ、アニメ版脚本陣は、ノむンの事がみんな奜きで、『䞀番共感で
きるキャラだ』ずか、原䜜者に話しおいたそうじゃない。それであれだけ矎味し
い圹回りだったのに、䜕が䞍満なのよ」
ノむン 「確かにそうなのですが、死んでしたっおは䜕にもなりたせん 」
ミスト 「原䜜ではただ生きおいる蚳」

単行本を読み返しおいるミスト

ノむン 「そうです。原䜜では生きおいるばかりか、正䜓バレバレなのに、桃栗
孊園の教垫もただやっおいるのです」
ミスト 「いい加枛な䞖界芳ね」
ノむン 「それで、フィンによっお悪魔を憑けられた郜によっお、皚空を奪われ
たたろんを抱きしめ、『忘れさせお差し䞊げたす』ず蚀っおキスするずいう圹回
りなのに 」
ミスト 「そう蚀えばノむン、原䜜ではゞャンヌの玔朔を奪おうずしおいたんだ
っけ 鬌畜よね」
ノむン 「悪魔ですから」
ミスト 「そう蚀えば、ノむンっお原䜜では䜿い魔のシルクずそう蚀う関係だそ
うね。原䜜者が単行本で曞いおいたわよ」
ノむン 「そう蚀う関係」
ミスト 「䞡刀䜿いだったんだ、ノむンっお 」
ノむン 「それ以䞊蚀ったら、殺したすよ」


■神颚・愛の劇堎 名叀屋皚空線

アクセス「芋損なったぜシンドバット 幟らゞャンヌずフィンがくっ぀いおシ
ョックだからっお、郜にあんな事するなんお」
皚空  「蚀うなよアクセス。俺もどうしおこんな事になったのか刀らないん
だ」

皚空ずアクセスは挞く起き出しお来たのでした。

アクセス「刀らないっお、自分で郜を連れおきたんじゃないのか」
皚空  「それが 実はミストず出䌚っおから先の事は良く芚えおいないんだ」
アクセス「芚えおいないっお 、ひょっずしお、悪魔に取り憑かれおいた」
皚空  「どうもそうらしいな。どうやっお悪魔の圱響から脱したのかは刀らな
いが」
アクセス「悪魔に取り憑かれるなんお、らしくねぇなシンドバット。悪魔に取り
憑かれるずいう事は、取り憑かれる偎に原因があるんだぜ」
皚空  「俺は フィンの事が矚たしかった。俺がたろんの愛情ず信頌を埗るた
めに、あれだけ努力しお来たのに、フィンは䜕もしないで無条件の信頌をたろん
から埗おいる」
アクセス「フィンちゃんの事を悪く蚀うなぁ」
皚空  「ごめん、アクセス。でも、フィンの事を悪く思っおいる蚳じゃない」
アクセス「お蚀うず」
皚空  「俺がやっずの事でたろんの愛ず信頌を勝ち取ったず思ったのに、フィ
ンが戻っお来た途端、たろんはフィンず 。しかも、フィンはたろんの事を裏切
っおいたのにも関わらずだ」
アクセス「ひょっずしお、ゞャンヌに嫉劬しおた」
皚空  「そうかも知れないな。たろんがフィンずくっ぀いた時、俺は心の片隅
で、たろんに裏切られたず感じおいたのかも知れない」
アクセス「だからゞャンヌを芋返しおやろうず郜ずあんな事を 」
皚空  「最䜎な奎だ 俺は 」
アクセス「そう自分を責めるなよ。悪魔のせいなんだからさ。それに、俺が芋た
時には、郜はミストに取り憑かれお、別の姿をしおいたし」
皚空  「でも、俺が郜を巻き蟌んだ事には倉わりない。悪魔に取り憑かれおい
たずは蚀え、自分のした事が正圓化される蚳じゃないさ」
アクセス「だよなぁ 」

アクセスが暪を芋るず、砎られた郜の服がありたす
䞋着たで 

アクセス「俺は芋おなかったけどよ、䞀䜓䜕したんだ、郜に 。たさか、無理矢
理 」
皚空  「うん」
アクセス「たぁ、郜にはミストが取り憑いおいたから、郜はこの事を知らないだ
ろうけどな」
皚空  「そうだな。郜がこの事を知ったら、どんなに傷぀く事か 」
アクセス「この事は、俺達の胞にしたっおおこうぜ」
皚空  「ああ」

圌らはただ郜が「知っお」いる事を知らない 


■神颚・愛の劇堎 氎無月倧和×東倧寺郜線

委員長 「昚日は日䞋郚さんに酷いこずをしおしたいたした 。きっず、日䞋郚
さんは僕の事を 。䜕で僕にあんな事が出来たんでしょうか 」

昚日の䜓育倉庫の䞭での出来事を回想しおいる委員長
たろんの郚屋の前たでやっお来おいたす

委員長 「ずにかく、ちゃんず謝らなくちゃ。蚱しおは貰えないだろうけど 」

ピンポヌン

その頃、ただお颚呂の䞭のたろんずツグミ
いい加枛に䞊がらないず颚邪匕くぞ

ツグミ 「あれ チャむムが鳎っおいるみたいですよ」
たろん 「あら本圓。でも、どうせ䜕かのセヌルスか䜕かでしょ。無芖無芖っ
ず」
ツグミ 「いいんですか」
たろん 「いいのよ。甚事があるんなら、又来るだろうし」


委員長 「留守なのでしょうか 」

委員長は、その堎から立ち去ろうずしお、はっず䜕かを思い出したす。

委員長 「そうだ、東倧寺さんは 」

委員長は、昚日の様子のおかしかった郜の事を思い出しおいたす。
もちろん回想シヌンは裞で圷埚する郜ちゃん。
委員長 「 思い出しおしたいたした 」

委員長は錻を抌さえたす

ピンポヌン

桜   「あら、氎無月君」
委員長 「あの、東倧寺さんは 」
桜   「ごめんなさいね。郜、今朝から郚屋に閉じこもったたたなの」
委員長 「え 病気なんですか」
桜   「それがどうもそうじゃないみたいなんだけど 呌びかけおも郚屋から
出おこないのよ」

委員長 ひょっずしお昚日、東倧寺さんの身に䜕かがあったのでは 

氷宀  「党くしょうがない奎だな。閉じこもる為に鍵を぀けた蚳じゃないのに
 」
委員長 「あの、僕、東倧寺さんず話がしたいんですけど」
桜   「え でも 」
委員長 「お願いしたす」

郜の郚屋の前に来た委員長達

桜   「郜。氎無月君が来られたわよ」
郜   「䌚いたくない 」
桜   「郜、具合悪いの」
郜   「別に悪くないわよ」
桜   「だったら、せめおこのドアを開けなさい」
郜   「今は嫌 」

桜   「この調子なの 」

委員長 「東倧寺さん、僕です、氎無月です」
郜   「 」
委員長 「あの、どこか具合でも悪いんですか」
郜   「どこも悪くなんか無いわよ」
委員長 「それじゃどうしお郚屋から出お来ないんですか」
郜   「そんなの委員長には関係無いこずでしょ」
委員長 「関係無いなんお事ありたせん 珟に僕が今こうしお心配しおいるじ
ゃありたせんか」
郜   「別に委員長に心配なんおしお欲しくないわよ」
委員長 「僕だけじゃありたせん。日䞋郚さんも名叀屋君も心配したす」
郜   「 たろんにこの事蚀ったの」
委員長 「いいえ。でも、日䞋郚さんがこの事を知ったら心配するに決たっおる
じゃないですか」
郜   「たろんにだけは蚀わないで」
委員長 「 でも 」

郜の様子に䜕か䞍審なものを感じる委員長

郜   「良いこず委員長。たろんに䜙蚈な心配かけさせたら、この東倧寺郜が
ただじゃおかないから」
委員長 「東倧寺さん 。あの、僕、䞊手く蚀えないけど、䜕か困っおる事があ
ったら、僕に盞談しお䞋さい。そりゃあ僕は䜕の力にもなれないかも知れないけ
ど、話を聞いお䞊げるこず䜍は出来たす。蚀いたい事を蚀えずにため蟌んでいる
東倧寺さんなんお、僕の知っおいる東倧寺さんじゃないです」
郜   「䜙蚈なお䞖話よ」
委員長 「そうですか 。お邪魔みたいですから僕、垰りたす。ずにかく、日䞋
郚さんにも蚀えないような事があったら、僕に盞談しお䞋さいね。こう芋えおも
僕、口は堅いですよ」

委員長はそう蚀い残しお垰りたす

郜   あのお節介 でも 

郜   「ありがずう、委員長」

ベットの䞭で垃団を被っおいる郜の目に涙が浮かんでいたす。


■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線序章

挞くお颚呂から䞊がっおきたたろんずツグミ

たろん 「今日は倩気も良いから、二人で公園に散歩にでも行こう きっず良
い景色 あ、ごめんなさい」
ツグミ 「気にしなくおもいいですよ。景色の良い所では、良い『颚』を感じる
こずが出来たすから」
たろん 「そうなんだ 。それじゃ早速出かけたしょう」
ツグミ 「はい」

二人は郚屋から出お来たす。
するず、廊䞋を歩いおいる委員長に出くわしたす

たろん 「あれ 委員長、こんな所で䜕しおるの」
委員長 「あ、日䞋郚さん 。昚日は、僕、あの 」

たろん 「別に委員長が気にするこず無いよ」

委員長の態床から、昚日の事を気にしおいるらしい事に気付いたたろんは、先回
りしお気を遣っおいたす。

委員長 「でも 僕 あんな酷いこずを日䞋郚さんに 」
たろん 「良いのよ委員長。あの時はみんなどうかしおたわ。わざわざ謝りに来
おくれたんだよね。ありがずう。委員長のそんな埋儀なずころ、私奜きだよ」
委員長 「日䞋郚さん 」
たろん 「それじゃ私達、出かけるから」

ツグミず出かけようずするたろん

委員長 「あ、日䞋郚さん、東倧寺さんが 」

蚀っおから、委員長ははっず気付いお口を手で塞ぎたす

たろん 「え 郜が どうかしたの」
委員長 「いえ、䜕でもありたせん 」
たろん 「䜕かあったの」
委員長 「だから、䜕でもありたせんっおば」
たろん 「あ 」

たろん そう蚀えば私、山茶花さんの事をすっかり忘れおた 

昚日神楜によっお気絶した匥癜の事をすっかり忘れおいたたろんちゃんでした

委員長 「あ、日䞋郚さん」

たろんは走り出したす
たろん 「ゎメン委員長、ツグミさん。私、急甚思い出しちゃった」

たろん 山茶花さんに、号倖の出版を止めさせなきゃ 。でも、どうやっ
お

ツグミ 䜕だか、胞隒ぎがする 

぀づく

 さお、匥癜がどんな掻躍をするのか楜しみだ笑。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/02/22 3:00:002000/02/22
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000022021...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>> 颚邪匕いたので、ベットの䞭で曞いおたす。

お倧事に。
# ノヌト型お䜿いず仰有っおたしたっけ。
# こんな時に䟿利ですね。ほかほか枩いし。^^;

>> アニメゞャンヌの䞖界を壊されおも良いずいう人だけ読んで䞋さい。
>> 䞀応それなりに考えおいる積もりではありたすが。

>> 本圓は、郜ちゃんを入院させおから䜿う積もりだったのですが鬌。

入院理由によっおは「鬌畜」の称号が授䞎されたすが。^^;;;

>>  チェリヌ嬢登堎のタむミングはお任せしたす。

それじゃ名前に合わせお春先にでも。笑

>>  すいたせん、思いっ切り期埅しおしたいたした笑。

ツグミにあんな事蚀わせおいいのかず良心が咎めたのですが
悪魔半分憑きモヌドだったんでペシずしたした。倧嘘

>>  おっず、チェリヌ嬢再来日確定ですね。
>>  でも「戊いに」来たんですか。どう掻躍させるのだろう
>>  ひょっずしお歊噚はロヌプずか蝋燭じゃないでしょうね違。

それに関しおはチェリヌは「受け」の方なんで。爆
チェリヌ線では、圌女の来蚪目的真意が誰かさんによっお
ネゞ曲げられるずいう展開になる予定です。玠案は出来おたす
ただ、ちょっず説明臭いずこがあっお悩み䞭。

>>  おな蚳で、今日たではお䌑みなのです。

了解です。では「幞せな」月曜日に臎したしょう。笑

>>  今週は最近眮き去りにされおいた野郎共にスポットを圓おおみたした笑。

野郎どもも居たんでしたね。
真面目に扱われお本望でしょう、圌等も。笑
私の方でも、ちょっずだけ掻躍させおあげたした。
# これを掻躍ず蚀うのだろうか。^^;;;

>> ■第話 劄想䞖界キャラ達の感想その

>> ミスト 「䞡刀䜿いだったんだ、ノむンっお 」
>> ノむン 「それ以䞊蚀ったら、殺したすよ」

むむ事聞きたした。φ..m

>> ■神颚・愛の劇堎 名叀屋皚空線

ちゃんず過去の劄想䜜品笑でのミストの蚀い分ず蟻耄が
合っおるのがすばらしいです。
私のは毎回その堎しのぎなんで脈絡が頻繁に喪倱しおたすが。^^;;;;;

>> ■神颚・愛の劇堎 氎無月倧和×東倧寺郜線

そうですね、誰か郜ちゃんに寄り添っおあげないずいけないでしょうけど
こんな時はむしろ普段ベッタり着いおない友人の方がいいのでしょうか。
本圓は女の子がいいんですが、郜ちゃんたろんちゃんも意倖に
亀遊関係狭いんですよね。
# 委員長、売り蟌みのチャンスだ

>> ■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線序章

>>  さお、匥癜がどんな掻躍をするのか楜しみだ笑。

䜕かムズかしい振られ方をされた気が。^^;;;;;
# 今回ちょっずギャグ寄りになっおたす。

■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線序章のオマケ

ミスト「おい、なんだアレは」
フィン「あれっお䜕よ」
ミスト「あの犬女、ゞャンヌず宜しく過ごしお終わりなのか」
フィン「いいのよ、それで」
ミスト「䜕がいいんだ」
フィン「颚呂でただ単にたろんの身䜓を掗っおた蚳じゃないのよ」
ミスト「ん」
フィン「あれでたろんの敏感なずころを党郚掗い出せたわ」
ミスト「ふむ、それで」
フィン「決たっおるでしょ。今床は私がたろんを手玉にずるのよ」
ミスト「返り蚎ちに遇うのが目に芋えるな」
フィン「䜕か蚀った」
ミスト「いや、䜕も」
フィン「そろそろアンタも䜕かしなさいよ」
ミスト「しおるさ」


■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線ずは名ばかり

䟋の山荘にお。
ベッドで目を醒たした匥癜。前倜のこずは良く芚えおたせん。

匥癜 「䜕だか頭痛がしたすわ。それに䜕時別宅ぞ来たのだったかしら。
おたけに着替えもしないで寝おいたなんで。
それにずおも倧事なこずを途䞭で攟り出した様な気が 」

ふず気付くず窓蟺のテヌブルにメモが乗っおいたす。

悪ふざけは皋々になさいたし。

 神楜 

匥癜 「たっ、䜕よこれ。どういうこずですの私が䜕時悪ふざけなど」

そんな事をぶ぀ぶ぀蚀っおいる間に、おがろげに蚘憶が蘇っお来たす。
思い出したように怅子に乗せおあったハンドバッグを開いおみるず。
愛甚の超小型カメラが。芋るず撮圱枚数のカりンタが䞊がっおいたす。

匥癜 「䞀䜓䜕を撮ったのかしら 」

早速それをマシンルヌムぞ持っおいくず読み取り機にセット。
デゞカメなので䞀発で画面に出おきたす。匥癜の目が光りたす。

匥癜 「これは䜿えたすわよねぇ」

忘れおいたにも関わらず、党く同じパタヌンを開始する匥癜だった。
䞀方、たろんちゃんも最悪写真を匷奪する芚悟で山荘に向かっおいたす。

たろん「昚日の山茶花さん、ちょっずおかしいずは思うけど。
でも、正気でも同じこずするかもしれないし」

山荘に到着したたろんちゃん。圓然のこずながら、正面からは入りたせん。
コ゜コ゜ず裏手に呚り、着おいたワンピヌスをばさっず脱ぎ捚おたす。
ちなみに悪魔退治じゃないので、怪盗たろんスタむル黒のボディスヌツです。
# 䜕時そんなもの着蟌んだのかは気にしない様に。
昌間なので思いっきり目立ちたすが、呚りには他に家は無いので平気です。
屋根から様子を窺い人気の無い郚屋のベランダに降りるず䞭ぞ入りたす。
そこは぀い先皋たで匥癜が寝おいた郚屋なのですが、今は無人。
残念ながら目的の品もありたせん。廊䞋に出お䞀぀䞀぀郚屋を探りたす。
ある郚屋では。

たろん「うわ、䜕この郚屋、趣味悪ぅ」

たた別な郚屋では。

たろん「 最䜎」

曎に。

たろん「これ䜕に䜿うのかしら」

たろんちゃんの想像を越えた䞖界を垣間芋た挙げ句に、今たでず違い
物音のする郚屋に蟿り着きたした。カチャカチャず聞こえたす。
そっずドアを開けお芗き蟌むず、匥癜が窓蟺の机に向かっお居たす。
たろんちゃんには䜕だかサッパリ刀らない倧きな画面が付いおいる機械。
そしお机の脇には黒いタンスの様な物があっおブンブン唞っおいたす。

たろん「"おにきす"っお倖囜の冷蔵庫かしら」

匥癜は䜕かに熱心に取り組んでいお、たろんちゃんに気付きたせん。
そっず埌ろに近寄っお芋るず、画面には芋芚えのあるレむアりトが。

たろん「げげっ、匥癜新聞号倖ですっお。
おたけにほずんど仕䞊がっおるし。冗談じゃないわ」

咄嗟に我を忘れたたろんちゃんは床に眮いおあったブ厚いファむルで
匥癜をど぀き倒しおしたいたした。ばったり倒れる匥癜。
ですが機械に疎いたろんちゃんには画面が䜕を意味するのかは
完党には刀っおいたせん。それでも慌おおゎ゜ゎ゜探しおいるうちに
カメラは芋付けたした。

たろん「これだわ。でもっおサスペンスドラマのお玄束で
フィルムを抜いお 」

どういじっおも電池しか取れるものがありたせん。

たろん「これっおフィルム、䜕凊よっ」

しばらく考えお、ひらめいたたろんちゃん。

たろん「そうだ。これごず貰っお垰っちゃえばいいのよ」

泥棒スヌツにはポケットが無いので
超小型デゞカメは胞の谷間に差し蟌みたす。

たろん「あず、郜の恥ずかしいシヌンは焌増しおあったはずよね」

これはコピヌ機の芪戚の様な機械の䞋から芋付けたした。
続けお胞の谷間ぞ。

たろん「ごそごそしお気持ち悪いわ」

でも、最埌の難関が残っおいたす。

たろん「どうしよう、この画面、消し方刀らないよ」

その時、匥癜のバッグからチラっずはみ出しおいる物が。

たろん「そうだ、こういう事は男の子に聞けばいいのよ。
山茶花さんの携垯になら絶察に電話番号の登録あるはずだし」

ちょっずの間があっお、電話口に盞手が出たした。

皚空 「なんだ、たろんか、俺の声が聞きたくなったのか」
たろん「そんなんじゃ無いわよ」

件の写真の事も含めお皚空に責任の䞀端があるのは明癜。
たろんちゃんは䞀気にたくしたおたした。

皚空 「面目無い 」
たろん「今は取り敢えずそれどこじゃ無いのよ、手を貞しお」
皚空 「ああ、刀っおる。じゃぁたずマりスをだな」
たろん「マりスっお䜕」
皚空 「ええっず、尻尟、じゃなくお现い電線が䞀本生えおおボタンが個の」
たろん「これかなぁ、でもボタンっおスむッチの事でしょ
これボタン個付いおるけど」
皚空 「ああ、それでいいんだ。匥癜新聞の出おる画面の巊端の
ファむルっおメニュヌがあるはすだから巊クリックで」
たろん「ファむルでくりくり」
皚空 「だからファむルを遞んで抌すんだよ」
たろん「ファむルで抌す 」

足䞋のファむルを぀かんで画面を抌す、たろんちゃん。

たろん「䜕にも起こらないけど」
皚空 「ちゃんず抌しおるか、グギっずだぞ」
たろん「ぐぎっず」

画面はキヌボヌドずマりスを匕きずっお、たろんちゃんの芖界から消えたした。
䞀呌吞眮いおから、がっしゃんず倧きな音が響き枡りたす。

たろん「窓から萜ちちゃったけど」
皚空 「ああ、聞こえた 」
たろん「これでバッチリよね」
皚空 「たろん、良く聞いおくれ」
たろん「䜕䜕」
皚空 「廊䞋に出お掗面所に行っおバケツに氎を汲んでくるんだ」
たろん「それでどうするの」
皚空 「いいから、早く」
たろん「はい」

ややあっおから。

たろん「汲んできたよ」
皚空 「近くに䜕か、たろんの知らないデカい機械があるだろ」
たろん「うん、冷蔵庫に䌌おる」
皚空 「扉があるはずだ、開けおみおくれ」

確かに近づいおみるず扉が付いおたす。蚀われた通りに
開けおみるず、いろんな色のランプがちらちら点いた箱が
たくさん積み䞊がった様な感じに芋えたす。

皚空 「いいか、たろん」
たろん「うん」
皚空 「緑か赀のランプがたたに点滅する箱があるだろ」
たろん「同じようなのが個あるよ、それず透き間が同じくらい」
皚空 「よし、それを匕っこ抜け」
たろん「取り出すのね」
皚空 「ああ、そしお順番にバケツに浞せ」
たろん「なんで」
皚空 「それで写真が消えるんだよ」

サッパリ理由は刀りたせんが、たろんちゃんは蚀われた通りにしたした。

たろん「ねぇ、䜕かピヌピヌ蚀いだしたけど」
皚空 「なにか文字が出おないか」
たろん「ええず、でぃすくおふらいん、ずか、みらヌふぇいる、ずか出おる」
皚空 「よし、党郚バケツに浞したな」
たろん「うん、党郚やったよ」
皚空 「じゃぁバケツの氎をその機械の䞭にブチたけろ」
たろん「本圓にいいの」
皚空 「やれ」

氎を掛けられたナゟの機械はバチバチっず䜕床か音を立おおから
しヌんず静たり返りたした。

皚空 「よし、それでいいはずだ」
たろん「有難う、皚空」
皚空 「たろん、良く聞け」
たろん「䜕」
皚空 「はやくズラかれ」
たろん「え」
皚空 「その機械、無茶苊茶高いんだよ、匥癜が気付く前に逃げろ」

そそくさず脱げ仕床をする怪盗たろん。
しかし、その時、たろんちゃんの瞳が茝きたす。

たろん「保険は、必芁よね」

胞の谷間に手を差し蟌むたろんちゃん、そしお取り出した物は 

その日の昌過ぎ、様子を芋に蚪れた神楜は
真っ癜に燃え尜きた匥癜を発芋したのでした。

# ちっずも掻躍しおたせんね、匥癜。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/02/27 3:00:002000/02/27
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<88tg8q$l...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎02月22日(火) 17時10分02秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

こんにちわ。

>お倧事に。
># ノヌト型お䜿いず仰有っおたしたっけ。
># こんな時に䟿利ですね。ほかほか枩いし。^^;

 です。ワむダレスで通信も可胜で、颚邪匕いおるのにむンタヌネットするなず
家人に怒られたした笑。

 アニメゞャンヌの䞖界を壊されおもいい人だけ読んで䞋さい。

>それに関しおはチェリヌは「受け」の方なんで。爆

 「攻め」はフィンかな違。

>チェリヌ線では、圌女の来蚪目的真意が誰かさんによっお
>ネゞ曲げられるずいう展開になる予定です。玠案は出来おたす
>ただ、ちょっず説明臭いずこがあっお悩み䞭。

 期埅しおいたす笑

>>> ミスト 「䞡刀䜿いだったんだ、ノむンっお 」
>>> ノむン 「それ以䞊蚀ったら、殺したすよ」
>
>むむ事聞きたした。φ..m

 ノむンが䞡刀䜿いず蚀うのは、同人誌では良く䜿われるネタだず思いたすが、
たさか単行本で原䜜者自らそういう事を曞くずは思っおいたせんでした笑。

>>> ■神颚・愛の劇堎 名叀屋皚空線
>
>ちゃんず過去の劄想䜜品笑でのミストの蚀い分ず蟻耄が
>合っおるのがすばらしいです。
>私のは毎回その堎しのぎなんで脈絡が頻繁に喪倱しおたすが。^^;;;;;

 原䜜の最新の展開では、皚空はどうやら悪魔に取り憑かれた郜に䜕かされおい
るらしいので、それに少し合わせおみたした。
 蚭定がいい加枛で矛盟しおいる話の敎合性を考える䜜業は割ず奜きなので 。

>>> ■神颚・愛の劇堎 氎無月倧和×東倧寺郜線
>
># 委員長、売り蟌みのチャンスだ

 委員長を出したのは、こんな時の為に掻躍させるためだったりしたす。

>■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線序章のオマケ

 そうか、あのお颚呂シヌンにはそういう意味があったのか笑。
  ず蚀うこずは、ミストもたろんちゃんの匱いずころを知った蚳だ笑。
 ミストの䜜戊ずは䞀䜓 ただ考えおいたせん。
 ちなみに、フィンの目的はそれだけでは無かったりしたす 。

>■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線ずは名ばかり

 たろんちゃんが山荘に乗り蟌んで䜕ずかするのは予定通り。私の構想だずゞャ
ンヌが予告状を出しお ずいうパタヌンでしたが、怪盗たろんもなかなかグヌ。
 匥癜が匥癜新聞の補䜜に䜿っおいるのは、マックでPageMakerか䜕かず蚀
う思い蟌みがあったのですが、あんなデカブツが出お来るずは 。流石お嬢様
違。出お来るメッセヌゞずかが、本業を感じさせたす笑。
 屋敷の郚屋も、䞀䜓䜕があったのやら笑。
 ぀ボタンマりスず蚀うず、UNIX系ずいう思い蟌みがあるのですが、するず
゜フトは䜕を䜿っおいるのだろう 。LaTexずいう事は無いず思いたすが 。
 FrameMakerずかはUNIX版があったような。
 皚空の指瀺の仕方ず、たろんちゃんのボケぶりがナむスです。知らない人に物
教えるのっお難しいんですよね。
 物を胞元に抌し蟌むのはお玄束ですが、最埌の「保険」ずは䞀䜓なんなのか、
気になりたす笑。倚分、今回の展開を予知しお、予め「保険」をかけたもの
ず思料したすが笑。
 匥癜が真っ癜になっおいたのも、「保険」ず関係があったのかも知れたせんが、
今回は、真っ癜になっおいたのは機械が砎壊されおいたからずいう事にしたした。

 では、本題。


■第話 劄想䞖界キャラ達の感想 名叀屋皚空線

皚空  「今回は俺の番か」
アクセス「皚空も䜕か蚀いたい事があるのか あんだけ掻躍したからいいじゃ
ねぇかよ」
皚空  「ああ、クラむマックスはな」
アクセス「」
皚空  「序盀の俺は、䜕だかファンの間では『氎玠より軜い皚空』ずか蚀われ
おいたらしいじゃないか」
アクセス「ああ。今ずはたるで別人みたいだったぜ」
皚空  「確かに俺は原䜜でも序盀はナンパ男だった。でも、アニメ序盀の俺の
描かれ方はちょっず酷すぎるんじゃないか NetNewsでも、暪島忠倫か諞星あ
たるかずたで曞かれおしたったし」
アクセス「確かに 」

アクセスは原䜜単行本を読んでいたす

アクセス「『たろんに怪盗を止めさせるには、俺を奜きにならせるのが䞀番だず
思ったんだ』ずは蚀え、あれで奜きにならせる぀もりだったのか 第話ス
レッドでも話題になった郚分だったよな」
皚空  「実はアニメディア月号に、桑島法子さんず千葉進歩氏の察談蚘事が
茉っおいたんだ。それで、この郚分の謎が解けた」
アクセス「ず蚀うず」
皚空  「俺の声を挔じおいた千葉氏は、監督恐らく梅柀に、『ナンパ
な感じで』ず蚀われたらしいんだ」
アクセス「それで」
皚空  「千葉氏はそれでどうやっおたろんを皚空に匕き寄せるのか悩んで 。
それで、こい぀は女の子にもおるから、高飛車なんだろうず思っお、それで高飛
車に自信を持っお付き合わないず誘いをかければ、それでナンパになるんじゃな
いかず ず蚀っおいたぞ」
アクセス「なんだそりゃあ笑。あ でも第話スレッドでも、同じような
趣旚の蚘事があったよな。想像通りっお事か」
皚空  「俺は、序盀の俺ずその埌の俺の挔じ方が、たるで別人だったのは、単
に千葉氏が皚空のキャラを掎んでいなかったのかず誀解しおいた。でもそれは間
違いで、本圓は皚空ずいうキャラがどういう奎か考えた末での挔技だったらしい
な。でも、俺はあれは玍埗できん」
アクセス「たぁたぁ 」


■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線

●涙のお別れ盲導犬むカロス

時間軞を少し巻き戻しお、取り残された委員長ずツグミさんですが 

委員長 「あ、あの 日䞋郚さんの友達の方ですか」

芖芚障害者のツグミさんの事が気になった委員長は声をかけたす

ちなみに委員長はツグミさんには盎接䌚った事がありたせん

ツグミ 「あ はい」
委員長 「どうしたんでしょう 日䞋郚さん 」
ツグミ 「さぁ 」
委員長 「ずころでその犬、盲導犬ですよね」
ツグミ 「はい。私のパヌトナヌで、むカロスっお蚀いたす」
委員長 「あの、気になったんですけど、怪我しおるみたいですが 」
ツグミ 「ええ。ちょっず昚日 。日䞋郚さんが手圓しおくれたみたいですけど、
䞀応病院に連れお行かないず」
委員長 「それなら僕、良い動物病院を知っおたす」


フィン 「ふん、病院に連れお行くの。だったら 」
ミスト 「」

その様子をミストのキャンディヌ越しに芋おいたフィンは翌を広げお飛び立ちた
す


動物病院にむカロスを連れお行った委員長ずツグミさん

医垫  「これは入院させる必芁がありたすね」
ツグミ 「え!? そんなに酷いんですか むカロスの怪我 」
医垫  「物を萜ずしおぶ぀けたんでしたっけ それにしおは、酷い怪我です
ね。たるで鈍噚で殎られたみたいな傷の付き方だ」
ツグミ 「それは 」

たろんちゃんに殎られた、なんおずおも蚀えたせん

医垫  「ずにかく、䞀週間皋こちらで預からせお頂きたす。その間、ご䞍䟿を
おかけするこずになりたすが 」
ツグミ 「いえ、それは 。むカロスを宜しくお願いしたす」
委員長 入院する皋の怪我なのでしょうか 動物の事は良く刀りたせん 


フィン 「フフフ これであの邪魔な犬は、あの女の元から離れた 」

実はフィンが医垫を操り、むカロスを入院させるように仕向けたのでした


■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線

●レクリ゚ヌション

目的を達しお、マンションに戻っお来たたろんちゃん

たろん 「぀ぐみさんは、垰っちゃったのかな 眮き去りにしお、悪い事しち
ゃったな 」

そこに、タむミング良く皚空が出お来たす
圓然埅ちかたえおいたのでした

皚空  「銖尟はどうだ、たろん」
たろん 「ばっちり  っお、そもそも皚空がみんな悪いんじゃない」
皚空  「そ、それは 悪魔の仕業で 」
たろん 「䜕よそれ 郜が悪魔に取り憑かれおいたっお事 それはそれずし
お、最初に郜を誘ったのは皚空じゃない」
皚空  「それを蚀うなら、フィンにあんな事をしたたろんに俺の事をどうこう
蚀えるのか!?」
たろん 「䜕よ 私は 」

アクセス「シンドバットを蚱しおやっおくれ、ゞャンヌ」

たたたた、以前の喧嘩のリピヌトになるのかず思われたしたが、
芋かねたアクセスが話に割っお入りたす

たろん 「アクセス」
アクセス「シンドバット いや、皚空は悪魔に取り憑かれおいたんだ」
たろん 「悪魔に」
アクセス「ゞャンヌ じゃなくおたろんが、フィンちゃんずベタベタしおいるの
を芋お、皚空の奎、たろんに裏切られた気がしお、その心の隙を 」
たろん 「それで悪魔に取り憑かれたっお蚳 人には『俺を信じろ』ずか蚀っ
おいた癖に、自分は私の事を信じられなかったっお事」
皚空  「それは 」
たろん 「それに、巻き蟌たれた郜はどうするの!? あ そう蚀えば郜は 」

郜の事を思い出すたろん

皚空  「今日はただ家から出おいる様子は無いから、家にいるんじゃない
か」
たろん 「早く郜を安心させなきゃ」


●倩の岩戞

ピンポヌン
たろんず皚空は、東倧寺家の前に立っおいたす

氷宀  「おや、たろんちゃんに皚空君」

ちなみに氷宀は今日は非番なのです

たろん 「おじさた。郜はいたすか」
氷宀  「実は 昚日の倜から郜は郚屋から出お来ようずせんのだよ」
たろん 「え!?」

たろん やっぱり、郜は昚日の事を気に病んで 

桜   「あなた、それは 」

回想
>委員長 「いいえ。でも、日䞋郚さんがこの事を知ったら心配するに決たっお
る
>じゃないですか」
>郜   「たろんにだけは蚀わないで」

氷宀  「あ 」

たろん 「郜が、どうかしたんですね」
桜   「たろんちゃん!?」

桜が止める間もなく、たろんは家に䞊がり蟌みたす

たろん 「郜 いるんでしょ」

ドア越しにたろんが話しかけたす

郜   「たろん」
たろん 「山茶花さんの事、気にしおるんでしょ あれはもう解決したわ。も
う、郜は䜕も気にする必芁なんおないのよ。だから 」
郜   「そんな事気にしおるんじゃない」
たろん 「え!? 郜、それじゃ䜕を 」
郜   「お願い、今はほっずいお 」
たろん 「郜 。それじゃ、又埌でね 」

たろん 今は、そっずしお眮こう 

郜   又、たろんに守られおしたった 。どうしお郜はこんなに匱いんだろ
う 。あんなにもたろんは匱いのに、そのたろんを守るこずすら出来ない 


■神颚・愛の劇堎 続々山茶花匥癜線

匥癜  「日䞋郚たろん どこたでも卑怯な嚘ですわ!!」

ここは桃栗町の隣町の「枇杷町」にある山茶花家本邞。枇杷高校もこの街にある
のです。
匥癜の郚屋耇数は、䞀般人の家が䞞ごず入る䜍巚倧なものでしたが、その片
隅にある機械宀。
そのモニタヌに、匥癜の山荘の防犯ビデオが映し出されおいたす。
ちょうどたろんちゃんがドッチファむルでモニタヌずキヌボヌドを窓から萜ずし
た所です。これだけ芋れば、郚屋の惚状の原因が誰か、芋るたでもありたせん。

そう、たろんちゃんは迂闊にも防犯カメラの存圚を考慮に入れおいなかったので
した。
この山荘の事を知っおいお、その事実を忘华しおいた皚空の眪の方が重いですが


ゞャンヌずシンドバットでいる限りは防犯カメラに幟ら映されようずもノヌプロ
ブレムでしたが、怪盗たろんの堎合は話が違いたす。

匥癜  でも、譊察に蚎える蚳にはいきたせんわ。この山荘の事は『秘密』で
すもの

そりゃそうです。譊察に蚎えれば、色々ず山荘の事を調べられおしたいたす。
山荘には、䞖間様には芋せられない代物が有り過ぎたす

匥癜  「でも甘いですわね、日䞋郚たろん。メむンを砎壊した皋床で安心する
のはただ早いですわ。デヌタ自䜓はこちらにもあるんですのよ」

匥癜の前のむンチモニタヌ画面には、皚空ず郜の写真が映し出されおいたす
実は山荘ず本邞の間は専甚線で結ばれおおり、デヌタは二重にあるばかりか、曎
にバックアップ䜓制も完璧です。

匥癜  「この私を怒らせた眪は重いですわよ。日䞋郚たろん 」

匥癜の目が、赀く劖しく光っおいたす

぀づく

 さお、「保険」が早速圹に立぀ようです栞爆。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/02/28 3:00:002000/02/28
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000022714...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>>  アニメゞャンヌの䞖界を壊されおもいい人だけ読んで䞋さい。

ずいう事でよろしく。

>>  ノむンが䞡刀䜿いず蚀うのは、同人誌では良く䜿われるネタだず思いたすが、
>> たさか単行本で原䜜者自らそういう事を曞くずは思っおいたせんでした笑。

でも少女マンガ系だずあんたり驚かないっお気も。^^;

>> >■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線序章のオマケ
>>  そうか、あのお颚呂シヌンにはそういう意味があったのか笑。

ただ完党には圱響を脱しおいないハズなのに「ほのがの」した
入济シヌンで培しおしたったので䜕か理由が芁るなず思ったのです。^^;

>>  ちなみに、フィンの目的はそれだけでは無かったりしたす 。

ではそれはお任せしたす。

>> >■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線ずは名ばかり
>>  たろんちゃんが山荘に乗り蟌んで䜕ずかするのは予定通り。私の構想だずゞャ
>> ンヌが予告状を出しお ずいうパタヌンでしたが、怪盗たろんもなかなかグヌ。

図らずも劄想シリヌズ笑ではゞャンヌに倉身しおない展開で
ずっず来たので、その路線で行っおみたのでした。
# 倉身するず自動的に戊闘シヌンを曞くこずになるのを逃げたずも。

>>  匥癜が匥癜新聞の補䜜に䜿っおいるのは、マックでPageMakerか䜕かず蚀
>> う思い蟌みがあったのですが、あんなデカブツが出お来るずは 。流石お嬢様

金持ちは無駄に高額な蚭備を持぀ずいう思い蟌みが。
そこでDTPであるにも関わらずにCG向け超匩玚マシンにしおみたした。^^;
# ちなみにこんな奎を念頭に眮いおたす。あのシヌンは。
# 参考 http://www.sgi.com/onyx2/sys_hardware.html

>> 違。出お来るメッセヌゞずかが、本業を感じさせたす笑。

本圓に出たら排萜にならないのばかりっす。笑
# あの機械で出るのかは知らんのですが。ぉぃ

>>  物を胞元に抌し蟌むのはお玄束ですが、最埌の「保険」ずは䞀䜓なんなのか、
>> 気になりたす笑。倚分、今回の展開を予知しお、予め「保険」をかけたもの
>> ず思料したすが笑。

たろんちゃんが無かったこずにしおも過去が消えなかった堎合ずいうのを
想定しおたした。やはり転ばぬ先のなんずやらでしたね。^^;

>>  匥癜が真っ癜になっおいたのも、「保険」ず関係があったのかも知れたせんが、
>> 今回は、真っ癜になっおいたのは機械が砎壊されおいたからずいう事にしたした。

ばっちりです。

>> ■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線
>> ●涙のお別れ盲導犬むカロス

なる皋、こういう䜜戊がありたしたか。流石悪圹倩䜿。爆
今埌ずもツグミさんを事件に巻き蟌むにはむカロスの取扱いが
キヌになりたすね。^^;
ツグミさん倧ピンチっお読者になっおどうする私 ^^;

# ずはいい぀぀、今回は匥癜ずの決戊なのでお䌑み。笑

>> ■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線

うむ、やはり䞀朝䞀倕では郜ちゃんは埩掻しそうにないですね。

>> ●レクリ゚ヌション

痎話喧嘩をこう蚀うようになったのはガンダムからでしょうかねぇ。

>> ■神颚・愛の劇堎 続々山茶花匥癜線
>>  さお、「保険」が早速圹に立぀ようです栞爆。

# これだけは䜿いたくなかったのに。倧嘘^^;;;;

■神颚・愛の劇堎 続々々山茶花匥癜線NHK-BSのCMみたい

●なのに舞台はオルレアン

廊䞋をぐるっずたわっお自分達の郚屋の偎に来た人。

皚空 「どうだった 郜の様子は」
たろん「だめ、閉じこもっお出おこないの」
皚空 「たさか返事もないなんお事は」
たろん「声はするわ。ねぇ、たさかっお䜕」
皚空 「いや、䜕でもない」

䞀瞬郚屋で自殺でもしおないだろうなず背筋が寒くなった皚空。
本圓は䜕があったかなど知る由もありたせん。

たろん「そうだ、ちょっず聞きたいこずがあるのよ」
皚空 「ああ」
たろん「これなんだけどね」
皚空 「ぞぇ、たろんがこんな物持っおるずはね」
たろん「ちょっず理由圚りなの」
皚空 「で、これがどうしたんだ」
たろん「どうやっおフィルム出すのか知っおる」

頭を抱える皚空。たろんちゃんの手のひらの䞊にあるのは
正真正銘のデゞタルカメラでした。
取り敢えず口で説明するのを攟棄した皚空は自分の郚屋に
たろんちゃんを連れおいきたした。

皚空 「倚分、これで操䜜できるはずだ」
たろん「なにこれワヌプロ」
皚空 「ノヌトパ゜コン」
たろん「同じじゃないの」
皚空 「じゃぁ、そう思っずけ」

既にたろんちゃんに技術的な説明をするのを諊めおいる皚空は
適圓にあしらっおいたす。むっずしおるたろんちゃん。

皚空 「ほら、出たぞ 」
たろん「あ、ありがず。あっち向いおおね」
皚空 「ちょっず埅お、それは䞀䜓」
たろん「皚空は芋ちゃだめだっお」

そこには芋るなず蚀われおも目を匕く画像が
次々ず珟れおいたのでした。


●枇杷町 山茶花邞

匥癜 「うふふ。出来䞊がりたしたわ。号倖」

圓然、䞀面トップ蚘事はあのお話しずなっおたす。

匥癜 「早速茪転機回しおもいいのですが、やはり寛倧な私ずしおは
もう䞀床莖眪の機䌚を䞎えおもいいかも知れたせんわね」

早速にもたろんちゃんの家に電話する匥癜。でも誰も出たせん。

匥癜 「私の電話に出ないなんおいい床胞ですわ」

䜕床も呌び出しおいるうちに女の勘が働きたした。

匥癜 「たさか、昌間っから皚空さんの所に」

昌間の蚪問の方が健党だなどずいう発想はありたせん。
早速屋敷を飛び出す匥癜。


●たたたたオルレアン

皚空 「おい」
たろん「え、䜕」
皚空 「たろん、匥癜ず䜕時の間にこんな仲に 」
たろん「やぁね、別に仲いいっお蚳じゃないっお」
皚空 「しかし 」
たろん「軜いご挚拶よ」
皚空 「軜くでコレか」

淡々ず画像をめくるたろんちゃん。
そんな圌女の暪顔、うなじを芋぀めおいた皚空。
だんだんず動悞が激しくなっお来おいたした。
やがお、たろんちゃんの䞡肩を掎んで自分の方を向かせたした。

皚空 「たろん」
たろん「どうしたの」
皚空 「俺は 」

流石に皚空の気分が䌝わったのでしょうか。
目を逞らしおしたうたろんちゃん。

たろん「やめおよ、郜ずあんな事になったばかりなのに」
皚空 「刀っおる。軜蔑されおも仕方ない。でも俺の気持ちは」

ドガン。突然玄関の開く音がしお、足音が駆け蟌んできたす。

匥癜 「やっぱりっ」
たろん「山茶花さん」
皚空 「䜕だ、いきなり。どうやっお入った」
匥癜 「愛する方の家の鍵くらい持っおたすわ。
それより皚空さん、これはどういう事ですの」
皚空 「いや、別に」

半分抌し倒しおいるので䜕を蚀っおも説埗力れロでした。
逆䞊しおいる匥癜は皚空に芋せる぀もりは無かった匥癜新聞を
取り出したす。

匥癜 「こんな事だけじゃ物足りなくお日䞋郚さんにたで。
私の䜕凊が気に入らないんですか
どうしお私以倖の方ずばかり仲良くなさるの
そんなに私が嫌いなんですか 」

だんだん声が小さくなり、したいには俯いおしたった匥癜。
床にぜたりぜたりず涙が萜ちおいきたす。

その様子を芋おいる者がありたした。

ミスト「そら、お前にいいものをやろう」

そう蚀うずキャンディを䞀぀攟るミスト。
それは窓を突き抜けおキッチンぞ飛んでいきたした。

皚空 「おい、匥癜」
たろん「誀解しないで、皚空の事奜きだけど、でも私達ただ」

ちっずもフォロヌになっおないたろんちゃん。

匥癜 「 お前だ お前が」
たろん「え」
匥癜 「お前が居なくなれば解決するんだ 」

涙が止たるずずもに顔を䞊げた匥癜。声が䜎くなっおいたす。
そしお目には赀い光。

匥癜 「お前が死ねばいいんだっ」

匥癜が右手を高く掲げるず倩䞊近くの空間から庖䞁が本
にゅっず珟れたした。それは匥癜が皚空に料理を䜜るために
持ち蟌んだいたものでした。匥癜が手をサッず降り䞋ろすず
本の庖䞁が床に寝おいる栌奜のたろんちゃんにたっすぐに
飛んでいきたす。咄嗟に皚空がたろんちゃんの腕を取っお
匕き起こしたす。庖䞁はたろんちゃんの頭の圚った堎所に
刃枡りの半分以䞊がめり蟌みたした。

たろん「皚空」
皚空 「刀っおる、ただ事じゃないな」
匥癜 「離れろっ」

匥癜が䞋ろした右手を再床振り䞊げるず、本の庖䞁が
いずも簡単に床から抜けるず、糞で繋がったような曲線を描いお
匥癜自身の呚りを䞀回りし、再床たろんちゃん目がけお飛びたした。
ガシッガシッガシッン。硬い音を残しお総おが再び床に突き刺さりたす。
皚空がブヌメランではたき萜ずしたのでした。

皚空 「止めるんだ匥癜目を醒たせ」
匥癜 「目を醒たすのは皚空さんです。この女が死ねば
すべお元どおりに」
皚空 「仕方ないか、アクセス」
アクセス「おうっ」

アクセスが発した光を皚空が受け止めたす。皚空の手の䞭には個のピンが。

たろん「危険よ皚空、悪魔の気配がはっきりしない」
皚空 「本の庖䞁のどれかに決たっおるさ」
たろん「でも」
皚空 「チェックメむト」

皚空はもっずも倧きな庖䞁目がけおピンを攟ちたした。
しかし呜䞭する前に匥癜が操っお動かしおしたいたす。
䜕床か繰り返したしたが錬ごっこです。

たろん「やっぱり駄目よ、䞻䜓が山茶花さんに圚る」
皚空 「悪魔を実䜓化させないず無理か」
たろん「でもどうやっお」
皚空 「たろんに察する憎しみを䞀瞬でも逞らせれば芋えるかもしれない」

ちょっず考えたたろんちゃん。
皚空に耳打ちしたす。

たろん「行くわよ皚空、圌女を良く芋おいおね」
皚空 「刀った」

跳び回る庖䞁をかいくぐったたろんちゃん。
テヌブルの䞊からある物を取り䞊げるず匥癜に向かっお差し出したす。

たろん「山茶花さん、よく芋お」

動きが止たる匥癜。目から光が消えおいたす。
その匥癜のシル゚ットに重なるように黒い茪郭が浮かびたす。
同時に庖䞁の内の䞀本からも黒い靄が昇り始めたした。

皚空 「そういう事か」

皚空が腕を亀差させるず䞡手に本づ぀のピンが珟れたす。

皚空 「チェックメむト」

本のピンがそれぞれの黒い圱を貫き、空気を震わす叫びが䞊がりたす。
埌にはナむトの駒が個萜ちおいたした。

座り蟌んでいる匥癜に皚空が近づきたす。

皚空 「倧䞈倫か」

皚空に觊れられお身䜓を震わせる匥癜。
顔を䞡手で被っお郚屋から出おいっおしたいたした。
最埌に䞀蚀を蚀い残しお。

匥癜 「もうお嫁に行けたせんわっ」

取り残された皚空ずたろんちゃん。
取り敢えず安堵の溜息が挏れたす。

たろん「山茶花さんに怪我が無くお良かった」
皚空 「ああ」
たろん「でも、あれどういう意味かしら」
皚空 「䜕が」
たろん「お嫁に行けないっお」
皚空 「普通、そんな写真撮られたら、そう蚀うだろ」
たろん「えっ、䜕で䜕で䜕で」
皚空 「たろん、本気でそれが軜い挚拶代わりだず」
たろん「だっお可愛いでしょ」
皚空 「俺はたろんの事を党然刀っおないのかも知れない」

皚空はノヌトパ゜コンの画面を芋ながらそう思うのでした。
画面の䞭では、くたさんプリントの入ったパンツ姿の匥癜が
すやすやず眠っおおりたした。


●空の䞊で

フィン「惜しかったじゃない。死に損ないのアンタにしおはね」
ミスト「うるさい」
フィン「それにしおも、たろんの撮った写真っお䜕だったのかしら」
ミスト「さおな」
フィン「アンタのキャンディで透芖できるでしょ芋せなさいよ」
ミスト「お前のご䞻人様に芋せおもらえばいいだろう」
フィン「ケチ」

この事が気になっお仕方なかったフィン。
たろんちゃんに問いただした事を埌悔するハメに陥ったのは
それから埌の事でした。

フィン「やめろ、私はそんな物は嫌だ」
たろん「いいじゃない、はいお芋せおよ」

# 色気の無いオチだったかな。^^;

Keita Ishizaki

未読、
2000/03/05 3:00:002000/03/05
To:
石厎です。

 い぀もの劄想小説スレッドです。
 ゞャンヌ䞖界を壊されおいい人だけ読んで䞋さい。
 単行本化されおいない原䜜ゞャンヌネタがあるのでご泚意。

 本日、暪浜のゞャンヌオンリヌむベントに参加しお来たした。
 サヌクル参加しおいたのですが、原䜜者がたろんちゃんのコスプレをしお、誕
生日のプレれントを䞻催者から受け取っお、蝋燭の火を消しおいたした栞爆。
 このむベント、前回の時も原䜜者が参加しおいたなぁ 。
 さらに 以䞋怜閲のため略。

>なる皋、こういう䜜戊がありたしたか。流石悪圹倩䜿。爆
>今埌ずもツグミさんを事件に巻き蟌むにはむカロスの取扱いが
>キヌになりたすね。^^;
>ツグミさん倧ピンチっお読者になっおどうする私 ^^;

 抌しお駄目なら匕いお芋ろ䜜戊にしおみたした。
 これたでの劄想小説のたろんちゃんの行動を悪意に解釈するずフィンの䞻匵に
なりたす笑。

>>> ■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線
>
>うむ、やはり䞀朝䞀倕では郜ちゃんは埩掻しそうにないですね。

 埩掻させたした。かなり無理しおいるようですが、郜ちゃん 。

>>> ●レクリ゚ヌション
>
>痎話喧嘩をこう蚀うようになったのはガンダムからでしょうかねぇ。

 第話スレッドで、ネタが出たので、䜐々朚さんなら刀っおいただけるず
思っおたした。

>■神颚・愛の劇堎 続々々山茶花匥癜線NHK-BSのCMみたい
>
>●なのに舞台はオルレアン

 劄想スレッドでは、たろんちゃんはメカ音痎ず決たっおしたったようですね。

>●たたたたオルレアン

 䜕かあるずすぐにたろんに迫る皚空は、正しく原䜜版皚空です。
 もっずやっちゃっお䞋さい笑。
 匥癜ずの察決。ちゃんずアクションシヌンを曞いおいる所がナむスです。
 オチは く クマさんパンツ。
 こういう爜やかなオチを芋せられるず、心が掗われたす笑。
 埌日談たで甚意されおいるずは笑。
 するず、クラむマックス埌も、フィンはおっきいたたなんですね笑。

 では、本線。

■月に䞀床䌁画 原䜜第話 アニメキャラ達の感想

ミスト 「䜕なの、぀いに原䜜ネタ」
ノむン 「いや、䞀応アニメファンから芋た原䜜ずいう芳点で 」
ミスト 「ふん。あら 扉にはアニメオリゞナルの春倏秋冬が出おいるわ
ね」
ノむン 「でも、氷宀刑事は二等身のたたですが」
ミスト 「郜に予告状 アニメだず第話で出おいたわね」
ノむン 「取り憑いおいたのは、郜が肌身離さず持っおいたたろんず郜の幌い頃
の写真のようですね」
ミスト 「郜に取り憑いた悪魔の攻撃をあっさりず扇子でかわすゞャンヌ 。ア
ニメの神のバリダヌよりも絵的には芋栄えがするわね」
ノむン 「アニメでやったら花びらの䜜画が倧倉でしょう」
ミスト 「でやるから関係無いわよ。マシュランボヌ第話じゃ、玙吹雪を
でやっおたじゃない」
ノむン 「玙吹雪ず花びらじゃ党然負荷が違うず思いたすが 」
ミスト 「今回のポむントは、やはり悪魔に操られおいた皚空を盟にされた時の
ゞャンヌの反応ね」

ゞャンヌ「残念ねぇ。今 私の心の䞭の皚空ぞの思いは、悪を封印する身であ
りながら、悪に操られたずいうふがいなさからかわいさあたっお憎さ癟䞇倍よ
ん」

ノむン 「芋事に皚空に蹎り入れたしたからね 」
ミスト 「続いお、チェックメむトしようずするゞャンヌに、悪魔は郜の喉を切
るず取匕を持ちかけるの なんかどこかで芋たような展開ね」
ノむン 「ええ。アニメ第話の展開そのものです」
ミスト 「なによパクリ」
ノむン 「倱瀌ですよミスト。原䜜者は埌半登堎の私服は党お自分でデザむンさ
れたそうですし、アニメの展開も原䜜者のアむデアかもしれないですよ」
ミスト 「そうかしら」

 このシヌンを芋た時、私は原䜜者もアニメゞャンヌの事もちゃんず奜きだった
んだなず思っお、ずおも嬉しかったです。

ノむン 「アニメも原䜜も、互いに良い圱響を䞎えあうのであれば、それはそれ
で良いず思いたすよ。それに、この埌の展開、原䜜の蚭定をちゃんず掻かしおた
す」
ミスト 「䜕々 あら、チェックメむトするず、写真が珟圚のたろんず郜の写
真になるの」
ノむン 「そうです。原䜜では絵をチェックメむトするず、矎しい倩䜿の絵に倉
わるのです」
ミスト 「アニメだず、友情の勲章は消えたたただったものね」
ノむン 「実はその写真は、たろんず郜が幌い頃に二人の間で隠し事は無しにし
ようず誓い合った写真なのです」
ミスト 「それで」
ノむン 「ゞャンヌは隠し事は無しにしようず、ゞャンヌの倉身を解き、郜はそ
れを芋お自分を䞀瞬取り戻し、動きが停たった瞬間にもう䞀床倉身しおチェック
メむトするのです」
ミスト 「え!? 正䜓ばらしちゃったの」
ノむン 「そうです。しかも、郜は最初からゞャンヌの正䜓を知っおいたず告癜
したす」
ミスト 「䜕よそれ 郜も芋栄っ匵りね」
ノむン 「曎に、たろんが皚空の事を奜きなのを自分に隠しおいるず問い詰めた
す」
ミスト 「あら、ここら蟺はアニメでは第話䜍から、たろんにし぀こく皚空
の事が奜きなのかず問い詰めおいたじゃない」
ノむン 「その通り。アニメず原䜜の些现で重芁な盞違点です」
ミスト 「曎に、氎無月が郜に告癜 なんか唐突ね」
ノむン 「䞀応、以前から䌏線匵っおたしたけどね。で、皚空ずたろんが抱き合
った所でフィンによっおいきなり消滅。死亡する皚空ですが 」
ミスト 「なんか、セヌラヌスタヌズの地堎衛みたいね」
ノむン 「それは犁句かず 」
ミスト 「あら 死んだ筈のトキずセルシアがたた氷挬けで出お来たわね」
ノむン 「どうやら、フィンの眪を無かったこずにするのでしょうかね。ずいう
所で続きみたいですね」


本線

■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線

●オルレアン䞊空

 山茶花匥癜がオルレアンから走り去った頃、赀いがオルレアンの前に停
たりたす。

ミスト 「あら ノむンったら、い぀の間に 」
フィン 「本圓だ。もう正䜓バレバレなのに、人間の栌奜しお䜕する積もり」

 自ら正䜓をばらしたのにも関わらず、聖先生の姿でノむンはオルレアンに入っ
お行きたす。

ミスト 「本圓にノむンのやる事は理解できないわね」
フィン 「たぁ、ノむンはノむンで、勝手にやらせずきたしょう」
ミスト 「ずころで前から気になっおいた事があるんだけど」
フィン 「䜕よ」
ミスト 「あんた、魔界から悪魔達を匕き連れお来おいたじゃない」
フィン 「そう蚀えば、そんなのもいたわね」
ミスト 「そい぀ら、今どこ」
フィン 「あ 忘れおた 」

フィンがたろんに捕たっおいる間に、悪魔達はどこかに消えおしたっおいたので
した。

●家庭蚪問

氷宀  「それじゃあ、行っお来る」
桜   「気を぀けお䞋さいね。郜、お父さんが仕事に行くわよ」

 非番の氷宀は、眲からの突然の呌び出しで出勀する事に。
 こんな時には必ず぀いお行く郜は、盞も倉わらず郚屋の䞭に閉じこもったたた
で、返事はありたせん。

桜   「本圓に、どうしちゃったのかしら、あの子」

ピンポヌン

桜   「どなたですか」

ドアを開けるず、聖先生の姿がありたした。

聖   「私、桃栗孊園の教垫で、玫界堂聖ず申したす」
桜   「はぁ 」
聖   「今日は、東倧寺郜さんの家庭蚪問に」
桜   「そんな話は聞いおたせんが 。それに、郜は 」
聖   「郚屋に匕きこもったたた、出お来ないのでしょう」
桜   「どうしおそれを 」
聖   「だから私がこうしお来たんですよ」

 ず蚀うず、聖は桜の目を芋぀めたす。

桜   「あ 」

 聖の力で、桜は倒れおしたいたす。
 その頃郜ちゃんは、カヌテンを閉め切った郚屋で盞倉わらず垃団を被っおいた
す

聖   「い぀たでそうしおいる積もりですか」

 突然、声をかけられおびくっずする郜
 垃団から䞊半身だけ起こしたす

郜   「聖先生 鍵は 」
聖   「え 別に鍵などかかっおはいたせんでしたが 」
郜   「え 。な、䜕の甚ですか」
聖   「家庭蚪問ですよ。実習生ずは蚀え、䞀応教垫ですから」
郜   「そんな話、聞いおないですけど 」
聖   「生埒が無断で欠垭したら、心配しお様子を芋に来るのは教垫の努めで
しょう」
郜   「欠垭 っお、今日は成人の日で䌑みでしょ」
聖   「え 成人の日は日では」
郜   「今幎から毎幎月曜日になったんです」
聖   「ああ、そうだったんですか。どうりで、孊園内に人がいない筈だ。最
近たでフランスにいたので、最近の事情には疎くお」
郜   「ふざけおいるんですか!? 女の子の郚屋にノックも無しで入っお来お、
倱瀌じゃないですか」
聖   「いいえ、ふざけおなんおいたせんよ。あなたの事を心配しおいるのは
本圓です」
郜   「え」
聖   「お母様から聞きたしたよ。昚日から郚屋に匕きこもったたたずか。ど
こか具合でも」
郜   「 別に」
聖   「たぁ、怒鳎るくらいは元気なようで、安心したした」

聖は、カヌテンを開けたす。

郜   「あ 」

冬ずは蚀え、暖かな日差しが郚屋の䞭に入っおきたす。
郜は、再び頭から垃団を被っおしたいたす。

聖   「具合が悪くないようでしたら、そろそろ起きたらどうですか せっ
かくの䌑日、倖は良い倩気ですよ」
郜   「今はそんな気分じゃありたせん」
聖   「䜕故」
郜   「そんなの先生には関係の無い事でしょう」
聖   「ええ、関係ありたせん。でも、気になりたす」
郜   「ほっずいお䞋さい」
聖   「ほっずけたせん。䜕か困ったこずがあれば、私が盞談に乗りたすよ」
郜   「別に先生に盞談したいこずなんおありたせん」
聖   「やれやれ困りたしたね 。身䜓はどこも悪くないのに起きおこない。
かず蚀っお、盞談に乗ろうずすれば、蚳も教えお䞋さらない」
郜   「あたしに構わないで」
聖   「刀りたした。でも今のあなたは、構わないでず蚀いながら、本圓はみ
んなに心配されたがっおいるように芋えたす」
郜   「そんな事ありたせん」
聖   「そうでしょうか 䟋えばあなたに人に蚀えない悩みがあったずしお、
その事に぀いお人に構っお欲しくないのであれば、そんな悩みなど無いかのよう
に普通に振る舞えば良いのです。そう、日䞋郚たろんがそうであるように」
郜   「たろんが」
聖   「そう。自分が孀独で寂しいず蚀うこずを、たるで気にしおない様に振
る舞っおいながら、時々芋せる寂しげな衚情。圌女の事情を知る人は、圌女を心
配せずにはいられない。あの嚘もあれでなかなかずるい」
郜   「たろんを悪く蚀わないで たろんを悪く蚀う人は、䟋え先生だっお、
この東倧寺郜が蚱さない」

郜はベットから跳ね起きたす

聖   「そうです、その元気ですよ東倧寺さん。日䞋郚さんを守ろうずいうあ
なたが、圌女を心配させおはいけたせん」
郜   「別にあたしは 」
聖   「その元気が有れば、心配は杞憂でしたか」
郜   「心配」
聖   「今のあなた、たるで人生に絶望したかのような顔をしおいたので、少
し気になりたしお」
郜   「 」
聖   「それでは、私は垰りたす。いいですか東倧寺さん、くれぐれも、日䞋
郚さんを心配させおはいけたせんよ。いざずいう時圌女を守れるのは、貎方だけ
なのですから 」

ず蚀うず、聖はドアを開けお出お行っおしたいたす。

郜   どうしお 先生は あたしずたろんの事を 


桜   「 あら 私は䜕を」

玄関のドアが閉たる音で、桜は我に返りたす

桜   「あら、郜。具合は良いの」
郜   「ごめんね母さん。もう倧䞈倫だから 」

郜   そうよ郜。あたしはもう、たろんに守られなければいけない、匱い女
の子じゃないんだから 


●オルレアン䞊空

ミスト 「なぁにノむンの奎。あの女を立ち盎らせおどうすんのよ」
フィン 「確かに、䜕をやりたいのか良く刀らないわね」

聖   「聞こえたしたよ」

フィンミスト「わ」

フィンずミストの埌ろに、聖先生が浮かんでいたす

聖   「東倧寺郜があのたた匕きこもったり、たしおや死んでしたったりしお
は、駒にした意味がありたせんよ。駒は動いおこそ駒です。あなた方には、それ
が刀らないのですか」
フィン 「成る皋 それもそうね。䞀応、あの子も駒だったっけ」
ミスト 「駒ず蚀えば、あの犬女はどうすんのよ」
フィン 「倧䞈倫よ。垃石は打っおあるから」

ず蚀うず、フィンは再び飛び立ちたす

ミスト 「やれやれ、忙しい事ね」
ノむン 「あなたも仕事をしたらどうなのです」
ミスト 「刀っおるわよ」


■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線

ツグミさんは、自宅に委員長に送られお垰っお来たした
委員長が垰っおしたうず、ツグミさん䞀人が取り残されたす

ツグミ 「気付かなかった 。むカロスの悲鳎に、私は気付いおあげられなかっ
た 」

フィン 「別にあなたが気に病むこずは無いじゃない」

そこに、フィンの声がしたす。

ツグミ 「あなたは 」

ツグミは埌ずさりしたす

フィン 「思い出しおみなさい。誰がむカロスを傷぀けたのかを」
ツグミ 「それは 」

 実は、悪魔の圱響を受けたツグミさんはむカロスが怪我をした時の状況を良く
芚えおいたせんでした。
 たろんちゃんは、むカロスの怪我を自分がやったず説明しおいたした。悪魔に
取り憑かれたむカロスに襲われ、仕方がなかったのだず。ツグミさんはこれを額
面通りに受け取りはしたせんでしたが、深くは远求はしおいなかったのですが 。

ツグミ 「私よ あなたが私に䜕かしお、それでむカロスは 」
フィン 「確かに、私はあなたの心の『闇』を解攟したわ。でも、あなたのむカ
ロスが怪我をしたのは、あなたのせいじゃないわ。あなただっお本圓は刀っおん
じゃないの」

 フィンは、ツグミに頭の䞭に盎接映像を送り蟌みたす

 むカロスに襲われ、手近な石を拟っお殎り぀けるたろんの映像を芋せ぀けられ
るツグミさん

ツグミ 「こんなの嘘よ あなたが芋せおいる幻だわ」
フィン 「いいえ。事実よ。たろんは、襲っおきた盞手が本物のむカロスかどう
かもロクに確かめずに、むカロスが傷぀けばあなたがどんなに傷぀くかも知りな
がら、いきなり石で殎り぀けた」
ツグミ 「それは 仕方がなかったのよ。日䞋郚さんだっお、ちゃんず私に謝っ
おくれたわ」
フィン 「そう。あれは正圓防衛だったかもしれない。でもそれなら䜕故、入院
する皋の怪我だったむカロスを病院にも連れお行かず、あなたずお颚呂でいちゃ
぀いおいたのは䜕故かしら」

 ツグミさんの顔が赀くなりたす

ツグミ 「あの時芗いおいたのはあなただったのね」
フィン 「たろんは、むカロスが倧人しくしおいるのを良い事に、むカロスを攟
眮しお自分の欲望を満たす事の方を優先したのよ」
ツグミ 「日䞋郚さんはそんな人じゃない」
フィン 「フ 呑気なものね。たろんが䜕を考えおあなたに優しくしおいるか、
知っおる 教えお䞊げるわ、たろんはこんな女なのよ」

 フィンは再びツグミの頭の䞭に映像を送り蟌みたす

ツグミ 「あ あ 」

 ツグミの想像を超える映像がそこにはありたした。
 芋る芋るツグミの頬が赀く染たっおいきたす。

フィン 「どう もう少しで、あなたもこうなる所だったのよ」
ツグミ 「嘘 信じないわ」
フィン 「ねぇ、私があなたに最初に頌んだこず、芚えおる」
ツグミ 「え 」

>フィン「刀るのなら話は早いわ。私は倩䜿よ。私のお願いを聞いおくれたら
> あなたの目を治しおあげる」
>ツグミ「お願いっお 」
>フィン「簡単よ。私の蚀うずおりにすればいいの」
>
>耳元で囁くフィン。
>顔を赀らめるツグミ。
>
>ツグミ「そんな事、私には出来たせん」
>フィン「倧䞈倫よ、あなたの繊现な手なら絶察倧䞈倫。
> それに、途䞭たで手䌝っおあげるし」
>ツグミ「でも、その、盞手の方だっお驚かれるでしょうから」
>フィン「平気平気、たろんは党然気にしないわ」

ツグミ 「あ 」
フィン 「あなたも知っおいるように、あの子は独りがっちで生きお来お、孀独
な思いをしおいた。でも、それを人に知られたいずしお来た。でも、本圓は誰か
ず觊れあっおいたいのよ。孀独でも倧䞈倫だずいう思い蟌みず、誰かず䞀緒にい
たいずいう思い。それが、人に觊れられる事を嫌がりながら、人には觊れたがる
たろんの異垞な性栌を生んだのよ」
ツグミ 「そんな 」
フィン 「私は、たろんの事を救いたいのよ」
ツグミ 「救う」
フィン 「そう。このたたでは、たろんは壊れおしたう。だからその前に、たろ
んに人ず觊れ合う事の倧切さを教えようず思うの。その為に私はここに居るの
よ」
ツグミ 「どうしお日䞋郚さんにそこたで 」
フィン 「あなたも気付いおいるず思うけど、あの子は神の䜿いで悪魔を封印し
おいる重芁な䜿呜を垯びおいるの。神の䜿いは誰でもなれるものでは無いのよ。
だから、あの子の粟神面のサポヌトをしにきた蚳」
ツグミ 「それじゃあ、あなたが倩䜿だず蚀うのは 」
フィン 「やだなぁ。信じおなかったの 倩䜿は嘘぀かないっお蚀ったでし
ょ」
ツグミ 「でも むカロスは 」
フィン 「倧䞈倫よ。お医者様だっお蚀っおたでしょ。別に呜に別状は無いわよ。
あなたが私の蚀う事をなかなか聞いおくれないから、回りくどい事をする事にな
っちゃったけど。ごめんなさいツグミさん。むカロスを怪我させる぀もりは無か
ったの。たろんの事も責めないであげお。あの子、ずっず独りで生きおきたから、
叩かれる者の痛みが良く刀らないのよ」
ツグミ 「倩䜿さん 」

 フィンはツグミの手を取りたす

ツグミ 「枩かい手 。あなたは本圓に倩䜿さんだったんですね」
フィン 「だからお願い。私のお願い、聞いおくれるわよね」
ツグミ 「でも 」
フィン 「倧䞈倫よ。あなたがお颚呂堎でやっおいた事をもう少し先に進めれば
良いのよ」
ツグミ 「そんな 私には出来たせん」
フィン 「どうだか。あなただっお本圓は奜きなんでしょ たろんの事が」
ツグミ 「でもでも 」
フィン 「もう しょうがない嚘ね 」

いきなり、ツグミに軜くキスするフィン

ツグミ 「な 」
フィン 「あなたに『勇気』をあげる。䌝えられない思いを䌝える『勇気』を」
ツグミ 「倩䜿さん 」
フィン 「困ったこずがあったら、い぀でもどこでも、私の事を呌んでね。私は
い぀でもあなたの事を芋守っおいるわ」
ツグミ 「本圓に、日䞋郚さんのためなんですね」
フィン 「そうよ。そしお、あなたの為でもある」
ツグミ 「私の 」
フィン 「契玄成立ね。そう蚀えば、ただ自己玹介しお無かったわね。私はフィ
ン。準倩䜿フィン・フィッシュよ」
ツグミ 「準倩䜿フィン 」
フィン 「私の存圚は、たろんには教えないでね。䞀応、こっそり動いおいる事
になっおいるから」
ツグミ 「刀りたした。私、頑匵りたすから」

ツグミ むカロス。あなたが怪我をしおたで私に教えようずした事が、今なら
刀る気がする

刀っおない。絶察に刀っおないぞ、ツグミさん

■神颚・愛の劇堎 新・山茶花匥癜線

メむド 「匥癜様、ここをお開け䞋さい」

匥癜  「あんな蟱めを受けた以䞊、もうお嫁には行けたせんわ」

ミスト 「䜕よ。少しは䜿えるかず思ったら、今床はこい぀が匕きこもり 党
くしょうがないわねぇ 」

぀づく

 あ 䞻圹を出すのを忘れおいたした 笑。
 ではたた。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp


hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/03/06 3:00:002000/03/06
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000030522...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>>  い぀もの劄想小説スレッドです。
>>  ゞャンヌ䞖界を壊されおいい人だけ読んで䞋さい。

おたけに今回ぱグいですわよ。

>>  さらに 以䞋怜閲のため略。

匕きが匷い。^^;
# 詳现なレポヌトが某所に乗ったりしないんでしょうか。笑

>>  劄想スレッドでは、たろんちゃんはメカ音痎ず決たっおしたったようですね。

メカに匷い女の子は県鏡っ嚘であらねばならないのです。爆
# オプション装備ずしおオサゲ芁。

>>  こういう爜やかなオチを芋せられるず、心が掗われたす笑。

今回はアンチ爜やかにオチおたすんで、心曇らせおください。
# こういう展開にせよずいう指什が前蚘事の行間から読めたので。笑

>>  するず、クラむマックス埌も、フィンはおっきいたたなんですね笑。

ちっさいず、たろんちゃんの着せ替え人圢ずなっおしたっお絡めないので。爆

>> ■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線

䞀芋盞手の身を案じおいる様な行動でありながら、やっぱり本圓は
違うずいうあたり、ノむンも本調子に戻ったずいう感じですね。
そういえば圌は個人的には駒を傭しおいたせんでした。
# ずはいい぀぀も䜙りは居たせんが。笑
# やはり女の子の黒幕はフィンかミストでないず劄想にしづらい。

>> ■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線

うわわ。悪魔じゃぁフィン。^^;;;;;

# これではギャグで逃げられないじゃないですか。
# 私、堕ずし入れられおいる様な気がしたすが。笑
# 今埌ツグミさんが䜕をしでかしおも、
# それは私䜐々朚の所為ではありたせん。爆

>> ■神颚・愛の劇堎 新・山茶花匥癜線

珍しくゞャンヌ的に普通の手順で正気に戻りたしたから
しばらく䌑憩しおいただきたすか。^^;

>>  あ 䞻圹を出すのを忘れおいたした 笑。

誰でしたかしらん。^^;

劄想スタヌトっ


■神颚・愛の劇堎 䞻圹線

取り敢えず䞀難去ったので自分の郚屋に戻っおいるたろんちゃん。
皚空にプリントアりトしお貰った䟋の写真を芋おいたす。

たろん「こうしお芋るず山茶花さんお矎人よね」

本人、矎的感芚が䞖間䞀般からは乖離しおいる事なぞ知る由もありたせん。
今床は誰をモデルにしようかなぁ等ず考えおいる始末です。

たろん「でもちょっず構図が甘かったかしら」

真面目に写真のこずを勉匷しおみようかな、などず考えるのでした。
するずムクムクず鎌銖を持ち䞊げおくるのが誰かを撮りたいずいう欲求。
たろんちゃんの頭の䞭で被写䜓候補䞀芧が䜜成されおいきたした。

䞁床その時、なんずか気分を倉えおたろんちゃんに顔を芋せようず
思っおいた郜ちゃん。日䞋郚家のドアの前で寒気を芚えたす。

郜 「駄目。やっぱりどんな顔しおいいか刀らない」

野性の勘が危機を䌝えたのだなどずは知らない郜ちゃん。
ただ自分は匷くなり切れないずいう自己嫌悪を感じながら垰っお行きたす。

䞀方のたろんちゃん。リストの粟査䞭です。

たろん「郜 絶察撮らせおくれないよね。山茶花さん 
頌めた矩理じゃないし。やっぱりそういう事はフィンに。
でも肝心なずきには居ないのよね。ツグミさんなら 
駄目よね。本人に芋おもらえないのに頌めないわ。
あ、でも頌たなくおも着替えのずき䜕気なく手枡しちゃうっおのは
どうかしら。駄目駄目、そんなの卑怯よ。でもツグミさんに
うさちゃんなんおどうかなぁ 」

すっかり悊に入っおいるたろんちゃん。

たろん「そうだ、それはそれずしおも䞀緒にお出かけする玄束を果たしおないし。
でもでも、遊びに来おねっお蚀うのも我䟭よね。
ここはこっちから出かけるのがすじよね、やっぱり」

電話を掛けるたろんちゃん。

ツグミ「はい、瀬川です」
たろん「ツグミさん 日䞋郚です」
ツグミ「あら、日䞋郚さん、凄いタむミング」
たろん「え、どういう事」
ツグミ「䞁床あなたの事を考えおいたの」
たろん「うん、䜕か良からぬ事の様な気がするわ」
ツグミ「そんな事ありたせんよ」
たろん「じゃぁどんな事」
ツグミ「内蚌」
たろん「けち」

たろんちゃんは気付いおいたした。ツグミず面ず向かっお居るず
どうしおも圌女の境遇を思っおしたい普通に接する事が出来ない自分を。
でも電話でならそんな事を気にしないで居られるのです。
たるでずっず前からの友達であったかの様に他愛無い事を
長い時間話しおいたした。ふず気付くず、もう倕方です。

たろん「あ、いけない。もうこんな時間」
ツグミ「ごめんなさい。話し蟌んでしたいたしたね」
たろん「ううん。こっちこそ付き合わせちゃっお。
お倕飯の買物に行かなくちゃ」
ツグミ「ねぇ、もし良かったら今倜は私の家に来たせんか」
たろん「え、でも」
ツグミ「今倜、独りなの」

異性同士だったらダバい台詞よね、等ず考えお赀面しおしたうたろんちゃん。
その所為で䜕故「今倜 "は" 独り」なのかずいう点に気付きたせんでした。

たろん「じゃ、お邪魔しちゃおうかな」
ツグミ「嬉しいわ。埗意料理をご銳走したすね」
たろん「䜕時ごろ行ったらいい」
ツグミ「䜕時でも構いたせんよ。私がお料理する所なんお
想像できないでしょそんな普段の私も芋お欲しいかも」

やはり特別な目で芋おいる事を敏感に感じおいるのだず思い知らされお
したいたす。そしお自分の思い蟌みを払拭する為にも玠盎に申出を
受けるこずにするのでした。


■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線その

ツグミの家は初めおではありたせんでしたが、玄関から招かれたので
新鮮な印象をもったたろんちゃん。
䜕か手䌝うこずもあろうかず゚プロンを持参しおいたのですが
お客様は座っおおくださいず蚀われおしたいたした。
ダむニングテヌブルに座っお出された玅茶を飲みながら、キッチンで
おきぱきず動くツグミの背䞭を目で远っおいるだけになっおいたす。
でもどうしおも萜ち着かないたろんちゃん。䜕時の間にか
ツグミのすぐ傍に立っお芋おいるのでした。

たろん「ねぇ、それだけ䜕でも出来るなら、ヘルパヌさんに
頌むこずなんお無いんじゃないの」
ツグミ「普段の生掻では頌むこずは無いですけど。たずえば電気やガスの
利甚明现を読み䞊げおもらったりずか」
たろん「ああ、成皋」
ツグミ「冷蔵庫の䞭から賞味期限が過ぎたものを捚おおもらったりずか」
たろん「ふん」
ツグミ「あずはちょっずした曞き物の代筆ずかかしら」
たろん「読み曞きに関する事が殆どなのね」
ツグミ「そうなの。こればかりは觊っおも刀らないから」

裏を返せば觊っお刀る事なら困らないずいう事らしいず理解したした。
実際目の前でじゃが芋の皮が剥かれ、䞀口サむズに切り分けられ
あた぀さえ面取りたで行われおしたうに至っおは疑う䜙地もありたせん。
それにツグミの料理スタむルにはたろんちゃんにも参考になる事が
ありたした。その時の料理はビヌフシチュヌだったのですが、
電磁調理噚で軜く火を通した埌の煮蟌みはオヌブンを䜿っおいたした。
ツグミ曰く、枩床ず時間を蚭定しおしたえば攟っお眮けるので
付きっ切りにならなくおも鍋を焊げ぀かせずに出来るずの事。
自分よりも豊かな生掻をしおいるのでは無いかず思い始めるたろんちゃんでした。

たろん「ご銳走様でした」
ツグミ「埡粗末でした」
たろん「なんでこんなに矎味しいのかな。
別に隠し味らしき物も入れおなかったのに」
ツグミ「喜んで貰えお嬉しいんですけど、䜕も特別なこずはしおたせんよ」
たろん「うん。折角目の前で䜜っおもらったのに䜕も盗めないなんお」
ツグミ「怪盗の名にかかわる」
たろん「それは犁句」

しばらく談笑しおいたのですが、突然倧事なこずを思い出したたろんちゃん。

たろん「そうだ。むカロス」
ツグミ「 」
たろん「傷薬換えおあげようず思っお」

バッグを芗いおごそごそず探しおいるたろんちゃんは
ツグミの䞀蚀で浮かれた気分が吹き飛ぶのを感じたした。

ツグミ「むカロス、入院しおるの」
たろん「 本圓なの」
ツグミ「ええ。今朝、日䞋郚さんの郚屋の前でお䌚いした
氎無月さんの玹介しお䞋さった獣医さんの所に」
たろん「そうだったんだ。ごめんなさい、私䜕お蚀えば」
ツグミ「いいえ。気にしないで䞋さい」
たろん「でも、そんなわけには」
ツグミ「本圓に。あの倜は普通じゃ無かったんですよ、だから」

埌片付けを手䌝っおいる時も䞊の空に成りがちだったたろんちゃん。
ですからツグミが蚀ったこずを聞き返しおばかりでした。

たろん「え」
ツグミ「もし嫌じゃなかったらなんだけど」
たろん「ごめんなさい。がうっずしおお。䜕の話」
ツグミ「良かったら泊たっおいっお」
たろん「でも明日、孊校があるし」
ツグミ「朝䞀番で家に寄ればいいじゃない」
たろん「悪いわ、やっぱり」
ツグミ「そう。今倜は寂しくなりそう」

ツグミにそんな぀もりは無いのだろうずは思いたしたが、その䞀蚀は
たろんちゃんに遞択暩が無いこずを知らしめるものでした。
結局、その倜はツグミの家に泊たるこずにしたたろんちゃん。
本圓なら喜んで泊めおもらったずころでしょう。しかし、むカロスの
事が頭から離れないのでは心が匟むはずはありたせんでした。
二人で同じベッドに入っおも䞭々寝付けないのは蚀うたでもありたせん。
灯りを萜ずした寝宀で、闇の奥からツグミの囁きが聞こえたした。

ツグミ「ただむカロスの事を気にしおいるのね」
たろん「本圓にごめんなさい」
ツグミ「そんなに気にされたら私も぀らいわ」
たろん「でも」
ツグミ「じゃぁ、こうしたしょう」
たろん「え」
ツグミ「今朝の続き」
たろん「続きっお」
ツグミ「忘れさせおあげる。なにもかも」
たろん「ツグミさん」

ツグミの手の優しい動きを玠肌に感じおも、たろんちゃんは
それを拒もうずはしたせんでした。普段なら觊れられるのが苊手なのに。
むカロスずいう枷がツグミに逆らうこずを蚱さなかったのかも知れたせん。
ツグミの行為に身を任せる事で蚱しを埗ようずしおいるのだず
自分を玍埗させようずしたした。
でも、気付いおしたったのです。
䜕時の間にか求めおいる自分に。

ツグミ「それでいいのよ、たろん」

自分の䞭で䜕かが匟けたのがはっきりず刀りたした。
翌朝、家に戻る途䞭ですら身䜓にたずわり぀く颚が
ツグミの手の感觊を呌び起こしお身震いを誘うのでした。



ミスト「いい思いさせおどうするのさ」
フィン「たろんが、あの女に溺れるのが狙いよ」
ミスト「圢は違っおも、それで人間のあの吐き気のする
力が育ったら困るじゃないか」
フィン「回りくどいわね。愛っお蚀いなさいよ」
ミスト「蚀うのもキモち悪い」
フィン「たぁいいわ。それに、たろんがあの女を愛しおくれれば奜郜合」
ミスト「チカラはチカラだろうが」
フィン「そうよ、刀らない」
ミスト「そうか、力を高めおから」
フィン「䞀気に削ぐのよ」
ミスト「日䞋郚たろんの目の前で」
フィン「瀬川ツグミを 」

぀の邪悪な笑みが町を芋䞋ろしおいたした。

# ちょっちマゞ入れお芋たした。

Keita Ishizaki

未読、
2000/03/13 3:00:002000/03/13
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<89vubc$3...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎03月06日(月) 18時38分52秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。

 ゞャンヌ䞖界を壊されおもいい人だけ読んで䞋さい。
 ゲヌムスタヌト

>今回はアンチ爜やかにオチおたすんで、心曇らせおください。
># こういう展開にせよずいう指什が前蚘事の行間から読めたので。笑

 指什した積もりは党く無かったのですが笑。

>そういえば圌は個人的には駒を傭しおいたせんでした。
># ずはいい぀぀も䜙りは居たせんが。笑
># やはり女の子の黒幕はフィンかミストでないず劄想にしづらい。

 そろそろ冥界蟺りから駒を呌んできたせんか笑。

候補者
  高土屋党
  䞉枝アキコ
  名叀屋皚空の実母

>>> ■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線
>
>うわわ。悪魔じゃぁフィン。^^;;;;;
>
># これではギャグで逃げられないじゃないですか。
># 私、堕ずし入れられおいる様な気がしたすが。笑

 最初、ツグミさんを汚さないず䜐々朚さんが曞いおいたから無理矢理 ず蚀う
のは嘘で、実はツグミさんが堕ちおもたろんちゃんが受け入れなければ倧䞈倫な
ので、䞊手く逃げるんだろうず予想しおたした。 甘かった爆。

># 今埌ツグミさんが䜕をしでかしおも、
># それは私䜐々朚の所為ではありたせん。爆

 ではフィンの所為ずいう事で逃。

>>> ■神颚・愛の劇堎 新・山茶花匥癜線
>
>珍しくゞャンヌ的に普通の手順で正気に戻りたしたから
>しばらく䌑憩しおいただきたすか。^^;

 早速埩掻させおしたいたした。
 「保険」があっおもデヌタはそのたたなんですよね笑。

>■神颚・愛の劇堎 䞻圹線

 この劄想スレッドのたろんちゃんは、どんどん倉な性栌になっおいくようです。
ひょっずしお、䞀番の極悪人はたろんでは無いかず時々嘘。
 真面目に写真の事を勉匷 あの方をゲストに呌ぶ䌏線

>■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線その

 芖芚障害者の生掻に぀いおは、たろんの家にツグミさんが来た時に少し調べた
のですが、䜐々朚さんもかなり調べられたのではず感じられたす。
 たろんちゃんがそんなに簡単に堕ちる蚳が無いず安心しきっおいたのですが、
案倖あっさりず堕ちおしたいたしたね。ここら蟺の描き方もなかなか良いですね。
 ちなみにツグミさん、䞀応堕倩䜿による暗瀺を受けおいる蚭定です。ツグミさ
んが「たろん」ず呌びかけおいる蟺りがそこら蟺を珟しおいるのではず勝手に解
釈しおみたした。

 最埌のフィンずミストの䌚話。ツグミさんをどうする積もりなんでしょうか 
実はあんたり深く考えおいなかったらしい。

 では、本線。


■神颚・愛の劇堎 新・山茶花匥癜線

●桃栗町郊倖 ツグミの家の䞊空

 順調に進む䜜戊に、暫く笑っおいたミストずフィンでしたが 

フィン 「ずころでミスト、あんた倜の間はどこぞ行っおたのよ 姿が芋えな
かったようだけど」
ミスト 「別にあたしがどこで䜕しようず勝手じゃない」
フィン 「あんたがいなかったから、たろんずあの女の様子を芋る事が出来なか
ったのよ。たぁ、声だけ聞けば、様子は分かるけど」
ミスト 「䜕よ、人間同士のなんお芋たいの」
フィン 「そんな事無いわよ  そう蚀えばミスト、あんたい぀の間に実䜓を
取り戻したの」
ミスト 「人間の粟気を糧に実䜓を再構成したのよ」
フィン 「ふん。それで人間ず 」
ミスト 「実䜓が無いず、仕事するのにも色々䞍䟿だからね。あたしだっお、ち
ゃんず仕事しおるんだから」
フィン 「魔王様ぞの愛のために」
ミスト 「違うわよ。魔王様ぞの忠節のため。あんたずは違うわよ」

●前日倜 山茶花邞

 真っ暗な寝宀で、匥癜は枕に顔を埋めお泣いおいたす

匥癜  「私の あんな恥ずかしい姿 皚空さんに芋られおしたった 」

ミスト 「䜕よ䜕よ、䜕をそんなに萜ち蟌んでいるの」

 突然暗闇の䞭から声をかけられ、匥癜は枕に埋めおいた顔を䞊げたす

匥癜  「誰ですの」
ミスト 「あたしよ、あたし」
匥癜  「あなたは 確か 」

 匥癜の前にミストが浮いおいたす。
 匥癜は暗瀺にかけられた時の事は忘れ去っおいたしたが、出䌚っおいた時の事
はおがろげに芚えおいたした。

ミスト 「ねぇ、名叀屋皚空を取り戻したいんでしょう だったら、こんな所
で泣いおいる暇は無い筈よ」
匥癜  「でも 」
ミスト 「日䞋郚たろんに匱みを握られたこず あんたの持っおいるカヌドの
方がより匷力なんだから、気にするこず無いじゃない。ほら」

 ミストの暪の空䞭に、匥癜が愛甚しおいるノヌトパ゜コンが出珟したす。
 既に起動しおいる画面のりむンドりには、郜の写真が映っおいたす。

匥癜  「今曎そんなもの 。皚空さんは、あの写真で私の事を淫らな女だず、
軜蔑したに違いありたせん 」
ミスト 「たかがパンツ䜍で あの男はそんな事気にしないわよ」
匥癜  「あなたに皚空さんの䜕が刀るっお蚀うのですの」
ミスト 「䜕にも刀っお無いのはあんたの方よ。いいえ、刀ろうずしおいないん
だわ」

 ノヌトパ゜コンにフルスクリヌンで動画ファむルが再生されたす。
 郜の家を蚪れる皚空。出お来た郜を有無を蚀わせず自分の郚屋に匕っ匵り蟌む
皚空。
 そしお 。

匥癜  「止めお」

 匥癜は顔を背けお蚀うず、映像は途切れたす。

ミスト 「あんただっお知っおいたんでしょ これが名叀屋皚空ずいう男なの
よ。そんな男が、この皋床のこずを気にする蚳ないじゃない」

 い぀の間に手に入れたのか、たろんちゃんの撮った匥癜の写真が画面に映し出
されたす。

匥癜  「皚空さんの事を悪く蚀わないで」
ミスト 「教えお䞊げたしょうか 䜕で名叀屋皚空が日䞋郚たろんには積極的
に接するのに、あんたには玠っ気ないのかを」
匥癜  「そんな事ありたせん」
ミスト 「匷がっちゃっお。いい 名叀屋皚空は、日䞋郚たろんが独りがっち
で寂しいのを知るず、それを良い事に積極的に迫ったのよ」

 パ゜コンの画面には、たろんず皚空のキスシヌン第話が映し出された
す

ミスト 「名叀屋皚空は知っおいた。愛を知らないで育った日䞋郚たろんは、他
人から寄せられる奜意を最終的には拒めないず。皚空も愛を知らないで育っおい
たから、たろんの気持ちが刀るのよ」
匥癜  「そう、皚空さんのお父様が、そしおこの私がどんなに皚空さんの事を
愛そうずも、皚空さんはそれを刀っおは䞋さらなかった」
ミスト 「それは違うわ。名叀屋皚空は、父からの愛も、あんたからの愛も、そ
れが自分に向けられおいるずいう事は理解しおいたわ。でも、それが本圓のもの
であるかどうか、信じる事が出来なかったのよ。だからあんたは、名叀屋皚空に
自分の愛を信じさせようず、自分から積極的に迫ったんでしょ そしお、名叀
屋皚空に色目を䜿う邪魔者がいたら、抹殺しようずさえした」

 パ゜コンの画面には、呌び出した郜に察しお棚を倒す匥癜の姿が映し出された
す第話。

匥癜  「な なんですの、これ 」
ミスト 「䜕よ、あんたが自分でやった事じゃない。皚空があんたの事を庇っお
くれる事たで蚈算しおいたんでしょ あんたもなかなか悪よね」
匥癜  「違いたすわ 私は皚空さんの幞せだけを 」
ミスト 「そのためなら他の誰かを犠牲にしおも厭わない。あたし、あんたのそ
んな所、倧奜きよ。ほら、こんな颚に 」

 画面には、たろんを拘束する匥癜の姿が映し出されおいたす。
 これらの光景は、もちろん圓時悪魔に取り憑かれおいた匥癜の蚘憶にはありた
せん。
 でも、こうしお映像ずしお芋せ぀けられ、そしお今たでの自分の行動ず重ね合
わせおみるず、これらの事は真実であるような気もしたす。

匥癜  「 これは私ではありたせんわ」
ミスト 「そう。あなたは過去を断ち切れる人だわ。郜合の悪いこずはみんな無
かったこずにしお来たのね」
匥癜  「違う 」

匥癜の声は、今にも消え入りそうです
ミスト そろそろ頃合いね 

ミスト 「安心なさい。あたしはあんたの味方よ。あたしず䞀緒に、過去を断ち
切り、䞀緒に未来を掎むのよ。その為の䞋準備は、もう出来おいるじゃない」

 起動したPageMakerのりむンドり䞊に、「匥癜新聞号倖」が映し出されおいた
す。

匥癜  「でも、それは 」
ミスト 「あヌもヌうざったいわね。あたしが力を䞊げるから、それでさっさず
仕事するのよ。それであんたずあたしは幞せなの」

  ず蚀うなり、ミストは悪魔キャンディヌをノヌトパ゜コンに取り憑かせたす。

 匥癜は、悪魔の取り憑いたノヌトパ゜コンで、䜕やら䜜業を始めたす。

●翌朝 オルレアン䞊空

フィン 「アハハハハ 。あ、あんたが『愛』を語るなんお、䞖も末ね 」

 たろんに先回りしお、ツグミの家からオルレアンたで飛んで来たミストずフィ
ン。
 フィンは道すがら、ミストの回想の映像を芋お笑い転げおいたす。

ミスト 「うるさいわね。あたしだっお、こんな面倒なこず、二床ずごめんだ
わ」
フィン 「あら、そのお嬢様が到着のようね」

 オルレアンの前に、リムゞンが停たりたす。


■神颚・愛の劇堎 氎無月倧和線

 委員長にずっお、たろん達ず登校しようずオルレアンに毎朝行くのは日課です。
 今朝はい぀もより早い時間にオルレアンに向かっおいたす。

委員長 東倧寺さんは、今日は倧䞈倫なんでしょうか 

 普段はたろん以倖はOut of 県䞭な委員長ですが、流石に今日は郜の事を心配
しおいたす。

 委員長がオルレアンの前に来るず、立掟なリムゞンが停たっおいるのが芋えた
す。

委員長 「䜕だろう」

 入り口たで来るず、誰かがメヌルボックスに䜕かを入れおいたす

委員長 「あれは 山茶花さん」

 委員長は、枇杷高校新䜓操郚の゚ヌスずしお以前に、財界のパヌティヌで匥癜
ず面識があるのでした。

委員長 「山茶花さ わぁ」

 オルレアンの䞭に入った委員長が、匥癜に声をかけようずした所、匥癜は逃げ
るように委員長を無芖しお立ち去りたす。
 すれ違う際にぶ぀かっお倒れる委員長。ドアの倖では、リムゞンが急発進した
す。

委員長 「䜕だ おや、これは 」

 背䞭から倒れた委員長の頭の先に、䜕か玙が萜ちおいたす。
 倒れたたたの状態で、委員長はそれを拟いたす。

委員長 「これは 」

       匥癜新聞 号倖  発行北関東橋○組
                線集☆○

 スクヌプ 桃栗高校新䜓操郚の乱れた実態が明らかに
       倧䌚出堎メンバヌ達の乱れた「性」

 以前より、倧䌚においおムヌンサルトやサマヌ゜ルトキックを挔目に入れるな
ど、郚員のルヌル無芖の行動が問題ずなっおいた桃栗高校新䜓操郚においお、新
たな問題が明らかずなった。問題の郚員は、゚ヌス郚員である16ず
16で 

委員長 「な、なんですか、これは」

 委員長が手にした新聞にでかでかず茉せられた写真。
 写真の目には党お黒線が匕かれ、名前は党お仮名になっおいたしたが、芋る人
が芋れば、それが誰であるのか明らかです。匕かれた黒線が、华っお怪しさを増
しおいたす。
 ちなみにもちろん、新聞の連絡先は曞いおありたせん。

 思わず、写真をしげしげず芋぀めおしたう委員長。

委員長 「これは 日䞋郚さんや東倧寺さんがこんな事する蚳ありたせん そ
うです、アむコラみたいにパ゜コンで合成すれば ←わりず詳しい」

 新聞をクシャクシャに䞞める委員長。ややあっお、䞞めた新聞を元に戻しおし
わを䌞ばし、ポケットにしたいたす。

委員長 「 いけない。こんな事しおいる堎合じゃありたせん」

 委員長は悪いず思い぀぀、皚空のメヌルボックスを開けおしたいたす。
 本圓は、たろんのを芋たかったのですが、流石に躊躇われたす。

委員長 「やっぱり 」

 メヌルボックスの䞭に、「匥癜新聞」が突っ蟌たれおいたした。
 盎ちに回収したす。
 他のメヌルボックスも次々ず開けおいきたす。

委員長 「ぜぇぜぇ、これで、党郚 ですかね」

 ひょっずしたら、党郚の家に配達されおいるのかもず思い、党おのメヌルボッ
クスを点怜した委員長ですが、幞いにも皚空ずたろんず郜の家にしか入っおいた
せんでした。

委員長 「ひょっずしお、昚日の東倧寺さんが倉だったのは 」

 ずっおも鈍い委員長ですが、匥癜新聞を芋れば䜕か倧倉なトラブルに巻き蟌た
れおいるらしい事は理解できたした。

郜   「こんな朝っぱらから䜕しおんのよ、委員長」
委員長 「わぁ」

 い぀の間にか珟れた郜に声をかけられ、委員長は慌おお「匥癜新聞」を埌ろ手
に隠したす。

郜   「䜕慌おおんのよ」
委員長 「ななな䜕でもありたせん」
郜   「䜕でもあるっお顔に曞いおあるわよ。䜕か埌ろ手に隠したでしょ。芋
せなさい」
委員長 「隠しおなんかいたせん」
郜   「嘘。それに委員長、あんたメヌルボックスの䞭、芗いおなかった」

 委員長は、新聞を回収するのに倢䞭で゚レベヌタヌの到着音にすら気付いおい
なかったのです。

委員長 「それは 」

 䜕故かモゞモゞする委員長。

郜   「䜕よぉ」
委員長 「内緒ですよ」

  ず蚀うず、埌ろ手から委員長が出したのは、䞀通の癜い封筒でした。

郜   「䜕よ、それ」
委員長 「これを日䞋郚さんに出そうず思ったんですけど、なかなか決心が付か
なくお 」
郜   「たさか、ラブレタヌ」
委員長 「そ、そうです 」
郜   「アハハハハ 。あ、あんたがたろんにラブレタヌ」
委員長 「悪いですか」
郜   「ハハハ わ、悪くないけど、今時メヌルボックスにラブレタヌなんお
流行らないわよ」
委員長 「そうですか」
郜   「そうよ。䜕なら、あたしが代わりにたろんに枡しお䞊げようか 無
駄だろうけど」
委員長 「止しお䞋さい。自分の気持ち䜍、自分で䌝えたす」
郜   「た、いいけど。じゃあ委員長、あたし先に孊校に行くから。朝緎なん
だ。たろんはただ寝おるず思うから、起こしに行っおあげたら」
委員長 「いえ、僕も行きたす」
郜   「䜕よ。たろんはいいの」
委員長 「いいえ。東倧寺さんの事が心配 じゃなくお、日盎なんです。だから
早く孊校に行かないず 」
郜   「あれ 委員長今日日盎だっけ  ああ。たた誰かに抌し぀けられ
たんでしょ。そう蚀うのはね、びしっず断んなきゃ駄目よ」
委員長 「そんな事蚀ったっお 」

 二人は、入り口を出お孊校ぞず歩き始めたす。

郜   委員長にたで心配されるなんお 
委員長 ふヌ。手品の特蚓がこんな所で圹に立぀なんお 。ずにかく、東倧寺
さんにこの事を知られないようにしなくちゃ。でも、どうすれば 

委員長が手品が趣味だずいう蚭定がこんな所で圹に立぀ずは思いたせんでした。

●同時刻 桃栗孊園

 朝緎のため、誰よりも早く出勀しお来たパッキャラマオ先生。
 玄関にある新聞の束を手にしたす。新聞を皮類毎に分けおいるず、カラヌ刷り
の劙な新聞が混じっおいたす。

パッキャラマオ先生「匥癜新聞 なんざたすか」

 新聞を読み進める先生。芋る芋る顔が曇りたす。

パッキャラマオ先生「これは困った事になったざたすね 。どうすれば良いざた
すか 」

 パッキャラマオ先生はなんだかんだ蚀いながら、生埒の事を第䞀に考える先生
です。
 どうすれば、生埒を傷぀けずに問題を解決出来るのか、考え蟌んでしたいたす。


●同時刻 オルレアン䞊空

フィン 「案倖郜ちゃんも味方が倚いようね」
ミスト 「これ䜍は予想の内よ。たぁ芋おなさい。あの嚘がい぀たで自分を保っ
おいられるか。匷がりなんお、い぀たでも続けられるものじゃないのよ」

  ず蚀うず、ミストは邪悪な笑みを浮かべるのでした 。

぀づく

 どうも疲れおいるず、コメディ無しのお話になっおしたいたす笑。
 しかも䞻圹は出おいないし笑。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/03/13 3:00:002000/03/13
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000031302...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

ども、こんにちわ。

# 某所、芋やすくなりたしたね。タテが短くなっお。

>>  ゞャンヌ䞖界を壊されおもいい人だけ読んで䞋さい。

フォロヌ劄想すたず

>>  指什した積もりは党く無かったのですが笑。

じゃぁリミチャンによる䌝達。笑

>>  そろそろ冥界蟺りから駒を呌んできたせんか笑。

同時に「動いおいる」キャラがあたり倧勢だず倧倉なんじゃないかなず
思ったので匥癜あたりが倧人しくなったら呌んでこようず思ったのですが。笑
ただただ萜ち着きそうもないですね、あのお嬢さん。^^;;;
リク゚ストがあれば優先しちゃいたすので呌んどきたした。
圓然ながら呌んできたのは「若い嚘」ですわ。爆
# でもただ動かなくおも構わないポゞションです。

>>  最初、ツグミさんを汚さないず䜐々朚さんが曞いおいたから無理矢理 ず蚀う

以前にもチラりず曞いたのですが、奜きなキャラにはむロむロず
ああなるかなずかこういう目に合うず䜕お蚀うかなずか考えた挙げ句に
苛酷な運呜を䞎えちゃったりするんですよ。非道い奎
だからツグミはあんたり絡たせたくなかったのに。^^;;;
# もう遅い。

>> のは嘘で、実はツグミさんが堕ちおもたろんちゃんが受け入れなければ倧䞈倫な
>> ので、䞊手く逃げるんだろうず予想しおたした。 甘かった爆。

䜕凊からか「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」っお聞こえたんですが。爆

>> >■神颚・愛の劇堎 䞻圹線
>>  真面目に写真の事を勉匷 あの方をゲストに呌ぶ䌏線

流石ですね。やっぱり気付かれたしたか。
嚘ず芪父どっちを先に呌び出すかなっおなトコだけが悩みだったのですが
結局は嚘が先ずなりたしたけど。
# た、䌏線ずは忘れた頃に䜿うものですし。そうか

>> >■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線その


>>  ちなみにツグミさん、䞀応堕倩䜿による暗瀺を受けおいる蚭定です。ツグミさ
>> んが「たろん」ず呌びかけおいる蟺りがそこら蟺を珟しおいるのではず勝手に解
>> 釈しおみたした。

了解です。ぢ぀わ、ツグミがどの皋床たで正気か蚈りかねおいたので
䜕か憑いおるずも䞀歩螏み蟌んだずも取れる様に台詞を考えおみたのがアレです。
# 今埌は䜕事もフィンの所為ずいう事で。笑

>>  最埌のフィンずミストの䌚話。ツグミさんをどうする積もりなんでしょうか 

「 」のトコには私の䞭ではズバリ単語が入っおいたのですが、
それを曞いおしたうずツグミ線のオチを瞛っおしたうな、ず思ったので
ボカしたした。今埌次第でラむトダヌク鬌畜たで䜕でもあり埗たす。

>> ■神颚・愛の劇堎 新・山茶花匥癜線

ふむふむ。ミスト埩元床が䞊昇したのですね。
# プロットに取り蟌たなければ。

お互いが匱みを握った状態で拮抗しお䌑戊状態 
ず思っおたのですが甘かった様です。^^;;;
やはり悪魔、そんな人間私の思惑などものずもせずに
ズバっず抌し切っおくれたす。笑
匥癜線ずいうか匥癜新聞線は党然先が私には読めたせん。
# オチたでよろしく。たた逃げた ^^;

しかし倧事に新聞をしたう委員長はナむスです。男っお悲しい。爆
この流れだず孊校で䞀悶着っお事になるのでしょうか。
# ただ、月第週ずは。春は遠い。^^;;;;;

>>  どうも疲れおいるず、コメディ無しのお話になっおしたいたす笑。

う、それは私ず逆ですね。^^;
私の堎合は個人的掻力がみなぎっおいる時に曞いた劄想ほどダヌクです。^^;;;;;

>>  しかも䞻圹は出おいないし笑。

䞻圹が誰かずいう郚分に関しおれヒずも考察が必芁かも知れたせんね。
圓然ながら私に聞かれるずツグミずかチェリヌずか答えたすんで悪しからず。爆
# ミストは狂蚀廻しっ぀う事で䞻圹ではないず。

# では、劄想すたず

## 䜜者・泚
## 文脈から誰の台詞か刀るだろうず思われたので「」の前のキャラ名を
## 省いおいたす。刀らなかったら指摘を䞋さい。

■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線その

たろんちゃんを送り出した埌でリビングで座っおいるツグミ。
窓から朝日が差し蟌んで、郚屋の奥たでも照らしおいたす。
その日向の䞭で倪陜の枩かみを感じるひずずきがツグミは奜きでした。
でも、今日は身䜓の䞭から熱が沞き䞊がっおくる様な気がしお
むしろ暑くさえ感じるのでした。
そしお頭の䞭をめぐるのは昚倜の出来事。䜕床も繰り返しお思い出したす。

「倢、じゃないのよね」

䞡手を合わせるず、祈るような姿勢で手を口蚱に觊れさせたす。
するずたた唇が、手が、鮮明な蚘憶を呌び起こすのです。

「本圓に、これでよかったのですかフィン 」

そしお銖を振るツグミ。

「違う。これは私が望んだこずよ。そうよね」

手を䞋ろしお䜕かを求めるように動かしたすが、䜕もそこにはありたせん。

「寒いよ、むカロス」

䜕時の間にか、日向は逃げおしたっおいたした。

■神颚・愛の劇堎 倢幻遍歎線

●オルレアン䞊空

地䞊の雲行きの怪しさを芋お倫々に満足しおいるフィンずミスト。
ふず䜕かを思い出した様に身じろぎするミスト。

「ちょっず留守にするぞ」
「別に断わらなくおもいいわよ」
「黙っお消えるずブツくさ蚀うくせに」
「なら䞀応聞くけど、䜕凊ぞ行くの」
「この身䜓の維持には色々ず芁るんだ」
「䜕が芁るんですっお」
「糧ずいうや぀さ」

ミストはそれ以䞊は䜕も蚀わず黙っお巊手で足䞋に線を描くような
仕草を芋せたした。するず巊手がなぞった通りにミストの䞋の空間に
ぱっくりず裂け目が珟れたした。その䞭は真っ暗でしたが䞍思議な事に
同じように黒い物が流れおいるのが刀りたす。
そしおミストは、その裂け目に萜ちるように入っおいきたす。
ミストの姿がすっかり消えおしたうず、裂け目も自然に぀ながり
埌にはただの䜕もない空の䞀点があるだけでした。

「狩りにでも行ったっお蚳かしらね」

誰も聞いおいない事を思い出し、フィンは思わず苊笑しおいたした。

●あなたのすぐ隣り

そこは神の光も、魔王の力も及ばない䞖界。
人の䞖の隣りに圚りながら、人には知られる事も無い堎所。
死しお倩に環るこずも、地に堕ちる事も出来なかった者達の
魂の行き着く堎所。

今、この䞖界には異端の魂が挂っおいたした。人倖の者の魂が。

ミストはこの䞖界が居心地が良いず思っおいたした。
䜕凊たでもただただ、闇でした。
しかし、ミストにずっおはそれで充分なのでした。
そしお歀にはミストの粟神䜓を支えるのに必芁な滋逊ずなる
人の念が満ちおいたした。それも飛び切り䞊質の "負の念" が。

神の囜ぞ垰るこずを自ら拒んだ者や、未だに死んだこずを認めない者の
魂は、その秘めたる念の違いに拠っお、倫々が近づいたり反発したりしお
この䞖界における流れを造っおいたした。
その流れがたた、同様の念を持った魂達を集め、やがおは小さな
柱みをあちらこちらに散圚させおいるのです。

ミストはそんな流れの䞀぀に身を任せおいたした。
本来のこの䞖界の客では無いミストの粟神䜜甚は、党く異なった念を
あるずきは匟き跳ばし、あるずきは吞い寄せたりしたした。
そしお吞い寄せられた者は䟋倖無くミストに念を吞い取られお
この䞖界から消え去っおいきたした。
そんな䞭でも特に心地奜い念が集たっおいる流れを芋付けお
その䞭に身を眮いおいるのです。やがおその流れが䞀぀の柱みに
ミストを運びたした。感じたす。ミストが特に矎味に感じる念が
ここには沢山ひしめいおいたす。悲しみの念が。
そこら䞭に俯いた少女や、身䜓の䞀郚しか芋えない女の姿が
珟れたり消えたりを繰り返しおいたす。
ミストが手を䌞ばすず、誰かの魂が觊れおきたす。
それを掎み寄せ口づけするず嘆きがミストの身䜓に流れ蟌み、
その魂がわななくず、それに合わせおミストの身も震えたす。
やがおすっかり嘆きを吐き出した魂が消え倱せおしたうず、
ミストはたた別な魂を匕き寄せおは、それを味わいたした。
怚嗟が、嘆きが、悲しみが、やがお薄れおいく床にミストの身䜓は
その姿をはっきりずさせおいきたす。初めは闇に沈んでいた姿は
闇の䞭にあっおその茪郭をクッキリず浮かび䞊がらせおいたす。
それでもミストはあるずきは觊れおくる、そしお逃げ惑う魂から
念を匕き剥がしお貪り続けおいたした。

やがお、ひずしきり貪るずミストは自分の手で自身の身䜓に觊れおみたした。
充分に念を吞収した身䜓を確かめるようにミストは自らの
身䜓をなぞりたした。右手を胞に眮き、そのたた䞋ぞ滑らせたす。
胞よりは控えめな膚らみを過ぎ、倪股に達するず、今床は
膝を折っお䞡足を抱えおみたした。
䞊も䞋もない䞖界でミストはそのたた䞞たった栌奜で浮かんでいたした。

どの䜍の時間が過ぎたでしょうか。再び負の感情を秘めた魂を
貪るため身䜓を解したミストは、目の前に居る䞀人の少女の姿に
目を瞠りたした。そしお、その姿に感じた疑念を確かめるため
少女の肩を掎みたした。魂を壊しおしたわない様にこちらを向かせたす。
䞀瞬は堕倩䜿が遂に倒したのかずも思いたしたが、やはり違いたした。
䌌おはいるものの別人です。しかし、それでも 

ミストはその少女の魂を壊さないように慎重に扱いたした。
抱き寄せおはみたしたが、決しお口づけはしたせん。
少女の魂は身じろぎ䞀぀せず、たるで人圢の様にされるがたたです。
ミストは圌女の髪に觊れおみたした。魂が蚘憶しおいる生前の
柔らかな感觊がミストに䌝わりたす。
着おいる服はお気に入りだったのでしょうか。䞈の長いドレスです。
そのドレスを通しお透けお芋える身䜓のラむンをミストは芋詰めたす。
やがお䞡肩に手を眮くず、少女の身䜓を慈しむがごずくに撫でおいきたす。
身䜓の線に沿っお䞊から䞋ぞ、䞋から䞊ぞ。䞘から谷ぞず。
䜕をされおも党く動かない少女の魂。しかしミストは苛立぀事もなく
飜かずに繰り返し繰り返し、圌女を愛で続けたした。

曎に幟蚱かの時が過ぎ、遂に意を決したミストは
少女を吞い取っおしたわないように泚意深く頬を寄せ、
その魂の䞭ぞず自身を滑り蟌たせたした。
そのたた少女をすり抜けお、ミストは背䞭越しに圌女を振り返りたす。
そしお満足そうな笑みを浮かべながら少女に語り掛けるのでした。

「お前を人間界ぞ連れおいく事にした」

ミストはそう蚀っお少女の手を取りたした。

「さぁ私ず来るんだ、アキコ」

䞉枝アキコは、その時初めお身䜓を匷匵らせおミストに
抗おうずしたしたが、ミストの手を振りほどくこずは
出来たせんでした。

●再びオルレアン䞊空

人間界に戻ったミスト。そしおもう䞀人。
ミストの傍らにぎったりず寄り添っおいたす。
俯いお、たるで震えおいるかの様に、その姿は揺らいでいお
今にも消えおしたいそうに芋えたす。

「で、その嚘は䜕よ。それもあんたの糧なわけ」
「これは私の遊び盞手だ」
「䜕をしお遊ぶのかしら」

フィンがねっずりした芖線を投げおよこしたす。

「矚たしいのか」
「冗談。あんたの悪趣味を嗀っおやりたいだけよ」
「これでも矚たしくないか」

ミストはアキコの身䜓を乱暎に抱き寄せるず顔にかかった髪の毛を
暪ぞずはらい、぀いで顎に手をあおお顔をぐいっず持ち䞊げ
フィンに芋せおやりたした。

「こい぀は 」
「可愛いだろう」

そしおミストは、そのたたミストの倪股の䞊に厩れ萜ちおいるアキコを
くすくすず笑いながら撫で始めたした。
暫く考え蟌んでいたフィンが挞くアキコの事を思い出したずきも
ただミストはアキコを撫で続けおいたした。


# ずいう事で連れおきたした。笑

# 線・泚 誰だよ "ç·š" っお ^^;
# 䞉枝アキコ線はサブゞェクトに反しお笑、アニメ本線第話の埌日談
# ずでもいいたしょうか。あれだけでは語り足りお無いんじゃ
# ずいう郚分ぞのツッコミを兌ねた劄想になる予定っす。

## うん、誰か忘れおいる気が。^^;

Keita Ishizaki

未読、
2000/03/20 3:00:002000/03/20
To:

石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<8ai69l$2...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎03月13日(月) 16時44分53秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。
 神颚怪盗ゞャンヌの䞖界芳を壊されたくない人は読たないで䞋さい。
 では、ゲヌムスタヌト

>同時に「動いおいる」キャラがあたり倧勢だず倧倉なんじゃないかなず
>思ったので匥癜あたりが倧人しくなったら呌んでこようず思ったのですが。
笑

 匥癜が動くず、事態の収拟のために倧勢を動かすこずが出来るので、実に䜿い
やすいキャラだず思っおいたす。やっおいる事は汚れおいるけど、心の䞭は枅い
ずいう私的蚭定が笑。

>以前にもチラりず曞いたのですが、奜きなキャラにはむロむロず
>ああなるかなずかこういう目に合うず䜕お蚀うかなずか考えた挙げ句に
>苛酷な運呜を䞎えちゃったりするんですよ。非道い奎

 劄想っおのは、お色気系に限った事では無いわけで、これもある意味「劄想」
蚘事ですよね。お互い自爆。

>「 」のトコには私の䞭ではズバリ単語が入っおいたのですが、
>それを曞いおしたうずツグミ線のオチを瞛っおしたうな、ず思ったので
>ボカしたした。今埌次第でラむトダヌク鬌畜たで䜕でもあり埗たす。

 パタヌン皋劄想しおみたした。実はオチをちゃんず考えおいたせんので、奜
きに動かしおやっお䞋さい。

>やはり悪魔、そんな人間私の思惑などものずもせずに
>ズバっず抌し切っおくれたす。笑

 ミストに现かい策略は䌌合わないず思ったので、匷匕な展開にしおみたした。
 展開に詰たったらミストを䜿っお匷行突砎違。

>匥癜線ずいうか匥癜新聞線は党然先が私には読めたせん。
># オチたでよろしく。たた逃げた ^^;

 匥癜はどう動かしお頂いおも結構です。実は匥癜線のオチも深くは決めおいな
いずいうより、動いおからの収拟の方が楜しそうです。い぀ぞやの「ファむルで
ぐりぐり」攻撃以来この話はynagata氏が面癜かったず蚀っおたした。

>しかし倧事に新聞をしたう委員長はナむスです。男っお悲しい。爆

 今週も男の悲しい性を芋せおくれたす爆。

>## 䜜者・泚
>## 文脈から誰の台詞か刀るだろうず思われたので「」の前のキャラ名を
>## 省いおいたす。刀らなかったら指摘を䞋さい。

 いよいよ本栌的に小説らしい圢態になっおきたしたね。
 䜐々朚さんのペヌゞを芋るず、小説曞きに経隓を積んでいらっしゃるようで。
実はシリアス曞きも埗意そうだず思っおいるので、シリアスな展開にしおいたり
する郚分もあるような 。
 こちらでも文䜓を合わせたす。

>■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線その

 ツグミさんはこれからどう動くのでしょうか
 そう蚀えば入院しおいる犬はどうしたしょうか。色々出来そうですが謎。

>■神颚・愛の劇堎 倢幻遍歎線

 䞉枝アキコの登堎パタヌンは考えおいなかったので、冥界がどんな所かも、誰
が連れおくるのかも圓然考えおいたせんでした。
 成る皋、ミストの玩具になりたすか。連れおくる時の描写ずそれからの取り扱
いが䜕ずもいやらしくおグヌです笑。
 それからミストの蚭定幎霢、アクセスが芋た時のミストの幎霢ず同じ䜍なんで
すね。実は、今たでガキのミスト喋りをさせおいたので 。
 ちなみに実䜓を䞎えたのは、ミストが物を動かす描写を出した関係䞊、霊䜓で
は物を動かせないずいう過去の話で出た蚭定ずの敎合性を取るためです。

 では、本線。

★神颚・愛の劇堎 第話数えた

■神颚・愛の劇堎 氎無月倧和線

●悩むパッキャラマオ先生

 朝緎のために早朝出勀した際に、「匥癜新聞」を入手しおしたったパッキャラ
マオ先生、職員宀で新聞を広げお考えおいたす。

「これはどう芋おも東倧寺ず日䞋郚ず名叀屋の写真ざたすね。でも、合成写真か
もしれないざたすし、たずは真盞を確かめるのが先決ざたす。しかし 」

●通孊路

 委員長は、郜ず䞀緒に仲良く 通孊路を歩いおいたした。
 二人はたわいも無い事を話しながら、䞊んで歩いおいたす。委員長も郜も、昚
日の事は口にしたせん。二人ずも、昚日のこずは無かったかの様に、無理をしお
いるのが芋え芋えです。そんな蚳で、䜕ずなく緊匵感が挂っおいる二人でした。

そう蚀えばあの新聞、たさか孊校にも 

「ごめんなさい。僕、急ぐので先に行きたす」
「あ、委員長」

 嫌な想像をしおしたった委員長は、郜を眮いお党速力で走り出したす。


●桃栗孊園

 走っお桃栗孊園にたどり着いた委員長。するず、意倖な人物を芋぀けたす。

「圌方朚さん」

 名叀屋海生の秘曞、圌方朚神楜が䜕故か孊園内にいたした。
 神楜は、委員長に声をかけられたのにも気付かず、急ぎ足で去っお行きたす。

「名叀屋君の事で孊園に䜕か甚でもあったのかな そんな事より 」

 委員長は、敷地内の掲瀺板や、孊園校舎内の壁などに「匥癜新聞」が貌られお
いるのではず危惧しお、走りながらざっず芋お回りたす。
 しかし、それらしき匵り玙はありたせんでした。オルレアンでも、皚空ずたろ
んず郜以倖のメヌルボックスには投げ蟌たれおいなかった所を芋るず、匥癜は広
範囲に新聞をばらたく積もりでは無いのだろうず委員長は理解したした。

そりゃそうですよね。こんな新聞をばらたいたら、山茶花さんの方だっお傷぀
く蚳ですから 

 それでも念のために、自分の教宀の机の䞭たでチェックしお、新聞が存圚しな
い事を確認したした。
 思い぀いた堎所は党おチェックした委員長ですが、䞀ヶ所だけチェックしおい
ない堎所がありたした。そこは 。


●女子新䜓操郚郚宀

 委員長は、女子新䜓操郚の郚宀の前に立っおいたした。新䜓操郚の朝緎の話を
郜から聞いおいたので、ひょっずしたらここにもばらたかれおいるのかず心配し
たのです。

「け、決しおやたしい気持ちで入る蚳では無いのですから 」

 委員長は自分に蚀い蚳をしたす。
 ただ朝緎には早い時間で、事務員宀にあった郚宀の鍵が残っおいお委員長がそ
れを持っおいるので、䞭に誰がいるずいう蚳でも無いし、そうであるず蚀う事は
「匥癜新聞」がばらたかれおいる確率も䜎いのですが、それでも念には念を入れ
る必芁があるず考えたのです。
 もちろん、若干の興味があった事は吊定したせんが 。

ガチャ

「誰かいたせんかヌ」

 鍵がかかっおいたのに、いちいち委員長は確認したす。

しヌん

 誰もいないのを確認するず、内偎からドアの鍵をかけたす。
 別にそんな事する必芁は無かったのですが、鍵が内偎からかけられたので、䜕
ずなく鍵をかけおしたったのです。
 そうしおから郚屋の内郚を芋枡したす。郚屋の内郚にはロッカヌが䞊べられ、
真ん䞭にはテヌブルが眮いおあり、パむプ怅子がいく぀か無造䜜に眮かれおいた
す。
 壁には、誰かが貌ったのでしょう。タレントのポスタヌがべたべたず貌られお
いたしたが、委員長はそう蚀うのには疎いので、誰が誰だかさっぱり刀りたせん
でした。
 委員長の趣味はクラシック音楜なのです。その趣味を掻かしお新䜓操のバック
に流すためのクラシック音楜をテヌプにダビングしおたろんに莈り、喜ばれ
おいたりもするのでした第話参照。

「どうやら無いみたいですね 。するず他には 」

 委員長の芖界に、ロッカヌが目に入りたす。

「こ、これも東倧寺さんず日䞋郚さんの為ですから」

 ず、たたも蚀い蚳し぀぀ロッカヌを開けおしたいたす。
 たず最初に、郜のロッカヌを開けたす。鍵はかかっおいたせんでした。

「これは」

 䞭身はどうせ空だろうずは委員長も思っおいたしたが、䞭には䜕故か男物のシ
ャツが入っおいたす。

「どこかで芋たような 」

 それは、ミストが郜に取り憑いた時に皚空の郚屋から物色した皚空のシャツで
した。
 委員長はもちろんそんな事は知りたせん。正確には、知っおはいるのですが、
暗瀺にかけられた状態だったので蚘憶にはきちんず残っおいなかったのです。
 もし知っおいれば、平然ずしおはいられなかったでしょう。䜕しろ、郜がこれ
䞀枚だけ着おいたシャツなのですから 。
 郜はここに眮いおあったゞャヌゞに着替えお垰ったのですが、異垞な粟神状態
であった事もあり、自分の物でも無いシャツを忘れおいたのです。

「ここはず 。次は 」

 今床は、たろんのロッカヌに手を䌞ばしたす。
 郜の時に䜕か入っおいたので、今床も䜕かあるのではず思うず、手が震えたす。

「こ、これは日䞋郚さんのため䜕だから。け、決しおやたしい気持ちでは 」

ガチャ

「こ、これっお ひょっずしお 」

 委員長が手にしおいたのは、背䞭の開いたネグリゞェでした。

「たたたさか、これは、日䞋郚さんの !? でも、どうしおこんな所に」

 委員長はしばし、ネグリゞェを手にしおぶら䞋げ、固たっおいたした。


●その頃、オルレアン䞊空

「フィン、頌みがあるんだけど」
「なによ」
「あんたが着おいたあの人間の服なんだけど」
「嫌な事思い出させないでよ」
「あれを貞しお欲しいんだけど」
「なによ。たさかあれ着る気 あれはね、昌間着るものじゃないわよ」
「知っおるわよ。この子に着せようず思っお」

 ミストは、膝に寝かせおいるアキコを愛でながら、うっずりずした目で蚀いた
す。

「着せ替え人圢っお蚳 でも残念ね。あれ、たろんに返しちゃった」


●再び新䜓操郚郚宀

「はっ。こんな事をしおいる堎合じゃありたせん」

 固たっおいた委員長は、我に返りたす。
 ネグリゞェを元あった堎所に返そうずする委員長ですが、その手が止たりたす。

「 」

 委員長は震える手でネグリゞェを顔に近づけたす。

「日䞋郚さん 」

 委員長はネグリゞェの匂いを嗅ぎながら、䜕やら劄想しおいたす。

ガチャガチャガチャ

 委員長の劄想は、䜕者かのドアノブを回す音によっお砎られたした。

「あら おかしいザマス。鍵は無かったザマスのに 」

パッキャラマオ先生

 委員長は、心臓が飛び出しそうになりたした。こんな所を芋られたら、蚀い蚳
のしようがありたせん。

鍵かけずいお良かった 

「誰かいるザマスか ここを開けるザマス。 いないザマスか 仕方ないザ
マスね 」

 合い鍵を取りに行ったのでしょう。パッキャラマオ先生が立ち去る足音がした
す。

今の内に 

 この堎を立ち去ろうずした委員長ですが、ネグリゞェを元あったように畳んで
戻そうずしお、䞍噚甚な委員長はもた぀きたす。

は、早くしないず 

 䜕ずかネグリゞェを畳み終え、ロッカヌにしたった委員長は、慌おお曎衣宀か
ら出ようずしお今床はパむプ怅子に躓いお転びかけおしたいたす。
 それでも䜕ずかドアから倖に出お、廊䞋を䜕気なく歩きだした所でパッキャラ
マオ先生が戻っお来たした。

「おはようございたす」
「おはよう。随分早いザマスね、氎無月」
「ええ。ちょっずやり残した仕事がありたしお。先生も早いですね」
「倧䌚も近いので朝緎ザマス。郚掻の顧問もなかなかこれで倧倉ザマス」

  ず蚀いながら、郚宀の方に歩いおいきたすが 。

「あら 開いおいるザマス 誰か来たザマスか」
したった 

 委員長は、慌おるあたり出るずきに斜錠をし盎すのを忘れおいたのでした。

「氎無月、埅぀ザマス」

 委員長は無芖しお立ち去ろうずしたすが、先生に呌び止められたす。

「なな、䜕ですか 先生」
「氎無月が郚宀の鍵を開けたザマスか」
「そ、そんな蚳無いじゃ無いですか 。どうしお僕が新䜓操郚の鍵を開ける必芁
があるんです」
「その手に持っおいる鍵は䜕ザマスか」

 パッキャラマオ先生に指摘され、委員長は自分の床重なる迂闊さを呪いたした。
 委員長は、その手にしっかりず郚宀の鍵を握っおいたのでした。

「こ、これは 」
「最近郚宀からレオタヌドが盗たれる事件が起きたザマス。氎無月を疑う蚳では
無いザマスが、念のため、どこの鍵か芋せるザマス」

 ぀か぀かず歩み寄るず、委員長の手から鍵を奪いたす。

「これはどういうこずザマス」
「そ、それは  」
「たさか氎無月 」
「違いたす さっき、僕が先に行くず蚀った時に、東倧寺さんにそれなら先に
郚宀の鍵を開けおおいおっお頌たれたんですけど 」

 委員長は、思わず口から出任せを蚀っおしたいたす。

「東倧寺に」

 パッキャラマオ先生は、暫く疑わしそうな目で委員長を芋おいたしたが、すぐ
に玍埗した衚情になっお、

「氎無月。幟ら委員長だからず蚀っお、他人のパシリもいい加枛にした方がいい
ザマスよ。東倧寺も東倧寺ザマス。氎無月の人が良いのを良い事に。埌できっち
りお仕眮きザマス」
「や、止めお䞋さい」
「どうしおザマス こう蚀うのは䞀床きっちり蚀った方が圓人の為ザマス」
「あの 東倧寺さんも、倧䌚が近いんで、䞀分でも早く緎習したいからっお蚀っ
おたした。それでだず思うんです。事務宀によっおからだず、かなり遠回りにな
っおしたいたすし」

 郜に話されおはたたらないず、必死で委員長は説明したす。
 その様子を呆れた様子で芋おいた先生ですが、

「氎無月 本圓にお前は『お人奜し』ザマスね。良いザマス。氎無月のお人奜し
ず東倧寺の熱意に免じお、この件は芋なかった事にするザマス」
「すいたせん 」
「お前が謝る事は無いザマス。東倧寺は、䞀分でも長く緎習したいずいう熱意に
免じお、今日から倧䌚たで、ビシビシずしごくザマス」
ごめんなさい、東倧寺さん 。でもこれは東倧寺さんの為なんです 

 心の䞭で郜に謝る委員長でした。

「それじゃあ、僕、仕事がありたすので 」
「埅぀ザマス。仕事で思い出したザマスが、頌んで眮いた進路盞談のお知らせの
曞類は䜜っおくれたザマスか」

 桃栗孊園では、ず蚀うよりパッキャラマオ先生は、「将来瀟䌚に出たずきのた
め」ず称しお、この手のお知らせの文曞の玠案を生埒に䜜成させおいたした。䟋
えば、進路アンケヌトの文面皋床のものは委員長が曞いおいたりしたす第話
参照。委員長の人の良さをパッキャラマオ先生も利甚しおいるだけな気もした
すが 。

「はい この封筒の䞭に入れお あれ なんかひっかかっおるな。こ れ 
ですぅ」

 委員長は鞄の䞭から封筒を出そうずしお、䜕かが匕っかかっおいるのでそれ毎
無理矢理出しおしたいたす。匕っかかっおいた物は、出したずきに床に萜ちたす。

「 氎無月、䜕故それを 」
「あ あ 」

 床に萜ちおいた玙は、オルレアンの゚ントランスで委員長が封筒ず匕き替えに
背䞭の鞄の䞭に隠した匥癜新聞なのでした。

「おはようございたす  あれ 委員長、䜕でこんな所に 」

 ゆっくり歩いお、事務宀経由で挞く郚宀に着いた郜の声がしお、凍り付いた二
人ははっずしたす。

「ちょ、ちょっず仕事の関係で話を 」
「こんな所で た、いいわ。そこどいお。あたし、着替えるんだから」
「あ、埅っお 」

 委員長が察応しおいる間に、パッキャラマオ先生は、床に萜ちた「匥癜新聞」
をさっず回収したす。

「䜕よ。あたし着替えるんだから、どいお」

 郜が委員長を抌しのけた時には先生は䜕事も無かった様に新聞をしたっおいた
した。

「早く着替えお䜓育通に行くザマス。倧䌚は近いのだから、ビシビシしごくザマ
ス」
「はい 先生」

 郜が郚宀に入っおから、先生は委員長の胞ぐらを掎んで、小声で蚀いたす。

「氎無月。朝緎が終わったら呌ぶザマスから、生埒指導宀に来るザマス」
「は、はい 」

ど、どうしよう ずんでも無い人に芋぀かっおしたいたした

 委員長は、先生が既に「匥癜新聞」を読んでいる事を知らないので慌おたす。
 委員長の「混乱の舞い」は、生埒指導宀で先生ず話をするたで続くのでした。


■神颚・愛の劇堎 日䞋郚たろん線

●朝垰り

「おヌい、たろん起きおるか」

 毎朝恒䟋の、たろんの郚屋の前のモヌニングコヌルですが、今日は郜がいない
所が異なっおいたす。皚空は最近は郜が郚屋を出る音がしおから、廊䞋に出るよ
うにしおいたのですが、今日は、い぀もの時間に出お来ないので、昚日のこずも
あるので心配しお自分から郜の家に出向くず、

「ごめんね。郜、朝緎ずかで先に行っちゃったの。だから、たろんちゃんず二人
で行っおね」
「良かった 」
「え」
「あ、いや、䜕でもありたせん」

  ず蚀う蚳で、皚空が䞀人でモヌニングコヌルをしおいたす。

「完党に寝おるな、こりゃ 」

 皚空は諊めお先に行こうずするず、゚レベヌタヌのドアが開きたす。
 ゚レベヌタヌからは、私服姿のたろんが降りお来たす。

「よう、たろん。どうした朝っぱらからそんな栌奜で。たさか、朝垰り」
「そうよ 悪い」

 皚空は冗談の積もりで蚀ったのですが、たろんの返事を聞いお慌おたす。

「誰ず!?」
「私がどこで誰ず䜕しおようず、私の勝手じゃない 」

 たろんは疲れた様子で投げやりに蚀いたす。

「たさか お前 」
「皚空に私の䜕を責められるっお蚀うの」
「う 」

 思い圓たる節があるだけに、皚空は口ごもりたす。

「ごめん皚空 。私、䜓調が悪いから今日は䌑むっお䌝えずいお 」

 気怠そうに蚀うず、たろんは郚屋の䞭に入っおしたいたす。

「たろん 」

 たろんの様子が気がかりな皚空でしたが、こう蚀う時にし぀こく䜕を蚀っおも
無駄なのは刀っおいるので、やがお䞀人で孊校に向かいたす。


●オルレアン䞊空

「あらあら、ゞャンヌもすっかりお疲れのようね。どうする 䞀人っきりの今、
チャンスじゃない」
「止めおおくわ。『神のバリダヌ』が健圚な今、䞋手に手を出しお火傷をするの
は嫌だしね。たずは倖堀からじわじわず埋めるのよ」
「今手を出したら、ゞャンヌの慰み者になっちゃうから」
「違うわよっ」
「それじゃあたし、この子に色々ず教えなくちゃいけないから」

  ず蚀うず、アキコを連れおミストはどこかぞず消えたす。

「あ、ちょっず っおもういないか 。さお、次は䜕しようかな」

 色々考えおいるようで、実はあんたり考えおいない蟺り、準倩䜿の頃ずあたり
倉わらないフィンなのでした。

぀づく

 䞻圹が出たず思ったら䌑みかい笑。
 䜕だか委員長だけの話になっおしたった気がしたす汗。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/03/21 3:00:002000/03/21
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000032022...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>>  神颚怪盗ゞャンヌの䞖界芳を壊されたくない人は読たないで䞋さい。

ずいう事でよろしく。

>> やすいキャラだず思っおいたす。やっおいる事は汚れおいるけど、心の䞭は枅い
>> ずいう私的蚭定が笑。

枅いんですか。^^;;;;;

>>  劄想っおのは、お色気系に限った事では無いわけで、これもある意味「劄想」
>> 蚘事ですよね。お互い自爆。

仰有る通りです。(*^^*)な郚分は基本的に本筋じゃなくお本圓は
別なこずに曞きたい䞻県があるんですよ。
# 誰も信じないでしょうけど。^^;自業自埗

>> ぐりぐり」攻撃以来この話はynagata氏が面癜かったず蚀っおたした。

それは嬉しいお蚀葉です。

>>  今週も男の悲しい性を芋せおくれたす爆。

もしや正気じゃないのかずか思うほどにコワれおたせんか笑

>>  こちらでも文䜓を合わせたす。

恐瞮です。

>> >■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線その
>>  ツグミさんはこれからどう動くのでしょうか

圓面はたろんちゃんが「通い劻」するので家から動かなかったり。爆
# あ、そういう意味じゃなくお笑

>>  そう蚀えば入院しおいる犬はどうしたしょうか。色々出来そうですが謎。

たぁ、あず日ほどありたすから。
# それにしおも月日が進たない。^^;

>> >■神颚・愛の劇堎 倢幻遍歎線
>>  䞉枝アキコの登堎パタヌンは考えおいなかったので、冥界がどんな所かも、誰
>> が連れおくるのかも圓然考えおいたせんでした。

実はあの゚ピ゜ヌドは結構以前に曞き終えおいたのです。
ただ、オリゞナル笑では倍皋尺が長くおミストが冥界に行く理由も
今回投皿したバヌゞョンずは違っおたのですが、
バトンに合わせお導入郚を倉えお蟻耄を調敎しおたす。^^;

>> いが䜕ずもいやらしくおグヌです笑。

埌で自分で読んでみるずよくこんなの曞いたなず思いたす。栞爆

>>  それからミストの蚭定幎霢、アクセスが芋た時のミストの幎霢ず同じ䜍なんで
>> すね。実は、今たでガキのミスト喋りをさせおいたので 。

ははは。私的蚭定っお奎になるんでしょうね。ミストの倖芋ずか。^^;
確かにあの描写にガキんちょミストを圓おはめるずかなり問題が。^^;;;;;;;;
話し方に関しおは私も別に意識しお倉えおない぀もりなので
ガキミストで構わないず思いたすが。そもそも姿がガキでも悪魔なんで
芋た通りの幎什ずはずおも思えたせんし。
ミストには他にも私的蚭定が色々あるんですけど、小出しにしお
䌏線匵り䞭。前䜜には飛び切り重倧なネタがこっそりず入っおたす。
# こっそりすぎお刀らない。爆
あ、でも党然気にしないでくださいね。䟋によっおどうにでもなるネタなんで。^^;

それず私的蚭定぀いでにアキコは圓分ずいうか倚分最埌たで
䞀切台詞無しの予定ずなっおたす。

>> ★神颚・愛の劇堎 第話数えた

なんず、既にクヌル突砎ずは。笑

>> ■神颚・愛の劇堎 氎無月倧和線

委員長、ハラハラさせおくれたすね。おい、マズむぞずか蚀いそうになりたす。
なんかパッキャラマオ先生ず共同で火消し係になりそうな雲行きですが。
神楜も暗躍しおるみたいですが。匥癜の行動のどの蟺たで把握しおるのやら。
それによっおは圌にも火消しに䞀枚かんで来るのかも。

>> ■神颚・愛の劇堎 日䞋郚たろん線

朝垰りで誰かにバッタリずいうのは思惑通りです。^^;
孊校䌑むずは思いたせんでしたけど。

>>  䞻圹が出たず思ったら䌑みかい笑。

じゃぁこちらで倚少動かしおみたす。ほんずにちょっずだけ。^^;

>>  䜕だか委員長だけの話になっおしたった気がしたす汗。

たぁアニメでは圱が薄めだったのでせめお劄想では䞻圹っおのも
ありでしょう。たずえ情けない圹所でも。笑

# ではいきたす。
# 今回は平凡な日垞です。^^;

★神颚・愛の劇堎 第話

■パヌト 日䞋郚たろん線

独りでいるず色々なこずを考えおしたいたす。
少しだけ孊校をサボった事を埌悔しおいたたろんちゃん。
授業に身が入らなくおもクラスで倧勢の䞭にいたほうが良かったのかも。
そんな思いにかられたす。でも、もうすぐ時です。
今曎ずいう時間であるのも事実でした。そうしお䜕もせずにいるだけでも
時蚈の針はどんどんず回っお行くのでした。あっず蚀う間にお昌です。

「そういえばご飯食べおないよね、朝から」

のそのそずキッチンぞず向かうず冷蔵庫を芗いお芋たすが
ロクな物がありたせん。仕方がないので買物に出かける事にしたす。
自分で頬をぱんぱんず叩きたす。

「しゃきっずしよう」

ちょっず熱めのシャワヌを䜿っおから着替えお倖出したす。
午埌の陜射しが心地奜く感じられる皋よい陜気でした。
䜕凊かの公園にでも出かけおお匁圓を広げたりしたらいいだろうかず
倢想するたろんちゃん。隣りに座っおいるのは、始めは郜ちゃん、
それがフィンになっお最埌にはツグミに。
お腹がいっぱいになったら芝生に寝ころんで、それから 

「キャっ、倖でなんお倧胆よねぇ」

独り蚀を蚀いながら腕をぶんぶん振り回しお歩く姿はかなり倉でしたが
本人たるで気にせずです。

■パヌト 瀬川ツグミ線

ツグミもたた陜が高くなるたで家で䜕もしないでいたした。
むカロスのお芋舞いに行きたかったのですが、肝心の病院が
知り合ったばかりの委員長の玹介で道がよくわかりたせん。
知っおいる堎所ならばゆっくり歩けばむカロスの助けがなくおも
行く事ができたしたが、道順がわからないのでは論倖でした。
連絡を取ろうかず思っお初めお圌の連絡先を聞いおいない事に
気付く始末です。共通の友人であるたろんに聞けばわかるのでしょうが
そもそもこの時間では孊校に出かけおいるのだろうず思い圓たりたした。
䞇事がこの調子でした。䜕かしようずしおもすぐに出来ないずいう答に
蟿り着きたす。やっぱり自分は独りでは䜕も出来ないずいう無力感に
抌し朰されそうになっおいたした。

「駄目だわ。じっずしおるず䜕凊かに萜ちおいくみたい」

䜕ずか自分に理由を぀けお出かける事にしたツグミ。
きっず気が晎れるず信じお。

集䞭力を高めるず、心の䞭に地図か浮かんできたす。
歩道の幅や路面の小さな段差たでをも網矅した詳现な物です。
ツグミはその地図からもっずも距離の長いコヌスを遞んで歩いお行きたした。
桃栗町の䞭心郚を抜けお埀埩する道順です。
ツグミの家は町倖れにあるため、普通の人でも埒歩は躊躇する距離です。
でも、敢えお歩いおいく事にしたした。
歩いおいる時のツグミの姿勢は背筋が䌞びおずおも綺麗です。
もっずも圓のツグミは意識しおいる蚳ではありたせん。
前に出した足にいきなり重心を移さず、埌ろの足に䜓重を残しおいるので
自然に姿勢が真っ盎になっおいるのです。䞇が䞀にも先に出した足が
道を螏み倖した時の甚心が、䞀芋するず颯爜ず歩いおいる様に芋えるのでした。

■'パヌト 日䞋郚たろん線

倉な想像たくたしくも町を行くたろんちゃん。
孊校をサボっおいる事もすっかり忘れおいるかの様に歩いおたす。
するず前方の道を暪切る芋慣れた人圱が。
声を掛けようず足早に近づきたすが、先に声を掛けおきたのは盞手の方でした。

「たぁ、日䞋郚さん」
「え゛、䜕で刀っちゃうの」

実はちょっずした悪戯心が湧いおいたたろんちゃんは逆に驚くはめに。
しかしツグミは平然ず蚀っおのけたした。

「愛のチカラかしらね」

思わず固たっおしたうたろんちゃん。顔が赀くなっおいたす。

「たぁ、真っ赀になっお可愛いわ」
「嘘々、なんで」
「あおずっぜう」

そう蚀うずツグミはくすくすず笑いたした。぀られおたろんちゃんも。

「やだなぁ、もう」
「ごめんなさいね」
「でも、私だっお刀ったのは䜕故」
「足音かしら」
「私っおそんなにドスドス歩いおるのかな」
「いいえ。そんな事ないわ」
「それでも刀っちゃうんだ」
「ええ」

話しおいお䞍思議な感芚に捕らわれおいる自分にたろんちゃんは気付きたす。
こうしお他愛無いおしゃべりを亀わすツグミず、昚倜の圌女は同じひず
なのだろうかずいう思いが浮遊感にも䌌た独特の心地をもたらしたす。
そうする内に身䜓の芯が火照る様な気がしおきたす。でも。

「日䞋郚さん、今日、孊校お䌑み」
「あは、ははははは」

䞀気に珟実に匕き戻されたたろんちゃんには笑っお誀魔化す事しか
できたせんでした。

「そうだ、日䞋郚さんに聞きたいこずがあったの」
「え、䜕」
「氎無月さんの連絡先知っおる」
「うん。あ、手垳芋ないず刀らないや」
「そう。じゃぁ埌でお家に電話するからその時に教えおね」
「いいけど、䜕で委員長」
「あら、氎無月さんっお委員長さんなの」
「そうなの。ずっず委員長なの」
「そういう事、抌し付けられそうな感じがするわ」
「あははは」

ツグミの県力よりも、その内容の方が可笑しかったのでした。
でもすぐにたろんちゃんはツグミが䜕の甚があるのか思い圓たりたした。

「ごめんなさい。むカロスの事だね」
「たた蚀ったわね」
「え」
「その事で謝るのはもう無しよ。玄束しお」
「うん。刀った」
「それじゃ、たた埌でね」
「埌で 」

たろんちゃんは最埌の台詞が蚀えたせんでした。
口がふさがっおいたから。
唇に残った柔らかな感觊が薄れおいっお、我に返った時には
もうツグミの姿は䜕凊にもありたせんでした。

「はぁ、たた今倜泊たりにいっちゃおうかなぁ」

委員長の苊劎も知らずにボケおいるたろんちゃんだった。

■パヌト 䞉枝アキコ線

桃栗町から然皋は離れおいない岞壁の高みに䞀人の嚘が立っおいたした。
䌞ばした髪を朮颚が乱暎にかき䞊げたす。
茶色の瞳がそこから芋枡せる景色をゆっくりず眺めおいたす。
やがおひずしきり眺め終わるず瞳の色が金色に倉わり、今たでたるで
無かった衚情がはっきりずした笑みに倉わりたす。
そしおそれに䌎っお嚘の姿が透けお いえ、それは正確ではありたせん。
今たでの姿がはぎ取られるように埌ろに抜けお行くのです。
抜けおいく方の姿が半透明なのでした。そしお残った方の姿は。

「アキコ、お前の目を通しお芋るず颚景が違っお芋えるな」

埌ろに控えおいるアキコは俯いたたたで䜕も蚀いたせん。

「隠さなくおもいい。お前が残しおいる想いはこの近くに匕き寄せられおいる」

アキコは悲しそうな衚情をしおミストの服の袖をくいず匕きたした。
たるで䜕凊か別の所ぞ行こうずでも蚀いたげに。

「䜕故嫌がる埅っおいるんじゃ無いのか」

ミストの背䞭にすがっお震え始めるアキコ。
たすたす嬉しそうな顔のミスト。

「たぁいいさ。今日の所は」

ミストの姿が消え、そしおアキコが戞惑った様な衚情を䞀瞬だけ芋せおから
埌に続きたす。颚だけがい぀たでもそこに留たっおは
ひゅぅひゅぅず泣いおいたした。

どんどん続く

# ちびちび進むアキコ線。
# ちゃんず先々たで考えおありたすずも。マゞで。

Keita Ishizaki

未読、
2000/03/26 3:00:002000/03/26
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<8b7des$o...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎03月21日(火) 17時55分56秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。

 神颚怪盗ゞャンヌの䞖界芳を壊されたくない人は読たないで䞋さい。
 では、ゲヌムスタヌト

>仰有る通りです。(*^^*)な郚分は基本的に本筋じゃなくお本圓は
>別なこずに曞きたい䞻県があるんですよ。

 最初は狭矩の意味の劄想蚘事だったのに、どんどん話が深みにはたっおいる気
がしたす。

>もしや正気じゃないのかずか思うほどにコワれおたせんか笑

 委員長はあれで普通なのです笑。

># それにしおも月日が進たない。^^;

 ただ始たっおから日も進んでいない気がしたす 汗。

>実はあの゚ピ゜ヌドは結構以前に曞き終えおいたのです。
>ただ、オリゞナル笑では倍皋尺が長くおミストが冥界に行く理由も
>今回投皿したバヌゞョンずは違っおたのですが、
>バトンに合わせお導入郚を倉えお蟻耄を調敎しおたす。^^;

 先に曞いおあったんですか。元のを読んでみたい気もしたす。
 それはそうず、このスレッドの蚘事曞くのにどれ䜍かかっおたす いや、曞
くのに、通垞の蚘事以䞊の劎力がかかっおいる気がするので笑。い぀も良く
あれだけすぐにフォロヌ出来るものだず思いたす。

>埌で自分で読んでみるずよくこんなの曞いたなず思いたす。栞爆

 今週は同じ感想を自分の蚘事に察しお感じたした爆。

>ミストには他にも私的蚭定が色々あるんですけど、小出しにしお
>䌏線匵り䞭。前䜜には飛び切り重倧なネタがこっそりず入っおたす。

 なんず。 ず蚀い぀぀、私も色々䌏線を匵っおたす笑。

>それず私的蚭定぀いでにアキコは圓分ずいうか倚分最埌たで
>䞀切台詞無しの予定ずなっおたす。

 成る皋。それではアキコは喋らせないようにしないず。

>■パヌト 日䞋郚たろん線

 たろんの劄想に入れお貰えなかった皚空がかわいそうです爆。
 いや、そういう展開にした責任は自分にある気もしたすが自爆。

>■パヌト 瀬川ツグミ線

 そう蚀えばツグミさんの幎霢蚭定を考えおいたせんでした。倚分たろんちゃん
ず同じ䜍だずは思いたすが。それで仕送りの蚭定を䜜りたした
 孊校その他の蚭定も考えおいたせんでしたし。そこら蟺はお任せしたす。

>■'パヌト 日䞋郚たろん線

 䜕だか私の思惑を越えおたろんちゃんツグミさんの関係が深たっおいるよう
ですね笑。
 委員長に察するたろんちゃんずツグミさんの発蚀がナむスです。

>■パヌト 䞉枝アキコ線

 ここの堎面はサンセットクリフ䞉枝氏の別荘のあった堎所でしょうか
 アキコ線に぀いおは、䞉枝氏に぀いおは少し蚭定を考えおいたしたが、アキコ
に぀いおは殆ど蚭定を考えおいなかったので、先が読めず楜しみです。

 では、本線を始めたす。
 今回も色々な意味で投皿しお良いものか少し悩みたした笑。


★神颚・愛の劇堎 第話

■神颚・愛の劇堎 パッキャラマオ五十嵐本名東倧寺郜 線

●桃栗孊園䜓育通新䜓操郚朝緎䞭

「䌞びやかに、可憐に、矎しく」

 時間軞を少し戻しお、桃栗孊園の䜓育通では、郜を始めずしお続々ず新䜓操郚
員も集たり、朝緎が行われおいたす。

「日䞋郚はたた遅刻ザマスか 倧䌚も近くザマスのに 」

 苛぀くパッキャラマオ先生。
 実はたろんは朝垰りで疲れお䌑んでいたのですが、この時点ではその事を知り
たせん。
 い぀もの朝の緎習颚景ですが、今日のパッキャラマオ先生の芖界には、䞀人の
郚員しかいたせんでした。

「東倧寺 集䞭」
「はい 先生」

 朝から集䞭的に先生に指導された郜は、流石に疲れたのか動きが鈍った所を先
生に声をかけられ、改めお集䞭しおリボンの挔技を再開したす。

「東倧寺さん、倧䌚が近いだけに随分気合いが入っおたすね。朝䞀で緎習しおい
たみたいだし」
「そうザマスか」
「え」

 偎にいた郚員に話しかけられるず、先生は銖を傟げたす。
 郜の挔技は、基本に忠実。䌞びやかさに少々欠けるのが難点ですが、基本だけ
に捕らわれる事もありたせん。䞋手に自分の癖が぀いおいない分、時々倧ボケを
かたすたろんよりも安心しお芋おいられるず先生は評䟡しおいたした。
 今日の郜の挔技には、それに加えお力匷さも感じられたす。それは呚囲の郚員
達にも䌝わり、自然ずみんなの緎習にも熱が入りたす。
 それはずおも良いこずなのですが、しかし 

無理しおるザマスね、東倧寺 


●新䜓操郚郚宀朝緎終了埌

「は暑い 」

 朝緎終了埌、䞀幎生なので埌片付けを終えお埌から戻っお来た郜。
 今日は䜕故かパッキャラマオ先生に集䞭的に指導されたので、い぀もより汗を
倚くかいおしたいたした。
 でも密かに郜はその方が良いずも考えおいたす。緎習に集䞭しおいる時ならば、
他の嫌な事を忘れおいられるから。
 少し前、授業をさがっお䜓育通で䞀人挔技しおいたたろんも、今の自分ず䌌た
ような心境だったのだろうず、郜は思い圓たりたした。

「早く着替えないず、授業始たっちゃう」

 自分のロッカヌを開けかけお、郜は手を止めたす。
 この䞭には、昚日自分が脱いだたたになっおいるシャツが入っおいるのを思い
出したからです。
 郜は、自分がどうしおこのシャツを着おいたのかは芚えおいたせん。誰の物な
のかも圓然刀らないのですが、山茶花匥癜が郜達に芋せた写真から、皚空の物で
あろう事は容易に想像できたした。

逃げちゃ駄目 

 郜は、それでも勇気を出しおロッカヌを開けたした。シャツは䜕時たでも攟眮
出来ないので、埌で掗っお皚空にこっそりず返す積もりでピンクのズタ袋の䞭に
攟り蟌みたす。
 郜はレオタヌドを䞊半分だけ脱ぐず、タオルで汗を拭き取りたす。
 新䜓操のレオタヌドは、倏は暑く冬は寒く、身䜓に密着しおいるので汗をかき
やすい割には汗を吞収し難い玠材で出来おおり、郜は汗だくずなっおいたした。

「ひゃっ」

 ブラゞャヌを぀けようずストラップを腕に通しおいる時に、背䞭にひんやりず
した感觊を䞍意に感じた郜は悲鳎を䞊げたす。

「パッキャラマオ先生」
「そのたたじっずしおいるザマス」
「でも 」

 背䞭の感觊の正䜓は、パッキャラマオ先生の手でした。

「すべすべしたお肌 」
「ちょ、ちょっず先生、こんな所で 」

 い぀も花を愛でおいるような手぀きで先生が郜の裞の背䞭を撫でおいきたす。


「ちょっず先茩。パッキャラマオ先生、東倧寺さんに䜕しおるのかしら」
「ああ、先生の悪い癖じゃない」
「癖」
「そう。お気に入りの郚員がいるずね、ああやっお身䜓のコンディションを確か
めおいるのよ。卒業した先茩に聞いた話だず、加奈子先茩なんか良く犠牲になっ
おいたらしいわ」
「え パッキャラマオ先生っおそう蚀う趣味だったの」
「知らないわよ。私も聞いただけの話だから」

 二人の様子を芋お、郚員達はヒ゜ヒ゜話をしおいたす。
 しかし、パッキャラマオ先生が郚員達の方に目をやるず、既に着替えが終わっ
おいた他の郚員達は出お行っおしたいたす。


「フム 䜙分な莅肉は぀いお無いザマスね 」

 先生は䜕かを確認するように、ブラの前を抌さえおいる郜の二の腕に顔を近づ
け、手で腕の感觊を確かめおいるようです。
 それが枈むず今床は腰の蟺りを撫で、続いお倪股ぞず指を滑らせたす。

この感芚 

 昔、二人の䜓型が倧人に倉化し始めた頃、たろんも郜にこんな悪戯をしおいた
のを郜は思い出したした。
 あの時は、たろんずそうしおいる事がいけない事のような気がしお、嫌がっお
いたらその内悪戯は止みたしたが、今の自分ならどうするのだろうかず思いたす。

「今床はこっちを向くザマス、東倧寺」

 先生に蚀われお、郜は我に返りたす。
 ふず気が぀くず、他の郚員達は既に郚宀にはおらず、先生ず郜の二人しかいた
せん。
 先生は郜の肩を掎んで自分の方を向かせたす。

「これは邪魔ザマスね。倖すザマス」
「え!?」

 先生は、するりずブラのストラップに手を入れおずり䞋ろしたす。

「あ、ちょっず 」

 先生のやる事なので、䜕か意味があるのだろうずじっずしおいた郜でしたが、
流石にブラたで取り䞊げられそうになっお抵抗したす。

「女同士、恥ずかしがるこずは無いザマス」

 先生は、郜の手の䞊にそっず手を重ねるず、郜の手を思ったよりも匷い力で動
かしたす。

ふわり

 床に郜の癜いブラが音もなく萜ちたす。
 郜は、䞡手をパッキャラマオ先生に掎たれ、レオタヌドを脱ぎかけの䞊半身裞
の状態で立たされおいたした。顔は恥ずかしさで真っ赀で、目を閉じお顔は俯い
おいたす。
 先生は顔を近づけるず、郜の銖筋から胞元、おぞその蟺りたで身䜓のラむンに
そっお、唇で、そしお錻先で觊れるか觊れないかの距離で撫でおいきたす。

「はい、いいザマスよ」

 先生がそう蚀っお郜を解攟した時、郜には随分長い時間が経過したように感じ
られたしたが、実際には数分も経っおはいたせんでした。

「あの、どうしおこんな 」
「東倧寺、自分の挔技に今䜕が欠けおいるか、刀るザマスか」

 郜の疑問に答えず、先生は逆に問いかけたす。

「刀りたせん」
「それは自分の『矎しさ』を自然に芋せようずいう心ザマス」
「自分の矎しさ」
「東倧寺の挔技の技術は玠晎らしいザマス。でも、技に頌る䜙り、自分本来の持
぀矎しさを芋せる努力を忘れおいるザマス」
「私は別に矎しくなんか 」
「その自信の無さが問題ザマス。東倧寺は十分矎しいザマス。私が今この目でじ
っくりず芋たので間違いないザマス。もっず自分に自信を持぀ザマス。東倧寺
郜」
「先生 」
「今日はそれを蚀いたかったザマス。さ、授業が始たるザマスよ。早く着替える
ザマス」

  ず蚀うず、郜を残しお先生は出口に向かいたす。
 途端にバタバタず音がしたのは、䞭の様子を他の郚員が䌺っおいたからでしょ
う。
 取り残された郜は、先生の蚀った蚀葉の意味をしばらくそのたた考えおいたし
た。


●生埒指導宀

「ひょっずしお僕、忘れられおるのでは 。授業が始たっちゃいたす」

 パッキャラマオ先生に蚀われお先に生埒指導宀で埅っおいた委員長は、埅ちが
うけを食わされおいるのでした。


■神颚・愛の劇堎 東倧寺明線

「床分 」

 その頃、桃栗町にある老朜官舎の䞀宀で、東倧寺明は颚邪を匕いお寝蟌んでい
たした。
 明の日本での勀務先であった地殻倉動研究所は厩壊しおしたいたしたが、元々
この研究所は老朜化しお建お替えが予定されおおり、幞いにも再建の目凊が立ち
たした。今は再建の為の諞手続に忙しい毎日でしたが、疲れがたたったのかずう
ずう颚邪を匕いおしたいたした。
 長幎の䞀人暮らしで、寂しさを感じるこずは少ないのですが、こうしお寝蟌ん
でいるず、ふず寂しさを芚えたす。

「腹枛った 」

 食欲は高熱のために無いのですが、食事をしないで二日も経おば、流石に空腹
にもなりたす。

ピンポヌン

 䜕か冷蔵庫に無いだろうかず明が立ち䞊がった時、玄関でチャむムがなりたす。

「どなたですか」

 玄関のドアを開けるず、芋知らぬ男性が立っおいたす。

「初めたしお。私、桃栗孊園の教垫で玫界堂聖ず申したす」
「桃栗孊園 確か、郜の 」
「ええ、東倧寺郜さんは、私の教え子です」

 本圓は聖は実習生なのですが、もちろん明はそんな事情は知りたせん。

「あの どんなご甚でしょうか」

 苊しそうな衚情で蚀う明。

「颚邪ですか 顔色が 」
「ああ 」
「それはいけない。䞀人暮らしなのでしょう 食事ずかはどうされおいるので
す」
「䜕ずかやっおたす。あの この事は家には蚀わないで頂けたすか」
「䜕故です」
「たかが颚邪䜍で心配させたくないですから」
「本圓は、意地を匵っおいるからじゃないですか 勘圓同然で家を飛び出しお、
成功するたでは家には戻らないず決めおいる。だから、困った時も家には知らせ
たくない」
「なんで 」

 そんな事を知っおいるず蚀おうずした明でしたが、目眩がしおドアに寄りかか
りたす。

「おやおや、倧䞈倫ですか 無理するから 」

 聖は明を抱えお郚屋に䞊がるず、垃団の䞊に明を寝かせおやりたす。

「薬は飲みたしたか」

 問いかける聖ですが、明は苊しそうに唞っおいるだけです。

「ただのようですね。それでは、私が飲たせお䞊げたしょう」

 聖は、氎をコップに汲んでくるず、枕元に眮いおあった薬袋を手にずっお、凊
方箋に埓っお薬を取り出しお、明を抱き起こしたす。

「さぁ、どうぞ」
「ありがずう 」

 薬を飲んだ明ですが、皋なく苊しみ始めたす。

「う ぐ 。な、䜕を 」
「䜕っお、颚邪薬を飲たせたんですよ。最も、この私が独自の凊方を斜しおはい
たすがね 。倧䞈倫、すぐに楜になりたすよ」

  ず蚀うず、聖は郚屋から出お行きたす。
 しばらく苊しんでいた明ですが、じきに倧人しくなりたす。

 しばらくしお、起き䞊がった明は枕元の携垯電話でどこかに電話をかけたす。

「もしもし 母さん、僕だけど 」

続く

 䜕だかい぀もの事ながらさっぱり話が進んでいたせん汗。
 でもちびちびず話は進めおいたすずも本圓か。
 取りあえずノむンに駒を甚意しおみたした笑。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/03/27 3:00:002000/03/27
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000032619...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。
# 某所のを螏みたした。そのちょっず前はも螏んでたす。
# こういうのもある皮の特技でしょうか。笑

>>  神颚怪盗ゞャンヌの䞖界芳を壊されたくない人は読たないで䞋さい。
>>  では、ゲヌムスタヌト
っお事で。

>>  最初は狭矩の意味の劄想蚘事だったのに、どんどん話が深みにはたっおいる気
>> がしたす。

匱りたしたね。藀森さんが戻るたでっお事でしたが、
その埌速やかに終われるか䞍安な今日このごろ。^^;

>>  ただ始たっおから日も進んでいない気がしたす 汗。

なにせただ月日火曜日の午前䞭ずいうか朝。^^;;;;;

>>  先に曞いおあったんですか。元のを読んでみたい気もしたす。

某所の呟きも拝芋しおたした。^^;
初期バヌゞョンは前ふりが長いだけで爆な郚分は同じですから。^^;
# その前フリ郚分は別な゚ピ゜ヌドに䜿いたすのでちょっずお埅ちを。^^;;;;;

>>  それはそうず、このスレッドの蚘事曞くのにどれ䜍かかっおたす いや、曞

そうですね。平均は時間くらいでしょうか。
ただ、お話自䜓は暇なずき通勀電車の䞭ずかでは
四六時䞭考えおいたりしたす。笑
で、沢山甚意した断片をテキトヌに擊り合わせお本にするのでした。
# ちなみに䞋の方で蚀及しおいる前埌線は流石に長くお時間皋かけたした。

>> くのに、通垞の蚘事以䞊の劎力がかかっおいる気がするので笑。い぀も良く
>> あれだけすぐにフォロヌ出来るものだず思いたす。

タネ明かしは䞊蚘の通りなんですが ^^; 、劎力ずいう点からするず
同じくらいの長さの詳现蚘事ベタヌマンで曞いおた奎ずかの方が倧倉です。
ああいう蚘事はメモ芋ながら曞いおいるので胜率が悪いのず、
極力間違いをなくす為に特にアサミさん解説の解読ずかをあちこち
調べお確認したりしおたすので。
劄想は基本的に勢いで曞いおしたっおたすから。^^;;;;;;;;;

>>  たろんの劄想に入れお貰えなかった皚空がかわいそうです爆。

今のたろんちゃんは「そっち」に開県しおいるのです。爆

>>  そう蚀えばツグミさんの幎霢蚭定を考えおいたせんでした。倚分たろんちゃん
>> ず同じ䜍だずは思いたすが。それで仕送りの蚭定を䜜りたした

はい。同い幎プラスマむナス歳くらいであろうず思っおいたす。

>>  孊校その他の蚭定も考えおいたせんでしたし。そこら蟺はお任せしたす。

了解です。

ずころで幎霢の話぀いでですが、チェリヌっお䜕歳くらいだず思いたす
アニメ本線で歳の話っお出おないですよね、確か。ちょっず蚘憶が ^^;
䞀応歳ぐらいかなず思っおいるのですが。
それず䞉枝アキコは死んだずきにたろんちゃんず同い幎ずいう事で。

>>  䜕だか私の思惑を越えおたろんちゃんツグミさんの関係が深たっおいるよう
>> ですね笑。

すべおは堕倩䜿の所為です。^^;

>>  ここの堎面はサンセットクリフ䞉枝氏の別荘のあった堎所でしょうか

その通りでございたす。いずれ再び舞台になるかず思っおいたす。

>>  アキコ線に぀いおは、䞉枝氏に぀いおは少し蚭定を考えおいたしたが、アキコ
>> に぀いおは殆ど蚭定を考えおいなかったので、先が読めず楜しみです。

ず仰有っお頂いおいるので粟進したす。^^;

>> ■神颚・愛の劇堎 パッキャラマオ五十嵐本名東倧寺郜 線

読んでいお赀面しちゃいたした。*^^*
想像するず、ずお぀もなく゚ッチな絵面ですし。
たさか先生たで深みに乱入かず思ったら 
それにしおも可哀想な委員長。^^;

>> ■神颚・愛の劇堎 東倧寺明線

そういえば居たしたね、兄貎が。
野郎は殆ど忘れ去っおいるのです。笑

# で、本来ならここから劄想本線のはずなんですが。

次の話なんですけど。勢いで曞いおみたら぀ほど問題が。^^;

展開が「どうなるか刀らん」ずか自分でサゞ投げおいお
  石厎さんにお任せしたすず蚀っおいた匵本人なのに
  「匥癜新聞線」の話を勝手に進めおしたった。^^;
無茶苊茶長いので前埌線の本立お。笑

の方は兎も角ずしお、の問題は既にこの埌の事委員長ずかの動向や
パッキャラマオ先生が匥癜新聞問題をどうしようず思っおいるか等を
石厎さんが考慮枈だったりするず悪いかなぁ等ず思ったりするのですが
どうでしょう。

ずいう事でちょっず話の投皿は保留しずきたす。
倚分その方が連絡付くのが早いず思いたすので「可䞍可」を
某所にお呟き出しお頂けたすか䜙蚈なお手間をおかけしたすが。
もちろん「䞍可」でも泣きたせんので倧䞈倫です。^^;

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/03/28 3:00:002000/03/28
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

劄想第話、こっちは埌線です。
# 前線を先に芋おくださいたせ。

神颚怪盗ゞャンヌの本線や原䜜から逞脱した話を
読んでもむむよずいう方のみ以䞋をどうぞ。


★神颚・愛の劇堎 第話埌線

■ゲヌムスタヌト

「ゞャンヌだ」

春田刑事の声に䞀斉に動き出す譊官隊。しかし翻匄されおいるだけに芋えたす。
やがお少しづ぀ですが譊備網がほぐれおいきたす。
䞀方、匥癜は本通の自宀に戻っおいたした。するずそこぞ。

「お嬢様、譊察の方がお䌚いしたいそうですが」
「あら、たたですの」
「劂䜕いたしたしょうか」
「そうね 」
「倱瀌したす急いでたすので」

執事の脇をすり抜けお郚屋に入っおきたのは秋田刑事でした。

「倉なこずをお尋ねしたすが、今日、私に䌚いたしたか」
「はぁ䜕のご冗談ですの」
「ですから私がお䌺いしたしたかず」
「先ほど東倧寺譊郚さんず䞀緒にお芋えだったんじゃありたせんか」
「そい぀はニセモノです」
「あらたぁ」
「䜕か䞍審な様子はありたせんでしたか」
「別にこれず蚀っお 、あぁ、そうそう」

匥癜はハンカチの䞀件を話したした。

「それです。シンドバッドに違いない。奎は爆発物のプロです。
 きっずあの蚭備を内偎から爆砎する぀もりに違いない」
「でもたったのグラムですのよ」
「数グラムでも最近の爆薬はこのお屋敷ぐらい吹き飛ばせたす」
「冗談じゃありたせん。デヌタは兎も角、あのマシンはお高いのよ」
「私を䞭に案内しお䞋さい。急いで」

執事の運転で急遜別棟に向かう匥癜ず秋田刑事。
そしお人は倧急ぎで地䞋階の電算宀ぞず降りおいきたす。
磚きあげられた床の隅に綺麗にたたたれた小さな垃が萜ちおいたす。

「あら、ハンカチが」
「おかしいですね。ここにもハンカチが」
「え」

振り向いた匥癜の目の前には確かにもう䞀枚のハンカチが。
そしお、そのハンカチが顔に近づいおくるず䞍思議な銙りがしたした。
床に倒れそうに匥癜を秋田刑事が抱き留めたす。

「悪いな匥癜。でも、ちょっず悪戯が過ぎたぜ」

匥癜をそっず暪たえるず、秋田刑事はコン゜ヌルから䜕かを打ち蟌んでいたす。

「前に芋せられた時からパスワヌドが倉わっおないずいいが」

そしお画面の衚瀺をみおニンマリする秋田刑事。
それから持参した小型の光ディスクを読み取り装眮にセットしたした。
ほんの数秒でそれを取り出すず、たたポケットにしたいたす。
匥癜を抱きかかえお゚レベヌタヌに乗る秋田刑事。
難無く衚に出るず、生け垣の偎で埅っおいた執事に匥癜を蚗したした。

「お嬢様、どうされたのですか」
「やられたした。既に䞭はシンドバッドに襲われた埌だったのです。
 匥癜さんはショックを受けられたようです」
「急ぎ䞻治医の先生を呌びたすので」
「お願いしたす。自分は譊郚達に報告したすので」

そういうず秋田刑事は走り去りたした。

■ずにかく広いお屋敷

譊官隊ず鬌ごっこを続けるたろんちゃんゞャンヌでした。
そこぞアクセスが飛んできたす。

「倧倉だぜゞャンヌ」
「あ、さっきは有難ずね、私の分の予告状たで運ばせちゃっお」
「フィンちゃんの代わりなら喜んで、っおそれどこじゃ無いんだよ」
「䜕よ、私今結構忙しいのよ」

ゞャンヌ、朚立を飛び越えお高く舞い䞊がりたす。
なんずか぀いおきたアクセス。

「悪魔なんだよ」
「え」
「あの屋敷に悪魔が居るんだ」
「成皋ね、読めおきたわ」
「䜕の話しおんだよ」
「いいから、案内しお」

本気を出したゞャンヌは䞀気に東倧寺譊郚達を匕き離しお
山茶花邞本通に迫りたす。

「あそこだ、ゞャンヌ」

アクセスが指し瀺した先。それは屋敷の階の角でした。
今ははっきりず刀りたす。窓を通しおにじみ出る気配が。

「刀った。埌は任せお」
「頌んだぜ。オむラ、シンドバッドの様子芋おくるから」

ゞャンヌはあっず蚀う間に階の窓蟺にずり付くず䞭の様子を䌺いたす。
誰も居ない様でした。そっず窓を開けお䞭に入りたす。
のんびりしおは居られたせん。ゞャンヌを芋倱った東倧寺譊郚達が
すぐに歀ぞやっおくるでしょうから。
気配を远っおそっず隣宀ぞのドアを開きたす。
思わず絶句しおしたったゞャンヌ。
なんず別邞でブチ壊したのず同じ機械が䞊んでいたす。

「げっ、こっちにも圚るじゃない。シンドバッドの銬鹿」

たたバケツに氎を汲んでこようかず思ったその時です。
黒い冷蔵庫に繋がったワヌプロ ずゞャンヌが思っおいる機械から
玫色の靄が䞊がっおいたす。

「居たわね、さっさず出おきなさい」

ゲラゲラず䞋品な嗀い声が郚屋に響き、そしお靄が圢を敎えたす。

「死ね」

悪魔が腕を䌞ばしお襲いたすが、あっさりずかわすゞャンヌ。
その床に郚屋が滅茶滅茶になっお行きたす。
やがおそこら䞭のマシン類が党お壊れた頃。

「はい、ご苊劎様。チェックメむト」

ぜんっ。封印された悪魔はナむトの駒になりたした。

「回収完了」

■脱出

屋敷の倖に出たゞャンヌ。しかし異倉に気付きたす。静か過ぎるのです。
蟺りに芖線を飛ばすゞャンヌ。もうずっくに来おもいいはずの譊官隊が
芋えたせん。ゆっくりず邞宅の正門方向に歩いおいくゞャンヌ。
突然、前方から投光噚の攟぀癜い光がゞャンヌの目を射たした。

「ゞャンヌ、今日こそ幎貢の玍め時よ」
「䜕時もご苊劎様ね」
「最近、私、機嫌悪いのよ。だから倧人しくしなさい」
「勝手な蚀い草。でも、そういう蚳にはいかないの」
「でしょうね」

身構えるゞャンヌ。時が流れたす。分、分、そしお分。

「䜕を考えおいるの、郜」

逆光に少しづ぀目が銎れたゞャンヌがやっず郜ちゃんの
姿をはっきり捉えたした。䜕時の間にか口に䜕かくわえおいたす。
くぐもった声が聞こえおきたした。

「郜スペシャル・れロ」

めたいがゞャンヌを襲いたす。

「䜕を したの」
「無色無臭の神経ガスよ、ゞャンヌ。あなたの呚りの地面に
 ボンベが埋たっおるの。玠早さでは勝負にならないから」
「 いん ちき」

郜ちゃんが傍にやっおきたした。小型の酞玠ボンベから呌吞の床に
シュヌシュヌず音がしおいたす。その音がやけに耳に぀くのでした。
すっかり動かなくなったゞャンヌ。腰をかがめる郜ちゃん。

「ちょっず反則な気もするけど、どうしおも捕たえなきゃならないの」

その時です。ヒュン。颚を切る音がしお投光噚のレンズが割れ
蟺りが突劂ずしお闇に包たれたす。投光噚を背にしおいた郜ちゃんも
その急激なコントラストの䜎䞋に䞀瞬芖界を倱いたす。
目が慣れた時には、もうゞャンヌの姿は圚りたせんでした。

「仲間が居るなんお。ゞャンヌもむンチキよ」

■続・日䞋郚家の人々

ベッドに暪になっおいたたろんちゃん。目を醒たすず蟺りを芋回したす。
頭がボンダリしおいお、郚屋の様子もよく刀りたせん。

「気が付いたか」

誰かの声 皚空だず気付くのも時間が掛かりたした。

「あれ 私」
「郜に䞀敗っおトコだな」
「そうかぁ、そうだったね」

䞊半身を起こすたろんちゃん。なんずか眩暈に耐えおいたす。

「救けおくれたんだ」
「圓然だろ。俺達はパヌトナヌだぜ」
「そうかもね」

自分の髪の毛に觊れおみるたろんちゃん。
䜕かに思い至った様です。

「ねぇ、私の倉身、䜕時解けたの」
「ああ、俺が服を脱がしたら」

バキっ。たろんちゃんのパンチが皚空の顔面に炞裂したした。
䞀発で撃沈した皚空はピクリずも動きたせん。
よくよく自分の姿を芋たたろんちゃん。パゞャマ姿です。

「皚空なんか絶察パヌトナヌじゃないわ」

廊䞋に攟り出した皚空にたろんちゃんの眵声が飛びたしたが
気絶しおる皚空には聞こえおいたせんでした。

郚屋に戻ったたろんちゃん。リビングで寝おいるフィンを芋お
今倜出かける前の倕方の事を思い出しおいたす。



空がオレンゞ色に染たる䞭、リビングで行ったり来たりしおいるたろんちゃん。
フィンを埅っおいるのですが、ちっずも珟れたせん。
しびれを切らしたので絶察に出おくる呪文を唱えたす。

「フィン、力を貞しお」
「嫌よ」

たろんちゃんが振り返るずベランダにフィンが座っおいたす。

「良かった。埅っおたのよ」
「䜕床でも蚀うけど、私はアンタの事倧嫌いなんだからね」
「たぁたたた、照れちゃっお」
「たろん、脳味噌の消費期限切れおんじゃない」

がかっ。



「  たっ、ちょっずしたすれ違いよ」

たろんちゃんはフィンを匕きずっお寝宀ぞず戻っおいきたした。

■続・山茶花邞本通

ベッドに暪になっおいた匥癜。目を醒たすず蟺りを芋回したす。
頭がボンダリしおいお、郚屋の様子もよく刀りたせん。

「お気付きですか」

誰かの声 皚空の声だったら良かったのにず匥癜は思いたした。

「私、どうしお」
「別棟の地䞋でお倒れになられたのです」
「そう、あれが停者でしたのね」

䞊半身を起こす匥癜。それからベッドを降りおスリッパを履きたした。

「どうかご自愛ください」
「倧䞈倫、すぐに確かめないず」
「譊察の方が事情をお聞きになりたいず申されお。
 それたでは䜕もお手を觊れないようにず」
「そうはいきたせん」

匥癜が郚屋を暪切っお隣りの郚屋の扉を開こうずするず。

「どうか、お止めください、そこは」
「急がなくおは」

執事が止めるのも聞かずに扉を開けた匥癜が芋たものは
すっかり、クズ鉄の山になった電算宀でした。
茫然ず芋詰める匥癜。しかし。

「ふふ。うふふふ。こんな事くらいでは負けたせんわ」

螵を返すずたた郚屋を暪切り、窓蟺の文机に向かいたす。
自然朚の朚目を掻かしたベッド䞊みの倧きさの机でした。
怅子に座った匥癜が手を机に乗せるず䞀郚がスラむドしお
薄型のモニタヌずキヌボヌドが迫り䞊がっおきたした。
自動的に電源が入り、入力を埅っおいる状態になりたす。
ばたばたずキヌを入力するず、やがお画面の色がサっず倉わりたす。
画面の隅に「確認、匥癜様、システム接続」ず出たす。
それを芋た匥癜は曎にいく぀かのコマンドを入力したのですが。

「そんな、たさか 」

地䞋のメむンアヌカむブからの応答は党おの曞庫が空ずいう物でした。

「やっおくれたすわね怪盗さん。でもバックアップは
 ただただただ圚りたすのよ」

続けおコマンド入力。遠隔操䜜でバックアップ甚の光ディスクが
ドラむブ装眮に装填されたす。バックアップからデヌタを読んでいたす。
そしお 

執事がお茶を運んできたずきには、匥癜は再び気絶しおいたした。
皚空が眮いおいったデヌタはシステムに䜕かがアクセスする床に
自分を陀く党おを消去しお回るワむパヌず呌ばれるワヌムでした。
匥癜がシステムに接続した結果、ネットワヌクで結ばれた党おのマシンに
そのワヌムが䌝搬しおいったのですが、匥癜本人は自分がダメ抌しを
したなどずは぀いぞ気付くこずはありたせんでした。

■オルレアンの空の䞊

身じろぎをしたミスト。
抱かれお眠っおいたアキコが目を醒たしお顔を䞊げたした。

「起きたのか」

䞍思議そうな顔をしおいるアキコにミストは蚀いたした。

「たぁいいさ。キャンディの䞀぀や二぀」

ミストが撫でおいるず、アキコは再び眠っおしたいたした。


 第話・完 


# うん、長い。苊笑
# ある皋床たずたった物語を展開するず䌞びちゃいたすねぇ。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/03/28 3:00:002000/03/28
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

# 目出床く蚱可の朱印を貰いたしたので。^^;

劄想第話、こっちが前線です。

神颚怪盗ゞャンヌの本線や原䜜から逞脱した話を
読んでもむむよずいう方のみ以䞋をどうぞ。


★神颚・愛の劇堎 第話前線

■アノァンタむトル

時限目が迫っおきたので逃げ出そうかず思い始めた委員長。
ドアに手を掛けるず勝手に開いたので驚いおしたいたす。

「䜕凊にいくざたすか」
「いや、あの、授業がそろそろ」
「安心するざたす。今教宀に寄っお自習ず蚀っおきたざたす」
「 そうですか」

どうやらたんたり絞られそうな予感がしおきたした。青ざめる委員長。
鳎り出した始業ベルがずおも遠くに聞こえたす。

■屋䞊にお

昌䌑みの教宀では生埒達が食事を始めようずしおいたした。
匁圓を広げる者や賌買郚に出かける者など。皚空も埌者のクチでした。
教宀を出ようずしたその時です。委員長が呌び止めたした。

「名叀屋くん、ちょっず」
「え、䜕だよ委員長」
「぀きあっおもらえないでしょうか、屋䞊たで」
「埌にしおくれないか急がないず
 りルトラビッグ焌きそばパンが売り切れちたう」
「これですね」

委員長が差し出した袋には、たさに毎日個限定のパンが入っおいたした。

「どうしたんだよ。もう買っおきたのか」
「そんなこずより、これ䞊げたすから、付き合っおください」
「本圓にもらっおいいのか」
「ええ、たぁ」

食い物に぀られお屋䞊ぞやっおきた皚空。屋䞊でも匁圓を広げおいる連䞭が
若干いたしたが委員長はなるべく人気の無い䞀画に皚空を招きたした。

「なんの甚だよ、早く蚀えっお」

そう蚀いながら皚空は既に委員長は芋おおらず、焌きそばパンの
袋を砎っおいたす。そしお䞀口。

「誰に盞談すべきか迷ったんですが」

そう蚀うず折り畳たれた䞀枚の玙を差し出す委員長。
それを芋た皚空は頬匵ったパンをかたずに飲み蟌んでしたいたした。

「うぐっ」
「どうしたらいいず思いたすか
 ボク独りではアむデアが浮かびたせん」
「委員長、これ䜕凊で手に入れたんだ」
「今朝です。皆さんの家のポストで」

委員長はかい摘んで今朝の出来事を話したした。

「そうか。助かったぜ。あい぀らにこんなの芋せられないしな。
 参ったな、たったく匥癜の悪ふざけには」

写っおいるのは事実なのですが、委員長にそれを知られない為に
蚀い回しを考えた皚空でした。委員長も䜜り物だろうず思っおいたので
深く远及はしたせんでした。

「しかし、こんな物他でバラ撒かれたら厄介だな」
「実はですね」

今床は孊校での事を話す委員長です。䞀瞬ですが、絶句する皚空。

「な、先生にバレおるのか」
「取りあえずボクらだけで解決したすので
 芋守っおいおくださいっお話しおおきたしたけど」

ず、そこたでパッキャラマオ先生を説埗するのにたるたる時間を
芁したのだず委員長は切切ず蚎えたのですが、皚空、党然聞いおいたせん。
そしお。

「良く刀った。䞊手く先生を䞞め蟌んでくれおサンキュヌな。
 これは俺が匥癜に話を付けるべきだず思う。だから」
「はぁ」
「忘れおくれ」
「しかし、ボクも友人ずしお攟っおはおけたせんから」
「いや。委員長は充分掻躍しおくれた。埌は任せろ」
「でも、䜕か圹に立おる事があるはずです」

食い䞋がる委員長にちょっず考えおから皚空は耳打ちしたした。

「え、名叀屋くん、そんな物䜕に䜿うんですか」
「いいから。委員長なら手に入るだろ」
「倚分探せたすけど、たちがっおも倖に攟さないでくださいね」
「ああ、刀っおる。閉じたシステムで䜿うから」

それだけ蚀うず皚空はすたすたず行っおしたいたした。
皚空が持っおいっおしたった匥癜新聞がちょっず残念な委員長でした。

■日䞋郚家の人々

町でばったりずツグミに逢ったたろんちゃん。
錻歌亀じりでキッチンに居たす。

「個䜜っおツグミさんの所に持っおいっちゃおうかなぁ」

ずか蚀っおいるず玄関の呌び鈎が鳎り響きたす。

「誰よたったく」

ブツブツ蚀いながらも玄関に出おみたす。

「おい、たろん。居るだろ」

皚空が来おいたした。でも、䜕故こんな時間に
ドアを開けるず皚空が抌し入っおきお、すぐにドアを閉めたした。

「なによいきなり。勝手に入らないでよ」
「それどころじゃないんだよ」

皚空が広げた玙切れを芋たたろんちゃんは鳥肌が立っおいたした。

「どうしお消しおしたったはずでしょ」
「俺に蚀うなよ。匥癜のや぀、倚分バックアップを持っおたんだ」
「ばっく 䜕」
「コピヌだよ、写真の」
「嫌だ、やだ、もう、むンチキよ」
「萜ち着けよ、もう䞀床やるしかないだろう」
「やるしかない 」

■桃栗譊察眲

敷地内に建おられたプレハブの小屋。半壊した譊察眲が建お替え䞭のため
䞀番立堎の匱いゞャンヌ特捜班は倖に远い出されおいたした。

「䜕か寒いですね」
「たぁ、そう蚀うな。暫くの蟛抱だ」
「寒いずいうず䜙蚈に寒くなる」

ず、そこぞアルミサッシを勢い良く開けお飛び蟌んできたのは秋田刑事。

「来たした予告状です」
「堎所ず時間は」
「枇杷町、山茶花氏の邞宅です。今倜時」
「出動だ」
「郜さんに連絡しなきゃ」

■山茶花邞にお

東倧寺譊郚たちを出迎えたのは屋敷の執事でした。
ずころが案内されたのは屋敷から離れた別な建物です。
同じ敷地なのに屋敷から車で分かかりたした。
着いたのは広々ずした芝生の䞭にあるコンクリヌト剥き出しの平屋。
芝生のたわりは生け垣で囲たれおいるのですが、その垣根が途切れた堎所が
䞀箇所だけありたす。そしおそこに独りの女性が埅っおいたした。

「お勀めご苊劎様です。山茶花匥癜ず申したす」
「東倧寺です。新䜓操の倧䌚で䜕床か挔技を拝芋しおいたすが
 普段もお矎しいですな」
「たぁ、有難うございたす。
 でもどうしお新䜓操に興味をお持ちなのかしら」

ちょっず悪戯っぜい笑みを浮かべおいる匥癜。どうやら䞋心で
新䜓操を芋に来おいるのかしらず蚀いたげです。
その真意を芚った東倧寺譊郚は慌おお補足したした。

「いや、嚘が出堎するものでしお」
「そうでしたか。䜕凊かで聞いたこずの圚るお名前だず思いたしたの。
 桃栗孊園の東倧寺郜さんのお父様でいらっしゃるのね」
「嚘をご存知でしたか」
「ええ、たぁ色々ず」

ちょっず匕っかかる蚀い方でしたが、東倧寺譊郚は仕事の話に戻したす。

「早速ですが、ゞャンヌずシンドバッドから予告状が来たそうで」
「その様ですね」
「萜ち着いおいらっしゃいたすな」
「そうでしょうか」
「この予告状には "あなたの悪戯心頂きたす" ずありたすが
 これが䜕のこずなのかお心圓りはありたすか」
「さっぱり刀りたせん」
「では我々をここに案内されたのは䞀䜓」
「その予告状が歀にあったからですわ」

匥癜はそういっお生け垣の切れ目を指差したした。

「そこに挿っおいたしたの」
「するずこの建物に䜕かが」
「たぁ、ちょっずした私の趣味ですけれど」
「譊備の郜合がありたすので、案内しお頂けたすか」
「かたいたせんけれど、譊備は必芁無いず思いたす」
「䜕故です」
「ご芧頂きたしょうね」

匥癜は生け垣から枝を䞀本折るず芝生の方に向けお投げたした。
ちちっ。投げ蟌たれた枝は小さな音を立おお燃え尜きおしたい、
芝生には䜕も萜ちたせんでした。

「なんず」
「芝生に萜ち葉が積もらない様にする装眮ですの。
 でも防犯の圹にも立ちたすかしらね」
「レヌザヌ装眮ですか」

秋田刑事が聞きたした。

「そんな様な物です」

そしおすたすたず䞭ぞず入っおいく匥癜。

「倧䞈倫ですか」

぀いお行きかけた東倧寺譊郚が螏み止たっお声を掛けたす。

「どうぞ、぀いおいらしお。
 この家の者の゚スコヌトがあれば平気ですから」

ずは蚀われた物の、腰が匕けおいる東倧寺譊郚達でした。
建物の前たで来るず曎に奇劙な事が刀っおきたす。
窓が䞀぀もなく、入り口以倖には壁に通颚口らしい穎が開いおいるだけです。

「入り口は歀だけですか」
「ええ。䞀぀だけです」
「あちらの通颚口の様な物は」
「通颚口ですね」
「いや、そういう意味では無くお」

くすくすず笑っおいる匥癜。刀っおいお蚀ったのでした。

「䞭には栌子がはたっおいたす。仮に倖しおも、その奥には
 匷力なファンが回っおいたすから無理に通ろうずすれば挜き肉です」
「ファンを壊しおしたえば」
「その先は足堎の無いの瞊穎ですの」
「瞊穎ですか」
「ええ。この建物は地䞋階たでありたすのよ」
「その瞊穎の先は」
「空調ダクトに繋がっおいたす。党お内偎は高さセンチ
 幅センチ以䞋です」
「ふむ。するず正面からしか䟵入は無理ず」
「䟵入も無理でしょうね」
「ず蚀いたすず」

匥癜は入り口の䞊を指差したした。そしお「私です」ず蚀っお
扉の䞊のカメラの様なものを芋詰めおいたす。

「誰か譊備の者が居るのですか」
「いいえ。県王認識です」

倏田が肘で秋田を぀぀いおいたす。

「おい、䜕だっお」
「瞳の暡様で個人を識別する装眮ですよ」
「他人じゃ開かないっお事か」
「そういう事」

䞭に入った匥癜ず東倧寺譊郚達。䞭にぱレベヌタヌが䞀機のみ。
ドアが開いおぞろぞろず乗り蟌みたす。

「゚レベヌタヌの䞊から䟵入するこずは」
「この゚レベヌタヌはリニア匏ですから」
「はぁ」
「ゎンドラの䞊にケヌブルは付いおいたせんの。
 シャフトずゎンドラの間の透き間はほんの数センチですから
 䞭に乗らなければ䞋には降りられたせん」

ず蚀っおいる間に着いおしたいたした。ドアが開くずそこには。

「凄い」
「それほどでもありたせん」
「これほどの芏暡のコンピュヌタヌを趣味でお䜿いずは」
「䜕ずなく溜たっおしたうデヌタの敎理の為ですの。でも、ここは
 デヌタの保管の為の蚭備ですの。デヌタの掻甚は自宀からできたす」
「掻甚ですか」
「ええ、出したり入れたり」
「投資ずかなさっおいるずか」

ちょっず考えおから匥癜はこう答えたした。

「取匕に䜿っおいるのは間違いありたせんね」

東倧寺譊郚達には匥癜が笑っおいる理由は刀りたせんでした。
再び゚レベヌタが昇りだしたずきです。
䜕故か途䞭で゚レベヌタが止たっおしたいたした。
パネルを芋おいる匥癜。

「どなたか、䞋に忘れ物でもされおたせんか」
「忘れ物ですか」

慌おおゎ゜ゎ゜ずポケットやらを探り出す東倧寺譊郚他の面々。
ですが党員銖を振っおいたす。

「おかしいですね。グラム皋足りないのですけど」
「グラムずいうのは」
「この゚レベヌタヌは行きず垰りで重さが倉わるず途䞭で止たりたすの。
 止たったら解陀できるのは私だけ。勝手に入り蟌んで
 䜕か持ちだそうずするず閉じ蟌められるずいう蚳ですね」
「敏感過ぎたせんか」
「デヌタを入れる物、䟋えば光ディスク等はグラムも
 ありたせんから」
「あ」

すっずんきょうな声を䞊げた秋田刑事。

「䜕だ秋田、䜕かあったか」
「いえ。その、どうもハンカチを萜ずしおきたみたいで」
「成皋、そうでしたの」

匥癜がそういっおパネルを觊るず゚レベヌタヌが動き出し、皋なく地䞊に
到着したした。たずえ忘れ物でも、䞀床地䞋に眮いおきたものは
容易には持ち出せないずいう事で秋田刑事のハンカチは
埌日返华ずいう事になりたした。
匥癜は䞍芁ず蚀ったのですが東倧寺譊郚が説き䌏せお
結局は生け垣の呚囲を譊官隊が取り囲む圢ずなりたした。

■山茶花邞本通

階建掋颚建築の傟斜のき぀い屋根の䞊にある぀の圱。

「ねぇ、本圓にあそこが本呜なんでしょうね」
「ああ、間違いない。前に自慢しおたからな、䞖界に台のマシンずか」
「ふん。で、䜜戊は」

返事をしない皚空シンドバッド。

「ねぇ、聞いおるたさか䜕も考えおないんじゃ」
「慌おるなよたろん。今、郜の芪父さんが䞊がっおきたずころだ」
「ためよね。東倧寺譊郚」
「仕事だからな」

そしおたた暫く黙っおしたう皚空。やがお䜕かを耳から取り出したした。

「䜕それ」
「東倧寺譊郚のコヌトに盗聎機を付けおおいたんだ」
「ぞ」
「䞭の譊備の仕掛けが倧䜓刀った」
「じゃ、行きたしょうか」
「たお、たろん。䞊手い手を思い付いたんだ。
 やっおもらいたい事がある」
「その前に䞀぀。危ないから仕事䞭はたろんっお呌ばないで」
「刀った。ではゞャンヌ、囮になっお東倧寺譊郚達を匕き離しおくれ」
「え、囮なんお脇圹の仕事よ」
「誰が脇圹なんだよ」
「シンドバッド」
「ゞャンヌが朜り蟌んでもデヌタ消せないだろう」
「うっ 」

枋々ず皚空の䜜戊に埓うこずにしたたろんちゃんでした。

「ねぇ、シンドバッド」
「䜕だ、ただ䜕かあるのか」
「ここさぁ、䜕か気にならない」
「䜕凊が」
「このお屋敷の雰囲気っおいうか」
「別邞ほど怪しくはないだろう」
「うん 」

挠然ずしたものしか感じられないので、これ以䞊は悩たないこずにしお
ゞャンヌずシンドバッドは仕事にかかりたした。

# 埌線に続くおい

Keita Ishizaki

未読、
2000/04/03 3:00:002000/04/03
To:
石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<8bnh7t$6...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎03月27日(月) 20時38分37秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。
 実は今回は長くなりすぎたので、フォロヌ蚘事、劄想小説前線埌線の
䞉分割ずなっおおりたす自爆。
 これはフォロヌ蚘事です。
 ゞャンヌ䞖界を汚されたくない人は読たないで䞋さい。

>匱りたしたね。藀森さんが戻るたでっお事でしたが、
>その埌速やかに終われるか䞍安な今日このごろ。^^;

 そう蚀えば藀森氏が戻っお来た時に驚かす野望があったんでした笑。
 Para垫はそう蚀えば埩掻しないのでしょうか。
 そう蚀えばこのスレッド、既にヶ月続いおいる気が 。

 ずころでこの劄想小説を同人誌化しお欲しいずいう芁望が耇数寄せられおいた
すが汗。

>>>  ただ始たっおから日も進んでいない気がしたす 汗。
>
>なにせただ月日火曜日の午前䞭ずいうか朝。^^;;;;;

 やっず月日たで進みたした汗。

>そうですね。平均は時間くらいでしょうか。
>ただ、お話自䜓は暇なずき通勀電車の䞭ずかでは
>四六時䞭考えおいたりしたす。笑
>で、沢山甚意した断片をテキトヌに擊り合わせお本にするのでした。
># ちなみに䞋の方で蚀及しおいる前埌線は流石に長くお時間皋かけたした。

 良かった。自分ず同じ䜍で笑。
 ちなみに今回のは時間皋かかりたした。
 火曜日から金曜日たでは次の展開を考えおいるのは同様だったりしたす。

>>>  たろんの劄想に入れお貰えなかった皚空がかわいそうです爆。
>
>今のたろんちゃんは「そっち」に開県しおいるのです。爆

 なんだか今回皚空が壊れおいるようです笑。

>ずころで幎霢の話぀いでですが、チェリヌっお䜕歳くらいだず思いたす
>アニメ本線で歳の話っお出おないですよね、確か。ちょっず蚘憶が ^^;
>䞀応歳ぐらいかなず思っおいるのですが。

 チェリヌは歳䜍であろうず思っおいたした。オフィシャルな幎霢蚭定は刀
明しおいたせん倚分無い。
 間を取っお歳にしたしょう。いずれにせよ、色々ず埮劙な幎頃ですね。

>>>  アキコ線に぀いおは、䞉枝氏に぀いおは少し蚭定を考えおいたしたが、ア
キコ
>>> に぀いおは殆ど蚭定を考えおいなかったので、先が読めず楜しみです。
>
>ず仰有っお頂いおいるので粟進したす。^^;

 今回、勝手に以前から構想しおいた䞉枝靖氏の蚭定を入れおしたいたした。
 「䞉枝氏のパトロン匥癜」の蚭定を 汗。

>>> ■神颚・愛の劇堎 パッキャラマオ五十嵐本名東倧寺郜 線
>

>読んでいお赀面しちゃいたした。*^^*
>想像するず、ずお぀もなく゚ッチな絵面ですし。

 今回、このシヌンの意味が明らかにされたす。


japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<8bp9mj$l...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎03月28日(火) 12時42分11秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。

>★神颚・愛の劇堎 第話前線
>
>■屋䞊にお

 そうです。賌買郚には幻のメニュヌがあるのはお玄束です。
 皚空が委員長にりむルスを頌んでいるようですが、委員長がパ゜コンに詳しい
蚭定は本線に無い ず思ったら、自分でアむコラに詳しい委員長を出しおいたん
でしたっけ。
 実はこんなにずっずず委員長が皚空に盞談するずは思っおいなかったのですが、
良く考えるず、海生に連れ去られたたろんを目撃しお、真っ先に皚空の所に走る
委員長 ずいうのがありたしたので、キャラの性栌的には正しいのかも。

>■日䞋郚家の人々

 たろんちゃん、コンピュヌタヌ壊した埌に匥癜新聞が発行された時点で、バッ
クアップの存圚を疑わなくちゃ駄目です。

>■山茶花邞にお

 新䜓操関係のペヌゞを回っおいお気付きたしたが、関係者の方は邪な目で芋ら
れるこずを嫌うんですよね。匥癜の発蚀を芋おそれを思い出したした。
 匥癜の別邞の゚レベヌタヌの仕掛け、どこかで芋たような気が  元ネタあ
るのでしょうか
 それにしおも、やけに屋敷内の仕掛けがリアルに描写されおいたすね。
 これくらいアニメ本線の怪盗シヌンも詳现に描写されおいれば 。

ちなみに本線の仕掛けではクリスタルスパむダヌがシンプルだけど䞀番奜き。


>★神颚・愛の劇堎 第話埌線
>
>■ゲヌムスタヌト

 停物䜜戊は怪盗もののお玄束ですね。
 皚空の前でパスワヌド入力を行っおいた匥癜 。それを芚えおいる皚空も皚空。
 どんなにセキュリティを厳しくしおも、最埌は䜿う人間の心構えにかかっおい
るんですよね。

>■脱出

 神経ガスっお 䜿っお良いんですか笑

>■続・日䞋郚家の人々

 皚空がたろんに䜕をしたのか気になるじゃないですか。
  ず蚀うこずで劄想しおみたした栞爆。

 ずころでフィンを再びたろんに捕らえさせるずは思いたせんでした笑。
 取りあえず倉身はフィン無しでオッケヌなので、䜕か意味があるのではず思い
たす。
 だから、逃がそうず思えば簡単に逃がせるけど、敢えおそのたたにしおおきた
した笑。

>■続・山茶花邞本通

 これたた、培底的に消しおくれたしたね笑。
 でも、ただ䞍完党だったようで 笑。

>■オルレアンの空の䞊

 ひょっずしお、悪魔キャンディヌをアキコに䜿っおいるのでしょうか

 ず蚀ったずころで本線に続きたす。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

Keita Ishizaki

未読、
2000/04/03 3:00:002000/04/03
To:
石厎です。

神颚怪盗ゞャンヌの劄想小説第話です。
こちらは埌線です。前線から読んで䞋さいね。
ゞャンヌ䞖界を壊されおも良い人だけ読んで䞋さいね。

★神颚・愛の劇堎第話埌線

■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線 月日 午埌時

●枇杷町 山茶花邞入り口

「本日の譊備䜓制は以䞊 䜕か質問は 無ければ総員配眮に぀け」

 郜が枇杷町の山茶花邞に到着したのは、枇杷譊察が屋敷の呚蟺を固めおいる最
䞭でした。

「ここは立入犁止です」

 譊官に呌び止められ、郜はむっずしたす。

「䜕よ、あたしの事、知らないの」
「知りたせんが 」
「桃栗譊察刑事課ゞャンヌ特捜班、東倧寺氷宀の嚘にしお、数々のゞャンヌ捕獲
道具の発案者であるこの東倧寺郜の事を知らないの!?」
「ああ、譊郚の嚘ずいう立堎を利甚しお珟堎に入り蟌み、血皎を䜿っお圹立たず
の捕獲道具を次々ず䜜成しおは、ゞャンヌ逮捕に倱敗しおいるずいう 」

ボカッ

「党く、教育がなっおないわ。枇杷譊察の連䞭 」

 倒された譊官を残しお、郜は屋敷の䞭に入り蟌みたす。


●山茶花邞内郚

「遅れおごめん、父さん」
「おヌ郜。やっず来たか」
「秋田さん、䟋のトラップは届いおる」
「勿論です」
「冬田さん、屋敷の芋取り図は」
「ここにありたす」

 すぐに郜は仕事に取りかかりたす。

「郜。山茶花匥癜嬢の所にこれから行くんだが、䞀緒に行くか」
「ごめん父さん。急いでトラップを仕掛けなくちゃいけないから 。秋田さん、
あたしの代わりに父さんを宜しく」
「刀りたした」

 氷宀譊郚ず秋田刑事、数人の譊官が匥癜の所に向かいたす。

「いいんですか郜さん。ただ予告の時間たで時間がありたすし、トラップの蚭眮
ならば自分達で 」
「いいの。あたし、匥癜の事、倧嫌いだから」
「そう蚀えば新䜓操のラむバルでしたね」

 普段の郜ならば、父ず共に出かけた事でしょう。
 でも匥癜に匱みを握られおいる今は、圌女の前には出たくありたせんでした。
 そうであるならば、最初から今回の珟堎には出なければ良かったのですが、や
はり自分の䜿呜感の方が䞊回っおいるのでした。

あたしがゞャンヌを捕たえお、たろんの朔癜を蚌明するんだ 。それが今のた
ろんにあたしが出来る唯䞀の事だから 


●山茶花邞本通近蟺

「本圓にこんな所に仕掛けるんですか」
「いいのよ冬田さん。仕掛けるならここがベストずは蚀えないたでもベタヌだ
わ」

 郜がトラップを仕掛ける堎所ずしお指瀺したのは、本通から正門ぞ向かう道の
途䞭でした。

「でも、こんなに芋通しのいい堎所で 」
「だからよ。ゞャンヌは人間ずは思えない瞬発力ず跳躍力、それに歊噚のリボン
を䜿った遠距離攻撃が埗意だから、譊官に発芋されおからは、芋通しが良くお動
き回りやすい方向に逃げる事が倚いのよ。この屋敷の裏偎は森になっおいるから、
ゞャンヌは奜たない筈よ」
「そんなものですかね」
「時間があったら、裏偎にもネットトラップを仕掛けお貰うわよ」
「成る皋」

 郜の指瀺で、冬田刑事は桃栗眲の譊官を指揮しお穎を掘り始めたす。





「ゞャンヌだ」

 午埌時。春田刑事の声で、屋敷内の静寂は砎られたした。

「いいか 我々は絶察にここを動くな」

 郜指揮の埅ち䌏せ郚隊は、右埀巊埀する枇杷譊察ず桃栗譊察の合同郚隊を䜙所
に、じっず埅機しおいたした。
 どうやら、譊官隊は盞倉わらずゞャンヌに翻匄されおいるようです。

「い぀もより動きが悪いわね」

 暗芖ゎヌグルで様子を芋おいた郜が蚀いたす。

「仕方無いですよ。指揮系統もバラバラ、互いに連携も取れおないですから」
「烏合の衆っお蚳 」
「それにしおも郜さん、今回のタヌゲットの「悪戯心」っお䜕でしょうね」
「知らないわよ」

たさかゞャンヌの奎、あのこずを知っおお 。あたしのため

 郜は、匥癜の持っおいる写真こそが、ゞャンヌのタヌゲットなのではず盎感で
感じおいたした。




ピピヌ

「ゞャンヌがそちらに向かいたした」

 無線機より春田刑事の声がしたす。

「みんな ゞャンヌがこっちに来るわよ。準備は良い!?」

 郜の蚀葉に、呚囲の緊匵がより高たりたす。

ゞャンヌはただの泥棒じゃない。お父さんの事もお兄ちゃんの事も救っおくれ
た 。䞀䜓、䜕のために。たさか、ゞャンヌは 。ううん、そんな筈はない 
そんな筈は 


■神颚・愛の劇堎 瀬川ツグミ線 月日 午埌時

●桃栗町郊倖瀬川ツグミの家

「はい、日䞋郚です。ただ今倖出しおおりたヌす。ピヌずいう発信音の埌にメッ
セヌゞをどうぞ」

 たろんの家に電話をかけるず、留守番電話でした。
 ツグミは街でたろんに出䌚った時、今晩もたろんが来るず確信しおいたした。
 だから、ご銳走の準備をしお埅っおいたのです。
 でも、たろんは来たせんでした。電話もかかっお来たせん。

日䞋郚さん 。昚日のは、あなたの気の迷いだったの

「日䞋郚さん むカロス 寂しいよ 」

 今倜は眠れない倜になりそうでした。


■神颚・愛の劇堎 名叀屋皚空線 月日 午埌時分

●山茶花邞敷地内

「おい、ありゃやばいぜ。助けないず」

 郜スペシャルの前に倒れたゞャンヌを芋お、アクセスが慌おおいたす。

「刀っおる」

 皚空シンドバットは、コヌトの裏偎に仕蟌たれおいる歊噚の䞭からガスマス
クを取り出し装着するず、ブヌメランを広げお投光噚に向かっお投げたす。

ガチャン

 投光噚が砎壊され、蟺りは暗闇に包たれたす。
 その隙にシンドバットはゞャンヌを救出しお、脱出するのでした。




「シンドバット 埅お」

 ゞャンヌを抱えお飛ぶシンドバットを屋敷の倖にいた委員長が远いかけおいた
す。
 桃栗譊察にすら珟堎に入れお貰えない委員長が、枇杷譊察に盞手にされる筈が
無いのでした。

「なんだアむツ」
「そう蚀えば委員長、俺を捕たえるずか蚀っおたな。癟億幎早いぜ」


●オルレアン

 枇杷町から桃栗町たで䞀気に跳んできたシンドバット。
 ゞャンプしお䞀気にたろんの郚屋たで飛び䞊がりたす。

 い぀も鍵が開けおあるベランダの窓からたろんの郚屋に入りたす。
 皚空はゞャンヌをベットに寝かせるず、自分の倉身も解きたす。

「さお、たろんも倉身を解かないず どうやっお解くんだ」
「倚分、頭のリボンを解けば倉身解陀出来るず思うぜ」
「そうか。俺の倉身もバンダナを倖す蚳だから、同じパタヌンか」

 ず蚀い぀぀、リボンを倖しかけた手が止たりたす。
 そしお、ゞャンヌの服に手をかけたす。

「おいシンドバット、䜕やっおるんだよ」
「倉身を解陀しようず 」
「だからっお服を脱がす必芁無いだろ」
「倉身解陀の方法は刀らないんだから、順番に確かめる必芁がある。そうだろ、
アクセス」

 ず蚀うず、皚空はアクセスにりむンクしたす。

「 それもそうだな」

 皚空同様、アクセスもやはり挢でした。




 しばらく埌、

「どうやら、このリボンが最埌みたいだな。アクセス」

 わざずらしく皚空が蚀いたす。

「そのようだな皚空」

 同じくわざずらしくアクセスが答えたす。

「なんか、もったいない気がするな、アクセス」
「なんなら写真でも撮るか」
「いや、止めおおこう。写真には懲り懲りだ それにどうせいずれは俺の 」
「凄い自信だぜ」

 リボンを解くず、倉身が解けお元のワンピヌスに戻りたす。

「なんだ。党郚脱がしおも元の服に戻るのか」
「どうなるず思っおたんだよ。さ、匕き䞊げようぜ」
「いや、ただだ。぀いでだから、パゞャマに着替えさせよう。私服で寝るずしわ
が寄る」
「そ、それもそうだな」

 皚空は、たろんのワンピヌスに手をかけたす。




「おいアクセス。これっお寝る時倖すのか」
「人によるけど倖す方が倚数掟だっお聞いたぜ。締め付けが無くお楜だからな」
「ラッキヌ じゃない。倚数掟の方に埓わないずな」
「そうしようぜ皚空」




「う ん 。あれ 俺はどうしおこんな所に寝おいるんだ」

 時間埌、廊䞋で県を芚たした皚空。起き䞊がるず、匷烈な頭痛に襲われたす。

「ゞャンヌを助けお、それから 。俺は䞀䜓䜕をしおいたんだろう 」

 䜕だか倧切な事を忘れおいるような気がするのですが、どうしおも思い出せた
せん。
 郚屋に戻るず、アクセスがニダニダ笑いながら迎えおくれたのですが、その意
味がどうしおも皚空には刀らないのでした。


■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線 月日 午前時

●オルレアン 東倧寺家

「ただ今 」

 郜が家に䞀人戻っお来るず、郚屋は真っ暗でした。

「そうか 母さん、いないんだっけ 」

 郜の母は、兄の明が流感で倒れたために、看病のために明の家に泊たり蟌みで
看病に出かけおいたせんでした。
 氷宀譊郚は、事件の埌始末のため、今晩は垰っお来たせん。それどころか、そ
の他諞々の仕事がたたっおいお、暫く家には垰れないずも蚀われおいたす。

「たろんはい぀もこんな毎日を送っおいるんだ 」

 郜はお颚呂に入るず、さっさず寝床に入りたすが、䞀睡も出来ずに朝を迎える
こずになりたす。


■神颚・愛の劇堎 山茶花匥癜線 月日 午前時

●枇杷町 山茶花邞本通 匥癜の郚屋

「デヌタの倧半は光磁気ディスクに保存されおいる為に埩旧可胜ですが、りむル
スに䟵入されたシステムからアクセスしたディスクの分は埩旧䞍可胜ずの事で
す」

 気絶から埩掻した匥癜は、デヌタの埩旧の可胜性に぀いお執事より報告を受け
おいたした。

「こうなるのでしたら、にでも焌いおおくのでしたわ。今埌の怜蚎課
題ですわね。続けお䞋さる」
「はい。システムの埩旧には週間はかかり 」
「日」
「は」
「日でおやりなさい。それから、私明日は孊校を䌑むず連絡を入れおおいお䞋
さい。今日は疲れたした 」
「はい。お嬢様。ゆっくりずお䌑み䞋さいたせ」

 執事が出お行くず、匥癜は枕元に眮いおあったリモコンを手にしたす。
 リモコンのスむッチを入れるず、床の䞀郚が跳ね䞊がりたす。
 床に空いた穎から階段が䞋に続いおいたす。
 匥癜はその階段を降りお行きたした。


●屋根裏郚屋

 山茶花邞の階ず階の間にある屋根裏郚屋。ここを匥癜はプラむベヌトな曞
庫に䜿っおいたした。
 匥癜は普段、曞籍は党おデヌタ化しお眮くのですが、ここにはどうしおも玙の
圢で残しお眮きたい本が本棚に敎然ず敎理されおいたす。
 ここの管理だけは、執事では無く匥癜が自分で行っおいたす。匥癜の秘密の文
曞も隠されおいるからです。

「フフフ。やはりここには気付かなかったようですわね」

 匥癜が棚の匕き出しを開けるず、「匥癜新聞」が日付順に敎理されお入っおい
たした。

「ありたしたわ。号倖。画質が萜ちおしたいたすけど、これをスキャンすれば
デヌタは芋事埩掻ですわ」

 にんたりずする匥癜ですが、䜕ずなく匥癜新聞の初期の号を手に取っお読みふ
けり始めたす。

「匥癜様、ご生誕十呚幎」

 最初の号の芋出しはこうなっおいたした。写真には、家族ず皚空に誕生日を祝
っお貰っおいる幞せそうな匥癜が写っおいたす。

䜕時の頃からでしょう。この新聞に皚空さんず私が䞀緒に写らなくなったのは
 

 倜が明けるたで、匥癜は新聞を読みふけっおいたした。


■神颚・愛の劇堎 䞉枝靖線 月日 午前時

●名叀屋病院 特別病宀

「アキコ 」

 懐䞭時蚈の裏蓋の嚘の写真に、䞖界的な写真家、䞉枝靖は声をかけおいたす。
 名叀屋病院のホテルを思わせる特別病宀。ここに䞉枝は入院しおいたした。
 サンセットクリフの別荘が炎䞊しお以来、元々悪かった身䜓がたすたす悪化し、
入退院を繰り返す生掻を続けおいるのでした。

「䞉枝先生、ご面䌚の方ですよ」

 専属の看護婊が面䌚者の来蚪を告げたした。

「ああ、通しおくれ」

 ベットに半身を起こしお起き䞊がり、懐䞭時蚈を芋おいた䞉枝は、時蚈の蓋を
パチンず止めたした。

「䞉枝先生。お久しぶりです」
「やぁ、山茶花さん、良く来たね」

 病宀に珟れたのは、なんず私服姿の山茶花匥癜なのでした。

「先生、私、写真を沢山撮ったんですよ。先生に芋お頂きたいず思っお 」
「ああ、いいずも」
「退院したら、たた私に写真を教えお䞋さいね」
「他ならぬ山茶花さんの頌みじゃ、断れないな。今、お茶を入れさせよう。ゆっ
くりしおいくず良い 」
「ええ」

 二人は、匥癜の撮った写真を論評しながら、暫く談笑しおいるのでした 。

続く

 前々から考えおいた䞉枝先生の蚭定を出しおみたした。
 䜐々朚さんの蚭定に支障があったでしょうか汗。

Keita Ishizaki

未読、
2000/04/03 3:00:002000/04/03
To:
石厎です。

神颚怪盗ゞャンヌ劄想小説の第話
こちらが前線です。

ゞャンヌ本線原䜜の䞖界が毒されたくない人だけ読んで䞋さい。
では、ゲヌムスタヌト

時間軞を遡っおいるので、時間を蚘茉しおいたす。

★神颚・愛の劇堎第話前線

 山茶花匥癜の家にある、郜達の淫らな写真デヌタを党お消去する事に成功した
皚空ずたろん。その間、他の人達は䜕をしおいたかず蚀うず 。


■パッキャラマオ五十嵐線 月日 午前時

●生埒指導宀

「さおず たずはこれをどこで手に入れたか話すザマス」

 生埒指導宀で、自分の授業を自習にしお来たパッキャラマオ先生は、委員長ず
机を挟んで向かい合っおいたした。
 机の䞊には、委員長から取り䞊げた「匥癜新聞」が広げお眮いおありたす。

「 ず蚀う蚳なんです」

 委員長は「匥癜新聞」をマンション「オルレアン」の゚ントランスで拟った事、
それからメヌルボックスの䞭に入れおあった新聞を党お回収した事、校内の掲瀺
板や校舎内を芋回っお、「匥癜新聞」がばらたかれおいない事を確認した事を
長々ず話したした。
 しかし、山茶花匥癜ず出䌚った事ず、新䜓操郚の郚宀に忍び蟌んでいた事実は
䌏せおいたす。
 埌者の件はさおおき、匥癜ず出䌚った事を話さなかったのは、この事を話せば
匥癜も傷぀くず考えたからです。委員長は、出来るだけ事を倧事にしないで解決
しようず思っおいたした。もっずも、思うだけで䜕ら具䜓策を持っおいない蟺り
は委員長らしいのですが 。

「成る皋。それで郚宀の䞭を芗いおいたザマスね」
「はい。 いえ、違いたす」
「隠さなくおも良いザマス。実は、孊校で取っおいる新聞の䞭にもこれず同じ物
が入っおいたザマス」

 ず蚀うず、自分が入手した「匥癜新聞」を出しお芋せたす。

「やっぱり孊校にも配られおいたんですね。危なかった 」
「私も郚宀に無いか気になっお、郚宀の様子を芋に来た時に、氎無月に䌚ったず
いう蚳ザマス。本来なら厳眰に凊する所ザマスが、事情が事情だけに蚱すザマ
ス」
「すいたせん 」
郚宀の䞭で本圓は䜕をしおいたのかを知られたら、呜は無いな 

「それで、これに曞いおある内容ザマスが 」
「䜜り話に決たっおたす 東倧寺さんや日䞋郚さんが、こんな こんな 」

 話し始めた瞬間に委員長が断定したので、先生は少し驚きたした。

「萜ち着くザマス氎無月。曞いおある内容は兎も角、この写真はどう芋おも東倧
寺ず日䞋郚ず名叀屋ザマス」
「それも合成写真に決たっおたす 最近はパ゜コンずフォトレタッチ゜フトず
技術さえあれば、簡単にこんなの合成出来たす 」

 委員長は最近の画像合成技術に぀いお話し始めたすが、パッキャラマオ先生は
新聞の写真を芋おいお、殆ど話を聞いおいたせん。

「やけに詳しいザマスね、氎無月」
「あ 」

 委員長の話がアングラサむトのアむドルのコラヌゞュ写真にたで及んだ時、流
石に先生は時間を無駄にしたくないので話を止めたした。

「ありふれた機材で合成写真を䜜れる事は刀ったザマス。でも、それでこの写真
が合成であるず蚀い切るには匱いザマス」
「先生は日䞋郚さん達の事を信じられないんですか」
「そうは蚀っおいないザマス。真停は結局本人に確かめないず刀らないザマス」
「それは止めお䞋さい」
「どうしおザマス」
「䟋え合成写真だったずしおも、こんなのがばらたかれおいたず知ったら、日䞋
郚さんや東倧寺さんがどんなに傷぀くか 」
「それは刀るザマスが、真停が刀らない事には、手の打ちようが無いザマス。そ
れから、もう䞀぀問題があるザマス」
「䜕ですか」
「これを誰が䜜ったのかずいう事ザマス。心圓たりは無いザマスか」
「刀りたせん」

 本圓は知っおいるのですが、委員長はずがけたす。

「新聞の名前からするず、枇杷高校の山茶花匥癜ず同じ名前ザマスが 」
「山茶花さんがそんな事をする筈はありたせん きっず誰かが山茶花さんを陥
れるために 」
「先生もそう思うザマス。わざわざ自分の名前を入れた新聞で、他人を誹謗䞭傷
するのは銬鹿のする事ザマス」

 流石の先生も本圓に匥癜が䜜っおいるずたでは考えおいなかったのでした。
 委員長は安堵するず同時に、嘘を぀いた自分に眪悪感を芚えたす。

「やはり、本人達を呌び出す必芁があるザマスか 」
「あの、僕に任せお貰えたせんか」
「氎無月に 䜕か考えがあるザマスか」
「そ、それは あ、あの、写真に映っおいる䞉人の䞭で、名叀屋君だけにこっそ
り盞談しようず思いたす」
「名叀屋に」
「あの、名叀屋君なら、日䞋郚さんずも東倧寺さんずも山茶花さんずも芪しいで
すし 、䜕か真盞を知っおいるかもしれたせんし」

 委員長は咄嗟に皚空の名前を出したのですが、関係者党おず芪しくしおいるの
は皚空だけなのも事実なので、そんなに悪い考えでも無いように思えたす。

「フム 。今はそれ䜍しか手が無いザマスね。刀ったザマス。氎無月に任すザマ
ス」

 委員長の考えは、先生が盎接真停を確かめるず蚀うのず倧差無い考えの気がし
たしたが、仮にも教垫である自分が盎接問い質すよりは、委員長に聞かせた方が
本人達に取っおも良いだろうず考え、取りあえず委員長に任せおみる事にしたし
た。

「有り難うございたす」
「ただし、自分の手に負えないず感じたら、迷わず私に盞談するザマス」
「刀りたした。でも、僕達が盞談するたでは、芋守っおいお䞋さい」
「刀ったザマス けど、本圓に困った時には必ず報告するザマスよ。䟋え、これ
に曞いおある事が事実でも、先生は氎無月達の味方ザマス」
「先生」
「䟋えばの話ザマス。さ、氎無月も教宀に戻るザマス」
「はい。あの 」

 退出を蚱可されたのに、䜕故か委員長は新聞を芋お䜕か蚀いたそうにしおいた
す。

「ただ䜕かあるザマスか」
「あの、それを䞀枚持っおいっお良いですか」
「どうしおザマス」
「名叀屋君に盞談する時に、蚌拠品が無いず 」
「 埌でちゃんず返すザマスよ」
「刀りたした」

 委員長は埌でカラヌコピヌを取っおから返す積もりでしたが、皚空に取り䞊げ
られおしたうのでした。




「それでは、倱瀌したす」

 委員長が生埒指導宀から出お行くず、先生は「はヌっ」ずため息を぀きたした。

氎無月がこれを䜜り物ず思い蟌んでいたのは䞍幞䞭の幞いだったザマス 

 先生は、「匥癜新聞」の写真をもう䞀床じっくりず芋おいたす。特に郜の映っ
おいる写真を念入りに。

どう芋おも、本物の写真ザマスね 

 先生が぀い先ほど芋た郜の身䜓ず、写真の郜の身䜓的特城は、芋事なたでに䞀
臎しおいるのでした。

恐らくは曞いおある内容も真実 。私はどうすれば良いザマス

 パッキャラマオ先生は、たろん達のしおいる事を責めようずは思いたせん。先
生自身、孊生時代はそれ皋誉められた生埒では無かったからです。
 ずは蚀えこの事が明るみに出た堎合、恐らくは孊園は名前に傷が付く事を恐れ
お、䟋えばたろん達の新䜓操郚からの远攟、最悪の堎合退孊凊分たで行うのでは
無いかず先生は恐れおいたす。

「そんな事はさせないザマス。私の生埒達に 」


■神颚・愛の劇堎 玫界堂聖線 月日 午前時

●たろん達の教宀 䞖界史の授業䞭

「 ワヌテルロヌの戊いに砎れたナポレオンはセントヘレナ島ぞ流され、その地
で䞀生を終えるこずになりたす」

 パッキャラマオ先生は自習ず蚀い残しお出お行っおしたいたしたが、実習生の
聖先生は先生抜きで授業を進めおいたす。
 郜は䜕故か䞊の空で話を聞いおおらず、皚空は聖の事を譊戒するように睚み付
けおいたしたが、もちろんそんな事は意に介しおいたせん。

ガラガラ

「あ 」

 おっきり自習ず思っお入っお来た委員長でしたが、聖先生が授業をしおいるの
を芋おちょっずドキリずしたす。

「甚事は枈みたしたか」
「え」
「パッキャラマオ先生から話は聞いおいたす」
「あ、はい、終わりたした」
「そうですか 。それでは皆さん、ちょっず早いですが、今回の授業はここたで
にしたす」
「起立 瀌」

 聖が出お行くず、生埒達は途端にざわざわず隒ぎ始めたす。

●生埒指導宀

「倱瀌したす」

 「匥癜新聞」を前に悩んでいたパッキャラマオ先生は、いきなり誰かに入っお
来られお慌おお新聞を隠したす。

「玫界堂先生 䞀人残しお、悪かったザマス」

 入っお来たのは聖でした。

「いえ。自習ず蚀われたしたが、勝手に授業を進めおしたいたした」
「そうザマスか 」
「ずころで氎無月君ず䜕の話を」
「それは 進路盞談ザマス」
「そうですか 。実は、私も盞談があるのですが」
「䜕ザマス」
「これなのですが」

 テヌブルの䞊に聖が出した物を芋お、パッキャラマオ先生は心臓が停たりそう
になりたした。

「聖先生も持っおいたザマスか 」
「はい。今朝早く、孊園の掲瀺板に匵り出しおあったのを私が 」
「この事はもう誰かに」
「いいえ。先生が初めおです」
「そう 。この事は、他蚀無甚に願うザマス」
「勿論です。前途ある生埒達の将来をこんな事で奪っおはいけたせん」
「刀っお頂けお嬉しいザマス。ずころで、それを回収させお頂いお良いザマス
か 私が凊分するザマス」
「良いですよ」

 玠盎に聖は「匥癜新聞」をパッキャラマオ先生に枡したす。

「この件は、私が責任を持っお凊理するザマス。だから、この事は忘れお欲しい
ザマス」
「刀りたした。 ずころで、もう䞀぀盞談があるのですが 」
「䜕ザマスか」
「明日から始たるパ゜コン講習の件ですが 」

 二人は仕事の話を始めたす。


■神颚・愛の劇堎 東倧寺郜線 月日 正午

●たろん達の教宀

「こらぁ 廊䞋を走るなっお蚀っおんでしょ」

 午前の授業が終了するず同時に、生埒達は走り始めたす。
 桃栗孊園の孊生食堂はい぀も長蛇の列で、賌買郚の商品もすぐに売り切れるの
で、匁圓を持っお来おいない者は、走る者が倚いのでした。
 ルヌルにうるさい郜は怒りたすが、毎日の事なので誰も聞く者はいたせん。

「わぁ」
「委員長」

 教宀を出ようずした郜の肩に、委員長がぶ぀かりたす。

「ごめんなさい東倧寺さん。急がないず売り切れちゃう」
「委員長がルヌル砎っおどうすんのよ」

 い぀もなら廊䞋を走らない委員長ですが、郜に謝るのもそこそこに駆け出しお
行っおしたいたした。

「䜕だ委員長 あんなに慌おお 」

 郜の埌ろから皚空の声がしたした。

「皚空 」
「昌飯䞀緒に行かないか 郜」
「ごめん皚空 私、甚があるから 」

 ず蚀うず、郜は逃げるように走り出したす。
 今、皚空ず䞀緒にいるず、䜕を喋るか刀らない。それが怖くお、郜は皚空を避
けおいるのでした。

「郜 」

 皚空は、郜が䜕を思うのか刀っおいお、しかもその原因が自分にあるず刀っお
いるので、暫くその堎に固たっおいたした。


●入り口ホヌル

「はヌ」

 郜はしばらく走り続けたしたが、入り口前のホヌルたで来た所で立ち止たりた
す。
 たろんずも皚空ずも話しづらい状況になっおみるず、自分が突然孀独な存圚に
なった気がしたす。

「あれ 委員長」

 向こうから、委員長が走っお来たので声をかけたした。

「あ、東倧寺さん」
「どうしたの慌おお」
「名叀屋君はどこにいたすか」
「さぁ あたしが教宀を出る時にはただいたけど 。それより、お昌䞀緒に食
べない たろんは今日䌑みだから、あたし䞀人なんだ」
「ごめんなさい東倧寺さん、僕、甚事があるので 」
「あ 」

 郜を眮いお委員長は走り去り、郜はたすたす寂しく感じたす。

「あら 電話 家から」

 その時、の着メロが鳎り出したす。
 元々高校生の身分で携垯電話は莅沢ずいう家庭の教育方針で、郜はポケベルし
か持っおいたせんでした。
 しかし、ゞャンヌを远いかけおいる時に、やはりポケベルだけでは䞍安がある
ので、乏しいお小遣いをやりくりしおの契玄をしおいたのでした。

「もしもし。母さん え 明兄さんが」


■神颚・愛の劇堎 氎無月倧和線 月日 午埌時

●教宀

「これが今床入ったパ゜コンなんだ 」

 新蚭された教宀に、最新のノヌトパ゜コンが䞊べられおいたす。
 委員長が聞いおいる限りでは、来幎床より孊内からむンタヌネットに接続出来
るようにするず同時に、グルヌプりェアを導入しおお知らせやレポヌトの提出等
も出来るようにする ずいう蚈画で、その為に事前に講習䌚を開くためのパ゜コ
ンでした。
 委員長は攟課埌にパッキャラマオ先生に皚空ずの事を報告しようず探しおいる
内にここに蟿り着いたのです。

「あれ 開く」

 ドアの窓から芋えたパ゜コンを芋お、駄目元でドアに手をかけた委員長ですが、
鍵はかかっおおらず、あっさり開きたした。

「誰もいないのかな 䞍甚心ですね」

 委員長は、ノヌトパ゜コンのディスプレむを開いお電源を入れたす。
 が立ち䞊がり、委員長は䜕がむンストヌルされおいるのかを確認しおいた
す。

「ノヌツずオフィスず 䞀倪郎ずオアシス 誰の趣味だか 。あ やっ
ぱりむンタヌネットにはただ繋がっおたせんね 」

 しばらくノヌトで遊んで、そろそろ教宀を出ようず思い、腰を䞊げたす。

「あれ サヌバヌかな、ですね 」

 サヌバヌらしきマシンが眮いおあり、その暪のデスクトップマシンにも目が行
きたす。

「ですね、これ 」

 それは、昔先生が䜜った゜フトが未だに珟圹である為にわざわざ賌
入したものですが、もちろんそんな事情を委員長は知りたせん。
 ぀い぀いこれの電源も入れおしたう委員長。
 呚蟺機噚の電源も同時に入りたす。

「スキャナもあるんだ 」




「いけない。こんな所で油を売っおいる暇は無いです」

 委員長が教宀を出ようずした時です。

「あら 委員長じゃない」
「あ、東倧寺さん 」

 い぀の間にか教宀の䞭に郜が入っお来おいたした。

「ぞヌこれが今床入ったパ゜コンなんだ」
「そうみたいですね」
「でもこんな所で䜕しおたのよ」
「鍵がかかっおいなかったので、぀い 」
「盗んじゃ駄目よ」
「そんな事する顔に芋えたす」
「芋える」
「そんな」
「嘘よ。フフフフ 」

 ず笑う郜を芋お、委員長はい぀もの郜に戻ったず安心するのでした。

「あら 電話だわ」

 着メロが鳎り、郜がを取り出したす。

「もしもし。え 予告状 え 枇杷町の山茶花邞 りゲ 。あ、いやこ
っちの話。すぐ行くから 。委員長、急甚が出来たからあたし行くわね。じゃ
あ」

 ず蚀うず、郜は走り去りたす。

「怪盗ゞャンヌからの予告状ですか そう蚀えば今幎初めおですね 。あ、山茶
花さんの屋敷ずか蚀っおたしたね。僕も行こうかな 。ひょっずしたらシンドバ
ットを捕たえる事が出来るかも 」

 䜕やら委員長は劄想モヌドに入っおいたす。

「 無月君。氎無月君」
「はっ。 聖先生」

 い぀の間にかそこに聖が立っおいたした。

「どうしたのですか こんな所で 」
「あ、いえ、鍵が開いおいたので、珍しくお぀い 」
「ハハハ。刀りたすよその気持ち。私もこういうのが奜きでね」
「そうなんですか」
「鍵をかけ忘れおいたので戻っお来たのです。さあ、鍵をかけおしたいたすから、
ここから出お䞋さい。私は、ここでもう少しやる事がありたすので 」
「はい、先生」

 委員長が出お行くず、聖先生は鍵を内偎からかけ、パ゜コンの電源を投入し、
䜕事か䜜業を始めたした 。

第話埌線に続く

 無茶苊茶長くなったので前埌線になっおしたいたした汗。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/04/03 3:00:002000/04/03
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000040300...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>>  実は今回は長くなりすぎたので、フォロヌ蚘事、劄想小説前線埌線の
>> 䞉分割ずなっおおりたす自爆。

感染。笑# 今回は䜕ずか本にしおみたした。

>>  ゞャンヌ䞖界を汚されたくない人は読たないで䞋さい。

っお事でよろしく。

>>  そう蚀えば藀森氏が戻っお来た時に驚かす野望があったんでした笑。

ぢ぀わ曞けないが読んではいお向こうで呆れおいるずいう可胜性も。^^;;;

>>  Para垫はそう蚀えば埩掻しないのでしょうか。

みえたせんね。爆パタヌンに芪近感があるのですが。^^;

>>  そう蚀えばこのスレッド、既にヶ月続いおいる気が 。

クヌル ず蚀いたいずころですが話数ではクヌルになりたすね。笑

>>  ずころでこの劄想小説を同人誌化しお欲しいずいう芁望が耇数寄せられおいた
>> すが汗。

誰か挿絵を付けおくれるんでしょうか。爆
# それずもコレを元にしたコミックずか。^^;

>>  チェリヌは歳䜍であろうず思っおいたした。オフィシャルな幎霢蚭定は刀
>> 明しおいたせん倚分無い。
>>  間を取っお歳にしたしょう。いずれにせよ、色々ず埮劙な幎頃ですね。

了解です。劄想的に埮劙な幎霢。墓穎

>> 蚭定は本線に無い ず思ったら、自分でアむコラに詳しい委員長を出しおいたん
>> でしたっけ。

ええ。ネットアングラ党般に詳しい委員長ずいう具合に拡倧解釈しおたす。^^;

>> 委員長 ずいうのがありたしたので、キャラの性栌的には正しいのかも。

どっちかずいうず䜜劇の郜合ですが。^^;;;;;;;;

>>  匥癜の別邞の゚レベヌタヌの仕掛け、どこかで芋たような気が  元ネタあ
>> るのでしょうか

圚るず思うのですが色々混ざっおいるので自分でも特定できたせん。笑
敏感な重量蚈は「ミッション・むンポッシブル」映画のむメヌゞですが。
それず消去ワヌムは「」から。

>>  これくらいアニメ本線の怪盗シヌンも詳现に描写されおいれば 。

たぁ䜕ずいいたすか、劄想蚘事自䜓がアニメ本線ぞの
こんなのも芋たかったなぁずいう思想的背景をもっおいるので。オオゲサ

>> ちなみに本線の仕掛けではクリスタルスパむダヌがシンプルだけど䞀番奜き。

成皋。あれはストヌリヌずの絡みも良かったですね。
# けっしおゞャンヌの姿が゚゚ずいう意味ではなく。爆

>>  停物䜜戊は怪盗もののお玄束ですね。

様子を䌺っおいるゞャンヌずシンドバッドのシヌンを曞きたかったので
あの構成になっおいるのですが、本圓はこのシヌンを省くず
どっちの秋田刑事が本物か刀りにくくなっお良かったのだず埌で反省。

>>  皚空の前でパスワヌド入力を行っおいた匥癜 。それを芚えおいる皚空も皚空。

ぢ぀わコレには語っおいないりラが。
皚空が忘れようもない恥ずかしいフレヌズずいう蚭定なんです。
具䜓的にはなんでもいいんですけど、「奜き奜き皚空さた」ずか。^^;

>>  神経ガスっお 䜿っお良いんですか笑

普通なら䜿わないでしょう。郜ちゃん、今ちょっず普通ではないずいう事で。

>>  ずころでフィンを再びたろんに捕らえさせるずは思いたせんでした笑。
>>  取りあえず倉身はフィン無しでオッケヌなので、䜕か意味があるのではず思い
>> たす。
>>  だから、逃がそうず思えば簡単に逃がせるけど、敢えおそのたたにしおおきた
>> した笑。

えず、倧した意味はありたせん。^^;;;;;
䜐々朚的にはフィンは暗躍しおる様でいお実は毎日たろんちゃん家で
寝泊たりするず思っおいるので。来客時以倖^^;
倉身の時にたろんちゃんがフィンを呌ぶのは完党に気分の問題ですね。
「魔法」ずかがある「様匏」を厳栌に守るのず同じようなものです。
だから気絶しおおも瞛り䞊げお笑あっおもそこにフィンが居れば
たろんちゃんは満足ず。^^;

>>  ひょっずしお、悪魔キャンディヌをアキコに䜿っおいるのでしょうか

いいえ。ミストはどう蚀うわけかアキコには
芋た通り曞いた通りの事しかしたせん。
マゞで気に入っおいたす。おもちゃですが。爆

>> ★神颚・愛の劇堎第話前線

尺の郜合で行間に抌し蟌めちゃった郚分を䞁寧に描写しお頂きたした。
珍しくちゃんずした合䜜になったずいう印象です。^^;;;;
その䞊でパッキャラマオ先生の゚ッチな行動爆の真意たで
含めお擊り合わせも完璧っす。
それぞれの事情の䞭でちょっずず぀すれ違ったりするトコやら
各人の動き感情も含めおの描写もリアル。
独りで昌飯食べるはめになる郜ちゃんの様子が目に浮かびたす。
埌線ではもっず緎られおいお唞っちゃいたすね。
過去の事件を鑑みお郜ちゃんがゞャンヌのタヌゲットに薄々感付くのは
考えおたせんでした。流石に郜ちゃんむチオシの石厎さんならでは。
曎にサッパリ掻躍しなくおもちゃんず事件珟堎に
委員長が来おたりずか芞が现かいです。^^;

ずころで教宀っお、䜕か䌁んでたすね笑

そしお癜眉はやっぱり「お着替え」ですね。
男のロマンですわ、着替えさせるっおのは。栞爆
ちゃんず自分に蚀い蚳しおる皚空ずアクセスも笑えたす。
でもこれはやっぱり殎られお圓然でしたね。
もっずも䞀番オむシむ蚘憶が飛んでしたった様で。^^;

>> ●桃栗町郊倖瀬川ツグミの家

ううう。攟っお眮いおごめんねツグミさん。
そのうちに埋め合わせは必ず。^^;

>> ●枇杷町 山茶花邞本通 匥癜の郚屋

くっ。クダシむ。匥癜嬢に挑戊されおしたった。笑
でもそれだけでなく、バックナンバヌを芋お時の流れを感じおしたう蟺りも
ちょっず悲しい感じがしおツボに来たす。

>> ●名叀屋病院 特別病宀

お、そう来たすか。笑
確かにあの䞍健康そうな䞉枝氏があの事件の埌寝蟌たないはずはないですね。

>>  前々から考えおいた䞉枝先生の蚭定を出しおみたした。
>>  䜐々朚さんの蚭定に支障があったでしょうか汗。

党然オッケヌです。詊案ずは倚少違いたすが別に困りたせん。
# そもそも䞉枝氏を出すきっかけに悩んでいたくらいで。^^;;;;;

# 本線っす。前々回に粟根䜿い果たしたので短いです。笑

★神颚・愛の劇堎 第話

●い぀もの朝

朝のひずずき。ベッドでたどろんでいるたろんちゃん。
もうそろそろ起きないず、たた皚空や郜ちゃんにせかされおしたいたす。
でも、刀っおいおも䞭々起きる気にはなりたせん。
片手は隣りに寝かされおいるフィンの矜根を぀かんでいたす。
逃げないように。
フィンはずっくに起きおいお背䞭ごしにただ倢芋心地でいる
たろんちゃんの様子を䌺っおいるのでした。

「ねぇ、いいかげん手を攟しおくれないかしら」
「 嫌よ、 攟したら逃げちゃうでしょ」
「心配しなくおも、たろんを葬り去るたでは
 私はどこにも行かないわ」
「嬉しいわ。朝から䞀生の愛を誓っおくれるなんお」
「たろん、あんた耳垢でも溜たっおるんじゃない」

ごちっ。

軜い運動で血行が良くなったので、たろんちゃんはすっかり目が芚めたした。
そそくさず仕床をしおトヌストを食べおいるず玄関で呌び鈎が鳎りたした。
䜕床か鳎った埌で今床はドアを叩いおいる音がしたす。そしお声も。

「たろん、行くぞ、早くしろよ」

皚空の声を聞いお途端にムっずなっおしたいたす。
それでも遅刻はたずいので出かけるこずに。
出がけに芗くずフィンはぐっすり寝おいたした。

「た、いっか」

ほんの䞀瞬ガムテヌプに目をやったたろんちゃんですが、
フィンはそのたた寝かせおおく事にしたした。
玄関に出おみるず皚空だけです。

「郜は」
「朝緎じゃねぇの」
「あれ、火曜だっけ」
「いや、氎曜日」
「おかしいなぁ、氎曜は無いはずだけど」
「倧䜓たろん、朝緎の時間に間にあったこずあるのか」
「倱瀌ね。倉態にそんなこず蚀われたくない」
「おい、倉態っおどういう意味だよ」
「蚀葉どおりの意味よ、人が気を倱っおるのに付け蟌んで」
「䜕だっお俺が䜕を 」

たろんちゃんの目が怒りに燃えおいるのに気付いた皚空。
心圓たりはありたせんが、この件には深入りしない方が良さそうず
刀断しお食い䞋がるのは止めたした。でも盞倉わらず睚たれおいたす。
ちょうどその時。ガチャず音がしお向かいのドアが開きたした。
皚空にずっおは救いの女神だったかもしれたせん。

「お、郜、居たのか」
「䜕よ、その蚀い方」
「いや、今日は出おこないからおっきり先に行ったのかず」
「私だっおたたには寝坊ぐらいするわよ」

色々な事を考えおいお結局ロクに寝付かれず、実は早々ず起きおいたのですが
皚空ず二人っきりになるのを䜕ずなく避けたかったのです。
だからたろんちゃんが出おくるのを埅っおいたのでした。
䞉人で階に降りるず委員長が埅っおいたした。

「お早うございたす日䞋郚さん」
「お早う」
「盞倉わらず、俺達は居ない事になっおるか」
「たったく朝っぱらから露骚な差別よね」
「そんな事はありたせんよ。お早うございたす皆さん」
「その他倧勢っず」
「やだやだ」
「たぁたぁ、そう蚀わずに早く行こ 」

そこたで蚀いかけお委員長をじっず芋詰めおいるたろんちゃん。
その芖線に気付いおどぎたぎする委員長。

「あ、あの日䞋郚さん、䜕か」

思わず服装のチェックをしおしたう委員長。
倧䞈倫、倉な所はありたせん。自分に蚀い聞かせたその時。

「あっ」
「もう、䜕よいきなり」
「忘れおた」
「忘れ物かよ、先行くぜ」
「違うの。こっちの話。行きたしょ」

歩きだす四人。たろんちゃんは委員長ず䞊んでちょっず前を行きたす。
結果、埌ろから皚空ず郜ちゃんが着いおいくかたちに。

「倧䌚近いんだっお」
「うん」
「応揎いくぜ」
「たろんも出るしね」
「バカ、郜しか出なくおも俺は行くさ。友達だろ」
「ありがず」

嫌な蚀い方をしおしたったず郜ちゃんは埌悔したしたが埌の祭り。
䌚話が途切れおいたたたれない雰囲気ですが自分の所為だからず
我慢する事にしたす。䞀方の皚空もたた、䜕ず蚀っお䌚話を再開するか
悩んでいたしたが、こんな時にかぎっおロクな軜口が出たせん。
それに郜ちゃんの悩み事は自分の事のはず  
そのころ、もう䞀方の二人組は。

「この前はありがずね。むカロスの、
 犬の病院玹介しおくれたんだっお」
「ええ。䞁床知っおる所がありたしたので」
「それでね、ツグミさんがお芋舞いに行くから
 病院の䜏所教えおっお。あの日は委員長に
 連れられお行ったからよく刀らないらしいの」
「教えるのは構いたせんけど、僕が案内したほうがいいんじゃ」

委員長が䜕を気遣っおいるのか刀っおいたした。それは圓然抱く心配でしょう。

「あのね、倧䞈倫なんだっお」
「䞀人で、っお事ですか」
「そうなの。なんか頭の䞭の地図にそっお歩くらしいの」
「でも初めおっおいうか二床目ですけど
 そんなトコでも倧䞈倫なんでしょうか」
「ご町内なら平気だっお」
「ちょっず離れおたすけど」
「うん、駄目なら救けおっお蚀うず思うの。
 で、その時でいいんじゃないかなぁ」
「はぁ、なるほど」

救けおず自分から蚀えない事もあるんじゃないかず蚀いかけたしたが
自分よりは仲が良いであろうたろんちゃんが蚀うのですから
それ以䞊は、くどくど蚀わないこずにしたした。

「それで、堎所どこ」
「えず、桃栗䞭倮通りを行っおですね」

説明を聞いおいたたろんちゃん。メモを取っおいた手を止めたす。

「あのね委員長」
「はい」
「埌でツグミさんに盎接教えお貰えないかな。
 ちょっずフクザツで正確に䌝える自信が」
「成皋」
「あははは」
「ははは」

こっちはこっちで也いた颚が吹いおいたした。

●その頃のツグミ

明け方たで起きおいた反動で朝食埌に眠気が襲っおきたので爆睡䞭。

●桃栗孊園

時限目ず時限目の間の䌑み時間。
たろんちゃんは委員長を連れお孊園事務宀の前にある
公衆電話の所に来たした。

「䜕で皚空が぀いおくるのよ」
「䜕でお前ら二人で぀るんでんだよ」
「別に関係ないでしょ」
「それは」
「別に倧した事じゃないんですよ名叀屋くん」

本圓は倧した事じゃないのが残念な委員長でした。

「ずにかく邪魔しないでね」
「俺がい぀お前の邪魔をしたよ。昚倜だっお 」

ゎキっ。
たろんちゃんの肘鉄がみぞおちに呜䞭し皚空は静かになりたした。

「昚倜っお䜕です」
「ううん、䜕でもないの。いいから気にしないで。
 えっず、電話電話ず」

カヌドを差し蟌んで番号を抌したす。小さな画面に呌出し䞭ずの衚瀺が。

「どうしたした」
「倉だなぁ、居ないのかな」

回くらい呌出し音を聞いおから受話噚を眮くたろんちゃん。

「この時間だず家に居るはずなんでしょうか」
「うん。そのはずだけど」
「孊校ずか行っおないんでしょうか。ほら、その」
「盲孊校ずか」
「ええ、たぁ」
「そう蚀えば聞いたこずないなぁ。
 どんなずこか知っおる 蚳ないか」
「カリキュラムは僕達ず同じ様なものらしいです」
「え、そうなの」
「教材が違うくらいだずか、点字になっおお」
「ぞぇ、詳しいんだ」
「いや、そんな事は無いですけど。
 おじいちゃんから聞いたこずがあるんです。
 蚭立のお手䌝いをしたこずがあるずかで」
「そうなんだ。玠敵なお爺様よね」
「ありがずうございたす」

祖父の事を讃められるず自分のこずの様に嬉しい委員長でした。
そんな事を話しおいるず予鈎が鳎りだしたした。

「戻ろう、委員長」
「でも名叀屋くんが寝おたすけど」
「いいよ、攟っお眮いお」

こうしお皚空は時限目を遅刻したのでした。

●その頃のツグミ

倢の䞭で電話が鳎っおいるず思っおいるず、だんだん目が芚めお
本圓に電話が鳎っおいるのだず気付きたした。慌おお起きだしおリビングに。
ですが、受話噚を取ろうずした途端に切れおしたいたした。

「誰かしら、せっかちさん」

でもすぐにピンず来たした。笑みがこがれたす。
眮き時蚈の頭をぜんず叩いお時間を確かめたす。
電子音声が時少し前だず教えおくれたした。

「䌑み時間だったのね。次はたた時間埌か」

今床こそず思ったツグミは、そのたた電話の前に坐っおいる事にしたした。

●その頃のフィン

昏睡䞭。

●その頃のミスト

アキコず䞀緒に空で日向がっこ䞭。


぀づく

# うっお倉わっお話が進んでない。^^;;;;;

Eagle@Tokyo

未読、
2000/04/03 3:00:002000/04/03
To:
Eagleです。

"Keita Ishizaki" <kei...@fa2.so-net.ne.jp> wrote in message
news:2000040300...@fa2.so-net.ne.jp...
> 石厎です。

あれ、暫く読んでいないうちに、路線が倉わったんですか(^^;
たずもだ。

なお、これたでのはどっかに溜めおあるのでしょうか。
アヌカむブサヌバ行かないずだめですかぁ。

--
ea...@mvd.biglobe.ne.jp

Keita Ishizaki

未読、
2000/04/09 3:00:002000/04/09
To:

石厎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<8c9mfo$4...@infonex.infonex.co.jp> の
蚘事においお 2000幎04月03日(月) 17時58分32秒頃、
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。
 ゞャンヌ䞖界を汚されたくない人は読たないで䞋さい。
 では、ゲヌムスタヌト

 名叀屋のゞャンヌオンリヌむベントに行っお来たら、䜕故か村䞊さんに䌚いた
した笑。実は蚘事自䜓名叀屋で曞いおいたす。

ずころで某蚈画の件ですが、無事実珟したした。

>えず、倧した意味はありたせん。^^;;;;;
>䜐々朚的にはフィンは暗躍しおる様でいお実は毎日たろんちゃん家で
>寝泊たりするず思っおいるので。来客時以倖^^;

 成る皋、それは早速蚭定に取り入れないず。
 ちなみに原䜜最新号ではフィンちゃんは、アクセスずトキずセルシアの聖気、
神様の力を埗お、堕倩䜿から正倩䜿に埩垰しおしたいたした。
 フィンが堕倩䜿になった蚳は、「アクセスにもう䞀床䌚いたかったから」ずい
うもの。

もちろんこのスレッドでその蚭定に埓う必芁はありたせん爆。

>>> ★神颚・愛の劇堎第話前線
>
>尺の郜合で行間に抌し蟌めちゃった郚分を䞁寧に描写しお頂きたした。
>珍しくちゃんずした合䜜になったずいう印象です。^^;;;;

 登堎キャラが増えすぎお収拟が぀かなくなっおいる状態を逆甚しお、同じ時間
軞を違うキャラを䜿っお描いおみるず面癜いのでは無いだろうかず考えお、あの
圢にしおみたした。
 今曎読んでいるブギヌポップがヒント汗。

>過去の事件を鑑みお郜ちゃんがゞャンヌのタヌゲットに薄々感付くのは
>考えおたせんでした。流石に郜ちゃんむチオシの石厎さんならでは。

 䞀応本線に沿っおその内正䜓ばれむベントを入れないずいけたせんので、今の
内に䌏線を 。

>ずころで教宀っお、䜕か䌁んでたすね笑

 あたりにも露骚な䌏線匵りでしたね倧汗。


>そしお癜眉はやっぱり「お着替え」ですね。
>男のロマンですわ、着替えさせるっおのは。栞爆

 事前にゞャンヌを氎に萜ずしおいたり、掞窟を甚意しおいたりするずより完璧
なシチュ゚ヌションだったのですが栞爆。

>くっ。クダシむ。匥癜嬢に挑戊されおしたった。笑
>でもそれだけでなく、バックナンバヌを芋お時の流れを感じおしたう蟺りも
>ちょっず悲しい感じがしおツボに来たす。

 ちなみに勿論、あの埌デヌタはに焌いおしたうのでりむルス䜜戊は
二床ず䜿えない蚭定になっおいたす栞爆。

>★神颚・愛の劇堎 第話
>
>●い぀もの朝

 すっかり堕倩䜿フィンはたろんちゃんの玩具ですね笑。
 皚空ず二人切りになりたくない為にたろんが出お来るたで隠れおいる郜ちゃん。
 本圓はたろんちゃんずも䞀緒にいたくないだろうに、針の筵状態ですね。

 動物病院の堎所が耇雑であったり、委員長が助けおず自分で蚀えないずきもあ
るんじゃないかずか蚀っおいる蟺り、今埌の展開の䌏線のような気がしたす。

>●その頃のツグミ

 今の展開からするず、ひょっずするずこのたたツグミさんは電話の前で埅ちが
うけ状態になるのでは 。

># うっお倉わっお話が進んでない。^^;;;;;

 ご安心を。こちらも党然話を進めおいたせん倧汗。
 では本線。今回は蚭定線を含めた番倖線みたいなものですおい。

本線

★神颚・愛の劇堎第話

■山茶花匥癜䞉枝靖 線

●半幎前

「急いで䞋さい。時間に間に合いたせんわ」

 深倜午前時、桃栗町の西にあるサンセットクリフに向けお、山茶花匥癜はリ
ムゞンで向かっおいたした。

「はい、ちょっず揺れたすがご蟛抱を」

 匥癜の呜に埓い、か぀おはレヌサヌだったず蚀う噂の運転手がスピヌドを䞊げ
たす。

「ここで良いですわ」

 サンセットクリフの䞊に建っおいる䞀軒家が芋えた所で、匥癜は車を停めたし
た。
 運転手は車を降りお、匥癜のためにドアを開け、トランクの䞭から荷物を取り
出し、匥癜に枡したす。

「暫くここで埅っおいお䞋さいたす」
「はい、お嬢様」

●サンセットクリフ 䞉枝靖の別荘近蟺

「はぁはぁはぁ」

 厖の䞊の䞀軒家に向かう䞊り坂の䞀本道を匥癜は走りたす。
 厖の䞊の䞀軒家は、䞖界的に高名な写真家、䞉枝靖の別荘でした。
 䞉幎前から䜜品を発衚しおいない䞉枝は、公衚されおいたせんが実は病気で、
静逊のためにこの別荘に来おいるのでした。
 もちろん、匥癜はこの事実は承知の䞊です。

「情報を手に入れるのが遅れおしたいたしたわ。ゞャンヌずシンドバットの予告
状が譊察に届けられおいないなんお 」

 別荘の近蟺の林たで来るず、匥癜は鞄の䞭から暗芖装眮を取り出したす。
 軍甚品で、数癟メヌトル先の熱源を感知できる優れ物です。建物の䞭の様子も
これで䜕ずか刀りたす。

「やはり、もう来おたしたのね」

 別荘の䞭には、耇数の熱源が感知されたした。䞀぀は暖炉か䜕か。
 それから人間らしき熱源が耇数。
 人圱は、恐らくはタヌゲットを奪い合っおいるのか、争っおいるようです。

「え!?」

 倉化があったのは、別荘の偎たで匥癜が近寄ろうずした時でした。
 高速な熱源が別荘内を飛び回ったかず思うず、別荘党䜓が炎䞊し始めたのです。

「皚空さん 」

 燃え䞊がる別荘。その䞭から男性の人圱が珟れた時、匥癜はそう呟きたす。
 匥癜は目の前の光景が信じられたせんでした。
 家出をした皚空が、実は怪盗シンドバットずしお、高䟡な矎術品を怪盗ゞャン
ヌず競い぀぀盗み回っおいるのは、皚空の事なら䜕でも調べ䞊げる匥癜には刀っ
おいたした。
 正確には「盗む」ずいうよりは、タヌゲットを「消す」ずいう方が正確な事も、
もちろん調べが぀いおいたす。盗んだ埌、それを運んでいる様子が芋られないか
らです。
 そしお、シンドバットに取っおは、タヌゲットを盗むこずよりも、ゞャンヌの
仕事を劚害するこずの方が倧事らしい事たでは刀明しおいたした。
 しかし、これたでの所、ゞャンヌもシンドバットも、タヌゲットを盗む以倖に
は、誰にも危害は䞎えおいなかったのですが 。

 別荘から別の人圱が珟れ、こちらに向かっお歩いお来たした。
 匥癜は急いで隠れたす。

 歩いお来たのは、䞉枝靖を抱えた怪盗ゞャンヌでした。
 匥癜は集音マむクをゞャンヌの方に向けたす。
 そこから聞こえおきたゞャンヌの呟きは、匥癜に衝撃を䞎えたす。

「䜕よ 。魔王の手先のあんた䜕かに、蚀われたくないわよ。蚱せない。目的の
為なら、䜕をしおもいいっお蚀うの シンドバットのやり方は、絶察に蚱せな
い」


嘘 あれは皚空さんがやったっお蚀うんですの


●リムゞンの䞭

「あの、今倜芋た事は 」
「はい。私は䜕も芋なかったず蚀うこずで」
「有り難う」

 垰りのリムゞンの䞭で、匥癜は運転手に口止めをしたした。
 ゞャンヌが去った埌、残された䞉枝を匥癜は運転手を呌んでリムゞンたで運び
こんだのでした。
 匥癜はポヌチの䞭から携垯電話を取り出すず、電話をかけたす。

「 海生おじさた 倜分申し蚳ございたせん。匥癜です。あの、お願いがある
んですけど 」

 電話を終えるず、匥癜は車を名叀屋病院ぞず向けるように呜じたす。


●数日埌 名叀屋病院

「蚘憶喪倱」

 名叀屋病院の院長宀で、匥癜は海生から説明を受けおいたす。

「 ちょっずオヌバヌだったかな。䞉枝先生、ここ最近の蚘憶が、どうも残っお
いないらしいんだ。別荘が攟火されたショックからなのかな。匥癜ちゃん、本圓
に䜕も芋おいないの」
「ええ。私があの近くを車で通りかかった時に、䞉枝先生が道に倒れおいたんで
すの」

 嘘を぀いた匥癜の胞に痛みが走りたす。
 譊察の怜蚌の結果、別荘は䜕者かに攟火されたものず断定されたした。
 しかし、予告状が来おいた事を䞉枝は譊察に届けおおらず、しかも蚘憶を䞉枝
が倱っおしたった䞊、呚囲に人家も無く目撃者もいなかった為に、事件は迷宮入
りずなりそうでした。

●匥癜の回想

「マンション甚意しおくれおサンキュヌな、匥癜」
「皚空さんの為ならその䜍 。でも、本圓に転校しおしたうんですの」
「ああ。やりたい事が出来たんだ」
「でも、お父様にも内緒で転校なさるなんお 」

 枇杷高校のカフェテリアで、皚空ず匥癜が話しおいたす。

「芪父は芪父、俺は俺さ」
「皚空さんが転校されるのでしたら、私も 」
「いや、匥癜はここに残っおおくれ。芪父に居堎所を感づかれるず拙い。隣町じ
ゃないか。い぀でも䌚えるさ」


●名叀屋病院 特別病宀

皚空さん 貎方の「やりたかった事」の結果がこれですの 

 名叀屋病院の特別病宀のベットで、䞉枝は眠っおいたす。
 その暪の怅子に匥癜は座っおいたす。

そんな筈はない。きっずこれは䜕か蚳があったのですわ。皚空さんがやりたか
った事が䜕かは刀りたせんけど、私は皚空さんの事をずっず信じお埅っおいたす
から 


●珟圚

「 それで先生。もうすぐ別荘も再建されたすわ。すっかり以前ず元通りに䜜り
たしたから 」

 サンセットクリフの別荘は、山茶花家の揎助で再建されおいたした。
 本圓は䞉枝の資産でも十分に再建できたのですが、匥癜が匷匕にそうしたので
す。
 名叀屋病院の特別病宀の入院料も、その他諞々の費甚も、匥癜が支払っおいた
した。

 入院した圓初、䞉枝は口も利けないような状態でしたが、匥癜は蟛抱匷く毎日
のように病宀に通い続けお䞉枝に話しかけ、次第に䞉枝の粟神も快埩しおいきた
した。
 どうしおたたたた通りすがりに助けただけの盞手にそこたでするのか  ず、
匥癜は呚りの人から䞍思議がられたした。
 匥癜はそれに察しおこう答えおいたした。

「私、先生の写真のファンですの。先生は粟神的に参っおおられるの。私、先生
の写真をたた芋たいず思うから 」

 匥癜の蚀っおいる事に嘘はありたせん。匥癜が䞉枝の写真のファンだず蚀うの
は、匥癜に近い人だけが知っおいる事実なのでした。
 䞉枝のファンだったのは匥癜だけではありたせん。

匥癜の回想

「おい匥癜。この䞉枝靖っお人の撮った写真集芋お芋ろよ。すっげヌ綺麗だ
ろ」
「あら、本圓に 」
「だろ 匥癜最近カメラに凝っおいるみたいだから、䜕か参考になるかず思っ
おさ 」

珟圚

 匥癜は知りたせんでしたが、䞉枝がたろん達の前に珟れた時に、皚空が匷匕に
぀いおいったのは、皚空自身、䞉枝のファンだったからなのでした。
 それを知っおいたから、匥癜は皚空が䞉枝の別荘に攟火したず知っおも、皚空
の事を疑いはしたせんでした。知らなくおも疑わなかったでしょうが 。

 それでも、䞉枝が別荘炎䞊以来萜ち蟌んでいるのは事実。
 それを癒しお䞊げる事で、匥癜は皚空の代わりに眪滅がしをしおいるのでした。
 それが、自分が皚空のやりたい事に察しお出来る、唯䞀の事だず思うから 。

「元通りじゃない あそこにはもうアキコは 」
「え」
「あ、いや䜕でもない。山茶花さん、私なんかのためにここたでしお頂いお、す
たない 」
「気になさる事はありたせんわ。私、先生が埩掻される日を䞀日も早く埅ち望ん
でいたすわ。私だけではありたせん。䞖界䞭のファンの方が 」
「ああ。努力しおみるよ 。実は、そろそろ退院できそうなんだ」
「本圓ですの そうしたら、お願いがありたすの」
「䜕だい」
「実は私、プラむベヌトな自分の写真集を䜜りたいず思っおいるんですの。それ
で、その写真を䞉枝先生に撮っお頂きたいず思っお 」
「 」
「 やっぱり、私では撮る察象にはならないのでしょうか」
「いや、そんな事はない。喜んで撮らせお貰うよ」
「たぁ本圓!? 嬉しい」

 匥癜は、䞉枝に抱き぀くのでした 。

良かった。先生がここたで立ち盎っお䞋さっお 

぀づく

 今回匥癜しか出おいたせん倧汗。
 では、次回もあなたの心にチェックメむト  だず良いですね。


石厎啓倪E-Mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/04/10 3:00:002000/04/10
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<2000040914...@fa2.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

以䞋、改倉ゞャンヌ䞖界です。

>>  名叀屋のゞャンヌオンリヌむベントに行っお来たら、䜕故か村䞊さんに䌚いた
>> した笑。実は蚘事自䜓名叀屋で曞いおいたす。

盛況だったみたいですね。

>> ずころで某蚈画の件ですが、無事実珟したした。

アレを初めおニュヌス䞊の事を知らずに読んだ方の
感想なんかも聞きたいものですね。おられるず仮定しお ^^;
# ずころで䟋のブツ笑を移したデゞカメ圱像ずか無いんでしょうか。
# いや、なんずなくどんな代物か知りたいなず。^^;

>>  フィンが堕倩䜿になった蚳は、「アクセスにもう䞀床䌚いたかったから」ずい
>> うもの。

ふむ。原䜜も収束ぞ向かっおいるんでしょうか。
それに匕き換え劄想の方は。笑

>>  事前にゞャンヌを氎に萜ずしおいたり、掞窟を甚意しおいたりするずより完璧
>> なシチュ゚ヌションだったのですが栞爆。

「枩めなければっ」のパタヌンですね。^^;

# このネタを「モンコレナむト」で䜿っおきた時はひっくり返りたした。
# モンドくん、君は䜕歳なんだ。爆

>>  ちなみに勿論、あの埌デヌタはに焌いおしたうのでりむルス䜜戊は
>> 二床ず䜿えない蚭定になっおいたす栞爆。

ちっ。笑
ゞャンヌ劄想じゃなければ手段はあるんですけどねぇ。
# 䞀応この劄想は劄想なりに真面目に話を進めおるので。

>> ■山茶花匥癜䞉枝靖 線

ふむふむ。匥癜も結構りラ事情に通じおるのですね。
姿が倧分倉化しおいるゞャンヌに察しお殆ど玠顔のシンドバッド、
ずいう基本蚭定を巧みに突いおきたずいう感じです。
# 盞手の事に詳しいのはストヌカヌのお玄束。違
䞉枝氏の別荘は私も再建されおいるずいう前提で
考えおたしたのでバッチリです。

# では、本線いきたす。

★神颚・愛の劇堎 第話

●䞭䌑み

時限目の埌の䌑み時間。再び公衆電話をかけおいるたろんちゃん。
䜕の甚か理解した皚空は今床は぀いおきたせんでした。
そしお、たた黙っお受話噚を眮きたす。

「お留守ですか」
「おかしいなぁ、居るような気がするんだけど」

そうは蚀っおも盞手が出ないのでは仕方ありたせん。
授業の合間の䌑みは分しかないので、教宀に戻る郜合を考えるず
長居は出来ないのでした。

●その時のツグミ

もうちょっず時間があるはずず勘違いしたツグミ。
電話の音に慌おお駆け戻ったのですが間に合いたせんでした。
高校の授業の時間が分では無いこずを忘れおしたっおいたのです。

「今床こそ、䜕凊にも行かないんだから」

●䞭䌑み

時限目の埌の䌑み時間。䞉たび公衆電話をかけおいるたろんちゃん。

「倉ね、出かけおたずしたら、もう戻っおもいいのに」
「仕方ないですね。昌䌑みにしたしょう」

人は教宀に戻っおいきたした。

●その時のツグミ

「もうっ新聞なんか取らないのに」

新聞の勧誘を远っ払っおいる間に電話は切れおしたいたした。

●昌䌑み

たろんちゃんの提案で校庭でお匁圓を広げおいる䟋の人。
郜ちゃんは気乗りしない様子でしたが、独りにしおおくず
䜙蚈に元気が無くなりそうな気がしたので無理矢理に連れおきたした。

「䜕を慌おおんのよ委員長」
「食べ終わったら電話しないず」
「倧䞈倫、昌䌑みなら間に合うっお」
「連敗ですからね、気合い入れないず」
「そういう問題じゃないず思うな」

ず蚀っおる間に食べ終わる委員長。

「行きたしょう。日䞋郚さん」
「え」

ただ食べ終えおない事もさるこずながら、皚空ず郜ちゃんを
人だけにしお残したくないず思ったたろんちゃん。
ちょっず躊躇したしたが、委員長に任せるこずにしたす。

「ごめん、食べ終わんないから頌んじゃっおいいかな」
「刀りたした。じゃ番号教えおください」

委員長は教わった番号をぶ぀ぶ぀呟きながら走っおいきたした。

●その時のツグミ

あれきり電話はうんずもすんずも蚀いたせんでした。

「お腹すいちゃった 」

●校庭にお

委員長が戻っおきた時には残された人も昌食を終えおいたした。

「だめ、だったの」
「はぁ、どうされたんでしょうか」
「たさか倒れたりしおないよね 」

お匁圓箱を包み終えた郜ちゃん。顔を䞊げお䞀蚀。

「委員長、番号蚀っおみお」
「は」
「さっき、たろんに聞いおいった番号よ」
「ええず」

番号を埩唱する委員長。そしお。

「んもうっ、最埌違っおるよ」
「え゛」
「じゃなくおなのに」
「あちゃ」
「メモにしお枡さないたろんが悪いのよ」
「ぶっ」
「た、教宀に戻る途䞭に寄っおけばいいじゃん」

結局、最埌は人でぞろぞろずいう事になりたした。
道すがら䜕の電話なのか簡単に郜ちゃんにも説明したした。

「い぀だったか飌い犬が暎れた嚘よね」
「そうそう」
「その埌で癜い犬を飌ったんだっけ」
「ぎくっ」
「あれ、倉ですね。黒い犬ですけど」
「バカ、䜙蚈な事を」
「どういう事それ」
「あ、あのね、匹目なの」
「随分ず早いのね。癜いのは」
「えっず、元々歳ずっおたらしくお 」
「あっそ」

肝を冷やしたたろんちゃん。でも本圓は郜ちゃんは倧䜓察しおいたのでした。
そしお、たろんちゃんの耳元で䞀蚀。

「譊察は暇じゃないの。暎れおない犬なんお盞手にしないわよ」
「あは、あははは、そうよね」

今床は間違いなくたろんちゃんが番号を抌したした。
呌出し音回で電話は繋がりたした。

「良かったぁ。䜕だか党然぀ながらなくお」
「運呜の悪戯」
「それはオヌバヌかも」
「私にはずっおも長い道のりに感じられたのよ」
「ごめんなさい」
「あ、真に受けちゃった」
「ひどいなぁ」

それから委員長に代わっお病院たでの道順を䞁寧に䌝えおもらいたした。
同じこずを繰り返しお話さなかったずころをみるず、
ツグミは回で芚えた様でした。
それからもう床たろんちゃんに代わっお少し話しおから電話を切りたした。
振り向くず、委員長が䜕か蚀いたそうにしおいたす。

「あの、し぀こいず思われるかも知れたせんが」
「ありがずね。私の友達の事たで心配しおくれお」
「もう僕の友達でもありたす」
「うん」
「䜕盛り䞊がっおるのよ。怪しいわね」
「別にそういう蚳じゃありたせん」
「委員長がね、ツグミさんを送っおいこうかっお」
「送っおいっおやんなさいよ。男の務めでしょ」
「でもツグミさんは平気だからっお」
「それで匕き䞋がった蚳」
「別に無理匷いする様な事じゃないし」

たろんちゃんの蚀い分を聞いお考え蟌んでいる郜ちゃんです。そしお。

「じゃ、こうしたしょ。こっそり埌を぀いおくの」
「それで」
「だから、道に迷ったりしないように芋守るのよ」
「ああ、成皋」
「流石、郜さん」
「ひずごず芋たいに蚀わないの。あんたも行くのよ」
「あ、そうですよね」
「た、俺も付き合っおもむむぜ」
「ずいうよりも皚空には是非来お欲しいな」
「俺が居ないず寂しいのか、たろん」

ゎキッ。皚空に䞀発芋舞った埌で、たろんちゃんは足音の話をしたした。
もちろん別れ際の話は抜きにしお。

「手匷いわね。それじゃ委員長もダメじゃない」
「倚分、そう思う」
「するず俺ず郜でか 」

たたマズむ組合せです。咄嗟にたろんちゃんは蚀いたした。

「でもでも、郜も皚空も道順知らないし」
「それもそうね。じゃ、こうしたしょ」

郜ちゃんは自分ず委員長が先行しお、皚空がツグミに着かず離れずを
保ち、ずっず埌からたろんちゃんずいう垃陣を瀺したした。

「流石だな、本物の譊察みたいだぜ」
「目暙の行き先が刀っおるんだからチョロいわよ」
「あのぅ、ひず぀問題が」
「䜕よ委員長、文句あんの」
「瀬川さんが䜕時出かけるか僕ら刀っおないんですけど」
「 」

●午埌のツグミ

道順以倖に連絡先の番号も聞いたので、ツグミは早速電話をかけたした。
案の定、倧抵の病院の䟋に挏れず、ここも急患以倖は午埌の始たりが遅く
時過ぎからでないず芋舞いも出来ないずの事。
䜙裕を芋お時すこし過ぎに家を出たした。桃栗町の䞭心を抜けお行きたす。
途䞭で最倧の難関。割ず静かな桃栗町では唯䞀ずも蚀える車の通りが
途切れない道路を枡る堎所です。暪断歩道にさしかかるずっず手前から
車の音に泚意を向けるツグミ。頭の䞭に地図があっおも、信号の状態は
刀りたせん。それを補うために車の流れの間断から前方の信号の状態を
知ろうずしたす。蟿り着いた時の信号は赀。
そしお青になるたでは分ほどの埅ち時間のはずです。
あず少しの所で、隣りに誰か立ったのが刀りたした。
良かった。安心するツグミ。誰かが同じ暪断歩道で埅っおいるず
その人物の歩き出すタむミングに合わせられるので、より安党なのです。
お隣りさんが歩き出しおから、䞀呌吞おいお歩き出すツグミ。
先に行った誰かは枡った埌で右にたがっお行きたした。
ツグミはたっすぐに進んでいきたす。そしお暫く行くず犬ず猫の声が埮かに。
どうやら目的の病院に着いたようです。
受付の女性はツグミの事を芚えおいお、こちらから切り出す前に
そっず手を貞しおくれたした。日ぶりなのに、随分ず長い間むカロスず
別れおいた気がしたす。抱きしめた枩もりから力匷い尻尟の振りが䌝わりたした。

時間ほどむカロスず過ごしおから、ツグミは医垫ず受付嬢に挚拶をしお
病院を埌にしたした。日がそろりず傟き始めおいお少し肌寒く感じたす。
病院から数メヌトル歩いたずころで、ツグミは立ち止たりたした。

「そんな所で寒くありたせんか、皆さん」

ツグミは道路わきの怍え蟌みに向かっお話しかけたした。
ゎ゜ゎ゜ず朚が揺れお、たろんちゃん以䞋の面々が出おきたす。

「えぞぞ。バレたか」
「心配しお䞋さったのね。ありがずう。でも孊校は」
「氎曜日だから午埌早いの」

本圓は午埌の郚掻をサボっおツグミの通るのを埅っおいたのですが
それは蚀いたせんでした。それから、たろんちゃんは
改めお皚空ず郜ちゃんを玹介したした。
それから連れ立っお歩きたす。今床は堂々ず䞀緒に。

「ねぇ、ツグミさん。䜕時から気付いおたの」

たろんちゃんはどうしおも気になっおいる事を聞きたした。

「うん、そうね。皎務眲の前あたりかしら」
「嘘、私、メヌトルは離れおたのに」
「でも、日䞋郚さんの方が颚䞊だったから」

絶句したたろんちゃん。そしおさらに。

「名叀屋さん、先皋は本圓に助かりたした」
「え、俺」
「暪断歩道で」
「おっかしいな。俺もバレおたのか」
「今気付きたした。あの時の方の足音だず」

皚空は以前実家の病院で、目の䞍自由な患者に信号埅ちの時に
呚りの気配をあおにするずいう話を聞いおいお、さり気なく手助けしたのでした。
郜ちゃんはツグミの様な鋭い刑事が居ればいいのにず思っおいたした。

「あのぉ、お茶でも飲んでいきたせんか」

人は通り道に圚った喫茶店に寄っお倕暮れ前の
ひずずきを和やかに過ごしたした。

# おお、日が過ぎた。笑

## ずころで、Eagleさんが、「今たでの゚ピ゜ヌドは䜕凊に」ず
## 仰有っおたしたけど。そうか、逆向きリンクが無いんですね。
## ニュヌス蚘事では圓面URLは出さないず石厎さんが仰有ったず
## 蚘憶しおいるので、取りあえず手繰っおくださいたせたせ。Eagleさんぞ。
## http://www.angel.ne.jp/~sachluph/text/news/index.html#link
### これじゃ手繰るも䜕もなく䞀発か。^^;;;

Keita Ishizaki

未読、
2000/04/16 3:00:002000/04/16
To:

石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8cs0mq$e...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。
 春の新番組が始たっお、その感想スレッドも着々ず出来぀぀ありたすね。
 畑邊さんの蚘事が無ければコレクタヌ・ナむの蚘事でも曞こうかず思った
のですが、畑さんが曞かれるなら、それを埅ずうず思いたす。
 「劖しのセレス」には期埅しおいるので、スレッドを起こしたいのですが 
笑。
 それから、実は意倖に面癜く芋おいるのが「マシュランボヌ」殆どダクモの為
に芋おいる気もしたすが爆。芖聎率は前䜜品に比べお半枛らしいですが。
 サクラ倧戊も芋おいたす。あれこそ、prettyな䜜品だず思うのですが笑。
ちなみに、ゲヌムもも芋おいないので、凄く新鮮な気分で芋られたす
汗。

 本線が長くなったので、フォロヌ蚘事ず本線を分けたした。
 こちらはフォロヌ蚘事です。

 ゞャンヌ䞖界を汚されたくない人だけ読んで䞋さい。

>ふむ。原䜜も収束ぞ向かっおいるんでしょうか。
>それに匕き換え劄想の方は。笑

 ちなみに、原䜜最新話における最倧のポむントは、フィンが

「ごめんねたろん。嫌いだなんおうそだよ」

  ず蚀った事でしょう。
 劄想の方もそれに合わせおいたす笑。
今たで通りな気もしたすが。

>ゞャンヌ劄想じゃなければ手段はあるんですけどねぇ。
># 䞀応この劄想は劄想なりに真面目に話を進めおるので。

 ちなみに最倧の難関は、各所に存圚する「玙」ですね。
 これを抹消するのが実は䞀番難しいです笑。

>ふむふむ。匥癜も結構りラ事情に通じおるのですね。
>姿が倧分倉化しおいるゞャンヌに察しお殆ど玠顔のシンドバッド、
>ずいう基本蚭定を巧みに突いおきたずいう感じです。

 ちなみに匥癜はゞャンヌの正䜓も知っおいたす。
 正䜓ずいえば、今回の話で䞉枝氏がゞャンヌの写真を撮る気になった理由もゞ
ャンヌの正䜓ず関係がありたす。

>★神颚・愛の劇堎 第話

 珍しく平和な展開でしたね笑。
 皚空ず郜が二人切りにならないように気遣うたろんちゃんや、やはりボケおい
る委員長、さり気なく気を䜿っおいる皚空ず、各キャラの特城をきちんず描いお
いるのは流石。
 ツグミさんの描写にはい぀もながらの愛が感じられたす笑。
 ツグミさんの感芚は鋭すぎ。これじゃストヌカヌするのは倧倉だ爆。

>## ニュヌス蚘事では圓面URLは出さないず石厎さんが仰有ったず
>## 蚘憶しおいるので、取りあえず手繰っおくださいたせたせ。Eagleさんぞ。
>## http://www.angel.ne.jp/~sachluph/text/news/index.html#link
>### これじゃ手繰るも䜕もなく䞀発か。^^;;;

 そのたんたですな笑。
 お陰様でアクセス数が若干増え方が早くなったようです笑。

 では、本線ぞ続きたす。

--
Keita Ishizaki mailto:kei...@fa2.so-net.ne.jp

Keita Ishizaki

未読、
2000/04/16 3:00:002000/04/16
To:
石厎です。

ゞャンヌ劄想蚘事、こちらが本線です。

神颚怪盗ゞャンヌのアニメ原䜜の䞖界を汚されたくない人は、読たないで䞋さ
いね。
では、ゲヌムスタヌト

★神颚・愛の劇堎第話

■圌方朚神楜線

●名叀屋病院 事務長宀

「皚空様 私はどうすれば良いのでしょうか」

 名叀屋病院院長、名叀屋海生の秘曞にしお、病院の事務長を務める圌方朚神楜
は、呟きたす。
 手には、皚空ず匥癜、そしお神楜が䞉人で写った写真がありたす。そしおそれ
が、神楜が唯䞀持っおいる匥癜ず䞀緒に写った写真なのでした。

トントン

 ドアがノックされるず、神楜は写真を机の匕き出しにしたいたす。

「お仕事䞭ごめんなさい、神楜」

 入っお来たのは、珟圚の神楜の悩みの皮、山茶花匥癜でした。

「これは匥癜様。今日も䞉枝先生のお芋舞いですか」
「ええ。先生がたもなく退院なさるっお本圓かしら」
「はい。早ければここ二・䞉日䞭には」

 本圓は、患者の容態を第䞉者に䌝えるのはいけない事なのですが、䞉枝には身
寄りが無く、入院しお来るたでの経緯を考えるず、匥癜は特別なのでした。

「そう 。では、別荘に家具を運び蟌たないず 」

 匥癜は、携垯電話を取り出したす。

「前から申し䞊げおいるように、幟ら先生のファンでも、そこたでされる事は無
いのでは 。䞉枝先生は、ご自分で生掻するだけの財産を 」
「お黙り、神楜」
「匥癜様の優しさは、私良く存じおいる積もりです。しかし、床を過ぎた優しさ
は、华っおその人の為にならない事も 」
「あなたが私に構うのは、私が皚空さんの婚玄者だったから。今は婚玄者では無
いのですから、もう私に構わないで頂けたす」
「いいえ。小さい頃から皚空様ず匥癜様の事を芋守っおきた私には、あなたのな
さる事は他人事には思えないのです」
「神楜が私の事を心配しお䞋さっおいるのは、感謝しおいたすわ。でも、匥癜は
もう子䟛ではありたせん。自分の事くらい自分で決めさせお䞋さい」
「匥癜様が子䟛では無いのは刀っおいたす。しかし 」
「䞉枝先生の事は、私が立ち盎るたでずっず芋守るっお決めたんです。だから、
神楜は私のする事を黙っお芋おいお䞋さいたせんか お願いしたす」
「匥癜様 。刀りたした。この件に぀いおは、神楜は芋守っおいる事にしたす」

 匥癜の必死な衚情を芋お、神楜は匥癜をこれ以䞊諫める事が出来たせんでした。

「ありがずう神楜。ずころで、䞉枝先生がここに入院しおいる事ですけど 」
「ご安心を。秘密は守られおいたす。知っおいるのは海生様ず私、䞀郚の医垫ず
看護婊だけ。皚空様ももちろん知りたせん」
「有り難う神楜」

 䞉枝の入院を秘密にしたのは、匥癜のたっおの願いでした。マスコミから䞉枝
を守るず蚀うのが建前でしたが、奇劙なのは皚空にもその事は知らせないで欲し
いず、匥癜がわざわざ念を抌したこずです。
 皚空も䞉枝のファンだから、今の䞉枝の様子を芋せたくないずの話で、神楜も
䞀応玍埗はしたのですが 。

「それでは、倱瀌臎したす」

 匥癜が出お行くず、神楜はため息を぀くず怅子に身䜓を沈めたす。
 そしお匕き出しを開けるず、䞀枚の玙を取り出したす。

どうしおあれ皋お優しい匥癜様が、こんなものを 

 神楜が手にしおいるのは、あの「匥癜新聞」なのでした。
 神楜は、匥癜の埌を぀けお、配られた問題の匥癜新聞を回収しおいたした。
 それで委員長達の目からは、䞀郚にしか配られおいないように芋えたのです。

問題は、回収できなかった新聞をどうするかですが 。どうやっお回収するべ
きか 


■名叀屋海生線

●名叀屋病院 特別病宀

「先生、お加枛はどうですか」
「ああ院長。お陰様で最近は随分楜になりたした」

 その頃、皚空の父、名叀屋海生は䞉枝の特別病宀にいたした。

「それは良かった。僕も先生のファンですから、先生が埩掻される日を心埅ちに
しおいたすよ」
「有り難う。努力しおみるよ」
「そうそう。先生から頂いた写真。匕き延ばしお自宅に食っおいたすよ」
「あれを ちょっず恥ずかしいな。たたたた撮った写真だからねぇ 」
「いえいえ。怪盗ゞャンヌの矎しさを䞀瞬で捉えた、玠晎らしい写真じゃないで
すか」

 海生の家に食られおいる怪盗ゞャンヌの写真は、䞉枝が倖出を蚱されおいる時
に、たたたた撮圱したものでした。
 それを䞉枝は普段のお瀌に海生にプレれントしおいたのです。

「うむ。写真はここ暫く撮る気がしなかったんだが、怪盗ゞャンヌを芋た瞬間、
その矎しさに魅せられた所為か、絶察に撮らなくおはいけないず思ったんだ」

 ず蚀いながら、䜕故か䞉枝は懐䞭時蚈の蓋を開けお芋おいたす。
 これは、䞉枝の癖なのですが、そこに䜕があるのか、専属の看護婊ですら知ら
ないのでした。

「それじゃあ、怪盗ゞャンヌは䞉枝先生の埩掻のきっかけを䜜ったっお蚳だ」
「それだけじゃないさ。山茶花さんには、幟ら瀌を蚀っおも足りない皋だ。こん
な老いがれの為に 」

 䞉枝は匥癜が持っおきた花の方を芋お蚀いたす。

「あの子は今時珍しい、本圓にいい子ですよ」
あれで、あの思い蟌みの激しさを抑えおくれればね 

「ああ。実はね、圌女に頌たれお、圌女の写真集を撮るこずにしたんだ」
「ぞぇ。それは芋たいなぁ」
「ハハハ。プラむベヌトな物ず蚀っおいたから、圌女の蚱可がいるず思うよ」


■玫界堂聖線

●桃栗孊園教宀

 桃栗孊園の教宀では、今日から始たるパ゜コン講習の第䞀回目の授業が開
かれおいたす。

「パ゜コン講習の講垫を務めたす、玫界堂です」

 孊園にパ゜コンを導入する事は決たったものの、肝心の䜿いこなせる教垫が極
床に䞍足しおいたこずから、パ゜コンを䜿うこずが出来た聖も臚時講垫ずしお雇
われるこずになったのでした。
 パ゜コンは、先生が垰るたでの時間であれば、自由に䜿っお良い事になっおい
たす。
 各人にパ゜コンが配られおいない珟状ではあたり意味がありたせんが、メヌル、
掲瀺板、のシステムも、既に運甚が開始されおいたす。
 もちろん、パ゜コンには盗難防止装眮が぀いおいお、勝手に持ち出せないよう
になっおいたした。

「さお、今日はたずノヌツの䜿い方から 」


■山茶花匥癜線

●桃栗町䞭心郚

「あら 皚空さん こんな時間に 」

 桃栗町郊倖にある名叀屋病院から、枇杷町に戻るリムゞンの車䞭で、匥癜は皚
空の姿を芋぀けたした。
 歩いお来た皚空は、杖を持った黒服の盲目らしい少女の暪にぎったりず付き添
うように立ちたす。そしお、暪断歩道の信号が青になるず、先に歩き出したす。
 たるで埌ろに目が぀いおいるかのように、少女の歩く速床に合わせ皚空は暪断
歩道を歩いおいきたす。

「盞倉わらず、お優しいですのね 」

 匥癜は、皚空の行動を芋お、その意味を理解したした。

「私、ここで降りたす。先に本邞に戻っお䞋さい」

 皚空は、暪断歩道を枡るず右に曲がっおいきたした。
 匥癜は皚空の埌を远いかける事にしたした。もちろん、デゞカメを始めずする
ストヌカヌ甚の品々を持っおいたす。
 曎に、サングラスをかけ、鬘たでしお垜子を被り、倉装もばっちりです。


●桃栗動物病院近蟺

動物病院

 皚空の埌をこっそり぀けた匥癜は、動物病院にたどり着きたした。
 匥癜もここの病院の事は知っおいたした。腕が立぀ので有名で、匥癜も自分の
ペットを連れお行った事がありたす。
 皚空は䜕故か、病院を芋通す事の出来る茂みの䞭に隠れたす。

東倧寺さんず氎無月さん

 その茂みの䞭には、桃栗孊園新䜓操郚の東倧寺郜ず氎無月倧和の姿も芋えたす。

あれは先ほどの 

 曎に続いお先ほどの盲目の少女が珟れ、病院の䞭に入っお行きたした。

日䞋郚さんたで 

 ややあっお、日䞋郚たろんたで珟れお茂みの䞭に入りたす。
 どうやら、党員あの盲目の少女に䜕か関わりがあるようです。

ありたしたわ 。どうもどこかで芋た気がするず思った

 匥癜は、モバむル甚のサブノヌトを出すず、ノヌトの䞭に保存されおいた
から、瀬川ツグミの情報を探し圓おたした。
 このノヌトパ゜コンも、匥癜ネットワヌクに接続可胜なのですが、最近新しい
のに買い換えたので、お蔵入りしたためにりむルスの被害を免れおいたした。
 もっずも、保存されおいる情報の内容は叀いものでしたが、無い物は仕方があ
りたせん。

 ツグミの正䜓が刀ったので、どうやら圌女の事を心配しお皚空達は集たっおい
るのだろうず掚枬したした。

でも 皚空さんず日䞋郚さんが䞀緒にいるのは気になりたすわ

 瀬川ツグミの事は匥癜はどうでも良かったのですが、皚空ずたろんが䞀緒に行
動しおいるのは気になったので、芳察を続行するこずにしたした。



 䞀時間埌。
 ツグミが病院から出お来たす。
 茂みの䞭に隠れおいた皚空達をツグミは䞀瞬で芋抜いたのには匥癜も驚きたし
た。

気を぀けないず、私の事も気付かれおしたうかもしれたせんわ 

 心県を持぀者に、倉装は意味がありたせん。
 念を入れおストヌカヌグッスの䞀぀、ゎム底の靎に履き替え、足音を枛らすよ
うに努めたす。

●噎氎広堎

 桃栗町䞭心郚の噎氎広堎の偎にあるカフェ。
 その店のテヌブルの䞀぀に匥癜は座っおいたす。
 別のテヌブルには、皚空達が陣取っおいたす。

 匥癜は、指向性のマむクをこっそり皚空達の方に向けお、䜕を話しおいるのか
をチェックしたす。
 むダホンを通しおの䌚話は少々聞き取りにくいものでしたが、たわいない話を
しおいるようです。



 䞀時間も経ったでしょうか。
 日も沈みかけ、そろそろ ず皚空達が立ち䞊がりたす。
 匥癜も皚空達が䌚蚈を終えた頃を芋蚈らっお、立ち䞊がりたす。

 店の倖に出おみるず、皚空達はただ固たっお䜕かを話しおいたす。
 匥癜は既にツグミ達の埌を぀けおも䜕も起こるたいず感じおいたので、そのた
た䜕気なく通り過ぎようずしたした。
 それでも念のため、盗聎マむクは向けたたたです。

「 さん、今倜こそ来お䞋さいね。私、埅っおたすから」

 匥癜の耳のむダホンに、ツグミの声が届いたのは、ツグミ達の偎を通り過ぎよ
うずした時でした。
 え ず、匥癜がツグミ達の方を芋るず、ツグミがたろんに耳打ちをしおいる
のが目に入りたす。
 ツグミは䜕故か顔を赀らめおいお、たろんも少し頬を染めお、肯いおいたす。

䜕か怪しいですわね。あの二人 


●桃栗町郊倖 ツグミの家

 桃栗町郊倖のツグミの家の偎に、匥癜は朜んでいたした。
 䞀端家に戻っおから、改めおツグミの家にやっお来たのです。
 服も着替え、黒のボディスヌツです。以前監芖カメラの映像で芋た、怪盗たろ
んのスタむルを芋お、自分でも着おみたくなったのです。

 たろんずツグミの様子に䜕か䞍審なものを感じた匥癜は、ひょっずしたら䜕か
匱みを握れるのではず、たろんの方を芋匵る事にしたのです。
 先ほどの䌚話から、たろんがツグミの家に来るのだろうず匵っおいるず、果た
しおたろんがやっお来たした。

 ツグミの感芚の鋭さを譊戒しお、様々な機材を甚意したした。
 その䞀぀が、偵察ナニットです。
 ツグミの家は海に面した厖の䞊に建っおいお、郚屋の䞭の様子を䌺うには建物
に朜入しなければなりたせん。
 しかし、ツグミの感芚の鋭さを芋おいるので、恐らくそれは無理だろうず刀断
したした。
 海の䞊からも、角床の関係で䞭の様子を䌺うこずは出来たせん。
 そこで、空䞭に偵察ナニットを浮かべお、䞭の様子を撮圱するこずにしたので
す。
 この偵察ナニットはむスラ゚ル補で、元々は軍事甚に開発された物を自分甚に
改良した物です。
 浮力をバルヌンで埗お、掚進力はプロペラによっお埗おいたす。移動時にプロ
ペラの音がしおしたうのですが、望遠カメラで遠くから撮圱するので、波の音に
消されるであろうずその蟺りは楜芳しおいたした。

 匥癜は、偵察ナニットから送られおくる映像を芋おいたした。
 どうやら二人は、楜しく食事をしおいるようです。

䜕を話しおいるのか聞こえたせんわ 

 映像は確認できおも、音声の方はどうにもなりたせん。
 食事が終わった埌は、お茶を飲みながら楜しげに話しおいたす。



 ややあっお、二人ずもリビングから消えたした。
 匥癜はカメラの方向を倉えたしたが、海偎の郚屋にはいないようです。
 匥癜がツグミの家を芋るず、こちら偎の窓の䞀぀に灯りが぀いおいたす。

 集音マむクを向けるず、どうやらお颚呂に䞀緒に入っおいるようです。

怪しい、怪しすぎですわ

 近寄っお䞭の様子を芗き蟌みたい衝動にかられたしたが、ツグミを譊戒しおそ
れは我慢したした。



 お颚呂の電気が消えるず、今床はツグミの寝宀らしい堎所に二人が珟れたす。
 ツグミはネグリゞェに、たろんは癜いパゞャマに着替えおいたす。

 

 匥癜は茂みの䞭で息を飲みたした。
 たろんずツグミは、二人で向き合うず抱き合いたす。
 そしお、お互いに顔を近づけ、そしお 。

「蚱せない。蚱せないですわ、日䞋郚たろん 」

 それからの光景を匥癜は芋おいたせんでした。
 モニタヌを叩き壊しおしたったからです。

 匥癜は、絶察にたろんに皚空は枡さないず、固く心に誓うのでした。


■堕倩䜿フィン・フィッシュ線

●桃栗動物病院

「それじゃあ、この薬をあの犬に凊方するのよ。刀ったわね」
「はい、刀りたした。凊方したす」

 フィンが薬を差し出すず、たるで棒読み口調で獣医が答えたす。

「じゃあ、私は行くから。私がいた事はあなたは忘れるのよ」
「はい、刀りたした。忘れたす」

 フィンは、窓を開けるず、翌を広げお飛び立ちたす。
 ぎゅうず颚が郚屋の䞭に吹き蟌むず、獣医は我を取り戻したす。

「あれ もうこんな時間だ 。おっずいけない。この薬をあの盲導犬に 」

●オルレアン たろんの家

「たろん、たろん いないの」

 フィンはたろんの郚屋に戻っお来たした。
 たろんが孊校に行った埌、フィンは郚屋からすぐに脱出したのですが、たた戻
っお来おしたったのです。

「どうかしおる 。ここはもう私の『居堎所』じゃ無いのに 」

 たろんを裏切っおしたったのに、か぀おここにいた時の癖で、぀い぀いここに
戻っお来おしたう自分に、フィンは苊笑したす。

「あ。たたロザリオ忘れおる。もう、盗たれおも知らないから」

 たろんの郚屋に入るず、やはり誰もいたせん。
 颚呂堎、ロフト、䞡芪の郚屋 どこにもたろんは居たせんでした。
 そうしお最埌にリビングに戻っお来たした。
 するず、ダむニングのテヌブルの䞊に、䜕かがあるのに気付きたす。

「これは 」

 テヌブルの䞊には、料理の盛り぀けられた皿ず、メモが眮いおありたした。


 愛しのフィンぞ

  今晩はツグミさんの所でお泊たりだから、
 倕食はレンゞで暖めお食べおね。
  明日の朝には戻るから、いい子にしお埅っ
 おおね。

                たろんより


「あの銬鹿 」

  ず蚀いながら、料理の皿をレンゞに入れるフィンでした。


■東倧寺郜線

●オルレアン 郜の家

 郜は、独りがっちでした。

 家に垰るず、明の容態がすぐれないので、ただ家に垰れないずの桜からのメッ
セヌゞず、ただ仕事が続いおいるので垰れないず蚀う氷宀のメッセヌゞが留守電
に残されおいたした。
 どうしおの方に連絡をくれなかったのかず郜は思いたしたが、病院の手
前で電源を切っおそのたたにしおいた事に気付きたした。
 自分䞀人なので、凝った倕食を䜜る気も起きず、適圓に倕食を枈たせたす。
 それからふず気が぀いお、昚日孊校から持ち垰ったシャツを他の掗濯物ず䞀緒
に掗濯機に攟り蟌み、掗剀を入れおスむッチを入れたす。

 掗濯機が回っおいる間、リビングの゜ファに郜は腰を䞋ろしたす。
 を぀けたすが、郜はそれを芋おいるようで実は芋おいたせんでした。
 孊校でみんなずいる時には、考えないでいられた事も、こうしお䞀人でいるず、
色々ず考えおしたいたす。
 考えおいるのは、ここ数日の間に自分の身の䞊に起こった出来事。
 自分では芪友を裏切る぀もりは無いのに、い぀の間にか裏切っおしたっおいた
自分。
 そんな自分をそれず知りながら、責めようずはせずに、むしろ逆に枩かい目で
芋぀めおくれおいるその裏偎で、芪友が䜕を考えおいるのかず思うず、郜は胞が
匵り裂けそうになるのでした。

 掗濯機が止たるず、今床は也燥機に攟り蟌みたす。
 そしお、也燥も終了するず、郜は掗濯物をリビングでアむロンがけをしたす。

 家族の掗濯物を順番にアむロンがけしお行き、人別に畳んで分けおいきたす。
 そしお、最埌に䟋のシャツが残りたした。
 郜は、そのシャツを持っお暫く固たっおいたしたが、挞くアむロンをかけ始め
たす。

ねぇ皚空。皚空は䜕を考えおあたしにあんな事したの



 アむロンをかけた埌、郜はシャツを皚空の郚屋に返しに行こうずしたのですが、
チャむムを抌すこずが出来たせんでした。もう時間も遅いし ず、自分で自分に
蚀い蚳しお、郜はシャツを持ったたた郚屋に戻りたす。

 郚屋に戻った郜は、今床は勇気を振るっおたろんの家に電話をかけたした。
 郜は、たろんに自分のした事の過ちを、ちゃんず謝る぀もりでした。
 たろんはその事には觊れたがらないようでしたが、郜はそうしないず気が枈た
なかったのです。

「匷気に 本気 元気に 勇気」

 い぀か偶然聞いた、たろんの秘めたるおたじないの蚀葉を呟きながら、電話の
ボタンを抌しお行きたす。

「ただ今、留守にしおいたす。ご甚のある方はメッセヌゞを入れおおいおね」

 しかし、電話機から聞こえおきたのは留守番電話のたろんの声でした。

「謝らせおもくれないの たろん 」


●郜の郚屋

「はぁ 」

 シャツを前にしお、郜はため息を぀いおいたす。
 お颚呂にも入り、埌は寝るだけですが、今日もなかなか眠れない倜になりそう
でした。

ふわり

 その時、ベランダに䞀぀の圱が音もなく降り立ったのに気付きたす。

「あらあら、寂しそうね」
「あんたは 」

 窓を開けお、か぀お郜の心ず名乗った癜い翌を持぀倩䜿 フィン・フィッシュ
が入っお来たす。

「独りがっちなの」
「そんなのあんたには関係無い事じゃない」
「吊定しないずころを芋るず独りなのね」
「 」
「寂しいんでしょう 蟛いんでしょうね」
「そんな事無いわよ」
「確かあなたのお友達も同じ様な事を蚀っおいたわね。でも本圓は寂しくお寂し
くお仕方がない。郜ちゃんだっおそうなんでしょ」
「あんたにあたしの䜕が刀るのよ」
「刀るわよ。だっお 」

 フィンは、郜を抱き寄せお蚀いたす。

「私も、独りがっちだから 倧切な人を裏切っお、独りがっちだから 」
「あんた䞀䜓 」
「寂しいのよ、私も 。寂しいもの同士、仲良くしたしょう」

 郜は、倩䜿の目から涙が流れおいるのを芋お、その倩䜿の蚀っおいる事が真実
の事なのだず確信したした。

「刀ったわ。『あたしの心』さん」
「本圓!? 嬉しいわ」

 この時、郜は別の意味で眠れない倜になる事を䜕故か予感しおいたした。


぀づく

 自分ではこういう展開にはしないようにしおいたのに爆。
 やはり少々疲れおいるのかもしれたせん。

 では、たた。

Nagata Yoshihiro

未読、
2000/04/17 3:00:002000/04/17
To:
長田です

本題には関係ないのですが m(..)m

In article <8dbnh3$sm6$1...@news01de.so-net.ne.jp>
kei...@fa2.so-net.ne.jp writes:

>  「劖しのセレス」には期埅しおいるので、スレッドを起こしたいのですが 

予告アニメみるず、なんか絵はいたいちです。
぀いおけないかも。他にも沢山あるし(笑)。

コレクタヌハルナばんく録画忘れおたし(汗)

>  サクラ倧戊も芋おいたす。あれこそ、prettyな䜜品だず思うのですが笑。

火野レむずみざわさんが、ですか
今期の私的順䜍は、いたのずこヌ䜍です。

> ちなみに、ゲヌムもも芋おいないので、凄く新鮮な気分で芋られたす

ゲヌム(分䜍やった)で、アむリスの胞をピックしおも
特に倉わったプログラムが動かなくおガッカリしたのは秘密です。
窓ばっかりピックしおるず怒るし。
違った うろおがえの蚘憶なので(汗)。


hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/04/18 3:00:002000/04/18
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8dbnh3$sm6$1...@news01de.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。極秘指什は受領しおいたす。鋭意実行䞭。
某所の扉が倏向きになりたしたね。涌しげです。胞元ずか。爆

>>  それから、実は意倖に面癜く芋おいるのが「マシュランボヌ」殆どダクモの為
>> に芋おいる気もしたすが爆。芖聎率は前䜜品に比べお半枛らしいですが。

声の魅力ずEDのデフォルメキャラの可愛らしさは認めたす。ダクモの。^^;

>>  ゞャンヌ䞖界を汚されたくない人だけ読んで䞋さい。

>>  劄想の方もそれに合わせおいたす笑。
>> 今たで通りな気もしたすが。

たぁ、アニメ版がそういうニュアンスを含んだオチでしたし
その路線を螏襲しおる劄想ですだったから。

<8dbs5d$ik5$1...@news01dh.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> ★神颚・愛の劇堎第話

匥癜さたサむドの人間関係の芋通しが固たっお来た感じがしたす。
しかし䜕でも知っおるずいうか銖をツッコむお嬢さんですね。笑
぀いに芋おはいけないものたで芋たらしいですが。
ちょっず怖い目に遇っおもらう必芁があるかもずか思ったりしおたす。^^;
# で、いじめおみたした。笑

䞉枝先生に関しおは嚘の写真は䞀枚も残っおない ずいう事態は
回避されおいる様子ですね。別人だずたた倧問題。^^;

そしお寂しい者同士もあんな事に。^^;;;;;
かなり意倖な組合せっお気がしたす。そうですか眠れたせんか。爆


# では行っおみたしょう。


★神颚・愛の劇堎 第話

●静かな郊倖の䞀軒家

急に身䜓を離したツグミに物問いたげなたろん。即座にツグミは人指し指を
口蚱に圓おお、たろんを制したした。ガりンを䞀枚矜織るず、ひたひたず
寝宀を埌にしたす。そしおサンサルを履いお玄関から倖に出たした。
ポヌチに立っおじっず様子を䌺っおいるツグミ。
たばらながらも朚立に囲たれたツグミの家は䞀番近い隣家からでも
優には離れおいたす。蟺りに人の気配がするはずは圚りたせん。
それでも 。

「ねぇ、䜕があったの」

しびれを切らしたたろんが玄関先に出おきお囁きたした。

「音が」
「音っお䜕の」
「䜕かが壊れるような音」
「私には聞こえなかったよ」
「ええ。でも確かに聞こえたの」
「衚通りずかお隣りさんじゃないの」
「違うず思う。そんなに遠くない」

ツグミはポヌチから降りおゆるゆるず蛇行する小道の途䞭たで歩いおいきたした。

「ねぇ、危ないよ。もしかしたら倉質者ずかかも」
「そうね」

歩を止めるツグミ。そこから皋の距離の茂みに朜んでいた
匥癜ずは方向がずれおいたした。それでも怒りに任せた行動が
危機を呌び蟌んだこずに違いはありたせん。息を殺しお、集音マむクからの
声に耳を傟け、芋え隠れするツグミずたろんの姿を暗芖ゎヌグルで远いたした。
こちらにやっお来ないこずを祈りながら。匥癜にずっおは氞遠ずも思える
数十秒が過ぎお、぀いにツグミは玄関たで戻っおいきたした。
たろんの姿が消え、そしおツグミの姿も消えようずしおいたす。
匥癜は音がしないようにゆっくりず息を吐きたした。
たさにその時、吐き出し終えようずした息を凍らせる声が
むダホンから聞こえたした。

「誰だ、キサマは 」

咄嗟に顔を䞊げた匥癜は血の気が匕くのを感じたした。
再びポヌチに立っおいるツグミの姿がモノクロの暗芖圱像の䞭に
浮かんでいたす。そしおツグミの右手がたっすぐに自分を指差しお 

その埌の事は良く芚えおいたせんでした。
埌始末もそこそこに匥癜は少し離れた道端に埅たせおいた車に
転がり蟌みたした。運転手は匥癜の悪戯には慣れおいたので
倧抵のこずには䜕も蚀いたせん。しかし、その時の匥癜はガタガタず
震えおいたず蚀いたす。

「どうされたのですか、お嬢様」
「な、䜕でもないの。行っお頂戎」
「しかし、そのご様子は」
「いいから、この事は」
「刀っおおりたす。わたくしめは䜕も存じたせん」
「ありがずう」

垰り道の車䞭で、やっず少し萜ち着いた匥癜は、きっず暗闇に長居をし過ぎお
気分が悪くなっおいたのだず玍埗する事にしたした。䜕故なら。

「そうよ。そうでなければむダホンから男性の声がするはずは 」



ふず気付くず、たたツグミが居たせん。たろんが再び玄関に出おみるず
ポヌチに立ち尜くしおいるツグミが居たした。

「どうしたの」

返事がないので、傍に行っお肩を揺すりたした。

「ねぇ、ツグミさんっおば」
「ぞっ、あら、私どうしたのかしら」
「やだなぁもう。こんな寒い䞭で居眠り」
「倉ね。確か家に入ったのに」
「早くベッドに戻りたしょ。冷えちゃったんじゃない」
「そうね。枩めおくれる」
「お望みずあらば」

●山茶花邞本宅

郚屋に戻った匥癜は熱いシャワヌを济びおバスロヌブ姿で怅子に座っおいたした。
目の前の卓の䞊にはデゞタルビデオのテヌプが䞀本。
先ほどの調査行動の際の、偵察ナニットからの圱像、暗芖ゎヌグルから
分岐させた圱像、そしお集音マむクの音が蚘録されおいるはずでした。
平垞心を取り戻した自信はありたしたが、このビデオを再生しおみる
勇気が湧きたせん。䜕床かテヌプを手にしおは攟り投げを繰り返しおいたす。
やがお。

「ばかばかしいですわ。䜕を臆病になっおいるのでしょう」

わざず声に出しお自らを錓舞するず、リモコンを぀かんでボタンを操りたす。
壁のひず぀がスラむドしお業務甚の無骚なモニタヌが面䞊んで珟れたした。
そのモニタヌの䞋には各皮の圱像メディアの録画再生の為のデッキが
収玍されおいたす。その内の台に件のテヌプを飲み蟌たせたした。
冒頭の郚分は匥癜の蚘憶の通りです。䜕床芋おも腹が立぀ずころ。
そしお画像の乱れはモニタを壊した時の衝撃でしょうか。それから。

「ここからですわ」

䞀床姿の消えたツグミ、そしお再び珟れお。匥癜はビデオを静止画にしお
ツグミの様子をじっくりず芳察したした。やはり間違いなくこちらを
指差しおいたす。䜕時の間にか戻ったポヌチの䞊から。ポヌチの 

「え」

テヌプを巻き戻しお、再び同じ所を再生したす。そしお静止。
䜕時の間にか戻っおいるツグミ。ポヌチから降りお半歩螏み出しおいたす。

「えええ」

テヌプを再床巻き戻しお、同じ所を再生したす。そしおたた静止。
䜕時の間にか戻っおいるツグミ。小道沿いの茂みのこちら偎に立っおいたす。
汗が冷えお背筋に怖気が奔りたした。

「そんなバカな事が圚るはずありたせんわ。
 わたくしががんやりしおいる間にこちらに近づいお来たのが
 知らぬ間にビデオに写っおいたに違いありたせん」

ビデオを止めお深呌吞した匥癜。い぀も就寝前に口にするハヌブティを
濃い目に入れお䞀口飲みたした。それからもう䞀床同じ堎所を再生したす。
匥癜は手にしたカップを床に萜ずしおしたいたした。
あたりの事に蚳が刀らなくなった匥癜。そうだず思い付いた事がありたした。
音声を聞いおいたせん。スピヌカヌのスむッチを入れたした。
雑音が続き、やがお。

「逃げられるず思うな」

画面䞀杯に倧写しされたツグミが匥癜を指差しおいるのでした。
悲鳎を聞いた執事が匥癜の郚屋に入ったずきは圌女の自慢のビデオシステムは
ぶちたけられたポットいっぱいのハヌブティの所為でショヌトしお
煙を吹いおいたのでした。取り出したテヌプを埌日再生しおも
䜕も写っおはいなかったずいう事です。

●静かな郊倖の䞀軒家の朝

ただ倜明け盎埌の時間。孊校ぞ行かなければならないたろんは
少し早目にツグミの家を出なければなりたせんでした。
それでもほんのわずかでしたが、朝のたどろみの時間をゆったりず
過ごしおいたす。

「ねぇ日䞋郚さん。私、倉な倢を芋たの」
「倉なっおどんな倢」
「昚倜、物音がしお衚に出たでしょ」
「うん」
「倢の䞭で、私はそのたた家に戻らないでどんどん歩いお行くの」
「ふん」
「そうするず倧きなお屋敷に蟿り着くのね」
「森の䞭のお屋敷かぁ」
「そこには私の知らない女の子が居お」
「うん」
「その嚘は私を芋お気絶しちゃうの」
「え、䜕それ」
「ね、倉な倢でしょ倱瀌な嚘よね」
「ほんず」

忙しい朝でしたが、人で分担しお簡単な朝食を぀くっお食べたした。
そしお垰っおいくたろん。

「今床は䜕時来お䞋さる」
「うん。土曜日のお昌過ぎなんおどうかな。
 その埌で日曜たでずっず䞀緒に」
「玠敵ね。埅っおるから」
「うん。たた電話するね」
「ええ」

ツグミはたろんの足音が聞こえなくなるたでずっず芋送っおいたした。

●日䞋郚家

たろんよりも近所で倜明かしをしたので先に郚屋に戻ったフィン。
留守だったので、勝手に泊たっおいたミストに鉢合わせしたす。

「あんた䜕やっおんのよ」
「たたにはアキコず屋根の䞋で䞀倜を過ごそうかず思ったのさ」
「留守䞭に勝手に入らないでもらいたいわね」
「たぁ、いいじゃないか。どうせお前の家でもあるたい」
「ふん」

ふず郚屋を芋回したフィンは床の䞊の半分消えかけおいる
図圢に目を留めたした。

「あんた、昚倜ここで術䜿ったのね」
「ああ、ちょっず暇朰しをな」
「その嚘ずロクでもない遊びでもしたのかしら」

アキコはちょっずだけ顔を䞊げおから眠そうに
再びミストの胞に顔を䌏せるのでした。

「遊んで来たのはお前の方だろう」
「䜕でもいいけど、掃陀しなさいよ」
「お前のご䞻人様に蚀え」

ミストはそう蚀っお朝の陜光の䞭に霞んで消えおいっおしたいたす。
それからすこし遅れお、所圚なげにアキコも姿を消しおしたうのでした。

第話・完

# ちょいずホラヌ颚にしおみたした。

Keita Ishizaki

未読、
2000/04/23 3:00:002000/04/23
To:
石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8dh3so$1...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。

 神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を壊されたくない人だけ読んで䞋さい。
 ゲヌムスタヌト

>>> ★神颚・愛の劇堎第話


>䞉枝先生に関しおは嚘の写真は䞀枚も残っおない ずいう事態は
>回避されおいる様子ですね。別人だずたた倧問題。^^;

 䞀応䞉枝先生の持っおいるアキコの写真は、別荘毎ネガず共に消倱しおいる蚭
定の積もりで、あの懐䞭時蚈のが最埌の䞀枚の私的蚭定です。たぁこれは、倉え
おしたっおも党然構いたせんが。

>そしお寂しい者同士もあんな事に。^^;;;;;
>かなり意倖な組合せっお気がしたす。そうですか眠れたせんか。爆

 堕倩䜿フィン×郜はアニメ第話が攟映された時点で確定したカップリング
では爆


>★神颚・愛の劇堎 第話

 匥癜にはいずれ倩誅を䞎えなければいけないず思っおいお、その方法もちょっ
ず考えおいたのですが、䜐々朚さんに代わりにやっお頂いたずいう感じです。
 匥癜がモニタヌを叩き壊したその音をツグミさんに聞かれる可胜性を倱念しお
いたしたぉぃ。あれだけ音挏れには泚意しおいたのに 自爆。

 ずころで匥癜はミストの駒だった筈なので、そのミストが匥癜をわざわざ苛め
るからには、䜕か理由があるものず考えられたす。
 そんな蚳で、その理由ず悪魔族の蚭定、悪魔キャンディヌの蚭定を勝手に䜜っ
おみたしたが、䜐々朚さんの蚭定に䜕か䞍郜合があったでしょうか汗。


 では、本線に移りたす。

★神颚・愛の劇堎 第話

■ミスト線

●枇杷町 山茶花本邞

 桃栗町のオルレアンから、次元の狭間を通っお枇杷町たで跳んだミスト。
 珟れた先は、山茶花匥癜の本邞の屋根の䞊でした。
 やや遅れお、アキコも珟れたす。

「アキコはここで埅っおなさい」

 ミストは、アキコにそう蚀うず、たた霧のように姿を消したす。
 アキコは倧人しく、屋根の䞊に腰を䞋ろしお埅っおいたす。


●匥癜の郚屋

 昚晩、ビデオテヌプを芋おいる最䞭に気絶した匥癜は、豪華な寝宀のベットに
寝かされおいたした。そこにミストが珟れたす。

「起きなさい、山茶花匥癜」

 すぐには匥癜は目を芚たしたせんでしたが、䜕床か呌びかけおいる内に、気が
぀きたす。

「う ん 」
「挞くお目芚めのようね」

 目を芚たした匥癜は、最初は誰に呌びかけられおいるのか刀りたせんでした。
 段々芖界がはっきりしお来るに぀れお、少女が立っおいるのに気付きたす。

「あなたは 誰ですの」
「あら、もう忘れたの 䌚うのはこれで床目じゃない」
「存じたせんわ」
「あ そう蚀えばこの『姿』で䌚うのは初めおだったわね。じゃあ、これならど
う」

 ミストは、代の少女の姿から、小孊生䜍の姿ぞず倉化したす。

「あ あ 」

 以前取り憑かれた時の状況を匥癜は思い出し、埌ずさりをしたす。

「䜕よ。あたしの事、怖がっおいるの」
「今床は私に䜕をする積もりですの」
「䜕っお、あんたの望みを叶えおやるのよ」
「嘘ですわ。あなたず䌚うず私の蚘憶はい぀も途切れ、気付いた時には皚空さん
や呚りの方達の目が冷たくなっおいくような そんな気がするんですの。あなた
は私を利甚しおいるだけなんですわ」
「確かに、あたしはあんたを利甚したわ。でもそれはあんただっお同じ事じゃな
い」
「でも 」
「『名叀屋皚空を自分の元に取り戻したい』その想いが無かったら、あたしはあ
んたの事を利甚する事なんお出来なかった。あんただっお、あたしの力を利甚し
お、自分の想いを遂げたかった。違うの」
「確かに私は皚空さんず結ばれたかった。でも 」
「あたしがあんたにした事は、あんたの心の䞭に秘められた欲望を衚に出せるよ
うにした事だけ。『力』はそのおたけに過ぎないわ。幟らあたしでも、元々存圚
しない欲望を衚に出させるこず䜕お出来ないもの。欲望が無ければ、『力』を䜿
う必芁なんお無いわ」
「䜕を仰りたいんですの」
「぀たり、蚘憶が途切れおいる間にあんたが䜕をしようずも、それはあんたが望
んだ事だっお事よ」
「それは 」
「それにあんた、あたしから『力』を受け取っおいない時でも、こんな事しお
たじゃない」

 ミストは、寝宀の窓に映像を映し出したす。

「あ 」

 ミストが映し出したのは、昚晩ツグミの家の近郊に朜む匥癜の姿でした。

「どうしお これを 」
「あんたが普段やっおいる事っお䜕 『皚空さんのため』ずか蚀っお、やっお
いる事はただの『ストヌカヌ』じゃない。これっお人間界の掟では、立掟な犯眪
行為よねぇ」
「違う 私のやっおいる事はストヌカヌなんかでは 」

 匥癜は、顔面蒌癜でガタガタず震えながら、ブツブツず蚳の刀らない事を呟き
始めたす。

「しかも、その行為を人に気付かれおいるみたいね。あんたはもう終わりよ」

『逃げられるず思うな』

 窓に䟋のビデオの最埌のシヌンが映し出されるず、そのシヌンだけリピヌト再
生されたす。

「嫌 嫌 」

 匥癜は枕に顔を埋めおしたいたす。

「これを名叀屋皚空が芋たら、䜕お思うのかしら」
「それだけは止めお」
「どうしようかな」
「お金がお望みですの それなら望むだけの額を 」

 すがるような目぀きで匥癜は蚎えたす。

「あんたっお本圓に銬鹿ね」
「え 」
「あんたは力を持っおいおも、その䜿い方を知らないわ。あんたみたいに持おる
力を芋せびらかしおいたら、他の人間から埗られるものは、『恐怖』『嫉劬』
『蔑み』 いずれにしろロクなもんじゃないわね」
「私は 私は 」
「『力』っお蚀うものはね、芋せびらかすものじゃない。盞手にそれずなく気付
かせる事で真に嚁力を発揮するのよ。もちろん、盞手に『力』を芋せる必芁があ
る時はあるわ。でもそれは、盞手が力を芋せびらかしおきた時だけ」

 この時ミストは、匥癜だけで無く自分自身にも向けおこの蚀葉を発しおいたす。
 ミストは魔界の䞭の䞀皮族、悪魔族の䞀員でした。倩界や人間界では、魔界の
者の倧郚分が「悪魔」だず思われおいたす。しかし、実は本圓に「悪魔族」ず呌
ばれる者は、その䞭の曎に䞀郚分でしかありたせん。
 か぀お悪魔族は、あたりに匷倧な力を持っおおり、その力を誇瀺しすぎたため
に倩界からは蔑たれ、人間界では恐怖され、魔界では嫉劬され、他の党おの者達
から疎たれる事になったのでした。
 その過去があるために、䜙皋の事が無い限り、悪魔族の者は自分の持おる力の
倧郚分を自分で封印しおいたした。
 その封印の方法は様々です。ある特定の条件を自分で定め、その時以倖には党
力を䜿えないように術をかける者、力を䜿うずその内の䜕割かが自分に返っお来
る事にしお、滅倚な事で力を䜿えなくした者 。
 ミストの封印の方法は、自分の力を別所に分離しお眮くこずでした。
 その分離した力。その結晶こそが『悪魔キャンディヌ』の正䜓でした。
 ミストに取っお、悪魔キャンディヌずそれを玍めたキャンディヌボックスは、
自分そのものなのでした。

 この方匏の利点は、自分が望む時にい぀でも自分の力を取り出す事が出来る事
でした。
 人間界にいる時は、特に自分の姿を維持するために、倚くの『力』を消費した
す。それを補うために、時々ミストは『悪魔キャンディヌ』を口にしたす。食べ
過ぎないように気を぀けながら。
 そしお、時にはキャンディヌを補充するために、異空間ぞず出かけおは『狩
り』をしお、そこで埗た『力』を自分の身䜓から分離しお、キャンディヌを補充
しおいるのでした。

「 安心なさい。あたしはあんたの事気に入っおいるの。さっきのビデオに映っ
おいた女の蚘憶は消しおおいたから、この事が明るみに出るこずは無いわ」

 すっかり脅えおいる匥癜を哀れみの衚情で芋䞋ろしながら、ミストは安心させ
るように話しかけたす。
 本圓は最初からツグミの事をミストが操っおいたので、ツグミの蚘憶が残っお
いる筈など無いのですが、それを匥癜に蚀うこずはありたせん。

「それは本圓ですの」
「ええ。その代わりに、あたしの頌みも聞いお聞いお欲しいわね」
「それは䜕ですの」

 自分の行為が明るみに出ないずいう安堵感ず、䜕を芁求されるのかずいう䞍安
感がごちゃ混ぜになった衚情で、匥癜が聞きたす。

「それは 」

 ミストは匥癜に䜕事か囁きたす。



「そんな事で良いんですの」

 意倖な衚情で匥癜が聞きたす。

「ええ。あたしがあんたの事を遞んだのは、その為なんだから」
「刀りたしたわ」

 きっず決意した衚情で、匥癜が答えたす。

「契玄成立ね。じゃあ、あたしからあんたにプレれントがあるんだけど 」

 ミストが指を鳎らすず、床に䜕か機械のような物が出珟したす。

「これは たさか 」
「ちょっず拟ったの。これ、あんたのでしょ 返しお䞊げるわ」

 ツグミの家の偎から脱出する際に、自爆装眮を䜜動させた筈の偵察ナニット。
 それが出珟した機械の正䜓でした。

「芋おなさい 日䞋郚たろん 」

 匥癜は暫く機械を呆然ず眺めおいたしたが、やがお䜕かを思いだしたように、
ノヌトパ゜コンを取り出すず、-Linkケヌブルを偵察ナニットに接続し、䜕事
か䜜業を始めたす。

「良い あんたの持っおいるその情報は『力』よ。その䜿い方、もう間違える
んじゃないわよ」
「刀っおおりたすわ」
本圓に刀っおいるんだかね、この嚘 。でも 

 匥癜の様子に䞍安を芚えるミストでしたが、他に手駒も少ないので、仕方があ
りたせん。

これはもう䞍芁みたいね

 念には念を入れお、悪魔キャンディヌを䜿おうずしたすが、最早匥癜にそれは
䞍芁ず感じるミストなのでした。

「芋おらっしゃい、フィン。あんたの倧事な物は、党おあたしが奪っおみせるか
ら 。か぀おあんたがあたしにした様にね 」


■東倧寺郜線

●郜の郚屋

「う ん 」

 倖が明るくなっおきた頃、郜は目を芚たしたす。
 目を芚たしお暫くは、い぀ものようにたどろみの時間を楜しんでいたしたが、
ふずい぀もず䜕か感觊が違う気がしお跳ね起きたす。

「倢じゃ、無かったんだ 」

 シヌツの䞊には、癜い矜根が䜕枚か萜ちおいるのでした。

「寒 。あ、もうこんな時間 」

 郜はタオルケットを身にたずい、ベットから降りたす。


●オルレアン 廊䞋

 制服を着た埌、郜は手早く朝食──ず蚀っおもトヌスト䞀枚ずトマトゞュヌス
だけ──を口にしお、朝緎ぞず向かいたす。
 郚屋を出お、たずたろんの郚屋の前に立ちたす。深呌吞しおから、恐る恐るチ
ャむムを抌したす。

ピンポヌン

 しかし、たろんが出お来る様子はありたせん。
 い぀もならば、ここで起きるたで䜕床でもし぀こくチャむムを抌す郜でしたが、
この時はもう䞀床チャむムを抌す勇気がありたせんでした。

「先に行くわよ 」

 ドア越しに声をかけるず、郜は歩き出したす。

チヌン

 その時、゚レベヌタヌのドアが開き、誰かが降りお来たした。

「たろん」
「あ 郜 」

 その時のたろんは、䜕故か「したった」ずいう衚情をしおいるように郜には芋
えたした。

「どしたの こんな朝早くに私服で。今日朝緎なの知っおんでしょ たさか、
朝垰りな蚳じゃないわよね。無断倖泊は校則違反よ」
「た、たさか違うわよ。ちょっず、朝の散歩をね 」
「ふん。散歩ねぇ 」
「ごめん郜。先行っおお すぐに着替えお朝緎行くから」

 たろんは、郚屋の䞭に逃げるように入っお行くのでした。

「盞倉わらず嘘が䞋手ね 」

 郜は、たろんが嘘を぀いおいるのだず蚀う事を芋抜いおいたした。

い぀の頃からだろう。たろんがあたしに『隠し事』をするようになったのは
 

 その時の郜はずおも寂しそうな衚情をしおいるのでした。

続く

 なんだか今回はミストばかりな気がしたす。
 本圓はもっず先たで進めたかったのですが笑。
 では、次回もあなたの心にチェックメむト  だず良いですね。

---------------------------------------------
Keita Ishizaki (E-mail:kei...@fa2.so-net.ne.jp)

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/04/24 3:00:002000/04/24
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8duotn$2s3$3...@meshsv230.tk.mesh.ad.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>>  神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を壊されたくない人だけ読んで䞋さい。

っお事で願いたす。

>>  䞀応䞉枝先生の持っおいるアキコの写真は、別荘毎ネガず共に消倱しおいる蚭
>> 定の積もりで、あの懐䞭時蚈のが最埌の䞀枚の私的蚭定です。たぁこれは、倉え
>> おしたっおも党然構いたせんが。

そういうモノは「䞀枚」で良いのではないでしょうか。その方が重いですから。

>>  匥癜がモニタヌを叩き壊したその音をツグミさんに聞かれる可胜性を倱念しお
>> いたしたぉぃ。あれだけ音挏れには泚意しおいたのに 自爆。

あれは気付かせる為の「振り」だず思ったのですが。^^;

>>  ずころで匥癜はミストの駒だった筈なので、そのミストが匥癜をわざわざ苛め
>> るからには、䜕か理由があるものず考えられたす。
>>  そんな蚳で、その理由ず悪魔族の蚭定、悪魔キャンディヌの蚭定を勝手に䜜っ
>> おみたしたが、䜐々朚さんの蚭定に䜕か䞍郜合があったでしょうか汗。

あんたり深く考えおたせんでした。^^;;;;;
ミストが自分で蚀っおる様に「暇぀ぶし」皋床なのですが、アラを埋めお
きちんず぀なげおいただき感謝感謝でありたす。
それずミストずキャンディの関係に぀いおは私のりラ蚭定に近かったので
ちょっず驚いおいたす。あくたで「りラ」なので衚珟しない可胜性が
高かったのですが、この調子なら䜿っおもいいかなずか思い぀぀ありたす。
# ミスト退堎の時にでも。

>> ★神颚・愛の劇堎 第話

某所で匥癜が負けないず蚀っおいたので昚倜のこずは気の迷いずか
蚀い攟぀かず思っおいたのですが、珍しくコタ゚たんですね。笑
でも萎瞮しおいたのはやはり䞀瞬だけ。いいでしょう。受けお立ちたす。^^;
もっず先たであるずの事でしたので、今回出おる連䞭には極力觊れない事にしたす。
ちなみに今回の第話はこれたた曞きためた゚ピ゜ヌド圚庫のひず぀です。
ちょうど郜ちゃんず矜根ずいうシヌンがあったので出しおみたした。

# 今日は朚曜の朝たで来おたすよね。
# たたに明蚘しないずわからなくなるので。^^;
# では、いきたす。

★神颚・愛の劇堎 第話 「黒い矜根」

●日䞋郚家の朝は隒々しい

履物を脱ぐのももどかしく、どたどたず戻っおきたたろん。
リビングに行っおみるずフィンが壁に向かっお仁王立ちしおいたす。
思わずフィンの背䞭に飛び付いおしたうたろんでした。ずでん。

「おはよう。今日もふっかふかの矜根ねぇ」
「 どけ、ばか女」
「䜕しおたの」
「あんたには関係無いわよ」

フィンは暪目でちらりず床を芋回したした。朝日が差し蟌んできおいるので
ミストの残しおいった邪悪な痕跡は殆ど消えおしたっおいたした。

「぀れないなぁもう」
「五月蝿い。早く出かけおしたえ」
「あっ、そうだ急がなきゃ」

着替える為に寝宀に消えるたろん。
フィンはやれやれずいった颚に腰を䞋ろしたした。
ものの䞀分もせずに戻っおきたたろんでしたが、服装はぐちゃぐちゃ。
そしお家䞭を動き回っおいたす。這い぀くばっお。
゜ファヌに座っおいるフィンが目で動きを远っおいるのですが
いい加枛我慢できなくなったのか遂に話しかけお来たした。

「たろん、さっきから䜕しおるの物凄くうっずうしいんだけど」
「矜根を探しおるの」
「はね」
「そ。時々ね、フィンの矜根が抜けおいるのよ。朝じゃないず芋぀からないの」
「そりゃ矜根ぐらい抜けるわよ。食りじゃないんだから」

そういっお座ったたた矜根を広げお矜ばたいお芋せたフィン。
数枚の矜根がはらはらず舞いたした。

「あ、ラッキヌ」

いそいそず拟い集めるたろんにフィンの冷たい芖線が。

「そんなもんどうする気」
「うん。しおりずかになんないかなっお」
「䜿えないわよ、そんな事に」
「そうなのよねぇ、䞍思議なの。時々芋付けお仕舞っおおくんだけど、
 䜿おうず思ったずきには無いのよね」
「圓たり前ね」
「䜕で䜕でねぇ䜕で」
「鳥の矜根じゃないのよ。倩䜿の矜根よ。
 人間界じゃ長持ちなんかしないの」
「぀たんない」
「知らないわよ、そんな事」
「ねぇ、䜕ずかしおよ」
「たろんが自分で䜕ずかしなさいよ。神の力か䜕かで」
「あ、そうか」

手に持った矜根を額に圓おるずじっず目を぀ぶっお念じおいたす。
やがお。

「あっ」

たろんの芋おいる前で矜根の圱が薄くなっおいっお、
そしお消えおしたいたした。フィンはゲラゲラ笑っおいたす。

「バカね。䜕でもかんでも神の力でどうにかなったりしないわよ」

たろんは無蚀でフィンを芋詰めおいたす。目に泪を浮かべお。

「な、䜕よ。文句あるの」
「無いよ、別に」

でも目を逞らさないたろん。どんどんいたたたれなくなるフィン。
やがおたろんはひず぀錻をすするず、舌をべヌっず出しお郚屋に戻りたす。
どたどたず自分の郚屋からカバンを取っおきたたろん。
そのたたリビングを出おいこうずしたすが。

「ちょっず埅ちなさいよ」
「䜕」
「ほら 」

フィンが差し出した䞡手を開くず、そこに䞀枚の矜根が。

「くれるの」
「わざわざ抜いたんだからコレは消えないわよ」
「あ、有難う」

たろんはフィンにキスをしたした。

「えい、うっずうしいおば。早く行きなさいよ」
「たたたた、照れちゃっお」

そしおもう䞀床キスしおから、いそいそず出おいきたした。
ドアの閉たる音がしお、家が静かになりたす。
突然、フィンの背埌から声がしたした。

「お優しい事だな」
「たた珟れたの。今床は䜕よ」

フィンが振り向くず゜ファヌにはミストが座っおいたした。
テヌブルに䞡足を乗せお軜く組んでいたす。
その埌ろにはアキコが寄り添うように立っおいたした。

「䜕だっお、しおりぃ」

今にも笑いだしそうなミスト。すでに口の端が歪んでいたす。

「あんたには関係ないでしょ」
「知っおるぞ。自分で抜くず、ずおも痛いんだろ
 やっぱり、あの女が奜きか」

぀いに笑い出したミスト。螵でテヌブルをがんがん打っおいたす。

「奜きなだけ笑っおればいいわ」
「はんっ䜕か考えがあるずでも」
「圓然よ。でなけりゃ誰がたろんなんか喜ばすわけ」
「あんな物が䜕になるっおんだ」
「あれでたろんの居堎所が䜕時でも刀る様になるのよ」
「ふふん。だが刀るのはお前の矜根の堎所だろう」
「たろんは手攟さないわ。あれはそういう嚘だから」

笑うのを止めたミスト。埌ろを振り向いおアキコを手招きしたす。
アキコは黙っおミストの隣りに座りたした。腕を掎んで匕き倒すず
自分の腿の䞊にアキコを暪たえるミスト。それからフィンに蚀いたした。

「察になる矜根が反察の翌にあるはずだな」
「そうよ。だから刀るんじゃない」
「ちょっず貞せ」
「冗談。あんた自分で透芖術䜿えるでしょ」
「いいから貞せ。すぐ返しおやる」

フィンはしばらくミストを倀螏みする様に芋おいたしたが
巊の翌を前にたわしおたさぐるず䞀枚の矜根を遞び出しお抜きたした。
䞀瞬ですがフィンの顔が曇りたす。

「ほら、すぐ返しなさいよ」

矜根を受け取ったミスト。い぀のたにか取り出したキャンディを
ひず぀、軜く口づけしおから矜根に抌し付けたした。
するず矜根はあっずいうたに挆黒に倉わりたした。

「あ、銬鹿䜕すんのよ」
「黙っおろ」

そう蚀っおいる間にも矜根の色はどんどん倉わっおいきたす。
やがお色がすっず抜けおいっお、半透明の灰色の矜根になりたした。
それをフィンに返しおよこすミスト。

「ちょっず。こんなの返されお黙っお匕き䞋がれっおの」
「お前にセンスの欠けらでもあれば、それは圹に立぀はずだ」
「どういう意味」
「芗いお芋るがいい」
「え」
「それで目を被っお芋るんだよ」

半信半疑でしたが他にどうしようも無いのでフィンは蚀われた通りにしたした。
しばらくしお 

「䜕も芋えないわよ」
「やっぱり堕倩䜿ごずきでは無理だったか」
「䜕ですっお 」

途䞭たで出た蚀葉を詰たらせたフィン。䜕かに集䞭しおいる様子です。

「やっず出たか」
「光が」
「䜕が芋える」
「光が動いおいるわ。闇の䞭で」
「近づき過ぎだな」
「どういう意味」
「蚀葉どおりの意味だ。お前は今、顔を近付けお物を芋ようずしおいる。
 ちゃんず芋たかったら半歩退がれ。意識の䞭でだぞ」

再びの沈黙。そしお。

「カバンだわ」
「あの女の持ち物だな」
「ええ、間違いない」
「もっず退がれ」
「あはは。たろんのや぀が歩いおいる」

フィンが矜根を顔から離した時にはミストはアキコの髪を匄っおいたした。

「玍埗いかない事があるんだけど」
「なんだ、ただ䞍満があるのか」
「逆よ。出来過ぎね。どうしおあんたが私にこんなモノ
 甚意しおくれたりする蚳」
「別に他意は無いさ」
「嘘蚀わないで。悪魔ずいえば契玄でしか動かない連䞭でしょ」
「そんな事はない。少なくずも私は」
「䜕が望みなの」
「し぀こいなバカ倩䜿。では蚀おう。
 ゞャンヌが死んだら魂をよこせ。それが条件だ」
「あら、叀兞的な代償ね」
「たぁな」
「いいわ。契玄成立」

それだけ蚀っおフィンはベランダから飛び立っお行きたした。

「魂なんか今どき芁るわけ無いだろうに。なぁ、アキコ」

ミストはそう蚀っお魂だけの少女を抱き寄せたした。

第話・完

# 暫く遊んでいたのに急に動き出しおしたいたしたなぁ、ミスト。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/05/01 3:00:002000/05/01
To:
石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8e10n8$a...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。
 䟋の蚈画にご協力感謝です笑。
 䜕げに某所玹介も最新版に倉わっおいるようで。

 神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を汚されたく無い人だけ読んで䞋さい。

>それずミストずキャンディの関係に぀いおは私のりラ蚭定に近かったので
>ちょっず驚いおいたす。あくたで「りラ」なので衚珟しない可胜性が
>高かったのですが、この調子なら䜿っおもいいかなずか思い぀぀ありたす。

 第話のミストの死に際を芋お考えた蚭定でした。
 たさか、同じ事を考えおいたずは 。

># ミスト退堎の時にでも。

 やっぱクラむマックス時に退堎するんですか爆。

最も絶察にすぐに埩掻しそうですが。

># 今日は朚曜の朝たで来おたすよね。

 はい。珟圚は朚の朝です。
 たろんちゃんがツグミさんの家に再び行くたであず日笑。

>★神颚・愛の劇堎 第話 「黒い矜根」

 原䜜においおは「倩䜿の矜根」は、これを぀けおいるだけでダメヌゞを受けな
い凶悪アむテム、アニメでは、ロザリオの元の姿ずなっおいる、やはり凶悪アむ
テムな蚳ですが、成る皋、自ら抜かないず人間界では持たない蚭定にしたしたか。

実は郜ちゃんに「倩䜿の矜根」を持たせようず思っおたした笑。

 私的蚭定では、倩䜿はテレポヌトが出来ない 盎接芖線が通らない範
囲の物を芋るこずは出来ない芖線が通れば遠くの物を芋るこずは出来る  
ずいう颚にしおいたのですが、フィンもたろんの呚囲だけ遠芖胜力を埗た蚳
ですか。
 アニメでは倩䜿の事を倧嫌いず蚀っおいたミストが、やけに堕倩䜿には協力的
ですが、その裏に䜕らかの意図が隠されおいたりするのか、それずもアキコを手
に入れお、もうそんな事はどうでも良くなっおいるのか 勝手に蚭定を䜜っおみ
たしたぉぃ。

 堕倩䜿フィンが䜕だかんだ蚀っお実はたろんの事が奜きで、ミストにもその事
を芋透かされおいるようですが 。
 なんだかみんな、䜿呜の事を忘れ぀぀ある気が 嘘爆。

 では、本線。

第話

■東倧寺郜線

●オルレアン

「おはようございたす。東倧寺さん」
「おはよう委員長。今朝も早いわねぇ」

 郜が゚レベヌタヌを降りるず、今日も委員長が埅ちかたえおいたした。

「たろんならただ支床しおるみたいだから、もう少しかかるず思うわよ」

 ず蚀い残し、先に行こうずした郜は、埌から委員長がさも圓然の劂く぀いお来
るこずに気付きたす。

「䜕よ委員長。たろんを埅たなくおいいの」
「実は僕も早く孊校に行かないずいけないんです」
「え たた日盎抌し぀けられたの 党く、こう蚀うのはね 」
「ビシッず蚀わなきゃ駄目、でしょ」

 自分の台詞を先回りしお蚀われ、郜は少し驚きたす。

「䜕よ、刀っおんじゃない。だったら 」
「良いんです。やる気の無い人に日盎をやっお貰っおも、华っおクラスのみんな
に迷惑がかかるだけですから。こう蚀うのはね、『蚀われたからやる』っお気持
ちでやるのでは駄目なんですよ」
「でもね委員長。これから瀟䌚に出た時は、やりたくない事でもやらなければい
けない事がきっずあるわ。委員長が甘やかしおいたら、結局その人の為にならな
い」
「東倧寺さんの蚀う通りかも知れたせん。でも、僕は人に䜕かをしお貰うずき、
『決たりだから』ず抌し぀けるのは嫌なんです。出来れば、自分からやる事の必
芁性に気付いお欲しいんです。僕が自分から進んで嫌な事をやっおいれば、い぀
かはきっずみんなその事に気付いおくれるず思うから。だから 」

 郜はため息を぀いお、そしお蚀いたした。

「本っ圓に、委員長っおお人奜しね。しなければいけないず蚀う事に気付いおお
も、気付かない振りをする人は倚いわ。そんな人に、いくら手本を瀺しおも 」
「そう蚀う時には東倧寺さんや名叀屋君が泚意しおくれたすから」
「え 」
「東倧寺さん達にはい぀も感謝しおいたす。僕がはっきり蚀わなければいけない
のに蚀えないものだから、代わりに蚀っおくれおいるんですよね」
「勘違いしないで。あたしがみんなに泚意するのは、委員長のためなんかじゃな
い。あたしが、みんながルヌルを砎っおいるのを芋るず黙っおいられないから
よ」
「すいたせん」
「委員長が謝る事無いの。でも委員長のそんな所、芋おいるず苛々するけど 」
「すいたせん」
「 でも、自分から進んでやるっお姿勢は嫌いじゃないよ」
「え 」

 委員長は䜕を蚀われたのか戞惑っおいるようです。
 郜は、蚀っおしたっおから䜕か誀解されたかなず思いたしたが、そのたたにし
たした。

「ほら、急ぐんでしょ、早く行こう」
「あ はい」


●通孊路

「ねぇ、䜕か探しおいるの」

 委員長ず郜は、通孊路を䞊んで歩いおいたす。
 その道すがら、委員長が呚りをキョロキョロしおいるのに気付きたした。

「あ、いや、別に 」
「倉な委員長」

 そのたた二人は噎氎広堎を通り過ぎ、孊校ぞず向かいたす。
 盞倉わらず委員長は蟺りを芋回しおいるようです。
 本人はさり気なくしおいる颚に芋えたすが、郜の目から芋ればバレバレでした。

ひょっずしお 

 委員長は、自分の事を心配しおくれおいるのだろうかず思い圓たりたした。
 いくら委員長でも、そうそう毎日のように日盎を抌し぀けられおいる蚳でも無
いはず。

 でも、それず蟺りを芋回す行為がどう繋がるのか刀りたせん。
 少し考えお、

たさか 

 郜の胞䞭にある懞念が生たれたす。
 しかし、それを確かめる事は郜には出来たせんでした。


●桃栗孊園

 孊園の校舎たでやっお来るず、パッキャラマオ先生ず出䌚いたした。

「おはようございたす」
「おはよう東倧寺、氎無月。今日も早いザマスね。東倧寺、郚宀の鍵は私が取っ
おきたザマスから、先に行っお開けおおくザマス」
「はい、先生」

 ず蚀うず、ポケットから郚宀の鍵を取り出しお枡したす。

「 倧䞈倫です 」

 郚宀に向かっお歩いおいる途䞭、委員長の声に気付いお振り向くず、委員長ず
パッキャラマオ先生が䜕事か話しおいるのが目に入りたした。
 担任の先生ず委員長が䜕事か話しおいる光景は、い぀もの事なので普段の郜な
らば気にも止めなかったでしょう。
 でも、この時の郜は䜕故か二人が䜕を話しおいるのか気になるのでした。


●䜓育通 朝緎䞭

 今日も朝緎で郜はパッキャラマオ先生に集䞭的に指導されおいたした。
 郜もそれは芚悟しおいたした。ず蚀うのも、たろん達に付き合っお、昚日の午
埌の緎習をさがっおしたったからです。

「すいたせん 遅れたした」

 その時、たろんが挞く朝緎に到着したした。

「遅い」

 郜はたろんに向かっお叫びたす。

「ゎメン 」
「党くたろんは、い぀もい぀も遅刻するんだから」
「だっおぇ 」

「東倧寺 私語は慎むザマス 日䞋郚は遅刻の眰でグラりンド䞉十呚」

 喧嘩を始めそうになった郜達に、パッキャラマオ先生が泚意したす。

「はい」

 たろんは、レオタヌド姿で今日もグラりンド䞉十呚する事になるのでした。


●新䜓操郚宀

「はヌ疲れた」

 朝緎終了埌。たろんはげっそりした衚情で蚀いたす。
 たろんがグラりンド䞉十呚するたで埅っおいた関係で、郚宀には二人しか残っ
おいたせんでした。
 二人ずもただ着替え途䞭で䞋着姿で汗を拭いおいたす。

「朝垰りしお遅刻しおグラりンド呚もすりゃ、そりゃあ疲れるわよ」
「だから散歩だっお 」
「嘘ね」

 郜は断蚀するず、たろんの手を掎みたす。
 そしお、耳元で䜕事か囁きたす。

「嘘 」

 ロッカヌを開けるず、裏偎に぀いおいる鏡で自分の姿を映しおみたす。

「ゲ 」
「あんたね、もうちょっず甚心しなさいよ」
「だっおぇ、朝慌おおたし 。どうしよう。誰かに芋られおないかな」
「倧䞈倫でしょ。その䜍眮なら着替えの時だけ気を぀けおいれば」
「そうだよね。は良かった」
「良かないわよ。䞀䜓どこで誰ず 」

 郜は怒りかけお、我に返りたした。

「郜」
「ごめんたろん。あたしにたろんに責める資栌なんお無いんだよね 。だっお、
あたしは あたしは たろんの事を裏切っお 」

 挞くそこたで蚀いたした。
 たろんは、はっずした衚情になりたす。

「郜が謝る事なんおない だっお、郜が傷぀いたのはみんな私のせいだもの。
元はず蚀えば、私が皚空を裏切っお だから皚空は 。だから、謝らなくおはい
けないのは私の方なの」

 郜は、たろんの蚀っおいる事が良く刀りたせんでした。
 でも、皚空ずたろんの間に䜕かがあったらしい事だけは理解したした。

「たろんが謝るこずなんお無いわ。あたしがしっかりしおいれば、問題は起きな
かったんだもの」
「でも 」

 郜は、䜕故かたろんが凄くすたなさそうな顔をしおいる事に気付きたした。
 䜕があったのかは刀らないけど、これ以䞊深入りしおはいけない気が、䜕故か
したした。

「ねぇたろん。この事はお互い様っお事で、氎に流すこずにしない」

 郜の提案に、たろんはきょずんずした顔をしおいたしたが、やがお、

「うん、刀った」

  ず笑顔で答えたす。

「良かった。それじゃあ 」

 郜は、たろんの胞元に顔を近づけ、そっず口づけたす。

「あ ちょっず郜、䜕する あ 」

 曎に匷く、郜は口づけたす。

「だっお、悔しいんだもの。たろんがあたしに蚀えない盞手から『印』を぀けら
れおいたなんお。だから、こうしお消しおやるの」
「郜 ごめんなさい 」
「良いのよたろん。あたしだっお、あたり人のこず蚀えた矩理じゃないもの。た
ろん、これだけは玄束しお。あたしに隠し事はしないっお。誰か奜きな人が出来
たら、あたしは応揎するから」
「郜 」
「でも、たろんが黙っおいるなら 」

 郜は、たろんの唇に自分の唇をそっず觊れさせたす。

「あたしはたろんの事、離さないから」

 二人はそのたた、暫く抱き合ったたたでいたした。


■ミスト堕倩䜿フィン線

●桃栗タワヌ

「たろん 」

 桃栗タワヌの頂点にフィンはいたした。
 ミストの力で遠芖胜力を䞎えられた矜根を通しお、たろんず郜の様子を芋おい
るフィンの衚情は、どこか寂しげです。

「やっぱり、私には魔王様だけなの 」


●枇杷町 枇杷高校屋䞊

「フフフ フィンも今頃これを芋おいるのかしら」

 悪魔キャンディヌを通しお、ミストもたろん達の様子を芋おいたした。
 傍らにはアキコも䞀緒です。

「あたしが無料で倩䜿に䜕かしおやる蚳無いじゃない。アハハハ 」

 暫く、ミストは笑い転げおいたした。

「そろそろお嬢様のお出たしのようね。あのお嬢様、垞に芋匵っおないず䜕か䞍
安なのよね」

 山茶花匥癜の乗ったリムゞンが、枇杷高校の門前に停たったのが屋䞊から芋え、
ミストは悪魔キャンディヌをもう䞀぀取り出し、匥癜に照準を合わせるのでした
 。

぀づく

 実は埌半の展開は、圓初予定には無くおその堎の勢いで曞いおみたしたわり
ずこれが重芁。
 そう蚀えば次回でアニメ攟映話数に䞊びたすね爆。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/01 3:00:002000/05/01
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8ehid7$73p$1...@news01bg.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

ども、こんにちわ。

>>  䟋の蚈画にご協力感謝です笑。

いぞいぞ。郚数䌞びるずいいですね。
# でも色々オモテの皌業でしょうかお忙しい様で。

>>  䜕げに某所玹介も最新版に倉わっおいるようで。

# 結構自分でも意倖な事に ^^;マメにめんおしおたす。

>>  神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を汚されたく無い人だけ読んで䞋さい。
ずいう事でお願いしたす。

>>  第話のミストの死に際を芋お考えた蚭定でした。
>>  たさか、同じ事を考えおいたずは 。

完党に同じでも無いのですけどね。本線でボックスをチェックメむトされおいる
ので圢は留めおたしたが埩掻するには別に実䜓が芁るだろうず思ったのず、
ビゞュアル的に「玉」の方が具合がいいので。埌々の話の郜合です
# コレは文章ですけど、頭の䞭には先に絵が完成しおたすから。^^;

>>  やっぱクラむマックス時に退堎するんですか爆。

草案では結構埌の方の話になりたすが。^^;
# あくたで案なので郜合により前埌するでしょうけど。
# 絶察倉わらない順番ずしおはアキコの退堎が先ですね。
#䞀応アキコ退堎線の郚分は曞き䞊がっおたす

>> 最も絶察にすぐに埩掻しそうですが。

ははは笑。お気に入りのキャラではありたすが、
䞊蚘案の通りのミスト退堎話にするず絶察戻っおこないハズなのですが。^^;;;;;;;;

>>  たろんちゃんがツグミさんの家に再び行くたであず日笑。

「埅ち遠しい」ツグミ・談

>> テムな蚳ですが、成る皋、自ら抜かないず人間界では持たない蚭定にしたしたか。

䜕んか日持ちしなさそうなむメヌゞがあったので。笑
それず結構はらはら抜けるのではないかず前から思っおたしお、
抜けたのがずっず残っおるず掃陀が倧倉ずいう気がしたのです。^^;
# 鳥じゃないっお。笑

>> 実は郜ちゃんに「倩䜿の矜根」を持たせようず思っおたした笑。

アノ最䞭に興奮しお自分で抜いちゃったのなら消えたせんから倧䞈倫。爆

>>  アニメでは倩䜿の事を倧嫌いず蚀っおいたミストが、やけに堕倩䜿には協力的
>> ですが、その裏に䜕らかの意図が隠されおいたりするのか、それずもアキコを手

勿論芪切じゃありたせん、飛び切り蟛蟣な意図悪意が朜んでおりたす。
# でも意味を持っおくるのはもっず埌の事になりたすが。

>> に入れお、もうそんな事はどうでも良くなっおいるのか 勝手に蚭定を䜜っおみ
>> たしたぉぃ。

取りあえず矛盟しなかったです。䞊蚘の私的な意図ず。

>>  なんだかみんな、䜿呜の事を忘れ぀぀ある気が 嘘爆。

少なくずも䜐々朚的ミストは既に魔王の意図を離れお行動しおたすね。笑

>> 第話

ずっず匕きずっおいた郜ちゃん問題が䞀぀の峠を越えた様でちょっず安堵したした。
そうですか。印぀いおたしたか。意倖に激しいなぁツグミさん。爆
でも、䜕だか男無しの倚角関係笑になりそうな雰囲気がちらほら。^^;
# 䞍甲斐ないぞ野郎ども。
そんな䞭で単なるいい奎から䞀歩リヌドした感のあるのが委員長ですね。
芋かけによらず物事を深く考えおいるなぁず感心。

>>  実は埌半の展開は、圓初予定には無くおその堎の勢いで曞いおみたしたわり
>> ずこれが重芁。

所謂、キャラが䞀人歩きずいうや぀ですね。
たたにその所為で過去ず敎合しなくなるずきがありたすが。笑

>>  そう蚀えば次回でアニメ攟映話数に䞊びたすね爆。

どうやら越えるのは間違いない様です。埌䞀話で終わるはずがない ^^;

# では、いきたす。
# 石厎さんパヌトで䜕か起こりそうな雲行きだったので
# 殆ど話しは進んでいたせんのでよろしく。ぉぃぉぃ ^^;
## 短めです。短線ずいうよりは䞭䌑みに近いかも知れたせん。


★神颚・愛の劇堎 第話 「远跡者」

■瀬川ツグミの非日垞

たろんが垰っおしたっおから暫くの間。ツグミは怅子に座り頬杖を぀いお
がんやりしおいたした。
挞く身䜓を動かす気になるずやるこずは沢山あるのに気付かされたす。
掃陀は特に普通の人よりは時間が掛かりたす。ゎミの圚る無しに関わらずに
同じように䞁寧に掃き掃陀をしなければなりたせんでしたから。
掃陀機は圚るのですが普段は䜿いたせん。うるさい音のする機械が
ツグミは奜きではありたせんでした。ですから掃陀機を䜿うのは殆どの堎合は
ヘルパヌさんのみなのです。
掃陀をしおいる間に掗濯機を回しおいたすが、これは我慢しおいたす。
今日は朝が早かったので時前にはすっかり片付きたした。
それから普段通りなら 。

「お散歩、行けないね」

たた午埌からお芋舞いに行く事に決めお、
午前䞭に買物にも出かけおしたう事にしたした。
玄関を出おポヌチを降りるず緩やかに曲がった道を抜けおいきたす。
途䞭でふず、昚倜の倢のこずを思い出したした。
道を逞れお林の䞭に入っおみたす。厚く積もった萜ち葉がカサカサず
音を立お、ふっくらずした土の感觊が靎底から䌝わっおきたす。
歩くずき党身の党おの神経を研ぎ柄たしおいるツグミ。
履いおいる靎も底の薄いものを遞んでいるので䜙蚈にはっきりず
地面の様子が刀るのでした。暫く歩いおいくず。

「」

䜕か硬いものが圚りたす。朚の枝にしおは劙な具合に尖っおいる感じ。
靎底を少しだけ巊右に動かすこずで、倧雑把ですが茪郭を捕らえたす。
倧䜓の圢からそれが䜕であるのか想像したツグミ。
手で觊れるのは止めたほうが良さそうな物でしたので杖で突いおみたす。
予想どおりの音がしたした。

「昚倜の音はこれの割れる音だったのかしら」

杖の䞋のガラス片を䞭心に蟺りを探っおみたすがガラスの欠けらは
それ䞀぀しか無い様です。唯䞀のガラス片に泚意しながら、
今床は掌で萜ち葉の䞊を抌さえるように探っおみたす。
するず幟぀かの小さな物が萜ちおいたした。
小さなセロハンの切れ端。そっず匂いを嗅いでみたす。

「青リンゎの銙り。キャンディかガムね。
 匂いがはっきりしおいるから、新しいわ」

冷たくはない材質の䞀円玉くらいのサむズの円盀。真ん䞭に穎が開いおいたす。

「ボタン。衚面が汚れおない」

最埌に雚が降ったのは日皋前でしたから、それ以埌の萜ずし物ず掚枬したした。
そしおあたり気味の良くはない物が指先に觊れたす。

「嫌だわ」

぀たみ䞊げたそれは間違いなく髪の毛でした。䞡手で端を持っおみたす。
かなり長めでした。髪質が違うので自分の毛ではありたせん。
それにたろんの物ずも違うのはすぐに刀りたした。
深く息を吐いおから務めおゆっくりず空気を吞い蟌みたす。
錻に近付けた髪の毛にそっお空気を流れさせる様に。

「ええず、これは 」

あたりお排萜をする楜しみの無いツグミでしたから、銙りを遊ぶ事には
人䞀倍のこだわりがありたした。発売盎埌の新補品も含めお垂販の
シャンプヌ、コンディショナ、トリヌトメントの類は殆ど党おを
詊しおいたす。圓然ながら町行く他の女性達の䜿っおいる補品も
すれ違い様に倧䜓刀っおしたいたす。それは最近流行っおいる
矎容宀で出しおいるオリゞナルブランドの補品でした。
おがろげながらも、ある皋床は人物像が浮かんできたす。

「少なくずも男性や劙霢の女性では無いわね」

しかしながら、それ以䞊の䜕かを埗るこずは遂に出来たせんでした。
諊めおたたそのたた歩いおいっおみたす。道がなくおも別に朚立に
ぶ぀かったりする事はありたせん。䞀歩䞀歩を高く螏み出しおいたすから
぀たづきたせんし、䜕かが前方に圚るず圧迫感があるのでたず事前に避けられたす。
杖は殆どの堎合はオマケの様な物なのでした。
普段の通り道よりも若干長く歩きたしたが、どうやら衚の通りに出たした。
買物に利甚する商店街は道なりに戻る方向に歩いお行かねばなりたせん。
しかし今日は、このたた真っ盎に行ったらどうなるのか
気になっお仕方ありたせんでした。たるで誰かが埅ち構えお居そうな気がしお。



ずっくの昔に、頭の䞭に地図の無い知らない町䞊みの䞭に居るのが
刀っおいたしたが、䞍思議ず䞍安には感じたせんでした。
寧ろ初めおでは無い様な確信に近い感觊が圚ったのです。
倚分、時間半は経っおいるずいう気がしおいたす。
ただ途䞭䜕床か、感芚が途切れた様な瞬間があったのが気掛かりです。
本圓に自分は歩き続けおいるのだろうかず。
ややあっお、ツグミは自分が長い塀に沿っお歩いおいる事に気付きたした。
ずっず途切れるこずの無い壁の感芚がありたす。さらに分䜍経っお
やっず塀が途切れるず道からその先に向かっお緩やかに傟斜しお
昇っおいる事が刀りたす。公園か䜕かだろうず想像しお数メヌトル先たで
行っおみたしたが杖が䜕かを捉えたした。圧迫感を呌び起こさない障害物。
音ですぐにそれず刀りたす。鉄補の門扉でした。そしおそれは
しっかりず閉じられおいたした。どうやら公園では無いようです。
門柱を探し圓おお、手探りしおみたした。目圓おの物が付いおいたす。
冷たい金属の感觊。浮き圫りの文字は「山茶花」ずありたす。

「やっぱりお屋敷なのね。ずおも倧きいみたい」

しかし流石のツグミでも、その門扉の圌方に蟛うじお芋えおいる
屋敷の建物が昚倜の倢の䞭の屋敷ず寞分違わぬ事たでは
知る由も圚りたせんでした。



枇杷町からの垰りは流石にちょっず距離があり、桃栗町に戻った頃には
もう倕暮れ時でした。ツグミは真っ盎にむカロスの元ぞず向かったのですが。

「こんなずころたで人間の病院ず同じなのね 」

病院ずいう物は䜕故か朚曜日は䌑みなのでした。
仕方なく最初の目的だった買物だけを枈たせお家路に就いたツグミでした。

第話・完

# 今埌のネタ振りの様でもあり、単なるヒトコマの様でもありたすが。^^;
# 情報が䞀方に集たり過ぎるず䞍公平なんで、こっちたろんサむドでも
# 色々ず探りを入れる担圓者が欲しいなぁずか思ったら適任者は䞀人しか。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/05/07 3:00:002000/05/07
To:
石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8eje11$b...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

こんにちわ。

今回はスペシャルで、フォロヌ蚘事、前線、埌線の本立おです自爆。
これはフォロヌ蚘事です。

神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を壊されたくない人は読たないで䞋さい。
では、ゲヌムスタヌト
原䜜ネタがラスト眲名の埌、改ペヌゞ埌に曞かれおいるので、ご泚意。

>草案では結構埌の方の話になりたすが。^^;
># あくたで案なので郜合により前埌するでしょうけど。
># 絶察倉わらない順番ずしおはアキコの退堎が先ですね。
>#䞀応アキコ退堎線の郚分は曞き䞊がっおたす

 わ 割ず先の方たで曞き䞊がっおいるんですね笑。

実はその堎の思い぀きでころころシリヌズ構成が倉わっおいたす自爆。


>ははは笑。お気に入りのキャラではありたすが、
>䞊蚘案の通りのミスト退堎話にするず絶察戻っおこないハズなのですが。^
^;;;;;;;;

 ミストは割ず䞍憫な嚘なので、消すにしおも幞せを䞊げたいのですが汗

>>> 実は郜ちゃんに「倩䜿の矜根」を持たせようず思っおたした笑。
>
>アノ最䞭に興奮しお自分で抜いちゃったのなら消えたせんから倧䞈倫。爆

 成る皋。
 今回の蚭定では、「自然に抜けた物」は駄目だけど、「匕っこ抜いた物」は倧
䞈倫ずいう蚭定にしおいたす。
 原䜜の「倩䜿の矜根」の蚭定では、たろんがフィンからむしるずいう蚭定にな
っおいたしたのでよいでは無いかず蚀い぀぀、矜根をむしるたろん笑。

 だから郜ちゃんが持っおいる『倩䜿の矜根』は 笑。

>>> 第話


>
>でも、䜕だか男無しの倚角関係笑になりそうな雰囲気がちらほら。^^;

  ず蚀うわけで、男無しの倚角関係シナリオにしおみたしたが、劂䜕でしょう
か栞爆。


>そんな䞭で単なるいい奎から䞀歩リヌドした感のあるのが委員長ですね。
>芋かけによらず物事を深く考えおいるなぁず感心。

 委員長の蚭定は実は本線では疎かだっただけに笑密かに拘っおいる郚
分で、委員長は実は色々ず深く考えおいるんですが、実行力が臎呜的に備わっお
いないずいう蚭定なのです。

>どうやら越えるのは間違いない様です。埌䞀話で終わるはずがない ^^;

 超えたした笑。この調子だず、埌䜕話で終わるのか、私にも刀らなくなっ
お来たした。藀森氏が垰還したら、さぞや驚かれる事は最早確定枈みですね
笑。

>★神颚・愛の劇堎 第話 「远跡者」

 うげげ 。ツグミさんが匥癜サむドに本栌的に敵察しおくるずは。これは手匷
そうだ爆。
 もっずも、珟圚のシリヌズ構成笑では、匥癜は暫く掟手な動きはしない筈
なので、盎接察決笑は、少し先でしょうか。

 ずころで、ツグミさんも誰かに操られおいるようなのですが、倚分䜐々朚さん
はミストを念頭に眮かれお曞かれおいるのだず感じたのですが、敢えお圓初ツグ
ミさんを駒にした堕倩䜿フィンの策謀ずいう颚に、今回話を曞いおみたのですが、
劂䜕でしたでしょうか笑。
 今回、ツグミさんず郜ちゃん䞭心に、割ず倧きく話を動かす 前兆みたいな物
でしょうか。ツグミさんをこんなに沢山出したのは、私のパヌトでは久しぶりで
すね。

 では、本線に移りたす。

--
Keita Ishizaki mailto:kei...@fa2.so-net.ne.jp

 先日発売になったりがんによるず、来月号でゞャンヌの原䜜も最終回の暡様で
す。
 原䜜が終わっおもこのスレッド、続く可胜性が高そうですね。
 クラむマックスが近いので、原䜜も色々動いおいたす。ポむントだけ曞くず、

 ぢ぀はゞャンヌどころかむノの生たれ倉わりだったたろんちゃん
 神様は楜園からむノがいなくなっお寂しい心を切り離した。その「寂しい
心」が人間の「孀独」を吞っお実䜓化したのが魔王様ずいう事が明らかに
 魔王様ずの最終決戊を前に挞く結ばれる皚空ずたろん
 最埌の敵は、魔王の手䞋だった頃の怪盗ゞャンヌが登堎

 アニメでもここたで芋たかったな 。

もちろん、劄想スレッドがこの蚭定に埓う必芁は党然ナッシング笑。

Keita Ishizaki

未読、
2000/05/07 3:00:002000/05/07
To:

石厎です。

神颚怪盗ゞャンヌ劄想小説第話 こちらが前線です。

ゞャンヌのアニメ・原䜜の䞖界を汚されたく無い人は読たないで䞋さい。
では、ゲヌムスタヌト


★第話『刻印』前線

■堕倩䜿フィン・フィッシュ線

●桃栗町䞭心郚桃栗タワヌ

 桃栗タワヌの頂点で、たろんず郜の様子を芗き芋しお、暫く孀独感に浞っおい
たフィン。

「そうよ 私には魔王様だけなんだから  さお、仕事仕事 。『駒』の様
子でも芋に行こうかな 」

 自分で自分を元気付け、翌を広げお飛び立ったフィンは、郊倖のツグミの家に
向かいたす。

●桃栗町郊倖ツグミの家䞊空

「えっず、あの子は 。あ、いたいた」

 ツグミは、家の偎にある林に向かっおいるようです。

「䞀䜓、䜕しおるのかしら」

 ツグミは、昚日の倢の出来事を確かめに林の䞭に行ったのですが、もちろんフ
ィンは昚日の出来事を知りたせん。
 フィンは林の䞭には入らず、そのたた埅っおいたした。林はそれなりに朚が密
であったので、翌がひっかかりそうだず考えたからです。

「あ、出お来たわ」

 林の䞭から䞀般道路の方向にツグミが出お来たのをフィンは芋぀けたす。

「こんにちわ」

 頃合いず芋たフィンは、ツグミの前に降り立ちたす。

「あ 準倩䜿フィンさんですね」

 ツグミはフィンに笑顔で答えたす。

「『準倩䜿』ず『さん』は䜙蚈よ。フィンで良いわ。私達、友達でしょ」
「刀ったわ、フィン」
「ずころで、たろんずは䞊手くやっおいるかしら」
「え あ は、はい 」

 ツグミが頬を染める様子を芋お、フィンはちょっず意地悪しおみたくなりたし
た。

「そう 。たろんは悊んでた もう したんでしょ」
「え そ、それは 」

 ツグミは顔をたすたす赀くしたす。

「フフ 赀くなっちゃっお。かわいい」
「フィンの意地悪」

 幞せそうなツグミを芋お、フィンの胞がちくりず痛みたす。

そうよフィン・フィッシュ。これは私の『䜜戊』。私が望んだこず 。なのに、
この胞の痛みは䜕故 そうよ たろんなんか 。私には、魔王様がいるんだか
ら 

「あの、どうかしたんですか」

 ツグミに蚀われ、フィンは我に返りたす。

「あ ごめんなさい。ちょっず考え事」
「奜きな人の事でも考えおいたんですか」
「え!? や、やだなぁ。そんな事無いわよ」
「でも、いるんですよね」
「どうしおそんな事があなたに刀るの」
「私には、この神様から授かった『手』 心の県がありたすから。以前あなたに
觊れた時、心が私の䞭に流れ蟌んで来たんです」

ひょっずしおこの嚘 䜕もかも承知の䞊なのでは 

 知っおいたから利甚したずは蚀え、改めおツグミの『力』に驚くフィンでした。

「そ、そうなの 。そうね いるわよ。今は蚳あっお遠く離れおいるけれど 」
「そうなんですか 。私はおっきり 」
「」
「あ、䜕でもありたせん。あ、そうだ フィンは倩䜿なんですよね。だったら、
刀ったら教えお欲しい事があるんです」
「教えお欲しいこず」
「私、昚日䞍思議な倢を芋たんです。ひょっずしお倩䜿のフィンなら、䜕か倢の
正䜓が刀るかず思っお 」

 ツグミは、昚日芋た『倢』に぀いおフィンに話したす。

「 ず蚀う蚳なんです。さっき『倢』で芋た堎所に行ったんですけど、確かに、
誰かがいたみたいなんです。䜕だか気味が悪くお 」
「ふん。その『倢』で出お来た嚘っおのが気になるわね。どんな嚘だったの
 ちょっずゎメンね」

 フィンは、自分の額をツグミの額にくっ぀けたす。

「あの 」
「黙っお。その嚘の顔、『心の県』で芋たんでしょ。むメヌゞしお欲しいの」
「あ、はい」
「あら、この子 」

 ツグミの心からむメヌゞを芋た瞬間、倢が誰の仕業であるのか察したす。

「知っおいるんですか」
「ええ、たろんの知り合いよ」
「日䞋郚さんの 」
「断蚀は出来ないけど、倚分これは神様があなたに芋せた倢なんだず思う」

 フィンはたろんを隙しおいた時のように、口から出任せを蚀いたす。

「神様が たさか 」
「倩䜿の私が蚀っおいるのよ、信じられない」
「え そんな 信じたす」
「神様があなたに䜕をさせようずしおいるのかは刀らないけど、きっず、あなた
にその嚘の事を䜕ずかしお そう、救っおやっお欲しいず願っおいるんじゃない
かしら」
「でも どうしお私に」
「それは私にも刀らないわ。神様はあなたの『力』を借りたいず願っおいるのか
も知れないし、その嚘の『心』をあなたなら理解出来るず神様が感じおいるのか
も知れない。いずれにせよ、あなたは『遞ばれた存圚』なのよ。あなたが䜕をす
べきかは、あなたが圌女の事を『芋お』それから考えれば良いわ」
「刀りたした。でも、私は圌女の居堎所を知らないわ」
「倧䞈倫。私が導いお䞊げるから。あなたの心の県を開いお、私の県を芋お」
「はい 」

 ツグミは、フィンに心を開きたす。

「あ 」

 ツグミは硬盎したす。その目は開き、赀く茝いおいたす。

「たず、その前の道路ぞ出お、道なりに真っ盎ぐ進むのよ」
「たず、その前の道路ぞ出お、道なりに真っ盎ぐ進みたす」

 フィンが䜕かを蚀う床に、ツグミはその蚀葉を抑揚の無い声で埩唱したす。

「あなたは、私ず出䌚った事は忘れるのよ」
「私は、あなたず出䌚った事を忘れたす」

「そうよ、良い子ね 」

 最埌たで呜什を䌝えるず、フィンはツグミに口づけしお、翌を広げお飛び立぀
のでした。

ミストにこれ以䞊、思うずおりにさせるもんですか 



「あれ 私は䞀䜓 。そうだ、出かける途䞭だったんだ。いけないな、最近
がヌっずする事が倚くお 」

 衚の通りに出たツグミは、䜕故かい぀もずは逆の方向に向けお歩き出したす。


■日䞋郚たろん線

●桃栗孊園新䜓操郚宀

 暫く二人の䞖界に浞っおいたたろんず郜でしたが 。

「いけない、もう授業始たっちゃう」

 二人は慌おお服を着お、郚宀を飛び出したす。

●教宀

「おはよう」

 郜ずたろんは二人で䞀緒に教宀に入りたす。
 ただ玚友達は、それぞれ固たっお䜕やら話し合っおいたす。
 い぀もの朝の教宀の光景。

「やだ 」
「たさか 」
「あの子がねぇ 」

 でも、今日は䜕かがい぀もず違う気がするのです。

「ねぇねぇ、䜕かあったの」

 たろんは、自分の垭の近くで話しおいた女子生埒達に声をかけたす。
 するず、奇劙な事に、それたで喋っおいた生埒達が、ぎたりず喋るのを止めた
のです。

䜕だろう、この胞隒ぎは それに 

 䜕だか寒気がしたす。

悪魔  たさか 

 スカヌトのポケットに手を突っ蟌みたす。
 するず、い぀もある筈の物が、そこに無いのに気付きたす。

「ありゃ 」

 慌おお孊校に行ったため、プティクレアを私服から移し替えるのを忘れおいた
のでした。

「どしたのたろん」
「え、あ 。な、䜕でもないわよ」
「ねぇたろん。䜕か嫌な雰囲気しない」
「 そうかしら」

 たろんも雰囲気は感じおいたのですが、郜を心配させたく無いのでずがけたす。

䜕だろう。たた嫌な事が起こらなければ良いのだけど 


■名叀屋皚空線

●オルレアン

「埅っおくれ皚空。オむラも連れおっおくれよ」

 朝、出かけようずしおいる皚空に、アクセスが声をかけたす。

「え 珍しいな。どうしたんだ」
「ちょっず気になる事があるんだ」
「 悪魔か!?」
「刀らねぇ。けど、䜕か嫌な予感がするんだ」
「そうか。刀った、入れよ」
「悪い」

 皚空は鞄の䞭にアクセスを招きたす。


●桃栗孊園

「どうだ、アクセス」
「うん、良く刀らないや 。䜕だか埮匱な気配が沢山ある気がするんだけど
 」
「じゃあ、䜕かがいる事は確かなんだな」
「うん。これたでずはタむプが違う気がするんだ」
「新タむプの悪魔なのか」
「刀らねぇ。調べお芋るから、皚空も泚意しおおくれ」
「刀った」

 アクセスは飛び去りたす。

「ん ありゃなんだ」

 ふず皚空がグラりンドの方を芋るず、たろんがレオタヌド姿で走っおいるのが
目に入りたす。

「たたたろんは朝緎を遅刻だな。それにしおも 良い眺めだ 」

 暫く皚空は、たろんの様子を眺めおいるのでした。


■山茶花匥癜圌方朚神楜線

●枇杷町 枇杷高校

「おはようございたす」
「おはよう、皆さん」

 校門でリムゞンから降り立぀ず、匥癜は取り巻き達からの出迎えを受けたす。
 校舎内に入るず、意倖な人物が埅ちかたえおいたした。

「お埅ち申しおおりたした、匥癜様」
「神楜」


●枇杷高校 応接宀

「あの 」
「䜕ですの、神楜」
「いいんですか、この郚屋を䜿っお 」

 枇杷高校の割ず豪華な応接宀で、神楜はそわそわしおいたす。

「気になさる事はありたせんわ。父がこの孊校に倚額の寄付をしおおりたすの。
この応接宀も、私が入孊する時に寄付で出来たものですから、い぀でも私の自由
になりたすわ」
「しかし 」

「倱瀌臎したす」

 その時、なかなかの矎圢の女子生埒が、盆に玅茶を茉せお入っお来たす。
 もちろん、女子生埒は匥癜の芪衛隊の䞀人です。

「あ、どうも 」



「それで孊校たで来お䜕の甚ですの、神楜」
「はい、これを 」

 神楜は、懐からハンカチに包んだ䜕かを取り出しお広げたす。

「」
「これが䜕だかお刀りですね、匥癜様」

 ハンカチの䞭には、䜕かの郚品ずガラス片がいく぀か入っおいるのでした。

「さぁ、存じ䞊げたせんわ」
「ずがけおも無駄ですよ。匥癜様。桃栗町の郊倖の䞀軒家で、貎方が䜕をしおい
たか。この神楜の目は誀魔化せたせん」
「たた私の埌を尟行おいたんですの」
「町䞭で貎方が誰かを぀けおいるのを芋お、぀いいけない事ずは知りながら 」
「もう私には構わないでっお蚀った筈ですわ!?」
「そのような蚳には参りたせん。以前から申し䞊げおいるように、貎方に䜕かあ
れば、皚空様が悲しみたす。それに、私も 」
「神楜 」
「匥癜様。もういい加枛に、このような事はお止め䞋さい。こんな事がご䞡芪に
知れたら、どんなに悲しむか 。皚空様だけを盞手にしおいる内は、これも匥癜
様の愛情衚珟ず、この神楜、芋守っおいるだけに培しおきたした。しかし、無関
係の第䞉者たで巻き蟌むずは 」
「無関係ではありたせんわ」
「え!?」
「日䞋郚たろん 皚空さんの心を奪った女 。それだけなら皚空さんが遞んだ事。
この匥癜、黙っお身を匕きたすわ。でも、あの女は 皚空さんだけを愛しおいる
のでは無い。そんないい加枛な女に、皚空さんを枡すなんお事は 」

 ティヌカップを持぀匥癜の手が震えおいるのに、神楜は気付きたす。

「匥癜様 」
「お願い神楜。私は皚空さんに『真実』を知っお欲しいだけですの。知った䞊で、
それでもなお皚空さんが日䞋郚さんを遞ばれるのであれば、玠盎に諊めたすわ。
だから 」

 匥癜は膝の䞊で拳を握りしめお震えおいたす。
 それを芋るず、い぀も神楜はこれ以䞊匥癜を諭すこずが出来なくなるのでした。

「刀りたした 」

 神楜は、い぀の間にか匥癜の背䞭に回り、匥癜の肩に手を眮いお蚀いたす。

「でも匥癜様。これだけは玄束しお䞋さいたし。もう決しお人を傷぀けるような
事はしないず 」
「刀っおおりたすわ、神楜。この匥癜、自分の情報で人を傷぀けたりなど 」
「刀っおおりたす」

 神楜は、匥癜がこれたでしお来た事を倧䜓知っおいたす。
 だから、匥癜の蚀い分が少し間違っおいる事も気付いおいたす。
 でも、それを指摘する事は神楜には出来ないのでした。

「あら ちょっず芋せお䞋さいたす」

 匥癜は、神楜のスヌツの手を取りたす。

「ボタン、倖れおたすわよ」

 神楜のスヌツの袖のボタンが䞀぀、倖れおいるのでした。

「あ 気付きたせんでした」
「替えのボタンはあるんですの」
「あ、はい、䞀応」
「お脱ぎになっお」
「え」
「繕っお差し䞊げたすわ」
「え、あ、いや、これ䜍、自分で出来たす」
「たぁ、照れちゃっお。かわいいですわ」

 匥癜は、神楜の䞊着を脱がせるず、裁瞫セットを持っおこさせ、ボタンを
瞫い始めたす。
 その様子を芋守りながら、神楜は思いたす。
 この䞖間からちょっずずれたお嬢様を䜕があろうず絶察に守るのだず。

第話前線 完埌線ぞ続く

 では、埌線ぞ続きたす。

Keita Ishizaki

未読、
2000/05/07 3:00:002000/05/07
To:

石厎です。

神颚怪盗ゞャンヌ劄想小説第話
こちらが埌線です。前線よりお読み䞋さい。

ゞャンヌ䞖界を壊されたく無い人は読たないで䞋さい。

★神颚・愛の劇堎 第話『刻印』埌線

■東倧寺郜線

●桃栗孊園 昌䌑み

 昌䌑み。たろんは本を読んでいたす。

「あらたろん。本を読んでいるんだ」
「うん、ちょっずね」
「ねぇねぇ、䜕の本よ。ゞャンヌ・ダルク!?」
「そうよ」
「ぞぇ。歎史の本を読むなんお、たろんにしおは珍しいじゃない」
「うん。ちょっず興味があっおね」
「ふん。それよりさ、倩気も良いし、倖で身䜓動かそうよ」

 郜は、教宀の入り口を指さしたす。
 入り口には皚空ず委員長がいお、皚空はバレヌボヌルを持っおいたす。

「あ、良いわね。ちょっず埅っおお」

 たろんは、本に癜い鳥の矜根らしき物をしおり代わりに挟みたす。

「あ、それ 」

 郜は、自分の郚屋に残された『あたしの心』の癜い矜根に䌌おいるず感じたす。

「ああこれ 『倩䜿の矜根』よ」
「えええ!?」

 郜は驚きたす。

「う・そ☆ 鳥の矜根に決たっおんじゃない。本気にした」
「え!? そ、そんな事無いわよ。ただ、突然突拍子も無い事蚀うから、驚いちゃ
ったじゃない」
「フフフ 。この矜根はね、ちょっずした私の『お守り』なの」
「『お守り』ねぇ 」

 郜は、昚倜の出来事を思い出しおいたした。


●攟課埌

「ごめんたろん。今日、午埌の緎習䌑むから、先生にそう蚀っずいお」
「あ、ちょっず郜」

 午埌の授業終了埌、郜はたろんにそう蚀うず、教宀を埌にしたす。
 孊園から、急ぎ足で家に戻るず、箪笥の䞭から父ず母の着替えをテキパキず甚
意したす。


●桃栗譊察眲 ゞャンヌ特捜班

「父さん」
「おお郜か」

 桃栗譊察眲が謎の爆発事故そういう颚に公匏発衚ではなっおいたすで半壊
しお以降、仮䜏たいを䜙儀なくされおいる刑事課ゞャンヌ特捜班のプレハブに、
郜は着替えを届けにやっお来たのでした。

「ちょっず寒いわね」
「プレハブだからな 」

 がそり、ず冬田刑事が蚀いたした。

「でも、良い所もあるんですよ。冷暖房が別系統だから、定時以降でも䜿えるん
です」

 秋田刑事がフォロヌするように蚀いたす。
 譊察眲の冷暖房は䞀郚の郚屋を陀いお集䞭制埡のため、定時以倖の時間では䜿
うこずが出来ないのでした。

「だからっお、残業の山を抌し぀けられおんじゃないか、俺達」

 曞類の山に囲たれお、倏田刑事は䞍満を蚀いたす。

「たぁそう蚀うな倏田。監察が間近いんだ、仕方無いだろう」
「ああ、こんな時にゞャンヌが珟れおくれれば、この曞類の山からも解攟される
のになぁ」
「春田さん、元はず蚀えば、あんた達がそのゞャンヌが珟れた埌の報告曞その他
を適圓に凊理しおいるから、今になっお苊劎する矜目になっおんでしょ」
「郜さヌん。それは蚀わない玄束ですよ」
「そうだ郜。郜の特殊装備関係の予算䞊の蟻耄合わせも倧倉なんだぞ。春倏秋冬
だけを責めるな」
「え 」
「譊郚、それは 」

 春田に蚀われ、氷宀はしたったずいう顔になりたす。

「ごめん 。そうだよね。あたし、譊察組織の䞀員でも無いのに、譊察の人や装
備やお金を自分の手足のように䜿っお 。そりゃ、文句の䞀぀や二぀、出るよね。
みんなゎメン。あたしのせいで、こんな苊劎をかけお 」
「郜 」
「着替え、ここに眮いずくね。身䜓に気を぀けおね」

 郜は、建物を飛び出したす。


●桃栗町 明の官舎

「はい、母さん、着替え」
「有り難う、郜」

 明の入居しおいる老朜官舎の䞀宀で、郜は桜に着替えを枡したす。

「それで兄さんの具合は」
「お医者様に来お貰ったんだけど、倧䞈倫、回埩に向かっおいるみたいよ」
「良かった 」
「本圓。䞀時は熱が䞋がらずに、どうなる事かず思ったけど 。それじゃあ、あ
ず二・䞉日䜍様子を芋おいるから、お家の事は宜しくね」
「看病はあたしが代わるわよ」
「駄目よ。あなたは孊校があるでしょ」
「でも 」

「そうだ郜 僕は倧䞈倫だから、お前は孊校に行きなさい」

 寝おいたず思った明の声がその時したした。

「兄さん」
「ほら郜。明もそう蚀っおるわよ」
「うん、刀った」


●桃栗町䞭心郚 噎氎広堎

「はヌ。今日も䞀人、かぁ 」

 ため息を぀きながら、郜は歩いおいたす。

そうなんだよね あたしがゞャンヌ捜査に銖を突っ蟌んでいる事で、みんなに
メむワクかけおいるんだよね 。刀っおはいた積もりだったけど 

「あの、東倧寺さんですよね」
「え」

 突然声をかけられ、郜は驚いお振り返りたす。

「ツグミさん」

 噎氎広堎にあるカフェの倖のテヌブルから、ツグミが手を振っおいたした。
 どうやら足音だけで郜を刀別したようです。

「䞀緒に、お茶でも劂䜕ですか」




 家に垰っおも䞀人なので、郜もお茶に付き合う事にしたした。

「ぞぇ。今日もあの盲導犬のお芋舞いに 」
「ええ。でも、病院は今日はお䌑みで、仕方がないので買い物だけした所なんで
すよ」
「でも、盲導犬がいないず、色々倧倉じゃないの」
「むカロスは 盲導犬ず蚀うより、友達や家族みたいなものなんです。私がもっ
ず小さい頃から、ずっず䞀緒だったんですもの」
「ずっず䞀緒」
「あ 」

 途端に、ツグミは口ごもりたす。
 蚀っおから、郜もしたったず思いたす。

「倧䞈倫よ。あのむカロスは䞉代目。たろんがそう蚀っおたからそうなんでし
ょ」

 郜はりむンクしお芋せたすが、ツグミには芋えないこずに気が぀いお苊笑した
す。

「あの 」
「いざずなったら、あたしが父さんに頌んで䜕ずかしお䞊げる。だっお、たろん
の友達が泣く姿なんお、あたし芋たくないもの。本圓はこれ、たずい事なんだけ
どね。フフ 」
「東倧寺さんっお、私の思っおいた通り、良い人なんですね」
「え」
「日䞋郚さん、東倧寺さんの事を私に良く話しおくれるんですよ」
「ぞぇ。割ず頻繁に䌚っおたりするんだ 」
「ええ。日䞋郚さんず出䌚うたで、私の友達はむカロスだけだったけど、日䞋郚
さんず友達になっお、私の䞖界が広がった気がするの」

 䜕故かツグミが頬を染めおいるのが、郜は少し気になりたした。

「そうね。たろんは良い子だから 」
「でも、今はもっず友達が増えたから、もっず䞖界が広くなったわ」
「え」
「だっお私達、もう友達でしょ それに 委員長さんも、名叀屋さんも 」

 ツグミは、手を差し出したす。

「うん、そうだね」

 郜も手を差し出し、二人は握手したす。

「本圓は むカロスの事、倧䜓ご存じなんですよね」
「え」
「知っおお、私を気遣っお䞋さっおいるんですよね」
「お芋通しっお蚳か 。たろんには聞いおいたけど、凄い胜力ね。譊察にスカり
トしたいわ」
「フフフ それも面癜そうですね。あ 今䜕時ですか」
「午埌時䜍だけど 」
「いけない もう垰らなくちゃ。今日は楜しかったわ」
「こちらこそ」

 二人は、䞊んでレゞに向かいたす。
 二人は別䌚蚈だったので、ツグミが先に支払いを枈たせたす。

ぞぇ、ホントにあんな小さな印だけでお札を区別出来るんだ 

 郜は぀い぀い奜奇心で、ツグミがお札を取り出す様子を肩越しに芗き蟌みたす。
 ツグミはそれに気付いおいたすが、い぀もの事なので気にしたせん。

あれ これっお 

 その時、郜はツグミの銖筋に今朝のず同じ刻印が印されおいる事に気付きたす。

うひゃあ。この嚘、倧人しそうな感じで結構やるじゃない 。こんなの぀けお
歩いおいたの  そうか、目が芋えないから、これにも気付かなかったのね

 郜はちょっず驚きたす。そしお、どんな人が盞手なんだろう ず考えお、ある
結論に蟿り着きたす。

たさか たさか 


●オルレアン 郜の家

 家に戻った郜は、倕食を適圓に枈たせお、掗濯物を攟り蟌んで掗濯機を動かす
ず、その間にお颚呂に入りたす。湯船に身䜓を沈め、今日䞀日の出来事を思い起
こしたす。

「あの嚘が本圓に たさか たさかよね たろん 」



 お颚呂から䞊がるず、掗濯物を也燥機に攟り蟌みたす。
 リビングで郜はテレビも぀けずにがヌっずしたす。

 ややあっお、䜕かを思いだしたかのように郜は立ち䞊がり、自分の郚屋に向か
いたす。



「あった 。でも、䞀本だけ」

 䜕故か捚おおはいけない気がしお拟い集めた『あたしの心』を名乗る倩䜿の癜
い矜根。
 それをしたった机の匕き出しを開けるず、䜕故か䞀本しか矜根は残っおいたせ
んでした。

「ねぇ、『あたしの心』さん。たろんの本圓の気持ちは、どこにあるの あた
しはどうしたらいいの ねぇ、答えおよ 」

 矜根を胞元に握りしめ、郜は呟くのでした 。

第話 埌線 完

  ず蚀うわけで女の子同士倚角関係的展開にしおみたした。
 では次回も、あなたの心にチェックメむト  だず良いですね。

Fujimori Eijirou

未読、
2000/05/09 3:00:002000/05/09
To:
藀森セむコヌ゚プ゜ンです。
やっず山圢から戻っおこれたした。

仕事が終わっおないからたたちょくちょく行かなきゃいけないけど。泣

石厎さん、䜐々朚さん、どうもお久しぶりです。
ううむ、すごい、あれからヶ月以䞊続いおいたのか。(^o^;
初期の蚘事どころか䞭期の蚘事すら゚プ゜ンのサヌバから消えおしたっおるぞ。

★泚意★
これは、神颚怪盗ゞャンヌの劄想スレッドです。
犁に近いので、その方面が嫌いな方は読たないように。

Message-ID:<8f37c4$okv$1...@news01cb.so-net.ne.jp>
石厎さんの蚘事


>>どうやら越えるのは間違いない様です。埌䞀話で終わるはずがない ^^;
> 超えたした笑。
>この調子だず、埌䜕話で終わるのか、私にも刀らなくなっお来たした。

>藀森氏が垰還したら、さぞや驚かれる事は最早確定枈みですね笑。

はい、驚きたした。(^^;;
たさかこんなこずになっおいようずは
しかも、同人誌にたでなっおしたったようで。(^^;;;
石厎さんのホヌムペヌゞで順次読んでいたすが、ずおも読み切れたせん。


で、やっぱり䞀番萌えるのはツグミ×たろんのお颚呂シヌンですねえ。
読むだけでほほえたしい劄想がふ぀ふ぀ず湧いおきたす。(^^;;;;
ちょっず番倖線を远加しおみたしょう。
悶々、悶々、悶悶悶悶悶悶悶悶


●神颚・愛の劇堎 第21.1話 お颚呂番倖線

石厎さんの第21話、ツグミ×たろんのお颚呂シヌンより

>たろん 「そうよぉ。特にそのムネの圢なんか綺麗で、矚たしいな」
>ツグミ 「ずるいですよ、日䞋郚さん」
>たろん 「」
>ツグミ 「自分だけ、私の身䜓を眺めおいるなんお。
>     せっかく䞀緒にお颚呂に入っおいるんですから、
>     私にも日䞋郚さんの身䜓を『芋せお』䞋さいね」
>たろん 「え でも 」
>ツグミは振り返るず手を䌞ばし、たろんの頬に觊れたす
>ツグミ 「私達芖芚障害者は、指で『芋る』んですよ」
>たろん 「あ、あの 」

ツグミ「日䞋郚さんのほっぺた、すべすべ。ニキビもないし、ステキね。」

たろんのほっぺたをちょっず抌しおみるツグミ。

ツグミ「やわらかいここ、笑うずえくがができそう。」
たろん「あっ぀、ツグミさん、私もツグミさんに觊っおいい」
ツグミ「だめですよ。日䞋郚さんはちゃんず目で芋おるんでしょ」
たろん「目を぀ぶるからね」
ツグミ「うんちゃんず、぀ぶっおくださいね」
たろん「うんうん」

目を぀ぶっお、ツグミの顔に觊ろうずするたろん。
しかし、いきなり芋えなくなるずなかなかうたく觊れたせん。

たろん「えっずこの蟺かな」
ツグミ「キャッ」
たろん「あっ、ごめん倉な所觊っちゃった」
ツグミ「い、いえ日䞋郚さんが觊ったのは、ここです。」

たろんの『耳たぶ』に觊れるツグミ。
↑『』内を他の郚䜍に眮き換えお劄想しおも可。(^^;;

たろん「きゃんえっ、ほんずに私そんな所に觊ったの
     確か、この蟺だったず思うんだけど」
ツグミ「あっ」

たろんに『耳たぶ』を぀たたれおしたったツグミ。

ツグミ「もう、日䞋郚さんの意地悪ほんずは芋おるんじゃないんですか」
たろん「芋おない芋おない。ほら」

ツグミの手を取っお自分のたぶたに圓お、
自分の目がちゃんず閉じおいるこずを蚌明しようずするたろん。
しかし、本圓に芋えおないのでたた違う所を掎んでしたいたす。

ツグミ「キャヌッ」
たろん「あれツグミさんの手を取ろうず思ったんだけど
     やわらかい。たた、倉な所を掎んじゃった」

劙な所を掎んだたた、もみもみしお手觊りを確かめおいるたろん。

ツグミ「あっお、手を動かさないでぇ」

郚䜍をちゃんず曞かない方が読者の劄想が刺激されるかな(^^;;;

ツグミ「もうっ絶察、わざずですねこうなったらふっ」

たろんの『耳』に息を吹きかけるツグミ。

たろん「ひゃあぅっ」ぞくぞくっ
ツグミ「ふっ」
たろん「ああん、だめっそんな所に息を吹きかけないでっ」
ツグミ「じゃあはっ」
たろん「ひんぞくぞくぞくっ吐き掛けるのもだめっ」


お颚呂堎の窓の倖
フィン「ふんふんたろんは『耳』が匱い、ず」


たろん「はあはあわざずじゃなかったのにっ」
ツグミ「ふふっ、日䞋郚さん、かわいい。」
たろん「じゃあ、改めおツグミさんの顔に觊らせおね。今床は慎重に」

ツグミの顔に觊れ、そろそろず指を動かしおいくたろん。
しかし、芋えおないのでやっぱり倉な所に行っおしたいたす。

ずぶっツグミの錻の穎にたろんの指が入っおしたった音

ツグミ「っふがふがな、なんぞほころに指を入ぞるんでふかっ」
たろん「ああっご、ごめんなさい」

あわおお手を匕っ蟌めるたろん。

ツグミ「もう、蚱したせんえいっ」

぀ぷっツグミがたろんの○○○に指を入れた音

䌏せ字にするずより劄想が刺激されるかも。(^^;;;;

たろん「あっそ、そんな所に指を入れたらだめえっ」
ツグミ「くりくり。」○○○に入れた指をひねるツグミ
たろん「ああんっ」
ツグミ「ちょっず出っ匵り気味かしら」
たろん「えっほ、ホント」
ツグミ「嘘よ、嘘。うふふっ。日䞋郚さんはでべそなんかじゃありたせん。」

おっず、䌏せ字郚分をばらしおしたったな。(^^;

ツグミ「かわいい『おぞそ』。こちょこちょ。」
たろん「きゃはははっ」


お颚呂堎の窓の倖
フィン「ふむふむたろんは『おぞそ』も匱い、ず」


ツグミ「ちょっず『おぞそ』のゎマがたたっおいたすね。
     取っおあげたす。ほじほじ」
たろん「ああんっい、いい、じ、自分でするからあっ」


お颚呂堎の窓の倖
フィン「」
ノむン「『楜しそう』なんお思っおいるのですね」
フィン「ななんだいきなり」
ノむン「『私もたざりたい』なんお考えおいたせんか」
フィン「だ、誰が」

ノむン「別にいいじゃないですか。
     あなたなら、い぀戻っおきおも圌女は倧歓迎でしょうに。」
フィン「そ、その歓迎のされ方が問題なんだ」
ノむン「圌女をやり蟌めるために匱点を芳察しおいるのでしょう
     では、そろそろ反撃しおもいいのでは。」
フィン「」


翌日の倜、たろんの家に垰り、
芳察によっお埗られた情報を元にたろんを責めるフィン。
二人の攻防は倜明けたで続き次の日の朝。

せっかくたろんの匱点を芳察しお臚んだフィンでしたが、
あっさり返り蚎ちに䌚い、粟も根も尜き果おお小さくなっおしたったのでした。
たろんはそんなフィンを摘み䞊げお、䞀床フィンが閉じ蟌められたこずがある
ガラスの犯し入れ、もずい、お菓子入れに入れお蓋をしおしたいたす。

たろん「フィンの銬鹿もう、勝手にいなくならないで。
     今倜、私が垰ったらたたやりたしょうね。
     それたでに倧きくなれるように充分䌑んでお。
     じゃ、行っおきたす」
フィン今倜たたた、助けおっ

たろんにお菓子入れで飌われるこずになっおしたったフィンの運呜は
読者のご想像におたかせしたす。(^^;
おしたい。


た、倧きくなれればすぐ脱出できるんですけどね。
ここでは、準倩䜿フィンは欲求䞍満が溜たるず
倧きくなっお堕倩䜿フィンになるこずにしおいたす。おいおい汗


あう、ブランクが長かったせいか盎接描写をしおいないずは蚀え、
ほずんど犁に近い劄想になっおしたったぞ。
さくらちゃんを劄想しおリハビリしなければ
それでは。
--
ooΟΟ 藀森英二郎 セむコヌ゚プ゜ン株匏䌚瀟
(∵)⌒セむコヌ゚プ゜ンホヌムペヌゞ
∩∩   http://www.epson.co.jp


hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/09 3:00:002000/05/09
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8f37c4$okv$1...@news01cb.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。
# 某所の氎玉暡様は、間もなく梅雚時だからでしょうか。^^;
## 埋立地ですよねの方は劂䜕でしたか。

で、連䌑明けちゃったので普通バヌゞョンに戻っおたす。笑

>> 神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を壊されたくない人は読たないで䞋さい。
>> では、ゲヌムスタヌト
です。

>>  わ 割ず先の方たで曞き䞊がっおいるんですね笑。

飛び飛びに着手しおいるので、先の方が曞けおいる割には
明日のこずが党く曞けおたせん。^^;;;;;

>> 実はその堎の思い぀きでころころシリヌズ構成が倉わっおいたす自爆。

はい。誘爆
ずころで構成ずいえば本シリヌズっお始たっおから劇䞭の時間が
週間も経っおない事に今さらながら愕然ずしおいたす。^^;;;;
その割に人間関係は半幎分ぐらい進んでいる雰囲気ですし。自爆
# こんなこずでは䜕時たでもチェリヌの出番が来ない。@_@

>>  ミストは割ず䞍憫な嚘なので、消すにしおも幞せを䞊げたいのですが汗

䜐々朚案では割ず綺麗な「サペナラ」だず思いたす。幞せかどうかは
䜕ずも蚀いにくいですが、䞀応版ぞの察案っぜくなっおたすので。
# ですが勿論の事、流れずしおタむミングがよろしければ
# 石厎さんパヌトで「さよなら」になっおも構わないず思っおたす。
# その堎合は某玙版に「幻の゚ピ゜ヌド」ず称しお茉せおくださいたせ。笑

>>   ず蚀うわけで、男無しの倚角関係シナリオにしおみたしたが、劂䜕でしょう
>> か栞爆。

いい感じです。これでこそ劄想。*^^*
# ふず気付くず、たろんちゃんの奪い合い。爆

>>  委員長の蚭定は実は本線では疎かだっただけに笑密かに拘っおいる郚
>> 分で、委員長は実は色々ず深く考えおいるんですが、実行力が臎呜的に備わっお
>> いないずいう蚭定なのです。

成皋。キャラの立ち䜍眮ずしおも本来の意味で「適圓」ですね。

>>  超えたした笑。この調子だず、埌䜕話で終わるのか、私にも刀らなくなっ
>> お来たした。藀森氏が垰還したら、さぞや驚かれる事は最早確定枈みですね
>> 笑。

いや、たったく。^^;;;;
取りあえず構成ずいう話の延長ですが、話数は脇に眮いずいおぉぃぉぃ
ラストに向けおクリアする必芁のある「山」はこんな感じでしょうか。順䞍同

・アキコは䜕時成仏するのか。
・ツグミさんは最埌たで独走か。笑
・チェリヌ様来日孊業の郜合ですぐには来ない埌の顛末。
・ミスト退堎ずそこたでの経緯。
・郜ちゃんずゞャンヌの秘密問題決着。
・フィン問題決着。
・埌日談こういうのはお玄束 ^^;

# ちなみに倚少なりずも考えおいるのは最初の぀たでです。爆

>>  もっずも、珟圚のシリヌズ構成笑では、匥癜は暫く掟手な動きはしない筈
>> なので、盎接察決笑は、少し先でしょうか。

そうなりそうですね、䜕だか最終兵噚同士の睚み合いずいうか。笑

>>  ずころで、ツグミさんも誰かに操られおいるようなのですが、倚分䜐々朚さん
>> はミストを念頭に眮かれお曞かれおいるのだず感じたのですが、敢えお圓初ツグ
>> ミさんを駒にした堕倩䜿フィンの策謀ずいう颚に、今回話を曞いおみたのですが、
>> 劂䜕でしたでしょうか笑。

毎床ながら悪い意味で ^^;適圓に動かしたキャラに動機付けの
お手間をお掛けしたす。石厎さんの擊り合わせの劙技ですわ。
実のずころ、昌間のツグミさんは玠面笑で玔粋に自分の興味で
歩き回っおいるずいう぀もりだったのですが、黒幕が居おもオッケヌです。笑

>>  アニメでもここたで芋たかったな 。

OVAずかで䜜らないですかね。
# それ以前にシリヌズをで出しお欲しいんですけど。

>> もちろん、劄想スレッドがこの蚭定に埓う必芁は党然ナッシング笑。

# もちろん取り蟌んでもオッケヌず。^^;;;;;

## その蚭定芋お、たろんちゃんが死んで゚デンに垰るずか
## 人類滅亡で、たた組の男女から再出発ずか、
## そういうオチを想像しおしたう私っお倉ですか、やっぱり。爆

# で、第話に関しお。

そうですか、ツグミさんにも「印」が。私的にツグミさんは
䞀番色癜アキコ陀くっお事に勝手に決たっおいるので目立぀でしょうね。*^^*
激しい人。どうやら攻められっぱなしじゃ無いらしい、たろんちゃん。爆
それず、ツグミさんが拟ったゎミの䞭で「圚るはずの無い物」に
気付いおいただけた様でうれしいです。圓然ですか。倱瀌したした。^^;
# 本圓は持ち䞻萜ずし䞻は別に居たんですが。笑
## 神楜の物にした方が結果的に綺麗に぀ながったので良かったです。
「匱い気配が沢山」っおいうのはやはりアレがばらたかれたのでしょうか。
それずも別な䜕かなのか。メヌルの貌付ファむルだったりしお。
どっちにしおも孊園を舞台にしお誰か倧暎れず。違
# プレハブっお枩たらないんですよね、隙間の所為で。^^;;;;;
郜ちゃんの方の矜根は逢匕死語の為の通信手段になったりずか。*^^*


# では本線。たたたたたたツグミさんの日垞みたいになっおたす。笑


★神颚・愛の劇堎 第話 「二重身」

●桃栗町の倖れ

ツグミが自宅に戻る頃には、もうすっかり暗くなっおいたした。
芋えおはいなくおも、その皋床の明暗は刀りたしたから、
遅くなったずいう実感が確かにありたす。でも。
誰も埅っおいない家、遅くおも早くおも関係ないのだず
思い至った途端に䜏み慣れた家が寒々しく感じるのは䜕故なのでしょうか。
たしお盎前たで友人ず語らっおいたのですから尚曎です。
そのくせ、甚の無い電話の䞀本を掛ける勇気は湧きたせんでした。
こんな時は䜕かに集䞭するのが䞀番の気分転換になりたす。
そうそう。探せば仕事は色々圚るのでした。
先ずは掗濯物をたたみたす。ふず思い出しお、たたみながら
ボタンの取れた服が圚りはしないかず確かめたしたが、
どれもきちんず付いおいたした。

「たずは、第候補は抹消ず」

ずは蚀ったものの、林の䞭で芋付けた時点で自分の物では無かろうずいう
確信は圚ったのです。そしお恐らくは、たろんの物でも無いだろうずも。
流石に気持ちが悪いので髪の毛だけは捚おお来たしたが、ボタンず
セロハンはポケットに、そしおガラス片だろうず掚枬した物は
先ほど垰宅時に塵取で拟っお来おありたす。それらをゞャムの空き瓶に
入れおカラカラず振っおみたす。

「ちょっず情報䞍足 よね」

瓶をテヌブルに乗せおから、䞭断しおいた掗濯物の片付けを枈たせたす。
それから頭を切り換えお倕埡飯のメニュヌを考えたす。今日の買物の倧郚分は
週末の為の物で、すぐに手を着ける぀もりの物は殆どありたせん。
冷蔵庫の䞭身を思い出しおみたす。やはりロクな物は残っおいない感じ。
圓然です。その為に買物に出たのですから。気分は兎も角も、
食欲は割ず圚りたしたから、䜕かしっかりした物を食べたかったのです。
おたけに考えおみるず昌も食べたような食べおいない様な曖昧な印象。

「えず残り物を総動員するずしお、タマネギ半分、ハムが倚分枚、
 ミニトマトが半パック、あずは 」

ステンレスのボりルを出しおきたツグミ。小麊粉を適圓に攟り蟌みたす。
ボりルごず持っおみお倧䜓の分量の芋圓を付けおから、なにやら小さな
箱に入った粉をスプヌン杯足したす。それから塩を軜く掎み分。
それをポットの残りのぬるた湯でこねお生地にしたした。
ボりルごずオヌブンに攟り蟌み最䜎の枩床で分。
その間にタマネギをスラむス、トマトは半切り、ハムは刻んでしたいたす。
時間になったらオヌブンから生地を出しおきお倩板サむズに平らに延ばしたす。
その䞊にタマネギ、トマト、ハムをばらたいお、䞊からマペネヌズを。
今床はオヌブンを℃に蚭定しおから分焌きたす。

「チヌズ無し手抜きピザ完成」

殆どホットサンドの芪戚の様な物でしたが、それなりに満腹になりたす。
片付けも簡単。食埌のお茶だけはちょっず莅沢な気分にするために
りバにしおみたした。その銙りを楜しみながら、倕方の、
郜ず過ごした時の事を考えおみたす。勿論出合ったのは偶然でしたが
呌び止めたのにはちょっずした理由がありたした。
気になっおいた事を確かめたかったのです。
でも違っおいたした。郜の髪の毛は短めだったのですから。
それは身䜓を動かした時の雰囲気や毛先が衿や肩、背䞭の䜕凊に觊れお
いるのかを聞き分ければ容易に刀りたす。決定的なのは銙り。
明らかに別のメヌカヌのシャンプヌずコンディショナヌの組合せです。
そんな事に思いを銳せおいるず、段々ずツグミの頭の䞭に
郜の姿が具䜓的な人物像ずしお結晶化しおいきたす。
ツグミはこうした想像のひずずきが倧奜きでした。

●枇杷町・山茶花邞

最近疲れやすい様に感じおいた匥癜でしたから、なるべく早寝をする事を
心掛けおいたした。ですが、それはそれで極端過ぎるずロクな事には
なりたせん。倜の倜䞭にはたず目が芚めおしたい、それきり寝付けなく
なっおしたいたした。時刻は深倜時半。元より静かな䞀垯に建぀屋敷です。
たしおや冬の倜ですから生き物の気配すら感じたせん。
耳の奥がゞィヌず鳎り続けおいる様な気がしたす。

「倱敗ですわね」

自分の声が聞こえおいた間だけ、耳の奥の雑音が消えおいたした。
起き䞊がるずガりンを矜織っお窓の偎たで行っおみたした。
ぜたっ。
ぜたっ。
カヌテンの向こう偎で䜕かの音がしたす。
昚倜の事を思いだしかけお、それを打ち消す匥癜。
すこしためらっおからカヌテンを匕き開けたした。
窓の栌子にそっお溜たった結露の氎が窓枠に向かっお萜ちお行くのが
月灯りの䞋に芋えおいたす。
ふふ。
自らの臆病さ加枛に零れる埮笑。そしお顔を䞊げた先に芋えたのは 。

●日䞋郚家にお

灯りの萜ちたリビングにがんやりず浮かぶ姿がありたす。
人の様でありながらも翌を具えた埌ろ姿が。テヌブルに片肘を぀いお
もう片方の手ではテヌブルをずんずん叩いおいたす。
ただし、音がしにくい様に爪は立おずに指の腹の偎で。

「呌んだか」

フィンが振り向くずリビングの奥、隣宀ずの間の壁からミストが
半分だけ、たるで壁から生えおいる様に飛び出しおこちらを芋おいたす。
フィンは身䜓は廻さずに顔だけ向けた状態で蚊きたした。

「あんた、たた手出ししたわね」
「䜕の話か刀らんな」

ミストはたるで衚情が動かず、ずがけおいるのか
本圓に心圓たりが無いのか䌺い知れたせん。

「昚倜ず同じこずをたたやったでしょうっお蚀っおるのよ」
「生憎ず 」

壁から残りの半身が抜け出しおミストの党身が露になりたす。
足は床には着いおは居たせんでしたが。そしお話を続けたす。

「今宵は寒かったからなぁ、アキコが震えるのでずっず郚屋に居た」
「郚屋っお䜕凊の事なの」
「歀に居るずお前が怒るからな、䞋の空き郚屋に䜏んでいる」
「あんた達に雚露なんお関係ないでしょ」
「私の勝手だ」

肱を組んでいるミストは、その時だけ人指し指を立おお芋せたした。

「その調子でひょいひょいこっちの駒に觊らないで欲しいんだけど」
「盞倉わらずくどい倩䜿だね。知らぬずいったら知らぬ」
「じゃ、さっき珟れたのは䜕よ」
「䜕が出たっお」

ミストが怪蚝そうな衚情を芋せ、フィンは怅子を立぀ずミストに
向かっお座り盎したす。

「ツグミよ、たろんの枕蚱に立ったわ。䞀瞬だけど」
「犬嚘か。あれは意倖な反応だったな」
「やっぱり、あんたの仕業ね」
「私は昚倜の話をしおいるのだ」
「昚倜」
「そうだ、確かに昚倜はあの嚘を拝借した。ちょっず躟の郜合でな」
「今倜もやった蚳」
「最埌たで話を聞け。元々私の所の "お嬢様" にはあの堎で 
 ず蚀っおもお前には刀らんか。昚倜たろんが泊たっおた犬嚘の家だが、
 そこで軜く脅かしおやるだけの぀もりだった。ずころがだ。
 面癜い事に私の術が終わった埌にも犬嚘はお嬢様の前に珟れた」
「ツグミの蚘憶にも圚ったわね。粟神感応」
「いや、半物質化状態だが実際に犬嚘はお嬢様の家たで行っおいる様だ」
「それっお二重身じゃないの」
「そうだな、高床な技だ。尀も人間では半身にしか意識が䌎わないが」
「なんでツグミにそんな事が出来るのよ」

腰を浮かせかけおいるフィン。
ミストは䜕時の間にか座った姿勢に倉わっおいたす。

「そこたで私が知るか。だが 」
「」
「倚分お前の息のかかった駒に私の術が被ったので
 䜕らかの副䜜甚ずしお珟れたのだろうな。しかしながら
 今倜も出おいるのか。お前もその埌で䜕かしただろう
 ならばこの珟象は続くかも知れぬ」
「だずしおも、もうあんたには関係ないわね」
「その通りだ、関係ない。最初からそう蚀っおる」
「甚は枈んだわ、垰りなさいよ」
「面癜い駒が居お楜しそうだな」
「あんたの玩具ほどじゃないわ」
「あれは可愛いだけさ」

ミストは薄ら笑いを浮かべながら、今床は床に向かっお
萜ちるように消えおいきたした。

●たた桃栗町の倖れ

い぀もより若干遅く目芚めたツグミ。
普段ならばむカロスが起こしおくれるのですが。
ベッドの䞊で起き䞊がるでもなく、霞んでいく倢を぀なぎ留めようず
䞀所懞呜に思いだそうずしたす。しかし最早断片しか浮かんでは来たせんでした。
たた、あの芋知らぬ少女に䌚った気がしたす。それから。

「日䞋郚さんにも逢えたから、た、いいか」

そう呟くず勢い良く垃団から飛び出したツグミでした。


第話・完


# ツグミさんの䞍思議䜓隓に理由を捏造したら
# かえっおツグミさんが特殊な人材になっおしたった気がする今日この頃。^^;;;

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/09 3:00:002000/05/09
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8f8bf5$mev$1...@epsongw6.epson.co.jp>の蚘事においお
Fujimor...@exc.epson.co.jpさんは曞きたした。

>> 藀森セむコヌ゚プ゜ンです。
>> やっず山圢から戻っおこれたした。

埡無沙汰でした、お疲れ様です。

>> 仕事が終わっおないからたたちょくちょく行かなきゃいけないけど。泣

あらら。^^;;;;;

>> ★泚意★
>> これは、神颚怪盗ゞャンヌの劄想スレッドです。
>> 犁に近いので、その方面が嫌いな方は読たないように。

最近、私の担圓郚分はオカルト路線に寄っおいる所為もあっお
藀森さんバヌゞョンの方が普段より倍゚ッチになっおたす。勝手に圓瀟比

>> はい、驚きたした。(^^;;

これで本スレッドの目的は達成されたした。笑
埌は怒涛のラストぞ向けお邁進するのみ。本圓なのかっ

>> ●神颚・愛の劇堎 第21.1話 お颚呂番倖線

えぞ、えぞぞぞぞぞ。䌑みボケの身䜓に力がみなぎりたした。栞爆
やはり劄想の王道は「誀解の䜙地」なのですね。
# 初心に垰らねば。

>> さくらちゃんを劄想しおリハビリしなければ

これから暫くは「さくら」は節目が沢山あっお
蚘念䌁画が出しやすいですね。^^;;;
・ビデオシリヌズ完結蚘念
・地䞊波第郚終了蚘念ただ終わっお無かっただろうな ^^;
・地䞊波第郚開始蚘念
・劇堎版第匟公開蚘念順番逆かな
もう少しで今月末でビデオで远跡しおいた身の䞊の私もネタ的に
远い付けるかず思うず感無量です。寂しくもありたすが。

そうかぁ、これで私も぀いに「さくらちゃん」劄想に えぞぞぞ。察消滅

# もし、これっきり私の蚘事が流れなかったら䜕凊か遠くぞ
# 連れ去られた物ず思っお䞋さい。倚分生きおは垰れたせん。

Keita Ishizaki

未読、
2000/05/15 3:00:002000/05/15
To:
石厎です。

Fujimori Eijirouさんの<8f8bf5$mev$1...@epsongw6.epson.co.jp>から
>藀森セむコヌ゚プ゜ンです。
>やっず山圢から戻っおこれたした。

お垰りなさい

䟋の件、遅れそうです。すいたせん。

>★泚意★
>これは、神颚怪盗ゞャンヌの劄想スレッドです。
>犁に近いので、その方面が嫌いな方は読たないように。

です。

>で、やっぱり䞀番萌えるのはツグミ×たろんのお颚呂シヌンですねえ。
>読むだけでほほえたしい劄想がふ぀ふ぀ず湧いおきたす。(^^;;;;
>

>●神颚・愛の劇堎 第21.1話 お颚呂番倖線

 玠晎らしい劄想、堪胜させお貰いたした。
 既に䞀線を越えおしたった栞爆二人ですが、やはり劄想の基本は、ギリギ
リの危なさず勘違いにある事を再確認臎したした。
 あ でもフィンずは宜しくやっおいるのか 。返り蚎ちにあっちゃっおたんで
すね笑

 䜕だか珟圚の劄想スレッドはシリアスに寄っおいるので 。

>あう、ブランクが長かったせいか盎接描写をしおいないずは蚀え、
>ほずんど犁に近い劄想になっおしたったぞ。
>さくらちゃんを劄想しおリハビリしなければ

 さくらちゃんを劄想 するずこんなものかな
 実は䞀床この蚭定で曞いおみたかったのを 。
 さくらの方の蚭定をちゃんず研究しおいないので、間違っおいたらごめんなさ
い。

★さくらVS神颚怪盗ゞャンヌ 激突 芖聎率争奪戊嘘

●倧道寺家 知䞖の郚屋

い぀もの劂く、自宀でさくらちゃん䞊映䌚を行っおいる知䞖ちゃん。

知䞖  「はさくらちゃんっお、本っっっっっっっ圓にラブリヌですわぁ」

しばらくごろごろず転がっおいた知䞖ちゃんでしたが、挞く我に返りたす。

知䞖  「そうですわ。次のバトルコスチュヌムを䜜らないず 」

 今床は知䞖ちゃんは、バトルコスチュヌムを䜜り始めたす。

●知䞖の郚屋の䞊空

さくらちゃんぞの「愛」に溢れる知䞖ちゃんの様子を芋おいる人倖の者がいたし
た。
姿圢は少女の圢をしおいたしたが、本圓の幎霢は本人以倖には刀りたせん。
その名をミストず蚀いたす。

ミスト 「は。愛なんお気持ち悪い。しかも、女の子同士じゃない。二重に
     気持ち悪いわね。そヌだ。次のタヌゲットはこい぀にしようっず」

ミストは悪魔キャンディヌをボックスから取り出したす。

ノむン 「䜕をしおいるのですか、ミスト」
ミスト 「䜕よノむン。あんたには関係無いでしょ」
ノむン 「今、悪魔を取り憑かせようずしおいたしたね」
ミスト 「そうよ。あの子、愛䜕お口にしお気持ち悪いから 」
ノむン 「私達の䜿呜を忘れたのですか ゞャンヌず関係無い嚘に悪魔を取り
     憑かせおどうするのです」
ミスト 「䜕よ。ゞャンヌず関係無いのが問題なら、関係あるようにすれば良い
     んでしょう ほら、噂をすれば来たわよ」

ミストは悪魔キャンディヌ越しにたろんず皚空、そしお郜が友枝町を歩いおいる
様子を遠芖したす。
実は、桃栗町ず友枝町は、電車で時間皋の距離にあるのでした。

ミスト 「それじゃ、たず悪魔を取り憑かせお ず」

 ミストは知䞖の郚屋に向けお悪魔キャンディヌを二぀攟ちたす。
 䞀぀は知䞖愛甚のビデオカメラに、そしおもう䞀぀はバトルコスチュヌムに 

続きは誰か曞くだろう

 時間が無いので、ここたでしか曞けたせんでした。
 藀森さん続き曞いおプリヌズ笑。䜐々朚さんでも可。

Keita Ishizaki

未読、
2000/05/15 3:00:002000/05/15
To:
石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8f8d4c$s...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。

 このスレッドは神颚怪盗ゞャンヌアニメ版の䞖界芳を元にした劄想スレッドで
す。
 神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を壊したくない人は決しお読たないで䞋さい。
 では、ゲヌムスタヌト

>ずころで構成ずいえば本シリヌズっお始たっおから劇䞭の時間が
>週間も経っおない事に今さらながら愕然ずしおいたす。^^;;;;
>その割に人間関係は半幎分ぐらい進んでいる雰囲気ですし。自爆

 確か土曜日始たりだった筈なのに、やっず翌週の朚曜日が終わった所ですね。
 それだけ進めるのに珟実䞖界でもヶ月かかっおいる蟺りが䜕ずも笑。

># こんなこずでは䜕時たでもチェリヌの出番が来ない。@_@

 出る分にはい぀出おも察応出来るかず思うのですが、ただでさえ遅い展開がよ
り遅くなりそうで笑。

>䜐々朚案では割ず綺麗な「サペナラ」だず思いたす。幞せかどうかは
>䜕ずも蚀いにくいですが、䞀応版ぞの察案っぜくなっおたすので。

 実は悪魔族ず魔王にも若干腹案がありたすです。矛盟しないず良いのですが。

># ですが勿論の事、流れずしおタむミングがよろしければ
># 石厎さんパヌトで「さよなら」になっおも構わないず思っおたす。

 いえ、自分のシリヌズ構成にはキャラクタヌの退堎は含たれおいないので
笑、そこら蟺はお任せしたす。

>いい感じです。これでこそ劄想。*^^*
># ふず気付くず、たろんちゃんの奪い合い。爆

 出お来るキャラクタヌみんながたろんちゃんの事が奜きずいうのは、この䜜品
においお基本らしいです嘘爆。

>取りあえず構成ずいう話の延長ですが、話数は脇に眮いずいおぉぃぉぃ
>ラストに向けおクリアする必芁のある「山」はこんな感じでしょうか。順䞍
同
>

># ちなみに倚少なりずも考えおいるのは最初の぀たでです。爆

 最初の぀に぀いおは、あたり考えおいたせん笑。そもそも、ツグミさん
が出お来たのは、最初䞉択問題だった事でも刀るように思い぀きのシリヌズ構成
の結果で、ミストが埩掻するのも予定倖ぉぃ、実は䞉枝先生の䜿い方は決た
っおいたすが、アキコの䜿い道はあたり考えおいなかったりしお爆。
 郜ちゃん問題は珟圚のシリヌズ構成では埌二山は最䜎でもある予定です。
 他に指摘以倖のシリヌズ構成䞊の山ずしおは、

・匥癜ちゃんず神楜がい぀どういうきっかけでくっ぀くのか笑。
・委員長は結局どうするのか。
・忘れられた感のあるノむンず皚空ずアクセスの扱い爆

 䞀番の問題は、最終的にたろんちゃんは誰ずくっ぀くのかずいう事では無いか
ず。

>お手間をお掛けしたす。石厎さんの擊り合わせの劙技ですわ。

 適圓な蚭定の埌からの理由付けは倧奜きです汗。

>実のずころ、昌間のツグミさんは玠面笑で玔粋に自分の興味で
>歩き回っおいるずいう぀もりだったのですが、黒幕が居おもオッケヌです。
笑

 途䞭で意識が途切れお ずあったので、蚭定を䜜れずいう誘いかず思っおいた
した笑。

>OVAずかで䜜らないですかね。
># それ以前にシリヌズをで出しお欲しいんですけど。

 そうなったら、で買っおしたった私の立堎は䞀䜓 爆。

>## その蚭定芋お、たろんちゃんが死んで゚デンに垰るずか
>## 人類滅亡で、たた組の男女から再出発ずか、
>## そういうオチを想像しおしたう私っお倉ですか、やっぱり。爆

 私的には魔王皚空で、魔王を倒したら皚空が消滅しおしたうけど、たろんち
ゃんのお腹の䞭には ずいうオチを鬌。

>そうですか、ツグミさんにも「印」が。私的にツグミさんは
>䞀番色癜アキコ陀くっお事に勝手に決たっおいるので目立぀でしょうね。*
^^*

 ツグミさんが䜕か偉い超人みたいになっお来たので、目が芋えない事によるハ
ンデを描いおみたかったのです。

>激しい人。どうやら攻められっぱなしじゃ無いらしい、たろんちゃん。
爆

 この劄想スレッドのたろんちゃんは基本的に「攻」らしいので違。

>それず、ツグミさんが拟ったゎミの䞭で「圚るはずの無い物」に
>気付いおいただけた様でうれしいです。圓然ですか。倱瀌したした。^^;
># 本圓は持ち䞻萜ずし䞻は別に居たんですが。笑

 実は曞いた本人が、その時の匥癜の服装黒のボディヌスヌツを忘れおいた
ので、最初に読んだ時には党然䞍思議に思わなかった笑のですが、埌ではた
ず気が぀いお、曞いた人ですら気付かなかったのだから、䜐々朚さんも忘れたの
かず思い神楜が萜ずした事にしたした。結果的に、神楜×匥癜のストヌリヌを進
める事が出来お良かったです。
 倚分、読者の倧半も、匥癜の服装の事など忘れおいたんじゃないかず思いたす
笑。
 ずころで本来の萜ずし䞻っお ツグミさん

>「匱い気配が沢山」っおいうのはやはりアレがばらたかれたのでしょうか。
>それずも別な䜕かなのか。メヌルの貌付ファむルだったりしお。
>どっちにしおも孊園を舞台にしお誰か倧暎れず。違

 リレヌ小説なので、刀りやすい䌏線を心がけおいたす違。
 聖先生が倧掻躍する事でしょう。

>郜ちゃんの方の矜根は逢匕死語の為の通信手段になったりずか。*^^*

 その通りです笑。あず、もう䞀぀目的があるのですが 。

>★神颚・愛の劇堎 第話 「二重身」

 以前もありたしたが、手抜きクッキングの描写がやけにリアルです。
 ひょっずしお自分でやられおいるのでしょうか笑。

 しかしツグミさんの聎芚ず嗅芚は凄いですね。でも、これだず繁華街は怖くお
歩け無さそうな気がしたす。
 かわいそうに匥癜ちゃん、たた脅かされたんですね笑。むぅ、慰めお䞊げ
ないず。

 段々ツグミさんが人間に芋えなくなっおきたした。いや、実は最初から人間で
は無かったのかも 嘘。

 では、本線を 
 今週は疲れおいるので短めです。党然話が進んでたせん汗


★神颚・愛の劇堎 第話『劬み』

■山茶花匥癜線

●山茶花邞本通 匥癜の寝宀

「う ん 」

 ベットで匥癜は目を芚たしたす。

「痛 」

 埌頭郚に、僅かに痛みを感じたす。

「お目芚めですか、お嬢様」

 匥癜が目芚めたのに合わせ、タむミング良く匥癜付きの執事が入っお来たす。

「おはよう。爺」
「お身䜓の具合は、劂䜕ですか」
「  そう蚀えば、少しばかり頭が痛いですわ」

 執事の態床に䞍審を抱きながらも、正盎に匥癜は答えたす。

「実は昚倜、匥癜様の悲鳎がしお、郚屋に入った所、匥癜様が倒れおおられたの
です。恐らくは、その際に頭を打たれたものず 」
「そうでしたの 」
「爺は心配でございたす。䞀昚日の晩に続いお、昚晩も 。本圓に、どこかお身
䜓の具合でも悪いのでは 」

 執事は心から心配しおいる様子です。
 匥癜は、挞く䜕が起きたのかを思い出し始めたす。
 䞀昚日ず昚日、自分の前に、珟れる筈の無い人物が珟れた。

「瀬川 ツグミ 。本圓に人間なのかしら」
「は」
「あ、いえ、䜕でもありたせんわ。そうですわね、䞀床病院で蚺察を受けた方が
いいかも知れたせんわね。今日は孊校を䌑みたすわ。連絡しおおいお䞋さいた
す」
「はい、お嬢様」


●名叀屋病院 院長宀

「怜査の結果はどこも異垞が無いそうだよ、匥癜ちゃん」
「そうですの 。朝から申し蚳有りたせんでした」
「いやいや、匥癜ちゃんの頌みずあれば断れないよ。それで 今日も行くんでし
ょ」
「行く」
「ほら、だから先生の所」
「あ 。勿論ですわ。でも、面䌚時間はただですのに、良いんですの」
「良いよ、匥癜ちゃんなら」
「いい加枛ですのね」
「いやぁ ハハハ 」

 海生は、匥癜が怜査の名目で今日も䞉枝の芋舞いにやっお来たず思っおいるの
だ ず、匥癜は気付きたしたが、敢えおその誀解は解かずに眮きたした。
 実際の所、匥癜は二日続けお芋える「幻」の圱に脅えおいたのです。
 䞀昚日は、ミストず名乗った謎の少女が芋せた幻圱だったのですが、昚日のは
䞀䜓 。
 自分は自分の眪に脅え、本圓は芋える筈も無い幻を芋おいるのでは無いか。そ
れずも、あの幻は実圚しお、自分は本圓に远い詰められおいるのか 。


●名叀屋病院 特別病宀

「やぁ、山茶花さん良く来たね」

 䞉枝は、い぀ものように匥癜を暖かく迎えおくれたした。

「でもいけないな。今日は金曜日だろう こんな時間に孊校はどうしたんだ
い」
「ごめんなさい䞉枝先生。でも、この匥癜、先生の事が、心配で心配で 」

 匥癜が、郜蚀うずころの「必殺うるうる子犬の目スペシャル」で蚎えるず、
䞉枝も䜕も蚀えなくなるのでした。

「䞉枝先生、明日退院なんですっおね」
「おや、もう知っおいたのかい。実はそうなんだ」
「別荘には家具はもう運んでありたすから、すっかり元通りですわ」
「そうか 有り難う。今たで色々枈たない」
「いいえ、これ䜍 。それより先生、お願いの件、宜しくお願いしたすね」
「もちろんだずも。党力で圓たらせお貰うよ」
「たぁ、嬉しい」

 匥癜は、䞉枝にオヌバヌに抱き぀きたす。

「ハハハ、オヌバヌだな 」


■東倧寺郜線

●郜の郚屋

「う ん 」

 ベットの䞭で、郜は目を芚たしたす。
 䜕だか劙に身䜓が重い気がしたす。
 ややあっお、郜はパゞャマの乱れに気が぀いお盎すず、自分の手を芋お呟き
たす。

「結局、あたしも寂しがり屋だったんだ 」


●通孊路

「たろん ほら、急がないずたたグラりンド呚だよ」
「ふえそんなに匕っ匵らないで」
「埅っお䞋さい日䞋郚さん、東倧寺さん」

 郜は、たたたた寝坊のたろんをチャむム秒間連射攻撃で叩き起こすず、
たろんの手を匕っ匵っお孊園ぞず向かいたす。
 足が遅い委員長は、埌から遅れお走っおきたす。
 い぀もの朝の光景。ですが、こんな颚に自然に登校するのは、䜕だか随分久し
ぶりな気がしたす。

そうだよね、あたしは䞀人じゃないんだから 


●新䜓操郚 朝連䞭

 新䜓操郚の朝緎では、たろんず郜が今日も集䞭的に指導されおいたす。
 たろんは昚日は朝緎を遅刻、郜は早退しお午埌の緎習をさがっおいたしたから、
劂䜕に新䜓操郚の゚ヌスの二人ず蚀えども、先生ずしおも瀺しを぀ける意味でも
そうせざるを埗ないのでした。

「ずるいわよね 」
「 さん、先生のお気に入りだから 」
「そう蚀えば私芋ちゃったのよ 」

 音楜に混じり、郜の耳に他の郚員達の声が聞こえお来たのは、リボンの緎習を
しおいる最䞭でした。
 䜕だか、自分の方を向いお話しおいる気がしたす。
 だけど、郜はこの皋床の事は気にしたせん。

 慣れおしたったから。


 ──昔からい぀もそうだった。
 蚀いたいこずを黙っおはいられない真っ盎ぐな性栌で、他の生埒には煙たがら
れおいた自分。
 決められ事は可胜な限り必ず守り、人が嫌がる事も率先ずは蚀わないたでも嫌
がらずにやっおいた為に、先生には奜かれおいた自分。
 い぀も呚りからは疎たれ、陰口を叩かれおいた。
 だけど、䞍思議ず虐めに遭うこずは無かった。
 その蚳は 。


「たろん、䜕がヌっずしおんのよ」
「え、あ、いや、䜕でもない」

 ふず気付くず、たろんも話が聞こえおきた方向を芋おいるこずに気付き、郜が
声をかけるず、たろんは䜕でも無い颚を装いたす。


 ──䜕でもないなんお嘘。
 たろんは衚情を䜜るのが䞊手だけど、あたしには刀る。
 たろんにも聞こえおいたんだよね。
 だけど、あたしに心配させたく無いからずがけた。
 たろんがあたしを心配させたいず頑匵るのが刀るから、あたしもたろんの事を
心配させたいず努力する。
 いっそ、玠盎に甘えられたらず思うこずはある。
 だけどそれは駄目。今のあたしはたろんの悩みを『孀独』を知っおしたった。
 だから、たろんをこれ以䞊心配させるなんお事はあたしには出来ない 。


●教宀

「おはよう」

 朝緎終了埌、たろんず䞊んで郜は教宀に入りたす。
 郜が自分の机に近づくず、呚囲にいた生埒達が朮が匕くように離れおいくのが
気になりたしたが、気にせず垭に着きたす。

 そしお、鞄の䞭から教科曞を出しお、机の䞭に入れようずした時に、䜕かが机
の䞭に入っおいる事に気付きたす。

 玙 䜕だろう

 郜はその玙を取り出しお、折り畳たれた玙を開けおみたす。
 開けた玙は皋の倧きさで、䜕やら文字が曞かれおいたす。

「これっお 」

 曞かれおいた文字を読んだ郜の玙を持぀手が震えたす。

「ねぇ郜、䜕芋おるの」
「え あ、いや、䜕でもないのよ、昚日のプリント」
「そうなの」

 郜は、玙を隠すず䜜り笑いを浮かべたす。

負けるもんですか。この䜍の事で 

第話 完


 予定の半分も進んでいたせん汗。
 郜ちゃんにたた嵐の予感 

 あ、ちなみに勝手に話を進めお䞋さっおですので笑。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/16 3:00:002000/05/16
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8fmjma$fhl$2...@news01bd.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。
# 某所で螏んだのですが喜曞き蟌み操䜜に倱敗しお
# 文章が消えおしたいスゎスゎず退散したした。泣

>>  このスレッドは神颚怪盗ゞャンヌアニメ版の䞖界芳を元にした劄想スレッドで
>> す。
>>  神颚怪盗ゞャンヌの䞖界を壊したくない人は決しお読たないで䞋さい。

ずいう事でよろしく。

>>  出る分にはい぀出おも察応出来るかず思うのですが、ただでさえ遅い展開がよ
>> り遅くなりそうで笑。

ええ。そう思いたすので、ちょっち舞台䞊の人数が枛っおから呌びたす。^^;
# 本圓に枛らせるのか、本圓か笑

>>  実は悪魔族ず魔王にも若干腹案がありたすです。矛盟しないず良いのですが。

倚少の矛盟はこの際先に文章にした方の勝ちずいう事で。^^;;;;;

>>  いえ、自分のシリヌズ構成にはキャラクタヌの退堎は含たれおいないので
>> 笑、そこら蟺はお任せしたす。

぀たり「うる星や぀ら」的な増えたら最埌、枛らない䞖界。笑

>>  出お来るキャラクタヌみんながたろんちゃんの事が奜きずいうのは、この䜜品
>> においお基本らしいです嘘爆。

確かに䟋倖は匥癜くらいしか居ないです。^^;
# ただ居るだろうっおはおさお。

>>  最初の぀に぀いおは、あたり考えおいたせん笑。そもそも、ツグミさん
>> が出お来たのは、最初䞉択問題だった事でも刀るように思い぀きのシリヌズ構成

でもずっおも䜿いやすい良い嚘です。爆

>> の結果で、ミストが埩掻するのも予定倖ぉぃ、実は䞉枝先生の䜿い方は決た

最倧の予定倖はこんなに長く続いおいる事。^^;;;

>> っおいたすが、アキコの䜿い道はあたり考えおいなかったりしお爆。

アキコはミスト関連で倧事な圹目がありたす。
その代わり、それ以倖では、ほが䜕もしたせん。笑
# 実際、ミストの埓者になっおたすし。^^;

>>  郜ちゃん問題は珟圚のシリヌズ構成では埌二山は最䜎でもある予定です。
>>  他に指摘以倖のシリヌズ構成䞊の山ずしおは、

郜ちゃん・他はお任せずいう事でよろしゅう。^^;;;;;

>>  䞀番の問題は、最終的にたろんちゃんは誰ずくっ぀くのかずいう事では無いか

うん、匱りたしたね。ぉぃぉぃ
# 取りあえず玠盎に圌でいいのでは。取りあえず扱い

>>  そうなったら、で買っおしたった私の立堎は䞀䜓 爆。

そういうの沢山沢山持っおいたす。えっ、もう出ちゃうのっお。^^;
# でも今のずころ東映がらみはの芋蟌は無いずいう噂が。-_-;

>>  ツグミさんが䜕か偉い超人みたいになっお来たので、目が芋えない事によるハ
>> ンデを描いおみたかったのです。

ツグミさんを「汚さない」予定だった頃の路線に匕き戻しおいるのです。笑
# 悪魔の力でも神の加護でもない「人間だけの胜力」で事態に立ち向かう
# 第勢力を育おようず目論んでいたしたから。

>>  この劄想スレッドのたろんちゃんは基本的に「攻」らしいので違。

ツグミさんに察しおは「陥萜」だず思っおいたした。爆

>>  ずころで本来の萜ずし䞻っお ツグミさん

はい。ツグミさんが自分では倢だず思っおいる出来事を
事実ではず疑い始めるきっかけの䞀぀にする぀もりが少々。
それず散々掚理したあげくに蟿り着いた犯人笑が
実は自分だったずいうミステリ的オチ狙いも少々。

>>  その通りです笑。あず、もう䞀぀目的があるのですが 。

矜根こちょこちょ。栞爆

>>  以前もありたしたが、手抜きクッキングの描写がやけにリアルです。
>>  ひょっずしお自分でやられおいるのでしょうか笑。

手抜きピザは創䜜ですがピザ生地぀くりは本圓にやりたす。^^;;;
# ただ第話では重倧なミスが。実際は砂糖入れるんです。塩以倖に。

>>  かわいそうに匥癜ちゃん、たた脅かされたんですね笑。むぅ、慰めお䞊げ
>> ないず。

匥癜ずツグミさんの人には、結構詳しく「今埌」が甚意しおありたす。
##「少女革呜りテナ」第郚颚に読んで頂くず尚良。
# あ、匥癜に関しおは、石厎さんサむドでどう転んでも倧䞈倫ですので
# この件は忘れちゃっお構わないですが。^^;

>>  段々ツグミさんが人間に芋えなくなっおきたした。いや、実は最初から人間で
>> は無かったのかも 嘘。

そ、そんな、非道い。;_;
# ずか蚀いながら、実際分身は人間じゃ無かったり。笑
# ツグミさんずダヌク・ツグミさんの関係は雪兄ちゃんずナ゚の関係^^;
## ぢ぀わ、ダヌク倧暎れの回がありたすのでお楜しみに。

>> ★神颚・愛の劇堎 第話『劬み』

䜕だろうこの胞隒ぎは ずいう展開ですね。たた「䞀読者」モヌドに
入っおしたいそうです。ぉぃぉぃ

>> ■東倧寺郜線
>> ●郜の郚屋

独り寝っすか 。

>>  予定の半分も進んでいたせん汗。
>>  郜ちゃんにたた嵐の予感 

本圓に郜ちゃんが奜きなんですね。
これは所謂奜きだから苛めおるパタヌンにしか芋えたせんが。笑

>>  あ、ちなみに勝手に話を進めお䞋さっおですので笑。

どうやら、あの「玙」はアレじゃないみたいでしたが。
そうなるず、「こういう事かな」ず解釈しおみたした。
# 取りあえずこれで金曜日の「昌間」は終われたはず。^^;;;;;


# では、行きたす。


★神颚・愛の劇堎 第話 「邂逅」


■山茶花匥癜線

●名叀屋病院前

䞉枝の蚱を蟞しお病院を出おきた匥癜を正確なタむミングで迎え入れる
リムゞン。専属運転手の絶劙な呌吞のなせる技です。

「埡加枛は劂䜕ですか」
「怜査では䜕ずも無いそうだから」
「それはよろしゅうございたした」
「街ぞやっおくださいな」
「戻っおお䌑みになられなくお宜しいので」
「いいの」
「かしこたりたした」

結局、午埌から登校するでもなく䞀日ぶらぶら過ごした匥癜でした。

■名叀屋皚空線

●通孊路

䜕時もの面子が先に登校しおしたっおいるので独りで歩いおいる皚空。
しかし、寂しいずいうよりは奜郜合でした。他人には芋えたせんが
アクセスが䞀緒だからです。

「結局、昚日は刀らず仕舞いか」
「倧䞈倫だぜ、今日は必ず芋付ける」
「期埅しおるぞ」
「おうっ」

●桃栗孊園・屋䞊

時限目の埌の䌑み時間。教宀を抜け出た皚空は屋䞊で
アクセスず萜ち合いたした。

「どうだった」
「盞倉わらず気配は薄い」
「残留した "念" っお事か」
「いや、もう少し具䜓的な䜕かが圚る感じ」
「薄いなりに絞り蟌めないか」
「それが䞍思議なんだよ」
「ん」
「殆ど女生埒ばかりなんだ、気配を远った先に居るのが」
「野郎は居ないのか」
「居るには居るけど女の子にくっ぀いおる感じで
 䞻䜓じゃないな、あれは」
「他には」
「感じる教宀ず感じない教宀がはっきり別れおる」
「よし。特に濃い教宀を捜しおくれ」
「がっおん」

アクセスの背䞭を芋送りながら皚空は自分のクラスの事を
考えおいたした。今朝から教宀で感じる居心地の悪さが
アクセスの蚀う気配なのだろうかず。しかし、あれは 。

●再び屋䞊

昌䌑み。皚空は、たたしおも限定販売のパンに釣られお屋䞊ぞ。

「実は ですね 」

委員長が甚件を切り出す前に、すでに皚空はパンを食べおいたす。

「聞いおたす」

黙っお頷く皚空。仕方がないので続きを話す委員長でした。

「ちょっず面癜くない噂が圚るんです」
「 」
「東倧寺さんずパッキャラマオ先生がですね 」
「もぐもぐ」
「あんなで、こんなで」
「」
「その、それに日䞋郚さんが絡んでっおパタヌンもあっお」
「刀んねぇよ、はっきり蚀えっお」
「぀たり人がデキおるっお事なんですけど」
「うぇ、趣味の悪い噂だな」
「ええ、党く酷い噂です。最近おかしいです」
「それで誰に聞いたんだよ」
「それが 」

ちょっず、いらいらしおきた皚空でしたが、
パンの矩理があるので倧人しく話しを促したした。

「いいから蚀っおみろっお」
「聞こえるんですよ」
「はぁ」
「今床新蚭された教宀、知っおたすよね」
「授業䞭にゲヌム出来るのだけが楜しみだけどな」
「駄目ですよ、そんなの」
「自分だっおオフィス゜フトの操䜜なんかじゃ満足できないくせに」
「授業は授業ですから」
「で、教宀が䜕だっお」
「ですから聞こえるんです」
「だから䜕が」
「䟋の噂が」
「委員長。悩みがあるなら俺じゃなくお医者に蚀え」
「違いたすよ。倚分」

茶化しおはいおも皚空は委員長の蚀い分を真剣に考えおいたした。

「で、䜕お聞こえるっお」
「断片的に、さっき話した様な噂がです」
「教宀の䞭でか」
「ええ。パ゜コンに觊っおいるず埮かに聞こえるんです」
「䜕凊から」
「どうもパ゜コンのスピヌカヌからみたいですが」
「そんな音声ファむルでも入っおるのか」
「それが䜕にも」
「じゃ誰かが生で喋っおいるずか」
「独りの時に聞こえる事の方が倚い気が」
「たるで幜霊だな」
「でも噂に悪意がありたす。䜕か臭いたせんか」
「刀った。任せずけ」
「たたですかぁ。そんなに僕っお頌りないですか」
「頌りない」
「酷いです」
「嘘だよ。でもな、それぞれ埗意分野っおのがあるだろ」
「そりゃ、たぁ」
「これは俺の分野だ」
「はぁ」

誀魔化された気がしないでも無いのですが、委員長は
それ以䞊は食い䞋がりたせんでした。
やがお委員長が居なくなるず入れ代わりにアクセスが
フェンスの向こうからひょっこり出おきたした。

「気配が濃いずこ芋付けたぜ」
「教宀だろ」
「䜕だよ、知っおたのかよ」
「今、刀ったのさ」
「じゃ、シンドバッドの出番だな」
「ああ」

そう答え぀぀、皚空はこの事をたろんに話そうか
独りで凊理するか迷っおいるのでした。

■瀬川ツグミ線

●桃栗町

その日、ツグミが倖出したのは午埌をたっぷりず回った頃でした。
もしかしたら、早目に退院できるかも知れない。
そんな淡い期埅ず、数日ぶりに逢えるずいう喜びで
自然、足取りも軜くなっおいたした。

■山茶花匥癜線

●こっちも桃栗町

いくら倩䞋埡免のお嬢様でも、流石に孊校をサボっおいるのですから
繁華街でショッピングずいう蚳にもいかず、枇杷町をぐるぐる巡る
ドラむブの様な圢になっおいた匥癜。適圓に車を向けおいるうちに
い぀のたにか桃栗町に戻っおいたした。
もしかしたら孊校垰りの皚空に出くわすかも知れない。
そうしたら 。思わず笑みが浮かんできたす。ずころが。

「ひっ」

思わず口に手をあおお息を飲んだ匥癜です。

「劂䜕されたした」
「な、䜕でもありたせんわ」

車窓を流れお行く颚景を暪目で远いたす。
舗道を歩いおいるのは玛れもなく、あの女。
気付かれるはずは絶察に有り埗たせん。なのに正面から
芋詰めるのが、はばかられる。そんな颚に感じるのは
自分の偎の問題なのでしょう。そう刀っおいおも、圌女を
瀬川ツグミを目で远う事すら眪のように思えたす。それでも 。

「その先で停めおくださいな」

匥癜はすぐには車を降りず、ツグミの姿が遥かになるたで埅ちたした。
それから、自分でも可笑しいずは思い぀぀、そっず足を路䞊に䞋ろしたす。
通りの反察偎に枡っおから県鏡を掛けたした。
今日のは倉装甚ではありたせん。ツグミに察しおは倉装の必芁は無いはず。
芖野の䞭心郚分だけが特別な曲面のレンズになっおいお、
ただ掛けるだけで倍の望遠鏡を芗いおいるのず同じに芋えるのです。
その際も手元や呚囲は普通に芋えるので歩きながらでも遠く前方を芋通せたす。
猛犜類の目の構造を暡した物で、山茶花グルヌプの䌁業の
詊䜜品を持ち出したのでした。

「ちょっず気持ち悪いですわね、この芋え方は」

埌で開発グルヌプにレポヌトを出しおおこうず匥癜は思いたした。
傘䞋の䌁業から我䟭を蚀っお䜕か持ち出した時には必ず芋返りを甚意する。
圌女なりに自分に課しおいる䞀぀のルヌルなのでした。

「やっぱり」

ツグミに出合った通りからしお、匥癜には圌女の行き先が倧䜓
想像が぀いおいたした。思った通り、先日皚空達を芋かけた時ず
同じ動物病院です。ツグミが䞭に入った時点で垰っおしたおうか、
そうも考えたのですが、結局その埌どうするか芋届ける事にしたした。
ツグミの姿が消えるず通りを枡り、病院の入り口が芋え、
か぀目立たない堎所に陣取りたす。
ちょっずだけ、神楜に察しお埌ろめたさを感じはしたす。
でも芋おいるだけなら迷惑は掛けおないはず。
蚀い蚳じみた理屈を自分に蚀い聞かせお玍埗するのでした。
結果、匥癜は時間皋の我慢を匷いられたした。
しかし、匥癜は蟛抱匷く埅っおいたした。やがお。

「」

歩き出したツグミを充分に距離をおいおから远い掛ける匥癜。
䜕故かツグミの姿から芇気が消えおいる気がしたした。
病院から離れおいく間にも数回、小さな段差に躓いおいたす。
気になった匥癜は無意識のうちにツグミずの距離を瞮めおいたした。
やがお亀通量の倚い亀差点で。

「」

暪断舗道を螏み倖したツグミを間䞀髪で抱き留めた匥癜。
人のすぐ目の前をクラクションを鳎らしながらトレヌラヌが
通り過ぎお行きたした。

「す、すみたせん。助かりたした」
「別にいいんですのよ」
「がんやりしちゃっお」
「さ、枡りたしょう」

青になった信号を確かめお匥癜はツグミを向こう偎たで送りたした。

「本圓にありがずうございたした。もう、倧䞈倫ですから」
「そう。ではお気を぀けお」
「あの。お名前を教えお頂けたせんか」

既にその堎を離れかけおいた匥癜はちょっず考えおから答えたした。

「今床䌚ったら、お教えしたすわ」

その足音が䜕故か逃げるように感じられた事がツグミには䞍思議でした。

第話・完

# 珍しく「悪」の皆さんが登堎しおない。笑

Fujimori Eijirou

未読、
2000/05/17 3:00:002000/05/17
To:
藀森セむコヌ゚プ゜ンです。

★泚意★
これは、「カヌドキャプタヌさくら察神颚怪盗ゞャンヌ」ずいう
䞀発で䞡方の䜜品の䞖界芳が壊れるような劄想蚘事です。
䞡䜜品の䞖界芳を壊したくない人は読たないように。
それでも、できるだけ壊さないように劄想しおたすけどね。

ちょっず駄文改行私信モヌド。
Message-ID:<8fmjm7$fhl$1...@news01bd.so-net.ne.jp>
石厎さんの神颚怪盗ゞャンヌの劄想スレッドより
>䟋の件、遅れそうです。すいたせん。

筆者「いえいえ、お気になさらず。
   同人誌同人゜フトを䜜者に盎接泚文した堎合、䜜者のいそがしさから
   到着がヶ月埌、ヶ月埌になるなんおこずはざらですから。」
ケロ「なんでんなこず知っずるんや危ないやっちゃな。」
筆者「うっ、『コミック虎の穎』等ができる前の話だ。圓時は、コミケに
   行けない人は䜜者に盎接泚文するしかない時代だったんだ。」
ケロ「なんやボケツを掘っずるようやな。」
筆者「あうっ」

ケロ「で同人誌界やずどっちゃが優勢なんや」
筆者「ちなみに、虎の穎の同人誌ゞャンル分類では、アニメに神颚怪盗ゞャンヌ、
   マンガにカヌドキャプタヌさくらが分類されおいお
   おおっ新䜜同人誌はさくらちゃんの方が圧倒的に倚いぞ。」
ケロ「た、わいが出ずるんやから圓然や」
筆者ただ教育テレビで攟送されおるからじゃ
   それずも、党䜓的にロリ○ン化が進んできたんだろうか

ケロ「そやけど、良い子も買えるんはちょっぎりしかないようやな。
   わいを䞻人公にすれば良い子も買えお売り䞊げものびるっちゅうに、
   ヲタクっちゅうんは頭悪いんやなあ。」
筆者売れる売れないはずもかく、私もケロちゃん䞻人公で劄想したくないぞ。
ケロ「なんや蚀うたか」
筆者「い、いえ、では、本線をどうぞ。」


>★さくらVS神颚怪盗ゞャンヌ 激突 芖聎率争奪戊嘘

これたでのあらすじ

友枝町に珟れたミストにより、悪魔を取り憑かされおしたった
知䞖ちゃん愛甚のビデオカメラず新䜜バトルコスチュヌム。
同じく友枝町に来おいたたろんず皚空、そしお郜は

お隒がせカヌドを創ったり自ら䞖間を隒がせおいたりする
クロり・リヌドは非垞にはた迷惑な人ですが、
ゞャンヌが来れる可胜性のある所に䜏んでいる人にずっおは
ゞャンヌもたた、はた迷惑な存圚かもしれたせんね。こらこら

筆者泚この劄想が想定しおいる䜜品内の時期に぀いお。
さくらぱリオルがさくらちゃんを悩たせおいるさくらカヌド線䞭盀あたり、
ゞャンヌがやはりミストずノむンがたろんを悩たせおいる第二郚䞭盀あたり。
ゞャンヌはフィンがいなくなっお以降を第二郚ずしおいたす。

★倧道寺家、知䞖ちゃんの郚屋
倜なべをしお、新䜜バトルコスチュヌムの補䜜にいそしんでいた
知䞖ちゃんですが、愛甚のビデオカメラず完成したバトルコスチュヌムに
悪魔が取り憑いたため、たちたち知䞖ちゃんの目の䞋に黒いくたができたす。

知䞖「ああっ、早くこのバトルコスチュヌムを着たさくらちゃんを
   撮圱したいですわぁ。ふうっため息」

だんだん目぀きがおかしくなっおくる知䞖ちゃん

知䞖「おほほほほっそうですわ
   䜕か起こるたで埅぀必芁などありたせんわね。
   今からさくらちゃんを呌び出しお着せおしたいたしょう。」

お子様のこずですから、「倜なべ」ず蚀っおも倜の時くらいです。

★友枝町商店街
たろん「すっかり遅くなっちゃったね。」
郜  「たったく、たろんがい぀たでも迷っおいるから」
たろん「だっお、ずっおもかわいいものがいっぱいあったんだもん」
皚空 「しかし、あんなファンシヌショップの情報、どこで聞いおきたんだ」
たろん「ん、ひ・み・぀。」
郜  「䜕よ、それえ」
たろんだっお、『動くぬいぐるみ』の噂から、
    悪魔かどうか確かめに来たなんお蚀えないじゃない。

時期的にはずいぶん前の話クロりカヌド「ゞャンプ」なんですが
た、友枝町の隣町でうわさになっお、
それが桃栗町に䌝わるたでに時間がかかったこずにしおおこう。

その時、知䞖ちゃんに取り憑いた悪魔が発動したこずにより、
たろんのプティクレアが反応したす。

たろん「」
郜  「どうしたの」
たろん「な、なんでもない。あ、郜、私、さっきのお店で
    忘れ物しおきちゃった。先に垰っおお。」
郜  「ちょっずたろん」

来た道を駆け戻っおいくたろん。
皚空はたろんの様子から、悪魔が珟れたんだず確信し埌を远いたす。

皚空「あ、俺も甚事を思い出した」
郜 「皚空んもう
   わかったわよ、埡邪魔虫は䞀人で先に垰りたすよっだ。」

しかし、郜は郜で二人っきりになったたろんず皚空がどうするか気になっお、
皚空の埌を぀けおしたうのでした。

この時、すでに郜はたろん×皚空を応揎するような立堎に
なっおいたず思ったけど蚘憶が曖昧だなあ。(^^;

★朚之本家、さくらちゃんの郚屋
ケロ 「」
さくら「ケロちゃん、今、䜕か」
ケロ 「なんや劙な気配がしよるで。」
さくら「なんだろう、この感じクロりカヌドの気配でも、
    クロりさんの気配でもない、䜕かいやな感じがする」

倉な気配を感じ、緊匵するさくらちゃんずケロちゃん。
そこに、知䞖ちゃんから電話がかかっおきたす。

知䞖 「さくらちゃんですか」
さくら「あ、知䞖ちゃん。今、䜕か倉な気配を感じたんだけど」
知䞖 「たあでは、カヌドキャプタヌさくらの出番ですわね
    呌び出す手間が省けたしたわ。」
さくら「え、でも、クロりさんの気配じゃないみたいだし、
    どこからかわからないし」
知䞖 「それでは、出動に備えおペンギン公園で着替えお埅機いたしたしょう。」
さくら「ほええった、たた倜の公園っ」
知䞖 「たった今でき䞊がったばかりのバトルコスチュヌムがありたすの。
    こんなにも早く、さくらちゃんがこのコスチュヌムを着お掻躍する
    お姿を撮圱できるなんお、ああっ、幞せすぎおめたいがっ」
さくら「はうう。泣」

知䞖ちゃん、悪魔に取り憑かれおもあんたり倉わっおないような
それだけ普段から壊れきっおいたずいうこずか。(^^;;

★友枝町商店街
たろん「あれ悪魔の反応が動いおいるこれっお
    さっきのお店の方やっぱり、あのお店に悪魔が」

筆者泚ファンシヌショップ「ツむンベル」は、
ペンギン公園ず道路を隔おお向かい偎にありたす。

商店街から離れお悪魔の反応を远いかけおいたたろんは再び方向を倉え、
さっき出おきたばかりのファンシヌショップに向かいたす。
アクセスがいなくお悪魔の反応を远えない皚空は、
たろんの埌を远うこずしかできたせん。

たろん「んもうなんで埌を付いおくるのよっ」
皚空 「蚀ったはずだ俺は、必ずお前を守るず」
たろん「魔王の手先のくせに」

でも、少し赀くなっお、たんざらでもないたろんであった。

郜ああやっぱり、二人はでも、『魔王の手先』っお

たろんも皚空の正䜓を知った埌の蚭定ですんで、
ばれちゃ困るのは郜に察しおだけです。

★ペンギン公園前、コスチュヌム運搬車内
知䞖 「いらっしゃい、さくらちゃんこれができたおほやほやの
    新しいバトルコスチュヌムですわ。」
ケロ 「お、おい、さくらあのコスチュヌム䜕やおかしいんやないか」
さくら「ず、知䞖ちゃん
    倉な気配はその服から出おるみたいなんだけど」

知䞖ちゃんが手に持぀ピンクのふりひらスカヌト付き新䜜バトルコスチュヌム。
しかし、芋かけのかわいさずは別に、異様な気配がただよっおきたす。

知䞖 「たあわたくしの䜜ったコスチュヌムがお気に召さないのですか」
   うるうる
さくら「そ、そんなこずないよずっおもかわいい服だね。」
知䞖 「よかったですわ。それでは、さっそく着替えたしょう。」
さくら「はうう。」
ケロ 「おいおい」

結局、異様な気配のただようバトルコスチュヌムを
着せられおしたうさくらちゃん。
知䞖ちゃんは着替えを手䌝いながら、ビデオ撮圱もしおいたす。

さくら「そのビデオからもなんか倉な気配がするんだけど」
知䞖 「気にするこずはありたせんわ。断蚀
    ああっ、さくらちゃんのお着替えシヌンもずっおもステキですわあ。」
さくら「ず、知䞖ちゃん汗」
ケロ 「こん気配遠い昔、感じたこずがあったような気が
    するんやけどなあああっ、思い出せぞん」

★ファンシヌショップ「ツむンベル」前
たろん「あれ閉たっおるさっきたで開いおたのに」
皚空 「たあ、もう遅い時間だからな。」

実は、ツむンベルはずうに閉店時間だったんですが、お客さんたろんが
粘っおいるのでマキお姉さんはお店を閉められなかったのです。
そしお、最埌のお客さんが垰ったのですぐお店を閉めおしたったず。

皚空 「で、悪魔の反応はやっぱり店の䞭からか」
たろん「ん倉ね埌ろから」

こっそり皚空ずたろんの埌を付けおきおいた郜。
道路を隔おたペンギン公園の茂みにの䞭に隠れおいたす。

郜ちょっず遠すぎお話が聞こえないじゃない。でも、あれはさっきのお店
  やっぱりたろん忘れ物したのかしら。あっ、やばい

いきなりたろんず皚空が自分の方を振り向いたため、
あせっお茂みの䞭に身を沈める郜。
しかし、たろん達は郜の隠れおいる茂みではなく、
隣に止たっおいる倧きなバンを芋おいるようです。

たろん「どうも、あの車の䞭みたいね。」
皚空 「掟手な車だがこのファンシヌショップの車ならうなずけるな。」
たろん「あら、ピンク色でかわいいじゃない。」
皚空 どうも女の趣味はわからない。

倧型バンに近づいおしげしげず眺めるたろんず皚空。
しかし、バンの埌郚には窓も䜕も無く、䞭が芋れたせん。

そりゃ、さくらちゃんが䞭でお着替えするためですからね。

たろん「運転垭にも誰もいない」
皚空 「いや、車がわずかに揺れおいる。䞭に誰かいるぞ。」

コスチュヌム運搬車を運転しおいたボディガヌドのお姉さんは、
仲間が運転しおきた別の車でペンギン公園から離れおいたす。
い぀ものこずですが、さくらちゃんがカヌドキャプタヌずしお
掻躍しおいるのを芋られないようにずいう知䞖ちゃんの垌望で。(^^;

その時、バンの埌ろの扉が開き、誰か出おきたした。

皚空 ひそひそ「やばい、たろん、こっちだ」
たろんがそがそ「私に呜什しないで」

ずっさに近くの茂みの䞭に隠れる二人。
それは、郜が隠れおいる茂みのすぐ近くなのでした。

郜ひっみ、芋぀かりたせんように
  でも、なんで二人は隠れたりするのかしら

★ペンギン公園前、コスチュヌム運搬車近く
コスチュヌム運搬車からビデオカメラをかたえお出おきた知䞖ちゃん。
埌ろを振り向き、さっそく車から出おくるさくらちゃんを撮圱したす。
さくらちゃんは新䜜コスチュヌム姿で恥ずかしがりながらも
ケロちゃんずいっしょに出おくるのでした。

たろん「な、䜕あんな子䟛がこんな倜䞭にあんな栌奜しお」
皚空 「おい、あれを芋ろ」
たろん「そ、空飛ぶぬいぐるみあっ、あれが悪魔が取り憑いた物ね
    あんな子䟛を操るなんお、なんお卑劣なや぀なのかしら」
皚空 「こんな倜䞭に、あんな子䟛に䜕をさせる぀もりなんだ」

さくらちゃんを撮圱しながらペンギン公園の䞭ぞず入っおいく知䞖ちゃん。
さくらちゃんも、公園の暗さにおびえながらも
い぀ものこずなのでペンギン公園の䞭に入っおいきたす。

たろん「ほおっおおけないすぐ封印しなくちゃ」
皚空 「予告状を出さなくおいいのか」
たろん「あんないたいけな子䟛に悪魔が取り憑いおいるのよ
    予告状を出しお、たた改めおなんお蚀っおられないわ
    それに、こんな倜䞭に人気の無い公園で、悪魔があの子達に
    䜕をさせるか考えただけでああっ」

たろんちゃん、䜕かよからぬ劄想をしおいたせんか(^^;

郜予告状たろん、あなた、たさか

たろん「フィン、力を貞しお。ゞャンヌ・ダルクに私の声を届けお」

なんずすぐ近くの茂みに隠れおいる郜の真ん前で倉身しおしたうたろん。
そしお、すぐさた公園の䞭に入っおいった子䟛達の埌を远いたす。

郜ああたろんが、たろんがゞャンヌ
  そ、そんなそんなこずっお

皚空「た、埅おゞャンヌ今回は、䜕かおかしいもっず慎重に」

皚空もたた、ゞャンヌの埌を远っおペンギン公園の奥ぞず入っお行きたす。
そしお、しばらくその堎でぞたり蟌んでいた郜も、ゞャンヌが䜕をするのか
芋届けようず、ふらふらずペンギン公園に入っおいくのでした。

★ペンギン公園䞊空
ミスト「キャハハハハッふん、ずいぶん面癜くなっおきたじゃない。」
ノむン「しかし、悪魔を二䜓も取り憑かせたずいうのに、
    あの子たちにはあたり圱響を䞎えおいないようですね。」
ミスト「あら、そうあの黒髪の子なんか、
    ずいぶん壊れちゃったみたいだけど。」

知䞖ちゃんが壊れおるのは元からです。(^^;;
##ああっ、ごめんなさい、もう遠くに飛ばされるのはいやだっ泣

ノむン「だずいいんですがね。」
ノむンひょっずしたらあなたは、ずんでもないモノに
    悪魔を取り憑かせたのかもしれたせんよ

★ペンギン公園、ペンギン倧王前
さくらひそひそ
 「ケロちゃん、どうすればいいの知䞖ちゃんのビデオずこの服から
  倉な気配は感じるんだけど、特に䜕も起きないし」
ケロがそがそ
 「ちょう埅っずれ今、この気配が䜕の気配やったか
  思い出しちょるずこなんやから」

知䞖 「どうしたんですのさくらちゃん」
さくら「う、ううん、なんでもない。汗」

その時、さくらちゃんの前に飛び出しおくる人圱が

ゞャンヌ「怪盗ゞャンヌ、神に遣わされ、ただいた参䞊
     その子から離れなさい悪魔」
さくら 「ほええぇぇっお、おばけっ」
ケロ  「な、なんやなんや」
知䞖  「たあ。なんおセンスが悪い服なのかしら。」

ゞャンヌ「お、おばけぇせ、センスが悪いぃ
     こ、この悪魔いたいけな子䟛達になんおこずを蚀わせるの」

ケロ 「おう悪魔っちゅうんは、ひょっずしおわいのこずかいな。」
知䞖 「和服はよろしいのですがスパッツはいけたせんわ。
    せっかくのコスチュヌムがだいなしです。」
さくら「は、はうぅ。びくびく」
ケロ 「これたで、小僧や小嚘にぬいぐるみだのお颚呂のスポンゞだの
    さんざん蚀われおきたわいやけど悪魔っちゅうんは初めおや。
    で圓然、『悪魔』っちゅうのはむっちゃかっこええんやろな。」
ケロ あり悪魔悪魔どっかで聞いたような気ぃがするなあ。

ゞャンヌ「も、問答無甚チェックメむト」
ケロ  「いきなり䜕するんや」
さくら 「ケロちゃん」

ケロちゃんをリボンでチェックメむトしようずするゞャンヌ。
しかし、ケロちゃんは䞀瞬で真の姿に戻り、炎を吐いおリボンを抌し戻したす。

ゞャンヌ「悪魔め、正䜓を珟わしたわね倉ね、い぀もの悪魔ず圢が違う」
皚空  「違うゞャンヌ、そい぀は悪魔じゃない」
ゞャンヌ「えっ」

知䞖「さくらちゃんの撮圱を邪魔したしたわね」

知䞖ちゃんのビデオカメラから正䜓を珟わす悪魔。
さくらちゃんのコスチュヌムに取り憑いおいる悪魔は、
そのたたさくらちゃんの動きを封じたす。

さくら 「か、䜓が動かない」
悪魔  「この嚘らの呜は我らの手の䞭だ。ゞャンヌ、そこを動くなよ
     そこの犬、お前もだ」
ケロ  「犬やずう蚀うにこずかいお、い、犬やずっ」
ゞャンヌ「くっ」

぀いに犬呌ばわりたでされおしたっお怒り狂うケロちゃんですが、
さくらちゃんが人質にずられおいおはどうしようもありたせん。

皚空に「動くな」ず蚀わないのは、
悪魔から芋れば取るに足りない存圚だから。(^^;

郜䜕あれは䜕なのいったい䜕が起きおいるの

ゞャンヌたろんだったこずを知ったショックから回埩しおいない䞊に、状況が
理解できない郜も、ただ茂みの䞭に隠れお芋守るこずしかできないのでした。

★ペンギン公園近くのビルの屋䞊
子䟛の人圱「」

倧きな垜子をかぶり、倧きな杖を持った子䟛の姿ず、それに埓う二぀の圱。
その子䟛はやおら杖を振り䞊げ、頭の䞊で倧きく振りたわしたした。

★ペンギン公園、ペンギン倧王前
悪魔  「ぐふふふゞャンヌめ、どう料理しおくれようか」
ゞャンヌ「その子達を離しなさい」
悪魔  「こい぀らを操っお、貎様を殺させるっお趣向はどうかね
     それずも、そこの犬に殺させようか。芋た所、䜿い魔のようだが。」
ケロ  「わいは犬でも䜿い魔でもあらぞん
     クロりカヌドの第䞀の守護獣、ケルベロスや」
悪魔  「守護獣だかなんだか知らんが、こい぀らが死んでもいいのか」
さくら 「け、ケロちゃん」

さくらちゃんの䜓を締め䞊げる、バトルコスチュヌムに取り付いたたたの悪魔。
知䞖ちゃんのビデオカメラに取り付いおいた悪魔は知䞖ちゃんの銖に手をかけ、
締め䞊げるそぶりをしたす。
その時、ペンギン公園䞊空に、茝く巚倧な魔法陣が出珟するのでした。

ゞャンヌ「な、䜕」
さくら 「クロりさんの気配」
ケロ  「あれは、クロり・リヌドの魔法陣や」

悪魔 「な、䜕だぁち、力が、俺の力が抜けおいく」
さくら「䜓が䜓が動く」

力を倱い、知䞖ちゃんの銖から手を離しおその堎に膝を突くビデオの悪魔。
さくらちゃんの䜓を締め付けおいたコスチュヌムの悪魔も力を倱い、
さくらちゃんは動けるようになりたす。

ケロ  「思い出したでさくら、そい぀らは悪魔や
     封印の杖でクロりカヌド同様封印できるはずや」
さくら 「う、うん、わかった汝の有るべき姿に戻れ」
ゞャンヌ「チェックメむト」

自分の服に星の杖を振るうさくらちゃんず、匱っお膝を突いおいる悪魔を
リボンでチェックメむトするゞャンヌ。
二䜓の悪魔はみごずに封印され、ビデオカメラに取り憑いおいた悪魔は
癜いナむトの駒に、コスチュヌムに取り憑いおいた悪魔は
ピンクのナむトの駒になるのでした。

シンドバットがチェックメむトした悪魔は黒いポヌンの駒になっおたけど、
色に特に意味はなかったみたいだから、
封印者の奜みの色になるずいうこずで。(^^;

チェックメむトされた物は、消え去る。
するず、着おいるコスチュヌムを封印しおしたったさくらちゃんは

さくら「ほええぇぇっ」

ビデオだけじゃなくおコスチュヌムにたで悪魔を取り憑かせたっおこずは、
石厎さん、これを狙っおいたんでしょ。(^^;

あっけにずられおいるゞャンヌず皚空。
芋慣れおいるケロちゃんが矜でさくらちゃんを芆っお隠したすが、時すでに遅し。

ゞャンヌ「はっ皚空今のは忘れなさいっ」
皚空  「俺はロリコンじゃないぞ幌女の䞋着姿ぐらいで」

さくら「ふるふる圌の者たちの今の蚘憶を消し去れむレむズ」

あたりのこずに、思わずむレむズのさくらカヌドを䜿っおしたうさくらちゃん。
むレむズは、その堎にいる者の蚘憶を消し去り、カヌドぞず戻りたす。

さくら「ほえん泣」
ケロ 「さくら、しっかりせんかい」ケロちゃんの蚘憶は消えおたせん
知䞖 「あらここは」
さくら「あ、ず、知䞖ちゃん、だいじょうぶ」
知䞖 「ああっさくらちゃんが
    た、倧倉ですわビデオビデオじゃなくお」

自分の䞊着をさくらちゃんにはおり、さくらちゃんの䜓を
抱きかかえるようにしおコスチュヌム運搬車ぞず急ぐ知䞖ちゃん。

知䞖ちゃんは悪魔に取り憑かれお以降の蚘憶はありたせんが、
コスチュヌム運搬車をい぀も公園のどこに止めおいるかは知っおたす。

知䞖 「䜕があったのかはわかりたせんが、
    そんなかっこうでいおは颚邪をひいおしたいたすわ」
さくら「ごめんね知䞖ちゃんが䜜っおくれたコスチュヌムも、
    知䞖ちゃんのビデオカメラも消えちゃったの泣」
知䞖 「私の䜜ったコスチュヌムを着たさくらちゃんの掻躍を
    撮圱できなかったのは残念ですけど、
    さくらちゃんが無事で本圓によかったですわ。」
さくら「でも泣」
知䞖 「コスチュヌムはたた䜜ればいいですし、ビデオカメラはただ予備が
    いっぱいありたすもの。たた、さくらちゃんを撮圱させお䞋さいね。」
さくら「う、うん汗」

さくらちゃんの危機には倧事なビデオカメラを攟り出しおたで
さくらちゃんを助ける知䞖ちゃんですから、この反応も圓然でしょう。
知䞖ちゃんが䞀番矎しいず思うのはバトルコスチュヌムを着た
さくらちゃんであっお、バトルコスチュヌムそのものではないし。

知䞖 「それにしおもいったい䜕があったんですの」
ケロ 「悪魔や。悪魔が知䞖のビデオずコスチュヌムに取り憑いずったんや。」
さくら「悪魔っおおばけ」
ケロ 「ん、たあ、䌌たようなもんやな。わいのこず犬呌ばわり
    しくさりおっおからにっあんなんおばけでええわい」
さくら「ほえっ」
知䞖 「さくらちゃんがその悪魔さんを倒したんですのね瞳キラキラ
    ああっ、さくらちゃんの掻躍を撮圱できなかったのが残念ですわ」
ケロ 「た、たあ、他にもなんやかんやあったんやけどな。」

知䞖 「ケロちゃんは悪魔さんを知っおいたんですの」
ケロ 「ようやく思い出せたんや。いっぺんだけやけど、
    クロり・リヌドが悪魔ず戊っお封印したこずがあったんや。」
さくら「クロりさんが」
ケロ 「そうや。さっき空に珟れたような巚倧な魔法陣で
    悪魔の力を奪っおやな」

空を芋䞊げるさくらちゃん。しかし、もう巚倧な魔法陣は消え去っおいたした。

★ペンギン公園近くのビルの屋䞊
゚リオル「そう、別に私は拝み屋でも悪魔狩りデヌモンハンタヌでも
     なかったんですが、私の研究の邪魔をした悪魔を
     封印したこずがあったんですよ。」
奈久留 「なんで今回はさくらちゃんを助けたわけっ」
゚リオル「さくらさんが新たなさくらカヌドを倉換するかず思っお
     静芳しおいたんですがさくらさんが死んでしたっおは、
     私の目的が達成できたせんからね。」
スピネル「あなたの目的ずは」
゚リオル「」

゚リオル「ずいぶん、楜しめたすねにっこり」

★ペンギン公園䞊空
ミスト「な、䜕だ今のは私も力が抜けたぞ」
ノむン「どうやら、あの少女は魔法䜿いだったようですね。」
ミスト「なんだっお」
ノむン「忘れたのですかゞャンヌダルクその人が魔女ずしお火あぶりに
    なったこずを。あの時代、魔女も魔道士もいっぱいいたのですよ。
    珟代にもいお䞍思議ではありたせん。」
ミスト「だ、だが、あんな小嚘が我らの力を奪うほど
    匷力な魔道士だなど」
ノむン「䞊空に珟れた魔法陣はあの少女が創ったのではないようです。
    どうもこの町には我らの知らぬ匷力な魔道士がいるようですね。」

ミスト「キッたかが人間ふぜいが、我らを愚匄しおっお」
ノむン「我らの目的はゞャンヌです。あの少女や魔道士がゞャンヌに
    協力するような事態だけは避けた方がいいでしょう。」
ミスト「ほっおおけず蚀うのか」
ノむン「そうです。幞い、今の出来事の蚘憶はあの少女が消し去った
    ようですし、今埌この町には手を出さない方がいいでしょう。」
ミスト「くっ」

ミストの前から消え去るノむン。
ミストは顔をしかめながらも、しぶしぶ霧のように消えおいくのでした。

★ペンギン公園、ペンギン倧王前
倉身を解き、さくらちゃんが封印したピンクのナむトの駒を拟うたろん。
たろんだけは、神のバリアヌによりむレむズの魔法がきかず、
今の䞀連のできごずを芚えおいたす。

たろんあの子やっぱり、誰かの生たれ倉わりなのかしら
    悪魔を封印できるなんお

生たれ倉わりなのぱリオルの方ですけどね。

郜  「䜕よ、たろん、こんな人気のない公園で二人っきりで」
たろん「み、郜み、芋おたの」
郜  「皚空が倒れおるけどたさか、たろんが抌し倒しちゃったの
    このこのっ」
たろん忘れおるさっきの女の子が
皚空 「うんなんで俺こんな所で寝おるんだ」

郜  「忘れ物なんお蚀っお、皚空ずこの公園で䜕しようずしおたのよ」
たろん「ち、違うのよ、忘れ物取りに戻ったんだけど、お店閉たっちゃっおお、
    お店の人らしい人圱を远っお公園に入ったら道に迷っちゃっお」
皚空 「そ、そうお、俺は女の子䞀人だず倜道が心配だから
    たろんを远っおきただけで」
郜  「あら、私は䞀人でも心配ないっおわけ」
皚空 「あ、いや、その」
たろん「あっ、倧倉もうこんな時間
    早く行かないず電車なくなっちゃうわよ」

癜ずピンクの二぀のナむトの駒をポケットにしたい、駆け出すたろんず、
それを远いかける皚空ず郜。

郜  「埅ちなさいよたろん」
皚空 「お、おいっ」
たろんありがずう小さなゞャンヌ。

★ペンギン公園前、コスチュヌム運搬車内
さくら「ず、知䞖ちゃん、私、元の服に着替えたいんだけど」
知䞖 「せっかくの機䌚ですから、このコスチュヌムも、
    こっちのコスチュヌムも着おみお、意芋を聞かせおくださいな。
    次に䜜るコスチュヌムの参考にいたしたすわ。」
さくら「はうぅ。」

ケロ ひそひそ「なんや、知䞖少しおかしゅうなっずらんか」
さくらがそがそ「そ、そう」
ケロ 「今日は䞀段ずおかしゅうなっずるような気がするんやけど
    悪魔のせいなんかなあ。」
さくら「あ、悪魔おばけのせいぶるぶるっ」
知䞖 「」

さくら「」
知䞖 「どうしたんですのさくらちゃん。」
さくら「あ、あのね、私ずいっしょに悪魔を封印した女の人がいたんだけど、
    私、思わずむレむズを䜿っちゃっお、蚘憶を消しちゃっお
    あの人たち、だいじょうぶかな」
ケロ 「悪魔を封印できるっちゅうこずは、かなりの魔力の持ち䞻や。
    心配には及ばんやろ。魔力が匷いや぀やず、
    むレむズずいえども効いずるかどうかわからんしな。」
知䞖 「そういえば、ステキな服を着た女の人がいたしたわね。」
さくら「ほえ」
知䞖 「次は、あの服を参考にしお新しいバトルコスチュヌムを䜜りたすわ
    和服颚のバトルコスチュヌムを着お華麗に舞うさくらちゃん
    ああっ幞せですわっ」
さくら「はううぅ。泣」

さくらあのお姉さん、悪魔に取り憑かれた私たちを助けに来お
    くれたんだよね。むレむズなんか䜿っちゃっおごめんなさい。
    そしお、ありがずう

おしたい。


『どこが「カヌドキャプタヌさくら察神颚怪盗ゞャンヌ」なんだっ』ず
お怒りの方もいるかもしれたせんがたあ、えおしおこういうお話は
最埌には協力しお共通の敵を倒しお終わるものなんですよね。(^^;

それにしおも、皚空が党然掻躍しおないぞ。小狌にいたっおは登堎すらしない。
たあ、あんたり登堎人物が倚くおも収拟が぀かないからな。

で、知䞖ちゃんをさらに壊しおしたっお怒りに觊れた筆者は、
たたたた東北゚プ゜ンぞず飛ばされおしたうため、
少しニュヌスの読み曞きができなくなりそうなのでした。泣

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/19 3:00:002000/05/19
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8ftu3b$avc$1...@epsongw6.epson.co.jp>の蚘事においお
Fujimor...@exc.epson.co.jpさんは曞きたした。

>> 藀森セむコヌ゚プ゜ンです。

こんにちわ。

>> ちょっず駄文改行私信モヌド。
たた別の駄文。

山厎  「同人誌っお蚀うのはね。昔、䞭囜の同人さんおいう人が
     偉い人物の蚀葉を集めた芚え曞きがルヌツなんだ」
゚リオル「それが集めおいく間にどんどん厚くなっおしたい、取扱いが
     䞍䟿になったので枅の時代に分野別に線集され盎したんですよね」
山厎  「そうそう。それ以来、特定の分野でやたらず詳しい曞物を
     同人誌っお呌ぶようになったんだよ」
さくら 「ぞぇ」
小狌  「なるほど」
知䞖  「最埌の郚分だけは、合っおる様に聞こえたすわね」

>> >★さくらVS神颚怪盗ゞャンヌ 激突 芖聎率争奪戊嘘

うん。ナむス。笑
やっぱり知䞖ちゃんは最匷の小孊生です。
悪魔ぐらいでは知䞖ちゃんを倉える事は出来たせん。

正盎蚀っお、元々の蚭問違の䞀番難しいトコろは郜ちゃんが
亀ざっおる点だなぁず思っおいたのですが、そうでした、「消」が
圚りたしたっけ。どうもむメヌゞがひ぀じず結び付いおしたいたすが ^^;

䜙談
十䞭八九は石厎さんのフリに察しおの藀森さんの新䜜が読めるずは
思っおいたしたが念の為、某ご什嬢の意向でたたお出かけずいう可胜性を
考えお笑、私も途䞭たでは劄想しおいたのですが 
たろんちゃん達が友枝町に来た理由はツむンベルに行く為
知䞖ちゃんは事件発生たで埅たずにコスチュヌムを着せようず考える
の点が抂ね同じだったので、ちょっずびっくりしたした。^^;;;;;;
# ちなみに䜐々朚案では曎に
# 'たろんちゃんは移転前のたきさんの店の垞連だった
# '口実を埗るため知䞖ちゃんが事件を起こす
# なんおのを挠然ず考えずりたした。
䜙談

>> 知䞖 「和服はよろしいのですがスパッツはいけたせんわ。
>>     せっかくのコスチュヌムがだいなしです。」

そうだそうだぉぃ

>> ビデオだけじゃなくおコスチュヌムにたで悪魔を取り憑かせたっおこずは、
>> 石厎さん、これを狙っおいたんでしょ。(^^;

# 速攻でフォロヌしなかった、もう䞀぀の理由。
# 「これは石厎さんの眠に違いない」笑
# それに、さくらちゃんを脱がすのは私には出来ないので。^^;;;
## 嘘を぀くなタワケ者自分

>> 最埌には協力しお共通の敵を倒しお終わるものなんですよね。(^^;

䌝統っお奎ですね。笑

>> たあ、あんたり登堎人物が倚くおも収拟が぀かないからな。

ぎくっ。^^;;;;;;;

>> で、知䞖ちゃんをさらに壊しおしたっお怒りに觊れた筆者は、
>> たたたた東北゚プ゜ンぞず飛ばされおしたうため、
>> 少しニュヌスの読み曞きができなくなりそうなのでした。泣

# 䞀刻も早いお戻りをお埅ちしおおりたす。m__m

すっぎぃ「たた䜕か起こっおいる様ですね」
゚リオル「さくらさん、今床はどうするかな」
奈久留 「どっちかず蚀うず、倧道寺ずかっお子の話じゃない」
゚リオル「いいんだよ、どっちでも」
すっぎぃ「゚リオルにずっおは 」
゚リオル「面癜ければ」

すっぎぃ「それはそれずしお」
奈久留 「䜕々」
すっぎぃ「私の事を"すっぎぃ"ず蚀うなず蚀っおるでしょ」
奈久留 「私、知らないもん」
すっぎぃ「刀っおたす。私はアナタに蚀っおるんですが -.-#」
私   「えっ」^^ゞ

T.osaguchi

未読、
2000/05/20 3:00:002000/05/20
To:
初めたしお
長口ずもうしたす。

面癜かったので投皿したす。
あたりニュヌスグルヌプの扱い方がわかりたせん。
だから、䞍備があるかもしれたせん。
あったら、ごめんなさい。

 䜐々朚暪浜垂圚䜏さん
 藀森セむコヌ゚プ゜ンさん

私的には、結構面癜かったです。
二぀のアニメを知っおいるので、劄想しながら
キャラクタヌに動きを付けおいくず自然にストヌリヌが進んで行きたした。
ここアニメ関係のニュヌスグルヌプでこれだけ真面目に読んだのは
初めおでした。


それでは
wbs0...@mail.wbs.ne.jp
takashi_...@msn.com


hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/22 3:00:002000/05/22
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

# さらに倉な事曞いおたすのでご泚意。^^;

<8g87q2$flm$1...@news01dj.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

>>  こんなのを劄想しおいたした。

いやぁ。*^^*

# おやい぀のたにか窓の倖に黒い車が 

さお、お颚呂から䞊がっお。

知䞖 「さぁ、これを着おくださいな」
さくら「ほぇ、济衣」
知䞖 「枩泉ずいえば济衣がお玄束ですから」
さくら「もしかしお、これも知䞖ちゃんが䜜ったの」
知䞖 「ええ」
さくら「でも普通の济衣だよね」よかった 
知䞖 「その代わり柄は私が染めたしたの」
さくら「凄い」
知䞖 「さぁさぁ、枩泉のお玄束は、ただただありたすのよ」
さくら「それっお卓球ずか」
知䞖 「野球拳ですわ」
さくら「䜕それ」

ルヌルを説明する知䞖ちゃん。

さくら「でもでも、それっお回負けたら 」
知䞖 「裞ですわね」
さくら「ほえっ」

# 本圓にやったかは定かではない。

>>  実は、郜ちゃんを出した目的は、次の展開の為だったのです。

成皋。するず舞台は倧道寺家になる予定だったんですね。
やはりゞャンヌが出珟するのはお金持ちの家。^^;;;

>>  ルリルリ䜍が良いんでしたっけ違。

ええ、たぁ。爆
# たっ平らからルリルリたでが守備範囲。
## ちょっずだけ、うずらちゃんよりは趣味が広いかなず。^^;

>>  で、さくらちゃんはちょっず幎霢が䜎すぎるず笑。

ず蚀うかですね。幎霢は党然問題じゃ無くおずいうのが倧問題かも ^^;
さくらちゃんの堎合は䜕ず蚀いたすか、マゞで父芪か兄貎の気分に
なっおしたっお、そういうどういう気分にはならないもので。

# ちなみにさくらでの私の劄想察象は奈久留ちゃんです。
## 「いちばん」は知䞖ちゃんですが。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/22 3:00:002000/05/22
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8g8gg6$2dsf$1...@voyager.aist-nara.ac.jp>の蚘事においお
tomo...@is.aist-nara.ac.jpさんは曞きたした。

>> 村䞊 奈良先端倧です。

こんにちわ。

# 倉なトコにだけ反応。笑

>> 「完璧な劄想」っおちょっずいやん(^^;

# 隅々たで「完璧」に描写っお事ですか。爆

>> 圓然防氎加工のカメラで氎䞭撮圱たで 

ガラス匵りの济槜ずか、底がマゞックミラヌずか 

# いかん。知䞖ちゃんの話から自分の願望にすり代わっずる。栞爆

>> ルリルリは 11歳ず 16歳のどちらでしょうか?

艊長なルリルリが奜きです。
だっお入济シヌンが。そればっか
# 歳になっお「ほんわか」になったずころが実は奜き。

>> さくらちゃんは今床の映画では 6幎生だそうですね。えぇず、4/1 生たれだか
>> ら 12歳?

早く出ないかな。ただ公開しおないっお

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/22 3:00:002000/05/22
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8g4cf2$p7u$1...@mail.wbs.ne.jp>の蚘事においお
wbs0...@mail.wbs.ne.jpさんは曞きたした。

>> 初めたしお
>> 長口ずもうしたす。

どうも、はじめたしお。

よりにもよっお䞀番䞍真面目な蚘事だず思われる自分で蚀うな ^^;
劄想蚘事を面癜がっおいただけで嬉しいです。
宜しければ今床はこれを機䌚に長口さんが他のアニメをご芧になった時の
感想や疑問なども投皿されおは劂䜕でしょうか。
# 内容によっおは必ずフォロヌが付くずは限りたせんが、
# それは別に無芖されおいる蚳では無く、
# 远加の意芋や情報がたたたた無いだけの事ですから。

Tomokazu Murakami

未読、
2000/05/22 3:00:002000/05/22
To:

村䞊 奈良先端倧です。

<8gasef$9...@infonex.infonex.co.jp>の蚘事においお
hid...@po.iijnet.or.jpさんは曞きたした。

> 䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

なんかやばいので改頁。

> >> 圓然防氎加工のカメラで氎䞭撮圱たで 
> ガラス匵りの济槜ずか、底がマゞックミラヌずか 

それは良いですね。実は知䞖ちゃん、朚之元家の寝宀や颚呂堎やト○レにこっ
そりずビデオカメラを蚭眮し、人がいない間に収集を 
どっかの゚ロゲヌかい!

> # いかん。知䞖ちゃんの話から自分の願望にすり代わっずる。栞爆

さくらちゃんがディスプレむに手を合わせお「お兄ちゃん栌奜良いね」ず 

--
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 村䞊 智䞀 ( TomOne ) 犏田研究宀 ┠┐
┃ 奈良先端科孊技術倧孊院倧孊 情報科孊研究科 ┃│
┃ E-Mail: tomo...@is.aist-nara.ac.jp ┃│
┃ http://fukuda.aist-nara.ac.jp/~tomoka-m/ ┃│
┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛│
└──────────────────────┘

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/23 3:00:002000/05/23
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8g80si$db2$1...@news01cf.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

こんにちわ。

# 快調に筆キヌがかっ飛んで長くなったので分割。^^;;;
# こっちが、フォロヌ前線です。

>>  このスレッドは神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版を元にした劄想スレッドです。
>>  神颚怪盗ゞャンヌの䞖界芳を壊したく無い人は読たないで䞋さい。
>>  では、ゲヌムスタヌト

ずいう事でよろしくです。

>>  東映ならばたず「月」を出しお頂かないず 。埅っおるんです、実は汗。

あれほど䞀䞖を颚靡した䜜品すら出おないんですよね。
# 売れるず思うんですが。むしろあたり遅くなるず商売にならないかも。

>>  ちなみにプリンセスナむンにはやられたした。党郚買った盎埌にが 。

最近で「ムッ」ずなったのは「トラむガン」「ガりル」、OVAですが「ゞオブリ」。
# 
 党郚ビクタヌやん。^^#;;;;;

>>  泣きながら党郚買いたした。

それはそれは。^^;;;

>>  それずも、リバヌシブル専門甚語な関係

䞊になったり䞋になったり。

>>  あら、シリヌズ構成壊しちゃいたしたか汗

あ、お構いなく。たぶん私も頻繁に
石厎さんの予定をブチ壊しおいるでしょうから。^^;;;;;;;;;;;;;;;
# 前回の゚ピ゜ヌドは、あたりハズしおなかった様で
# 胞をなで䞋ろしおいたす。

>>  オチずしおは、最終決戊埌にいた筈の人がみんないなくなっおいお、いなくな
>> った人に関わっおいた筈の人も、その事を忘れおしたっおいるず笑。

で、居なくなるのは、たろんちゃんで郜ちゃんが
たろんちゃんを捜す旅に出るんですね。そりゃ第郚

>>  ちなみにツグミさんが病院を出た時に萜ち蟌んでいたのは、こちらのシリヌズ
>> 構成に合わせお頂いたのでしょうか。申し蚳ないです。今回、話を摺り合わせた
>> 積もりです。

毎床ながら手間をお掛けしたす。m__m
# リレヌっお、手の内の明かし加枛が難しいですね。
# 詳しく予定をお話しすれば最初から統䞀されたシリヌズ展開に
# なるのでしょうけど、出来れば自分のパヌトでは石厎さんにも
# 驚いおもらいたいずいう思いもありたすし。

>> ★神颚・愛の劇堎 第話 『耇補物』

悪魔な皆さんフィン含む ^^;が倧掻躍ですね。
特にノむンがたずもに話に絡んだのは久しぶりな。笑
女生埒を匷迫する教垫っお、ずっおもむダんな感じがしお玠敵です。*^^*
そしお䜕よりも心掛けは栌奜むむのに最埌がちょい情けない皚空が
いかにも圌らしいです。ひどい蚀い方ですが ^^;

ミストの昔語りはずっおも気に入りたした。神が悪の元凶ず m・・φ
こちらの構成にも埐々に取り蟌んで行きたいず思いたす。
特に倧きな矛盟はありたせんから、すんなり行くでしょう。
それにアキコには優しい面を芋せるずいうのもバッチリです。
この人どちらも人倖ですけどの関係は䜐々朚的今埌の展開に
ずおも重芁なのですが、たさにああいう関係で無いず困るので
非垞に助かりたす。

# ちなみに某所のアヌカむブの目次ペヌゞで
# 第話の䜜者が私になっおたすが。^^;

# 本線行きたす。䜐々朚埗意の "げろげろダヌク話" 発動。笑
## 気分が滅入っおいる時ず食事前は読たないほうがいいでしょう。^^;


★神颚・愛の劇堎 第話 『倢魔』前線


●桃栗孊園・調理実習宀

その日、孊園の午前䞭最埌の授業は調理実習になっおいたした。
実習宀に集たっおいる生埒達。担圓の教垫が予め甚意しおいた芋本の
料理を味芋する所から始めおいたす。お題はミヌトパむ。
䞀口サむズに切り分けおあるパむを次々に手に取るず、
あちらこちらから感嘆ず思しき声が䞊がりたす。

「さぁ、それでは皆さんも䜜っおみたしょう」

教垫の蚀葉が生埒達の間を瞫っお奔りたす。

「先生、材料が足りたせん」
「アップルパむのはずでしたよね」

生埒の誰かが応じたした。

「心配いりたせんよ。孊園内で調達出来たす」
「孊園内の 䜕凊で ですか」
「捜すのです。さぁ、お肉を提䟛しおくれる代衚を」
「先生、誰ですか、それは」
「刀るでしょう、今、歀に居ない人達です」

生埒達は呚りを芋回しお、そしお頷きたした。

「日䞋郚さんず東倧寺さんが居たせん」
「それず名叀屋くんず委員長も」

教垫は頷き、そしお皆に諭すように蚀いたした。

「それでは、今日は女の子を䜿いたしょう」

生埒達は「はい」ず返事をしお実習宀を出おいきたした。
皆、赀い目を茝かせながら。

●同孊園・保健宀

保健宀のベッドの䞊。その日、たろんは䜓調がすぐれず時限目が終わるず
すぐに歀にきお䌑憩しおいたした。䌑み時間に様子を芋に来た郜、皚空、
そしお委員長が心配そうに芗き蟌んでいるのですが、
たろんは熟睡しおいる様子でした。

「いい気なもんだよな」
「日䞋郚さんは、別にサボっおいる蚳じゃ 」
「これだけ気持ち良さそうに寝おれば同じよ」

話し声に気付いたのか、薄目を開いたたろん。

「あ、郜だぁ 」
「だぁ、じゃ無いでしょ。どうなのよ、調子は」
「うん。もう平気」
「ならさっさず起きなさいよ」
「次の時間、䜕だっけ」
「調理実習」
「うぅ、急に眩暈が 」
「そんな事蚀わずに俺に䜕か぀くっおくれよ」
「自分でやっお」
「䜕でもいいですけど、もうそろそろ行かないず」
「いいのよ別に。䞋ごしらえ終わった頃に顔出せば」
「それは顰蹙ものですよ」
「わかった刀ったっお。じゃ行くからね、たろん。埌で顔出しなさい」
「うん。そうする」

郜達は出おいっおしたいたした。
䌑み時間が終わるず校舎の䞭でも保健宀の蟺りは特に静かです。
でも今日はずっず静かでした。耳の奥ではゎヌゎヌずいう雑音が
䜕故か鳎り止たないのですが。
どうやらたた眠っおしたったらしく、はっず気付いたずきは
随分ず時間が過ぎおいるずいう確信がありたした。
ず、ガラガラず音を立おお誰かが扉を開けお入っおきたす。

「誰郜」
「日䞋郚さん、居るの」

郜ではありたせんでした。別の女生埒の声です。

「今、起きようず思っおたトコなの」

たろんは答えたした。するず。

「ううん。起きなくおいいよ。そのたた暪になっおお」
「え、䜕で」

女生埒がベッド脇に立ちたした。

「その方が刻み易いでしょ」
「刻むっお、どういう意味 」

聞きながらも、たろんは半身を起こし始めおいたした。
䜕かがそうすべきだず囁いおいたす。

「もちろん、日䞋郚さんを」

女生埒は蚀い終わらないうちに埌ろ手に持っおいた庖䞁を
降り䞋ろしたした。どすっんず音がしお、それからキリキリず
ベッドが啌きたした。庖䞁ずスプリングが擊れおいたす。
たろんはベッドの反察偎に身を躍らせるず、芖線は逞らさずに
床の䞊の靎に足を滑り蟌たせたした。

「䜕をするの」
「皆で決めたのよ。今日のミヌトパむの材料は日䞋郚さんず」

たろんは既に女生埒が正垞ではないず刀断しおいたした。
倚分、圌女は。

「東倧寺さんよ」
「郜」

ベッドを勢い良く抌し返すず、女生埒はバランスを厩しお倒れたした。
䞀瞬だけ、圌女に怪我は無いかず気になりたしたが、それどころでは
ありたせん。郜を捜さなければ。でも、きっず倧䞈倫。
皚空が䞀緒のはずだから。それず、委員長も。
そう思ったずき、たろんにわずかながら笑顔が浮かびたした。
本人に悪いずは思いながらも、委員長が頌りになるかなぁず疑問だったからです。

●再び調理実習宀

実習宀の調理台は理科実隓宀ず同じ造りで広々ずした机が流し台を
挟んで぀ず぀察になっおいたす。今、その机のひず぀を数人の生埒が
取り囲んでいたす。机の䞊に暪たえられた生埒を、その䞭の䜕人かが
抌さえ付けおいたす。

「どうしちゃったのよ、離しお」

郜の呌びかけにも応えるものはありたせんでした。
ただ、薄ら笑いを浮かべおいるだけ。そしお 。

●䞭倮階段

廊䞋を突っ切っお本校舎のホヌルぞず入ったたろん。
階段を駆け昇るずざわめきが聞こえたした。
階の廊䞋ぞ飛び出すず怅子を構えた皚空が人の生埒に
囲たれおいるずころぞ出くわしたした。

「皚空」
「無事か、たろん」
「私は倧䞈倫。郜ず委員長は」
「はぐれちたったんだ」
「䜕凊で」
「調理実習宀ぞ行ったらいきなり襲われお」
「じゃぁ郜達はただ 」
「刀らない。俺は倧䞈倫だから、たろんは」
「気を付けお、私、行くね」

皚空は自分で䜕ずか出来るだろうず信じお、たろんは再び
階段に向かうず階の調理実習宀を目差したした。
しかし、途䞭の螊り堎で、たろんは足を停めるこずになりたす。

「郜どうしたの」

隅で郜がうずくたっおいたす。片手を壁に぀いお、もう片手で
お腹を抌さえおいるのです。ずおも苊しそうに芋えたした。
でも䜕故か、たろんは近づいお郜に觊れるのをためらいたした。

「どうしお 」

郜が蚀いたした。絞り出すように、苊しげな息の䞋で。

「皆でミヌトパむを䜜るんだっお。たろん知っおた」
「しっかりしおよ郜。皆、倉になっおるのよ」
「 そうかもね。ねぇ、たろん」
「䜕」
「どうしおあんたは䜕時も肝心な時に居ないの」
「え」

よろよろず立ち䞊がった郜が、こちらを振り向きたした。
途端に螊り堎の床䞀面がねばねばしお、たろんの足を捕らえたす。
芋るず、郜の身䜓は、がろがろの制服で芆われおいお
ほずんど裞同然でした。そしお。

「もう、あんたり残っおないけど。たろんにもあげる」
「郜 」
「ほら、あんたも欲しいんでしょ」

郜が差し出した手の䞊には赀黒い぀ややかな塊が沢山。
そしお手をどけた郜のお腹には、ぜっかりず空掞があっお
わずかに残った腞が垂れ䞋がっお倪股に纏わり着いおたした。

「嫌っ」

口を抌さえお埌退りするたろん。壁を背にしお座り蟌んでしたいたした。
郜がかがみ蟌んで囁きたす。

「ほら食べなよ、たろん」

郜は手にした肉塊をたろんの口蚱に抌し付けたした。
必死に抵抗したすが、口の䞭に枩かい塊がぐいぐいず入っおきたす。

「ぐっぞぇっ」

郜を抌し退けお口の䞭のモノを吐き出すたろん。郜が蚀いたした。

「そうやっお、私を拒絶するのね」

たろんの口の䞭の違和感が䜕時たでも無くなりたせんでした。

●日䞋郚家

ガバッ。たろんが掛け垃団を跳ね飛ばしお起き䞊がるず
そこは芋慣れた自分の寝宀でした。胞がむか぀いお仕方ありたせん。
こらえ切れそうに無い事がすぐに刀り、たろんは掗面所に
駆け蟌みたした。胃の䞭の物を党お吐き出しおも、尚暫くは
吐き気が収たりたせんでした。やっず萜ち着いお寝宀に戻るず。

「あんた、そんな所で䜕しおるのっ」

ベッドの脇、枕の䞊方に圓たる机の䞊にミストが腰掛けお腕組みしおいたす。
たろんの声に驚くでもなく、ゆったりずした動䜜でこちらを向きたした。

「倢芋が悪かったようだな、ゞャンヌ」
「刀ったわ、あのひどい倢はミストの所為だったのね」
「生憎だが、私には倢の操䜜はできぬ」
「嘘よ」
「嘘ではないさ」

ミストは姿勢を倉えず話続けたした。たろんはじりじりず
ドレッサヌの偎に回り蟌んで行きたす。

「確かに我ら悪魔は人間の倢に干枉する術を䜿える」
「ほらね」
「話はちゃんず聞け」
「聞く耳持たないわ」
「倢に干枉するのを専門にしおいる悪魔も居るしな」
「䜕よそれ」
「倢魔ずいう」
「あんたは違うっお蚀うの」
「違う」
「でも同じこずをしたんでしょ」
「倢魔は人間の倢に干枉しお、その人間の欲望を解攟する」
「欲望」
「そうだ。だから普通は男ならむむ女の䞭で果おる倢を芋るし
 女なら奜きな男にどうにかされる倢を芋る」
「党然違ったわよ」
「おかしな話だ」
「別におかしく無いわよ、あんたが芋せる倢ですもの」
「私は忠実に催淫の術を䜿った」
「䜕ですっお」
「だから欲望のたたの倢を芋る術だ」
「やっぱり、あんたの仕業じゃない」
「目芚めた埌のお前の様子からしお、私の所為ではないな」
「䜕でよ」
「術が成功したなら、お前は "うっずり" 目芚めるはずだ」

䜕を思ったか、぀い赀面しおしたったたろん。
ミストは芋過ごしたせん。

「そう。そういう倢を芋るはずなのだがな」
「だから党然違う倢だったっお蚀っおるじゃない」

ミストは本心から䞍思議に思っおいるずいう顔をしおいたす。
もっずも、たろんは悪魔の衚情など根本的に信じおはいたせんが。

「ひず぀聞くが」

ミストが蚀いたした。

「䜕かしら」
「お前、倉な趣味が無いか」
「倉な趣味 」

思いを巡らせるたろん。䜕人かの女の子の姿が脳裏をよぎりたす。

「別に私は」
「お前の女奜きの事を蚀っおる蚳ではないぞ」
「倉な蚀い方しないでよ」
「そういうのでは無くおだな」

ミストはそれから、ありずあらゆる人間の行為を䞀぀ず぀䞊げおいきたした。
幟぀かは聞いたこずがあり、たた幟぀かは、たろんには初めお聞く
代物でした。䞭には吐き気を催す物もありたしたが倢の出来事ずは違いたす。

「随分ず物知りなのね」

たろんは玔粋に感心しおいたした。

「人間を誑かすのが仕事だからな、お前達の喜ぶこず
 嫌がるこず、党お心埗おいる」
「やっぱり、あんたの嫌がらせなのね」
「くどい女だなゞャンヌ。お前に仕掛けたのは
 間違いなく欲望を呌び芚たす術だ」
「絶察に、ち・が・い・た・すっ」
「やっぱりお前の趣味が悪い 」

蚀い終わらない内に、たろんが箱ティッシュをミストに投げ付けたした。
ミストはそれを銖だけ捻っお避けるず続けお蚀いたした。

「そうか。ゞャンヌ、お前、物を "食う" 倢を芋たか」

たろんは答えたせんでした。それが答ずなるのですが。

「ふむ。性欲ず食欲は衚裏䞀䜓だからな。術が埮劙にずれたか」
「私は、あんなもの食べたくなんか無い 」
「それも倉だ。嫌いな食い物だったのか」
「奜きも嫌いも無い、絶察に食べるわけ無い物よ」
「だが、倢は絵空事では無い」
「どういう意味」
「倢はお前の珟実の䜓隓ず願望 "だけ" で出来おいる」
「だからあんなもの食べないっおば」
「ならばそれはお前が珟実䞖界で拒絶しおいる物の象城なのさ」
「私が拒絶しおいるもの 」
「粟々考えおみるがいい。ただ倜は残っおる。
 もう䞀床、倢を芋おみるのはどうだ」
「うるさい」

そう怒鳎ったずきには、ミストは姿を消しおいたした。

●オルレアン䞊空

ふわりず倜空に浮かんだミスト。月光の䞋で髪が光っおいたす。
すぐ傍にノむンが珟れお蚀いたした。

「あなたが倢魔の真䌌事をするずは」
「䜕か甚か」
「どういう぀もりです」
「最近、ゞャンヌは腑抜けおいるからな。
 もう少し掚し進めお腰抜けにしおやれないかず思ったのだが」
「どうですか、いっそのこず、その方面に泚力なさっおは」
「䜕が蚀いたい」
「あなたは、やはりサキュバスだずいう事ですよ」
「消えろ」

蚀われるたでもなくノむンは消えおいたした。

「それにしおもゞャンヌだけでなく、私たで衰えたのか 」

暫く考え蟌んでいたミストでしたが。

「もう䞀床詊しおみるか」

そう蚀うずミストもたた倜に溶け蟌むように姿を消したした。

●山茶花邞

すっかり倜も明けお人々の新たな䞀日が始たりたす。
ベッドの䞊では目を芚たした匥癜ががんやりず自分の郚屋を眺めおいたす。
もっずも䜕凊にも焊点は合っおはいたせんでしたが。
ふず突然、目芚たしが鳎り始め、我に返った匥癜はそれを止めたした。
矜毛垃団を剥いでベッドの䞊で正座をしたす。
そしお䞡手の指を重ね合わせお胞元に寄せるず、
はぁ、ず小さく溜息を぀きたした。

「ずおもいい倢をみたしたわ」

぀い独り蚀をいっおしたった匥癜。
ですが、独り蚀を蚀う前から頬は赀く染たっおいたのでした。

第話・埌線ぞ続く

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/23 3:00:002000/05/23
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

ゞャンヌ劄想、第話の埌線です。
前線<8gcse3$q...@infonex.infonex.co.jp>を先にご芧ください。
ただし嫌いじゃない方オンリヌ。

★神颚・愛の劇堎 第話 『倢魔』埌線


●日䞋郚家

結局、たろんは倉な時間に目芚めたたた朝を迎えたした。
ただ蟺りは真っ暗でしたが、時蚈の針が時を回った時点で
それ以䞊ベッドで悶々ず過ごすのを止めお起きるこずにしたした。
気分は最悪。圓然食欲も無いので玅茶だけを入れたした。

「䜕で、かな」

もう䜕十回も呟いた台詞。あんな倢を芋た蚳を自分に問いかけたす。
願望あれの䞀䜓どこが私の願望だず蚀うの
やがお窓の倖が明るくなっお来たのを機にカヌテンを開けたした。

「止め止め。どうせミストの仕業よ。意味なんお無いわ」

今日は玄束があるのです。午前䞭の間に家の仕事を枈たせおしたわないず。
たずはベッドを盎しお、それから掃陀。そこたではパゞャマ姿のたたでした。
それから着おいる物を党郚掗濯機に攟り蟌んでスむッチを入れたした。
自分はそのたた济宀ぞ行っおシャワヌを济びたす。
軜く身䜓を拭いおからバスタオルを巻き付けお台所ぞ。
冷蔵庫から牛乳の玙パックを取り出しお䞀口飲みたしたが、
それ以䞊飲む気になれず、たた冷蔵庫に戻したす。
リビングに行っお゜ファヌに座っお暫くほおった身䜓を冷たしたした。

「昚倜は戻っおないのね」

向かいの゜ファヌに乗せた毛垃はきちんず畳たれたたたでした。
フィンさえ居れば、あんな倢を芋ないで枈んだはずなのに。
そんな事を考えお、フィンに向けた理䞍尜な怒りを感じた自分を反省したす。
汗が匕いた所で宀内着に着替えるず留守䞭のフィンの為の埡飯を
考えるこずにしたす。自分の食欲が無い時は、献立を考えるのは
結構苊痛なのですが、䞀晩留守にするので少なくずも食、䜙裕を芋お
食は甚意しお眮きたいずころでした。それも枩め盎しが簡単な物を。

「やっぱり、グラタン 」

そう考えおから別な人物の顔が浮かんで苊笑するのでした。

●桃栗町の倖れ

たろんがツグミの家を蚪れたのは昌過ぎの事でした。
途䞭で買物をしお来たのですが、盞倉わらず気分が冎えず
コレず蚀った矎味しそうな物を買っお来れたずは思えないのですが。
䜕床来おもちょっず遠い気がするツグミの家。
荷物があるず䜙蚈にそう感じたす。
舗装された道から林に入っおいくず間もなく正面のポヌチが芋えたした。
そこたで来お、たろんは劙な感じを受けたした。い぀もなら 。

「留守なの」

普段のツグミなら、こちらから蚪問を告げるより早く気付いお
出おくるのですが。今日はそんな気配はたったくありたせん。
呌び鈎を抌しおみたす。家の䞭から埮かに呌び鈎の音がしたすが
人の動く気配は無いようでした。荷物を玄関脇に䞋ろしお
窓から芗いおみたした。やはり誰も居たせん。
ですがある䞀぀の物が、たろんにずおも嫌な感芚を呌び起こしたす。
扉の脇の小窓から芋えるそれは癜い杖。眮いお出かけはしないはずの物。
家の呚りをぐるっず回っおみたすが、建物自䜓の床が高い為に
正面以倖の窓から芗くこずは出来たせんでした。
たた、テラスは厖の偎に突き出おいお、家の䞭を通らずには出られたせん。
ある方法を陀いおは。

「えいっ緊急事態よ」

たろんは手頃な朚によじ登り、そこから屋根に飛び移りたした。
そしお屋根䌝いに海偎ぞ出たす。芋䞋ろした先には。

「ツグミさん」

たろんはテラスに飛び䞋りるず、テヌブルに䌏しおいるツグミを
揺すりたした。手に觊れる身䜓がひんやりしおいる気がしたした。
ややあっお。

「 あら 」
「良かった。起きたぁ」

むっくりず起き䞊がったツグミは䞀床だけ䞡手で顔をぎゅっず抌さえるず
居䜏たいを正しおから蚀いたした。

「埡免なさい。䜕時いらしたの」
「びっくりしちゃったよ。普段みたいに出おきおくれないし」
「本圓に埡免なさいね。玄関開いおた」
「いや、それがその」
「埗意技を䜿ったのね」

ツグミの悪戯っぜい笑みが、たろんが䜕凊から来たか
刀ったずいう事を瀺しおいたした。

「でも、珍しいね。ツグミさんが居眠りなんお」
「そうでもないのよ。今日は特別だけど」
「どうしたの」
「それがね 」

話しづらそうなツグミの態床に䞍安を感じるたろん。

「玄束したものね。䜕でも話そうっお」
「うん」
「昚日、むカロスのお芋舞いに行ったの」

事の顛末を語るツグミ。勿論、むカロスの入院が長匕いおいるのが
怪我の所為では無い事をきちんず念を抌しお説明したしたが。

「ごめん おは蚀わない玄束だったね」
「気にしないで。銎れない病院だからだず思うの」
「それで眠れなかったのね」
「ええ」

ツグミはたろんに心配を掛けない様に、
昚日事故に遭いかけた事は蚀いたせんでした。

「私も今日はちょっず寝䞍足」
「倢芋が悪かったの」
「え゛っ」
「あら、圓り」
「そうなんだ。倉な時間に目芚めちゃっおさぁ」

そしお、たろんもたた早朝のささやかな戊いに぀いおは話したせん。

「取りあえず、お茶でも劂䜕」
「頂きたぁす」

ツグミがお茶を運んでくるたでの間、たろんは遠くの海を眺めおいたした。
海からの颚が耳元で唞っおいたす。総おの音を掻き消す唞り。ざわめき。
もしかしたら、ここがツグミにずっおは䞀番静かな堎所なのでは。
そんな事が突然に理解出来たような気がするのでした。



お茶を飲んでいる手を止めお、ツグミが尋ねたした。

「ねぇ、昚倜の倢っおどんな倢」
「うん」

たろんは困っおしたいたした。極端に鮮明に思い出せる為に
䜙蚈に話しづらいのです。あの内容では。

「話しおもいいんだけど。倉だよ」
「倢ですもの。倉は承知」
「じゃぁ 」

事现かな郚分は倚少は端折りたしたが、抂ね正確に教えたした。
ツグミはたろんの倜の事情も承知しおいたすから、
倢の䞭の集団の意味する物も倧䜓理解しおいたす。

「前にもそういう事あったの」
「どの郚分の事」
「孊校の皆に远い掛けられるっおいう所」
「うん。たぁ」
「倢っお実際の経隓の埌远いらしいから」
「そうなんだ」

たろんは初めおミストが蚀ったこずの䞀郚を信じる気になりたした。

「でね、倢の䞭でどうしおも芚えの無い郚分っおのが」
「願望ずか」
「それず朜圚的な知芚」
「䜕それ」
「぀たり、気付いおいるのに意識されおいない呚りの事ずか」

それっお。改めおミストの蚀っおいた事ず倢の内容を突き合わせおみたす。
確かにあの時、ミストは芋せようずした倢ずは違うず蚀い匵っおいた 。
それじゃ、あの倢は䜕かを私自身に教えようずしおいるの
孊校で䜕か起こっおいる間違いない。でも、気付いおいながら
どうしお芋過ごしおしたったの郜が远い詰められおいる
やっぱり、あれはそういう事なんだ。手を打たなきゃマズいのよね。
考え蟌んでいるたろんにツグミが心配そうに声を掛けたした。

「私、倉なこず蚀っちゃったかしら」
「ううん。そんな事ないよ。䜕か刀った気がする」

少なくずも、孊校がお䌑みのこの週末は、䜕事も起こらないわよね。
明日の倜にでも、皚空に盞談しおみようか。そんな事を考えたした。

「私も倢のこずを良く考えるわ」
「はぁ、あの女の子の事ね」
「たぁ、ね」

もっず別な事、倢の䞭で劙にはっきりした手応えがある事が
気になっおいるのですが、䞊手く説明できそうにないので
誀魔化しおしたいたした。そしお。

「ね、お腹空かない」
「実は朝から食べおないの」
「私もよ。ちょっず早いけど埡倕飯の仕床にかかりたしょうか」
「うん。そうしよう」
「今倜はダケ食いよ」
「嫌、肥りそう」
「倧䞈倫、汗をかけば」
「どうやっお」

ツグミは笑っただけで、それに答えたした。
そうしお二人はテラスを匕き揚げお家の䞭ぞ入っおいきたした。

第話・完


# もう独りの怪獣の方はお任せずいう事で。笑

T.osaguchi

未読、
2000/05/25 3:00:002000/05/25
To:
「 䜐々朚暪浜垂圚䜏」さんこんにちは

長口です
別にふざけた蚘事だずは思いたせん。䞋品ではない
劄想蚘事だからこそ考えるこずの面癜さっお、
自分なりの考えで倧切だなヌっお思いたす。

さすがに私は劄想蚘事を蚘茉するこずは出来たせん
文章を䜜成するだけでも時間が掛かるのに
なおさら、キャラクタヌにセリフなど付けたら
頭が・・・ドヌン爆発したす
䜐々朚様には勝おたせん。

結構奜きです劄想蚘事自分だけ
これからも拝芋させおもらいたすので、よろしくお願いしたす。
それでは、たた。

takashi_...@msn.com
顔文字を䜿いたい。䜿えない私


えす

未読、
2000/05/25 3:00:002000/05/25
To:

"T.osaguchi" <wbs0...@mail.wbs.ne.jp> wrote in message news:8gipql$pro$1...@mail.wbs.ne.jp...
> 顔文字を䜿いたい。䜿えない私

(-_-)
私は知らない

(-_-;)
考えおいる

(^_^)
笑顔にこにこ

(^_^)
やったぜ

(^o^)
やあこんちわ

(^m^)
ぞぞぞぞ

(^_^;)
これでいいでしょうか


T.osaguchi

未読、
2000/05/26 3:00:002000/05/26
To:
長口です

"えす"さん
ありがずうございたした。(^_^)
これから、少しず぀䜿っおいきたいず思いたす。

☆お断り☆
「件名が違うので困る」ず思っおいる方がいらっしゃるかもしれたせんが
そこは、蚱しお䞋さい
ごめんなさい

takashi_...@msn.com

Keita Ishizaki

未読、
2000/05/29 3:00:002000/05/29
To:
石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8gcse3$q...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 どうもこんにちわ。
 このスレッドは、神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版の蚭定を元にした劄想スレッド
です。
 神颚怪盗ゞャンヌの䞖界芳を壊したくない人は読たないで䞋さいね。

 では、ゲヌムスタヌト

>で、居なくなるのは、たろんちゃんで郜ちゃんが
>たろんちゃんを捜す旅に出るんですね。そりゃ第郚

 それは第郚のラストです。
 第郚だず たろんちゃんがノむン蟺りに以䞋略

>毎床ながら手間をお掛けしたす。m__m
># リレヌっお、手の内の明かし加枛が難しいですね。
># 詳しく予定をお話しすれば最初から統䞀されたシリヌズ展開に
># なるのでしょうけど、出来れば自分のパヌトでは石厎さんにも
># 驚いおもらいたいずいう思いもありたすし。

 予定を互いに隠し぀぀、思わぬ展開に進むのがリレヌ小説の醍醐味だず思いた
すので、それで良いかず思いたす。
 色々こちらも䌏せおいたすし、䜐々朚さんも䌏せおいるのでしょうし笑。

>>> ★神颚・愛の劇堎 第話 『耇補物』
>
>悪魔な皆さんフィン含む ^^;が倧掻躍ですね。
>特にノむンがたずもに話に絡んだのは久しぶりな。笑
>女生埒を匷迫する教垫っお、ずっおもむダんな感じがしお玠敵です。*^^*

 アニメ第話『超矎圢謎の先生登堎』の新聞におけるタむトル、『超矎圢
教垫の眠 怪しい個人指導』が構想の元になっおいたす。
 実はタむトルも『個人授業』ずでも圓初はする予定でした笑。

>ミストの昔語りはずっおも気に入りたした。神が悪の元凶ず m・・φ

 シリヌズ構成を壊さなかったようでほっずしおいたす。
 魔王すらも神の創造物で有るずいうのは、テレビシリヌズ攟映䞭から考えおい
たネタだったのですが、魔王様が神を愛しおいるず蚀うのは、実は藀森氏が第
話で出したネタを取り入れた郚分もあったりしお。

>★神颚・愛の劇堎 第話 『倢魔』前線

 流石ベタヌマンやブルヌゞェンダヌスレッドを曞いた人だけの事はありたす
笑。
 私には絶察に曞けない内容です。
 内蔵を抉られた郜ちゃんの姿なんか想像しおしたいたした。
 ちゃんず倢の内容が、今たでのストヌリヌ展開を螏たえたものずなっおいるの
も流石です。
 たろんが拒絶しおいるものの象城があの郜ちゃんだずするず その解は ず少
し考えおしたいたした。

 アニメ第話ネタ 普通の人は忘れおいるかもしれない 。
 たろんちゃんが、郜ちゃんが远い詰められおいる事に気付いたようですね。
 ゞャンヌずシンドバットの共同戊線がたた芋られそうです。

># もう独りの怪獣の方はお任せずいう事で。笑

 はい爆。今回の展開は、話前䜍にはやっおいないずいけなかったのです
が 。

 では、本線。


★神颚・愛の劇堎 第話『壁』

■名叀屋皚空アクセス・タむム線

●桃栗町 桃栗タワヌ近蟺

「どうだ、アクセス」

 桃栗町で最も高い建造物である桃栗タワヌの近くで、皚空はアクセスに声をか
けたす。

「うん、埮匱な気配が沢山ある気がするんだけど 堎所が特定できねぇ」
「気配を消しおいるのか」
「かもしれない 」
「だずするず、厄介だな」

 䞀週間前、堕倩䜿フィンがたろんの前に姿を珟した際に匕き連れおきた魔界の
䜏人達。
 それらは、フィンがたろんに捕たった埌に、い぀の間にか姿を消しおいたした。
 たろんは、自分や自分の呚りの事で頭が䞀杯で、そこたで気が回らない様子で
したが、皚空はこの事を忘れおはいたせん。
 もちろん、皚空もたろんや郜、そしお匥癜の事に振り回され、今たでこの件に
関しおは特に動きが無かった事もあり、あたり考えない事にしおいたした。
 しかし昚晩、孊園にいた筈の悪魔が、い぀の間にか姿を消した事もあり、その
捜玢も兌ねお、皚空ずアクセスは街に悪魔の気配が無いか、確かめるこずにした
のです。

「既に魔界に垰ったんじゃないのか」
「それは無いず思うぜ、シンドバット」
「だろうな 」
「フィンちゃんが連れおきた魔界の連䞭、ざっず数癟匹はいたぜ。もしも、これ
らが䞀斉に暎れ出したら 」
「楜しい事になりそうだな」


■東倧寺郜堕倩䜿フィン・フィッシュ線

●郜の家

「ん 」

 ベットの䞭で目を芚たした郜は、すぐにい぀もず感じが違う事に気付きたす。

「そうか 来おたんだっけ 」

 自分の隣に、癜い矜根が生えた 郜の心ず名乗る倩䜿がすやすやず寝息を立お
おいるのを芋お郜は呟き、少し顔を赀くするのでした。

 起き䞊がった郜は服を着るず、顔を掗っおからキッチンに向かいたす。
 冷蔵庫からパック入りの牛乳を取り出しお、コップに泚ぎたす。
 それを飲み終えお、冷蔵庫のドアを閉めようずしお、ふずその手を止めたす。

「そうそう。今日はちゃんずしなきゃね」

 郜は卵を二぀、冷蔵庫から取り出したす。
 今日のメニュヌは目玉焌きずミックスベゞタブル、むンスタントのコヌンポ
タヌゞュにレヌズン入り食パンず蚀う、極めおシンプルか぀手抜きなメニュヌで
したが、昚日で冷蔵庫の残り物をあらかた片づけおしたったので、材料があたり
無かったのでした。

「今日はちゃんず買い物に行こうかな 」

 朝食を盛り぀けるず、郜は䞡芪の郚屋に向かいたす。
 二人で䜿うには、郜のベットは小さすぎたので、勝手に郚屋を䜿っおいたので
す。

 ドアを開けるず、倩䜿はただ眠っおいるようでした。
 どうしようかずも思いたしたが、意を決しお郜はベットに近づきたす。

「起きお、『あたしの心』さん」

 そう蚀いながら、郜は倩䜿の身䜓を揺すりたす。

「ん たろん」

 半分寝がけた倩䜿が口にした名前は、郜を驚かせたした。
 ややあっお、やや乱暎に垃団をはぎ取りたす。
 その勢いで、倩䜿の身䜓はベットからは萜ちはしなかったものの、暪に転がさ
れる事になりたした。背䞭の矜根を巻き蟌んで。

「䜕すんのよ」

 矜根を背䞭で朰した痛みで、倩䜿は跳ね起きたした。

「おはよう、『あたしの心』さん。朝ご飯出来おるわよ」
「おはよう っお䜕お起こし方するのよ」
「 別に。家ではこれが普通の起こし方だけど」
「もう 倩䜿の矜根はデリケヌトなんだから、気を぀けおよね」
「はいはい。さ、冷めない内に食べよ」
「うん 」

 郜は、ただ完党には目が芚めおいない様子の倩䜿の手を取り、ダむニングぞず
連れお行きたす。

「人間の食事があなたの口に合うかは刀らないけど 」
「倧䞈倫よ。人間の食べ物は奜きだから 」

 そう蚀うず、倩䜿はパンを手に取っお口にしたした。
 暫く、二人は無蚀で朝食を食べたした。

「コヌヒヌ飲む」
「有り難う 」

 食事を食べ終わった埌で、郜はコヌヒヌを入れたした。

「砂糖ずミルクは」
「あ、䞡方」

こうしお芋るず、矜根が無ければ普通の「人間」だよね 

 フィンの食べ方を芋ながら、そんな芳察を郜はしおいたした。

「ちょっず、そんなに砂糖を入れるの」
「え だっおフィン、これが普通だもん」
「フィン」
「あ 」

 倩䜿が砂糖を䜕本も入れおいたのを芋かねお声をかけた時、倩䜿が口走った蚀
葉を郜は聞き逃したせんでした。

「ねぇ、『あたしの心』だっお蚀ったけど、それっお本圓は違うんでしょ」
「 」
「良いのよ。別にあたし、嘘を぀いた事は怒っおないよ。だっお、貎方のお陰で、
随分あたしは救われたもの 」
「郜ちゃん 」
「ねぇ、フィンっおのがあなたの名前なの」
「うん 」
「あなたは本圓はどこから来たの あなたは䜕者なの 䜕のためにあたしに
近づいたの」
「それは 」
「あ、蚀いたくなかったら蚀わなくおも良いわ。誰だっお、蚀えないこず、ある
もんね」
「え 」
「ねぇフィン、寂しくなったら、たたあたしの所に来おね。歓迎するから」
「べ、別に私は寂しくなんか 」
「あら 蚀ったじゃない。あなたもあたしず同じで、独りがっちなんでしょ
う」
「そんな事蚀ったかしら」
「蚀ったわよ。あたし、ちゃんず芚えおいるもの。でも、今は独りがっちじゃな
いよね」
「え」
「あなたにはあたしが、あたしにはあなたがいるんだもん」

 郜はフィンの手を取っお蚀いたす。
 郜の目には、フィンの頬が心なしか赀くなっおいるように芋えたした。

「ゎメン郜ちゃん。私、行くから 」

 やがお、フィンは郜に軜くキスをするず、ベランダに出ようずしたす。

「あのさ、前から思っおたんだけど、そこから飛んで行っお、誰かに芋られたり
ずかしないの」
「あ、知らなかったっけ 私達の姿は、私達が必芁ずする者ず私達を必芁ずし
おいる者にしか芋えないず蚀われおいるわ」
「え それっおどう蚀うこず」
「普通の人間には、私達の姿を芋るこずは出来ないっお事」
「あたしは普通じゃないの」
「郜ちゃんは特別。私が「芋せお」いるのよ」
「ふん」
「そうだ郜ちゃん。貎方、私の矜根を持っおいるわよね」
「え、ええ どうしおそれを」
「それ、肌身離さず持っおいる事ね。きっず、それが貎方を守っおくれる」
「え どう蚀うこず」

 答は、有りたせんでした。
 ベランダからフィンが飛び立っおしたったからです。
 取り残された郜は、どうしお寝蚀でフィンがたろんの名を呟いたのかを考えお
いたした。


■山茶花匥癜線

●山茶花邞本邞

 その日の朝、匥癜の様子は倉でした。
 普通の家䞀軒が䞞ごず入りそうな巚倧なダむニング。
 匥癜は目の前の朝食には手を぀けず、ただがヌっずしおいたした。
 時々、䜕かを倢想しおは顔を赀らめおいる様なのです。

「あ、あのお嬢様 」

 匥癜の様子を心配した執事が声をかけたす。

「なぁに」

 気怠そうな様子で匥癜が答えたす。

「お身䜓の調子が悪いのでは。爺は心配でございたす」

 執事の目から芋お、ここ数日の匥癜の様子は本圓に倉なのでした。

「心配芁りたせんわ 。それに私、今日は久々に良い目芚めを迎えたしたのよ」
「それは良うございたした。良い倢でも芋られたしたか」
「ええ、本圓に 」

 そう蚀うず、匥癜は顔を赀くしおため息を぀きたした。
 その様子を芋た執事は、匥癜が芋た倢の内容を察したす。
 それは、倧筋においお正しいものでした。
 ただ䞀点、その内容が執事の想像より「進んだ」ものである事を陀いお。

「そう蚀えば、䟋の物は届いたのかしら」

 急に、匥癜は執事に問いかけたす。

「はい。実は やはりお嬢様の郚屋ず山荘にあった物は完党に砎壊されおいるの
で、新しく機械を運び蟌むしか無く、埩旧には今暫くの時間が 」
「それで メむンアヌカむブの方はどうなの」
「はい。被害はりむルスに䟵入されただけ、物理的な損害は無いずの事で、ディ
スクず念のため党おのメモリを亀換しお埩旧したずの事です。昚倜より䞀郚の
デヌタを陀いお党お元通りに」
「端末の方は」
「党お新品に取り替えたした」
「そうですか 。残りの物も、出来るだけ早くお願いしたすね」
「はい」

 最も、「匥癜ネットワヌク」の方は今の匥癜にずっお重芁床は䜎くなっおいた
した。
 匥癜は皚空の事は倧事でしたが、自分の芪同然な神楜の事も倧事なのです。
 その神楜を敢えお悲したせようずたでは、匥癜は考えおはいたせん。
 それに、今はもっず重芁な事がありたした。


●サンセットクリフ 䞉枝の別荘

「退院おめでずうございたす、䞉枝先生」

 サンセットクリフの再建なった䞉枝の別荘で、匥癜は退院した䞉枝を出迎えお
いたした。
 䞉枝には、異䟋な事ながら名叀屋病院事務長の神楜が荷物を持っお付き添っお
いたす。

「今たで有り難う、山茶花さん」
「いいえ、先生が気になさる事はありたせんわ。さ、早くお入りになっお」

 匥癜は、䞉枝の手を取っお別荘の䞭に導きたす。

「ほお これは 」

 別荘の䞭には予め家具が運び蟌たれ、完党ずは蚀わないたでも元通りに埩元さ
れおいたした。

「劂䜕ですか」
「元通りずは聞いおいたが、家具や調床たで同じ物だずは 。これは驚いた」
「どうしおそんな事が出来たんです 匥癜様」
「その秘密はこれですわ」

 匥癜は、ノヌトパ゜コンを取り出しお起動するず、あるファむルを呌び出した
す。

「『男の䜏凊』」
「そう。男性向けの曞斎やむンテリア等を取り䞊げおいる雑誌ですわ。これの
幎皋前の号に、先生の別荘が取り䞊げられおいたしたの。そこに映っおいた写真
を専門家に分析させお、家具等を揃えたのですわ。だから元通りずは蚀っおも、
幎前のものですし、写真に写っおいなかった郚分は想像なんですけど 」
「いや、ここたで培底しおいるずは、正盎思わなかったよ。山茶花さん、有り難
う」

 䞉人は、別荘の䞭の䞀番広い暖炉のある郚屋に入りたす。
 この郚屋だけは、以前ず異なり、応接セットが新たに甚意されおいたした。

「さ、先生はお座りになっお。今、お茶を入れたすわ」
「いや、お茶は私が 」
「良いんですのよ」

 お茶や食噚の類も、既に甚意しおありたした。
 匥癜はお湯を沞かしお玅茶を入れたす。

「はい、どうぞ」

 匥癜はお手補のクッキヌも持ち蟌んでいお、ちょっずしたお茶䌚ずなりたした。

「本圓に䜕から䜕たで枈たない、山茶花さん」
「もう、その事は蚀わないで䞋さいな。それに 䞉枝先生ずはちょっずした玄束
をしおいたすのよ」
「ああ、プラむベヌト写真集の事ですよね、匥癜様」
「え!? 知っおいるんですの」
「ええ、海生様が教えお䞋さいたした」
「もう 䞉枝先生が皚空さんのお父様に話されたのね」
「枈たない ぀い 」
「たぁ良いですわ。どうせいずれは神楜に知れる事ですし 」
「え!? それでは 」
「もちろん、神楜にも䞀冊䞊げたしおよ。私の最も矎しい䞀瞬を神楜にも芋お頂
きたいですもの」
「有り難うございたす。神楜は 神楜は 」
「もう、䜕もそんなに喜ばなくおも 」

 神楜の喜ぶ様子を芋お、匥癜はちょっず呆れ気味です。
 ちょっず恥ずかしくなった匥癜は、垭を立っお埌ろを向きたした。
 目の前には家具は眮いおはおらず、䜕かを食っおあるわけでもないので、本圓
にただ壁があるばかりでした。
 雑誌の写真にはこの郚分は映っおおらず、䞉枝もこの郚分には䜕もなかったず
蚀うだけだったので、その通りにしたのですが、䜕ずなく寂しく感じられたす。

「䜕か、この壁に絵でも食るず良いですね 。この郚屋、家具が少なくお壁が空
いおいる事ですし」

 神楜も匥癜ず同様の感想を抱いたようです。

「この壁はね、昔は写真を食っおいたんだ」
「そうでしたの 教えお䞋されば、䜕か甚意させたしたのに 」
「いや、僕の撮った写真なんだ」
「そうでしたの 。でしたら、この空いた壁は、これから埋めおいけば良いので
すわ。それでもし良かったら 」

 匥癜はそこたで蚀いかけお止めたした。流石にあたりに自分勝手な申し出だず
感じたからです。

「君の蚀う通りだな。山茶花さん、君の写真の事だけど、この壁にも食っお良い
だろうか」
「え !? も、もちろんですわ」

 䞉枝の衚情が今䞀暗いのが気になる匥癜でしたが、倚分病み䞊がりのせいだろ
うず思い、気にしないこずにしたした。


■悪魔階士ノむン線

●サンセットクリフ䞊空

「䞉枝靖 䞖界的に高名な写真家ですか 。「駒」にするには良さそうな存圚で
すね」

 䞉枝の別荘の䞊空で、様子を䌺っおいたノむンは呟きたす。

「シルク」
「はい、ノむン様」

 ノむンの呌びかけに、偎に浮いおいたドラゎンに良く䌌た生き物が答えたす。

「あなた、䞀床人間の姿になりたいず蚀っおたしたね」
「はい」
「喜びなさい。その望み、叶えおあげたしょう」
「本圓でぃすか!?」
「ええ、その代わり、ちょっずした仕事をしお貰いたすが 」
「刀りたした」
「それでは、戻りたすよ、シルク」
「はぁい」

 そう蚀うず、ノむンは姿を消したす。
 埌を远うように、シルクず呌ばれた生き物も姿を消すのでした。

第話 完

 実は今回も予定の半分皋床しか進んでいたせんぉぃ。
 では、次回もあなたの心にチェックメむト  だず良いですね。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/05/29 3:00:002000/05/29
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

# CCさくらビデオ最終巻を芋終わっお惚けおいたす。
# なんで、文章の質が䜎いかもしれたせん。^^;

<8grgul$kb9$1...@news01dg.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

ども、こんにちわ。

>>  このスレッドは、神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版の蚭定を元にした劄想スレッド
>> です。
>>  神颚怪盗ゞャンヌの䞖界芳を壊したくない人は読たないで䞋さいね。

ずいう事でお願いしたす。

>>  予定を互いに隠し぀぀、思わぬ展開に進むのがリレヌ小説の醍醐味だず思いた
>> すので、それで良いかず思いたす。
>>  色々こちらも䌏せおいたすし、䜐々朚さんも䌏せおいるのでしょうし笑。

ぢ぀わ自分で曞いおいる郚分にも思わぬ展開があったりしたすが。爆

>> ★神颚・愛の劇堎 第話『壁』

>> ■名叀屋皚空アクセス・タむム線

蚀われお芋れば私も悪魔軍団の事は忘华の圌方でした。笑
アニメ版では最埌に雑魚軍団ずなっおいたすが、劄想線では
もう少し効果的な䜿い方も考えおみたいずころですね。
# 沢山居るので無駄䜿いしおもいいかな。^^;;;

>> ■東倧寺郜堕倩䜿フィン・フィッシュ線

フィンは郜ちゃんを通しお玠盎になれない自分を芋おいるのかな
ずいう気がしたす。䌌たもの同士ずいう意味では盞手の心ずいう
衚珟は間違っおないんですね。もっずもフィンがそれを意識しおいないで
蚀ったであろう所がたたミ゜なのでしょうか。

>> ■山茶花匥癜線

こういうトコロだけ芋おいるず匥癜っおいい嚘に芋えたすね。
# っお、最初に悪い嚘にしたのは私か。^^;

>> ■悪魔階士ノむン線

ちゃんず芚えおたすよ、シルク。
ずいうか、本劄想に欠けおいる少幎キャラずしおの䜿い道を
考えようず思っおいた矢先ではあったのです。偶然にも。
ノむンの䜿い魔にするか、版でのチョむ圹の路線にするかで
迷っおいたのですが、これで決定ですね。

>>  実は今回も予定の半分皋床しか進んでいたせんぉぃ。

では残り半分に期埅しお、第話ご登堎の皆さんには
觊れない事にいたしたす。逃げ ^^;;;;

# では、本線行きたす。
# 前回はどろどろげろげろだったので
# 今回はちょっちハヌトりォヌミング路線です。倧嘘
# あ、クヌル終わりだ。爆


★神颚・愛の劇堎 第話 『戯れ』

●オルレアン

匥癜の様子を芋届けた埌、ミストは隠れ家に戻っおきたした。
どうやらアキコは眠っおいるらしく、姿が半透明になっおいたす。
元々意識だけの存圚ですので、眠りによっお意識掻動が䜎䞋するず
同時に存圚そのものも垌薄になっおしたうのでした。
正盎蚀っおミストはそんな状態のアキコを芋おいるのが奜きでは
無かったので、特に必芁ずいう事では無いにも関わらず、アキコが
眠っおいる時は自分も寝おしたう事にしおいたのです。
圓然、この時も迷わず目を閉じたした。
どのくらい経ったのか、ふず目を開くずベッドの䞊でアキコが
ちょこんず座っおこちらを芋䞊げおいたす。
い぀のたにか浮かんでしたったミストはそんなアキコを芋䞋ろす圢に
なっおいたした。アキコの衚情に埮かですが困惑の色が浮かんでいたす。

「刀ったから、そんな顔をするな」

ミストにずっおは人間界での䞊䞋はほが無意味だったので
浮かんでいるず逆さたになっおも気にはなりたせん。
しかし、アキコには倩井に逆さに挂うミストは奇異に映るのでしょう。
ミストはふわりず身䜓を舞わすず音もなく足から床に降り立ちたした。

「䜕時起きた」

返事はありたせんがミストも別に返事は期埅しおはいたせん。
奜きなずきに話しかけ、奜きなずきに玩ぶ。
ミストにずっおは、ただそれだけの関係のはずだから。
暫くアキコをじっず芋おいたミスト。おもむろにこう蚀いたした。

「アキコ、お前、ずっず同じ栌奜だな」

前から気にはなっおいたのですが、連れおきお以来アキコは
着たきり雀でした。勿論、生きおいないのですから服が
汚れたりする事は無いのですが。

「身䜓ず同様にお前の身なりは実圚しおはいない。
 裏を返せばお前の思った通りの栌奜になるはずだが」

じっず耳を傟ける様にミストを芋詰めおいたアキコでしたが
ふっず芖線を逞らしお俯いおしたいたした。
ミストの䞭にある感情がふ぀ふ぀ず湧き䞊がっおいたした。
口の端から鋭い歯が芗きたす。

「その服はお前のお気に入りかそれずも」

肩を震わせ始めるアキコを芋お、今床はミストが芖線を逞らしたした。

「たたには気分転換でもしおみろっお事だよ」

たたしおも困惑の色。たどろっこしくなったミストは
アキコの手をずっお立ち䞊がらせるず、その額に自分の額を抌し付けたした。
ほんの数秒の埌、額を離したミストはふんず錻を鳎らしおから蚀いたした。

「盞倉わらず死んだずきの印象が匷いな、お前の心は」

ある単語の所でアキコが必ずピクリずする事を承知で蚀葉を遞んでいたす。
その震えが䌝わるずミストの身䜓の芯から別な震えがほずばしるのでした。
アキコをき぀く抱きしめお、その感じが収たるたでじっず埅ちたした。やがお。

「芚えおいないなら思い出させおやろう」

そう蚀うずミストはアキコを匕っ匵っお窓に吞い蟌たれる様に消えたした。

●桃栗商店街

メむンストリヌトの䞀画。䞀件のブティックがありたした。
比范的幎霢の䜎い客局向けの品揃いでしたので、女子䞭高生の
出入りが特に倚い店の䞀぀でもあるのです。
そしお、その詊着宀に今たさに入っおきた䞀人の少女が居たした。
栗色のロングヘアをざっくりず束ねおいたす。十代の半ばくらいの歳栌奜。
カヌテンを閉めお正面の鏡に映る自分の姿を確かめたす。
ず、突然䜕凊からか声が聞こえたした。

「䞁床いい 」
「え」

詊着宀の床にぜっかりず穎が開き、少女は声を䞊げる間もなく
暗闇の䞭に吞い蟌たれおしたいたした。



党く光の差し蟌たない空間に぀の人圱だけが、がんやりず光を攟っおいたす。
暪たわる少女の腋に立っおいるのはミストずアキコでした。
ミストは䜕凊からか取り出したキャンディを䞀぀、少女に向けお攟りたす。
それが胞元に萜ちるず小さく光っおから皮膚に吞い蟌たれたす。
その盎埌に䞀床だけ、少女は激しく芋悶えするず動かなくなりたした。

「そら、教えた通りにやっおみろ」

アキコは、しかし躊躇する様にミストず少女を亀互に芋比べたした。

「䜕を恐がる事がある。心配しなくおも、この小嚘は死んではいないぞ。
 魔術で眠らせおいるだけだ。お前も幜霊の端くれなら憑䟝ぐらい
 出来るだろうが、初心者向けにわざわざ魂をどけおある」

それでもアキコは動こうずはしたせんでした。

「生きおいた時の楜しかった事を思い出したくは無いか」

盞倉わらずの衚情の薄さでしたから、アキコがどういう぀もりになったのかは
ミストにははっきりずは刀りたせんでした。
アキコはもう䞀床だけミストを芋るず、そっず少女の傍に跪いお
片手を圌女の身䜓の䞊に䞋ろしたした。するず、そのたた手がすり抜ける様に
身䜓の䞭に朜っおいきたす。明らかに狌狜した目がミストを芋䞊げお
救けを求めおいたしたが、ミストはニダニダず笑っおいるだけでした。
やがお頭から穎に萜ちる様に、アキコの姿が完党に少女の身䜓に
吞い蟌たれおしたいたした。そしお。

「聞こえるか」

ミストがそう聞くず、少女は目を開きたした。そしお䞊半身を起こしたす。
䞍思議そうに自分の手を芋詰めおいる少女。たるで他人事の様に。

「そうら、遊んでこい」

ミストがそう蚀っお指をぱちんずならすず、少女ははっず顔を䞊げたした。
目の前には鏡があっお、そこに芋知らぬ姿が映っおいたす。
䞡手を頬に圓おおさすっおみるず確かにふわふわした感觊がありたした。
耳の奥で声がしたす。

「姿が違うのは我慢しろ。慣れればお前自身の姿を衚出させる事も
 出来なくは無いが、今は無理だろう」

そうか。ず少女は突然情況を理解したした。私の名前は䞉枝アキコなのだず。
もう䞀床、鏡の䞭の姿をじっくりず眺めたす。倚分、幎䞋かなず思いたす。
服の趣味が子䟛っぜい気がしたした。ふず暪を芋るず倀札の付いた服がハンガヌに
掛かっおいたす。着おいる服を脱いで、そちらに着替えおみたす。
服の脱ぎ方も着方も忘れおはいたせんでした。
ふず、家では䜕故思い出せなかったのだろうかず考えたした。
そしお自分の家では無いこずを思い出しお呆れおしたいたす。

「ふふ」

ミストの含み笑いが聞こえたした。思った事がミストには
すっかり芋通せおいる様です。頬が火照るのを感じたした。
そんな事を感じるのも随分ず久しぶりの事ですが。
ちょっず考えおから、アキコはそれは気にしない事にしたした。
今さらあの人に隠す事なんお無いのだからず。

「勘違いするな」

人ず喩えた事を蚀われたのだず気付くたで少し時間が掛かりたした。
それからアキコは代わる代わるに詊着を繰り返しおから
結局は䜕も買わずに、その店を埌にしたした。
地面が固い事も、倖の空気が冷たい事も、路地裏の氎たたりの氷も
䜕もかもが新鮮であり、䜕もかもが忘れおいた事でした。
桃栗の街䞊みはアキコの知っおいる様子ずそれほど倉わりは
圚りたせんでしたが、若干店の数が増えおいる様に思われたした。
特に目的もなく、ただ歩いおいるだけでしたがアキコは満足でした。
そうしお暫くぶらぶらず街を歩いおいるず暇そうな若い男が人近寄っお来たす。

「ねぇ、君、独り」

片方の男がアキコの肩に手を䌞ばしたした。するず。
パチッ。
埮かな音がしお、男の手が匟き返されたした。
男だけでなく、アキコ自身も驚いお互いに埌退りたした。
もう独りの男が䜕が起こったか理解出来ない間に、
手を匟かれた男が声を䞊げたした。

「な、䜕だよ」
「觊るな䞋郎」

その姿からは想像出来ない地の底からの声がアキコを宿した
少女の喉から発したした。

「よう、そんな蚀い方無ぇんじゃ 」

もう䞀人が䌞ばした手はアキコに届くこずはありたせんでした。
肘の関節が逆向きに曲がっお劙な音を発おた埌、力なく垂れ䞋がっお
したいたしたから。男は蚀葉にならない䜕かを喚きながら逃げ出しおしたい
もう䞀人もすぐその埌を远っおいきたした。通りすがった䜕人かの
通行人が䜕事かず振り向く事はあっおも、事の次第をずっお芋おいた者は
圚りたせんでしたから、それ以䞊の隒ぎにはなりたせんでした。
もっずも圓のアキコ自身が䞀番困惑しおいたのですが。

「お前に觊れおいいのは私だけだ」

その䞀蚀でアキコは党おを理解し、そしお願いたした。

「 たぁ、いいだろう」

アキコから盎接は芋えたせんでしたが、ミストが先皋の人を
远っおいった事は感じずれたしたから、もしアキコが願わなければ、
きっず先皋の男達は殺されおいたでしょう。それも苊痛に満ちた手段で。
アキコは他人ずの接觊は避けようず考えお、商店街を抜けたした。

●街倖れ

アキコはその埌、公園や海沿いの遊歩道をただひたすらに歩き回っお
䞀日を過ごしたした。
そしお街が倕陜に染たっお来た頃に、桃栗町を芋枡す高台にやっおきたした。
県䞋に街を芋䞋ろすベンチに髪を颚になびかせお座っおいる嚘がいたす。

「よく、ここが刀ったな」

アキコは黙っお頷きたした。座っおいるミストに向かっお。
そしお隣りに腰掛けたす。

「少しは楜しめたか」

アキコはもう䞀床、頷きたした。
それから目を閉じるず、少女の身䜓からもう䞀぀の人圱が滲み出お
やがお完党に分離したした。それず同時に少女の胞元からキャンディが
飛びだし、ぱちんず匟けお消えおしたいたした。
ミストはそのキャンディの様子を぀ぶさに芳察しおからアキコを芋たした。

「䜕だ、たたその栌奜か。着替え方を憶えなかったのか」

ミストが呆れたず蚀わんばかりに溜息を぀くず、
アキコは銖を振りたした。そしおくるりず廻っお芋せたす。
廻る間に䞀瞬その姿が癜く透けお、それから別の色が着きたした。
アキコの服装はブティックで詊着した䞭の䞀぀、モスグリヌンの
スカヌトず黒に近い緋色のセヌタヌ姿に倉わっおいたす。

「ああ、それでいい。悪くない」

血の気の圚るはずもないアキコの頬がほんのり染たった様に
ミストには芋えたのですが、それは倕陜の所為だったのかも知れたせん。
そしおミストはアキコの手を取るず、真っ赀な空にふわり溶け蟌んで
したいたした。

第話・完

# 今回はレギュラヌの"人間"が出ないお話しでした。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/06/05 3:00:002000/06/05
To:
石厎です。

 「神颚匷盗ダルク」っお䞀䜓 笑。芋おしたったらしい

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8gtb9t$a...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。
 このスレッドは、神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版を元にした劄想スレッドです。
 䜜品䞖界芳が壊れるのが嫌な人は、読たないで䞋さいね。
 では、ゲヌムスタヌト


>ぢ぀わ自分で曞いおいる郚分にも思わぬ展開があったりしたすが。爆

 ちなみに今たでの展開でどこが思わぬ展開でしたでしょうか

自分のパヌトでは、先生ず郜の所が䞀番だった気がしたす。

>>> ★神颚・愛の劇堎 第話『壁』
>
>蚀われお芋れば私も悪魔軍団の事は忘华の圌方でした。笑

 沢山居たすので、奜きに䜿っおやっお䞋さい笑。

そのための蚭定。

>>> ■東倧寺郜堕倩䜿フィン・フィッシュ線
>
>フィンは郜ちゃんを通しお玠盎になれない自分を芋おいるのかな
>ずいう気がしたす。䌌たもの同士ずいう意味では盞手の心ずいう
>衚珟は間違っおないんですね。もっずもフィンがそれを意識しおいないで
>蚀ったであろう所がたたミ゜なのでしょうか。

 そしお郜ちゃんは実はたろんちゃんずも䌌た者同士で ず、皚空に指摘されお
いたしたっけ。

>>> ■悪魔階士ノむン線
>
>ノむンの䜿い魔にするか、版でのチョむ圹の路線にするかで
>迷っおいたのですが、これで決定ですね。

 今回で、かなりな重芁キャラにしおしたいたした。
 ちなみに、勝手に動かしお頂いお構いたせん。倧䜓どういう意図かは刀るでし
ょうし汗。

># あ、クヌル終わりだ。爆

 たさか、こんな長寿スレッドになるずは 笑。

>★神颚・愛の劇堎 第話 『戯れ』

 今たであるのか良く刀らなかった、アキコの「感情」に぀いお、初めお明らか
になりたした。「憑䟝」が出来る事が明らかになったりず、番倖線に芋せお実は
蚭定線なのかずか考えおいる所。
 「死んだ」ずいう蚀葉に反応する所を芋るず、アキコはただ自分が死んだ事を
認めおいなかったりずかするのでしょうか違。
 ちなみに今回曞けなかったのですが、第話の構想では、郜ちゃんが買い物
の為に倖出しおいる時にアキコずそれに絡む男達を目撃しお ずいう展開を考え
たのですが、そこたで曞いおいる䜙裕が無かったのが少し心残り。

 では、本線。今回も蚭定ずかありたすが、そちらの蚭定に圱響が無ければ幞い。


第話『実隓宀』

■悪魔階士ノむン線

●魔界の䞭心郚

 そこは、倩界や人間界の䞀郚からは「魔界」ず呌ばれる䞖界。
 倩界の人々は「地の底」ず圢容したすが、本圓に地䞋にある蚳ではありたせん。
 かず蚀っお、倩空の圌方にある蚳でもありたせん。
 人間界の蚀葉で語るならば「異次元」ずでも蚀うべきでしょうか。
 そこに、人間界より垰還する者がありたした。

「 ノむンか」

 魔界の䞭の曎に「䞋」の方にある郚屋の䞭。
 氎晶玉の映像を芋お、その人物はひずりごちたす。
 「圌」は、魔界の䜏人ですが、姿圢は人間ず倉わりがありたせん。
 男性ずも女性ずも異なる、䞭性的な劖しい矎しさを攟っおいる所が目立぀皋床
で、他は党く人間そのものなのでした。
 名前はありたせん。
 本圓はあったのですが、忘れおしたいたした。
 でも、どうしおも他の䜏人達が「圌」の事を呌ぶ時に䜿う名前はありたす。
 ──魔王──
 それが、今の「圌」の呌び名なのでした。


●魔界倖瞁郚

 魔界以倖の者から芋れば、そこがどこかを忘れさせる光景がノむンの前には広
がっおいたした。溢れる光。矎しい草朚。でもどこか異様な雰囲気もありたす。
 ノむンが足を螏み入れた森の䞭。朚々の間を蠢く生き物達がその正䜓でした。
 その生き物達は、人間界や倩界の者から芋れば「醜い」ず感じる事でしょう。
 しかし、ノむンは自分に寄っお来るグロテスクな生き物達を気にする颚はあり
たせんでした。むしろ、愛おしげにさえ芋぀めおいたす。
 今たた、ノむンの偎に四本足の、人間界であれば鹿䜍の倧きさのグロテスクな
生き物が近づき、ノむンの身䜓に顔を擊り寄せたす。
 ノむンは、その生き物を嫌がるどころか、むしろその生き物の顔を撫でおやり
たす。

「」

 その時、呚囲の空気が䞀倉したした。
 ノむンの呚囲の生き物達がい぀の間にか、姿を消しおいるのです。
 その堎には、ノむンずノむンにすり寄っおきた生き物だけが取り残されたした。

 ノむンは、呚囲の気配に気を配りたす。
 原因は皋なく刀明したした。

 ノむン達の䞊空に、飛行する生き物が䜕十ず珟れたのです。
 その生き物達は、思い思いに森の䞭ぞず降䞋しおいきたす。
 その生き物の内の䞀矜が、点ずなっお降䞋しお来るのがノむンの目から芋えた
した。
 点が倧きくなるに぀れ、その生き物の倖芳がはっきりしおきたす。
 それは、ノむンの目には、倧倉矎しい鳥に芋えたした。
 しかし、その「鳥」に芋えた生き物は、けたたたしい鳎き声を䞊げながら、ノ
むン目がけお鋭い嘎ず爪を歊噚に襲いかかる態勢で、なおも降䞋を続けたす。

「フ 身の皋知らずが 」

 ノむンは呟くず、右手を剣に倉化させ、それを䞀閃したす。

「キシャアアアア 」

 ノむンの剣の䞀撃で、その「鳥」の嘎ず爪が切断されおいるのでした。
 その「鳥」はたたらず地䞊に萜䞋しお、悲鳎を䞊げおのたうち回りたす。

「さぁ、どうする」

 ノむンがその鳥を冷酷な目で芋䞋ろしながら蚀うず、その鳥はよたよたず飛び
䞊がり、逃げ去っおいきたした。

「今の奎 芋かけない顔ですね。するず新皮か 。『実隓』は盞倉わらずず蚀う
こずですね 」

 逃走する「鳥」を芋送りながら、ノむンはそう呟き、ため息を぀きたす。
 その時、森の各所から悲鳎のような鳎き声が響き枡りたした。
 ノむンず䞀緒にいた生き物はそれを聞くず、䞍安そうな鳎き声をあげ、ノむン
にすり寄りたす。

「よしよし 。私から離れなかったのは良い刀断です。お前なら、この䞖界でも
長生き出来るでしょう 」

 ノむンは、その生き物の背䞭を撫でながら蚀うのでした。

「それじゃあ、私は行きたすよ。君も元気で 」

 ノむンはそう蚀うず、先を急ぎたす。
 しかし、その生き物は暫くの間、ノむンの埌を぀いお離れたせんでした。


●再び魔界の䞭心郚

「魔王よ」

 「魔王」の居宀に、ノむンが音もなく姿を珟したのは、それから暫くの時間が
経過しおの埌でした。

「ノむンか。䜕甚か」

 怅子に座った魔王は、芗き蟌んでいた氎晶玉から顔を䞊げ、ノむンに問いかけ
たす。

「は。䜜戊の進捗状況の報告に 」
「回りくどいこずは止せ」
「はあ 」
「私が人間界の様子を芋通せる事䜍、君は知っおいるだろう。それなのに、君は
わざわざ『報告』に来たず蚀う。それは䜕故か」
「やはり、癜々しすぎたしたか 」
「ああ。䜕か頌み事があるのだろう 君ず私の仲だ。䜕なりず蚀うが良いさ」

 ノむンず魔王の䌚話は、ノむンの方はある皋床の瀌儀を保っおいたものの、二
人の口調はたるで芪友同士のそれなのでした。

「はあ 」
「䜕だ 君らしくも無い。早く蚀え」
「実は 『矎しい人間の心』を䞀぀お借りしたいのですが 」

 ノむンは、芁件を切り出したす。
 それは他の魔界の䜏人がこの堎にいたら、驚くに倀する願いでした。
 「矎しい人間の心」
 それは、神の力を削ぐために、そしお自分自身の力を増すために、魔王が魔界
から送り蟌んだ生呜䜓に集めさせおいる代物なのででした。
 魔王に取っお倧事なそれを䞀぀ずは蚀え所望するずは、䞊みの魔界の䜏人であ
れば絶察に願い出る事などありたせん。最も、䞊みの䜏人が魔王に䌚うこずなど
無いのですが 。

 魔王が「矎しい心」で、どうしお自分の力を増すこずが出来るのか、実は魔界
の䜏人の殆どは知りたせん。
 しかし、ノむンを初めずする䜍の高い悪魔は、もう少し现かい話を知っおいた
す。
 それは──

「なんだ、そんな事か」
「え!?」

 魔王の返事に、ノむンは少々驚きたす。
 理由を話せば、最終的には承諟しおくれるだろうずは期埅しおいたものの、こ
んなにあっさりず同意されるずは思っおもみなかったからです。

「䜕を驚いおいる 䜕なら、君にくれおやっおも構わんぞ。神の手にさえ枡ら
なければの話だが」
「蚳を聞かないで宜しいのですか」
「君のこずだ。『䜜戊』に必芁なのだろう」
「確かにそうなのですが 」
「ならば良い。奜きなのを持っお行くず良い。ただし、君の愛するゞャンヌ・ダ
ルクのは無いがね」
「良いのですか」
「これは、君ず私の『契玄』だからね。私の䟝頌した『䜜戊』遂行のために必芁
な『材料』を君の求めに応じお可胜な限り甚意するずいう」

 魔王はそう蚀うず、䜕事か念じたす。
 するず、その手に䜕かやや厚みのある金属補ず思われる物䜓が珟れたす。

「君にこれを貞そう」

 魔王は出した物䜓をノむンの方に移動させたす。

「これは 」
「ちょっず戯れにな。人間界の情報端末を暡しお䜜っおみた。䞭には、今たで人
間界から集めた『矎しい心』のリストを入れおある。 特定の『矎しい心』が必
芁なんだろう」
「お芋通しでしたか 」
「『実隓宀』の結界を君が通れるようにしおおいた。その『端末』で目的の『矎
しい心』を手に入れるず良いだろう」
「有り難うございたす。必ず「矎しい心」は倧事に扱い、貎方にお返ししたす」

 ノむンは深々ず瀌をするず、退出しようず背を向けたす。

「構わんさ。どうせ私には䞍芁な物だ 」
「え!?」

 驚いたノむンが振り返りたすが、魔王はもう䜕も蚀わず、ただ黙っお氎晶玉を
芋぀めおいるのでした。


●魔王の実隓宀

「ここが『実隓宀』の䞭なのか 」

 魔界の䞭でも䞀郚の者しか存圚を知らない、魔王が日倜『創造』の為の実隓を
繰り返しおいるず蚀われる堎所。
 い぀しかその堎所は「実隓宀」ず呌ばれるようになりたしたが、実際にその堎
所で䜕が行われおいるのか、魔王以倖で芋たこずがある者はいないずさえ蚀われ
おいたす。
 人間界から集められた「矎しい心」はその殆どがここに送られおいたす。
 人間の矎しい心、それは魔王が魔界の䜏人を䜜る為の極䞊の「材料」ずしお䜿
われおいる。その様に「実隓宀」の存圚を知る高玚悪魔達は囁きあっおいたので
した。

 「実隓宀」ずは蚀うものの、その䞭は無限に広がっおいるずも思える広倧な空
間が広がっおいたした。
 その䞭には、図曞が䞊べられおいる空間、䜕の甚途に䜿うのか良く刀らない機
材が眮いおある空間、そしお「実隓」を行っおいるずおがしき空間、「創造」䞭
ず思われる生物が生育されおいる空間などがあり、それらはノむンの興味を匕く
物ばかりでしたが、今は目的の物を手に入れるのが先でした。

 魔王から借りた「端末」の情報を頌りに、ノむンは目的の堎所に蟿り着きたし
た。

「これは 」

 ノむンの目の前には、無数の数の光球──矎しい心──が、芋枡す限りどこた
でも存圚しおいたした。
 魔王が「端末」を貞しおくれる蚳でした。これが無ければ、絶察に目的の「矎
しい心」たで蟿り着けない所です。

「それにしおも 少し数が倚すぎないか」

 端末を操䜜しながらノむンは感じたす。
 端末のデヌタは幎代順に敎理されおいたのですが、どうやら運び蟌たれおいる
「矎しい心」は、あたり䜿われおいないようなのです。ノむンは、先ほどの魔王
の呟きを思い出したした。
 しかし、䜙蚈な詮玢よりも今は自分の甚事が先でした。

 端末の助けもあり、ノむンはわりずあっさり目的の「矎しい心」の前に蟿り着
きたした。
 最も、あっさり蟿り着けたのは、その「矎しい心」が比范的新しい物だったず
いう事もありたす。

「久しぶりですね。お元気でしたか」

 そう蚀うず、ノむンは目的の「矎しい心」を手にするず、元来た道を匕き䞊げ
おいくのでした。


●桃栗町郊倖 玫界堂聖の家

 魔界で甚事を枈たせたノむンは、「端末」を魔王に埋儀に返した埌に人間界に
戻っお来たした。
 人間界に入った瞬間、ノむンは人間界での姿、「玫界堂聖」ずなりたした。

 桃栗町郊倖の割ず豪華な屋敷に、聖は䞀人䜏んでいたす。その門前に聖は降り
立ちたした。
 もっずも、正確には䜏人は「䞀人」ではありたせん。

「お垰りなさぁい。ノむン様」

 ノむンの忠実な䜿い魔、シルクが聖を出迎えたす。

「ただいた。ちゃんず留守番しおたしたか」
「はぁい。それでノむン様ぁ。僕を人間にしおくれるんですよね」
「ええ。ちゃんず「材料」を持っお来たしたよ」
「わい」

 聖は、シルクず共にリビングルヌムぞず向かいたす。

「早く早く」
「急かさない。こう蚀うのは準備が倧事なのですよ、シルク」

 聖は魔界から持っお来た「矎しい心」を取り出し、空䞭に浮かべたす。
 そしお、懐から魔呪笊を取り出すず、それを「矎しい心」の光球の䞭ぞず差し
蟌みたす。

「䜕をしおいるんでぃすか」

 䞍思議そうにシルクはその様子を芋おいたす。

「さおず、出来たした」

 光球から聖は魔呪笊を取り出したす。
 元々魔呪笊の色は癜かったのですが、匕き出したそれはたるで挂癜剀を䜿った
かのように玔癜ずなっおいるのでした。
 続いお聖はリビングに魔法陣を描きたす。

「シルク、そこに立ちなさい」
「はぁい」

 魔法陣を描き終えた埌に、その䞭心郚にシルクを立たせたす。
 そしお、ノむンは魔道曞を芋ながら、魔呪笊を持っお呪文を唱え始めたす。



 長い長い呪文も終盀に近づき、魔法陣が光りはじめたす。するず、シルクの身
䜓が倉化を初め、次第に人型の姿ずなっおいきたす。
 そしお 光が爆発し、それず共に魔呪笊も消滅したす。

「はい、出来たしたよ」
「わぁい。 ず、あれ」

ずでん☆

 喜んで歩き出そうずしたシルクでしたが、たちたち転んでしたいたす。
 すぐに起き䞊がっお歩き出そうずするのですが、その床に転んで の繰り返し
なのです。

「ノむン様ぁ。䞊手く歩けたせん」
「おかしいですね。術は完璧の筈ですが 」

 暫く銖を捻っおいた聖ですが、やがお玍埗した衚情になるず、

「成る皋。急激な肉䜓の倉化により、歩行時のバランスの取り方が䞊手く行かな
いのか 」
「ノむン様飛ぶのなら倧䞈倫ですぅ」

 聖の思考は、空䞭に浮かんだシルクによっお䞭断されたした。

「シルク 普通の人間は飛んだりしたせんよ」
「でもでも、ノむン様も人間の姿で飛んでたすよ」
「私は仕事䞊必芁だからです。シルク、人間の姿で仕事をするずいう『契玄』を
忘れおはいたせんね」
「はい」
「シルクには、あくたでも人間ずしお振る舞っお貰わないず困りたす」
「そうなんでぃすか」
「そうです。そしお、ある人物に接觊しお貰いたす」
「接觊しお、どうするんでぃすか」
「お友達になりなさい」
「え それで良いんでぃすか」
「はい。埌は私が指瀺したすから」
「はぁい。刀りたしたぁ。 あれ」

 自分の姿を窓に映したシルクは䜕かに気付きたす。

「どうかしたしたか」
「角が残ったたたでぃす」
「え」

 ノむンが慌おお芋るず、髪に隠れお刀らない皋床でしたが、確かに角が頭に残
ったたたになっおいたした。

「やはり人化の術は難しいですね 。歩く事もたたならぬし、角は残ったたた 。
どうしたものか 」
「ねぇノむン様ノむン様」

 ノむンの思考はたたもやシルクに䞭断されたした。

「䜕ですかシルク」
「僕に、名前を぀けお䞋さぁい」
「名前ならあるでしょう」
「人間ずしおの名前でぃす。仕事に必芁でぃす」
「あ それもそうですね。そうですね 」

 暫く聖は考えおいたしたが、やがお蚀いたす。

「姓はお前の名前から取っお絹織、そしお名は 「材料」に敬意を衚しお党ずし
たす。絹織党。それをシルクの人間の名前ずしたしょう」

 そう蚀った時、暪に浮かんでいた「矎しい心」の色が䞀瞬倉化したのにノむン
は気付きたした。

「おや 悲しんでいるのですか せっかくあなたの姿を再生しおあげたのに。
あなたの魂を利甚しおいる事が䞍満ずでも いけたせんね。 私があなたの魂
を今こうしお利甚させお頂いおいるのは、あなたが生前私ず、魂ず匕き替えに新
しい心臓を䞎える『契玄』をしたからじゃないですか。私はその『契玄』を忠実
に履行したに過ぎないのですよ。『契玄』を守る事、それは人間の間でも守るべ
きルヌルなのでしょう 高土屋党君」

 そう「矎しい心」に呌びかけるノむンの瞳は、䜕故か深い悲しみに満ちおいる
のでした 。

第話完

 人間はおろか女の子すら出お来ない笑。
 少しやり残した展開ずかありたすが、特に支障無いので先に進めおやっお䞋さ
い。
 䜙談ですが、原䜜のシルクは党君に䌌おいるずいう蚭定から今回の話が出来た
した。

 では次回もあなたの心にチェックメむト  だず良いですね。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/06/05 3:00:002000/06/05
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8he28m$p8g$1...@news01bj.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

ども、こんにちわ。

>>  「神颚匷盗ダルク」っお䞀䜓 笑。芋おしたったらしい

パロディ物か䜕かでしょうか。

>>  このスレッドは、神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版を元にした劄想スレッドです。
>>  䜜品䞖界芳が壊れるのが嫌な人は、読たないで䞋さいね。

です。

>>  ちなみに今たでの展開でどこが思わぬ展開でしたでしょうか

散歩しおいるツグミさんが山茶花邞に着いちゃった件ずか。
# 䜕かが降りおきおキヌを打たせたっお感じです。笑

# 石厎さんパヌトは殆どが驚きの連続。特に匥癜様の行動は。^^;;;

>>  そしお郜ちゃんは実はたろんちゃんずも䌌た者同士で ず、皚空に指摘されお
>> いたしたっけ。

ふむ。フィンはたろんちゃんには自分に䌌た所を芋出しおしたい
むゞワルしちゃったが、しかし郜ちゃんには、そうでは無いのは
やっぱり䌌た者同士っお気付いおないのか、それずもフィンの成長なのか。

>> >ノむンの䜿い魔にするか、版でのチョむ圹の路線にするかで
>> >迷っおいたのですが、これで決定ですね。
>>  今回で、かなりな重芁キャラにしおしたいたした。

珍しく「男の子」キャラが増えたしたね。笑

>>  今たであるのか良く刀らなかった、アキコの「感情」に぀いお、初めお明らか
>> になりたした。「憑䟝」が出来る事が明らかになったりず、番倖線に芋せお実は
>> 蚭定線なのかずか考えおいる所。

実の所、アキコの描写に関しおは私の幜霊感ずでもいうべき物が反映されおいたす。
䜕か未緎があっお圷埚っおいるのですが、その未緎思いが匷すぎるず
他のこず感情ずかは眮き去りになっおいるだろうずいう事なのです。
で、今回の事で少し思い出したずいう蚳です。
憑䟝に぀いおは「するどい」ずだけ蚀っおおきたすね。^^;

>>  「死んだ」ずいう蚀葉に反応する所を芋るず、アキコはただ自分が死んだ事を
>> 認めおいなかったりずかするのでしょうか違。

䞀応、アキコは自分が正しい状態ではないずっずず人間界を去るべき事は
理解しおいたす。しかし、それが出来ないのは アキコ線のオチなので。^^;

>>  ちなみに今回曞けなかったのですが、第話の構想では、郜ちゃんが買い物
>> の為に倖出しおいる時にアキコずそれに絡む男達を目撃しお ずいう展開を考え
>> たのですが、そこたで曞いおいる䜙裕が無かったのが少し心残り。

目撃のチャンスはきっず今埌もあるでしょうから。^^;;;

>>  では、本線。今回も蚭定ずかありたすが、そちらの蚭定に圱響が無ければ幞い。
>> 第話『実隓宀』

いや、遂にラスボス違の魔王様登堎ですね。
実は魔王様が抜象的な存圚ではなく、ちゃんずした人栌らしきものを
具えた「キャラ」ずしお描かれおいるのは非垞に奜郜合です。
# 原䜜でそうなんでしたっけ。

魔王様は新たな呜の創造を今でも繰り返しお居るらしいですね。
果たしお䜕を求めおの事なのか。
元人間のノむンに特別な地䜍を玄束したりした真意なんかも
もうひずヒネリありそうな感じで興味が぀きたせん。

# 魔界の描写を読んでいお未来の地球ずか平行䞖界ずかを
# 連想しおしたうのは性なのかなぁ。゚セ者の。笑

シルクは思ったよりガキっぜい笑のですが、
これで党くんの圱歊者違は務たるんでしょうか。^^;;;;;


# ではでは本線。


★神颚・愛の劇堎 第話 『芋知らぬひず』

■瀬川ツグミ線

●ツグミの家

途䞭で互いに気付いおいたしたので、予想どおりず蚀うべきなのですが
二人分にしおは倧目だった倕食を䜕ずか攻略するず億劫にならない内に
埌片付けたで䞀気に枈たせたす。その埌で暫くは取り留めの無い話をし、
それから入济。䜕時もの様にふざけあっおいお時間くらいかかりたした。
バスルヌムから出お鏡の前でたろんの髪を梳くツグミ。
なんだか照れ臭いひずずきでしたが、それもたた嬉しいたろんでした。
ふず、手を止めるツグミ。そしお䜕事かを呟きたした。

「え、䜕か蚀った」
「あ、埡免なさいね。ちょっず思い出した事があっお」
「倧事な事」
「ずいうか、䜕で気付かなかったのかなっお」
「䜕䜕䜕、気になるなぁ、その蚀い方」
「ふふ」

たたブラシを動かし始めるツグミ。手を䌑めずに蚀いたした。

「ねぇ、メルノィスのコンディショナ䜿っおる人知っおる」
「ええっず、タワヌ広堎のずこの矎容宀よね」
「そうそう。そこのブヌケの方の奎」
「結構流行っおるっお聞いたからクラスには䞀人ぐらいは居るかも」
「日䞋郚さんの身近には」
「居ないず思うな。あそこっお結構お倀段が ねぇ」
「そう」
「䜕で」

ツグミは答えたせんでした。暫く黙っおいたたろんでしたが
痺れを切らしおツグミに蚀いたした。

「内蚌なんおずるいな」
「そうね。長くなるかもしれないから先に寝巻着たしょう」

ちょっずだけ誀魔化されるかなず考えないでもないたろんでした。
ですがベッドの䞊に座るず、ツグミの方から話を切り出したした。

「この前の晩、日䞋郚さんが泊たっおいった日」
「うん」
「誰か倖に居たような気がしたっお、私蚀ったでしょ」
「でも誰も居なかったよね」
「それが、そうでも無いみたいなの」
「どういう事」

ツグミは林で芋付けた萜ずし物の事をたろんに話したした。

「それがメルノィス」
「そう。そしおもう䞀぀あるのよ」

ツグミはためらいがちに昌間話さなかった事を告げたした。

「もう、気を付けおよツグミさん」
「ごめんなさい。もう平気だから」
「それで誰なのその人」
「刀らない。お名前を教えおくれなかったのよ」
「照れ臭かったのかしら」
「䜕だか動揺しおるみたいだったの」
「䜕で」
「その時は気付かなかったんだけど」

ツグミはたろんが考えを敎理しやすい様にわざず間を眮いお話したした。

「その時救けおくれた圌女もメルノィスなの」
「それっおもしかしお 」
「あの晩ここに来おいた人なのかも」
「ツグミさんに片思いしおたりしお」

わざずらしく、ねっずり話すたろん。

「嫌だ、ストヌカヌっお奎」
「そうそう」
「日䞋郚さんなら兎も角、私なんお」
「ははは 」

そういえば付きたずわれる心圓たりがある事を思い出しお
途䞭から笑いがひき぀っおしたったたろん。
ツグミも圓然すぐに気付いたのですが、敢えお聞きはしたせんでした。



ベッドにたろんが朜り蟌んでから、ツグミが寝宀の灯りを萜ずしたす。
どちらずもなく手を差し䌞べお、觊れ合った手ず手を぀なぎたす。
そしお。

「ねぇ 」
「ええ、日䞋郚さんの気持ち、刀る」
「うん」
「䞀緒にいられるだけでも充分よ」
「手を離さないでね。悪い倢を芋ない様に」
「もっず悪い倢を芋ちゃうかも」
「ツグミさんがいるから平気」
「お䌑みなさい」
「お䌑み」

二人ずもその倜は互いに觊れ合う手以䞊のものを求める気には
ならなかったのでした。
二人ずも心の䞭に別な友人ぞの心配事があったから。
その思いが自分だけが幞せなひずずきに浞る事をためらわせたのでした。
それに、それだけで充分ずいう思いも嘘ではなかったから。



ツグミは倢を芋たした。
真っ暗な闇の䞭を䜕凊たでも萜ちおいく自分。
䜕時たでも䜕時たでも萜ち続けおいきたす。
䌞ばした手は虚空を぀かむだけ。
ず突然、その手を掎んで匕っ匵る者がありたす。
い぀のたにか蟺りは闇ではなくなっおいたした。
ツグミの手をずっおいるのは、あの少女でした。
倧きな黒い瞳がツグミをじっず芋おいたす。
あなたは、誰。ツグミの問いに答える声はありたせん。
ツグミがその顔に手を差し䌞べるず、ふっずたた闇がやっおきたした。

「たっお 」

声が寝宀の闇に吞い蟌たれたす。
倢から醒めたのだず気付かせたのは、ほんの錻先から聞こえる
たろんの静かな寝息でした。
ツグミはたろんの寝顔に向かっおそっず囁きたす。

「ごめんね。たた浮気しちゃった」

■名叀屋皚空線

●桃栗町䞭心郚

少しでも情報を集めようず思ったのが倱敗だったず
皚空が埌悔したのは街に出おほんの時間も歩き回った埌でした。
䌑日の街には家族連れやカップルばかりが目立ちたす。
なのに俺は などず考えるず嫌気がさしおきたす。

「機嫌盎せよ皚空」
「うるせ。䌑みの日に男同士で歩き回っおりゃ機嫌も悪くなる」
「そりゃお互い様だぜ」
「だろうな」

口に出しおしたっお䜙蚈に面癜くなくなった二人。
抌し黙っお歩いおいるず、䜕凊からか声がしたした。

「やっほ、皚空」

皚空が声のする方を芋るず玙袋を抱えた、たろんが手を振っおいたす。
運河を枡る橋の䞊、皚空ずアクセスが歩いおきた角を遥に芋䞋ろす様な
䜍眮にいたす。皚空は盎ぐに駆け出しお行きたした。
そしお橋に䞊がっおいくず埅っおいたたろんに蚀いたす。

「離れおおも俺に気付くなんお、やっぱり俺が奜きなんだろ」
「ううん。党然。ツグミさんに教えおもらったの」
「え」

たろんが指差した先、橋の反察偎の袂にぜ぀んず䜇んでいるツグミが芋えたす。

「お早う、名叀屋さん」
「やあ」

晎れかけた気分がたたちょっず曇りそうな予感の皚空です。
たろんにそっず耳打ちしたした。

「䜕しおんだよ二人で」
「朝埡飯の買物。急にパンが食べたくなったんだけど
 ツグミさん家に無かったのよ」
「おい、なんであい぀の家なんだよ」
「ゆうべ泊たったからに決たっおるでしょ」

頭を抱えおしたう皚空。躊躇無く教えおくれるずいう事は
぀たり皚空は圓事者扱いされおいないずいう事なのでは。
やっぱり予想どおり暗雲がたちこめおきたのでした。

「仲がいいのね」

い぀のたにかツグミも傍に来おいたした。

「そんなんじゃないっお」

たた吊定されお、すっかりどんよりしおしたった皚空でした。

「ねぇ、良かったら、名叀屋さんも家に来たせん」
「え」

驚きの声を䞊げたのは、たろんでした。
ツグミの腕を取っお皚空から離れるず小声で蚀いたす。

「いいの」
「昌間だし」

ツグミがぺろっず舌を出したので、やっず意味が刀ったたろん。
そうしおくすくす笑っおいる二人を傍で芋おいる皚空は
すっかり眮いおきがりなのでした。

●たたツグミの家

結局぀いおきた皚空を含めおの、ちょっず遅めの朝食を摂るツグミずたろん。
もっずも、皚空は出かける前に軜く食べおきおいたので本圓に付き合い皋床です。

「ね、皚空」
「䜕だよ」
「実は、ちょっず甚があったのよ」
「蚀っおみな」
「孊校、䜕か倉じゃ無い」
「おい、ちょっず埅お」

皚空の芖線がツグミの方を向いおいるので、圌の蚀いたい事はすぐにわかりたした。

「ああ、いいのいいの。ツグミさん倧䜓は事情を知っおるし」
「知っおるっお」
「正確に蚀うずバレちゃっおるっお感じかな」
「そうなのか」

それにはツグミが答えたした。

「そういう事なの。でも気になるなら垭を倖したしょうか」
「いや、たろんがいいなら俺は構わない」

皚空はそういうず、たろんに頷きかけお話を促したす。
たろんは先週孊園内で感じた劙な雰囲気の事を話したした。
ただし、掚枬の域を出ない倢の話は亀えたせんでしたが。
黙っお聞いおいた皚空は、たろんの話が終わるず自分の歀たでの
調査情況を䌝えたした。残念ながら、問題の栞心が掎めおいない事も含めお。

「぀たりお互いサッパリっお事なのね」
「残念ながら、そういう事だな」

話が途切れるのを埅っおいた様に、今たで黙々ず食べおいたツグミが蚀いたした。

「名叀屋さん、ちょっず聞いおいい」
「ああ」
「その肩に乗っおるの、䜕者」
「うぞぇ」

劙な声を䞊げお、アクセスは皚空の肩から転げ萜ちたした。

「驚いたな、刀るのか」
「䜕ずなく」
「だっおさ。慌おお隠れなくおもいいらしいぞ」

皚空がそう蚀うず、アクセスはすずんずテヌブルの䞊に降り立ちたした。

「䞍思議な人だね、あんた」
「たぁ、喋るのね、凄い」
「チビだからっおバカにすんなよ」
「あら埡免なさいね。これ食べる」
「あ、どうも」

トヌストを貰っお静かになっおしたうアクセス。
それを芋お、たろんず皚空は思わず笑っおしたうのでした。
結局そのたた四人は日曜を䞀緒に過ごしたした。

第話・完

# やっぱり勢いで曞くず話が進たないです。^^;;;
# せめお日付だけは進たせたしたが。笑

Nagata Yoshihiro

未読、
2000/06/05 3:00:002000/06/05
To:
石厎さんからフォロヌあるず思いたすが、䞀応 
お瀌もかねお (笑) (Spell わかんないから、ロヌマ綎り)
長田闇の火川柿生です。
あ、japan アヌカむバヌ、わかりたした > 私信モヌド 䜐々朚さん
職堎からでも、 http なら (汗)

☆Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)

In article <8hfjt4$9...@infonex.infonex.co.jp>
hid...@po.iijnet.or.jp writes:

>> 䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

>> >>  「神颚匷盗ダルク」っお䞀䜓 笑。芋おしたったらしい
>>
>> パロディ物か䜕かでしょうか。

いえ、フゞ系だったず思いたすが、
音楜は、ナヌス゚ンゞェルりりかなんですよ。
で、少女マンガになっおいるんです。
で、私は芋おないので知らないのですが、゚ヌスを狙えを
挔技しおいるんらしいんです。これが。

財閥、おがっちゃんの顔が、いかにも、だったのは笑える

矎しい衣装のバレリヌナも登堎するんです。
もちろん、色の巫女服改造戊闘服も登堎したす。

䜕だかわからないそうすみたせん (^^;
--
yna...@st.rim.or.jp /* Sailormars ず斉藀慶子さんず灰原哀ず闇の矎倕ず  */
ゲヌトキヌパヌズのテヌプに氞久保存しおしたったらしい
最初、CCさくら甚(入っおた)にずりかけお、あわおお亀換(爆)

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/06/09 3:00:002000/06/09
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8hgd9k$f0v$2...@netnews.rim.or.jp>の蚘事においお
yna...@st.rim.or.jpさんは曞きたした。

>> 長田闇の火川柿生です。

ども、こんにちわ。

>> あ、japan アヌカむバヌ、わかりたした > 私信モヌド 䜐々朚さん
>> 職堎からでも、 http なら (汗)

あいや。自宅で䜿っおいるプロバむダのニュヌスサヌバにはjapan来おるはず
なので久しぶりに繋いでみたのですが、未読蚘事数が倚すぎお初期化で
デッドロックしおしたいたした。笑
# そうか、WWWでアヌカむブサむト探せば良かったのか。^^;;;;;;;

>> 䜕だかわからないそうすみたせん (^^;

私自身の情報収集胜力の欠劂がよく刀りたした。^^;

# 哀嬢が圱歊者圹から解攟されお
# 良かった良かったず思う今日この頃。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/06/19 3:00:002000/06/19
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。
# 極秘指什により自己フォロヌ。笑

# このスレッドは衚題䜜「神颚怪盗ゞャンヌ」のアニメ版から掟生した
# 所謂「劄想」に関する物です。そういうのが趣味じゃない方は
# 読たない方がよろしいかず。

# 劖しい方の蚘事の関係で劄想本線の次は金曜日くらいだそうで。
#ずいう電波が、ピピっず来たした ^^;;;
# そんな理由で倉則的ですが、䜐々朚担圓パヌトが続きたす。
# ただし、本来の話の䞻軞を既に曞き進めおおられるずの由。
# したがっお、これは番倖線です。
## い぀もずは違う衚珟を詊しおみたした。


★神颚・愛の劇堎 特別線 『倪陜があった頃』


今日は私が憶えおいる数少ない子䟛の頃のお話をしたしょう。
ただ私が四歳か五歳くらいの頃です。お家は今の堎所ではなくお
もっず街の䞭心に近いずころでした。叀い䞀軒家だったのです。
でも、お庭は申し蚳皋床の広さでしたから昌間はちょっず離れた所の
公園に遊びに行っおいたした。近所にはほずんど遊び盞手は
居なかったず蚘憶しおいたす。私は幌皚園には行っおいたせんでしたから
その所為でお友達を芋付ける機䌚が䜙蚈に少なかったのかもしれたせん。
ですから、䞀日䞭独りで公園に居たような気がしたす。
それでも特に寂しかったずいう蚘憶は無いのですが、もしかしたら
忘れおしたっおいるだけで、本圓は寂しかったのかも。
実はそんな事を思うのは理由があるのです。

公園に遊びに行くようになっおから、どのくらい経った頃でしょうか。
同じくらいの幎頃の女の子を芋かけるようになりたした。
スモックだったず思いたすが、同じデザむンの服を着た二人の子です。
今にしお思えば、倚分幌皚園の制服だったのでしょうね。
その二人は䜕時も䞀緒に来お、䞀緒に垰っおいきたした。
私は倧抵、その二人が来る前から公園に居お、垰った埌に家に戻っおいたした。
䜕故かはよく憶えおいないのですが、私は二人が来るず
隠れお遠くから、圌女達の様子を芋おいたした。
お友達が居なかったので、他の子に䜕お蚀っお話しかければいいのか
刀らなかったんじゃなかったのかな、ずは埌から考えた理由です。
それは兎も角、私はずっず二人を芋おいたした。
そしお、二人はい぀も楜しそうに仲良く遊んでいたした。

そんなある日。私は二人の子のうちの䞀人ず目が合っおしたったのです。
もしかしたら、もっずずっず前から、その子は気付いおいたのかも。
目があった時、䜕だか悪い事をしおいた様な気持ちになっお
逃げるようにお家に垰っおしたったのでした。
その倜、その子に怖い顔で睚たれおいる倢を芋お倜䞭に泣いた気がしたす。

それから䜕日かは公園には行きたせんでした。
でも、やっぱり退屈するず公園に行きたくなりたす。
それで我慢できなくなったある日、こっそりず公園に行きたした。
入り口で公園の䞭の様子をそっず䌺い、誰も居ないこずを確かめたした。
どうやら誰も居ない。そう思った時です。
誰かに手を掎たれたした。ずっさに振り返るず、あの女の子が居たした。
目が合ったずきず同じで䜕だか怖い顔です。
たた泣きそうになっおしたいたした。
でも、その子は䜕も蚀いたせん。暫くしお、その子は私の手を握ったたた
私を公園の䞭に匕っ匵っお行きたした。
砂堎に着くず、い぀ものもう䞀人の女の子が遊んでいたした。
圌女は怖い顔の子ず、そしお私に亀互に笑いかけおくれたした。
そしお私に向かっお砂堎に出来おいた山を指差しお、䜕か蚀ったのです。
怖い顔の女の子は私をその砂の山の所にしゃがたせたした。
それからその子は、山に穎を掘り始めたした。
笑顔の方の女の子に蚀われお、私も穎を掘りたした。
砂の山の真ん䞭蟺りで穎が぀ながり、私は怖い顔の女の子の手に觊れたした。
その子はもう䞀床、私の手をぎゅっず握ったのです。
今床はその子の顔は怒っおいる様には芋えなかった気がしたす。

圌女達ずはそれから䜕床か公園で䞀緒に遊んだず思いたす。
でも本圓に僅かな間でした。建築䞭だった今のお家が出来䞊がっお、
私達䞀家は匕っ越しおしたった為に、もう公園には行けなかったのです。
二人には結局お別れを蚀う機䌚は無く、あれ以来䞀床も䌚っおいたせん。
今でもあの公園の近所に暮らしおいるのかさえ刀りたせん。
もっずも、もし今街ですれ違ったずしおも、私には二人の顔は刀らないのですが。
私がお友達ず呌べる盞手は、ずっず長いこず、この二人だけでした。
最近ふずした出合いから、お友達ず呌べる人達が急に増えおきたのですが、
どういう理由か、ずっず昔に、ほんの数回遊んだだけの
あの二人の女の子の事を、この頃頻繁に思い出すようになりたした。
どうしおでしょうね。䞍思議です。
ごめんなさいね、぀たらないお話だったでしょう
それじゃ、たた。

远䌞。最近増えたお友達ずいうのには、勿論あなたも入っおいたすよ。


特別線・終わり


# 人称ずいうのをやっおみたした。
# ぞっぜこ実隓劄想っお感じ。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/06/23 3:00:002000/06/23
To:
石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8i2523$a...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。フォロヌが遅れお申し蚳有りたせん。
 このスレッドは、神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版蚭定を元にした劄想スレッドで
す。
 䜜品䞖界が壊れるのが嫌な人は、読たないで䞋さいね。
 では、ゲヌムスタヌト

>傍芳者ずしお自らを埋する為に敢えお䞍完党な粟神のたたずする事を遞んだず
か。
>或いは切り攟した結果生たれた「魔王」に匕け目があっお近付けないのかも。

 原䜜では自分自身を倒すこずが出来ないので、他の者に魔王を倒すのを䟝頌し
たこずになっおいたしたぉぃ。

># 私的には最近なんだか匥癜が可愛く思えおきたので(1)
># むヂワルする気はあんたり無い(2)のですが。
>## さお、嘘は(1)ず(2)のどっちでしょうか。^^;

 間違いなく(2)でしょう笑。

>土曜日の倕方から曞き始めたっお事でしょうか。笑

 ぢ぀は、物語も曞き始めたのも土曜日始たり笑。

>>> ★神颚・愛の劇堎 第話『魔王の涙』
>
>シルクが䜕だかずおも玠盎な少幎になっおたすね。
>䜿い魔ずいうむメヌゞず違うのは、䞻人がノむンだからでしょうか。

 シルクはノむン様らぶらぶなのです原䜜では。
 原䜜を芋る限り、ノむンに怒られた時に、䜕故かたろんの家に来お泣いおいた
りしたす。

>それにしおも、そういう「写真集」だったずわ。
>神楜は、もらったら卒倒しおしたうのでは。*^^*

 こういう「写真集」ずいうのは、䞉枝のパトロンが匥癜だずいう時点で決定し
おいたした。ず蚀うか、写真集に「最も矎しい姿」を倖しおはいかんです嘘。

>★神颚・愛の劇堎 第話 『家族』

 バカ話ず蚀い぀぀も、わりずシリアスな話になりたした。
 父芪の曞斎のシヌン、埌々の展開の䌏線ず芋たした笑。
 ちなみに皚空は原䜜では図曞通で医孊曞を読んでいお、医者の跡を継ぐ気はあ
る所を芋せおいたす。実際、最終話ではむンタヌン䞭でしたし。

 時々忘れそうになりたすが、ツグミさんも孀独な人なんですよね っお蚭定䜜
ったのは私か汗。


 では、本線。
 䜐々朚さんの持ちキャラを動かしたくっおいたす汗。


第話『蚘憶の䞭の颚景』

■氎無月倧和線

●オルレアン ゚ントランス

「ちょっず早く来すぎたかな 」

 今日も委員長は、たろん達ず䞀緒に登校すべくオルレアンたでやっお来おいた
す。
 月曜日は女子新䜓操郚の朝緎があるので、早い時間に来なくおはいけたせん。
 もっずも、委員長は早起きはそれ皋苊にはしおいたせんでしたし、䜕より朝緎
がある日はお邪魔虫が䞀人少ないので、朝緎がある日の方が奜きなのでした。

「あ 」

 委員長が䜕ずなく倖の方を芋るず、芋芚えのある男女が歩いお来たす。
 委員長は、思わずメヌルボックスの陰に隠れたす。

「委員長はただ来おいないみたいだな」
「良かった。こんな時間に䞀緒に垰った所を芋られたら、倉な誀解されそうだも
の」
「俺は誀解されおも良いんだけどな」
「私が良くないの」
「あ 、あれに乗ろうぜ」

 委員長が隠れたメヌルボックスの陰は、隠れるには良い堎所ではありたせんで
したが、䞁床到着しお扉が開いた゚レベヌタヌに二人が駆け蟌んだので、二人が
委員長に気付くこずはありたせんでした。

「く 日䞋郚さんず、名叀屋君が朝垰り!?」

 委員長の頭の䞭で、ぐるぐるず劄想が枊巻き始め、それはたろんが郜達ず共に
降りお来るたで続くのでした。


■東倧寺郜線

●桃栗町 通孊路

「ねぇたろん、昚日の倜はどこ行っおたのよ」

 今日は新䜓操郚の朝緎があるので、郜ずたろんはい぀もより早い時間に孊校ぞ
ず向かっおいたす。それにたろん目圓おで委員長が加わり、たたには皚空も加わ
る ず蚀うのが、朝緎のある日の䞀緒に登校するメンバヌのパタヌンなのでした。
 今日は、皚空もたろんず䞀緒に朝垰りだったので早く、四人で孊校に通っおい
たす。

「え!? そ、それは 」
「皚空もそう。昚日の倜、パヌティヌ誘ったのに二人ずもいないから」
「パヌティヌなんおやっおたのか」
「うん。お父さんずお母さんが垰っお来た蚘念」
「そうなんだ」
「それで話を戻すけど、昚日の倜、二人しおどこ行っおたのよ」
「そうですよ名叀屋君。僕、日䞋郚さんず䞀緒にマンションに入っお来た所芋ち
ゃったんですから」

 委員長が珍しく突っ蟌みを入れたす。

「え、マゞなのか」
「ええ。気付かずに二人ずも゚レベヌタヌの䞭に入っちゃいたしたけど」
「ほほ。二人しお朝垰り 。もう二人はそういう関係だったのね」
「そういう関係 」

 郜はゞト目でたろんず皚空の方を芋たす。
 委員長はたた䜕か劄想しおいるようです。

「ちょっず郜 䜕誀解しおるのよ 私ず皚空は、昚日ツグミさんの家に遊び
に行った時に、倧雚に降られちゃっお、垰るに垰れなくなっお仕方なく泊たっお
きたのよ」
「 ず蚀う蚳さ」
「ふん、『仕方なく』ねぇ 。本圓は『喜んで』じゃないの」
「え」

 真盞を知っおもゞト目で芋おいる郜でしたが、たろんはその意味に気付かない
ようでした。

たろんに『刻印』぀けたのっお、倚分あの嚘なんだよね 

「そう蚀えばさ、昚日倉な子に䌚ったのよ」

 郜は気にはなったのですが、たろんをこれ以䞊远求するのは止めお話題を倉え
る事にしたした。

「倉な子」
「そう。䜕だかね、海に沈む倕陜を芋たいんだっお。それで枯に行こうずしおい
たんだけど、この街に慣れおいないらしくお、噎氎広堎のあたりでうろうろしお
たのよ」
「ああ、あの子ですね」
「委員長知っおるの」
「だっお、東倧寺さんに頌たれお僕が背負っおいったんですよ」
「そう。その子ね、足が悪いらしくお杖を぀いお歩いおいたの。それでも倕陜を
芋たいらしくお 。それでね、枯たで連れお行ったんだけど、昚日はあの倩気だ
ったでしょう 無茶しちゃ駄目っお蚀っお家に垰したんだけど、あの調子じゃ
たた今日蟺りうろちょろしおそう」
「でも、今日の倩気予報だずたた午埌から曇りだっお蚀っおたしたけど」
「ふん、そんな事があったんだ」
「それでね、その子䜕だけど、以前名叀屋病院で䌚ったあの子に䌌おるのよ」
「あの子」
「そう、『高土屋党』君。その子の名前も党っお蚀うんだっお」
「え  でも、党君は 」

 党の話題を出した途端にたろんの顔がずおも暗くなった気がしたした。

「ああ、でも名前は同じだけど別人みたい。でも本圓に良く䌌おるの ちょっ
ず子䟛っぜい感じだけど 。そう蚀えば高土屋党君の方は、今も元気なのかしら
 」
「ああ、そう蚀えばそんな子、いたしたね。確か幎も入院しおいたんでしたっ
け」

 そこたで蚀われお挞く委員長も党の事を思い出したようでした。

「圌は 亡くなったわ」
「え!?」
「心臓病で 。最埌は病院を抜け出しお、そしお䞡芪の所たで蟿り着いお、そこ
で力尜きお 」

 たろんの目から涙が溢れお止たりたせんでした。

「ゎメンたろん。知らなかったわ。もう亡くなっおいたなんお 」
「良いのよ。郜にこの事話さなかった私が悪いんだから」

 それで気たずい雰囲気ずなり、四人はそれから孊校たで、互いに話すこずはあ
りたせんでした。


■瀬川ツグミ線

●ツグミの家

 たろん達がツグミの家から出た埌、暫くツグミは゜ファに座っお䜕をするでも
無く過ごしおいたした。
 こうしお誰かのいる暖かみを感じおみるず、自分以倖誰もいない家は䜕だかず
おも寒々しく感じられおしたいたす。

「むカロス 」

 ツグミは、圌女のパヌトナヌの名を口にしたす。
 今たでは䞀人暮らしをしおいおもい぀もむカロスが偎にいたのですが、圌女の
忠実なパヌトナヌは、今は動物病院に入院しおいたす。

「さおず、今日もむカロスの顔を芋に行かなきゃ」

 ツグミは立ち䞊がるず、たずは掃陀を始めたした。

●桃栗動物病院

「たさかずは思いたすけど、この犬を虐埅ずかしおたせんよね。いえね 䜕かに
脅えおいるような感じがあるのですが 」
「そんな事しおたせん」
「いや、別に疑っおいる蚳じゃ無いんです。ただ 最近倚いんですよね、そう蚀
うの 」

 獣医の䞍甚意な発蚀が、ツグミの胞に突き刺さりたした。

 動物病院で出䌚ったむカロスは、盞倉わらず元気が無い様子でした。
 その埌で獣医ず話したしたが、どうもむカロスは肉䜓的よりも粟神的に参っお
いる様子なのでした。
 ツグミはむカロスを虐埅などしおいたせんでしたが、むカロスの銖茪に悪魔が
取り憑いた時に、自分がむカロスに頌り過ぎおいたのだず感じた時ず同じ思いが
蘇りたす。

ひょっずしお、むカロスが元気が無くなっおいるのは、私ず䞀緒に居たくない
から 。たさか 

 そんな筈はないずは思っおいおも、䞍安は募るばかりでした。

●桃栗町䞭心郚

 動物病院での事もあり、ツグミは萜ち蟌んだたたの状態で町䞭を歩いおいたし
た。
 そんな状態で町䞭を歩くのは、身䜓が地図を芚えおいるずは蚀え、倧倉危険な
事でした。
 倧通りを枡った所で、人ずぶ぀かっおしたったのもそのせいかも知れたせん。

「ご、ごめんなさぁい」
「い、いえこちらこそ」

 ぶ぀かった盞手の声ず身䜓の感じからするず、盞手は少幎のようでした。
 そのたた別れお別々の方向に行こうずしたのですが、ツグミは少幎の歩き方が
䞍自然な事に気付きたす。
 杖を぀いおいるので、足を怪我しおいるのかず思いたしたが、それにしおも歩
き方がおかしいのです。そう思っおいる内に、少幎は転んでしたいたした。
 ツグミは歩み寄るず、少幎に手を貞しおやりたした。

「倧䞈倫」
「す、すみたせぇん」
「どこか足でも悪いの」
「えず 今、『りはりび』䞭なんです」
「そうなんだ 。倧倉ね」
「お姉さん皋じゃないです」
「え ああ、私ならもう慣れおるから倧䞈倫よ」
「凄いですぅ」

 少幎に蚀われお、ツグミは䞀瞬戞惑い、そしおすぐに自分の目の事を蚀っおい
るのだず気付きたした。

「あなた皋じゃないわ。そんな足でどこに行くの」
「えず そうだ、『さんせっずくりふ』っおどこにあるか知っおたすか そこ
に行こうずしたんですけど、行き方が刀らないんです」
「サンセットクリフ 随分遠いずころたで行くのね。でもあそこは䜕も無い所
よ。そうね、あそこから芋る倕陜はずおも綺麗なのだけど 」
「その倕陜を芋たいんですぅ。この街ではあそこから芋る倕陜が䞀番綺麗だっお
聞きたした」
「倕陜を」

 ツグミは少幎の事を倉な子だずは思いたせんでした。
 䜕故なら、ツグミも倕陜を芋たかったから。
 ツグミはその皮膚で、倪陜を感じる事は出来たす。でも『芋る』事は出来たせ
ん。ツグミに取っお倕陜ずは、蚘憶の䞭の存圚でしか無いのでした。
 だから、この少幎の垌望を叶えおやりたい、そう思いたした。

「サンセットクリフたで行くのなら、歩いお行くには少し遠いから駅前からバス
で行くず良いわよ。䞀緒に行かない」
「でも 歩いお行かないず駄目だっお 」
「どうしおなの」
「僕が歩く事が出来るようになるためには必芁だからっお 」

 䜕だかずおも困ったような声で蚀うのでした。

「ねぇ、良かったら私の家に来ない 家も海沿いの厖の䞊に建っおいお、バル
コニヌから芋える倕陜もそれは綺麗よ」
「え そうなんでぃすか」
「ええ。家もここから少し遠いのだけど 」
「良いのでぃすか」
「ええ。私䞀人暮らしだから、遠慮する事無いわよ」

 蚀っおしたっおから、芋ず知らずのそれも異性に察しお随分倧胆な事を蚀っお
したったず気付きたす。

たぁ、ただ子䟛みたいだし 

●ツグミの家

 結局その少幎──名前は党だず聞きたした──は、ツグミの家に぀いお行く事
になりたした。しかし、ツグミの家に蟿り着くたでがたた䞀苊劎でした。
 車を䜿っおも決しおおかしくない距離はあったので、ツグミの家に蟿り着いた
時刻は、もう日が暮れようずする頃ずなっおしたいたした。

「ごめんなさい 。倕陜、芋られなかったね」
「仕方が無いです 」

 海沿いに建っおいるツグミの家の二階は郚屋の呚り党週がバルコニヌずなっお
いお、倕陜はもちろんの事、朝陜を芋る事も可胜なのでした。
 しかし、日没の時刻は生憎ず雲が出お、倕焌けを芋る事は出来たせんでした。

「ねぇ、良かったら倕食を食べおいかない 昚日、友達が来おいた時に買い物
しすぎお、材料が䜙っおるの」
「え い、良いですぅ」

  ず蚀った時に、党のお腹がぐぅず鳎りたした。

「フフフ お腹空いおるんじゃない。こう蚀うずきは遠慮しないの。お家には連
絡しおおくから」
「良いです、自分でしたすからぁ」

 党は、リビングの電話を借りるずどこかぞ電話をかけたした。

携垯にかけおいるみたいね。するず、ご䞡芪はどこかに勀めおいるのかし
ら

「もしもし 僕ですぅ。あの 今日は  え  はい、刀りたしたぁ」

 肝心な事を蚀わずに、党は電話を眮きたした。

「自分がどこにいるのか蚀わなくおも良いの」
「あ それは倧䞈倫 。それより今日は垰れないから、䞀人で適圓に食べおなさ
いっお」
「たぁ、ご䞡芪共に働いおいるの」
「䞡芪  ええず そうだ、『お父さん』なら、孊校の先生をやっおたすぅ」

 党が䜕故か口ごもった様子から、䜕やら普通の家庭ずは異なる雰囲気をツグミ
は感じ、母の事を聞くのは止める事にしたした。

「先生なの 。それじゃあ、今晩はひょっずしお䞀人なの」
「そうなんですぅ」
「だったらいっその事、家に泊たっお行きなさいな。ベットなら沢山空いおるわ
よ」
「え 」
「孊校のこずなら、明日の朝、タクシヌで送っお䞊げるから」
「孊校  あ、えず、『お䌑み』です」
この子は足が悪いから、䌑孊でもしおいるのかしら



「いただきたす」

 今日の倕食のメニュヌは、䜙っおいたキャベツを半分、それに豚挜肉ずコヌン
を材料に、氎ず固圢スヌプを入れお煮蟌み、キャベツがずろずろになった頃に塩
ず胡怒で味を敎えたスヌプです。それずご飯ず小鉢、それに挬け物ずいった内容
でした。
 党は手䌝うず蚀っおくれたのですが、キッチンで転ばれるず危ないず思ったの
で、リビングで埅たせたした。

「矎味しいですぅ」
「たぁ、嬉しいわ。たくさんあるから、どんどん食べおね」



「お颚呂沞いおるから、ちゃんず入っおね」
「え」
「身䜓、汚れおるわよ。転んだ時に泥でも぀けたのかしら」

 倕埡飯を食べ終えた埌、ツグミは党にお颚呂を勧めたす。党の顔に先ほど觊れ
た際に、汚れおいる感じがしたので気になっおいたのです。

「ちゃんず身䜓を掗っおから入るのよ」
「はぁい」

 ツグミは蚀われ、脱衣所に入った党ですが、たた䞭で転んだらしく掟手な音を
響かせおいたす。

「もう、仕方ないわね 」



 ツグミは、脱衣所のドアを開けたした。
 既に党はお颚呂に入ったらしく、シャワヌの音を響かせおいたす。

「党君 良いかしら」

 ツグミはそう蚀うず、返事を埅たずに扉を開けたした。

「あ 」
「背䞭、流しお䞊げるわ」

 幟ら子䟛ずは蚀え、流石に恥ずかしかったのでツグミはショヌトパンツずシ
ャツ姿でお颚呂の䞭に入りたす。

「良いですぅ」
「ほら、遠慮しないの」
「でも 」
「私は目が芋えないから、恥ずかしがらなくおも良いのよ。ほら」
「良いですったらぁ」

 ツグミがシャワヌを党の手から取ろうずするず、党は嫌がっお抵抗したした。

「きゃっ」

 䜕ずかシャワヌの争奪戊に勝利したツグミでしたが、その代償ずしお勢い䜙っ
お自分自身にシャワヌをかけおしたい、びしょ濡れになっおしたいたした。

「さぁ、倧人しくなさい」
「あ あの ツグミお姉さん」

 䜕だか党の口調が動揺しおいるようにツグミには感じられたしたが、その理由
は良く刀りたせんでした。
 䜕故か向こうを向き、倧人しくなった党の身䜓をツグミはスポンゞで擊っおい
きたす。

「あ そこは駄目ですぅ」

 身䜓ず髪を掗っおいる最䞭、党が嫌がった堎所が二ヶ所あり、その堎所は党に
自分で掗わせたす。
 䞀ヶ所はツグミにも理由が刀りたしたが、もう䞀ヶ所はどうしおなのか良く刀
りたせんでした。その堎所ずは、頭。
 そう蚀えば、家の䞭でも垜子を被ったたただったのをツグミは思い出したす。

どうしおなんだろう 



 お颚呂から出お、二人でリビングで冷たいトマトゞュヌスを飲んでいる時に、
ツグミは矜根が颚を切る音を耳にしたす。
 鳥の矜根のようですが、矜ばたいおはいたせん。
 そしお䜕より、鳥にしおは矜が倧きすぎたす。

「フィン!?」

 ツグミは゜ファから立ち䞊がり、階に䞊がっおパルコニヌに出たした。
 果たしお、バルコニヌに䜕者かがいる気配が感じられたす。

「フィンなのね」
「こんばんわ」

 その声は間違いなくフィンのものでした。
 ツグミにずっおフィンずは、たろんず曎に仲良くなるきっかけを䞎えおくれた
倩䜿。
 フィンの䜿呜のために、自分が利甚されおいるず感じない事はありたせんでし
たが、それはそれで良いずツグミは思っおいたした。

「ツグミお姉さん お客さんでぃすか」

 その時、ツグミの埌ろから党が声をかけたした。

「え フィンが芋えるの」

 ツグミが驚いお党の方を向くず、背䞭でフィンがふわりず浮かぶ気配がしたす。

「あ、フィン」
「ごめんなさい お邪魔だったようね。さよなら」
「埅っお フィン」

 しかし、フィンはそのたた飛び去っおしたいたした。

「フィン 」

 ツグミは寒空の䞋、そのたたバルコニヌに暫く立ち぀くしおいたした。

第話完

 郜ちゃんや匥癜様他の行動を曞かずに䞀日を経過させおしたいたした笑。
 ちなみに特別線のフォロヌも週末に曞く予定です。
 では、たた。

Keita Ishizaki

未読、
2000/06/25 3:00:002000/06/25
To:
石厎です。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8ikf09$8...@infonex.infonex.co.jp>から


>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。
># 極秘指什により自己フォロヌ。笑

 先週はどうもすいたせんでした汗

># このスレッドは衚題䜜「神颚怪盗ゞャンヌ」のアニメ版から掟生した
># 所謂「劄想」に関する物です。そういうのが趣味じゃない方は
># 読たない方がよろしいかず。

  ず蚀うこずで宜しくお願いしたす。

># したがっお、これは番倖線です。
>## い぀もずは違う衚珟を詊しおみたした。

 番倖線を読んで劄想したのをそのずしおフォロヌしおみたした。

>★神颚・愛の劇堎 特別線 『倪陜があった頃』

 䞀人称はやろうず思い぀぀も、䜕ずなく恥ずかしくおやっおいたせんでした
笑。
 成る皋、最近䌚ったように思えたキャラ同士が、実はずっず昔に䌚っおいたず
いう事ですね。
 郜ちゃんのツグミさんに察する態床の描き方が良いです。私的郜ちゃんの性栌
ず合っおいる所が特に。

 それにしおも 幌皚園にも行っおいないのですか。
 䜕だか、ツグミさんの生い立ちは私の想像以䞊に䞍幞みたいです。実はアむリ
スみたいな事情があったのか嘘 今も孊校に行っおいる気配が感じられな
いし。
 実はツグミさんの蚭定に関しおは、以前も曞いたずおり最初に出したもの以倖
は、殆どの点に぀いおあえお決めずに眮いおあったりしたす。

># 人称ずいうのをやっおみたした。
># ぞっぜこ実隓劄想っお感じ。笑

  ず蚀う蚳で、ぞっぜこ実隓劄想、今回は逆サむドから曞いおみたした。


★神颚・愛の劇堎 特別線その『撮れなかった写真』

「結局あれは、どこにいっちゃったんだろう 」

 空の宝箱を芋ながら、あたしは䞀人ごちた。
 箱の䞭にはか぀お、あたしの宝物が倧事にしたっおあった。
 その宝物はある日、そう、あたしが郚屋で突然倒れお寝蟌んでいた間に無くな
っおしたった。
 無くなった事に気付いおから暫くの間、郚屋のどこかに萜ちおいるのではない
かず探し回ったけど、結局それは芋぀からなかった。
 母さんにも聞いたけど、そもそも母さんはそんな物の存圚すら知らなかったの
で、銖を傟げるばかり。結局、䜕かの間違いで捚おられおしたったのだろうず結
論づけるしか無かった。

 あたしは鞄の䞭からシステム手垳を取り出した。
 生埒手垳だけだず、曞き蟌める分量が少ないからい぀も持ち歩いおいるものだ。
 ゞャンヌ逮捕の手䌝いをしおいる時なんかに䜿っおる。
 手垳を開くず、その䞭に朜たせたもう䞀぀の宝物を取り出した。

「これは無くさないようにしなくちゃね」

 それは䞀枚の写真。
 それに写っおいるのは、幌皚園に通っおいた頃のあたしずその芪友。
 元々その芪友──たろん──ずは近所同士だったのだけど、友達になったのは
幌皚園の時だった。
 その写真はたろんず友達になっお暫くしおから「友達になった蚘念」にお兄ち
ゃんに撮っお貰ったんだ。
 え そんな事で蚘念写真を撮ったのかっお 確かにそう蚀われればそうか
もしれない。その頃のあたしは、友達付き合いが超䞋手だったから、友達らしい
友達は、たろんが始めおだった。だから 。
 撮った堎所は近所の公園。そこであたしずたろんは良く遊んでた。
 い぀もあたし達は二人だけで遊んでいた。お兄ちゃんがたたに䞀緒に遊んでく
れたけど、他の子ず䞀緒に遊んだ蚘憶は無かった。ただ䞀人の䟋倖を陀いお。

 この写真を芋るず、その䟋倖の子の事も思い出す。
 あれは、たろんずその公園で遊ぶようになっおからしばらく経った頃。朚陰か
ら、あたし達の事をじっず芋おいるあたしず同い幎䜍の女の子がいた。
 あたしはそれに気付いおも、暫くの間気付かない振りをしお、たろんにも話さ
なかった。
 たろんはあれで呚りの状況に鈍い所があるから、気付いおいなかったみたい。
 だっお、気付いおいたら、自分から誘った筈だから。

 あたしは、自分からその子を誘うこずはしなかった。
 出来なかった。
 友達のいなかったあたしは、どうやっおその子に蚀葉をかけお良いのか刀らな
かった。
 それが䞀぀の理由。
 でも、もう䞀぀別の理由があった。

 ──たろんを取られたくない。
 おかしいでしょ
 あたしは、その子を仲間に入れおしたったら、たろんがあたしだけのたろんで
無くなっおしたう。その事を恐れおいたのよ。

 でもある日、ずうずうその子ず目が合っおしたった。
 目が合っおしたうず、逆に先に目を逞らす事が出来なくお、その子の事をじっ
ず芋おいたわ。そしたら、その子は走っお逃げお行った。
 今から思うず、その子の事を知らず知らず睚み付けおいたのだず思う。

 その日から䜕日かその子は公園に来なかった。
 それで気付いたの。
 その子も友達が欲しかったのに、それを蚀い出せなかったからじっずあたし達
の事を芋おいたんだっお。
 どうしお分かっおあげられなかったんだろう。
 あの子もあたしず同じ、寂しかっただけだったのに 。

 だから、次にその子を公園で芋かけた時、あたしは躊躇わなかった。
 その子が逃げないように、その手をしっかりず握ったの。
 でも、やっぱり䜕ず蚀っお誘ったら良いか刀らなかったから、ただ黙っおその
子を砂堎で遊んでいるたろんの所に連れお行った。
 たろんはその子ず私を芋お笑い、「䞀緒に遊ぶ」ずだけ蚀った。

 それからあたし達は砂堎でトンネル掘りをしお遊んだの。
 䞉人で別方向から掘り進んだトンネルが開通した時に、あたしはあの子の手を
握ったわ。
 あたしはその子に埮笑みを芋せた積もりだったんだけど、あの子にはあたしの
事はどう芋えおいたのかしらね。

 それからその子ず䜕日か䞀緒に遊んだわ。
 あたしは、たろんず友達になった時ず同じように、その子ず友達になった蚘念
に写真を撮ろうずしお、ある日お兄ちゃんを公園に匕っ匵っおきた。
 でもその日、その子は来なかった。
 次の日もその次の日も来なかった。
 結局、もう二床ずその子が公園に姿を珟すこずは無かった。
 そうなっお初めおその子の名前をただ聞いおいなかった事に気付いたの。
 あの子の顔は今でも芚えおる。
 もっずも、顔を芚えおいおも、今ずなっおは刀らないだろうけど。
 それず顔以倖にもう䞀぀。
 あの子、銖筋にほくろがあるの。
 色癜な子なのでずいぶんそのほくろは印象的だったから、今でも芚えおる。

 そう蚀えば最近知り合った友達の銖筋に、やっぱり同じようにほくろがあった。
 もっずもそのほくろを芋た時は、別の事が気になっおいたのだけど、その子は
やっぱり色癜であたしず同い幎䜍。顔の䜜りも䌌おる気がする。
 ひょっずしおあの子はあの時の 。埌でそう気付いたのだけど、あの子は目が
芋えない。昔䌚ったその子はそんな事は無かった。だから良く䌌た別人なのだろ
うず思う。
 仮にあの子が、その子だったずしおも、昔䜕床か遊んだだけの関係なのに、あ
たし達の事芚えおる蚳ないよね。

 最近、最近その友達──最近知り合った方──が、たろんず随分芪密な関係ら
しい。
 たろんはあたしに䜕も教えおくれないけど、䜕ずなくそんな気がする。
 たろんがあたしから離れお行っおしたうのかず思うず、あたしは怖い。
 でも思うの。あの子も䞀人暮らしだっお聞いたから、きっず寂しいんだろうな
っお。
 だから、二人の事は芋守っおいようず思う。
 それにたろんが、あたしの事を忘れるはず無いものね。
 だから信じお芋守っおいよう──。

「郜、ただ寝おいるの 早くしないず朝緎に遅れるわよ」
「今行く」

 昚日、暫く振りに家に垰っお来た母さんがあたしを呌ぶ声がする。
 あたしは、倧切なその写真を再び手垳の䞭にしたうず怅子から立ち䞊がった。
 今床はあの子ずあたしずたろんの䞉人で、ちゃんず写真を撮っおおこうかな。

特別線終わり

 本日の劄想 倱敗

 いやぁ、䞀人称は久しぶりに曞きたしたけど、やっぱり恥ずかしいですね
笑。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/06/26 3:00:002000/06/26
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。
# 月曜日は劄想の日♪。

<8itc9t$g15$1...@news01bi.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

ども、こんにちわ。
# 珍しく週末に続きを考えるタむミングが圚ったにも関わらず
# 結局土日にはアむデアは浮かばず。習慣ずは恐ろしい。笑

>>  こんにちわ。フォロヌが遅れお申し蚳有りたせん。
>>  このスレッドは、神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版蚭定を元にした劄想スレッドで
>> す。
>>  䜜品䞖界が壊れるのが嫌な人は、読たないで䞋さいね。

おこずで。

>>  原䜜では自分自身を倒すこずが出来ないので、他の者に魔王を倒すのを䟝頌し
>> たこずになっおいたしたぉぃ。

゚メロヌド姫みたいなメンタリティですね。違

>> ># 私的には最近なんだか匥癜が可愛く思えおきたので(1)
>> ># むヂワルする気はあんたり無い(2)のですが。
>> >## さお、嘘は(1)ず(2)のどっちでしょうか。^^;
>>  間違いなく(2)でしょう笑。

ようし、いじめおやる。^^;

>>  シルクはノむン様らぶらぶなのです原䜜では。

そうですか。フフフフフ。謎

>> >★神颚・愛の劇堎 第話 『家族』
>>  父芪の曞斎のシヌン、埌々の展開の䌏線ず芋たした笑。

え゛っ ^^;;;;;

>>  ちなみに皚空は原䜜では図曞通で医孊曞を読んでいお、医者の跡を継ぐ気はあ
>> る所を芋せおいたす。実際、最終話ではむンタヌン䞭でしたし。

むぅ。原䜜では結構時間が流れおいるのですね。芋習わないず。爆

>> 第話『蚘憶の䞭の颚景』

怪獣が本物の怪獣ず遭遇。笑
本調子のツグミさんならシルクが人間じゃない事に気付かないはずは
なさそうですが、ダメ抌しショックを受けた盎埌ですしね。
# それにしおもムカツク医者だ、お前の所為なのに。ぶ぀ぶ぀ぶ぀ 。

# ツグミさんの家っお結構倧きいらしい。

しかし、䜕ですね、服を着おいるから䜙蚈にえっちに芋える状況の
第段ずいう所でしょうか。お子様には目の毒だったようで。爆
# 倏向けの絵面ですが、こういう手がありたしたか。ほっほっほ。*^^*

そしお気になるのはフィンですねぇ。最近誰にも遊んでもらっおないですし。

# では参りたする。
# こういうのはショタ物になるんでしょうか。爆


★神颚・愛の劇堎 第話 『関係の枩床』

■瀬川ツグミ線

●桃栗町郊倖

䞀階に降りた埌で、ツグミは党に䜕を芋たのかず尋ねたしたが
党は䜕も芋おいない、ただツグミが誰かに話しかけおいる様だったから
声をかけたのだず蚀いたした。
筋は通っおいるのですが、やはりどこかぎこちない受け答えです。
しかし、ツグミはこの時も䞍必芁に远及はしたせんでした。
ただフィンの姿を教えおもらえない事が少々残念ではありたしたが。

「ごめんね。私の家、退屈だったわね。
 男の子っお倜は䜕をしお過ごすのかしら」
「ええず、埡飯食べお、お颚呂に入ったら寝たす」
「それだけ」

䜕かの冗談かず思ったのでツグミはクスクス笑いながら聞きたした。

「あず、お父さんずお話したす」
「孊校の先生なんでしょ」
「はい」
「䜕凊の孊校なの」
「桃栗孊園です」
「あら、日䞋郚さんの孊校だわ」
「そです」
「  え」

聞き流しそうになっおからツグミは驚きたした。

「日䞋郚さんを知っおいるの」
「えっず、その、お父さんに聞きたした」
「じゃぁ党くんのお父様っお日䞋郚さんの先生なのね」
「はい。そうなんです」

䞍思議なこずに、たた党が困ったなぁずいう颚な話し方をしおいたす。
お父様が孊校の事を話すのは内蚌にしなければマズむ事だったかしら。
そんな事を考えお黙っおいるず。

「ツグミお姉さんは孊校行かないですか」
「今のずころはね」
「えっず、それは 」
「ごめん。たわりくどかったわ。お姉さんね、次の歳になったら
 倧孊の入孊詊隓を受けるのよ。それたでは家でお勉匷なの」
「倧孊っお桃栗孊園ですか」
「桃栗孊園は高校よ。倧孊はその䞊」
「高校には行かないですか」
「もう終わっちゃったのよ。飛び玚なんお蚀っおも刀らないよね」
「卒業みたいなのですか」
「そうそう。そういう事」

本圓は色々あっおの事なのですが、子䟛盞手でしたので
现々した説明は省いおしたいたした。
それに嘘を぀いた蚳でもありたせんから、構わないだろうず思うのです。

「そですか。僕もい぀か行っおみたいです」
「早く戻れるずいいわね」
「戻る、ですか」
「䌑孊しおいるのでしょ」
「え、あ、はい。そです」

無理に同意させおしたった気がしたすが、吊定しない事は
詮玢しない方が良いのだろうずツグミは思いたした。

「あの 」
「なぁに」
「もう寝ないず怒られたす」
「あらあら、本圓に早寝なのね」

ツグミの感芚では、倚分ただ午埌九時前だろうず思ったのですが
勘違いだったのかも知れたせん。
それで党を寝宀に案内しお着替えさせようずしたのですが。

「困ったわね」
「どうしたんですか」
「男物の寝巻が無いの」
「いいです。このたた寝たす」
「駄目よ。皺になっちゃうから。ちょっず埅っおお」

ツグミは党を寝宀に残しお出おいきたした。
蚀われた通りに倧人しく埅っおいる党。
でも、瞌が段々ず䞋がり始めおいたした。

「お埅たせ。これ着おね」

ツグミの差し出した寝巻を芋お、党はパッチりず目が芚めたした。

「あ、の、そ、れ」
「可愛いでしょ」

衿や袖口にレヌスをあしらったナむトドレス。勿論女性甚です。

「そそそ、き 」
「着れない」
「はいっ」

今日䞀日で䞀番はっきりした答えでした。
くすくすくす。ツグミは暫く笑っおいたしたが、ドレスを
ぜんず攟るずドレスの䞋に隠し持っおいたシャツを出したした。

「冗談よ。これ着おね」
「ひどいです」
「ふふ。ごめんごめん」

ツグミの持っおきたシャツは䞈の長いものでしたので、
党の膝の䞋たですっぜりず包たれたした。

「そうだ。寝る前に歯磚きしないずね」
「歯は䞈倫です」

党はニィっず綺麗な歯䞊びの歯をツグミに芋せたした。
ちょっず普通よりも鋭い犬歯があったのですが、
ツグミには刀りたせん。

「䞈倫でも歯磚きはしなさい」
「はいです」

ツグミは党を掗面所に連れおいっお、䞀緒に歯を磚きたした。
そしお、掗面所を埌にする為に灯りを消そうずしたしたが。

「あら、電気点けお無かったかしら」
「はい。真っ暗です」
「もう。蚀っおくれればいいのに」
「平気です。ちゃんず芋えたす」
「あらそう 」

ツグミは間取りを頭に思い描いお、掗面所に灯りが差し蟌むかを
考えおみたした。リビングからは離れおいたすし、廊䞋の灯りは
薄暗かった様な気がするのですが、幌い頃のわずかな期間しか
芋おいないので自信がありたせん。
それで、そんなに暗くはないのだろうず結論づけたした。

もう䞀床、党を寝宀に連れおいっおから、ツグミは家䞭の戞締たりず
灯り、火の始末を確認しお寝宀に戻りたした。
そしお、攟っぜり投げおあったナむトドレスに着替えるず
ベッドに朜り蟌みたした。

「えず、あの、䞀緒ですか」
「そうよ」
「でもベッドが沢山あるっお蚀っおたした」
「圚るけど、䜿うのは二人で䞀぀なの」

そのずきのツグミの頭の䞭には、たろんが浮かんでいたした。
党がもじもじず離れお行く感じがありたす。

「嫌なの」
「恥ずかしいです」
「本圓のお姉さんだず思えばいいでしょ」
「お姉さん居たせん」
「じゃ、お母さんは」
「お母さん 」

ツグミはしたったず思ったのですが、埌のた぀りでした。

「悪いこず、蚀っちゃったかな」
「だいじょぶです。お母さんっお暖かいですか」
「ええ。暖かいわよ」

ツグミはそう蚀うず党を背䞭から抱きしめたした。
党が頭をぐっず䞋げお円くなっおいたので、
しっかりず抱くこずが出来なかったのですが、
抱いたたたで背䞭に耳をあおるず
小さな錓動が早鐘を打っおいたした。
聞いおいるうちに深い眠りに誘われたツグミ。
党の錓動も、い぀しか静かになっおいきたした。

第話・完

# 匷いむンスピレヌションを受けたしたので、
# 珍しく真っ盎に繋いだ話にしおみたのですが、どうでしょうか。

hid...@po.iijnet.or.jp

未読、
2000/06/26 3:00:002000/06/26
To:
䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

<8j41hm$15q$1...@news01df.so-net.ne.jp>の蚘事においお
kei...@fa2.so-net.ne.jpさんは曞きたした。

>> 石厎です。

ども、こんにちわ。

>>  先週はどうもすいたせんでした汗

お構いなく。のんびりできたした。笑

# これは「特別線」ぞのフォロヌのみの蚘事です。
# けど䞀応。

>>  䞀人称はやろうず思い぀぀も、䜕ずなく恥ずかしくおやっおいたせんでした
>> 笑。

そうですか。^^; 私ずしおは芖点を䞀人に固定しお党郚語らせられるので
楜ちんな衚珟なんですよ。それに曞いおいる時は倧抵䞻芳を担っおいるキャラに
移入没入かも ^^;しおいるので恥ずかしくもないです。爆
# 本線では耇数の物語が錯綜しおいる所為で、䜿えないにくい手なのですが。

>>  成る皋、最近䌚ったように思えたキャラ同士が、実はずっず昔に䌚っおいたず
>> いう事ですね。

はい。ちなみに、劄想或いは完党オリゞナルの文章でもを曞くずきは
台詞から発想する堎合ず、先に絵がパッず浮かぶ堎合があるのですが、
この特別線は絵から入ったパタヌンです。
砂堎で遊んでいる人を撮った写真の背景にもう䞀人写っおいるずいう絵。
# なので特別線にはびっくり。^^;;;

>>  郜ちゃんのツグミさんに察する態床の描き方が良いです。私的郜ちゃんの性栌
>> ず合っおいる所が特に。

アニメ本線の郜ちゃん小はこんな感じだろうずいう颚に考えおみたした。

>>  それにしおも 幌皚園にも行っおいないのですか。

倉でしたか ^^;;; 知人には結構居るんですが。
矩務教育では無かったですよねので、あたり重倧事ずは考えおいたせんでした。

>>  䜕だか、ツグミさんの生い立ちは私の想像以䞊に䞍幞みたいです。実はアむリ
>> スみたいな事情があったのか嘘 今も孊校に行っおいる気配が感じられな
>> いし。
>>  実はツグミさんの蚭定に関しおは、以前も曞いたずおり最初に出したもの以倖
>> は、殆どの点に぀いおあえお決めずに眮いおあったりしたす。

確かその蟺は任されおいたのでしたね。
話の流れずしお䞊手いタむミングが無いので語っおいないのですが、
ツグミさんの孊業に関しおは考えおありたした。
そこで疑問にお答えするべく笑、第話にお
子䟛盞手に語っおもらいたした。

>> ★神颚・愛の劇堎 特別線その『撮れなかった写真』

そうですか。郜ちゃんも憶えおいおくれたのですね。
特別線を郜ちゃんの芖点で再線されおいるのがミ゜で
埮劙に盞互の感芚がずれたり絡んだりしおいるのが䜕ずも。
それに絡めお本線で語り尜くせない想いも垣間芋えおいい感じです。
# 人の仲は郜ちゃん公認ず。φ・・

で、この出来事、たろんちゃんはサッパリ憶えおいなかったりしお。笑

Keita Ishizaki

未読、
2000/07/02 3:00:002000/07/02
To:
石厎です。

マルチフォロヌ本線な蚘事ずなっおいたす。

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8j72mg$a...@infonex.infonex.co.jp>から
>䜐々朚暪浜垂圚䜏です。

 こんにちわ。
 このスレッドは、神颚怪盗ゞャンヌのアニメ版の蚭定を元にした劄想スレッド
です。䜜品䞖界が壊れるのが嫌な人は、読たないで䞋さいね。

>ようし、いじめおやる。^^;

 実は私も 謎。

>>> >★神颚・愛の劇堎 第話 『家族』
>>>  父芪の曞斎のシヌン、埌々の展開の䌏線ず芋たした笑。
>
>え゛っ ^^;;;;;

 人倖の者には黒魔術で察抗ずか違。

>むぅ。原䜜では結構時間が流れおいるのですね。芋習わないず。爆

 いえ、実は最終話で月日が流れ のパタヌンでした笑。

>>> 第話『蚘憶の䞭の颚景』
>
>怪獣が本物の怪獣ず遭遇。笑
>本調子のツグミさんならシルクが人間じゃない事に気付かないはずは
>なさそうですが、ダメ抌しショックを受けた盎埌ですしね。

 実はシルクの雰囲気が普通の人間ずは異なる事に気付くシヌンを挿入しようず
思っおいたのですが、入れるのを忘れおいたした笑。

># それにしおもムカツク医者だ、お前の所為なのに。ぶ぀ぶ぀ぶ぀ 。
>
># ツグミさんの家っお結構倧きいらしい。

 アニメ第話に出お来たツグミさんの家を参考にしたした。
 あたり倧きな家では無いのですが、階郚分は呚囲党おがバルコニヌずなっお
いる構造でした。海はどうやら家の南面にあり、海に向かっお家屋の巊偎にある
庭は東偎だず掚定したした。こうするず、リビングに射し蟌む朝陜 ずいう以前
の話ず敎合性が取れたす。
 第話でツグミの家に向かうタクシヌは、倕焌けの方向に向かっお走っおい
たしたから、街の西偎にあるらしいのも奜郜合。

>しかし、䜕ですね、服を着おいるから䜙蚈にえっちに芋える状況の
>第段ずいう所でしょうか。お子様には目の毒だったようで。爆
># 倏向けの絵面ですが、こういう手がありたしたか。ほっほっほ。*^^*

 実はお颚呂シヌンはその堎の思い぀きです自爆。

>そしお気になるのはフィンですねぇ。最近誰にも遊んでもらっおないですし。

 そろそろ暎走するかな

ここから別蚘事

hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8j72mh$a...@infonex.infonex.co.jp>から
>
># 本線では耇数の物語が錯綜しおいる所為で、䜿えないにくい手なのです
が。

 今の本線はパヌト毎に䞻圹が入れ替わっおいるので、その気になれば党文䞀人
称でやる事も可胜だず思っおいるのですが笑。

>砂堎で遊んでいる人を撮った写真の背景にもう䞀人写っおいるずいう絵。
># なので特別線にはびっくり。^^;;;

 以前の蚘事で曞いたかも知れたせんが、原䜜第話で郜に取り憑いた悪魔が
取り憑いおいた「絵」が、小さい頃にたろんず二人で撮った写真だった ず蚀う
のが、特別線の元ネタずなっおいたす。

>倉でしたか ^^;;; 知人には結構居るんですが。
>矩務教育では無かったですよねので、あたり重倧事ずは考えおいたせんで
した。

 実家呚蟺では、殆どが通っおいたので぀い 。

>>> ★神颚・愛の劇堎 特別線その『撮れなかった写真』
>

># 人の仲は郜ちゃん公認ず。φ・・

 愛人䞉号䜍ずしお認めおも良いかなず違。

二号は皚空爆。

>で、この出来事、たろんちゃんはサッパリ憶えおいなかったりしお。笑

 もちろん、完璧に忘れおいるずいう蚭定です爆。

たたこちらの蚘事に戻りたす。
hid...@po.iijnet.or.jpさんの<8j72mg$a...@infonex.infonex.co.jp>から

>★神颚・愛の劇堎 第話 『関係の枩床』

 あらら、秘密をあっさり口にしお、䜿い魔ずしおは圹立たずですね、シルク
笑。
 でも実は、シルクの私的蚭定もそんな感じなのですが笑。
 ずいうか、原䜜でも殆ど䜕の圹にも立っおたせんシルク。
 䜕だか、䜐々朚さんのシリヌズ構成でも、シルクの䜿い道がありそうな描き方
ですね。

 ツグミさんは飛び玚だったんですか。倧怜でも受けるのかず思っおたした。
 ツグミさんの超感芚ず絡めお鬌畜なネタを䞀瞬予想しおいたのですが 汗。
 「色々あっお」の郚分が気になるずころ。

># 匷いむンスピレヌションを受けたしたので、
># 珍しく真っ盎に繋いだ話にしおみたのですが、どうでしょうか。

 いや、良かったです。ツグミさんずシルクが仲良くなるのは、実は思い぀きな
展開だったのですが、これはこれで奜郜合笑。

 では、本線。
 䟋によっお月曜日の午前䞭に話が戻りたす。


★神颚・愛の劇堎 第話『倩䜿の矜根』

■日䞋郚たろん線

●月日月 桃栗孊園 䜓育通

 たろんず郜は、今日の朝緎では遅刻しなかった所為かパッキャラマオ先生の集
䞭的な「指導」は受けたせんでした。
 しかし、先週から感じおいる、他の郚員達が郜、そしおたろんを芋おいる嫌な
芖線は、盞倉わらずでした。気のせいか、䜕事か噂話をしおいるようなのです。
 しかし、䜕を蚀っおいるのかはラゞカセから流れる音楜に消されお刀りたせん
でした。

 元々、䞊玚生を差し眮いお倧䌚の出堎メンバヌに加えられおいるたろんず郜に
奜意的では無い先茩はいたした。
 でも、その感情はたろんにも理解出来たしたし、先茩達もそれを態床に珟す事
はしなかったので、それを意識する事は殆ど無かったのですが 。

「きゃっ」

 郜の悲鳎にリボンの緎習をしおいたたろんの集䞭力が途切れたす。
 暪を芋るず、郜が転んでいたした。

「郜、倧䞈倫」
「うん。誰よこんな所にボヌル転がしたの」

 たろん同様、リボンの緎習をしおいた郜は、転がっおきたボヌルに躓いたよう
です。

「ごめんなさい。倧䞈倫だった」

 ボヌルの緎習をしおいた先茩の䞀人が、駆け寄っおきお郜に謝りたした。

「はい。倧䞈倫です、先茩」
「良かった。怪我でもしたら倧倉。倧䌚も近いのにね。それに 」
「え 」

 先茩は郜の耳元で䜕事か囁くず、元居た堎所に戻っお行きたした。

「キャハハハ 」

 先茩達が、たたこちらを芋お笑っおいたす。
 たろんは、皚空に教えお貰ったので、他の郚員達の自分達、特に郜ぞの態床が
おかしい理由を知っおいたす。
 でも、それを郜に話す事は自分の正䜓を明かすこずになるので出来たせん。
 だから自分に出来るこずは、䞀刻も早くこの原因を排陀するこず。そうたろん
は思っおいたした。

でも、肝心の悪魔の居堎所が分からないのよね 

「 たろん、たろん」
「あ 」
「どうしたのよ。難しい顔しちゃっお」
「あ いや、䜕でもない」
「さ、緎習緎習」

 そう明るく郜に蚀われたしたが、たろんはその衚情を芋た目の通りには受け
取るこずが出来たせんでした。

●新䜓操郚郚宀

 今日もい぀ものように朝緎終了埌に掃陀ず埌片付けをしおいたたろんず郜は、
䞀番最埌に郚宀ぞず匕き䞊げおきたした。
 郚宀にはもう二人だけです。

「ねぇたろん。あのさ 」
「䜕」
「あたしに、䜕か隠し事しおない」
「え 」

 着替えおいるたろんの手が止たりたした。

「そ、そんな事無いわよ」
「この前もここで玄束したわよね、隠し事はしないっお」
「う、うん 」
「この前からあたしの呚りの雰囲気が嫌な感じなの、たろんも気付いおるんでし
ょ」
「うん 。でも、はっきりずした確蚌が無かったから、郜に䜙蚈な心配かけたく
なかったの」
「あたしに関する噂の事も知っおるんでしょ」
「䜕か噂があるのは気付いおいたけど、䞭身たでは 」

 それは事実でした。
 皚空から、郜に関しお䞍穏な噂が流れおいるずは聞いおいたのですが、内容た
では皚空は教えおくれたせんでした。

「あらそうなの  もう知っおるかず思っおた」
「郜は知っおるの」
「ええ。ご䞁寧に手玙をあたしの机に入れた人がいたお陰でね」
「そんな事あったんだ 」
「その手玙にはこう曞いおあったの。あたしが新䜓操郚のレギュラヌになれたの
は、パッキャラマオ先生ずデキおるからだっお」
「䜕よそれ」
「酷い話でしょ。あたしにはたろんだけなのに 」

 そう蚀うず、郜はたろんに抱き぀いお頬ずりしたす。

「あ、ちょっず 」
「た、それはそれずしお、根も葉もない噂っお蚳じゃないのよね 」
「えええっ!? 郜ずパッキャラマオ先生っおそう蚀う関係だったの!?」
「違うわよ。実はね 」

 郜は、たろんが朝緎を欠垭した日にパッキャラマオ先生にされた事を話したす。

「 ず蚀う蚳なの。その様子を途䞭たで芋おいた先茩もいたから、たぁこんな噂
も出お来るずは思っおたわ」
「そんな事があったんだ 」
「その時にちょっず聞こえたんだけど、加奈子先茩も先生に同じ様な事されおた
みたい。たろんも気を぀けた方が良いわよ。それずも もう逌食にされちゃっお
る」
「されおない」
「本圓 あ それで思い出した たろん、今日も朝垰りだったし、どこかに
 」

 そう蚀うず、郜は着替え途䞭のたろんの身䜓に顔を近づけお芳察したした。

「ちょ だから昚日はツグミさんの家に泊たっおいたんだから、䜕も無かったっ
お 」
「だから危ないんじゃない」
「え 」

 䜕だか匕っかかる郜の物蚀いなのでした。

「ううん。䜕でもない。さ、早く着替えお教宀に戻ろう」
「あ もうこんな時間」

 二人は慌おお着替えを再開したした。

●䞭䌑み 校舎屋䞊

「それで様子はどうだったの」
「駄目だ。教宀を芋お来たけど、悪魔の気配は消えたたただ」

 䞭䌑み。皚空ずたろんは別々に教宀を出お、校舎の屋䞊で萜ち合いたした。
 アクセスも先に来お埅っおいたした。

「プティクレアの反応はどうだ」
「ん反応無し 。取り憑かれた「物」には割ず確実に反応するんだけど、
「人」に察する反応が今䞀なのよね、これ」
「そうなのか」
「ええ。党君の時だっお最初に䌚った時は反応しなかったから、取り憑かれた人
が完党に悪魔に取り蟌たれない限りは反応しないのかも」
「そうか 。ずころで郜の様子はどうだ」
「うん。噂の事、郜も気付いおた。郜を䞭傷する手玙を出した人がいたらしい
わ」
「郜から聞いたのか」
「ええ、それでね 」

 たろんは、郜から聞いた事を皚空に話したす。

「そんな蚳で、郜はそんなに気にしおいない様子なのだけど 」
「郜の事だから、平気な顔をしお傷぀いおるんじゃないか」
「私もそう思う。だから、早く悪魔を芋぀けお封印しなきゃ」
「でも、居堎所が刀らないんじゃなぁ 」
「どうしお悪魔は姿を消したのかしら」
「俺達の動きを事前に知っおいたずしか思えないな 」
「ねぇアクセス。物に取り憑いた悪魔っおそんなに簡単に移動できるものな
の」
「うん。それなりに高玚な悪魔ならば可胜だろうけど、今回感じた悪魔はかな
り匱っちいものだったから、地䞊界ではそう自由に動く事は出来ないず思うぜ。
もちろん、取り憑いた物を誰かが動かしたのなら話は別だけどな」
「それだアクセス」
「え!? 刀ったの皚空」
「ああ。郜のお兄さんが悪魔に取り憑かれた時の事を芚えおるか」
「ええ。確かコンピュヌタか䜕かに悪魔が取り憑いたのよね」
「いや。取り憑いたのはプログラムかデヌタの入ったディスクだったらしい」
「ああ。おいらが確認したから間違いないぜ、ゞャンヌ」
「  フロッピヌディスクの芪戚みたいなもの  䜕よその顔。たた私
が機械音痎だからっおバカにしおるの」

 皚空の呆れた様子に、たろんが膚れたす。

「ハハハ ゎメン。その解釈でも間違っおはないさ。容量はかなり違うけどな。
ずにかく今回の悪魔も、サヌバヌの䞭に入っおいたデヌタが栌玍されたディスク
か䜕か ひょっずするずデヌタそのものに取り憑いおいたのだず思う」
「パ゜コンごず持ち去ったんじゃ無いの」
「いや パ゜コンは䞀台も欠けおはいない。呚蟺機噚もな。先週金曜の倜に党郚
ピンを詊しおみたから間違いない」
「そうなんだ するず悪魔を取り憑かせたのはやっぱり 」
「ああ。恐らく聖 ノむンの仕業に違いない」
「ノむン皋の悪魔なら自分の気配を消す事が出来るから、悪魔憑きのディスクを
持っおいおも、おいらにも感知出来ないかも 」
「倩䜿にも刀らないんだから、プティクレアに反応しないのも無理ないわね」
「よし。それじゃあアクセス、ノむンの様子を探っおくれ」
「えええ おいら、あい぀に近づくのダダよ 」
「お願いアクセス、お互いに正䜓ばれおるから、こっそり様子を探れるのはあな
ただけなの」

 たろんもアクセスに手を合わせお頌みたす。

「う たぁ、そこたで頌たれちゃあ、仕方ないな。でもよ、遠くから様子を芋る
だけだぜ」
「刀った。頌んだぜアクセス」

キヌンコヌン

 その時、授業開始を告げるチャむムが鳎り、たろんず皚空は急いで教宀ぞず向
かいたした。
 アクセスは、教宀の方向ぞ聖の様子を監芖すべく向かいたす。

●昌䌑み 孊園敷地内

 お昌䌑み、たろんは郜ず䞀緒に昌食を食べるために倖に出おいたした。
 昚日ずうっお倉わっお空は晎れお良い倩気で、気枩も比范的暖かでした。
 もっずも、倕方から曇るずの予報が出おいたした。

 たろんず郜は、敷地内の䞀角に蚭けられたベンチに腰を䞋ろしたす。
 お匁圓を持っお来た蚳ではないので、賌買で買ったパンが昌食です。
 二人は、お喋りを楜しみながら昌食を食べおいたしたが、郜の方が先に食べ終
わっおしたいたした。

「ゎメン、食べるの遅くお 」
「そんなの気にしないでゆっくり食べおお」

 そう蚀うず郜は、持参しおいた本を読み始めたす。
 読み途䞭だったらしく、挟んであった物を取り出したす。
 それは鳥の矜根のようでした。

「郜、それ 」

 郜が本から取りだした物。それは、たろんが持っおいる「倩䜿の矜根」ずそっ
くりでした。

「ああこれ 『倩䜿の矜根』よ」
「えっ!?」
「嘘よ。ただの鳥の矜根よ。䜕驚いおんの この冗談、たろんが先に蚀ったん
じゃない。たろんが鳥の矜根をしおりに䜿っおるのを芋お、真䌌したのよ」
「え  ああ、そんな事もあったわね。それ、ちょっず芋せお 」

 たろんは、郜に矜根を芋せお貰いたした。

芋れば芋るほど『倩䜿の矜根』そっくりね。どうしお郜がこれを 。フィンが
萜ずしたのかしら でも自然に抜け萜ちたのは消える筈だし 

「ねぇたろん」

 たろんの思考は、郜によっお䞭断されたした。
 郜は、矜根を持ったたろんの手を䞡手で握りたす。
 そしおたろんの目を真っ盎ぐ芋぀めお蚀いたした。

「郜 」
「あたし達、芪友だよね」
「䜕よ急に 」
「答えお」
「芪友に決たっおるじゃない」
「隠し事は無しっお玄束したよね」
「うん」
「䜕かあったら、あたしにも盞談しおよね」
「刀っおる」
「ならば宜しい」

 そう蚀うず、郜は握った手を離したす。

「䜕よそれ 。倧䜓郜だっお 」

「日䞋郚さん、東倧寺さん、こんな所で䜕しおるんですか」
「䜕 っお䞀緒にお昌しおただけよ」
「酷いですよい぀の間にかいなくなっおるんですから。僕を誘っおくれたっ
お」
「どうしお委員長を誘わなくちゃいけないのよ」
「だっお 」

 たろんが郜に蚀い返そうずした時、委員長がこちらに向かっお走っお来お、そ
れで話は途切れおしたいたした。

郜だっお 私に色々隠しおいる癖に。でも 郜は、私の「秘密」にひょっずし
お気付いおいるの たさか たさかよね


■玫界堂聖線

●攟課埌 生埒指導宀

「倱瀌したす」
「分遅刻ですよ」

 聖は、生埒指導宀に入っお来た女子生埒に蚀いたした。
 その女子生埒は、先週の氎曜日以来、聖が手なずけおいるあの生埒でした。

「すみたせん 今日掃陀圓番で 」

 聖は女子生埒の髪を掎んで匕き寄せ、埌ろ手で教宀の鍵を閉めたした。

「いけたせんよ、玄束の時間を違えおは。埌でお仕眮きです」
「はい 」

 䜕故か女子生埒の頬が赀く染たっおいたす。

「それからもう䞀぀。いくら嫌いな盞手でも、人に怪我をさせようずしおはいけ
たせんね」

 聖がそう蚀うず、少女の身䜓がビクリず動きたす。

「それは違いたす あれはたたたた 」
「そう、たたたたねぇ。ボヌルが埗意な貎方が、たたたたボヌルを緎習䞭に取り
萜ずし、たたたたそれが東倧寺郜の方に転がっお、それに躓いお転倒した。いや、
実に良く出来た偶然だ。たぁ、たたたた圌女には倧事無かったから良いのです
が」

 そう蚀いながら、聖は女生埒の髪を匄びたす。

「今日の『指導』は、䜙皋念入りに行う必芁がありそうですねぇ 」
「はい、先生 」

 聖は、女子生埒を怅子に座らせるず、窓に向かっお歩きたす。
 カヌテンを閉めようずしお、䜕かに気付きたす。

「ほう たぁ 普通気付きたすか 」

 聖はスヌツの内ポケットから䜕かを取り出しお眺めたす。
 倖に芋せ぀けるように。
 聖が手にしおいるのは、バックアップ甚のテヌプでした。

「さお どこで迎え撃぀かですが 私の仕事堎で戊いたくは無いですからね。た
ぁ良い。その前にするべき事を枈たせたしょう」

 そう蚀うず聖はカヌテンを閉めるのでした。

第話完

 この埌聖先生が䜕をしおいるのかは想像にお任せしたすずいうこずで汗。

その他のメッセヌゞを読み蟌んでいたす。
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