スピード違反
rei
午前中、201号線を飯塚方面へ向かっていた。
4月4日の福岡は、朝方まで降り続いた雨が
嘘のように上がり、晴天となっていた。
天気が良く、今からテニスということに浮かれて
いた私は、道が空いていたこともあり、
ついついスピードを出しすぎてしまっていた。
その時、だしていたスピードは、時速75KMあまり。
60KMの制限速度をオーバーすること15KMである。
福岡インターを過ぎたあたりで、一台のセダンが
猛スピードで迫ってきた。
私は走行車線を走っていたので、特に動作も変えず
そのまま走っていたのだが、追い越し車線を猛スピード
で走っていたセダンは、なぜか私の右後方で、スピード
を落とし同じぐらいの速度で走りだした。
（なんだろう？変な運転するな。）
しばらくそのままの形で走っていると、なにやら拡声器の
音が聞こえてきた。
「前の車、左に寄って止まりなさい。」
ルームミラーで確認すると、先程のセダンに赤色灯が
点っている。
（げっ覆面やんか・・）
左に寄せ、停車した私の車に、青い交通機動隊の制服を
きた警官が歩みよってきた。
（ああ、新しいデジカメがこれで買えなくなった・・）
「制限速度オーバーですね。60KM制限の道ですから、
あのままだと目立った速度になりますしね。」
「はい。すいません。」
（ゴールド免許もパーッか・・）
「じゃ、メーター確認しに後の車にきてください。」
そこまで言った警官が、助手席後の車椅子に気付いた。
「あ、車椅子の方ですか？降りられます？」
「はい。降りれます。」
「あー、メーター確認してもらわんといかんのですよねえ・・。
ちょっと、待っててくださいね。」
そういうと、その警官は、後の車の運転席の人となにやら話を
していた。
もどってくると、何だか話が変わっていた。
「免許証見せてもらえます？」
私が免許証を渡すと、それを確認した後、警官はこう言った。
「ゴールド免許ですか。今回は、スピードをちょっとだされて
いましたけども、この道路で乗り降りは危ないですし、
免許証を確認させていただいて、これでよしとします。以降は、
安全運転でお願いします。」
（ええ？見逃してくれるの？）
そういうと、警官は後の車に戻り、去っていった。
これを教訓に運転には、気を付けたいと思う。
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