Muraki氏は嘗て集団的自衛権という考え方には反対ではなかったのではないですか?
集団的自衛権という考えにたつ以上、Muraki氏が嫌いな外国に於ける日本軍の戦闘行
為を好むと好まざるとに拘わらず承認せざるをえないことになる。それでよろしいん
ですか?
また、明確に言っているかは定かではないのですが、経団連は恐らくこれを歓迎する
であろうと思う。そうでなかったなら、外国にある日本国の企業財産が守られないか
ら。この点に関するあなたの考えはまだであったように記憶している。
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おいらはMac@Individual.NET
二通り、大きく言って考えられると思います。
権利があるからほいほい尻軽に行使する。
権利を留保はするが、行使には慎重である。
改憲時には権利の留保は記述するべきでしょう。
無駄な戦争はしない、この考えは集団的自衛権の主張と矛盾するものではありませ
ん。
>
> また、明確に言っているかは定かではないのですが、経団連は恐らくこれを歓迎す
る
> であろうと思う。そうでなかったなら、外国にある日本国の企業財産が守られない
か
> ら。この点に関するあなたの考えはまだであったように記憶している。
>
テロの標的から、集団的自衛権を行使した軍が、邦人の生命と財産を守れるかという
と、幻想でしょう。
軍がバリヤーでない以上、守れません。軍事力は、いまや、海外の邦人の生命と財産
の保全に果たす役割は限りなくなくなっています。気休めですね。イラクにいくら企
業を作っても、テロの標的になるでしょう。やっつけるにもやっつけるべき国家がな
い。やっつけるべき国民がいない。やっつけるべき指導者がいない。やっつけられる
自分たちだけが目だっている。なにもゲリラは100%、敵を殲滅しようとしない。
向うずねへ1,2発、けりを入れてきてはいなくなる。テロを封殺しようとすれば、
その民族なり、その国家なりを完全消去するしかない。ヒットラーのユダヤ殲滅のよ
うに。しかし、イラクを地上から消し去ってしまうような集団的自衛権の軍事力な
ど、ありえない。
国連による制裁を含めて、集団的自衛権による異国への制裁は、集団的救済義務で、
異国民を救済できるものでない限り、ただのめちゃくちゃ作戦にしかならない。出動
する国も、自国民は大きな犠牲を払う。利益をあげる者たちはいまや国ではなく、集
団である。その意味では、テロも集団ならテロを相手に軍を指揮するヒエラルキーの
最上階に位置するのも、国家ではなく、国家のなかの集団。軍は限りなく、無人格な
媒体、無人格な触媒に傾いている。
わが国から見れば、無駄な戦争でも、特定集団から見れば、必要な戦争ということも
ある。いまや戦争は帝国主義の戦争でもなく、経済的な有効需要を国際的に発生させ
て、その有効需要を自国に引っ張り込むという需要獲得策になっている。ネオコンな
どは随分、関連企業に利益をもたらしたし、米軍の軍事予算も低落傾向にV字型回復
を見せた。また、資源を獲得するのも、輸入を減らすことで有効需要の大きな上昇
に、貢献する。国民総生産=消費+需要だが、さらに細かく捨象したものを取り入れ
るなら
国民総生産=消費+投資+輸出-輸入。
集団的自衛権の行使で、軽々しく海外での戦争へ参加するというのは、政権の無能さ
を露呈するものだ。
以上の認識の上に立って、集団的自衛権を容認するものです。伝家の宝刀は近くのヤ
クザ国家に対しては抜く日がくるだろう。
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