選択肢は援助の停止。日本はそれをぶち上げろ。
ODAのバックマージンなんかもらってる企業と政界がこの悲劇を生み出しているの
じゃないのか。
北朝鮮と日本との二国間の問題だと?
随分小泉はなめられたものだ。随分日本はなめられたものだ。援助凍結。停止。廃
止。君たちの国は自分で稼いでロケット打ち上げなさい。ロシアマフィア経済は、通
貨の交換比率が無数にあって、証券業務などなりたたない。1000通りくらいあると聞
く。こんなところは株式市場なんか無理。ここは今でも、資本主義国じゃない。破産
してもらえばよいではないか。日本は金が無いのに、援助なんかするな。停止。凍
結、廃止。
外交カードというのは、使えることを自他共に認識していないと切るに切れませ
んが、一方、切ってしまえばそれでおしまいという部分もあります。要は、カー
ドはできるだけ切らずにいて、その間、切ったらどれだけ怖いかということを相
手にことあるごとに思い起こさせて置くことです。でないと、カードとして持っ
ている意味がないわけです。
そういうことは、北朝鮮でさえわかっていて、稚拙な核カードを温存するため
に、IAEAを離脱してみたり、核施設をわずかながら稼動させて水蒸気を上げてみ
たり、うさんくさい核燃料再処理済み情報を流してみたり、涙ぐましい努力をし
ています。
一方、先に中国は、北朝鮮に対して、機械の故障を理由にして、北朝鮮向け石油
パイプラインを止めて見せて、カードのメインテナンスをおこないましたね。
翻って日本は、持っているカードのメインテナンスをほとんど何もしていませ
ん。日本の経済金融カードの威力は、そのため、威力が内外から低く見積もられ
るケースが多々あります。特にODAカードの場合は、切られる方は、まあ切ら
ないだろうと高をくくり、持っている方は、切ったらどうなるかこわくて切れない。
カードとして使うつもりなら、メインテナンスの目的でいっぺん切る振りして見
せたらいいかもしれません。
たとえば、震災復興など、日本の「やむをえない」国内事情で、3年ほど停止し
てみると、そのありがたみと怖さがわかるでしょう。阪神淡路震災のときは、ア
メリカもオーストラリアも、第三世界も、日本が持っている国債を買い戻せと言
われるんじゃないか、円借款の即時返済を求められるんじゃないかと、恐々とし
た一時期がありましたが、日本は幸か不幸か自前で乗り切りました。しかし、物
はためしとして、実際、少しやってみたら、日本が持っているカードの威力がど
れほどのものか、思い知る結果になったでしょう。
外交カードとしてこれが使えるのはそれからです。
萩原@グリフィス大学
Well said. Quite agree with you.