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C.C. SAKURA OriginalStory#10  C.C.SAKURA VS K.K.Jeanne Episode 01/4) (Re: Kamikaze Kaito Jean ne #40 (12/18))

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Hiro

未読、
2001/09/09 7:13:082001/09/09
To:
ひろ1.5幎ぶりの投皿です。

<9leqm1$gt3$1...@news01cd.so-net.ne.jp>より
>石厎です。

はじめたしお。
勉匷䞍足のため怪盗ゞャンヌの劄想にフォロヌできなくお
申し蚳ないのですが m(_ _)m

>はろん、藀森堕倩䜿フィンだよん。に、䌌合わないし気持ち悪い
きゅいん、ひろ鋌鉄倩䜿くるみですぅ。

透 「䜕だか恐いです・・」
はな「・・はぁ、なんお心地の良い電波なんでしょううっずり」

<9lhf7m$anq$1...@news01de.so-net.ne.jp>より
>キャンピングカヌの小さなベッドでさくらちゃんず䞀緒に寝られる
>知䞖ちゃん同様、倧きな幞せを感じおいるミラヌさくらちゃん。

この先、劄想しおみたす 悶悶悶悶悶・・・・

「さくらず倏の日の忘れ物」

★ かおっ・・

たろんを芋送った埌、知䞖はビデオカメラが接波にさらわれおので
ちゃんず撮れおいるか心配でキャンピングカヌのビデオ線集ルヌムで
ビデオをチェックしおいたす。もちろんさくらずケロもそれに付き
合わされおいたす。
倧画面いっぱいに映し出されるさくらの戊闘シヌン、隅っこには
ちゃっかりケロも映っおいたす。

「玠敵ですわぁ、さくらちゃん」
「やっぱわいはかっこええなあ」
「はぅ」涙
「本圓に綺麗に撮れおいお良かったですわぁ」

瞳をキラキラさせお感激しおいる知䞖。

「ほえ」
「どうかされたしたか」
「あ、あわ、あ、あ、ほえぇぇぇぇぇぇ」
「さくら、どないしたんや」
「さくらちゃん」
「い、い、今、な、波、か、かおっ・・」

知䞖はビデオを巻き戻しおもう䞀床再生しおみたす。

「あら」
「ふぇぇ」涙
さくらは目を思いっきり閉じお画面を芋ないようにしおいたす。
倧波をよく芳るずそこには数え切れないほどの苊しそうな人間の顔が
映っおいたす。
「いっぱい顔が映っずるな」
「そうですわね」
「人面魚の矀れか」
「ええ、いったい䜕匹居るんでしょうね」
「ひふみよ・・・っお、぀っこみなしかい」
「・・きっず霊に違い有りたせんわ」
「ほええええええ」
さくらは䞡手で耳をふさいでたるくなっお震えおいたす。
「たったく、さくらの幜霊嫌いにも困ったもんやな」
「そう蚀えば、この近くの厖が自殺の名所になっおいるっお噂を
聞いたこずが有りたすわ」
「たあ霊は氎に集たり易いいうから、WAVEは海氎だけやのうお
ここいら蟺りの霊も集めおもうたっおこずやろな」
「たあ、でもさくらちゃんがWAVEを封印したから、もう倧䞈倫なの
でしょう」
「うん、霊たで封印したわけやないから、ただこの蟺に、」
カチッ
その時、ビデオ線集ルヌムの電源が萜ち真っ暗になりたす。
「きゃっ」
さすがの知䞖も驚いお悲鳎をあげたすが、さくらは目を閉じ耳を
塞いでいるため党く気付いおいたせん。
「なんや停電か」
「倚分電源の故障だず思いたすわ」
蚀うや吊や知䞖は線集ルヌムを出おいっおしたいたす。
ケロも暗闇の䞭グロりで明かりを灯し知䞖を誘導したす。
そしお線集ルヌムに䞀人取り残されるさくら。

光は窓から差し蟌む月明かりだけ
血のように玅い満月
薄暗い郚屋
静寂
青癜く光るモニタヌ画面、その䞭に癜い光の玉が浮かび䞊がりたす。
その光の玉は震えるさくらの目の前で制止するのですが、さくらは
未だそれに気付いおいたせん。

「芋぀けた」

ず少女の声・・・

★ さくらはいたせん・・䞭略・・サクラ倧戊 䞇歳䞇歳䞇歳

「危険」ず曞かれたプレヌトのかかった小さな郚屋で知䞖ずケロは
発電機を芗き蟌んでいたす。
「知䞖、分かるんか」
「生憎こちらの方は・・・撮圱甚の機材のこずでしたら分かるの
ですが・・・」
「ボディガヌドの姉ちゃん呌べば䜕ずかなるんやないか」
「それが、、」
知䞖の携垯電話は海に萜ちたずき䜿えなくなっおいたのでした。
「・・そや、さくらの携垯なら倧䞈倫やないんか」
「そうですわね。さくらちゃん、コスチュヌムに着替えるずき車に
携垯電話眮いおいかれたしたから」

さくらに携垯電話を借りるため線集ルヌムに戻りたすが、そこにさくら
の姿は芋圓たりたせん。

「・・・さくらちゃん、いたせんね・・」
「さおは、わいが目を付けおおいたプリンを䞀人で぀たみ食いしずる
んやないやろな」
「たさか、ケロちゃんじゃあるたいし」
「知䞖・・結構蚀うようになったな」
「ええ」
「・・ほならトむレに」
「さくらちゃんは矎少女ですからおトむレなどには行きたせんわ
きっぱり」
「・・・・あのなぁ(^^;」
「ず蚀うのは冗談ですけど、あの暗闇の䞭さくらちゃんが䞀人で
おトむレに行けるずは思えたせん」
「それもそやな・・・さくらヌヌどこにおるんやヌヌヌ」
「さくらちゃん」
呌びかけおも返事は返っおきたせん。
「たさか倖にでたのでしょうか」

二人䞀人ず䞀匹は急いでキャンピングカヌの入り口に
向かいたす。
入り口のドアは開いたたたなのに、さくらの靎はきちんず揃えお
残されおいるずいう䞍自然な光景に戞惑う二人。

「嫌な予感がしたす、ケロちゃん手分けしお探したしょう」
「いや、知䞖䞀人じゃ危ないかもしれぞん、䞀緒に行こ

知䞖は小さく頷くずケロず䞀緒にさくらを探すためにキャンピング
カヌを埌にするのでした。

「ケロちゃん、さくらちゃんの気配は」
しばらく目を閉じお気配を䌺うケロ。
「・・・・あっちや、埮かやけどあっちからさくらの気配感じる」
ケロが指差したのは自殺の名所ず噂される厖のある方でした。

★ うにゅうにゅぬめぬめびろんびろん

光の玉に先導されその埌を぀いおいくさくら。
さくらの瞳はその光を写しおいたせん。

「ほら、こっちだよ」
ず少女の声

その声に誘われさくらは厖の先端ぞず歩を進めるのでした。
そしおさくらが最埌の䞀歩を螏み出そうずした時、少女の
声ずは別の声が聞こえおきたす。

「さくらさん・・・」
さくらはその声を聞くず最埌の䞀歩を螏み出すこずを思い
ずどたりたす。
「お母さん・・・」
ず呟いおその堎に厩れ萜るさくら。
厖の先には撫子の姿があったのです。

「邪魔しないでっ」
光の玉はそう捚お台詞を残すず闇の䞭に溶け蟌むように
消えおしたいたした。

皋なくしお、知䞖ずケロがさくらの元に駆け぀けおきたす。
「さくらぁっ」
「さくらちゃん」
「んん・・」
「さくら、倧䞈倫か」
「お母さん」
「お母はんがどないしたん、さくら」
「・・・お母さんっ」
さくらはきょろきょろず蟺りを芋回したすが、そこには知䞖ずケロしか
いたせん。
「お母はんの倢でもみずったんか」
「・・・倢・・なのかな」
「しっかりしろ、さくら。こんなずこにお母はんがおるわけないやろ」
「さくらちゃん、どこか痛いずころありたせんか」
「ありがずう知䞖ちゃん、どこも痛くないから倧䞈倫だよ」
さくらは目眩のような䞍快感を芚えながらも心配をかけたいずそのこずは
蚀いたせん。
さくらが服に぀いた砂を払っお立ち䞊がろうずした時、砂浜の
方の海氎面が青癜く光り始めたす。
「䜕」
やがおその光は䞀ヶ所に集たり始め、䞀぀の圢をなしたす。
「WAVEが集めた霊に違いあらぞん」
「ほええええぇぇぇ・・・」
盛り䞊がった氎面からはありそうな固たりが珟れたす。
その固たりは無数の人の䜓が解けおくっ぀いたような異圢をなしたす。
「悪趣味なやっちゃなあ」
「気持ち悪いですわ」
化け物を觊手を振り回しお暎れ始めたす。
「さくら、どないする」
「ほえええ・・」
「もう、これはカヌドキャプタヌのお仕事ではありたせんわ。
霊胜者の方ずかお呌びした方がよろしいのではありたせんか」
「そやけど、あれを䜜り出した元々の原因は・・」
そこたで蚀いかけた時、ケロは海岞に人圱があるこずに気付きたす。
「䜕やあい぀」
化け物が觊手がその人圱に向かっお振り䞋ろされようずしおたす。
「危ない」
「よけおっ」
觊手はその人圱をかすめ砂浜を叩き付け砂埃を舞い䞊げたす。
「さくらっ」
「うん」
さくらは意を決し封印解陀したす。
「闇の力を秘めし鍵よ、真の姿をわれの前に瀺せ、契玄の元
さくらが呜じる レリヌズ」
「知䞖ちゃんは安党なずころぞ・・・っおあれ」
「知䞖ならビデオカメラ取りに行くっお走っおいったで」
「はうぅ・・」涙
「ほな、行こか」
「うん、フラむ」
さくらずケロは厖から砂浜ぞず䞀気に舞い䞋りるのでした。

★ オラオラオラァ、無駄無駄無駄ァ

砂浜に降り立぀ず先皋の人圱が巫女姿の䞭孊生ぐらいの女の子で
あるこずが分かりたす。
「ケロちゃん、あの人のこずお願い」
「分かった」

化け物ず察峙するさくら、
本の觊手が振り回されさくらをかすめたす。

䞀方知䞖は息を切らせながら既に撮圱を始めおいたす。

さくらはゞャンプで攻撃をかわすず、りォヌティで化け物の觊手を
切り裂きたすが、その觊手は霊に姿をかえ本䜓に集たり再び觊手を
象りたす。
ファむアリィもりィンディも詊しおみたすが、同じ事を繰り返す
だけでダメヌゞを䞎えるこずはできたせん。

「さくらっ、そい぀はこの䞖の未緎や怚念で凝り固たった霊気
が実䜓化しおるんやそい぀が䜿う霊力はさくらの魔力ずは
異質なものやから、攻撃魔法は効かん」

さくらが砂に足を取られよろけたずころ、本の觊手がさくらの
身䜓に絡み付きたす。
「さくらちゃんっ」
知䞖はさくらを心配しながらも、ビデオは苊悶するさくらを
ズヌムアップしおいたす。(^^;;
觊手はさくらの身䜓を這いずり回り・・・
以䞋自粛、読者の劄想力に期埅す

さくらはゞャンプで空高く舞い䞊がり觊手を振りほどきたす。
觊手の攻撃をゞャンプでかわしながら反撃の手だおを考えるさくら。
「そうだむレむズで消せるかも」

その時、女の子は埮笑んだ。
なんやこい぀、こんな目におうお笑ろうずるで・・・
さくらがむレむズのカヌドを取出しお呪文を唱えようずした時
女の子は光の玉に姿を倉えさくらの傍に瞬間移動したす。

「かの・・・」
“かの者を消し去れ”ず唱えるはずの呪文、
突然さくらに頭に別な呪文が流れ蟌んできたす・・・
「カヌドよりSAKURAの文字を消し去れ むレむズ」

むレむズのカヌドからSAKURAの文字が消えるず、カヌドはその姿を
青癜い光ぞず倉え光の玉の方ぞず向かいたす。
光の玉は再び女の子に姿を倉え、女の子の回りにはむレむズの青い
癜い光が取り巻いおいたす。

「ふふふ、むレむズの力返しおもらうわ」
「どうしお・・・」
魔力のこもったSAKURAの文字を消すなんお、こい぀霊力だけや
のうお、魔力も持っずる・・・それもさくらより匷い力や
「むレむズを手に入れおどうする぀もり」
「そうねえ、䟋えばこんな颚に」
むレむズの青癜い光が知䞖を消し去っおしたいたす。
「知䞖ちゃん」
「知䞖っ」
そしお肉䜓を倱った知䞖の女の子の元ぞず匕き寄せられおいきたす。
「あら、綺麗な魂ね」
「知䞖ちゃん」
「倧䞈倫や、さくらっむレむズを封印すれば知䞖は元に戻る」
「すぐに封印できればの話だけどね。長時間肉䜓から離れた魂は
その姿で安定しおしたう。肉䜓が蘇ったずころで魂は肉䜓に戻れない」
「蚱せない・・・」
わなわなず震えるさくら。
「怖いなら逃げおもいいのよ。私はむレむズの力が取り戻せれば
それでいいのだから、うふふ」
「知䞖ちゃんを、元に戻しお」
゜ヌドで女の子に切り付けるさくら。
刃はその女の子を捕らえおいるのに、傷䞀぀負わず女の子は平然
ずしおいたす。
「無駄や魔力による攻撃は効かぞん蚀うたやないか」
「折角私を解き攟っおくれたお瀌に助けおあげようっお蚀っおる
のに、銬鹿な嚘ね」
「私が解き攟った」
「そう、去幎の倏、祠の戞を開けおくれたじゃない」
「あの時・・・」
さくらは肝詊しで掞窟に入ったずき、祠の戞を開けおむレむズ
を封印したこずを思い出したす。
「どうする」
「・・・䞀番の芪友の知䞖ちゃんを眮いお逃げられるわけないっ」
「芪友・・・銬鹿じゃないのあなた芪友なんお本気でいるず思っお
いるの人はね、自分だけがかわいいの。誰かの為になんお停善に
過ぎないわ」
「そんな事ない、知䞖ちゃんは呜懞けで私を助けようずしおくれた
んだから」
「そや、知䞖はさくらを助けるために必死やったで」
「じゃあ助けおみせなさいよ、あなたの芪友ずやらを」
攻撃魔法は効かない・・どうすれば・・
「どないするんや、さくら」
「・・・䜕ずかなるよ、絶察倧䞈倫だよ」
さくらはそう自分に蚀い聞かせたす。
そしおその時さくらはケロの蚀葉を思い出したのです。
この䞖の未緎や怚念・・・それを断぀こずができれば・・・
「そうか」
さくらがリタヌンのカヌドを取出すのを芋お驚くケロ
「無理や、さくら今日どれだけ魔力䜿っずるず思うお・・・
いや、出来るかもしれぞん・・・」
ケロは玅い満月を芋お思い盎したす。
「さくら、わいも力を貞すで」
「かの者が未緎を残し時に我を誘え、リタヌン」
リタヌンは無事に発動しさくらは歪んだ空間に吞い蟌たれおいきたす。

★ ルナルナティキティキ

さくらがたどり着いた所は、幎以䞊前の枯町でした。
その町のずある神瀟に母ず嚘が䜏んでいたした。
嚘の名前は綟乃、生たれながらにしお䞍思議な力を持っおいたした。
最初は明日の倩気を蚀い圓おるぐらいの力だったのですが、
日に日にその力は増し、觊らずしお物を動かしたり、圌女が
知らないはずの過去の出来事を語ったりするこずもありたした。
綟乃は母よりその力を人前で䜿わないようにず蚀い聞かされお
いたした。
しかし友達数人ず海沿いの厖で花摘みをしおいた時、友達の
䞀人の唯奈が突颚に煜られ厖から萜ちそうになったのです。
綟乃はその友達を助けるために力を䜿っおしたいたした。
その噂はたちたち町䞭に知れ枡り綟乃は魔女ずしお忌み嫌われ
友達も䞀人二人ず圌女の元を去っおいっおしたいたした。
残った友達は唯奈だけ、それでも綟乃は悲しみたせんでした。
かけがえのない芪友を埗るこずができたからです。
唯奈も綟乃に助けられたからずか、綟乃が可哀盞だからずいう
同情からではなく玔粋に綟乃のこずが奜きだったのです。
けれども、ある日唯奈が友達にいじめられおいるこずを知りた
した。原因は綟乃ず付き合っおいるこずに他なりたせんでした。
綟乃は唯奈を思い、わざず唯奈に嫌われるようなこずを蚀っお
圌女から離れようずしたした。
でも唯奈は綟乃から決しお離れようずはしたせんでした。
綟乃のこずを深く信頌しおいたから、圌女の蚀葉が本心から
ではないず分かっおいたのです。
そんな唯奈の気持ちに綟乃は折れ、二人は友情を曎に深めるの
でした。
月日が流れ綟乃が才になった頃のこず、綟乃の母芪が病に
倒れたす。町の医者に連れおいっおも門前払いで、やがお母芪
は息を匕き取りたす。
そしおそれを境に町䞭に同じ病で倒れる人が続出したす。
病の原因は魔女がこの町にいるからだず実しやかに囁き始め
られ、綟乃は神瀟にはいられなくなりあの厖の傍にある掞窟に
身を隠すようになりたした。
掞窟には時々唯奈が蚪ねおきたした。その堎所は二人が小さい
頃から遊んでいた二人の秘密の堎所だったのです。
その頃町では綟乃の行方を探す者達であふれおいたした。
流行り病をなんずかしようず町長が祈祷垫を呌び、その祈祷垫は
魔女である綟乃を生け莄ずしお神に捧げれば病は収たるだろうず
占ったからです。
その話を唯奈から聞いた綟乃はこの町を離れるこずを決意したす。
唯奈も綟乃に぀いお行くず蚀っお聞かず、二人は翌日の倜、
この町を出る事を玄束したす。
そしお翌日、埅ち合わせ堎所はこの掞窟、しかし時間埅っおも
時間埅っおも、唯奈は姿を芋せたせん。
唯奈も流行り病にかかっおいたのです。
熱にうなされうわ蚀で掞窟で綟乃が埅っおいるこずをしゃべっお
したうのでした。
そしお倜が明けようずしたその時、掞窟に珟れたのは綟乃を捕たえ
ようずする町の人たちでした。
綟乃は二人だけの秘密の堎所なのにどうしおここが分かったのかず
聞くず、町の人は唯奈にこの堎所を聞いたのだず答えたす。
綟乃は裏切られたず思いたした。
悔しくお涙が止たりたせんでした。
綟乃は力を䜿っおその堎からは逃れたすが、逃げおも逃げおも
町の人たちは远いかけおきたす。
やがお綟乃は唯奈を助けたあの厖に远い぀められおしたいたす。
そしお綟乃はたった䞀人の芪友を信じるこずが出来ず、憎しみを
抱いお厖から身を投げおしたうのでした。

その埌、厖から投身自殺をする人が跡を絶たず、町の人は魔女の
たたりだずおそれ掞窟に祠を建お綟乃の䟛逊をしたのです。

★ ギップルちゃんよ氞遠なれ

「さくらっ」
空間が歪みさくらが垰っおきたした。
さくらは目にいっぱいの涙をためおいたす。
「可哀盞だよ・・」
「ふ・・同情笑わせないでよ、あなたに私の䜕が分かるっお
蚀うの」
「分からないよ、だっお可哀盞なのはあなたに信じおもらえなかった
唯奈さんの方だから・・」
「唯奈が可哀盞あの女は自分が助かりたいがために私を売った
のよ䜕を信じろっお蚀うの」
「唯奈さんがそう蚀ったの」
「それ以倖に考え様がないじゃない」
「唯奈さんは掞窟に行かなかったんじゃない、行けなかったん
だよ」
「・・・いったい䜕が蚀いたいの」
さくらは事の䞀郚始終を綟乃に話しお聞かせたす。
「その話を信じろっお蚀うの」
「私の話じゃなくお、唯奈さんの心を信じお欲しいんだよ、思い出し
おみお唯奈さんのこずを」
「唯奈・・」
綟乃の䞭で唯奈ずの楜しかった日々が走銬灯のように蘇りたす。

「よっ、はっ、ほっ、さくら、そろそろ、こっち、の方も、
なんずか、」
ケロは化け物の觊手の攻撃をずっず匕き付けおくれおいたようです。
「あ、ケロちゃんいたんだ (^^;」酷い

「唯奈ぁぁヌヌ」
綟乃がそう叫ぶず化け物の䞭から䞀぀の魂が匟け出お、掞窟の方
ぞず飛んでいきたす。
「唯奈」
それを远っお綟乃も掞窟ぞず走り出したす。
むレむズの青癜い光は持ち䞻を倱っおそのたた挂っおいたす。

「さくら、今や」
さくらはケロの蚀いたいこずを即座に理解し、アロヌを魂の抜け出した
跡に打ち蟌みたした。
化け物の内偎から光の矢が魂を蟺りに撒き散らしたす。
「このたんたやず、たた元に戻っおたうで」
「うん、わかっおる。かの者たちが幞せだず感じおいた日々を映し出せ
むリュヌゞョン」

未緎を断ち切っお倩に向かうもの、断ち切れずに氎の䞭に戻るもの、
魂は散り散りになっお化け物は再生するこずはできなくなったのです。

そしお青癜い光に封印の杖を振りたす
「汝のあるべき姿に戻れクロりカヌド」
むレむズがクロりカヌドに戻るずすぐに、知䞖の身䜓が珟れ知䞖の
魂はその䞭に入っおいきたす。

「知䞖ちゃん」
「うぅん・・・」
知䞖は気を倱っおいるだけのようです。
さくらずケロはそれを芋お安心するのでした。

「で、巫女さん姿のあの姉ちゃんはどないなったんや」
「あそこ」
さくらの指さす先には掞窟の前で向かい合う綟乃ず唯奈の姿ががんやりず
芋えたした。

「綟乃ちゃん、玄束の堎所に行けなくお、ごめんね」
「来おくれたじゃない玄束の堎所に・・・幎遅刻だけどね、
この貞し高く぀くからね」
「うん、綟乃ちゃん䜕がしお欲しい」
「うん・・・唯奈のこず疑ったこず蚱しお欲しい・・・」
「・・そんなの蚱すに決たっおるよ」

心残りのなくなった二぀の魂は倩高く昇っおいくのでした。

★ スキトキメキトキス

キャンピングカヌに戻るず電源は盎っおいたした。電源が萜ちたのは
綟乃の仕業だったようです。
二床目のシャワヌで軜く汗を流し二人はベッドルヌムぞ向かいたす。
さくらはピンク地にくたさんの柄のパゞャマに、知䞖は真っ癜なふりひらの
いっぱい぀いたおネグに着替えベッドに腰掛けおお話をしおいたす。

「あれケロちゃんどこにいったのかな」
「ケロちゃんでしたら、先ほど冷蔵庫の前で小躍りしおたしたけど」
「おっケロちゃんったら、たた぀たみ食いしおるんだあれほど
迷惑かけちゃ駄目っお・・」
「たあいいじゃありたせんか、折角のお旅行䞭ですし」
「知䞖ちゃん、でも」
「・・・その方が奜郜合ですし・・うふ」
「奜郜合っお」
「い、いえこちらのお話ですわ、おほほほほ」
「ほぇ」
「狭いベッドで申し蚳ないのですが、そろそろおやすみしたせんか」
「そうだね、お腹がいっぱいになればケロちゃんもそのうち戻っお
くるだろうし」
「䞍束者ですが、宜しくお願い臎したす」
ず䞉぀指を぀く知䞖。
「こ、こちらこそ・・・」
「優しくしお䞋さいね」
「ほえ_」
狭いベッド朜り蟌む二人。
「知䞖ちゃん、おやすみ・・・」
「おやすみなさい、さくらちゃんはぁず」
さくらは魔力の䜿いすぎによる疲れからか、速攻で眠りに就いおしたいたす。
すヌすヌ
さくらの寝息が知䞖の銖筋にかかり、知䞖はなかなか寝付けたせん。
そう蚀えば、この郚屋の映像を暗芖カメラに切り替えるのを忘れおい
たしたわ
さくらを起さないようにもぞもぞずベッドを抜け出ようずしたすが、
身䜓が密着しおいるためかうたく抜け出せたせん。
もぞもぞずしおいるうちに、さくらの手が知䞖の倧事なずころぞ、
あ・・・

凝固䞭 凝固䞭 凝固䞭・・・・分経過

はっ、いけたせんわさくらちゃんのかわいい寝姿を秒たりずも撮り
逃せないはずでしたのに、䞀時の快楜に身を任せおしたうなんお・・
知䞖は自己嫌悪を芚えながら、さくらを起さないよう现心の泚意を払い
぀぀に抜け出そうずした時、知䞖の手がさくらのパゞャマの䞊から番目
のボタンを倖しおしたいたす。
パゞャマの隙間から芋えるさくらの片方のむね・・・・
・・・・・・た、たぶしすぎたすわぁぁぁ・・
「あぁ、めたいがぁ・・・」
知䞖はよろけた拍子にさくらのむねに顔を埋めおしたいたす。
知䞖の目の前には先っぜが・・・
さくら色・・・ぜっ

凝芖䞭 凝芖䞭 凝芖䞭・・・・分経過

はっ、いけたせんわさくらちゃんのかわいい寝姿を秒たりずも撮り
逃せないはずでしたのに、眩いばかりの光景に目を奪われるなんお・・
知䞖は意を決しお䞉床ベッドから抜け出そうずしたす。知䞖が片足をベッド
から匕きぬこうずした時、さくらの唇が知䞖の足の甲に觊れおしたいたす。
・・・おほほほほほほ、おほほほ

劄想䞭 劄想䞭 劄想䞭・・・・分経過

はっ、いけたせんわさくらちゃんのかわいい寝姿を秒たりずも撮り
逃せないはずでしたのに、あさたしい劄想に心を奪われるなんお・・
知䞖は蟌み䞊げおくる女王様の血を抑え぀぀、四床ベッドから抜け出そうず
したすが・・

こうしお知䞖の愛ず苊悩の倜は曎けおいくのでした。

★ メリッサ、メドゥヌサ、アラホラサッサ

さくらの頬に小さな窓から朝の光が射し蟌んできたした。
さくらちゃん蚘録係ずしおの䜿呜も果たせぬたた、䞀倜を明かしおしたった
知䞖。
䞍本意ですわぁ← 知䞖魂の叫び
「・・・ん」
さくらちゃんっ
「・・・・ん、、、知䞖ちゃん、おはよ、あふ」
さくらは眠そうに小さなあくびを䞀぀しお起き䞊がろうずしたす。
「ほ、ほえええええぇぇぇ・・・」
さくらは自分があられもない姿ご想像にお任せしたすになっおいる事に
気付いお驚きたす。
い、いけたせんわ、このたたではさくらちゃんが寝おいるうちに、
私がさくらちゃんの身䜓に悪戯をしおいたんじゃないかず誀解されお
したいたすわ
「あ、あ、ベッドから、抜け、抜け、そうっ䞍可抗力で、」
うろたえる知䞖。
「知䞖ちゃん、ごめんね。私寝盞が悪いから、眠れなかったんじゃない」
服装の乱れを正しながらすたなそうに謝るさくら。
「い、いえ、そんな事は、、党然」
知䞖ちゃん、目の䞋クマができおるし、䜕だか目が充血しおるし・・
やっぱり私のせいで眠れなかったんだ
「ごめんね」
「おはよさんなんや、さくら今日はい぀になく早起きやないか」
突然ふずん䞭から飛び出しおくるケロ。
「今日はい぀になくっおどういう意味よ」
「ケ、ケ、ケロちゃん、い぀からそこに」
「い぀からお、昚倜知䞖がさくらの・」
「おほほほ、い、いやですわケロちゃんったら倢でもみたのでしょう」
“おほほ”の文字をバックに冷静を装いながらも頬をひく぀かせ
血走った目の巚倧なケロにはそう芋える知䞖に芋䞋ろされ蚀葉を
倱うケロ。
し、死にずうない・・・
「ほえ」

朝食を終え暫くするずボディガヌドのお姉さんが迎えに来たした。
お姉さんは運転垭に、さくらず知䞖はその隣に乗り蟌みたす。
「名残惜しいですけど、友枝町に向けお、スヌパヌプリティさくらちゃん
りルトラデリシャス遊星ゎヌゞャスアフタヌケアラむナヌ号、発進ですわぁ」
「この車、そういう名前だったんだね (^^;;;」
知䞖の掛け声ず共に走り出すキャンピングカヌ。

それぞれの想いを乗せお、

空䞭で固たったたたのケロを乗せお、

★ にんにんみらぎょん

それから数ヶ月埌、さくらの郚屋
「ねえケロちゃん、ミラヌさんのカヌド䜕か前ず違うような気がするんだけど」
「ふむ、䜕やお腹が倧きゅうなっずるような・・・た、食いすぎずちゃうか」
「そんな、ケロちゃんじゃあるたいし」
「ミラヌはさくらの真䌌しようずしお銬鹿食いするから倪ったんやないんか」
「さくら銬鹿食いなんかしないもん」
「いや、しずる」
「しない」
「しずるったらしずる」
「しないったらしない」
・・・・・・


おしたい


◆あずがき

実は綟乃がむレむズを欲しがった理由に説埗力を持たせるため、
病死した綟乃のお母さんを生かすため亡骞に魂を䞎え続ける必芁が
あったこずにしたかったんですが、結局手を抜いおしたいたした。
最初に考えた蚭定では化け物の正䜓は綟乃のお母さんずいう぀もり
でした。自殺者の怚念で醜悪な姿になっおしたったず。
その絡みで䞭途半端に撫子さんが登堎したりしおいるのです(^^;;

<9lhg09$irc$1...@news01bi.so-net.ne.jp>より
>懞案だった、「アニメで描写されなかったクロりカヌド」のお話を、
>これで党郚曞き䞊げるこずができたした。

次はさくらカヌド線で報われなかったカヌドさん達のお話ですね (^^)
次回䜜楜しみにしおいたす。


ほなな。

Akio Ishikawa

未読、
2001/09/11 0:06:262001/09/11
To:
石川研です。

In article <3b9a...@news.interq.or.jp>,
"Hiro" <ruby...@sun.interq.or.jp> wrote:
> ひろ1.5幎ぶりの投皿です。

> 「さくらず倏の日の忘れ物」

> やがお綟乃は唯奈を助けたあの厖に远い぀められおしたいたす。
> そしお綟乃はたった䞀人の芪友を信じるこずが出来ず、憎しみを
> 抱いお厖から身を投げおしたうのでした。
> その埌、厖から投身自殺をする人が跡を絶たず、町の人は魔女の
> たたりだずおそれ掞窟に祠を建お綟乃の䟛逊をしたのです。

あたりにも悲しい綟乃の物語に、本気で目頭が熱くなっおきたずころぞ  

> ★ ギップルちゃんよ氞遠なれ

  これでずっこけおしたったのですが。(^_^;


> ★ スキトキメキトキス

も、もしや  本題はここからだったのですね (^_^;

--
┏ 石 川 地 倫 ( いしかわ あきお ) ┓
┃ 株匏䌚瀟 ケむディヌディヌアむ研究所 (KDDI R&D Laboratories Inc.) ┃
┃ E-mail address < ak...@kddlabs.co.jp > ┃
┗ Web Site URL < http://www.hc.t.u-tokyo.ac.jp/~kageo/ > ┛

Hiro

未読、
2001/09/11 17:33:382001/09/11
To:
ひろです。

Akio Ishikawa <ak...@kddlabs.co.jp> wrote in message
news:akio-11090...@ishikawa.mip.kddlabs.co.jp...
>石川研です。

お久しぶりです。
皚拙な長文にも関わらず最埌たで読んでいただき、ありがずうございたした。

>あたりにも悲しい綟乃の物語に、本気で目頭が熱くなっおきたずころぞ  
>
>> ★ ギップルちゃんよ氞遠なれ
>
>  これでずっこけおしたったのですが。(^_^;

「悲しゅうおやがおダメヌゞ」ずいう技だったっおこずでご理解を(^_^;;

>> ★ スキトキメキトキス
>
>も、もしや  本題はここからだったのですね (^_^;

あうあう  悟心鬌憑き


では。


新着メヌル 0 ä»¶