いくらドイツでも、おそらく無料は公立大学だけだと思いますが、
大学数 州立(国公立) 私立 学生総数
ドイツ (年度不明) 349 270 79 約180万人
日本(1999) 622 151 471 約270万人
国公立大学の比率はドイツの方がはるかに大きいです。公立大学数にしてもドイツの方が
100校以上多い。
これが無料だとすると、ドイツはずいぶんがんばっていますね。これだけ教育費に予算を
割けるのはどういう財源と予算配分になっているんでしょうか。無論、国防費、ODA関
連などは日本より少ないですが、印象からすると割と福祉には手厚そうですし。
豪州も10年ほど前まで国立大学の学費は無料でしたが、現政権になってから有料化して
います。
萩原@グリフィス大学
なんだい?
そのネコ資本主義てえの。
> 大学の法人化で授業料値上げをはかる国よ、ドイツ方式を採用せよ。
> 大学を無料にせよ。
無料化?
アメリカイギリスの私学中心国のほうがノーベル賞受賞者は圧倒的に多くない?
心配しなくとも、日本もそのうち安く大学の講義が聴けるようになるでしょ?
インターネットがもう少し発展し高速になったりすれば、大学の講義をネットで流す
ことが可能でしょう。
茶の間にいて東大や慶応の講義が聞けそう。
大学に通うという発想、もう古くない?
教育分野には君のいう、ネコ大学資本主義?が到来しそう。
http://www.map.gsec.keio.ac.jp/files/spec_may02.pdf
によると高等教育費はGDP比で0.9%と0.5%ですね。
GDPがほぼ日本がドイツの2倍ですので、高等教育費の金額はあまり変わらな
いレベルだと思います。違憲だと言われてる私学助成金をなくせば、
一個国公立大あたりの金額はむしろドイツよりも日本の方が上になったりしま
す。(現行がどうかは私は知りませんが)
それを考えると、大学自体が高コスト体質なのかなぁ。
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池田 尚隆(Yoshitaka Ikeda) mailto:ik...@4bn.ne.jp
どの業界もそうですが、大学は特にコストに占める人件費の割合が高い
ですね。また、日本の場合、他国に比べて全教員に占める「教授」の数
の割合が高いということが一因としてあるかもしれません。ヨーロッパ
だと、「教授」は学部に一人か二人しかいないというところも多いです。
あと、問題になるのは、教員:学生比ですが、日本の場合はもともと一
人の教員に対する学生数は多いですから、そういう意味では「コスト・
イフェクティブ」な部類に入るのかも知れません。そういうのは、教育
効果という店では疑問ですが、伝統的なヨーロッパの大学もこれと似た
りよったりのところが多いでしょう。「学費無料」のドイツの大学は、
どうなんでしょうね。
萩原@グリフィス大学