昨日早速見てきました。
新しいイメージが満載でしたよ。
もう一回見に行ってもいいかなと思ってます。
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以下、私設動物園HPです。よろしければどうぞ
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2384/
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# fj.rec.animation でもスレッド出来ていますので、そちらもどーぞ。
At Sun, 7 Mar 2004 13:13:36 +0900,
shigejii wrote:
> shigejiiです。
>
> 昨日早速見てきました。
> 新しいイメージが満載でしたよ。
> もう一回見に行ってもいいかなと思ってます。
意外にもCG満載の画面作りに違和感を憶えなかったのが印象的でした。
あからさまなCGであるにも関わらず、それが世界感と調和していて浮い
たりしていない。それでも幾つか浮いた印象を受ける場面もあるのです
が、それは fj.rec.animation でも述べているように、仮想現実だから
というところもある。
キムのトラップで戦艦どっかんどっかん(ネタバレになりませんように)
の箇所も浮いた印象がありました。が、後はもうそれぐらいかな。
余談
札幌のシネマフロンティアで観賞したのですが、満席の回が一回目、二
回目と続いたようなのに指定席にしなかった愚かしさに乾杯。しかも、
この映画館のロビーの床はポップコーンで汚されて極めて汚い。掃除の
人員増やせばいいのに…。
--
柏崎 礼生 (Hiroki Kashiwazaki)@HUIIC
Ph.D candidate in the Division of Electronics & Information
Engineering, Hokkaido University
mailto:r...@cc.hokudai.ac.jp
Tel:+81-11-706-2998
CGだと分るシーンも満載でした。
輪郭線のある絵で、陰影を簡素化していたら
多分、格好いい絵がリアルに動いていると感
想をもったかもしれませんね。(例えば、アイ
アンジャイアントというアニメ)だけど、それを
敢えてしなかった事は、監督の意図なのでし
ょうね。いっそ、人物もそうしたらどうなるのか
と、興味が湧きました。
「アップルシード」?は全編CGとの事なので、
違和感がどうなるのか確認したいと思ってい
ます。
内容的にも、ネットが脳とリンクしたらどうなる
かを予言していて興味深かったですね。皆、
先人の名言を語るので、刑事なのにやたら
文学的だななどと思ってみていました。ところ
が、実は検索していただけらしいと分って、
コケました(笑)考えてみると、皆がネットに繋
がって、情報を共有しているという事は、今ま
でのイメージだと連帯が生まれるかも、と楽
観的なユートピアを想起しそうですが、この作
者はそれでも争っている人間社会を提示して
いて斬新だなと思いました。
とにかくアメリカ人風に言えば「クール」な作品でした。
余談
私は、ユナイテッドシネマへ行きました。朝の
初回だったのですが、女性も含めて、結構い
ました。コーヒーをそこで飲んだのですが、香
りが強かったので、周りは迷惑だったかもし
れません。
関連情報
読売新聞のHPに情報があります。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/
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以下私の運営するHPです。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2384/
***************************************
At Sun, 7 Mar 2004 21:43:50 +0900,
shigejii wrote:
> 輪郭線のある絵で、陰影を簡素化していたら多分、格好いい絵がリアルに
> 動いていると感想をもったかもしれませんね。
トゥーンシェードですね。劇中でも何げにいくつかのパートで使われて
いたと思います。これを多用しなかったのは、攻殻機動隊 Stand Alone
Complex との(世界観の)差別化という意図もあるのではないかと思い
ます。
> 人物もそうしたらどうなるのかと、興味が湧きました。
「そうしたら」がトゥーンシェードであるとしたら、それは「アップル
シード」に期待しましょうという事で。「そうしたら」がフォトリアリ
スティックなレンダリングを指すんであれば、それは「Final Fantasy」
でやられちゃってますんで、そちらへどうぞ。「ANIMATRIX」でも可。
> 内容的にも、ネットが脳とリンクしたらどうなるかを予言していて興味深
> かったですね。
まあここらへんは原作通りということで。
In article <c2f5fk$q66$1...@nwall2.odn.ne.jp>, "shigejii" <shige...@hotmail.com> writes
> 文学的だななどと思ってみていました。ところ
> が、実は検索していただけらしいと分って、
> コケました(笑)
警視庁のおばさんの「格調高い」セリフにはへきえきしました。
登場人物でなくても、早く仕事にはいれよ~ って感じ。
暗いシーンなどでは16bit階調で処理していたみたいですね。
> 内容的にも、ネットが脳とリンクしたらどうなる
> かを予言していて興味深かったですね。
実際のそういう技術はいつ頃でるんでしょうね。なんとなく、
「3歳から装備しないと使いこなせない」とか言われそう。
> がって、情報を共有しているという事は、今ま
> でのイメージだと連帯が生まれるかも、と楽
> 観的なユートピアを想起しそうですが、この作
> 者はそれでも争っている人間社会を提示して
> いて斬新だなと思いました。
意識と共有は関係あると思うんだけど、個人は保存されるという前
提で書いているみたいですね。タチコマはイノセンスでは何故かで
て来ないんですけど、単に雰囲気が合わないから? あれくらいにな
ると、人工知能と人間の区別はなくなっちゃうよね。
SAC の方にもゴーストダビング装置とかもあるみたいだけど、あれ
は何者? そういうものがあるのと、少佐のような実例があるわけだ
から、もっと人工知能と人間の融合が進むという話にならざるをえ
ないと思うんだけど、それでどうなるかは、実は誰もわからない。
わからないから、現実の延長で書くしかない...
ダンヴァースの仮想世界物なんかは「人工知能は不可能、仮想現実
に意識を移すことは可能」みたいに断言して始めるので、それはそ
れで一つの立場なんでしょうけど。
---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
>警視庁のおばさんの「格調高い」セリフにはへきえきしました。
>登場人物でなくても、早く仕事にはいれよ~ って感じ。
(笑)でも、彼女が仕事に入ったシーンはビビリました(笑)
>暗いシーンなどでは16bit階調で処理していたみたいですね。
CGが多用されていましたが、色んな階調レベルがあったように
思います。監督は、これまでの仮想現実の描き方は、どこか
霞みのかかったようなはっきりさせないものだった。だけど、
この作品では、はっきりとした描き方をしたと語っていました。
大砲のシーンだとか、バトがハックされるシーンとか。
一方象の祭礼などは、CGだけど、あいまいさのある絵でした。
この部分は結構監督としては思い入れがあるのだと思います。
エトロフは、企業という利益追求者が集まって出来た国家のあ
いまいな都市として描かれていますが、それって、考えように
よっては危ないシーンですよね。(50年前なら拷問ものでは、笑)
それを、仮想とも現実ともあいまいな表現にしていたということ
は、監督がそんな状況をありうるものと考えている、証拠だと
深読みしてしまいました。(考えすぎですか?)
>> 内容的にも、ネットが脳とリンクしたらどうなる
>> かを予言していて興味深かったですね。
>実際のそういう技術はいつ頃でるんでしょうね。なんとなく、
>「3歳から装備しないと使いこなせない」とか言われそう。
ヤフーの科学記事に、ときどき出てますよね。
脳の信号を筋肉に伝える装置なども臨床実験が行なわれてい
るようですし。脳がネットとリンクしたら、誰も勉強しなくなって、
脳が退化するんじゃないでしょうか。実際、パソコンで文章を
書いていると、漢字が書けなくなって困ってます。
技術の進歩で、人間の力は拡張していますけど、一方で、
運動不足とか、上記の症状が出てきていますから、単純に
ばら色ではないですね、きっと。
>> がって、情報を共有しているという事は、今ま
>> でのイメージだと連帯が生まれるかも、と楽
>> 観的なユートピアを想起しそうですが、この作
>> 者はそれでも争っている人間社会を提示して
>> いて斬新だなと思いました。
>意識と共有は関係あると思うんだけど、個人は保存されるという前
>提で書いているみたいですね。タチコマはイノセンスでは何故かで
>て来ないんですけど、単に雰囲気が合わないから? あれくらいにな
>ると、人工知能と人間の区別はなくなっちゃうよね。
監督は、60年代を生きた人だから、個を捨てる集団の発展と衰退
を身近に見てしまったんじゃないかなと思うんですよね。で、結局、
概念の共有があっても、個は各々利益追求するもんだという境地に
至っちゃったのではと?で、そこから人間のこれからを再構成させ
ようとしているのではないかなと思いました。
たぶん、その上で、差別の問題を描く必要があって、タチコマや、
愛玩ロボットや、企業や、暴力団、そして政府を置いたよう
な気がします。各人は、区別無く、利益追求する者のはずだが、
差別が、それら関係を歪めている。
監督はその現状と、利益追求者間の差のあいまいな、エトロフとを
対比させようとしていたのじゃないかなと、エトロフを冷戦後の社会
像として描いていたのじゃないかなと思いました。
>SAC の方にもゴーストダビング装置とかもあるみたいだけど、あれ
>は何者? そういうものがあるのと、少佐のような実例があるわけだ
>から、もっと人工知能と人間の融合が進むという話にならざるをえ
>ないと思うんだけど、それでどうなるかは、実は誰もわからない。
>わからないから、現実の延長で書くしかない...
ゴーストダビングは映画の中にも出てきましたけど、
キモイですね。現実になっては困るような事態になりますよ。
ダンヴァースの仮想世界物なんかは「人工知能は不可能、仮想現実
に意識を移すことは可能」みたいに断言して始めるので、それはそ
れで一つの立場なんでしょうけど。
すみません、ダンヴァースを知りません。。
人工知能より、人工欲望の方が先なのではと思うこの頃です。
欲望があって、関係が発生して、社会が構築されるのだと
思います。
まとまりませんが、この辺で。
ではでは。
何故か、ペイチェックも見ました。P.K.ディック原作。ってことは、
アイデアの一部だけ持って来て、あとは勝手に作るってことなのね。
遺族に提訴されたりしないんだろうか?
肉体派の「博士」とか「技術者」って、やっぱり無理ない? いや、
まぁ、現実にはいたりするけど... 友人の博士も棒術習っていたし。
ユマ・サーマンの生物学博士は、肌あれがそれっぽいと言えなくは
ないです。でも実験装置をそまつにするなよな....
リバースエンジニアっていう設定は面白い。ぜんぜん活かされてな
いないけど。あの解析ツールは僕も欲しい。
アクション・シーンが揺れすぎ。ちょっと3D酔いする映画ですね。
いきなりネタバレしてしまうしか書きようがないのでそうしますが、
逆にばらしてしまった方がいいんじゃないかなぁ。かなり早い時点
でばれるわけだし...
つうわけなんですが、これって「マイノリティ・リポート」と同じ
予言物なんですね。これを見て「マイノリティ・リポート」を再評
価しました。「ペイチェック」よりもはるかに「マイノリティ・リ
ポート」の方が良くできてます。説得力が違う。別に「マイノリテ
ィ・リポート」が説得力があるってわけじゃないんだけど「ペイチ
ェック」は、「たまたま、小道具があってうまくいく」だけでしょ?
もう少し必然性がないと、入り込める程度にもだまされないです。
実際にビジュアルに予言が見えるってのが都合良すぎるんだろうな。
「マイノリティ・リポート」では、殺される人の再体験みたいな設
定があって、そこから「どこの誰が殺すのか」を見つけるみたいな
手順があるんだけど、「ペイチェック」には、そういうのがないか
ら。
予言を通して、偶然をフィードバックする機構があるという設定な
んだと思うし、だから、予言機械が人類に取って災厄となるという
ものなはずなんだよね。そうだとすれば、フィードバックをもっと
はっきり扱うべきだったろうな。ただ、そうすると難しくなりすぎる
という判断なのかも知れないけど。
Back to the future の方がそういうのは良くできていたかな。
J.P.ホーガンの「未来からのホットライン」という 肯定的な
話もあるし、「10光年ダイアリー」なんかは否定的な例だけど、
結構、面白く書けば書けるねただとは思うんですけどね。
> 何故か、ペイチェックも見ました。P.K.ディック原作。ってことは、
> アイデアの一部だけ持って来て、あとは勝手に作るってことなのね。
> 遺族に提訴されたりしないんだろうか?
僕も見てきました.メンズデー1000円.
> 肉体派の「博士」とか「技術者」って、やっぱり無理ない?
もっとひょろひょろしたnerdがいっぱいいそうですよね.
> リバースエンジニアっていう設定は面白い。ぜんぜん活かされてな
> いないけど。あの解析ツールは僕も欲しい。
あれはいいですよね.
あと,移動にセグウェイを使っているシーンが二回出てきます.
その頃まで生き残っているのやらどうやら…….
研究所のセットがチャチいと言えばチャチだったようにも思います.
いろんなところでそういうセットだとか小道具だとかの作り込みが
中途半端で,かなり醒めました.
> いきなりネタバレしてしまうしか書きようがないのでそうしますが、
> 逆にばらしてしまった方がいいんじゃないかなぁ。かなり早い時点
> でばれるわけだし...
同じく……
> つうわけなんですが、これって「マイノリティ・リポート」と同じ
> 予言物なんですね。
かなり最初の方で,同じような操作が出てきますよね.
パネルに向かって指を振っていろいろやるという.
> これを見て「マイノリティ・リポート」を再評価しました。「ペイチェック」
> よりもはるかに「マイノリティ・リポート」の方が良くできてます。説得力
> が違う。
この点は全く同意します.
> 結構、面白く書けば書けるねただとは思うんですけどね。
なーんか,ちょっとだけ引っ張ってきてあとはジョン・ウーなので
アクションしておしまい,みたいな印象でした.今年初めて引いたハズレ.
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太田 尚志 - OTA Takashi - http://web.sfc.keio.ac.jp/~t00156to/ ICQ#:39782589
Hiroki Kashiwazaki wrote:
> 柏崎@北海道です。
> 余談
> 札幌のシネマフロンティアで観賞したのですが、満席の回が一回目、二
> 回目と続いたようなのに指定席にしなかった愚かしさに乾杯。しかも、
> この映画館のロビーの床はポップコーンで汚されて極めて汚い。掃除の
> 人員増やせばいいのに…。
渋谷駅前のシネフロントで最終日最終回の上映をみました。
上映終了後ポスターを名探偵コナンに貼り替えていたので気づいた。
客の入りは1割程度。館内の掃除の行き届き方はふつうかな?
座席は座りやすい椅子だったと思う。
ほかの客もマナーのいい客層だったと思った。
劇場で映画を観たのは4年ぶりだったかな…忘れた。
--
mailto:shi...@dd.iij4u.or.jp 渋谷伸浩