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二大政党制で扱える争点の数…小 選挙区制の改良案

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A-11

未読、
2003/10/23 4:14:182003/10/23
To:
政権交替=民主党政権としか考えられない人がほとんどになってしまい、
いよいよ悪い意味で二大政党制の時代に入った。

今回の選挙の第一の争点は何だろうか?
二番目は?

小泉首相の構造改革の評価が
第一の争点になると自分は思う。

それでは今回の選挙の二番目の争点は?

個人的にはイラクへの自衛隊派遣だと思うが、
全体として見たら、はっきりしない。
まるで、構造改革さえなんとかなれば、他がどうなろうとこの国の命運は安泰だと
全ての人が考えているように見える。

ところが、ここの書き込みを見れば分かるように、
選挙が絡まない場合はまさに百家争鳴状態。なぜ、この中の一つでも、
今回の選挙の争点にならないのだろう?
全部、構造改革の評価に置き換えられるのだろうか?

これこそが、「悪い意味で二大政党制」の意味だ。
二番目の争点など選挙では無意味だ。
二大政党制の下では、我々有権者に与えられる選択肢は二つ、
一票に託す事の出来る情報量は1ビットしかない。
一番目の争点についての判断だけで、誰に投票するかが決まってしまう。
二番目の争点については初めから投票に反映できないのだ。

知ってか知らずか、「寄り合い所帯」民主党はこの性質を利用して、
今回の選挙の争点を一つに絞っている。
この世に二大政党制が生まれた時から、二大政党制の下で必ず使われるもの、
「政権交替の是非」だ。
「小泉首相の構造改革の評価」とは、結局は今期自民党政権の評価に他ならない。
小泉改革と小泉政権自身に別々の評価を下せる人がいるだろうか?

こうして、一票の持てるたった1ビットの記憶容量は、
「政権交替の是非」だけで全て消費され、
「政権交替の是非」だけで、有権者の投票行動は決まってしまう。

二大政党制は選挙の意義を小さくしてしまったのだ。
この体制の下では、賢明な有権者は投票だけに頼ってはならない。
例えば、小選挙区制を採用している代表的な国アメリカでは、
「みんなで一斉にある党の党員になって、その党を乗っ取る」
という話を聞いた事がある。うる覚えなので本当にあった事なのか分からないが。
どっちにしろ、健全な二大政党制を保つには、
党と有権者の間に選挙以外の接点が必要だろう。

自分は二大政党制は避けるべきだと思う。
党との間に選挙以外の接点がある有権者は当然投票所へ行くだろう。
そして、投票率の低下が問題になっているのを考えると、
党との間に選挙以外の接点がある有権者は多くはないと考えられる。
これでは健全な二大政党制は無理だ。

にもかかわらず、現在の日本の選挙制度は小選挙区制が主なものになっている。
小選挙区制で二大政党制が出来る仕組みは書かないが、
有権者の選択肢が増えるように、つまり、票割れが起こらないように、
小選挙区制を改良する必要があると思う。

と言う訳で、

http://www.stex.phys.tohoku.ac.jp/~st8101/voting/index.html

において、小選挙区制の改良案を皆さんに問うてみたいと思います。
簡単に言えば、最高裁裁判官の国民審査を小選挙区制で使おうということです。
もちろん選挙なので、不信任率が過半数に達しようがいまいが、
他の候補者より不信任率が高ければ落選、低ければ当選ということです。
--
st8...@stex.phys.tohoku.ac.jp

掲示板汚しをお許しください

A-11

未読、
2003/10/24 2:02:502003/10/24
To:
> > 政権交替=民主党政権としか考えられない人がほとんどになってしまい、
> > いよいよ悪い意味で二大政党制の時代に入った。
>
> お気持ちは理解できます。
> 本来なら、代議員は、中選挙区で、広く意見を代表するべきと私も思い
> ます。

残念ですが、政党が二つしかない状況では、
政党内で意見の違い(派閥のことかも)が無い限り、
中選挙区制であっても
> > 政権交替=民主党政権としか考えられない人がほとんどになってしまい、
> > いよいよ悪い意味で二大政党制の時代に入った。
と、私は書かざるを得ません。
政党内で意見の違いが無ければ、
同じ党から立候補してくる候補者に違いを見出せず、
党が同じなら誰に投票しても同じ、
二者択一そのものです。
むしろ小選挙区制の方が、
代議員の得票率は中選挙区制の時より高くなければならないので、
広く意見を代表する人が選ばれるでしょう。
その結果が、旧社会党と自由党の両方の意見を代表したために、
自衛隊の問題について意見を持てない代議員を生み出すのでしょうが。

> 本来なら、代議員は、中選挙区で、広く意見を代表するべきと私も思い
> ます。

本当は
「一人一人の代議員は狭い意見を代表する羽目になってでも、
代議員の意見の重複を無くすことによって、
自分の意見を代表してくれる代議員を持つ国民の数を
出来るだけ多くすべき。」
とみやさんは言いたかったのではと、自分は理解しています。
小選挙区制での異常な得票率は、無理矢理二者択一をさせた結果ですから。

> > 今回の選挙の第一の争点は何だろうか?
> > 二番目は?
> >
> > 小泉首相の構造改革の評価が
> > 第一の争点になると自分は思う。
>
> いろいろ要望はあるでしょう。しかし、政権交代に集約すべきです。
> さまざまな問題が、長期政権の腐敗、タガの揺るみ、おごりによるもの。
> 政官癒着も。

これらの問題を解決するために小泉首相の構造改革があったのでは?

> > それでは今回の選挙の二番目の争点は?
>
> 気持ちは分かるが、民主党と自民党では違う。

同じでは党が分かれている意味がありませんからね。

> > 二番目の争点については初めから投票に反映できないのだ。
>
> 同上。
(
> いろいろ要望はあるでしょう。しかし、政権交代に集約すべきです。
)

わたしは、
「政権交代以外にもいろいろ要望があるから、
政権交代は今回の選挙の争点から外せ。」
とは一言も言っていない筈です。
冒頭でみやさんが言ったような、中選挙区制だったならば、
「民主党のどの派閥の人に投票しようか」と、みやさんは悩む筈です。
その時でもみやさんは
「> いろいろ要望はあるでしょう。しかし、政権交代に集約すべきです。」
などと考えるでしょうか?
勿論、民主党内でも政権交代への情熱は議員ごとに必ず
「ほんの少ーし」違いがあるでしょう。
それだけを頼りに派閥を絞ることに、自分はけちをつけるつもりは…。

現在の日本の選挙制度は只の小選挙区制が主力だということは、
自分も良く分かっているつもりです。
中選挙区制の時と違い、
今の日本の有力政党
(民主党と自民党のことです。
小選挙区制の下で議席を得られる政党は彼らだけだと言うことは
分かっているつもりです。)
に、候補者を複数立てて第二の争点を有権者に問う余裕などありません。
第二の争点を有権者に問おうとした党は、
票割れを起こして消滅せざるを得ないでしょう。
我々としても、支持政党にそんな要求は出来ません。
敵対政党は、そもそも我々の要求を聞かないでしょう。

> いろいろ要望はあるでしょう。しかし、政権交代に集約すべきです。

正論です。自民党支持者にとっても。自民党を引きずり降ろしたい人にとっても。
現在の日本の選挙制度は只の小選挙区制が主力ですから。


> > にもかかわらず、現在の日本の選挙制度は小選挙区制が主なものになっている。
> > 小選挙区制で二大政党制が出来る仕組みは書かないが、
> > 有権者の選択肢が増えるように、つまり、票割れが起こらないように、
> > 小選挙区制を改良する必要があると思う。

のです。

> > 知ってか知らずか、「寄り合い所帯」民主党はこの性質を利用して、
> > 今回の選挙の争点を一つに絞っている。
> > この世に二大政党制が生まれた時から、二大政党制の下で必ず使われるもの、
> > 「政権交替の是非」だ。
> > 「小泉首相の構造改革の評価」とは、結局は今期自民党政権の評価に他ならない。
> > 小泉改革と小泉政権自身に別々の評価を下せる人がいるだろうか?
>

> 政権というのはそういうものです。
> 捨象です。

政権については同感ですが、
「政権交替の是非」についてはどうでしょうか?
みやさんも「政権交替=民主党政権」、裏返せば
「民主党政権ではない=政権交替ではない」
と、考えているのでしょうか?

> もし、社民党的意見や日本共産党的勢力をお望みならば、はなはだ、不
> 利に出来ています。議決権は弱体化です。世論を喚起する手法をお勧め
> します。それらの政党が影が薄いのは努力が足りないとおもいますね。
> とりあえず議員になれてるからいいや、という程度しか感じられません。

自分は合併前の民主党が良かったのですが。合併で自衛隊問題は先送りですね。

日本共産党的勢力が望めるような国なら、
「A-11独裁政権」を自分は目指すでしょう。
実現したら、選挙制度を改正して、落選覚悟で実験します。


> > と言う訳で、
> >
> > http://www.stex.phys.tohoku.ac.jp/~st8101/voting/index.html
> >
> > において、小選挙区制の改良案を皆さんに問うてみたいと思います。
> > 簡単に言えば、最高裁裁判官の国民審査を小選挙区制で使おうということです。
> > もちろん選挙なので、不信任率が過半数に達しようがいまいが、
> > 他の候補者より不信任率が高ければ落選、低ければ当選ということです。

即、政権崩壊の危機に直面です。

> 現に、こんなずっこけ井戸端会議でも、さっぱり出てこない。

我々がいるからでしょうか?


--
阿保 純一 st8...@stex.phys.tohoku.ac.jp

A-11

未読、
2003/10/28 19:26:382003/10/28
To:
何の反応もなく消滅するスレッドも多い中、
この問題提起に応えてくださり、
ありがとうございます。
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