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議論の収束とは?

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青龍

未読、
2002/11/20 0:44:192002/11/20
To:
 青龍です。
 投稿スタイルだけでなく、議論の内容にもふれるようなので、
politicsも追加します。

"Kazuhiro TAKAHASHI" <kt...@sccs.chukyo-u.ac.jp> wrote in message
news:ardppf$194$1...@sccsgw.sccs.chukyo-u.ac.jp...
> 中本さんの言いたいことは、中本さんからみると、
> どいさんたちは、強制帰国正当化論者の主張を退ける代わりに、
> 北朝鮮に対して、あたかも原理の使う詭弁に騙されているかのように、
>  信用すると表明している
> ってことだと判断しました。
>
> 別の言い方をすると、これまた中本さんからの見方で書くけど、
> 本人(つまり、在北朝鮮の子供)の自由意志にまかせるべきと
> 言っているけど、北朝鮮に洗脳されちゃってるのに、自由意志なんて
>  言ってる場合じゃないじゃん、
> ってな感じ。
>
> 上記の解釈が正しいとすると、高橋としては、
> 「以上を読んだ範囲で、この部分の読解自体は困難ではない」との判定
> なんですが(主張に納得できるかどうかはあくまで別の話ですよ)…
> ここまで書いてさらに別記事を見てみると。

 後述するように、拉致被害者の子供のことが問題に
なっているということを前提に話します。
 確かに、どいさんが、拉致被害者の子供の意志を尊
重すべきという立場をとっておられるのは間違いない
ともいます。
 しかし、どいさんも子供たちに北朝鮮にいる状態で意
思表示をしろとか、話し合いもなしに日本にきていきなり
意思表示をしろとかいっているわけではありません。意
思表示や話し合いを自由にできる環境と十分な情報へ
のアクセスは当然前提となっているでしょう。
 その上で、子供たちの意思表示を尊重するというのが、
「自由意志」原理主義だと、中本さんが表現しているの
だとすると、それをどいさんが理解できないのはしようが
ないと思います。
 なぜなら、この場合中本さんの主張は「拉致被害者の
子供たちは日本で暮らすのが正しく、北朝鮮で暮らすの
は間違っている。間違った選択をする子供たちは洗脳さ
れているのだからその意志は無視してかまわない。」とい
う、まさに原理主義主義の主張そのものになりますから。
# これはあくまで中本さんの主張が高橋さんの理解の
通りであると仮定した場合であることをご了承ください。 >中本さん


 
> 青龍さん<ar1o2s$oln$1...@news511.nifty.com>
>  確かに、家族が北朝鮮に残されている現状では、拉致被害者が
> 「北朝鮮に帰りたい」といってもそれが北朝鮮政府にいわされてい
> る可能性は高いです。しかし、可能性が高いといっても100%という
> わけではないのですから、先ほどの質問に対しても、本人の意思を
> 尊重する気があるのなら、本人の意思を確認する前から「そのよう
> なことはない」と断定することはできないと思います。
>
> 青龍さんの読解は、「本人」すなわち在北朝鮮の子供ではなくて、
> 拉致被害者なんだな…。
>
> どっちの読みが正しいのだろう?

 うーん、確かにこのスレッドでは、拉致被害者の子供
が問題になっているようですね。
 その前のスレッド(news:wk65vj...@letter.or.jp)で、
どいさんと中本さんが拉致被害者本人について議論され
ていたのでそちらの議論に引きずられてしまったのかもし
れません(こちらでもどいさんと中本さんはかみ合ってい
なかったようですが)。

 ただ、拉致被害者の子供の帰国を問題にしているとする
と、強制帰国正当化論者の主張は筋が通らないものにな
るような気がします。
 前にも書いたように、私も拉致被害者の子供を日本(もし
くは第三国)につれてきて、両者が自由に話し合い及び意思
表明をできる環境を作り出すことが必要だと考えています。
 問題は、そのときに子供の方が、北朝鮮に残るという意思
表明をする場合です。強制帰国正当化論者がこの場合にも
子供たちが北朝鮮政府に洗脳されていることを理由に、本人
の意思を尊重せず日本にとどめおくことを主張するのであれば、
それは、まさにどいさんがあげた原理の採る手法とかわりない
ものだと思います(要するに、子供の意志を無視するか、子供
が日本にいたいと言い出すまで洗脳を続けると言うことですか
らね)。
# 他方、強制帰国というのが、拉致被害者と子供が自由な
 意思表明ができる環境を作り出すだけなら、特に意見の違
 いはないと思うのですが。
 
> 議論そのものとしては、
>  ど「21歳になってんだから、自己決定を」
>  な「自己決定ったってねぇ…」
> って流れとなってるとみると、
> 中本さんが「自己決定ったってねぇ…」との判断の根拠を挙げるか、
> あるいは、
>  ど「強制帰国正当化論者の主張強引」
>  な「強制帰国正当化論者の主張当然」
> の対立だという線で、双方のいずれかが強制帰国正当化論者の主張について
> の判断の詳細を明らかにし、それの当否を検討して行くか、ってな線に
> みえてます。
> (途中で引用した方の青龍さんの記事<ar1o2s$oln$1...@news511.nifty.com>から
> やりなおすって手もあるよな。)

 私から見ると、主張の当否は置くとしても、どいさんの
主張は当事者の意志尊重という点で一貫しているので
理解しやすいのですが、中本さんの主張はいまいちよく
わかりません。高橋さんの理解のように強制帰国正当
化論者と同じなのか違う立場なのかも中本さんの投稿
からは判然としないので、まず中本さんが自分のスタン
スを明確にしていただけると助かります。

Tsuno

未読、
2002/11/20 7:23:242002/11/20
To:
news.styleが購読できないこともあり、青龍さんにならって、
そのままsoc.politicsつけさせて頂きます。
stayleのスレッドは追いましたので、移動にあたってのやりとりも
拝見はしております。
ずって読ませて頂いていますが、今ひとつ論点が分からない。

青龍 wrote in message ...


> ただ、拉致被害者の子供の帰国を問題にしているとする
>と、強制帰国正当化論者の主張は筋が通らないものにな
>るような気がします。

強制帰国正当化論とは、具体的にどういう「論」なのでしょう。
「とにかくいったん日本に強制的に連れてきて」ですか?
「強制的に日本に連れてきて二度と北朝鮮には戻さない」ですか?
ちなみにここでの「強制的」は、日本に来たことがない状態での
当人の言葉を無視する、を意味して使用しました。

> 前にも書いたように、私も拉致被害者の子供を日本(もし
>くは第三国)につれてきて、両者が自由に話し合い及び意思
>表明をできる環境を作り出すことが必要だと考えています。

この「日本もしくは第三国につれてきて」段階での、
当人の意志はどうなるのでしょうか。
当人が北朝鮮から出ることを拒否し、北朝鮮で話し合うことを
希望した場合、これも「強制的」になりますが。

> 問題は、そのときに子供の方が、北朝鮮に残るという意思
>表明をする場合です。強制帰国正当化論者がこの場合にも
>子供たちが北朝鮮政府に洗脳されていることを理由に、本人
>の意思を尊重せず日本にとどめおくことを主張するのであれば、
>それは、まさにどいさんがあげた原理の採る手法とかわりない
>ものだと思います(要するに、子供の意志を無視するか、子供
>が日本にいたいと言い出すまで洗脳を続けると言うことですか
>らね)。

日本政府は拒否するようですが、仮に第三国での面会が設定された場合、
洗脳云々を排除して考えても、日本という国も環境も分からない状態、
かつ自宅でも生まれ育った国でもなく、行ってみるかもしれない国でもない、
完全に初めての場所で、両親と子供が今後の人生全体を左右する
話し合いを持つのは、かなり異常だと思います。

とにかく日本か第三国で、両親と子供が話し合うことには賛成、
だとすると、子供自身がそれを望んでいるという話を聞かない以上、
その「強制」については、中本さんも、どいさんも、青龍さんも
異論はないのでしょうか?

だとすると、「子供が日本にいたいと言い出すまで
洗脳を続けるということかどうか」が問題になっているように読めますが、
ある程度の期間(2ヶ月か3ヶ月)期日をある程度区切り、日本に一度は
強制的に連れてきて、「話し合いと、日本を理解するため」ということで、
滞在させ、その上で「第三国」で子供の決定を聞く、としても
「強制帰国正当化論」なのでしょうか?

> 私から見ると、主張の当否は置くとしても、どいさんの
>主張は当事者の意志尊重という点で一貫しているので
>理解しやすいのですが、中本さんの主張はいまいちよく
>わかりません。

どいさんが、北朝鮮にいるまま意志表示しろと言っているわけではない
とすると、やはり北朝鮮の外に子供を連れ出す、という点で、
少なくとも現時点では、「当事者の意志尊重という点で一貫している」
とは思えません。

>高橋さんの理解のように強制帰国正当
>化論者と同じなのか違う立場なのかも中本さんの投稿
>からは判然としないので、まず中本さんが自分のスタン
>スを明確にしていただけると助かります。

従って、中本さんにも、どいさんにも、再度スタンスを明らかに
していただけると、読者としてはありがたいです。
子供が北朝鮮で両親と話し合いたい、北朝鮮で意思決定すると言った場合、
どうするべきだと思われているのですか?
日本に子供が来ることになった場合、どういう状況であれば
子供の言葉が「強制ではない」「当人の意志尊重」
ということになるのですか?


青龍

未読、
2002/11/21 7:12:402002/11/21
To:
 青龍です。
 投稿スタイルとの関係が薄くなってきたので、fj.news.style
は削ります。

"Tsuno" <g-s...@mtg.biglobe.ne.jp> wrote in message
news:arfuqu$j80$1...@news01.iij4u.or.jp...


> 青龍 wrote in message ...
> > ただ、拉致被害者の子供の帰国を問題にしているとする
> >と、強制帰国正当化論者の主張は筋が通らないものにな
> >るような気がします。
>
> 強制帰国正当化論とは、具体的にどういう「論」なのでしょう。
> 「とにかくいったん日本に強制的に連れてきて」ですか?
> 「強制的に日本に連れてきて二度と北朝鮮には戻さない」ですか?
> ちなみにここでの「強制的」は、日本に来たことがない状態での
> 当人の言葉を無視する、を意味して使用しました。

 「強制帰国正当化論」というのは高橋さんの投稿に
出てきたのですが、正直なところ私にも日本につれて
くるまでなのか、連れてきた後北朝鮮に戻さないことま
で含めるのかははっきりわかりません。
 高橋さんがどいさんと中本さんのやりとりをまとめた
部分を読む限りでは、北朝鮮に戻さないことまで含む
というように感じられるのですが。

> > 前にも書いたように、私も拉致被害者の子供を日本(もし
> >くは第三国)につれてきて、両者が自由に話し合い及び意思
> >表明をできる環境を作り出すことが必要だと考えています。
>
> この「日本もしくは第三国につれてきて」段階での、
> 当人の意志はどうなるのでしょうか。
> 当人が北朝鮮から出ることを拒否し、北朝鮮で話し合うことを
> 希望した場合、これも「強制的」になりますが。

 確かに、現時点で当人が北朝鮮から出ること
自体を「本心から」拒んでいるのであれば、日本
に連れてくることは強制的なものになることは否
定しません。
 ただ、問題は、北朝鮮から出ることを拒否する
のが「本心から」か、北朝鮮政府に無理矢理言
わされているのかわからないことです。
 やはり当人の意思を尊重する前提として、自
由にその意思を表明できる環境を整えることが
必要です。
 その点からすれば、やはり当人が自由に意思
を表明できる、つまり北朝鮮政府の影響下から
離脱することが必要です(公平を期すなら、同様
に日本政府の影響も排除すべきであり、家族と
の面会場所に第三国も候補として加えているの
はそのような理由からです)。
 拉致被害者の子供が北朝鮮から出る必要性は
以上の通りです。
そして、
1.これまでの拉致被害者の発言や北朝鮮政府
の行動を見る限り、北朝鮮がその影響下にある
者の発言に圧力を加えている可能性が大きく、
子供たちが北朝鮮から出たくないと発言してもそ
れが北朝鮮政府の圧力によるものである可能性
が高いこと。
2.仮に子供たちの発言が本心からだとしても、そ
の意志に反することによって生じる不利益は、日本
または第三国に出て家族と話し合いをするというも
のであり、その上で北朝鮮に帰りたい場合にはそれ
は自由であることを考えると、発言が本心でない場
合に、家族と離ればなれになったまま北朝鮮にとど
め置かれるという不利益よりも相対的にずっと軽微
であり、意志が本心かどうかわからない状態では、
後者の大きな不利益を避けるために、結果的に前者
の不利益が生じたとしても緊急避難的措置としてやむ
を得ないのではないかと考えます。


 
> とにかく日本か第三国で、両親と子供が話し合うことには賛成、
> だとすると、子供自身がそれを望んでいるという話を聞かない以上、
> その「強制」については、中本さんも、どいさんも、青龍さんも
> 異論はないのでしょうか?

 私としては、前述のように緊急避難的措置として容認する
という立場ですが、どいさんと中本さんがどうなのかははっき
りわかりません(これまでのお二人のやりとりを見る限りでは
容認される可能性が高いと思いますが)。

> だとすると、「子供が日本にいたいと言い出すまで
> 洗脳を続けるということかどうか」が問題になっているように読めますが、
> ある程度の期間(2ヶ月か3ヶ月)期日をある程度区切り、日本に一度は
> 強制的に連れてきて、「話し合いと、日本を理解するため」ということで、
> 滞在させ、その上で「第三国」で子供の決定を聞く、としても
> 「強制帰国正当化論」なのでしょうか?

 このあたりは線引きが難しいところだと思います。
 前述した私の判断基準からすると、一応日本ま
たは第三国に出ている以上、子供たちが北朝鮮
政府に強制されて発言している可能性はずっと低
くなります。また、日本に滞在する期間が長くなれ
ば長くなるほどそれが子供たちの意志に反する場
合の不利益は大きくなるでしょう。
 そうすると、やはり日本を理解するための滞在と
いうのをいきなり持ってくるのは問題があるように
思います。
 とりあえず、日本または第三国で家族と話し合っ
てそれが終わった時点で日本を知るための滞在を
望むかどうか子供たちに意思を確認し、それで日本
での生活の体験を望むのであれば本人の望む期間
だけ日本での滞在を認めればよいのではないでしょ
うか?少々迂遠かもしれませんが、子供たちの意志
を尊重するという観点からはこれぐらい慎重になって
もいいと思います。
# もし家族との話し合いにもかかわらず、日本理解
 のための短期間の滞在もいやだというのであれば、
 その意志が数ヶ月のうちに変わる可能性は低いの
 ではないかと思います。

> > 私から見ると、主張の当否は置くとしても、どいさんの
> >主張は当事者の意志尊重という点で一貫しているので
> >理解しやすいのですが、中本さんの主張はいまいちよく
> >わかりません。
>
> どいさんが、北朝鮮にいるまま意志表示しろと言っているわけではない
> とすると、やはり北朝鮮の外に子供を連れ出す、という点で、
> 少なくとも現時点では、「当事者の意志尊重という点で一貫している」
> とは思えません。

 前述のように、当人の意志を尊重する前提として
当人がその意志を自由に表明できる環境を作り出
す必要があります。
 そして、そのために緊急避難的に北朝鮮から連れ
出したとしてもそれはあくまで当人が自由に意思を
表明できる環境を作るためであり、目的が当人の意
志の尊重にあることは変わりないと思います。
# むしろ、形式的に北朝鮮の影響下での当人の発
 言を「本心から」のものであるとして、北朝鮮から出
 さなかった場合、かえって当人の意志が尊重されず、
 それによって受ける不利益も大きいことを感化すべ
 きではないでしょう。

> >高橋さんの理解のように強制帰国正当
> >化論者と同じなのか違う立場なのかも中本さんの投稿
> >からは判然としないので、まず中本さんが自分のスタン
> >スを明確にしていただけると助かります。
>
> 従って、中本さんにも、どいさんにも、再度スタンスを明らかに
> していただけると、読者としてはありがたいです。
> 子供が北朝鮮で両親と話し合いたい、北朝鮮で意思決定すると言った場合、
> どうするべきだと思われているのですか?
> 日本に子供が来ることになった場合、どういう状況であれば
> 子供の言葉が「強制ではない」「当人の意志尊重」
> ということになるのですか?

 この点については私も同感です。

Kazuhiro TAKAHASHI

未読、
2002/11/22 4:27:312002/11/22
To:
青龍さんの記事<arf7fk$4im$1...@news511.nifty.com>:

>  投稿スタイルだけでなく、議論の内容にもふれるようなので、
> politicsも追加します。

内容の話に絞る場合は、styleを切った方がよさそうですね。

> > 青龍さん<ar1o2s$oln$1...@news511.nifty.com>
> >  確かに、家族が北朝鮮に残されている現状では、拉致被害者が
> > 「北朝鮮に帰りたい」といってもそれが北朝鮮政府にいわされてい
> > る可能性は高いです。しかし、可能性が高いといっても100%という
> > わけではないのですから、先ほどの質問に対しても、本人の意思を
> > 尊重する気があるのなら、本人の意思を確認する前から「そのよう
> > なことはない」と断定することはできないと思います。

この部分、引用記号を付け忘れました。(すみません。)

> > 青龍さんの読解は、「本人」すなわち在北朝鮮の子供ではなくて、
> > 拉致被害者なんだな…。
> >
> > どっちの読みが正しいのだろう?

これは、純粋に疑問だったのでして、

>  うーん、確かにこのスレッドでは、拉致被害者の子供
> が問題になっているようですね。
>  その前のスレッド(news:wk65vj...@letter.or.jp)で、
> どいさんと中本さんが拉致被害者本人について議論され
> ていたのでそちらの議論に引きずられてしまったのかもし
> れません

…というより、わたしがこのスレッドを見つけ損なっていました。
# politicsの記事は多いし、自分のサーバもqueenも記事の抜けが
# 起こってるし(むかむかー)、googleは習熟していないせいか
# 使い難い。

> > 議論そのものとしては、
[snip]


> > あるいは、
> >  ど「強制帰国正当化論者の主張強引」
> >  な「強制帰国正当化論者の主張当然」
> > の対立だという線で、

[snip]
> 高橋さんの理解のように強制帰国正当
> 化論者と同じなのか違う立場なのかも中本さんの投稿
> からは判然としない

うむむ、確かにここは高橋の速断くせえ…って気がしています。

じーせぶんさんの記事<arfuqu$j80$1...@news01.iij4u.or.jp>:
> 強制帰国正当化論とは、具体的にどういう「論」なのでしょう。


> 従って、中本さんにも、どいさんにも、再度スタンスを明らかに
> していただけると、読者としてはありがたいです。

というわけで、問題・論点が整理されてきたようなんで、
「皆で寄ってたかって議論するってのは、よいこっちゃないか」
ってことでよかったかな、と。
(「ある程度以上にうまいことやれば」って限定がつくだろうけど、
今回styleに移ってきて展開できた分については、一応いい見本と
みることができそうじゃん、と。)

ついでに中身の話としては、上で青龍さんが引用されている
>  その前のスレッド(news:wk65vj...@letter.or.jp
の話題では、
 「家族会」と「日本国」とを同じとみなす(どいさん)
 「家族会」を「家族のしがらみ」とみなす(中本さん)
 (どいさんは、「しがらみ関係なし」)
ってな風に見えるあたりでギャップがあるようですね。

# わたしにはそう読めたってだけで、「本当は違う」かも知れんですが。
# (で、ここでも、「もっとちゃんと説明して欲しいよなぁ」と。)

でもって、上記に関していえば、どっちの見方も極端、
(萩原さんがマスコミに言及されていましたが)
 「家族と政府・マスコミなどの周辺を含めたダイナミズム」ってな
 観点でみとかないと、事実を踏まえて考えるのではなくて、
 単に双方の主張に優劣の決着をつけるにしかならない
ってことになりそうだな~ってな気が、わたしはしました。

--
たかはし (…となんとなくstyle的なことを書こうとしてみてたり…)
追申:現在fj ニュースグループ管理委員会委員選挙投票期間中ですぞ。

Koji Doi

未読、
2002/11/24 10:01:362002/11/24
To:

"Tsuno" <g-s...@mtg.biglobe.ne.jp> wrote in message
news:arfuqu$j80$1...@news01.iij4u.or.jp...
> 強制帰国正当化論とは、具体的にどういう「論」なのでしょう。
> 「とにかくいったん日本に強制的に連れてきて」ですか?
> 「強制的に日本に連れてきて二度と北朝鮮には戻さない」ですか?
> ちなみにここでの「強制的」は、日本に来たことがない状態での
> 当人の言葉を無視する、を意味して使用しました。

私の定義では前者です。当然ながら、後者を主張している人たちは
前者の強制帰国正当化論者の部分集合ということになります。

> この「日本もしくは第三国につれてきて」段階での、
> 当人の意志はどうなるのでしょうか。
> 当人が北朝鮮から出ることを拒否し、北朝鮮で話し合うことを
> 希望した場合、これも「強制的」になりますが。

なります。

> 日本政府は拒否するようですが、仮に第三国での面会が設定された場合、
> 洗脳云々を排除して考えても、日本という国も環境も分からない状態、
> かつ自宅でも生まれ育った国でもなく、行ってみるかもしれない国でもない、
> 完全に初めての場所で、両親と子供が今後の人生全体を左右する
> 話し合いを持つのは、かなり異常だと思います。

もともとのシチュエーションが「異常」なのですから、どこかにひずみが
出てくるのは仕方がないです。しかし、第3国案は、理想的とは言いがたいとしても
ただちに彼らの意向を聞きもせずに日本につれてこいなどという暴論よりは
はるかにマシといえるでしょう。

ただし、それでも、当事者たる子供たちが出国を納得すればの話です。
両親と電話での話もできない今、どうやって納得させればいいのか分かり
ませんけどね。なにしろご丁寧にも、約束をごまかし、一時帰国だったはずの
両親を帰さないという実績を愚かにも作ってしまったんですからね。
こうなったらそれこそ、人が丸ごと入る袋を積んだ自衛隊艦でも
出動させなければ無理なのでは。北朝鮮に命令させればとか
親に命令させればとか、能天気なことを言っている人もいますが。

> とにかく日本か第三国で、両親と子供が話し合うことには賛成、
> だとすると、子供自身がそれを望んでいるという話を聞かない以上、
> その「強制」については、中本さんも、どいさんも、青龍さんも
> 異論はないのでしょうか?

というわけで、異論ありです。

> だとすると、「子供が日本にいたいと言い出すまで
> 洗脳を続けるということかどうか」が問題になっているように読めますが、

それはもちろん問題ですが、サブテーマにすぎませんね。

> どいさんが、北朝鮮にいるまま意志表示しろと言っているわけではない
> とすると、やはり北朝鮮の外に子供を連れ出す、という点で、
> 少なくとも現時点では、「当事者の意志尊重という点で一貫している」
> とは思えません。

というわけで、ご理解いただけたでしょうか。

>子供が北朝鮮で両親と話し合いたい、北朝鮮で意思決定すると言った場合、
> どうするべきだと思われているのですか?

北朝鮮に親なり外務省関係者なりが出向く以外に打開策はありえないでしょう。

> 日本に子供が来ることになった場合、どういう状況であれば
> 子供の言葉が「強制ではない」「当人の意志尊重」
> ということになるのですか?

そう。根源的な問題はそこです。我々がテレパスではない以上、最良の
解決策としては、当事者たちに肉声で多くのことを語らせ、その文脈を
読んでいく以外ありません。
どういうわけか、今は彼らの肉声がマスコミにあまり載らない情況になっている
のは問題です。
それどころか、「週刊金曜日」みたいにそれを伝達しようとするだけで
北朝鮮のシンパと断定され売国奴呼ばわりされる現状ですね。まるで
太平洋戦争中みたいだ。ちょっと正気を失っている人が多すぎますね。

--
どい@にっぽん

Woods war

未読、
2002/11/26 9:04:592002/11/26
To:
"Koji Doi" <d...@letter.or.jp> wrote in message
news:3de0e9e3$0$166$44c9...@news2.asahi-net.or.jp...

> ただし、それでも、当事者たる子供たちが出国を納得すればの話です。
> 両親と電話での話もできない今、どうやって納得させればいいのか分かり
> ませんけどね。なにしろご丁寧にも、約束をごまかし、一時帰国だったはずの
> 両親を帰さないという実績を愚かにも作ってしまったんですからね。
> こうなったらそれこそ、人が丸ごと入る袋を積んだ自衛隊艦でも
> 出動させなければ無理なのでは。北朝鮮に命令させればとか
> 親に命令させればとか、能天気なことを言っている人もいますが。

 どっかの解説者の受け売りですが、北朝鮮当局がその気になれば、
子供たちに出国を納得させるのは簡単じゃないですか?

北朝鮮政府の正式通達として
「偉大なる大将軍閣下が君たちを日本に返すことに決定した」
と伝えればそれで済みます。

主体思想を信奉するものなら大将軍閣下の命令に喜んで従うでしょう。
大将軍の命令は絶対で、無謬であり、疑いをもつことは許されないし、
従っていれば幸福になれるはずですから。

逆に日本に来たがっているなら、やはり喜んで日本にくるはず。

要は北朝鮮側に子供たちを引き渡す気があるかどうかでしょ?

但し、納得して出国しても、彼らが自分を幸福だと思うかどうかは別の話。
#主体思想は単なるお題目で、朝鮮でつかんだ特権を手放したくないというのが
#本音なら、国を追われることになるわけだからね。

-------------------
Woods war
-------------------

Shiro

未読、
2002/11/30 10:03:402002/11/30
To:
Koji Doiさんの<3de0e9e3$0$166$44c9...@news2.asahi-net.or.jp>から
>>子供が北朝鮮で両親と話し合いたい、北朝鮮で意思決定すると言った場合、
>> どうするべきだと思われているのですか?
>
>北朝鮮に親なり外務省関係者なりが出向く以外に打開策はありえないでしょう。

 親の意志は無視ですか。

Koji Doi

未読、
2002/11/30 13:24:412002/11/30
To:

"Shiro" <h9s...@tky2.3web.ne.jp> wrote in message
news:asak14$rv7$1...@usj.3web.ne.jp...

はあ? 

もともと親(拉致被害者本人)たちは、北朝鮮に戻って話をすることを
拒否していませんね。というかもともとそのつもりだったのは明白ですね。
誰かさんたちが帰さない帰さないと喚いて話をややこしくしているだけです。

--
どい@にっぽん


Shiro

未読、
2002/12/01 22:17:212002/12/01
To:
Koji Doiさんの<3de90373$0$168$44c9...@news2.asahi-net.or.jp>から

>"Shiro" <h9s...@tky2.3web.ne.jp> wrote in message
>news:asak14$rv7$1...@usj.3web.ne.jp...
>> >北朝鮮に親なり外務省関係者なりが出向く以外に打開策はありえないでしょう。
>>
>>  親の意志は無視ですか。
>>
>
>はあ? 
>
>もともと親(拉致被害者本人)たちは、北朝鮮に戻って話をすることを
>拒否していませんね。というかもともとそのつもりだったのは明白ですね。
>誰かさんたちが帰さない帰さないと喚いて話をややこしくしているだけです。

 「北朝鮮に戻って話をすることを拒否していません」との事ですが、それを
裏付ける情報を教えて下さい。
 拉致被害者の要望は、以下の記事のように日本で子供達と会う事だと思いま
す。

http://www3.nikkei.co.jp/kensaku/kekka.cfm?id=2002110506418
『薫さんは「1日も早く子供たちと日本で会いたい。日本政府を信頼していま
す」と述べ、北朝鮮に残された家族の早期帰国を実現するよう求めた』

http://satellite.nikkei.co.jp:80/news/shakai/20021201AT3KI02L030112002.html
『朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致被害者の地村保志さん(47)
は30日、北朝鮮外務省の朴龍淵副局長が29日の共同通信などのインタビュー
で、拉致被害者5人が日本にとどまっていることで日本政府を非難したことに
ついて、「私たちは何も動揺していない。そういうこともあるやろと思いま
す」と語り、日本で子供の帰国を待つ考えを明確にした。』

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