藤原です。
2.2 版で導入された commit コマンドの --amend オプションには、多く
の方が期待していたようですが、現在以下のような障害が報告されていま
す。
名前付きブランチ上で --amend 付きで commit した場合、ブランチ
名が破棄されてしまい、default ブランチ上のリビジョンになってし
まう
http://bz.selenic.com/show_bug.cgi?id=3431--amend 付き commit には、コミットログ等のメタデータ改変以外にも、
『作業領域中の未コミット変更の取り込み』がデフォルト挙動に含まれて
います。
どうやら --amend 機能の作者の主眼は『コミットログの書き換え』より
も『取り込み損ねた修正の取り込み』にあるらしく、上記の障害は『作業
領域中に未コミット変更が無い』場合のルートでのみ発生する模様です。
# つまりはテスト考慮漏れですね (^ ^;;)
作業領域中に未コミット変更が『有る』場合でも、ファイルパターン指定
や -X 等による除外で、取り込み対象となる変更が無い場合は、同様にブ
ランチ名情報が失われますので、注意してください。
『feature branch 上で修正作業を実施』というワークフローがメインの
方は、次版リリースまでは --amend の利用は控えた方が良いでしょう。
現行版には、cointoss1973 氏からも本 ML への報告があった
pretxnchangegroup フック絡みのデグレードもあるため、来月を待たずに
2.2.2 がリリースされるような噂もあるみたいですが……
http://www.selenic.com/pipermail/mercurial-devel/2012-May/039932.html