JGGUGニュースレター Vol.2

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ueha j

unread,
May 27, 2009, 6:37:40 AM5/27/09
to jg...@googlegroups.com
/**
* JGGUG (Japan Grails/Groovy User Group) ニュースレター
*
* @volume 2
* @published 2009/05/27
*/

お待ちかね、JGGUGニュースレター<第二号>をお届けします。このメールマガ
ジンでは、Grails/Groovy関連ニュースや技術的な記事、JGGUGの活動報告等を、
月刊でJGGUGメンバ全員にお送りしています。ご意見・ご要望やご提案などあり
ましたら代表アドレス newsletter[at]jggug.org までどしどしお寄せください。

▼目次
* ヘッドラインニュース: Grails/Groovy/GAE for Java SDK新バージョンリリース他
* g*ワークショップレポート: 第二回Grails-1.1を斬る!Grails-1.1からのチーム開発
* 支部だより:関西支部「Groovyイン・アクション」読書会第一回
* Grailsプラグイン探訪:第二回「Scalaプラグイン」
* JGGUGイベントの予定
* 運営スタッフから: Groovyなウサギの飼い方!?

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■ヘッドラインニュース

* Grails 1.1.1リリース!

Google App Engine(GAE) for Javaへの正式対応版。GAEで使われるJDOに対応し
たScaffoldingも可能となっています。

http://blog.springsource.com/2009/05/14/grails-111-released-with-google-appengine-support/
http://www.junglejava.jp/archives/2009/05/entry_1086.html

* Groovy 1.6.2, 1.6.3リリース!

いずれも比較的小さな機能拡張とバグ修正のためのメンテナンスリリースです。
Groovy 1.6.3はGrials 1.1.1に含まれています。

http://docs.codehaus.org/display/GROOVY/2009/04/24/Groovy+1.6.2+maintenance+release
http://docs.codehaus.org/display/GROOVY/2009/05/13/Groovy+1.6.3+is+out
http://d.hatena.ne.jp/mottsnite/20090515

* Griffon 0.1.1("Lego Griffon II")リリース!

メンテナンスリリースとのことです。あとGriffonのロゴコンテストやってたん
ですね。なかなかかっこいいのが決まってます。

http://docs.codehaus.org/display/GRIFFON/Griffon+0.1.1
http://docs.codehaus.org/display/GRIFFON/Logo+Contest
http://docs.codehaus.org/download/attachments/115474592/griffon-red-banner.png

* Google App Engine SDK for Java 1.2.1

ついでにGAE SDK for Javaのアップデートについてもお知らせ致します。この
バージョンでは、Groovyコードをオンザフライで(Groovycでプリコンパイルす
るのでは無しに)実行するコードをlocalで実行することができない、という問
題が修正されています。

http://googleappengine.blogspot.com/2009/05/java-sdk-version-121-now-available.html
http://code.google.com/intl/en/appengine/downloads.html

(by 上原)
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■g*ワークショップレポート
http://mkawablog.blogspot.com/2009/05/grails-11grails-11in.html

日時: 2009/05/8(金) 19:00-21:00 (その後懇親会)
場所: NTTソフトウェア 品川オフィス
トピックス: 「第二回Grails-1.1を斬る!~Grails-1.1からのチーム開発~」
発表者: 山本さん(ニューキャスト)
発表資料:
http://www.jggug.org/g-workshopbenkyou-kai-shiryou#TOC-2009-03-19-Grails-1.1-Grails-1.1-

第二回g*ワークショップはニューキャスト山本さんによる、Grails 1.1の新機
能の発表でした。Grails 1.1の機能追加は多岐にわたり、非常に大きなアップ
デートであったといえます。今回の発表は、Grails 1.1新規機能の説明に加え
て、Grails 1.1で大幅に強化されたプラグイン周りの機能強化が「チームでの
開発」にどのように役立つかを提案するものであり、興味深いものでした。プ
ラグイン周りの機能強化とは具体的に以下とのことでした。

* アプリに組み込んだプラグインを修正してしまうことによって発生する問題を
防止もできる「Globalリポジトリ」
* 社内でのプラグインリポジトリを可能とする「複数のプラグインリポジトリ」
* プラグインの自動アップデートを可能にする「transitiveなプラグイン自動解決」
* 柔軟な設定を可能にする「BuildConfig.groovy」

従来、プラグインは「再利用可能部品」と考えられがちでしたが、もっと積極
的な意味がありえ、つまりプラグインを高機能なシステムの機能分割と依存性
管理の単位として捉え、システムを「プラグインの集合体」として開発できる
可能性がありました。今回のGrails 1.1では、そのアイデアをより現実的にす
るための道具立てが整ったといえるのではないでしょうか。

また、山本さんが紹介されていた、「Grailsはフレームワークではなく、今や
プラットフォームだ」というGraem氏の言葉が印象に残りました。

質疑も盛り上がり、Grailsの大規模開発の適用可能性や、プラグインにおける
モジュール分割の方針などについて活発な質疑が行われました。その後で行わ
れた懇親会は大変参加率が高く、部屋が狭かったです。幹事として大変申し訳
ありませんでした。またご参加ありがとうございました!

次回は6/8(月)、渋谷IBMさまオフィスをお借りしての実施予定です(詳細は後述
「JGGUGイベントの予定」を参照)。皆さん、奮ってご参加ください。

(by 上原)
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■支部だより: 関西支部

関西支部では「Groovyイン・アクション」読書会を開催しています。

先月行われた第1回目の読書会では、セクション毎に各自で読み、わからないと
ころを質問したり、気づいた事や本の感想をみんなで話し、共有するという流
れですすみました。

こういった読書会や勉強会には初参加という方もおられ、最初の方は緊張もあ
り、静かに本を読んでいる状態でした。しかし、話しだすとすぐに盛り上がり、
読書会というよりは座談会のような形になりました。盛り上がり過ぎたのか、
5時間かけて77ページだけしか進みませんでしたが、大変内容の濃い読書会とな
りました。

読書会が終わる頃には参加者の緊張もほぐれ、まだ話足らないという感じで、
懇親会では少し狭いお店で肩を寄せ合いノートPCまで出し、GroovyやGrails、
そしてGoogle App Engineなど最近の話題を肴においしいお酒をいただきました。

読書会ではLingrを使って気づいた事などを書き込んでいますので、こちらから
雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。また、参加者のブログへのリンク
も貼られていますので、当日のまとめや感想がご覧になれます。

Lingrのログはこちらから:
* http://www.lingr.com/room/8XQxatrX37t/archives

第2回は5/30(土)です。次回はライトニングトークも予定しています。
下記のURLより開催概要の確認と参加申込を受け付けています。
入退場自由ですので、興味のある方は一度覗きに来てください。

* http://www.jggug.org/news/dai2kai%E3%80%8Cgroovyin%E3%83%BBakushon%E3%80%8Ddokushokaiinkansaikaisai
第2回「Groovyイン・アクション」読書会IN関西


(by 奥[関西支部長])
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■Grailsプラグイン探訪: 第二回「Scalaプラグイン」

連載第2回目は、異色ではありますがGrails用の「Scalaプラグイン」を紹介し
ます。これは、Scalaで書かれたソースをコンパイルし、Grailsアプリケーショ
ンから利用できるようにするプラグインです。

<GRAILS_APP>/src/javaあるいはsrc/scalaにScalaで書かれたソースファイルを
置くことにより、実行時にソースファイルがコンパイルされ、classファイルが
生成されます。

ControllerクラスやServiceクラスなどから、Scalaで書かれたクラスのインス
タンスを生成し、メソッドを呼び出すことが出来ます。

なお、GroovyソースやJavaソースよりも前にScalaソースのコンパイルが実行さ
れるため、ScalaのソースからGroovy/Javaのクラスを参照することは、そのま
までは無理なようです。(例えば、Controllerでドメインクラスのインスタンス
を取得し、Scalaで書かれたクラスのメソッドに引数として渡す場合)

すでにScalaで書かれたクラスを利用したい場合、Scalaにしかない機能(例えば、
軽量プロセスのActor)を利用したい場合など、使われる状況は限られてしまう
かもしれませんが、「このような方法もある」ということで今回紹介させてい
ただきました。

* 参考リンク:
http://www.grails.org/plugin/scala
http://www.scala-lang.org/
(by 杉浦)

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■JGGUGイベントの予定

* 第2回 「Groovyイン・アクション」読書会IN関西 開催
日時: 2009 年 5 月 30 日 (土) 13:00 ~ 18:00 頃 (12:30 受付開始)
場所: 株式会社クロノス 研修ルーム/大阪市淀川区西中島4丁目13番22号 新大阪淀川ビル7F
詳細:
http://www.jggug.org/news/dai2kai%E3%80%8Cgroovyin%E3%83%BBakushon%E3%80%8Ddokushokaiinkansaikaisai

* 第3回 g* ワークショップ開催
日時: 2009 年 6 月 8 日 (月) 19:00 ~21:00 頃 (18:30 受付開始)
場所: IBM渋谷オフィス/東京渋谷区道玄坂一丁目12-1 マークシティウェスト18階
http://www-06.ibm.com/software/jp/swcoc/guide/tokyo/access.html
詳細:
http://www.jggug.org/news/dai3kaigwakushoppukaisai

* Springユーザ会との合同勉強会
日時: 6月24日 18:30~21:00
場所: オラクル青山センター 13F
http://www.oracle.co.jp/aoyamacenter/
詳細:
http://www.jggug.org/news/jsug_joint_event

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■運営スタッフから: Groovyなウサギの飼い方!?

こんにちは。ガジェット好きの関谷です。突然ですが、「Nabaztag(ナバズタグ)」
をご存知でしょうか?フランス生まれのウサギ型ロボで、ネットにつながって、
しゃべったり、光ったり、耳をぐるぐるまわしたりします。肝心なディスプレイが
ないのでイマイチ使いどころが難しいガジェットですが、時報やメールの着信を
知らせたり、RSSや読み上げたり、Podcastを再生したり、ときどきおかしな独り言
をつぶやいたりしつつ、すっかり我が家のリビングに住み着いています。

Nabaztagでは、標準アプリを利用するだけでなく、WebベースのシンプルなAPIを
活用して独自のアプリを作ることも可能です。そこで、日曜プログラミングでこの
APIの簡単なGroovyラッパを作り、よりGroovyなウサギの飼育を目指してみました。

このラッパを使えば、例えば任意のメッセージをしゃべらせるなら:

myBunny = new Nabaztag(sn:<シリアル番号>, token:<トークン>)
myBunny.speak("世界の皆さん、こんにちは!", "JP-Tamura") // 第2引数は声の指定

また、難解な Choregraphy Language(振り付け言語)、例えばこんなの:

0,motor,0,0,0,1,0,motor,1,0,0,1,0,led,2,0,255,0

でも、以下のように人に優しいDSLで書けるようになります。

rightEar 0, BACKWARD // 右耳を逆回転で0度の位置へ
leftEar 0, BACKWARD // 左耳を逆回転で0度の位置へ
middleLed GREEN // 中央のLEDを緑に点灯

これを使ったスクリプトをGoogle App Engine上のcronタスクで動かして、毎朝
通勤経路の鉄道運行情報を読み上げさせたりして、一人悦に入っている今日この頃
です。みなさんも、こういったちょっと変わったものも含め、Groovyの面白い活用
事例がありましたら、ぜひ g* ワークショップやニュースレターでご紹介ください。

* リンク:
ナバズタグ: http://www.business-design.co.jp/nabaztag/
Nabaztag4G: http://grails.jp/wiki/display/Nabaztag4G
交通情報を読んでいる動画 http://www.youtube.com/watch?v=IoDC9ADF1RQ


(by 関谷[運営委員長])
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// JGGUG ニュースレター Vol.2
// 発行元: 日本 Grails/Groovy ユーザーグループ (http://www.jggug.org/)
// 編集担当: 上原
// バックナンバー: http://grails.jp/wiki/display/newsletter+archive
// Copyright 2009 JGGUG - 再利用は Creative Commons ライセンスによります:
// http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/
// お問い合わせ、ご意見等は newsletter[at]jggug.org までお願いします。

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