JGGUGニュースレター Vol.9

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Kazuchika Sekiya

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Feb 15, 2010, 7:46:58 AM2/15/10
to jg...@googlegroups.com
/**
* JGGUG (Japan Grails/Groovy User Group) ニュースレター
*
* @volume 9
* @published 2010/02/15
*/

JGGUGニュースレター<第九号>をお届けします。このメールマガジンでは、
Grails/Groovy 関連ニュースや技術的な記事、JGGUGの活動報告等を、ほぼ月刊
でJGGUGメンバ全員にお送りしています。

▼目次
* 運営スタッフから: デブサミ参加のお知らせ
* ヘッドラインニュース: Grails 1.2.1, Griffon 0.3-BETA-1/2, GAE/J SDK 1.3.1
* イベントスケジュール
* g*ワークショップレポート: 新春LT大会2010
* G*なブロガー: ゲンゾウさん
* Grailsプラグイン探訪: 第九回「Clojureプラグイン」

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■運営スタッフから: デブサミ参加のお知らせ

去年2月に引き続き, 今年もJGGUGではデブサミ2010にオフィシャル・コミュニ
ティとして参加します. 去年は同じ2月のデブサミ2009参加を機にJGGUGを結成
したのでした. あれから丸一年たったということですね. この一年間のJGGUGメ
ンバの皆様のサポート, 運営委員の皆の活動に感謝します.

さて, 今年のデブサミは去年と同じ目黒雅叙園で2月18日 (木)・19日 (金) に
行われます. JGGUGはオフィシャル・コミュニティ・エリアに (小さいですけど)
ブースを出し, ノベルティや貴重な資料を配付する予定です. また運営スタッ
フの誰かはブースにいると思いますので, ぜひ声を掛けて下さい. 皆さんと会
えるのを楽しみにしています. では, 会場で.
(by 山田[代表])
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■ヘッドラインニュース

* Grails 1.2.1リリース
Grails 1.2系のバグフィックスリリースが早速リリースされました。
▽山本さんのまとめ
http://d.hatena.ne.jp/mottsnite/20100201/1265041820

* Griffon 0.3-BETA-1, BETA-2リリース
大きなアップデートである0.3系のベータ版がリリースされています。0.3から
はSwingだけでなく、JavaFX、SWT、Gtkなどのツールキットもサポートされます:
http://griffon.codehaus.org/Griffon+0.3-BETA-1
http://griffon.codehaus.org/Griffon+0.3-BETA-2

* Google App Engine SDK for Java 1.3.1リリース
データストアの改良(クエリカーソルによるページングや検索制限の緩和、性
能や安定性の向上など)がメインですが、ユニットテストフレームワークの導
入なども行われているようです。
▽公式ブログ
http://googleappengine.blogspot.com/2010/02/app-engine-sdk-131-including-major.html
(by 関谷)
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■イベントスケジュール

* デブサミ2010
日時: 2月18日(木)、19日(金)
場所: 目黒雅叙園 (東京・目黒)
詳細: http://codezine.jp/devsumi/2010/

▼JGGUGの公開Googleカレンダー!購読して最新情報をチェック!
http://www.google.com/calendar/embed?src=amdndWcub3JnX3EyamlrYW8yZTJjaW44azlwM2lzMGllMGJzQGdyb3VwLmNhbGVuZGFyLmdvb2dsZS5jb20

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■g*ワークショップレポート: 新春LT大会2010

日時: 2010/01/27(水) 19:00-21:00
場所: 渋谷パーティスペースPOINT

2010年最初のg*ワークショップは、いつもとは違い、渋谷のお店を借り切って
飲み食いしながら全員参加のLT大会です!参加人数は20名弱と決して多くはあ
りませんでしたが、リラックスした雰囲気の中、くじ引き順で多彩なテーマの
Lightning Talkが繰り広げられました。

イベントの性質上、全員のLTをレポートするのは難しいので、以下にスライド
が公開されているものだけピックアップしてごく簡単にご紹介します:

* 根本さんの恒例botネタ // 後半のfollower数分析が面白かった
http://www.jggug.org/g-workshopbenkyou-kai-shiryou/file-archives/JGGJG_LT_2010Nemoto.pdf
* 山田さんによるBDDフレームワークSpockの紹介 // LTじゃもったいない!
http://www.jggug.org/g-workshopbenkyou-kai-shiryou/file-archives/LT.pdf
* 山本さんのClojure/Groovy++/Grails 1.2.1話 // LTなのに特盛りすぎ!
http://d.hatena.ne.jp/mottsnite/20100207/1265556959
* 速水さんのGroovyの割り算問題<デモ付き> // 実用上重要!
http://www.tobikkiri.org/files/jggug/jggug20100127.pdf
http://www.tobikkiri.org/files/jggug/DivideDemo.groovy
* 関谷のGrapeネタ
http://d.hatena.ne.jp/ksky/20100128/p1

上記以外にも、Grailsへの疑問集とか、ちょっとアートなデモとか、Groovyた
ん誕生秘話とか、業務や実サービスでのGrails利用の苦労話など、興味深い内
容が満載で、「新春」にふさわしい全員参加型の楽しめるイベントになったの
ではないかと思います。参加者=発表者のみなさま、ありがとうございました。
ぜひまたやりましょう!

次回のg*ワークショップは3月末頃、BDDおよびGrails 1.3をテーマに開催す
る予定です。お楽しみに!
(by 関谷)
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■G*なブロガー: ゲンゾウさん

こんにちは,はてなダイアリーで「ゲンゾウ用ポストイット-new」というブロ
グを書いているゲンゾウです。よろしくお願いいたします。

あらためて自己紹介を。
* 名前:若林利秋
* 住所:大阪府
* 好きなOS:ubuntu
* 好きなエディタ:jEdit
* 好きな言語:もちろんJava、Groovy!
"ゲンゾウ"は昔からのあだ名です。(ヒント:あだ名をつけた知人はジャンプ
黄金期世代です。)

始めてGroovyと出会ったのは4年ぐらい前だったと思います。JVM上で動作す
るスクリプト言語としてrhinoやpnutsなどがあり、それらに比べるとGroovyは
起動が非常に遅く、起動に十数秒かかっていました。文法も今とは大きく異な
るものでした。defがなかったと思います。クロージャに|とか使っていた記憶
が。その頃では考えられないぐらい今のGroovyは進化していますね。

今も昔も変わらないGroovyの魅力は以下の点ではないかなと思います。
* javaとの親和性(javaコードをほとんど変更せずに動作する)
* 既存のjavaライブラリの利用が楽($HOME/.groovy/libディレクトリにjar
ファイルを置くだけで使える)
* 強力なList、Mapクラスへの拡張(find、findAll、collect、sort、eachメソッド)

特に三点めはrubyやjavascript(prototype.js)などにもありますが、List、
Mapの拡張メソッドの使い方を学ぶだけで生産性が2、3倍は上がるといっても
過言ではないと思います。綺麗なコードだなと感じるものはこの辺の拡張クラ
スの使い方が上手だなと感じます。

ブログのアクセス数は十数人/日程度と少ないです。僕のことを知っていただ
いた方の多くは、「どう書く.org< http://ja.doukaku.org/ >」というサイト
で見つけてくださったようです。どう書く.orgにはプログラムの課題が多数掲
載されており、好きな言語を選んで解答を掲載できます。Groovyの勉強にと気
軽な気持ちで始めたところ、いつの間にかGroovyでの解答率が多くなっていま
した。解答は決して綺麗とは言えないですが。

最後になりますが、今後もブログ、どう書く.orgにてGroovyネタを取り上げ
ていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

▽ゲンゾウ用ポストイット-new
http://d.hatena.ne.jp/genzouw/

▽どう書く.org
http://ja.doukaku.org/user/793/

▽Twitterアカウント
genzou
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■Grailsプラグイン探訪: 第九回「Clojureプラグイン」

ここ最近GroovyをはじめJMVで動作する軽量言語が注目されていますが、lisp
から影響を受けたClojureという言語をご存知でしょうか?

JVMで動作するlispマナーな言語はこれまでもいくつか存在していたのですが、
STM(Software Transactional Memory)のサポートやJavaライブラリとの親和性
の高さの点から実用への可能性が高い言語として非常に注目されています。今
回はそのClojureをGrailsで利用してしまおうというプラグインをご紹介します。

Clojureプラグインはプロジェクトのsrc/cljディレクトリにClojureスクリプ
トを配置して、任意クラスから呼ぶことができるというプラグインです。

Clojureでは遅延評価・遅延シーケンスの表現が可能、そして並列処理につい
てもアドバンテージがあり巨大なコレクションの計算などに非常に効果を発輝
します。「わざわざClojureに計算させなくてもいいんじゃ…」と思われる方
もいらっしゃると思いますが、実際に計算をさせるのではなく、巨大なコレク
ションを容易に扱えることを利用してオンメモリでのオレオレKVSの仕組みな
どにも活用することができるかと思います。

また現状ではClojureで作成した関数に引数としてドメインクラスなどを直接
渡して扱うことはできないのですが、Grails側でGroovyなクロージャオブジェ
クトでラップすることによってClojure関数の中からcallすることが可能であ
るため、ひと手間加えればClojureのシーケンスとして扱うことも可能になっ
たりするかもしれません。

おそらくS式に馴染みがない方は大量の括弧に「うっ」と思われるかと思いま
す。ただその大量の括弧のなかに潜んでいるのはクロージャの考え方にほかな
らず、Clojureに触れることによってGroovyクロージャに対する捉え方も変わっ
てくるかもしれません。クロージャ・オブジェクトに対する考え方の棚卸し的
な側面からもClojureプラグインに触れてみるのも一興だと思います。

ClojureおよびClojureプラグインの詳細については参考リンクをご覧いただけ
ればと思います。

参考リンク
▽Clojureプラグイン
http://www.grails.org/plugin/clojure

clojure.org
http://clojure.org/
(by 渡辺)
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// JGGUG ニュースレター Vol.9
// 発行元: 日本 Grails/Groovy ユーザーグループ (http://www.jggug.org/)
// 編集担当: 関谷
// バックナンバー: http://grails.jp/wiki/display/newsletter+archive
// Copyright 2009 JGGUG - 再利用は Creative Commons ライセンスによります:
// http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/
// お問い合わせ、ご意見等は newsletter[at]jggug.org までお願いします。

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