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スカイガールズ 第4話

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携帯@

未読、
2007/07/28 7:43:462007/07/28
To:
携帯@です。

スカイガールズ 第4話「休日の街角」について雑感など。

●全体を通して

 三人娘の休日と、新メンバー加入の話です。
 可憐が男の人に少しだけ慣れるまでの話が中心でしたね。新キャラのたくみと…フ
ラグ立っちゃうのかなぁ。

 ゆっくり話を描いていくのかと思ったら、瑛花が音羽や可憐に馴染むまでが、思っ
たよりも早かったのが意外です。こんな風に笑えるんだ…と、個人的には印象度アッ
プです。

 今回の舞台は横須賀中央駅周辺と駅近く(徒歩15分位)の中央公園と追浜駅。
 電車の描写が細かいのは、やはりマニアがいるんでしょう。
 街の描写が、女性比率が異常に高かったり、あちこちでビル建設中だったり、店の
品揃えが貧相だったりする形で描かれているのは細かいですね。


●分かり易いツンデレ

瑛花「本来じゃ一週間の草むしりじゃ済まないわよ」
遼平「誰のせいだと思ってんだよ」
瑛花「別に、助けて何て頼んでないわ」

 今日も兄様への手紙を最近贈られた万年筆で書いている可憐。
 「兄様…」毎回、このパターンで始まるんでしょうか。
 取りあえず、贈り物をくれる位なので、実は死んでいたりしなくて良かった。
 そう言えば今更何ですが、

 音羽と遼平は、瑛花を助けるために無許可で出撃した件、やっぱり罰を受けてまし
たか。瑛花も言っていましたが、軍なのに草むしり一週間程度で済んでラッキー?
 そこに罰の終了を告げに来た瑛花。助けて貰ったのに、助けてなんて頼んでないと
言いつつ、二人にお茶を差し出すその態度。遼平にすらツンデレだとばれてますな。

●可憐だけ初飛行略

可憐「そうそう。それから私もようやく空を飛べました。訓練は順調に進んでいます
   から、心配しないで下さいね」

 一番、飛び立つのに苦労しそうな可憐の初飛行エピソードがあっさりと略されてし
まいましたか。
 取りあえずは、三機編隊で周回飛行しているだけみたいですが、それでも可憐はち
ょっと操縦に苦しそう。前回も思ったのですが、ちょっと気を抜くと勝手に妙な挙動
をする戦闘機械って怪しすぎる…。

●燃料は愛

可憐「音羽さん、本当に零神が好きなんですね」
音羽「うん、大好き。乗る度に好きになって行くんだ。可憐ちゃんは?」
可憐「私は、スピードも速いし、高い所も怖くて…」
(中略)
嵐子「そんなのすぐに慣れるわ。その内ソニックダイバーを手足のように動かせるよ
   うになる。そしたら気持ちええで」
可憐「そうでしょうか」
嵐子「うん。まぁ、それには、まず、ソニックダイバーを愛して愛して愛し抜かなあ
   かんけどな」
可憐「愛し抜く、ですか?」
嵐子「そうや。惚れた男にゃ死ぬまでつくす。大阪で生まれた女の定めや」
晴子「男の話ちゃうやろ」

 訓練終了後、「今日もありがとね」と零神にお礼を言う音羽。
 瑛花を助けた時の回想シーンで零神のことを「この子」と言っている位、零神が大
好き。やっぱり、零神自体が弟さんと関係あったりして。

 ソニックダイバーを手足のごとく操れば気持ち良いという嵐子。…って、貴方は乗
ったことがあるんですか…と突っ込みを入れる間もなく、そのためにはソニックダイ
バーを愛して愛し抜くがが必要という嵐子。
 惚れた男にゃ死ぬまで尽くすって、何だか話が別方向にずれて来ていますが…と思
ったら、最後には自分で何の話か忘れている嵐子さんが最高です。

 ……で、ソニックダイバーが男性だと誰が決めたんですか。
 男性のソニックダイバーと一体になるのが女性パイロット…と考えると、何だかい
やらしい。

●初めての休暇

音羽「えー!? お休みですか?」
冬后「そうだ。緋月少尉がくれるとさ」
音羽「やったやったやった~! 初めてのお休み」

 訓練を初めて一ヶ月。MOLP値は確実に上がっているものの、緋月少尉は、この
程度と不満そう。三人に疲れが見えていることに気づいていた冬后は、彼女達が休み
無しだと示唆し、三人は初月給の翌日に休暇が与えられることになり、音羽は大喜び。

 一ヶ月休み無しで訓練してたんですか!? …という事実にびっくりです。
 多分、そうしなければいけない事情があるとは思うのですが。
 そして、そのような悪い待遇であるにも関わらず、瑛花はともかく、音羽や可憐が
全く不満に感じている様子が無いですね。音羽は人手不足の島にいたから&可憐は使
命感からかなぁ。

 緋月さんは少尉だったのか。前回、冬后が緋月をぶん殴っていたのも、それなら問
題ないですな。指揮系統が違うらしく、直接は命令出来ないようですが。

●遠足に行く前の子どものようだ

音羽「あのー。瑛花さんは」
瑛花「行っても良いわ」
音羽「え!?」
瑛花「何? 行っちゃまずい訳?」
音羽「ううん。ちょっと意外で」
瑛花「勘違いしないで。私も欲しい物があるだけよ」

 給料を計算した結果、仕送りと生活費を差し引いても少し余ることが判った音羽は、
可憐に街に買い物に行こうと提案。
 そして、恐る恐る瑛花も誘ってみたところ、瑛花もあっさりと了承。化粧っ気無さ
そうにみえる瑛花が一番熱心にお肌を手入れしているのが何とも。

 そして、明日に備えて早く寝る音羽…小学生ですか。

●誰か噂してます

可憐「あ、いえ、お休みのこと、ひょっとしたら、冬后中佐が言って下さったのか
   も」
瑛花「それは無いわね。あの人がそんな細かい気配り、出来る筈がないもの」
音羽「そうだよ可憐ちゃん。だって冬后中佐だよ。冬・后・中・佐」
可憐「そうですね。冬后中佐ですものね」

 翌日、京浜急行線で追浜から横須賀中央へ遊びに出た音羽達。
 休みをくれた緋月少尉に感謝する音羽。しかし、可憐は冬后中佐が言ったのかもと
想像します。……が、音羽に速攻で否定されてしまいます。近くでしごかれているだ
けに、冬后中佐のことが良く見えていないんでしょうね。

 音羽達の乗った電車はもろに京浜急行の1000形(新)。420番の車輌は、普通電車
に用いる4両編成のものです。というか、今日その現物を目撃しました(笑)。
 この後、横須賀中央駅のシーンや追浜駅のシーンで出て来ますが、シーメンス製の
インバータ駆動音(俗に言うドレミファインバータ)まで忠実に再現されているので、
実際に音を録音したのかも。
 追浜から横須賀中央まで行く途中、車窓からは建物が邪魔だったり山だったりで、
このような感じに車窓から海が見えることはありません。きっとワームとの戦闘で建
物が無くなったり山が削れたり(略)。

●誰か噂しているとは考えないらしい

七恵「明日配属になる、新しい通信士です」
冬后「ふーん。まぁ、俺の部下じゃないし、別に良いけどな」
七恵「でも、通信士とパイロットは密接なコミュニケーションが必要ですし、中佐か
   らも指導して頂かないと」

 音羽達が噂をしている頃、管制塔でクシャミをしていた冬后。
 七恵は、明日配属される通信士の資料を見ていた。
 このシーンでの七恵の依頼を後でしっかりと冬后が実践しているのが偉い。

●色気より食い気

音羽「美味しい。瑛花さんも食べれば良いのに」
瑛花「遠慮しておくわ。ウェイトコントロールするのも大切なつとめだし」
音羽「えー。勿体ない。こんなに美味しいのに」

 横須賀中央駅に到着した音羽達。駅が現在よりも小さくなってます。
 背景に見えるはずの商業施設も工事中。
 背景に見える山も戦闘で穴が穿っていて、痛々しい。
 ちなみに山には、後のシーンで見えるモニュメントが映ってます。本当は、この位
置からは見えないと思いますけど。
 街のメインストリートは今と同じのようですが、建物は無くなって再建されたもの
らしく、全然今とは違います。歩道に露店が建ち並んでいたり、通りにはバスしか走
っていなかったりと色々と不足しているのが伺えます。それと、通りを歩いている人
が女性ばかりで男女比が偏ってる。

 さて、街中で出会う食べ物全てが珍しい音羽は、ドネルケバブの屋台で舌なめずり。
肉を殆ど食べたこと無い…何だかガンパレみたいな世界だ。

 島から一歩も出たことが無いので無理もありませんが、それにしても食べ過ぎです。
ウェイトコントロールするのも大切な勤めだしという瑛花。そう言えば、ソニックダ
イバーは体重制限があるという話です(TVでは未だ出ていない設定ではあります
が)。

 ドネル・ケバブによだれを垂らす音羽のシーンで、背後で写真撮っているたくみが
もう出ていますな。

 音羽の口についたソースを拭おうとハンドバッグを開けた可憐。
 この時、兄様の万年筆を落としてしまいます。
 先程の少年=たくみはそれを拾いますが、人混みの中、可憐達を見失ってしまいま
す。

 このシーンの時の田丸屋宝石店も実は実在します…。

●心を豊かにするための投資

瑛花「こ、これは無駄遣いじゃないわよ。心を豊かにするための投資よ、投資」
可憐「確か、このお店のチョコレート、もの凄く高いんですよね」
音羽「前から思ってたけど、やっぱり瑛花さんってお金持ちなんだ。家の人は何をし
てるんですか?」
瑛花「家の話はしないで」

 焼き鳥、クレープ、ソフトクリームと買い食いを続ける音羽。
 音羽の無駄遣いを窘める瑛花は、高級チョコレートをショーウインドに見つけると
態度を一変、「やっぱり買いよ」と言い、音羽と可憐は唖然。

 この一件だけで無く、瑛花がお金持ちだと感じていた音羽は、瑛花の家のことにつ
いて聞くが、瑛花は家の話はしないでとチョコを買わずに行ってしまいます。

●一筆一筆に想いを込めて

音羽「可憐ちゃんのお兄さんって何してる人?」
可憐「建築関係のお仕事をしています」
瑛花「建築? 設計とか?」
可憐「はい。でも、あまり詳しいことは知らないんですけど」

 ゲームセンターで遊び、三人でプリクラ撮影。端末にそれぞれ転送して笑い合って
いるシーン、とても良いですね。瑛花、ツンツンしているのから、馴れ合うまでが早
すぎです。

 瑛花は高級そうな鞄屋、可憐が便箋を買うために文具店に。
 鞄屋さん、ある所にはある…という高級そうな店。
 一方で文具店の品揃えが異常に寂しい様子が、物資が窮乏しているのを感じさせま
す。食べ物と着る物優先で、それ以外は後回しなんだろうか。

 カフェで可憐の兄様について訊ねる音羽。
 音羽は兄様が建設関係の仕事をしていて、電車ですぐの場所に居るという。
 兄様から手紙、ちゃんと返事貰っていたんだ。
 紙とペンで無いと駄目だという可憐は万年筆の話をします。
 音羽の求めに応じて万年筆を見せようとした可憐は、万年筆が無くなっていること
に気づき、可憐は探すために走り去ってしまいます。
 音羽も瑛花と、万年筆を探すことに。

●痴漢と間違われるのはお約束

音羽「ちょっとあんた」
たくみ「あ…」
音羽「可憐ちゃんに何したの?」
たくみ「僕は別に何も」
瑛花「現に泣いてるじゃない。ナンパ? それとも痴漢?」
たくみ「ち、違うよ。君、説明してよ。ねぇ」
可憐「や…」
たくみ「え…」
音羽「可憐ちゃん、危ない! てやー!」

 街を探し回る可憐ですが、しかし万年筆は見当たらず。
 そして、瑛花と音羽も文具店を探していますが、万年筆がどのようなものかを見て
いないということに気づく。

 可憐は、どこで最後にバッグを開けたのかを思い出し、その場所に向かいます。
 思い出し、そこまで辿り着けるというのは、可憐が記憶力が優秀ということをさり
気なく表現しているような。

 そして、落としたと思われる場所に着いても見当たらない万年筆。
 途方にくれる可憐の前に、兄様の万年筆が差し出されます。
 万年筆を出したのは、カメラを首から下げた少年=たくみ。
 嬉しさのあまり泣き出してしまう可憐。
 そんな可憐の姿を誤解して、誤解を解いて貰おうと可憐に触れたら嫌がられて更に
誤解されて成敗されてしまったたくみ、お約束ながら悲惨だ(笑)。

 気絶したたくみ。しかし、可憐の話で誤解だと知り、三人はたくみに平謝り。
 たくみにお詫びに奢ることにするのでした。

●町外れのお勧め屋台

たくみ「うん。建物とか街が好きなんだ。移動中に撮ったものが多いけど」
音羽「この写真の中に、可憐ちゃんのお兄さんが作った建物もあったりして」
たくみ「へー。お兄さん建築士なんだ」
可憐「う…」
たくみ「どうしたの?」
音羽「フフ…。可憐ちゃん、男の人と話すの苦手なの」

 たくみが知っていた町外れの公園にあるホットドッグの屋台。
 そこでホットドッグを奢る音羽達。
 実際、お勧めだけありその味は瑛花の舌をも満足させるもの。

 たくみはここの住人という訳ではなく、仕事先に向かう途中で、写真を撮っている
時に偶然屋台を見つけたのだと言う。
 立派な一眼レフデジカメを持っていたたくみは、建物の写真を撮るのが好きなのだ
と言う。実際には、フィルムが良いのだそうですが、この時代でもやはりフィルム愛
好家がいるのか……。

 さて、特徴的なモニュメントが目立つ公園。
 このモニュメントは、横須賀市の街を見下ろす中央公園にある、「平和のモニュメ
ント」です。ちなみに、ホットドッグの屋台は公園にはありません。^^;;;;

●人間の底力

瑛花「…南の方はまだ破壊されたままね」
音羽「ホントだ。街はあんなに活気があったのに」
可憐「改めて見ると、あの大戦で色々な物が失われてしまったんですね」
(中略)
たくみ「そう悲観することも無いよ」
(中略)
たくみ「人は生きる力を失ってない」

 時は夕暮れ。たくみは夕暮れ時にモニュメントのある高台から見える東京湾を見せ、
音羽達は歓声を上げる。
 しかし、その場所からは未だ廃墟のままの市街地が見えていた。
 だがたくみは、そう悲観することも無いと、別の方角に見える、復興した町並みを
見せ、人は生きる力を失っていないというのだった。
 モニュメントのある場所からは、大体同じような風景が見えますです。

●お礼、言ってなかったのか

可憐「私、あの人のお名前を聞くのも、お礼を言うのも忘れてしまいました」
音羽「ああ。あの男の子? そう言えば」
瑛花「また、街に行けば、会えるかもよ。建物の写真、撮ってるかもしれないし」

 追浜駅に戻って来た音羽達。楽しかったという音羽。だが、可憐は浮かない表情。
可憐は、少年=たくみの名前を聞くことも、お礼を言うのも忘れてしまったのだと言
う。

 どうやら、追浜駅は現在と大体同じ姿を止めているようです。

●再会

たくみ「本日付で配属になった、通信士の速水たくみです。宜しくお願いします」
(中略)
冬后「パイロットと通信士はコミュニケーションが大事だからな。仲良くやれよ」
七恵「え…あ…」
(中略)
可憐「兄様、今日、男の人とお話出来ました。しかも、握手まで。やっぱり、男の人
   とお話するのは、緊張してしまいます。でも、ちょっとずつ勇気を出して、気
   軽にお話出来れば良いなと思います。そうすればきっと兄様とお話する時も、
   緊張しなくなるもの」

 翌朝。端末を落とした音羽は大騒ぎ。音羽を見捨てて先に行こうとする瑛花に、音
羽は半泣き。そんな彼女に端末を差し出したのは、制服姿の昨日の少年=たくみだっ
た。

 冬后中佐、「へいへい」という感じで七恵の依頼を聞いていたのに、ここでしっか
りとパイロットと通信士のコミュニケーションの話をしているのが偉い。

 通信士として配属されたたくみと挨拶する瑛花と音羽。
 しかし、可憐は相変わらずもじもじしたまま。
 冬后は、たくみの背中を押して、無理矢理握手させてやるのだった。
 そして可憐は、たくみに万年筆のお礼をやっと言う事が出来るのでした…。

 可憐の手紙。兄様相手でも、緊張するんだ、可憐。
 手紙ばかりで、すぐ側にいるのに会いに行かないのは、それが理由か。

●次回予告

瑛花「軍事上層部の視察のため、練習に励む私たち。だけど、チームワークはバラバ
   ラ。こうなったら、私が二人を特訓するしか無い。音羽、可憐、覚悟は良いわ
   ね。次回、よろしく! ゼロ」

 あんな巫山戯た外観の新兵器ですから、上層部の受けはあまり良くなく、きちんと
お披露目しなくてはいけない…というのはお約束ですな。…で、三人の息を合わせる
って、やっぱりユニゾン(違)。

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