人民解放軍の指揮下で捉えられたことは言うまでもない。
http://www.fujita.co.jp/information/img/20100924.pdf
2010年9月24日 株式会社フジタ
中国石家荘(セッカソウ)におけるフジタ社員の取調べについて
標記の件につきましては、関係各位に大変なご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳な く、大変遺憾に存じております。
つきましては、下記のとおり現況をご報告させていただきます。 何卒、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
記
1.これまでの経緯 当社が中国で受注を目指している、旧日本軍の遺棄化学兵器廃棄処理関連工事の現地 調査のため、9月20日より河北省石家荘に出張した日本人社員4名(国内職員2名、 現地法人出向職員2名)と連絡が取れない状況である。詳細については現在調査中で す。
2.拘束されている社員の氏名
佐々木善郎(ササキヨシロウ) 44歳
橋本博貴(ハシモトヒロキ) 39歳
高橋定(タカハシサダム) 57歳
井口準一(イグチジュンイチ) 59歳
国際事業部建設部次長 営業本部営業統括第五部次長 国際事業部中国現地法人出向 (工務・積算副部長) 国際事業部中国現地法人出向 (副総経理兼設備統括部長)
(上記 4 名の他、中国現地法人中国籍社員 蔡銀生(サイ・ギンセイ)51歳も同行 し、同じく連絡が取れなくなっている。)
3.現地出張の理由 当社は以前、南京で遺棄化学兵器処理関連工事(本年8月完成)の一部を内閣府から 受注した。今回その第二弾ともいうべきプロジェクトのプラントメーカー対応業務が 公示されたため、当社として前回同様に取り組めるかどうかを調査すべく現地視察を 実施した。
4.事件発覚の経緯 9月21日午前、当社の中国現地法人に上記4名のうち1名(高橋 定)から救助を求 める携帯電話のショートメールが入った。(中国語で救命) その後、この 4 名と連絡を試みるが、連絡がつかないため、21日に現地法人の責任 者が石家荘に向かうと共に、外務省へ調査依頼を行っていた。
以上