Googleのイノベーション文化(Democratic innovation)とプロトタイピング文化

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Yasunobu Kawaguchi

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Mar 21, 2011, 4:40:50 PM3/21/11
to AgileUCDja - Agile UCD Japanese Study Group
かわぐちです。

 全く聞けてないのですが、QCon 2010 San Francisco の Google
の人の基調講演が公開されています。Googleのイノベーション文化(Democratic
innovation)とプロトタイピング文化について言っているようです。GoogleはHTMLベースのプロトタイプをささっと書ける能力を重視しているとどっかで見たような....。

 InfoQ: QCon Keynote: Innovation at Google
  http://www.infoq.com/presentations/QCon-Keynote-Innovation-at-Google

 発表概要
  http://qconsf.com/sf2010/speaker/Patrick+Copeland

kawaguti

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Mar 22, 2011, 8:33:28 AM3/22/11
to AgileUCDja - Agile UCD Japanese Study Group
かわぐちです。

 自分メモ。

 アジャイルなイノベーションということで、
  イノベータ(アイデアを生み出す人)はアイデアに勝る。
  Pretotype(ペーパーモック) は Productype(しっかり作った製品プロト)に勝る。
  データは、意見に勝る。
 ということでした。

 500のアイデアを試す。
 ビジョンと幻覚。アイデアも現実的なプロトタイピングやデータで試さなければイノベーションに至らない。

FLOP = Failure on Launch Operation or Premise
製品リリース時に失敗するパターン

I:新製品を試してもらうために招待した人数
T:実際に試した人数
R1: 1週間後の再利用者
R2: 2週間後の再利用者
R4: 4週間後の再利用者

Google Wave は I,Tが大きかったが Rx が小さく失敗。
Gmailは大成功

マーケットのコンディション
Clone Wars: メインフレーム と 初期のPC => Googleは現在 Android でこの状況
Fast Following: Lotus Notes と MS Office => Googleは現在Chromeでこの状況
Unique Advantage: AT&T と Sprint => Google Search

I,T,R1,R2,R4 の各対象者で実験を行うことが重要

まとめ
#1 Pretotype で実験する
#2 開発したら、リリースしてテストする
#3 捨てるか、#2を繰り返す
#4 イノベーションをデータによって定位置に保て

Prototyping Manifesto
innovators beat ideas
pretotypes beat pruductypes
data beat talking
doing beats talking
simple beats complex
now beats later
commitment beat committees

FLOPのところが、勉強になりました。
あと、最後の資料がプロトタイピング海賊で、グッと来た。

T.Tarumoto

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Mar 22, 2011, 9:39:42 AM3/22/11
to agile...@googlegroups.com
樽本です。

良い情報ありがとうございました。

Pretotypeのサイトがありました。
==> http://www.pretotyping.org/

ちょっと解説も出ているので、多少参考になると思います。

ところで、「Pretotype」というのは、要するにプロトタイプのことです。

ただし、プロトタイプという言葉は、一般に誤解されていて、
「プロトタイプを作って」とエンジニアに頼むと、
多くの場合、彼らは本格的に製品を作り始めます。

それで、最近はプロトタイプと言わないようにしようという風潮が広まっています。

じゃあ、何と呼ぶか?
・Low-fi prototype(最もオーソドックス)
・Durty prototype(奥出先生のブログで知った)
・Tinkerling(IDEO流)
・Sketching(ビル・バクストン流)
etc...

それぞれの「流派」がそれぞれの用語を使っています。
オリジナリティを訴求するために言葉を作るというのは、何とも米国っぽいなと思います。

でも、現状では用語が多すぎて、流派が異なると意味が通じなくなってしまっているので
ちょっと本末転倒のような気がしています。

言いたいことは1つなんですよね。
要するに――「まだ作るな! もっと考えてから作れ!」

かわぐちです。

自分メモ。

500のアイデアを試す。
ビジョンと幻覚。アイデアも現実的なプロトタイピングやデータで試さなければイノベーションに至らない。

I,T,R1,R2,R4 の各対象者で実験を行うことが重要

--
AgileUCDja: http://groups.google.co.jp/group/agileucdja

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